1 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:
2
ペ4
懐かしいスレだな
hosyu
今年は4か所チューチューされますた。
すごく今更感を感じるのは気のせいだろうか?
しんぱいだー
よう立ててくれた
待ってたぜ蚊タン
勢いがないのは絵が投下されていないからだ
勢いがないのは俺が水性キンチョウリキッドを使っているからだ
>>12 そんなつまらないこと言うために、こんな所に呼び出したんですか?
蚊も親父も上がらせないのよ吹いた
即死回避はできたのかな?
支援しまっしょい。
蚊たんとこありたんに群がられて跡形もなくなる漏れの絵とかキボン。
蚊たんお絵かき掲示板とか作って
みんなに気軽に描いて貰えば活性化するかも・・・
うお!新スレ1枚目の加担キテタ!
bmpのままだったからスルーしてたよ
即死しないかしんぱいだー
>>20 乙。そしてGJぶううっ!
なんだか衣装が裸エプロンぽくて、そそるものがありますね。
こりゃたまらん。
>>1 スレ縦乙!
ずーっと待ってたよ。
>>22 多分もう大丈夫…
>>18 このスレの伝統として、SSの投下も歓迎ということはどうでしょうか?
今年はあんま蚊たん大虐殺してないな。
26 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2005/08/17(水) 13:56:05 ID:e3+e769b
無理矢理TOPに飛ばされるのですが
TOPから取りに行きゃいいだろ。
もうながれてるっぽ
>>30 グレイト!!
俺の生き血でよかったらもうドバドバッと出しちゃうよ~
音が嫌いっての多いけど、音がしなかったら知らんうちに刺されまくってもっと困る。
それにしても蚊って一度つぶし損なうと物陰にかくれてしばらく出てこないのが陰険で
ほんとムカつく。足元とか背中とかちゃんと人間の死角も知ってるし。
それにくらべるとハエは平気で人の目の前をブンブン飛び回るのが無邪気で憎めない。
物陰に隠れて「くくっ、バカな人間」ってほくそえんでる蚊たん。
「え、やだ こんなのさっきまでなかったよぉ… んぁうぅ…からだに ち ち、ちからが…は、はいらない…よぅ…」
「へっへっへ どう料理してあげようか」
蚊の目玉スープ。
39 :
さむらい:2005/08/25(木) 18:19:52 ID:IKbDT3m1
「か、かゆい!」
腕を見ると妖精の様な面構えをした子鬼がいる。
刀で子鬼をぶった切ってやる。
「殺す!鬼炎斬!」
「当たりませーん」
「しぶとい奴めぇ 大人しく刀の錆になれィ!
うらぁ!切り捨て御免!」
40 :
さむらい:2005/08/25(木) 18:20:56 ID:IKbDT3m1
「だから、当たんないって」
「うぬのハラワタかっさばいて
地獄の鬼に食らわしてくれるワ!」
「む!隠れたな!」 ※江戸時代にノーマットはありません
「あー、危ない危ない。もう少しで首が飛んでたよ」
「見つけたぞ!首はもう洗い終えたか? いざ、成敗!! 」
「げ、ヤバイね、コレは。」
「まずはその体から
3まいにおろしていこうかのゥ! 」
「みんなー、おいでー」
ブーンブーンブーンブーン
「絡め魂辻疾風咎首晒しの刑だ!」
知らぬ内に、大量の子鬼が飛び交っておる。
「ぐあ!不覚!」
全身を刺された。このままでは体中の血が無くなる。
「むん!切腹!」
グチョ! ハラワタを貫通した刀と共に、侍は逝った。
お侍さんに蚊が苦手なオレンジをドゾー
つ○
ほしゅ
夏ももう終わる・・・
だが蚊たんは終わらない
俺は昨日の夜蚊に刺されまくったから大丈夫だ。
でも最近じゃ蚊たんの羽音よりコオロギたんやスズムシたんの声が目立つなぁ
昨日ベッドの中で「プーン」って音がした。
翌朝、腕に二箇所、顔に一箇所腫れ物が。
>>48 いやいや、夜外が寒くなってきたこの時期だからこそ蚊タンは温かい部屋の中に入って来るんだよ。
そして屋内では蜘蛛なんかも増えて蚊たんが狙われている
何だこのチビは!大きな闘気を感じたが…ただの蚊か!
何だデカブツ 筋肉以外にも中身は詰まってんのか?(ポンポン
ほざいたなムシケラ!踏み潰してくれるわ!
「あっ・・・ビクッってしてる・・・」
俺のそこに手を触れた蚊タンは熱の上がりきった鍋に触ったように手を引っ込めた。
「凄く熱い・・・」
恍惚とした表情で蚊タンはそこを一生懸命さすり、俺の楽にさせようとしている。
その姿がたまらなく愛しい。
やがてその手での愛撫を終え、いよいよ口で行為をする体制に入った。
「・・・優しくするね。んっ・・・ちゅむ・・・」
蚊タンが唇をそっとその場所に密着させ比較的優しく吸引する。そのなんとも言えない快感に
俺は興奮を隠さずにいられない。思わず女のような声を出してしまう。
「うっ・・・ぁ・・・」
「ちゅ・・・じゅる・・・はいひょうふ?(大丈夫?)」
「すまん、気を使わせちまって・・・大丈夫。」
「ぅ・・・ん・・・はむ・・・」
返事を聞いて安心したのか蚊タンはまたその行為の続きを始めた。満月の明かりだけが
この暗黒の部屋に差し込んでくる唯一の明かりである。そのおぼろげな明かりの中でさえ
蚊タンの黒髪は美しく光沢を出している。
その幻想的な輝きに誘われてか、思わずポンと蚊タンの頭に手を乗せてしまう。
「んむ・・・?」
突然の感触に少し驚いたようだが特に気にせず行為に没頭している。
そして──・・・
・・・
「たくさん、出してくれたね。・・・おいしかった。」
「あ、あぁ・・・もういいのか?」
「うん。それより・・・その、どうだった?」
胸の前で指をモジモジしながら上目遣いで俺を見つめる蚊タンはどこか幼い。
微妙に瞳に不安の色を浮かばせる蚊タンを安心させるように大きく頷き、微笑んだ。
「最初の頃よりもずっと、上手になったな。」
そう褒めるとその次はさらに『技』がうまくなり、その度俺は大量に吸われてしまう。
あ?何言ってんだよ。もちろん『血』に決まってるだろ?
56 :
53:2005/09/05(月) 21:25:45 ID:h0qBNbVM
すいませんorz
こんなものでもスレに貢献できるかと思って・・・
ちょっとでも萌えてくれたら漏れ成仏できそう(´・ω・`)
文章が幼稚でもなんとなく期待してくれた人達にオチについてお詫びをば。
>>53 あんまり血を分けすぎると次の夏には12人のボウフラタンが押しかけて来ますよ。
むしろ血じゃなかったら先っぽが痒くなって悶絶しそうだ
61 :
53:2005/09/06(火) 22:54:13 ID:wpyoNUJ8
どあっ!微弱にも好評反応があった・・・嬉しいです。ありがとう
>>57-59。
>>57その言葉でもう5回ぐらい成仏した(*・∀・)
>>58 12人・・・創作意欲を刺激される数字ですね。
>>59次はしっかりと股間に血を集結させられるように俺は頑張るぜっ
>>60 素敵な蚊タンナイス。ストローの形がいいね。
>>60 キタコレ!!!GJ!!!
このストローで刺されたら非常に痒そうw
蚊がさっき部屋にいた。腕を一箇所刺して逃げた。
「あ、見つけた」ってなるとすぐに逃げる。また見つけてもすぐに逃げる。
可愛い(*´Д`)
61氏はこれからSSデビューだな
>>64 デビューですか・・・嬉しい(´Д`*)
えぇと、投下する日数の感覚が非常に空く危険性があるけども少しでも足しにできるように
頑張っていきます。
キャラの詳細設定とかやったほうがいいな・・・
66 :
53:2005/09/08(木) 00:18:25 ID:aaSUsoVT
主人公 藤村 祐二(19)
・大学生。もちろん彼女居ない歴=年齢で特に秀才でもなく運動もそこそこでどこかのエロゲから沸いて
でたような男。性格は基本的に温厚だがちょっとひねくれてるところがある。根は優しいらしい。
一匹の蚊を人間体型に変えたことから血になんらかの秘密があると思われる。
蚊タン
・夏の寝苦しい夜に突如現れた、蚊。藤村 祐二の血を吸ったことで人間体型になってしまった。
元の 蚊の世界に帰るにも帰れずとりあえず祐二宅で厄介になる。
基本的にこの二人で。脇役とかは後でもいいかなと。
さっそく0話に当たる話を出そうかと思ってるのですけど肝心のモス子が
出てこないし、主人公の人物描写がながったらしいので読みたくない場合は
読まなくてもいいです。読んでくれる人は途中で気力がなくなるかとorz
67 :
53:2005/09/08(木) 00:19:43 ID:aaSUsoVT
モスキート0、『祐二という青年』
・・・暑い。何だこの暑さ。
7月の後半、初夏も過ぎそろそろ本格的な夏に入ろうとしているこの時期は俺にとっては天敵以外なんでもない。
この世で最も嫌な天敵は3つある。
『夏』と『学業』と『蚊』だ。
最初の項目は泳ぎに行けるという特典つきのため、まぁ許してやろう。
次の項目も学生である以上はやらねばならぬものである。
さて、三番目の『蚊』だが。実に忌々しいことこの上ない。何故か俺は血を吸われたことこそないが
部屋を飛びまわられると非常に邪魔だ。眠れない。
だからこの時期俺は毎年のように蚊取り線香を布団の回りに設置し、襲来するこの蚊達をことごとく撃墜しているのだ。
『蚊』は忌々しい。そう、思っていた。
一匹の『蚊』に出会うまでなぁ・・・。
68 :
53:2005/09/08(木) 00:20:20 ID:aaSUsoVT
大学が休みということもあり、俺は買出しに来ている。目的は言うまでもなく食料調達だがそれだけではない。
スーパーの中というのは基本的に涼しい。
部屋にクーラーのない俺にとってここは天国だった。用もないのにここにくることもしばしばある。
店からしてみればブラックリストに載せてやろうかというぐらい嫌な客だろう。
ばっさばっさと手軽に作れるカレーの材料をかごに入れていき、俺は雑貨コーナーに向かった。
69 :
53:2005/09/08(木) 00:21:10 ID:aaSUsoVT
季節によって売れるものは何かどうか目立っているものだ。『いまなら20%OFF』なんていうのも珍しくない。
その目立った商品の中で俺の興味を引いているのが『蚊取り線香』だ。
これを調達しなければ、蚊の恐ろしいアクロバット飛行を見せられる羽目になってしまう。
値段は少々張るがここで出費を惜しんでいては睡眠時間が削られてしまうだろう。
手早くそれをそれを掴むとかごに放り込みレジへと向かった。
70 :
53:2005/09/08(木) 00:23:45 ID:aaSUsoVT
・・・暑い。何だこの暑さ。
さっきと一言一句違わない台詞を呟き、片手にぶら下がってる買い物袋をもう片方の手に持ち替える。
カレーの材料というのは意外に重い。
この重い荷物を手に持ってこの暑さに耐え、さらに長い道のりを耐えるという地獄の試練のまっただなかに俺はいる。
こんな苦労をしてでも時々はカレーって食べたくなるものだろ?
・・・ならないか?
誰に話しかけてるのか分からないが俺はそうでもしないと体が持たない気がした。
本当に焼けるような暑さだ。材料・・・無事だろうか。
まだまだ家まで道のりは長い・・・。
モスキート1『蚊タン、襲来!』に続く・・・
おお!続き、期待して待ってまつ。
72 :
53:2005/09/08(木) 23:13:52 ID:aaSUsoVT
Msk,1完成しました。期待して待ってくれてる人がいるみたいなので投下。
蚊たんスレなんか過疎化してるorz
>>71 基本的に萌え路線で蚊タンを魅せようという魂胆ですが、エチーのも出します。
大きく期待すると泣きを見るかと・・・
今回ようやくモス子が登場。萌えなし、エロなしのある種嫌なSSですがご容赦願います。
73 :
53:2005/09/08(木) 23:14:35 ID:aaSUsoVT
無事に帰還して夕食を食べ終えた俺は風呂に入って寝る準備を開始する。
今時の若者はリッチだなと、我ながら思う。風呂付アパートは結構家賃が高いことが多いからだ。
親に感謝しないといけない。
・・・さて、早速この蚊取り線香を使用するとしよう。
パッケージには『これで蚊たんもイチコロッ♪』と書かれている。蚊『たん』?
細かいことは気にせずに昔なつかしの緑の渦巻きに火をそっとつける。さぁ、これで煙という名の毒ガスがっ・・・!
・・・・
・・・・・出てこない。
試しにもう一度付けてみる。
・・・やはりまるで一年放置した花火がしけったように反応がない。
不良品と頭の中で認識したが、仕方なく眠りにつくことにした。どうか、蚊が入りませんようにと願いながら。
74 :
53:2005/09/08(木) 23:15:20 ID:aaSUsoVT
プスッ
そんな擬音がぴったりという感じで一匹の蚊が俺の左腕にとまりストローを立てた。
今は夜中の3時。良い子は眠る時間だがトイレに起きたんだからしょうがない。
布団から出て立とうと思ったその時に、この蚊が来た。
普段なら神速の右手を繰り出してひっぱたいてやりたいところだが何故か目が離せない。
今までどんな蚊だって俺を(おそらく)吸ったことはなかった。
本能的にマズイとでも悟ったのだろうか。
しかし今この左腕の上の蚊はおいしそうにストローを立てて吸っている。
不思議と、惹かれた。
75 :
53:2005/09/08(木) 23:16:41 ID:aaSUsoVT
やがて満足したのか蚊はストローをしまい込んで飛び去った。
久しぶりに小さな生き物を間近で見たせいか俺は微妙に暖かい心持になりながらトイレへ急いだ。
ノブに手をかけてドアを開け──
ドスン
──られなかった。
何だ今の音は。後ろから音がしたんですけど?
・・・真夏の寝苦しい夜にホラーとかそういうのはやめてくれよ。数年前の『リング』の冒頭見ただけで泣きそうになったぐらい
俺はホラーにはめっぽう弱いんだ。今そういう類のが現れたら昏睡状態が1週間続く自信あるな。
そんなくだらないことを考えつつも首はゆっくりと後ろの方向へと向けられている。
76 :
53:2005/09/08(木) 23:17:21 ID:aaSUsoVT
『にんげんは こうきしんの かたまりだ』
とか昔童話で読んだことが・・・と、そこで思考はストップ。
完全に後ろの目標を捕らえたからだ。
暗いせいであまりよくは見えないが、女の子のようだ。頭からはピョコンと羽のような触覚のようなものが出ている。
背中からも透き通った羽みたいなのが出ていて、何やら神秘的な雰囲気を醸し出している。
上半身には何も身に着けてはいないということが、そこで分かった。仮にも男なので背中を向けられていても心臓は高鳴る。
女の子はゆっくりと首を後ろへ向かせた。
「・・・」
「・・・」
互いにかける言葉がなかった。俺も突然の事に思考が止まってたし、彼女もそれは同じに違いない。何者かは知らないが。
77 :
53:2005/09/08(木) 23:18:15 ID:aaSUsoVT
「・・・あ、あの・・・」
沈黙に耐え切れなくなったのか女の子は声を絞り出すようにして呟いた。
「私・・・なんでか、裸なんです。何か着るもの・・・もらえますか・・・?」
「あ、ああ・・・」
どうかしてる。見知らぬ女の子が突然出現したというのに俺は冷静にも服を探している。
ええい、思考がおかしくなったか?
タンスを引っ掻き回してるうちに大き目のトレーナーを発見し、後ろを向きながら彼女に差し出した。
「サイズは大きいけどこれなら結構隠れると思うから・・・」
「・・・あ、ありがとうございます。・・・よいしょ・・・」
女の子が着る間俺の頭はもちろんヒート寸前だった。状況整理ができない。
78 :
53:2005/09/08(木) 23:19:03 ID:aaSUsoVT
「もう大丈夫です・・・あの・・・」
そこで俺が振り向くとトレーナーをぴったり着こなした彼女が正座して太股の上で指を組んでいる。
「色々と聞きたいことがあって頭ごっちゃなんだけど、これを一つにまとめると質問は一個になった。」
「はい、私が何者か・・・ですよね?」
「・・・ああ。そういうことだ。」
俺の不安と警戒をよそに彼女は微笑みながら衝撃的な自身の正体を明かした。
「蚊、なんです。」
「は?」
・・・モスキート2 『蚊タン、同居?』へ続く。
なんか神がいる!!
GJです!
ところで質問なんですが、
>今までどんな蚊だって俺を(おそらく)吸ったことはなかった。
という主人公はなぜ蚊取線香を買ったんですか?
GJ!
>80
答え:吸われないが部屋を飛びまわられると非常に邪魔で眠れないから。 (30字)
82 :
53:2005/09/09(金) 07:23:35 ID:NPKCQzfJ
>>80-81 ぎゃあ、説明不足御免orz
そして代理説明ナイス・・・どうやら飛びまわるのは1匹や2匹ではないようです。
だから蚊取り線香を買ったのでしょう。
まさかGJといわれると思わず・・・続き考え中ですのでしばらく待ってください。
スレ活性化のために頑張るとですよ。
>53
GJ!
ところで先程、蚊が唇にとまったんで思わず払いのけてしまったのですが、これってなんかのフラグ?
53氏GJ!GJ!
SSデビューに間違いはなかった!
>>83 単に血が吸いやすい所でメシにしようとしただけ
86 :
53:2005/09/09(金) 23:01:59 ID:NPKCQzfJ
>>83-84 ㌧クス。今、モスキート2の『前編』完了。意外に長くなってしまったので
二つに分けました。投下はもうちょっとだけ後で・・・
>>85 2枚目テラモエス
87 :
53:2005/09/09(金) 23:34:20 ID:NPKCQzfJ
『前編』投下。本編の中で名前に触れるところがありますが言い訳は後でorz
二つに分けた割には比率が悪いです。
この辺からそろそろ文章力のなさがにじみ出てくるな・・・我慢してくれ。
88 :
53:2005/09/09(金) 23:34:53 ID:NPKCQzfJ
モスキート2 『蚊タン、同居?』
「蚊、なんです。」
「は?」
俺がキョトンとした顔をしながら瞳で「信じてない光線」を発射していたために
目の前の女の子は小首を傾げながら少し困った表情を浮かべた。
「信じては・・・もらえないのですか?」
「あ、いや・・・信じる。だって人の気配とかしなかったし、さっき背中の羽みたいなの見えたし・・・」
そう言いながらも俺は半信半疑だった。あの羽が本物か?っていったら証拠はない。
触れば分かるがそんな破廉恥なことは純情ボーイの俺にはできませんよ。
89 :
53:2005/09/09(金) 23:35:31 ID:NPKCQzfJ
段々と落ち着いてきたため今までこてっと忘れていた明かりをつけることにする。
暗闇にそれこそ10分以上も居れば目が慣れるので明かりを忘れてしまった。いや、8割は衝撃のせいだけどさ。
パッと明かりをつけると目の前の女の子は腕で光をさえぎった。
「わっ・・・眩しい・・・」
「悪い。すぐ慣れるとおも・・・」
『思う』と言いかけてそこで言葉が詰まった。暗闇では見えなかった彼女の顔つきや体つきがはっきりと今なら見える。
腰まであろう長い黒髪は光を受け光沢と呼ぶべき『輝』を放っている。
「な、慣れてきた・・・電気ってこんなに眩しかったっけ・・・」
女の子は呟く。
段々と開かれてきた瞳は紅蓮の赤。見ているだけで圧倒されそうな強い色だがどこか暖かみのあるそんな瞳。
その瞳に劣らず顔立ちもそこらの女性とは比較にならないほど整っている。
俺の貸したトレーナーの下から覗く白い太股はキチンと閉じられており柔らかそ・・・やめよう。おかしくなりそうだ。
90 :
53:2005/09/09(金) 23:36:16 ID:NPKCQzfJ
しばし俺が見とれているとやはり彼女は困ったように俺を見返した。
「?」
「すまん。それで・・・名前、聞いてもいいか?」
「・・・名前はないんです。ずっと「蚊」だったから。」
「名前がない?・・・そうか。よし、俺がつける。」
目を大きく見開き触角をピコンと立てて驚く目の前の女の子におかしな可愛さを感じつつ話を進めていく。
「蚊は英語で言うとモスキート。つまりこれを日本名にすればいいわけだ。さて、勘のいい諸君は・・・」
女の子は速攻で回答を返した。
「モス子・・・とか?」
「なっ・・・なぜそう思う?」
自分の考えを見透かされたことに俺は驚く。・・・む・・・。
「なんとなく、そうかなって。でも・・・少し納得できません。」
苦笑する女の子の表情は少しずつではあるが緩んできている。緊張が緩んでいるのかもしれない。
一度笑って欲しいな・・・
そんな考えがよぎった瞬間から俺たちの押し問答は始まった。
91 :
53:2005/09/09(金) 23:36:54 ID:NPKCQzfJ
「じゃあ、モスラ。」
「嫌です。何か大きな蛾みたいじゃないですか。」
「モス美。」
「いまいちピンと来ません。」
「モスバーガー。」
「嫌です。ハンバーガーなんて。」
「ケイト・モス。」
「マイナーすぎます。皆知りませんよ。」
「モカ。」
「・・・素敵ですけど、コーヒーじゃないですか。」
92 :
53:2005/09/09(金) 23:38:18 ID:NPKCQzfJ
・・・中々やりおる。よく人間界を知り尽くしてるな・・・
「何でそんなに知ってるんだよ。蚊のときに見たり聞いたりしたもの覚えてるとか?」
「そう・・・なりますね。もっとないんですか?候補・・・」
「さっき、モカが素敵って言ったよな。」
「なんとなく、ですけど・・・」
「よし、決定。どうだ?」
俺の強引なネーミングに''モカ''は何か言いたげに口をパクパクさせていたが納得したのかふぅと溜め息をついて微笑んだ。
「いいですよ。そう呼んでください。」
今、初めて微笑んだ。その微笑みはやはり顔がいいせいかとても上品で、見るもの全てを見ほれさせると言っても過言じゃないかもしれない。
「・・・可愛い。」
「え?」
とっさに俺は口を押さえた。しまった。声に出ちまった・・・!
「そ、そうだ!」
話題を切り替えるために俺はさっきのなぜ人間の姿になったかについて尋ねる。
モカは視線を落として原因と思わしき理由を述べ始めた。
93 :
53:2005/09/09(金) 23:45:59 ID:NPKCQzfJ
『前編』ここまで。詰めたら結構短編になった・・・改行のことを考えすぎだったか。
Msk4辺りからは注意する。
で・・・すいませんorz
今回と『後編』もまったく『魅』せどころがねぇよ・・・頑張ります。
乙。っていうかGJ!
これまで3時間半誰もレスしてないのね…
GJ!時間空くかもって言ってたけど全然早くて最高
98 :
53:2005/09/10(土) 20:46:16 ID:9ZN10HMX
今更蚊は「Mosquito」っていうスペルだということを知った。今までMskと書いてたのが
恥ずかしい・・・
>>94もっと人増えるように頑張る。ちなみに自分は読んでくれるだけで感謝感激です。
>>95たった今成仏しました俺。嬉しい・・・そして支援絵GJ!
>>96ありがとう。嬉しいです。でももうすぐ3日に一つとかそういうペースになるかも・・・
『後編』完了。誤字とか見直していつもの時間帯に投下します。
期待しないで待っててくれぃ・・・
100 :
53:2005/09/10(土) 22:48:53 ID:9ZN10HMX
>>99 わぁぁぁっΣ(゚Д゚;) 絵にしてくださった!神絵師様ありがとう!
まるで俺の想像から出てきたようだ・・・あなざーも現実にしますよ(`・ω・´)
まもなく後編投下します。
それにしても漏れの書いたSSが絵に・・・今夜は眠れません。
101 :
53:2005/09/10(土) 22:56:30 ID:9ZN10HMX
「多分、あなたの血を吸ったからだと思います。吸ってから少したってドキドキしだして・・・」
モカは胸に手を添えてその時の感じを再現している。
「で、気がついたらこうなってた、と。」
コクンと頷くモカ。
「元には戻れるのか?」
「今は戻れません。戻り方も知らないし・・・」
「しかも帰れない。そういうわけか・・・」
「・・・うぅぅ」
モカが唸りだした。いわゆる「口惜しや」の状態のせいだろう。
多分泣いてるわけではない。・・・多分。
「唸るな唸るな。もう分かったから。」
「ふぇ・・・?」
「ここに住めって。戻り方一緒に探すから。」
期待していなかったのかその誘いを聞いて、モカは戸惑いながら微笑んだ。
「ほ、本当に置いてくれるんですか?ありがとうございます・・・・!」
「いいよ。もう何でもこい・・・って・・・」
102 :
53:2005/09/10(土) 22:57:16 ID:9ZN10HMX
その瞬間俺の視界はグラリと揺れた。視線が天井へと移った。
一瞬のことに頭が少し混乱したが自分の上に乗っかってるモカを見て納得。
・・・押し倒された。
「お、お~い・・・モカ?」
「・・・た・・・」
「はい?」
小さくて聞き取れない。何か切羽詰ってるようだ。
「お腹・・・すいた・・・血・・・」
「おいおい!モカ!しっかりしろ!目がいっちゃってるぞ!」
モカの肩を掴んでとにかく揺する。モカは一瞬はっとしたがすぐにまたイっちゃってる目に戻って俺を見た。
綺麗な黒髪がモカの肩から零れ落ちて俺の頬を擦る。
「もひとつ、お願い。えへへ・・・血・・・血・・・くれます?」
その様子に思わず突っ込みを入れてしまう。なんとなく生命の危機な予感。
モカの瞳はどこまでも紅に染まっており、見るもの全てを惹きつける。30秒見つめられたら多分逃げられない。
「待て!お前は吸血鬼かこら!大体血ならさっき蚊の時に吸っただろ!」
「血・・・血ぃ・・・」
103 :
53:2005/09/10(土) 22:57:57 ID:9ZN10HMX
虚ろな目線で俺の首筋に迫ってくるモカ。ああ、迫ってくると柔らかいものが俺の胸に押し付けられっ・・・くそっ!違う!
当の本人様は相変わらず強い力で俺を押さえつけ、首筋にゆっくりと唇をあてがった。
意外に冷たい唇の柔らかい感触の誘惑に耐えながら必死に押しのけようとする俺の抵抗も空しい。
諦めて力を抜くと部屋は静寂に支配された。俺一人が怒鳴っていたようだ。まぁ、ちょっとぐらいなら・・・
そんな油断をしてみる。
──そして次の瞬間
104 :
53:2005/09/10(土) 22:58:41 ID:9ZN10HMX
ガブッ ブスゥッ
R12なスプラッタ音が静寂に包まれた部屋に響いた。
「・・・ぐっ・・・ぐおおおおおおお!」
人間は生命の危機に陥るほどの痛みを体感すると馬鹿力が出るに違いない。俺はまさに今その状態だ。
虚ろな瞳のモカを突き飛ばし壁まで左首筋を押さえて後ずさりする。
モカはと言えば、正気に戻ったようで俺を見て口を両手で押さえた。
「あっ、す、すみません!何か自分が自分じゃないような・・・!」
「落ち着けっ・・・痛いから喚くな・・・頼む・・・あぁぁ、血が凄いなこれ。」
押さえた手の指の隙間から容赦なく血があふれ出す。このままでは死んでしまうのも時間の問題だ。
しかし躊躇いもなくザックリとやってくれましたね。このモカめ。
・・・しかし押さえても一向に止まる気配がない。これは・・・?
105 :
53:2005/09/10(土) 23:00:19 ID:9ZN10HMX
「モカ・・・唾液になんか・・・入れたか?」
それを訊くとモカは豊かな胸をエヘンとそらせ、得意げに解説し始める。
同時に頭の上の触角も主の感情に合わせるようにピコッと立ち上がった。
「実は私達は人間の血液を凝固させないために特殊な」
なんとなく俺が死んでる頃に終わりそうな説明っぽいので空いてるほうの手を使って言葉を制す。
「だぁっ!説明はいい。もう分かったよ。気合で止める。」
ああ、俺は今最高に輝いてる。
バカなことを思いながらも真面目に生命の危機が迫っているため、俺は気合を入れた。
手にグッと力を込めて止血を試みる。それを心配そうに見つめるモカ。
106 :
53:2005/09/10(土) 23:01:17 ID:9ZN10HMX
しかし、しかしだな・・・
──気づくべきだった。気合を入れて力めば、当然血はあふれ出す。思考能力があまりにも欠落していた。
そんなこと馬鹿でもわかるだろって?自分の血をあれだけ見ればこうなるって。一度このモカに襲われるといいぞ。
・・・結果俺は救急車で運ばれ緊急輸血を行われた。
薄れゆく意識の中で俺はこの状況に明らかに合わないことを思い浮かべた。
モカ・・・お前・・・絶対『蚊』失格だ・・・
最後の聞いたのはあせった医者の『どうしたらこんなに血が出るんだ!』という怒鳴り声・・・だった。
モスキート3 『モカ、興味津々っ!』へ続く。
紫煙いる?
108 :
53:2005/09/10(土) 23:05:53 ID:9ZN10HMX
今回は展開が少し強引な気がした。・・・もうちょっと細かな描写を作りたいところ。
あぁ・・・精進しますOTL
>>53氏GJ!
やっと前スレのノリで盛り上がってきましたね!
ネ申SSと、イム絵師のコラボが楽しみです。
あと、紫煙は必要なかったね…
>>99 凄いよ!あんたは…
たった一日(
>>88読んでから着手でしょ?)でそれだけのクオリティだもん。
110 :
53:2005/09/11(日) 08:00:27 ID:DARZJOaP
おはよう。今日は日曜日なので思いっきり構想考えてます。
やっぱり昨日は絵があまりにGJ過ぎて眠れませんでしたよ。
>>109 サンクス。前スレのノリで、もっと活性化してって欲しいです。
地下で潜ってるから平和なのかもしれないけど・・・
個人的にはこありタンも話に絡ませてほしいんだが
流石にそれは難しいか...
あとこのスレでの名前欄は 名無したん(;´Д`)ハァハァ だからな
112 :
53:2005/09/11(日) 11:09:05 ID:DARZJOaP
>>111 極力住人の要望に答えることと活性化が目的なので、やります。
キャラ二人だと辛くなってくるだろうし・・・
生態とか設定を決め次第織り込むように努力しますですよ。
えっと、新参者なんだけど、SS投下してもいい?
どんとこい
(屮゚Д゚)屮 カモーン
とりあえずプロローグだけ。
長いけど許して。
「クソッ!! 死にやがれ!!」
クーラーのガンガンに効いた部屋で、奇声を発しながら必死に手を叩く男が居る。
俺だ。
別に俺は精神に異常をきたしていて、発作的に奇行を行わなければ気がすまないわけではない。
じゃぁ俺はなぜ、まるでサルの踊るワルツみたいな真似をしているのか。
その答えは、蚊だ。
そう、あの夏になると大量発生する人類最大の敵。ゴキブリに並んで不快害虫の王者に君臨するあの羽虫だ。
そのクソッたれ昆虫を殲滅するべく、俺はこうして手を叩き合わせているのだった。
しかし如何せん、蚊も結構素早い。
こうして肉弾戦を挑もうものなら、まるで俺をあざ笑うかのようにするりと俺の手から逃げて行く。
決死の覚悟ではなった俺の単発拍手は、一向に蚊に当たらない。
なに? わざわざそんなことをしなくても対蚊用大量殺戮化学兵器があるじゃないかって?
あぁ、あるな。蚊取り線香という名のぐるぐる渦巻きが。
そりゃぁ、あるならとっくに使ってる。憐憫に満ちた目で、俺は部屋の隅を見やる。
そこにあるのは、金属製の受け皿の上に積み重なる、無残な灰の塊、蚊取り線香の成れの果てだった。
そうだよ、おれはちょうど蚊取り線香を切らし、弾薬尽きた後も勇猛果敢に接近戦を挑んだのだよ!
しかし何だ? あの○ッキン・モスキートども! 俺が武器をなくした途端、いきなり集中砲火を浴びせてきやがった!
クソッ!! もういやだ! 今日はせっかく俺人生最大の記念日になるかもしれないのに!!
そうだ、そうなんだ! 俺は今日、『年齢=彼女いない暦』という不名誉な称号を返上するために、
ない勇気を絞り、前から気になっていた先輩に告白をしたのだっ!!
そしたら何と先輩は、
「もう少し、考えさせて…… 今日中に、返事、するから」
なんてっ!! そう、その返事を待つために、俺はこうしてケータイと睨めっこをしていたのだが……あの蚊どもときたら!! 俺の幸せな時間を邪魔しやがって!!
俺が憤り、頭を掻き毟っているそのときだった、不意に傍らのケータイが、最近はやりのポップスを奏で始めた。
ドクン……ドクン……ドクンッ……ドクン、ドクン、ドクンドクンドクンドクンドクンッ!!!!
俺の鼓動は、まるで熱血応援団の叩く大太鼓のごとく激しく! 早く! 高鳴るっ!!
俺は飛びつくようにケータイに手を伸ばし、震える指で、通話ボタンを押し込んだ。
120 :
ぷろろーぐ:2005/09/11(日) 13:44:43 ID:2EgDXGJh
「もももももしもし!?」
俺はいきなりどもった。そりゃもう電車男さながらに。ていうか本を先に読んだ俺にしてみればドラマの電車男には納得がいかない。 閑話休題。
「あの……草下部くん?」
「は、はいっ!」
先輩が、その優しい、いつものように少し眠たげな声で名を呼んだ。草下部(くさかべ)とは俺の名前なので返事をする。
「えっと、今日の……告白の、ことなんだけど」
「は、はい!」
俺は緊張で「はい」しかいえない。
「わたし、一生懸命考えたんだけど……」
ゴクリ。俺はつばを飲む。
「やっぱり、キミとは付き合えません。わたし、好きな人がいるの」
………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………終わったな、俺の青春。
121 :
ぷろろーぐ:2005/09/11(日) 13:45:29 ID:2EgDXGJh
「その、キミに告白されたとき、すっごくうれしかった。でもね、どうしてもあの人のことはあきらめられないの。……ごめんなさい」
「い、いやぁ、先輩が謝る必要なんてないですよ! あははははははは! ですよね、俺なんかが先輩とつりあうわけ、ないですよね、あは、あはははは」
「え!? そ、そういうことじゃ」
「いや、いいんですよ。先輩がその人と幸せになれるよう、俺、応援しますから」
「えっ!? あ、ありがとう」
「いえいえ、それじゃっ!」
「あっ 草下部く――」
俺は先輩の言葉を待たず、思いっきり通話終了ボタンを押した。
はははは、まったく、滑稽だぜ。好きな人に決死の告白をして、好きな人がいるからと言って断られる。
やっぱり、もてない男は、いつまでたっても、もてないものなんだなぁ。
全く、蚊に襲われ、先輩にフられ、今日は厄日だぜ。
122 :
ぷろろーぐ:2005/09/11(日) 13:46:41 ID:2EgDXGJh
「あーあ、彼女ほし」
そう言って、俺はベッドに倒れこむ。
もう、このまま寝てしまおう。俺は眼鏡をはずし、ベッド脇の机に置く。
明日起きたら、俺の横で美少女が寝てたらいいのに。おぉ神よ、我に彼女を与え給え。
俺は普通に考えて起きるはずのないことを思い、願い、ゆっくりと眠りについた。
1匹の蚊が、まるで俺を気遣うようにして周りを飛んでいることに、俺は気付かなかった。
ぷろろーぐ おわり
すんません、まだエロはありません。長々と失礼しました
>>117-122 GJ!おお、主人公のキャラが凄くいい感じ。展開が楽しみです。
っていうか眼鏡主人公萌え。
続きワクテカ
125 :
113:2005/09/11(日) 16:51:19 ID:2EgDXGJh
すんません。ちょっと私用ででかけてますた。
まぁ
>>53氏のつなぎにでも楽しんでいただけたら。
んでもって第一話↓
126 :
113:2005/09/11(日) 16:53:43 ID:2EgDXGJh
第一蚊『おはよー蚊タン』
チープな電子音。そして破砕音。俺にとって毎朝聞きなれた音だ。
前者は安物目覚まし時計が朝八時を告げる音。
後者はその目覚まし時計を俺が壁に叩きつけた音だ。
俺はゆっくりと体を起こす。ギシギシと安物のベッドが軋んだ。
「ふぁーあ」
俺は大きくあくびをして眼鏡を取ろうと脇に手を伸ばした。
〈ぷにゅ〉
しかし俺の手は進路上の障害物――柔らかいなんかにぶつかって止まった。
なんだ?これは。
〈ぷにゅ、ぷにゅぷにゅ〉
おれはその謎の物体の正体を確かめるべく、入念にソレを触る。
別に手元に引き寄せてみればいいのだが、こうした頭の運動は、寝起きの頭を覚醒させるのにちょうどいい。
127 :
113:2005/09/11(日) 16:54:39 ID:2EgDXGJh
〈ぷにゅ〉
それは丸くて、温かくて、柔らかい。
〈ぷにゅ、ぷにゅ〉
大きさは片手だと掴みきれない、それなりに大きい。
〈さすりさすり〉
すべすべで……先っぽに小さなぽっちが付いている。
なんだ? これは。こんなの俺の部屋にあったっけ?
俺は想像を働かすがこの特徴に該当するものは浮かんでこない。
とりあえず俺はそのぽっちをつまんでみた。
「ん……」
するとどうだろう、どこからか艶っぽい声が聞こえてくる。
しかしこの部屋には俺以外いないはずだ。だって親父は単身赴任で東京。お袋は夏休みということで親父の世話に行っている。
じゃぁ妹? いや、あいつはたしか部活の合宿だ。
ということは俺の声か? いや、ありえん。俺の声はこんなに高くない。
俺はもう一度ぽっちをつまんでみた。
128 :
113:2005/09/11(日) 16:55:17 ID:2EgDXGJh
「ん……んぁ……」
また、同じ声。どうやら空耳ではないようだ。……じゃぁ、なに?
俺の脳はこれ以上考えることは不毛だと判断。眼鏡を掴んで乱暴に掛けると問題の物体を見た。
「…………」
女の子だった。全裸の。
………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………終わったな、俺の人生。
「ん、う~ん……」
俺が思考停止状態に突入していると、不意に女の子が目をこすりながら体を起こし始めた。
ヤ、ヤバイ!! もし気が付いた女の子が大声をだして助けを求めたりしたら……やばいぞ!!絶対にやばい!!
しかし俺のそんな思考に伴わず体は動かない。女の子が起きるのをただ黙って見過ごすしかない。
あぁ、親父、お袋、俺は親不孝な子供だったな。
加奈、ダメなおにいちゃんで悪かった。幸せになれよ。
129 :
113:2005/09/11(日) 16:57:35 ID:2EgDXGJh
俺が半ば覚悟を決めたその時だ、女の子は完全に覚醒したのか、右をみて、左を見て、さぁ手を上げて横断歩道を渡りましょうね――って正気に戻れ俺!
とにかく、女の子は左右を前後を確認。俺を見据えて、
「うわっ!! 人間!! こっ殺され――!」
大きく仰け反ると、勢い良くベッドから落ちた。
うわ、痛そう。
「だ、大丈夫か?」
俺はひっくり返ったままで動かない女の子に近寄り、声を掛ける。
「く、来るな! うわ、ぁ……い、嫌、殺さないで、殺さないでっ! お願い、助けて。もうあんたの血は吸わないから。い、いやぁ」
しかし彼女は怯えながら意味不明な言葉を発するだけだ。
「待て、何の話だ。落ち着け、俺はお前に危害を加えたりしない」
俺がそう言うと、女の子は一瞬びくっと身震いして、恐る恐る顔を上げた。
「ほ、ほんとに?」
「あぁ、本当だ」
「殺したり、しない?」
「殺したり、しない」
そこまで言うと、女の子は脱力したように嘆息する。
130 :
113:2005/09/11(日) 16:59:05 ID:2EgDXGJh
「よかった、人間に気付かれたら殺されるって仲間に教えられてたから、パニックになっちゃって」
「そうか、だが安心しろ。俺はお前を殺したりはしない」
とりあえずそう言ったものの、女の子の言う言葉は全く持って意味不明だ。
だが、それよりも意味不明なのは、そう、こいつの正体だぁぁぁぁ!!
「って、和んでる場合じゃねぇぇ!! 誰だよあんた、あんた誰だよ! どこから入ってきた!? 何で全裸なんだ!? わけわかんNEEEEEEEEEEEEEEEE!!」
女の子は俺の叫び声に身をすくめたが、すぐに俺を真っ直ぐに見て叫び返す。
「うるさいわねぇ! 見てわかんないの? 蚊よ! 蚊! アイアムモスキート! 開いてた窓の隙間から入ってきたのよ!
それに全裸なのは当たり前でしょ! こっちからしてみるとあんなモン着てる人間のほうがどうかしてるわよ! おかげで血を吸う面積が狭くなるじゃない」
…………はぁ? こいつ、いま『蚊』って言ったか? 確かに良く見れば背中に薄い羽、頭にはわさわさ蠢く触角があるにはあるが……
「いたぁ! ちょっと、なに触角引っ張ってるのよ! いた、痛い! 離せ……やっ、離してぇ!」
131 :
113:2005/09/11(日) 16:59:55 ID:2EgDXGJh
どうやら触角も本物のようである。
……え? まぢ?
「わ、悪い。どうしても信じられなくて……」
蚊は涙目で触角をさすりながらこっちを見ている。
「はぁ? 私を見て蚊だってわからない人間がどこにいるのよ! ほら、見なさい! どこをどう見たって立派な蚊でしょ!」
女の子(自称:蚊)はそう言うと、胸をそらして裸身を惜しげもなく晒す。柔らかそうな乳房がぷるんと揺れた。
おー! ないすばでぃ! って、やば、おっきしそう。
「ちょっと、なに目を逸らしてんの、こっちむけぇ! ちゃんと見ろ!」
そうやって顔を近づけてくる蚊。ちょ、目のやり場にこまる。
「あ、いや。とりあえずこれでも羽織ってろ……その、困る」
132 :
113:2005/09/11(日) 17:00:29 ID:2EgDXGJh
俺はそう言うと暑くてベッドから蹴落としたのか、床に落ちていた大き目のタオルケットを渡す。
「へ? なに言ってんのよ。人間のタオルケットなんて私が羽織れるわけ……ってあれ? そういやあんた小さいわね、蚊と同じ大きさの人間なんて始めてみるわよ」
ん? ……あぁ、そういうことか、そういうことですか。はいはい謎は全て解けましたよ。
おれは無言ですくっと立ち上がると、蚊の手をつかんで引っ張り起こす。
「ちょ、なに? はなしてよっ!」
「いいから来い」
俺は蚊の細い腕を引っ張って廊下に出ると、隣の妹の部屋へとズカズカ踏み込んで行く。
「な、なにする気?」
「いいから、これ見ろ」
俺はそう言って、妹の部屋に設置されている姿見の前に蚊を立たせた。
「はぁ? 鏡なんかみてどうす――」
目の前の鏡を見た蚊が、途中で言葉を止めた。しかし、大きく息を吸い込み、叫ぶ。
「なによこれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
それは、俺の台詞だ、蚊よ。
俺は心底そう思った。
133 :
113:2005/09/11(日) 17:02:55 ID:2EgDXGJh
第一話 おしまい
微エロ(?)です。
長くてすんません
134 :
53:2005/09/11(日) 17:28:26 ID:DARZJOaP
>>126-133 くそっ、鼻血が!前半の文章から本当に柔らかそうっつうのが伝わってきますよ。
続きを激しく期待。つなぎなんて言わずにどんどんやっちゃってください。
ちょっと早いけど投下します。さて今回も・・・エロなしorz ゴメンナサイ
うまく
135 :
53:2005/09/11(日) 17:30:01 ID:DARZJOaP
モスキート3 『モカ、興味津々ッ!』
目が覚めると、ベッドに寝ていた。真っ白な掛け布団に真っ白な枕。
月明かりが優しく俺を照らし出している。
一旦起きあがってみるとようやく首に包帯が巻かれていることに気がついた。
「・・・ふぅ」
一時はどうなることかと心配したが血が止まればそれでいい。
何か考えないとしばらくボケッとしてしまう。大量出血で気絶したせいで頭の回転がゆるいのかもしれない。
その時、ベッドの脇辺りで何かが動いた。
「・・・すー・・・すー・・・」
静かな寝息を立てているのはモカだった。あの時どうやらそのまま救急車に乗り込んだようだ。
まだトレーナーのみを着用している。
あの格好のまま乗ったのか?・・・きっと医者の記憶には『お楽しみ中に出血して倒れた男』として刻まれたに違いない。
それにしても可愛い顔して寝てるな。よく寝顔は天使なんて言うものだが・・・
136 :
53:2005/09/11(日) 17:30:42 ID:DARZJOaP
そっと起こさないように頭に手を置いて頭を撫でてみる。
しっとりとしたシルクのような髪質は撫でていても全く飽きない。
「・・・さて、酷い目に合わされたからな。悪戯その1。」
今撫でているところから数センチほど離れた場所に触覚がある。主が寝ているからなのかそれも今は
前方向に倒れているが。
「触ってみたかったんだよな。触角っていったら敏感なところだし。・・・ほれほれ。」
左手の上に乗せて上から右手で摩擦してみる。
「ん・・・んんっ・・・」
擦るとやはり反応した。こりゃ面白いぞ。
スリスリ
「う~・・・」
スリスリ
「んう・・・」
・・・起きない。触覚ってのは色々感知するところだから結構敏感なはずなんだが・・・
137 :
53:2005/09/11(日) 17:31:29 ID:DARZJOaP
それでも諦めきれずに擦り続けていると、突然体が跳ね上がった。
「く、くすぐったい・・・!何するんです!」
寝ぼけ顔でしかも目の焦点が合ってない状態で言われてもなぁ・・・
「よく寝てたぞ。おはよう。酷い目に合わされたからな・・・ちょっと悪戯。」
「・・・うー・・・ごめんなさい・・・」
ずばり弱みを突いてやると目をこすりながらモカは謝った。まだ眠そうだ。
「まぁいいって。もしかして、腹減ってたから?」
その問いに手をブンブンと振って否定するモカ。
「そんな恥ずかしいことしません!・・・ただ、勝手に体が・・・」
確かに普通じゃなかったことは認めるが・・・。
「今もそんな感じか?正直に言ってみ。吸いたい?」
「・・・。」
「黙ってるなって。吸いたいか?」
「・・・吸いたい、ですよぅ・・・」
椅子に座りながらションボリと呟くモカの頭をとりあえず撫でてやる。
・・・首は無理だな。さっきみたいなことになりかねない。そこで俺は考えた。
138 :
53:2005/09/11(日) 17:32:08 ID:DARZJOaP
「なぁモカ。これでいいか?」
スッと差し出された右手の人差し指を見て目を丸くするモカ。
「本当に、いいんですか?」
「指からだと少ししか出ないけどな。」
「・・・いただきます。ごめんなさい・・・はむっ」
指の先を口に含むとモカは歯をたてた。指先に少し痛みが走る。
「いっ・・・」
「・・・んむぅ・・・ちゅっ・・・」
今の痛みは『かすり傷』とかじゃないぞ。結構、出てそうな痛みだった。
モカは目を瞑って人差し指をしゃぶっている。
今指先にある感覚は痛みではなく一つの快楽。舌を動かし血のでる場所を押さえ込んではそのまま吸引する。
真面目な話、気持ちいい。
「ふぁ・・・む・・・・むぅ・・・」
恐らく今、モカに声は届かないだろうと思うほどモカは熱中している。
「・・・家に帰ったらレバーでも食べないとな・・・」
「・・・んふむ・・・?」
139 :
53:2005/09/11(日) 17:32:44 ID:DARZJOaP
モカの吸血はその後、15分ほど続いた。そろそろ本当に血がなくなってきそうだ。
レバーとかひじきとかレシピを見て料理するか・・・
140 :
53:2005/09/11(日) 17:33:23 ID:DARZJOaP
翌朝。
俺は病院の先生に変な目で見られつつその場を去った。やはり記憶にしっかり刻まれているようだ。
傍らのモカは口元に笑みを浮かべながらついてくる。
「その格好は流石にまずいよな・・・きっとご近所にも誤解されかねない。早く帰るぞ。」
「え、あ、そうですね・・・昨日は咄嗟のことだったので・・・」
「着る服もなかったしな。すまん。」
いいえと首を振るモカは昨夜の吸血のおかげで元気そうだ。
病院からアパートまではさほど遠くなく、数分歩いたらもう着いた。
たった数時間開けただけなのに妙に懐かしい。
141 :
53:2005/09/11(日) 17:35:24 ID:DARZJOaP
ふ、と足元を見るとアリが居た。あぁ、夏だもんな・・・この暑い中よく餌を探し求めてるものだ。
・・・というか俺の足に執拗に纏わりついてるんだが。
中々奇妙なアリだ・・・臭いでもするんだろうか。
昔から単独行動しているアリを踏めないタイプなのでヒョイと拾い上げた。
こうやって見るとこれも命なんだなと臭いことを思い浮かべてしまう。
ガブッ
「いてぇなおい。やめろって・・・」
アリはつままれたのが相当鬱陶しかったのか、俺の指に噛み付いた。
「アリさん・・・ですか?あ、小さいですね。」
横から俺と一緒にそのアリを見つめるモカ。
「その辺の涼しいとこに離してやるか・・・。」
「・・・優しいんですね。」
「きっと気紛れだ。」
俺とモカは互いに微笑んだ後、アリを木陰へと移した。
不思議なことにアリは移してからは動かず、俺の方向をずっと見ていた。
「・・・?じゃあな。」
142 :
53:2005/09/11(日) 17:36:35 ID:DARZJOaP
さて、帰ってきたわけだが・・・
「俺そういや朝飯食べてないことが判明した。よし・・・なんか作るか。」
「ご飯、ですか?」
「モカも食べるだろ?・・・ってそうか。主食が血で・・・いや待て。それだと俺の体が持たない。」
そもそも今は人間体型だろ?食事はいけるのでは?
「う~ん・・・食べてみたいですね。せっかくこの体だし・・・」
「でも血が主食なんだろ?こんなので腹膨れるのか?」
「血が欲しいのと食欲とはこの姿になってからちょっと違うんです。なんでだろ・・・」
右手を頬に当てて考え込むモカだったが、俺のほうは万々歳だ。
「じゃあこういう人間の食事は可能だよな。うん。きっとそうだ。」
「何で一人で納得・・・?でも食べてみたいです。作ってくれますか?」
「まかせろって。さて・・・」
143 :
53:2005/09/11(日) 17:37:33 ID:DARZJOaP
作るものは大体同じだ。トーストに目玉焼きにハムというセオリー過ぎるメニュー。
その調理風景をモカは目を輝かせて見ている。卵をフライパンに落とし、出来上がったら皿に盛り付け。
ハムは一応加熱する主義だ。
「わぁ・・・こんな風にして人間は食べるんですねぇ・・・」
「''調理''してな。さて、食べるか。」
盛り付けた皿を運ぶ時もモカは目を輝かせていた。これからこれを自分が食べるとなるとやっぱり期待は膨らむようだ。
144 :
53:2005/09/11(日) 17:38:44 ID:DARZJOaP
「いただきます・・・って日本人は言うんだ。」
「あ!知ってますよ。前に聞いたことがありますから。『食事の前の謎の呪文』として捉えてましたが・・・」
「まぁ風習だ。・・・箸は使えないか・・・よし、口開けろ。」
俺は微妙にモカの疑問を無視して皿の上にあるハムを箸で取った。
そのまま小さく口を開けているモカに食べさせる。
「わわ・・・むぐ・・・」
しばらく口の中でもごもごやっていたがどうやらそのままでは飲み込めないという状況判断が出来たらしく
噛むことを試みている。
145 :
53:2005/09/11(日) 17:39:39 ID:DARZJOaP
「どうだ?」
「むぐ・・・おいしい・・・」
意外そうにモカは瞳を開きながら言った。
「人間はこんなにおいしいもの食べてるんですね・・・」
「もっと食べるか?」
「食べます!これ!この黄色いの・・・なんて言いましたっけ?」
「目玉焼き。」
「・・・何かの目玉なんですか?」
マジで天然なこの発言にやはり笑ってしまう。まぁそう考えても仕方ないか・・・
「違う違う。目玉に見えるから目玉焼きってだけ。ほれ、あーんして。まずは白身から。」
「・・・あ、むぐ・・・」
146 :
53:2005/09/11(日) 17:40:56 ID:DARZJOaP
それからもモカは実においしそうに食事をした。
箸の使い方は後で教えるとして、普通の食事が出来ると分かったことは大きな収穫だ。
初めて、か。色んなものを食わしてみて反応を見るのも面白いかもな。
それからモカはすっかり味を占めたのか冷蔵庫をあさっては珍しそうに見ている。
そして何か珍しいものがあると噛み付くのだ。
例えば今さっきは・・・
「ふぇ・・・変な味がしますよこれ・・・」
「ばっ・・・血じゃない!それは''ケチャップ''だ!」
容器にガブリと噛み付き、ケチャップの味を知り・・・
「何か触ったらべたべたしますよこれ・・・」
「そりゃお前''バター''って言ってな・・・」
バターに噛み付こうと手に持って泣きそうになり・・・
147 :
53:2005/09/11(日) 17:41:50 ID:DARZJOaP
モカにしてみれば初めてだったから、仕方ないといえば仕方ない。
慌てる姿もそりゃ可愛かったさ。
砂糖をひっくり返した時は俺のほうがあせってたな。・・・これでアリが入ってきたらどうするんだってな。
「・・・色々勉強になりました。」
「そうか。まぁ良かったな。」
はちゃめちゃな、台所騒動を一気に片付けて今はお茶タイムだ。これにもモカは興味を示した。
血のように生暖かいものだと思ったらしく一気に飲んで・・・まぁ案の定の結果になった。
突然変わった日常だが、これはこれで悪くない。
俺はゆっくりと、茶をすすった。
モスキート4 『モカ、刺客現る?』へ・・・続く。
148 :
53:2005/09/11(日) 17:45:38 ID:DARZJOaP
展開を細かに・・・したら長くなった。すいません。
ええい113氏のようにエロ萌えが出せるのはいつなんだ俺・・・orz
>>134の最後『うまく』は完全無視でお願いです。何やっとるんだ自分・・・
よし!こありたんとのコラボは近いw
53氏GJ!エロ要素まだ少ないが設定で日常感?みたいなのが出て
モカの様子ひき立ってイイ!(なんか分かった奴みたいな言い方になったけどw
投下早いし面白いし尊敬してしまう。
113氏も繋ぎどころじゃすまない良さだ、すごい名スレになってきたのでは・・・
53と113メガGJ!
夏が終わったのに蚊タン達は元気元気!
まだ元気に飛び回ってますよ…(福岡
153 :
53:2005/09/11(日) 21:12:12 ID:DARZJOaP
>>149しー!住人にばれます。(もうばれた)
>>150-151 エロ少ないというかむしろ『ない』。ごめんなさい・・・でもだね。
うちのモカは実はそういう知識も経験もないという設定で・・・次回、ある人物に
よって知識を埋め込まれます。多分。
うぅ・・・面白いとか言われるだけで気力MAXです。ありがとう。
蚊に刺されるわ、蚤に喰われるわ、蟻に噛まれるわで大変な夏ですた。
>>154 可愛いなぁもう、あぁ可愛いなぁ
しかし、好き嫌い多くて大変そうだな
158 :
113:2005/09/12(月) 07:20:39 ID:oi1wuMKh
なかなか好評のようで何よりでつ
とりあえず出かける前にどぞ
↓ 第二蚊『初めての吸血体験』
159 :
113:2005/09/12(月) 07:21:29 ID:oi1wuMKh
「つまり、お前が起きたらいつの間にか俺の横にいて、人間になっていたと」
「そう、なるわね」
俺の問いに、蚊は神妙な顔で答えた。
俺たちは今、一階のリビングに来ている。とりあえず情報を整理しているのだ。
ちなみに蚊は全裸ではなく、俺のTシャツとジーパンを穿いている。
本当は妹の服を着せても良かったのだが、年頃の娘のタンスを漁るのもどうかと思ったのでとりあえず俺のものを着せたのだ。
また、俺は当然女物の下着(まぁ、なんだ。その…ブラジャー、とかだ)を持っていないので、蚊はノーブラ、ノーパンである。
160 :
113:2005/09/12(月) 07:22:11 ID:oi1wuMKh
俺は手元のトーストにかぶりつき、嚥下すると問う。
「で、元の戻る方法はわからない。と」
蚊は手元のトマトジュースをストローで吸うと答えた。
「そうね」
そう言う蚊は少し落ち込んでいるように見えなくもない。
そりゃぁそうだ。俺だって朝起きて蚊になってたら落ち込む。
「あ、なによその哀れむような目! 別にあんたなんかに心配されたくないわよ」
そう言って、ぷいと顔をそらす蚊。……なんだか、可愛いな。
161 :
113:2005/09/12(月) 07:29:17 ID:oi1wuMKh
「そうだお前、ほんとにトマトジュースだけでいいのか? トーストならもう一枚焼いてやるけど」
俺はじゅるじゅるとトマトジュースを啜る蚊に言った。
「ふん、なに言ってるのよ。わたしは蚊よ? トマトジュースと血以外飲むわけないじゃない」
……いや、トマトジュースはありなのかよ。
「でも、腹とか空かないか?」
「ぜんっぜん。空かないわよ」
そう言うと同時、蚊の腹が〈ぐぅ~〉と鳴った。
途端に顔を真っ赤にする蚊。
「やっぱりな」
「うぅ」
いや、俺を恨みがましい目で見たってしょうがないだろうが。
「あ~……飲むか? トマトジュース。今お袋の中でトマトがブームなんだ。なんならベランダで栽培してるプチトマトでもあるが」
蚊は答えず、ただ俺を睨みつけていたが、やがてもう一度お腹がなると、嫌そうな顔でこう言った。
「トマトジュース。おかわり」
162 :
113:2005/09/12(月) 07:30:59 ID:oi1wuMKh
~十分後~
「おかわり」
「もうねーよ! ってか飲みすぎだっつーの!」
何十本ものトマトジュースの空き缶が並ぶテーブル。その向かい側に座る蚊に向かって、俺は言ってやった。
「えー、おなか空いたー」
「なんだよそのさっきと正反対の態度はっ!」
「だってしょうがないじゃない。こんなトマトジュースじゃ栄養なんて摂取できないわよ」
「じゃぁお前は普段なに食べてんだよっ……て、血か」
「そうよ! 血よ! 血を飲ませなさい!」
「んなもんねーよ。ここは病院じゃないんだ」
「なに言ってんの」
「あ?」
「あるじゃない、ここに」
俺の背筋に、ぞわりととした感触が走った。
163 :
113:2005/09/12(月) 07:31:32 ID:oi1wuMKh
「あんたの血が」
そう言って、椅子から立ち上がる蚊。
「さぁ、大人しくしなさい」
蚊の真っ赤な目が俺を捉える。ちょ、めっちゃ恐いんですけど。
「ふふふふふふふふ」
に、にげなきゃ――
「ふ、うふふふふ」
――殺られるっ!!
「う、うわぁぁぁ!! ちょ、待て、落ち着け」
「あんたのほうが落ち着いたら?」
そうこうしてる間に、蚊は目前まで迫ってきている。しかし体はいうことを聞いてくれない。
「おいしそう」
蚊は俺の肩を掴むと、ぺろりと舌なめずりをして言う。やばいって!! だって目が据わってるもん!
「いただきます」
俺は次に来るであろう激痛に歯を食いしばり、強く目をとじる―――――が、来たのは激痛ではなかった。
164 :
113:2005/09/12(月) 07:37:56 ID:oi1wuMKh
そう、この感覚を表すならむしろ か・い・か・ん
今や蚊の犬歯は深々と俺の首筋に刺さり、そこからおびただしい量の血が流れているはずなのだが、痛みは全くない。
首筋の傷口から来るとてつもない快楽。おいおい、部屋に閉じこもってオナニーなんかしてる場合じゃねぇぞ。
「う……く、ぅ……」
あまりの気持ちよさに、不覚にもうめき声を上げてしまう。
「ん……ちゅ……んむ」
〈ぴちゃ、ぴちゃ、ちゅっ、くちゅ〉
蚊の声や、そこからあがる水音に俺の快楽は絶頂に――あぁぁぁぁぁぁぁぁ…………ってあれ?
165 :
113:2005/09/12(月) 07:38:40 ID:oi1wuMKh
「なんだ、もう止めかよ」
恨みがましい目をして相手を見るのは、今度は俺の方だった。
「なによその目は。だいたいこれ以上血を吸ったらあんたが大変なことになるわよ」
そういう蚊の口元は俺の血糊でべったりだ。……ホラー映画か? これは。
「つまり、俺のことを思って止めてくれたんだ」
「え!? な!? ち、ちがうわよ!!」
顔を(いろんな意味で)真っ赤にして言う蚊。
やっぱ、可愛いな。
あぁ、こうして蚊の顔を見ているのもなかなか…………
「ちょ、あんた大丈夫!? 顔真っ青!」
「あぁ、天使が見える……」
「ちょっと、焦点合ってないわよ!? あちゃー、吸いすぎちゃったかも」
「こ……の、アホモスキー……ト」
ブラックアウトしていく視界の中、俺は言った。
166 :
113:2005/09/12(月) 07:42:11 ID:oi1wuMKh
第二蚊 おしまい
あーえろえろしたの書きたいー
でもここからエロにもってくにはかなり話をすすめにゃならんし
しばらくは微エロでかんべんな
あと次の話を投下できるのは今度の土日まで待ってもらわなきゃならんかも
それなりに忙しいのです
どっちも続きが読みたいよう
ワクテカして待ってます
169 :
53:2005/09/12(月) 16:01:07 ID:ATWrtHpI
神出鬼没、俺。Msq4完成しますた。かなりの長編になってしまいへたすると
連投規制でもかかるんじゃないかな勢いです。また昨日の時間帯にでも落とします。
>>154 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!今回もGJ!㌧クス!
>>158-166 ナイスGJで。続きワクテカ・・・(0゚・∀・)
170 :
53:2005/09/12(月) 19:45:08 ID:ATWrtHpI
モスキート4 『モカ、刺客現る?』
「んむ・・・ふぅ・・・」
夏も本格的なある夜。午前1時。
「ちゅ・・・ぅぅ・・・」
強烈な吸引が来るたびに俺の体は微妙に跳ね上がる。
あれからモカとはうまくやっている。ここ数日間で叩き込んだ人間の一般常識は本人にも大いに役立っているようだ。
今日は定例の吸血日だ。
食事とは別に本能が欲しがってるそうなので提供するのだが・・・実は。
この間の俺の調べによると、蚊の中でも血を吸うのはメスだけであるそうだ。しかもそれによって
卵巣を発達させ、子供を生むとか生まないとか。
「んん~・・・ちぅ・・・ぐむっ」
「痛っ・・・」
「ご、ごめんなさい・・・大丈夫ですか?」
一旦そこで唇を離すモカ。その唇は俺の血で染まっている。
ごく自然な動作で唇についた血を指で舐めとる姿は見てて非常に艶まかしい。
171 :
53:2005/09/12(月) 19:46:04 ID:ATWrtHpI
「最初よりはずっとマシになったって。・・・ほら、血垂れたぞ。」
モカの唇の端からは俺の血の雫がポトリと床に落ちた。
「あ・・・後で床掃除します。続き、もう少しいいですか・・・?」
最近随分積極的なモカに俺は苦笑しながら意見を述べた。
「あんまり大量には困るぞ。毎日ひじきやレバーみたいな血作り食事は嫌だからな。」
「はい・・・んむ・・・」
返事をすると再びモカは血を吸い始めた。
で、先程の話だが。子供が出来る出来ないと言っても今は『人間体型』なのでモカの話によると
『人間の生殖方法』でしかできないんじゃないかということだ。最もモカはその生殖方法を知らない。
というわけでガンガン血を吸っているわけだねこのモカは!(後半切れ気味)
吸血が終わって俺は半ば失神状態で眠りに着き、モカは床掃除するなどと言いながら眠ってしまった。
・・・だから、気がつかなかったんだよ。モカの唇の端から落ちた血があの小さくて黒い奴に当たったなんて。
172 :
53:2005/09/12(月) 19:48:24 ID:ATWrtHpI
「・・・やっぱりだるいな・・・」
俺の体はまるで鉛だった。体を起こしてもやる気が起こらない。こりゃ今日も学校はダメだな・・・
俺の横には寝息を立てているモカがいた。その姿はやっぱりトレーナー一枚だ。
あれからずっと俺が着替えを買ってやるというに『この方がスッキリしてていいですよ。』などと言うもんだから。
外に出る時は買ったスカートを履いてもらってるけどな。
で・・・せめて、と思ってな・・・行って買ってやったんだよ・・・まぁ・・・女性下着売り場という羞恥プレイの場所にな。
もちろんモカと一緒だったからまだ良かった。女性店員には『彼氏彼女』とでも見られただろう。
「・・・血ぃ・・・むにゃ・・・」
こいつは・・・あれだけ吸っといてまだ足りないのか。
俺はフラフラとした足取りで台所へ向かった。何か冷たい飲み物でも飲んで頭をスッキリさせようという魂胆だ。
ガサゴソ
・・・んぁ?冷蔵庫から何か漁ってるような音がするんだが。
173 :
53:2005/09/12(月) 19:49:30 ID:ATWrtHpI
この家に住んでるのはもちろんのごとく俺とモカだけなので自然と名前が出てくる。
「モカ?」
名前を呼ぶとピタッと音がやまる。・・・ちょっと待て。さっきモカは眠ってただろ。で台所までは一本道ですから・・・
そこにいるのはモカじゃねえな。
「誰だっ!」
勢いよく台所へ侵入すると、すで冷蔵庫が閉じられている。ただ冷蔵庫の前には、ガムシロにチョコレートに苺シロップ・・・
甘いものばかり転がっている。・・・何?
今俺がモカの名を呼んでから踏み込むまでにこの場所から、逃げた?
いや、物理的に無理だろう。ここの窓には鉄格子っぽいのがあるし台所の奥は行き止まり。台所から出ようと思えば
俺に見つかる。じゃあ・・・隠れてることになる。
バカな。ここに隠れるほどの場所があるのか?
とりあえず冷蔵庫の前に転がる甘い物を中に戻してやる。さて・・・まずはその場で考える。
174 :
53:2005/09/12(月) 19:50:28 ID:ATWrtHpI
隠れる場所は三つ。一つ、ガスコンロの下の鍋置き場。二つ、冷蔵庫の隙間。三つ、天井(?)
三つ目は張り付けば可能だ。だが人間だとその芸当は不可能なので除外。
実質的に二つに絞られてくる。そして大人が入れるところといえば・・・ここ、冷蔵庫の隙間。
俺はゆっくりと冷蔵庫の隙間を覗いた。
・・・・居た。驚いたことにそれは少女だった。外見からすれば9歳~10歳だろう。
「・・・なあ。何してんだ?怒らないから出て来いって。」
なるったけ優しく声をかけたつもりだったが・・・
「やだ!何よ!お腹すいてただけでしょっ!」
・・・何だこいつ。それが俺が最初に抱いた気持ちだ。
っていうか話がかみ合ってない。
「来いよ。事情聴くからさ。」
「むっ!あんたのせいでこうなったんだからぁ!この前あんたからいい匂いしてたから
寄ってったのに木陰に連れ込むなんてさ!あれからもうお腹ぺこぺこなんだよ!?」
175 :
53:2005/09/12(月) 19:51:58 ID:ATWrtHpI
木陰?
それってアリのことじゃ・・・と俺が突っ込む前に少女はさらに続ける。
「それに、そう!昨日忍び込んだら上からなんか熱い液体が降ってきてさ!それかぶったら
こんな体になっちゃったし・・・どうしてくれるのぉぉっ!?」
俺は混乱して頭がモカと会った日のようにヒートアップした。状況整理不可。
俺はこんな少女に寄ってこられた覚えは一切ないししかも俺はこんな少女にどんな熱い液体もかけてない。
後者はどうかしらないが前者は・・・俺がアリにしたことだ。
あの黒い、アリ。
「むぅぅ・・・お腹すいたぁ・・・」
・・・ピコーン!
俺の頭で一つの回路が繋がって電球がついた。
そうか・・・そういうことか。
176 :
53:2005/09/12(月) 19:53:33 ID:ATWrtHpI
「お前、アリだな!」
「今更何なのよぅっ!気がつかなかったの!?」
俺は答えなんぞ聞かず冷蔵庫の隙間から引っ張り出した。今まで見えなかった触角がピョンと揺れる。
モカの羽根型の触覚とは違い、こちらは明らかにセンサー的な四角く伸びた触覚である。
髪はショートで黒にかぎりなく近いダークブルーだ。目がなかなかクリクリしていて見た目からして幼い。
服はモカの時とは違い、デフォルトで黒いワンピースを着ている。しかも黒い手袋まで。
「きゃあっ!なっ・・・なに!」
「どうしてそうなった?まさかとは思うが・・・」
俺の中で一つの仮説が浮かび上がった。モカのせよこのアリ少女にせよ元は『虫』だった。
ところがどうだ。モカは俺の血を吸い、この少女は『熱い液体』をかぶったら人間体型になった。
さて、この仮説を叩きつけてみる。
177 :
53:2005/09/12(月) 19:54:47 ID:ATWrtHpI
「それって赤くなかったか?鉄みたいな匂いがしなかったか?」
少女は俺の勢いに少し怯えながら話をした。
「そ、そう言えば・・・赤かったと思う。暗かったから分からないけど・・・」
ほれ、見ろ・・・
二人とも俺の『血』に接触したらこうなった。仮説が本当になったな・・・驚きだ。
しかし何故だ?俺の血に何かあるのだろうか?特別な、何か。
「・・・むぅぅ!無視するなぁ!お腹減った!」
「騒ぐな!」
とりあえずこの非常にやかましいアリ少女を座らせといて黙らす。
「だって・・・だってぇ・・・」
しまった。泣きそうな表情してる。
「泣くな。よし、今とびっきり甘いもの持ってくるな。まぁ市販のだが。」
それを聞いた途端にニパッと笑って叫ぶ少女。
「やった!やっとご飯にたどり着ける~・・・」
「・・・はぁ・・・」
その騒がしさに反応したのかモカも起きだした。
178 :
53:2005/09/12(月) 19:55:44 ID:ATWrtHpI
「ん~・・・よく寝たぁ・・・」
背伸びをするとトレーナが少し上に上がるため太股の上に位置する神秘の正三角形まで見えそうになる。
「モカ、おはよう。早速だがそいつの相手をしてやってくれ。」
「はい?・・・ど、どなたですかこの子。」
「名づけてアリ少女だ。事情は後。」
「え?・・・え?」
俺は台所に走って甘いものをかき集めた。角砂糖にチョコレートにさっきのガムシロ。とりあえずジャムもいいだろう。
必死になって俺が走り回ってると、向こうのほうから話し声が聞こえてきた。
179 :
53:2005/09/12(月) 19:56:41 ID:ATWrtHpI
「へぇ・・・じゃあアリさんなんだ?」
「うん!小さいアリだから、小アリとか人間は読んでるみたいだけど。そういうお姉さんはえっと、蚊?」
「そうよ。台所にいるお兄さんのね、血を吸ったら人間体型になっちゃって・・・」
「あ、わたしも!昨日それらしいのを被ったら・・・」
「同じね。」
「同じだね!」
クスクス・・・エヘヘ・・・
・・・意外に仲良くなったみたいだな。安心安心。
180 :
53:2005/09/12(月) 19:57:31 ID:ATWrtHpI
どうやらあいつは『小アリ』らしい。・・・しょうあり?いや、気にしない。
何か知らないが俺のせいで人間になってしまったらしい。こりゃ責任とって家に置いとくしかないだろうな・・・
とりあえずまた騒ぎ出すといけないので俺はそそくさと甘いもののたくさん乗ったお盆を持っていく。
「おい、こんなもんでいいか?」
俺がテーブルに盆をのせたその時。神速のような速さで小アリは角砂糖をかっさらい口に放り込んだ。
「ん~・・・幸せ~。」
そんなにおいしいのか小アリは両手を頬につけてクネクネしている。
それだけ見ているとやはり幼い。実際幼いが。
「おいしそうに食べるのね~。そんなに甘いもの好きなの?」
モカが微笑みながらその様子を見ている。・・・まるで姉妹のように見えるな。
俺も席に座ってその様子を眺めることにする。
181 :
53:2005/09/12(月) 19:58:30 ID:ATWrtHpI
「・・・何見てるの?」
「何で俺のときだけ文句つけるんだよ。」
そう言うと小アリは顔を少し赤くしてそっぽを向いた。ええい、ツンツンしおって。
「別にぃ・・・」
「ふふ、可愛いなぁ・・・私、妹ができたみたい。」
とモカが言うとこのアリは
「うんっ!わたしもお姉ちゃんできたみたい!」
と。
くそ・・・なんだこの対応の違いは!そりゃ人間体型になったのは俺のせいだけどさ・・・
そんな対応の違いに我慢していると、どうやら食事は終わったようで。
「お腹いっぱいになった~。いや~満腹満腹。」
「お前・・・親父くさいな・・・」
「うるさいなぁ!もう!・・・でも、ありがとね。死んじゃうかと思った。」
む・・・こいつからこんな言葉が聞けるとは思わなかったな。
俺は苦笑しながら言ってやった。
182 :
53:2005/09/12(月) 19:59:28 ID:ATWrtHpI
「いいって。俺のせいなんだろ?」
「99%当たってる。でもね、残りの1%は戻りたくないなぁっていうわたしの気持ち!」
ピョコンと椅子から降りてニパッと笑う小アリ。
「・・・そうか。んじゃここに住むか?もう今更一人も二人も一緒だ。」
どうして俺は話の脈が突拍子もなく飛んでいくんだろうな・・・と思ったが小アリはさも当然というように
こう答えた。
「え?やだな。もう元からそのつもりだったよ!」
・・・これだよ。
でも、これで新たに増えたわけだな。名前はどうしようか・・・名前は・・・
「おい、名前あるか?」
「名前?多分ないよ。」
「多分・・・?集団生活なのにか?」
「・・・まぁね。」
さらっと流したがどこか歯切れが悪い。何か問題でもあったのだろうか。
では恒例の台詞いってみよー。
183 :
53:2005/09/12(月) 20:00:31 ID:ATWrtHpI
「じゃあ、俺がつける。」
「は?」
こいつ、最初の頃のモカと同じ反応をしやがる。目はやはりパッチリ開き、触角はピョコピョコ揺れる。
「わ、それじゃあメグちゃんなんてどうです?」
モカが一番に名を出したがそれではなんだか魔女っ子みたいだ。
「・・・モカ。あまりにも違いすぎる。」
突っ込みを入れながら俺はひたすら考える。
「いいか。英語で蟻はアーント。ではやはりここは」
「嫌だよ。アー子とかアン子とかは。」
「・・・初期のモカと同じ反応はやめろ。皆飽きる。」
「み、皆って誰ですか?」
モカの突っ込みを俺は軽く流す。今俺の頭は限界まで働いているのだ。
それから10分ほど考えたが思いつかない。
・・・何故だ。モカのときはあれほどに・・・そうか!
「よし、押し問答だ。小アリ。」
「・・・?」
184 :
53:2005/09/12(月) 20:01:32 ID:ATWrtHpI
「アリ公。」
「そんな貴族みたいな・・・嫌だ。」
「アリ田。」
「や~め~て~!」
「アントリオン。」
「変!」
「アトリ!」
・・・俺が最後に発した名前で押し問答は止まった。
「・・・なんでも『アリ』と『ン』を入れればいいわけじゃないけど・・・それでいい。」
「決まりだな。よしアトリ。よろしくな。」
「よろしくねアトリちゃん。」
奇妙な名前だけどどうやら本人も気に入った(?)みたいだし、いいとしよう。
家に新たな住人、アトリが増えた。
185 :
53:2005/09/12(月) 20:02:37 ID:ATWrtHpI
そして無事に一日が終わり──
「んじゃ、行ってくるな。モカ、アトリ頼んだ。火の元注意!昼ごはんは冷蔵庫の中!」
翌朝。俺は学校へ行かなければならない。
「はい。いってらっしゃい。気をつけてくださいね。」
この数日で埋め込んだ日常生活の基本があるのでモカなら大丈夫だと俺は踏んでいる。
「いてら~。」
というのはもちろんアトリである。こやつめ、簡略化しおって。
「・・・まぁいいか。じゃあな!」
俺はとりあえずモカにまかせて家を出た。
186 :
53:2005/09/12(月) 20:03:27 ID:ATWrtHpI
家の主人である祐二を送ったモカとアトリはとりあえず広いワンルームに戻る。
「行ったね。大丈夫かな・・・」
モカは心配そうに首を傾げた。
「大丈夫だよ。大学行くくらいで事故に逢ったりしないって。」
「そう、だね。う~ん・・・なんかのんびりできないなぁ・・・」
「と・こ・ろ・で・さ!」
小アリであるアトリが悪戯な表情を浮かべてモカに迫った。
「なに?」
「あの人のどこがいいの?」
突然された質問に戸惑うモカ。
「どこ?どこって・・・うーん・・・そう。優しいところ。人は血を吸われるのを凄く嫌がるのに
なんの躊躇いもなく、私に血を吸わせてくれるの。」
「ふ~ん・・・まぁわたしも悪い人じゃないとは思うけどね。・・・ね、好きなの?」
アトリの『好き』とモカの『好き』はまったく違うものだ。その証拠にモカは微笑んですんなりと言った。
「うん、好き。」
それに気づいたのかアトリは呆れ果てた表情でそれを否定する。
187 :
53:2005/09/12(月) 20:04:41 ID:ATWrtHpI
「んー・・・違う違う。そういう意味ならわたしだって好きだもん。そうじゃなくって・・・」
「うん・・・?」
「何か、ないの?あの人のことを考えるとドキドキする、とか。」
そう言われて主人である祐二の顔を思い浮かべるモカ。するとどうも胸の辺りがむず痒くなった。
その事実に少し顔を赤らめつつモカは答える。
「・・・なんか胸の辺りが変な感じ。これ、ドキドキ・・・?」
「そうっ!それドキドキ!あぁ!そうなのね!」
モカは一人でヒートアップするアトリを見てやっぱり戸惑う。
「何かの病気?」
「それはね、恋なの。モカお姉ちゃん!それは『恋』よ!」
「は、はぁ・・・恋?」
その反応を見てピカッと閃くアトリ。モカの感想としては「今アトリは『危ない』目をしている」だろう。
「ねぇ、お姉ちゃん。その気持ち伝えたくない・・・?」
「伝える・・・うん、と・・・できないかも。」
苦笑して否定するモカにさらに詰め寄り、説得を試みる。
188 :
53:2005/09/12(月) 20:05:57 ID:ATWrtHpI
「口じゃなくってもいいの!人間ていう生き物はどんなことをしてでも相手に伝えられるのよ~・・・ふ、ふ、ふ・・・」
「どんな、ことでも・・・」
「キスは最も手っ取り早い方法の一つでね・・・そうだなぁ・・・うん。目瞑って?」
何か言い知れぬ不安を感じながらも、モカはゆっくり目を閉じた。
「こうするのっ!」
突然の唇の感触にモカは驚いた。自分の唇にやけに柔らかなものがついている。ゆっくり目を開けるとアトリの顔が
ドアップで目の前にある。そこでようやくこれはアトリの唇だと気づいた。
「ん~!・・・ん~~!」
手をばたばたさせて微妙に抵抗をはかるモカだったが両手で頬を押さえられていてはどうにも抵抗できない。
アトリのほうは完全に悪乗りしている。
「んふっ・・・ん~ちゅ~・・・」
唇を貪るという表現のほうが正しいだろう。アトリの悪乗りは止まらない。
189 :
53:2005/09/12(月) 20:07:04 ID:ATWrtHpI
「んっ!んぐぐっ!」
モカは次に唸った。突然に異物が自分の口の中に入ってきたからだ。暖かくてざらついた何か。
それはもちろんアトリの舌。
「んっ・・・んんっ・・・んふふ・・・」
アトリは自分の舌をねじ込んで徹底的にモカの口の中を蹂躙しているのだ。
(・・・あ、何か・・・気持ちいいかも・・・)
その気持ちと同時に対抗心が沸いてきたモカは自らも舌を動かしてアトリの舌を出迎える。
「んん?んっふっふ・・・」
一瞬驚いたアトリだったがすぐに激しいキスを開始する。時々唇が離れては舌が絡み合うという
男が見れば誰もが魅了される光景がそこにはあった。
190 :
53:2005/09/12(月) 20:07:55 ID:ATWrtHpI
やがてアトリのほうから唇をゆっくりと離した。今まで絡み合っていた舌と舌の間に透明な糸がツーと引いて、落ちる。
「モカお姉ちゃんてば・・・結構やるじゃない。」
「・・・ん・・・うん・・・でも、これがキスなの?」
顔を真っ赤に蒸気させて問いかけるモカにアトリは少しだけ変な感情を抱いてしまったが・・・
それでもアトリは止まらない。
「・・・もう一段階、レベルアップしてみよう?お姉ちゃん!」
「え?ええ?わっ、ねぇ!どこ触って・・・んっ・・・!」
191 :
53:2005/09/12(月) 20:09:05 ID:ATWrtHpI
ピー・・・ガガガガ・・・は・・・ました・・・
どこからかラジオの音が聞こえてくる。
『・・・ピピ・・・ガー・・・・さぁ!始まりました!今週のTOWNお便り!このコーナーは、町のお便り番組として成り立っています。
では今日の最初のお便りは・・・?あと、ペンネーム【蚊タン大好き53】さんからです!では、読み上げますね!
え~、ここからは百合な場面が始まってしまうためにシーンをカットしました。苦手な人がいると思ってチューまでに
とどめましたが・・・ごめんなさいっ!
ということです。何の事は分かりませんが、次行ってみましょう!次!』
192 :
53:2005/09/12(月) 20:09:59 ID:ATWrtHpI
モカはアトリにもみくちゃにされ、もうクタクタである。一方責めだったアトリも横でぐったりしている。
「・・・つ、疲れたぁ・・・アトリちゃん?」
「うん・・・?何?」
「今言われたことをその・・・すれば、伝わる?」
「当たり前よぅ。モカお姉ちゃん、元がいいんだから・・・」
「アトリちゃん・・・人間のことよく知ってるのね・・・」
「・・・まぁね。」
モカは、アトリによって耳年増にされてしまったのだった・・・。
モスキート5 『モカ、恋心ッ!』へ続く・・・
193 :
53:2005/09/12(月) 20:15:52 ID:ATWrtHpI
22レスにもわたる長さ。ホントにごめんなさいです。しかもエロもなくて申し訳なく・・・
次回こそはとか言っといてここまでかよ!みたいな・・・
本当はヘチィのあるにはあったんですけど・・・うん。人を選ぶということと長くなりすぎな感じだったので。
それとMsq5は少しだけ遅くなるかもです。ごめんなさい・・・orz
53氏、113氏・・・
GJとしか言えないのが悲しいほどGJ!
どっちも、直接なエロなくても萌えオーラの量がスゲーです。
そういや蚊に刺された時にそこに神経集中させると唾液の麻酔作用が感じとれてちと気持ちいい
この例年にない盛り上がり…
199 :
53:2005/09/13(火) 09:24:09 ID:PFWqg0xK
>>194次回こそは直エロですよ。個人的には萌えオーラを感じてくれるだけで嬉しい。
もちろんそれだと板違いケテーイなんだが。
>>195そのネタもらった!Σ (∀・)
>>196-197 絵投下GJ!あぁ・・・盛り上がってるって素晴らしい。
蚊とりせんこうが200ゲット!
>200
速やかに消火しました。安心して。
まだまだ蚊は元気だよね。
昨日は左のかかとをすわれました。
近所の神社ではボウフラたんも元気にボウフラダンスしてまつ
204 :
113:2005/09/13(火) 22:33:55 ID:whj77e6j
53氏GJ
あー、蟻かぁ……いいなぁ、蟻。
書こっかな、蟻。
どうでもいいけど『かこっかな』を変換したら『蚊国家名』になった。
205 :
53:2005/09/13(火) 23:10:18 ID:PFWqg0xK
>>204 どうもありがとうです。
113氏の続きもワクテカして待ってますですよ。
それにしても『蚊国家名』・・・モスキートキングダム?いや、無理がありすぎたorz
msq5、ちょっとずつしか書けてねぇ・・・スマン皆。
>>202 蚊タンは気温20℃以下では動きが鈍り、30℃以上では暑過ぎてバテてしまうとか。
だから夏場は暑すぎて元気が無く、産卵時期もあって今ぐらいの時期が一番活動するそうな。
今年も9月に入っても暑い日が続くね。
蚊タソが夏バテでへたばってないかしんぱいだー。
…あれ?
>>205 まあまあ、ゆっくりと満足できる仕事をしてくださいな
あと柑橘類には気をつけて
えろいんだか面白いんだかw
>>209 四枚目がとてつもなくエロい。I love mosquito!
面白いが、男がエドワード・エルリックである理由がわからん
つかギャグが寒い上にしつこい。
そうなるとエロに期待したいが、恐らくこのペースだと
事の最中にも寒ギャグ入れそうだな。
ぎ
る
中
216 :
53:2005/09/16(金) 23:51:12 ID:gBMRbdQ7
msq5ようやく完成しました。
前回よりもボリュームがあるのでかなりアレですがご容赦下さい。
>>208 かんきつ・・・OK。気をつけましょう。
>>213 っていうか蚊の表情がいい。
217 :
53:2005/09/16(金) 23:51:43 ID:gBMRbdQ7
モスキート5 『モカ、恋心ッ!』
俺が帰ってまず見たのは二人のグッタリしている姿だった。
モカに聞くと
「・・・い、色々。」
アトリに聞くと
「まあね!」
というそれぞれの反応を見ても・・・俺は予想もつかなかった。
その後はみるみる元気になっていったので特には気にしなかったが。
218 :
53:2005/09/16(金) 23:52:39 ID:gBMRbdQ7
「ねぇ!ご飯!」
「ええい待ってろ!甘いものならすぐ出せるが俺とモカは違うんだぞ!」
アトリは腹が減っても我慢できないそうで、すぐに騒ぐ。
たまには違うものでも出してやろうか・・・
モカのほうはたまーに「お腹減りました・・・」という程度。
なんて大人なんだ。爪の垢を煎じてアトリに飲ませてやれば少しはいいだろうか。
「ねぇ!ご飯!」
「アトリ!何回同じ台詞言わせるんだ!頼むから、待て。」
「あのね!アリはお腹が減ると膨らむんだよ!」
「知るか。待てって。」
俺はたまにはと思って『薄焼き』を焼いている。俺は小さい頃よく食べてたんだが・・・最近は名前すら知らない若者が多い。
簡単に言えばホットケーキを薄くしたようなやつだ。自宅でホットケーキの粉を買わなくても
出来てしまう薄焼きは砂糖をかけることで絶品と化す。
それを食わせてみようと思うんだが・・・
・・・よしいい具合に焼けてきたな。
219 :
53:2005/09/16(金) 23:53:25 ID:gBMRbdQ7
とりあえず皿に放り込んで砂糖を満遍なく振り掛ける。
これでしばらくは静かになるだろう、と期待し食卓に持っていく。
「・・・?砂糖あるけど、変だね・・・む・・・」
どうやら物体確認が出来ていないようだ。鼻や目で見分けることが出来ないとわかると
頭の上の触角を器用に薄焼きの上で動かし始めた。
ピコピコと動くそれはそれ単体が生きているかのように感じられる。
「・・・ふ~ん・・・」
やがて触覚調査を終えたアトリは薄焼きを手に持ち、顔を近づけて噛み付いた。
「あむっ・・・」
さて、反応はどうだろう。甘いから多少はいいと思うんだが・・・小麦粉は失敗だったか?
しかしなんとも意外なことにアトリは歓喜の声を上げだした。
「ん~~!なにこれ!おいしい~!」
「お、おお!気に入ったか?砂糖と絶妙に合うこの食べ物の名前はだな。」
「うんうん。」
「薄焼きっつーんだなこれが。」
「薄焼き!これ好物~!」
220 :
53:2005/09/16(金) 23:54:17 ID:gBMRbdQ7
そう言いながら薄焼きを頬張るアトリの顔には満面の笑みが浮かんでいる。
なんというか、無邪気で可愛いな。
「よし・・・モカ、もうすぐだからな。」
「・・・え、あ・・・はい。」
なんだ?歯切れが悪いな・・・
「どうした?具合でも悪いか?」
俺はとりあえず近づいて額に手を当てる。・・・熱はない。でもさっきから元気ない気がする。
吸血の定例日か?いや、昨日吸ったばかりだし・・・
疲れてるのかな。しゃがみ込んでモカに「無理しないような」と俺は告げた。
「はい・・・うん、と・・・大丈夫です。」
ふむ・・・
なんとなく不安だがまぁいいだろ。俺は夕食の続きに取り掛かった。
221 :
53:2005/09/16(金) 23:55:02 ID:gBMRbdQ7
・・・
夕食を終えて俺は広いワンルームに戻る。相変わらずモカは元気なし、か。
俺が学校に行ってからか。元気ないのって・・・いや、アトリがいたし・・・・
「なぁアトリ。」
部屋の棚の上にあるブタの形をした貯金箱に触覚をピコピコさせてるアトリに声をかける。
モカは今向こうのテーブルで頬杖を付いているので聞き出すなら今、なのだ。
「モカ、何かあったのか?」
「何か?何かって?」
キョトンとするアトリだったがすぐに貯金箱に向き直る。よほど、それが気になるのか?
「・・・アトリ。何でモカの元気ないか知ってるんだろ?ちなみにそれは貯金箱だ。」
ピタッと触覚の動きが止まってアトリはブタの調査を終えた。
「貯金箱・・・こんな形があるんだね?へー・・・」
・・・こいつ、逸らしてるのか?
「アトリ?質問に答えるべし。これやらないぞ。」
最終兵器・・・これは極甘チーズケーキだ。今日特売で200円だったから買ってきた。
アトリ喜ぶかな、と思ったから。本来の渡し方とは多少違うが何にしても喜びそうだな。
222 :
53:2005/09/16(金) 23:55:56 ID:gBMRbdQ7
「・・・?なぁにそれ。」
「自慢の触覚で調べれば分かるぞきっと。ほれ。」
俺が床にそれを置くとアトリは屈んで触覚をピクピクし始めた。
時につつくように、時に撫でるようにと様々な動きをするそれは見ていてなぜか飽きない。
「・・・!これ、甘い・・・!きっと甘いよ!」
「気づいたな。」
ヒョイ
「あっ!ほしい!ほしいってば!」
俺の手の動きに合わせて跳ねるアトリ。
「じゃあ教えてくれよ。」
しかしアトリは俺がそう言うとおねだりをやめた。
「それ、言わなきゃいけないならいらないもん。」
なっ・・・なんだと!この超甘党のアトリが甘いものを目の前にして口を閉じる・・・
どうやらモカのことを絶対に話さないという意志は固いらしい。
223 :
53:2005/09/16(金) 23:56:47 ID:gBMRbdQ7
「モカは、病気なのか?」
「・・・自分のせいでしょ藤村祐二!・・・ぷいっ」
「俺?俺が何かしたのか?」
分からん・・・フルネームで呼ばれても分からんものは分からんぞ。いずれにしても上げる予定だったので
素直に俺はチーズケーキを差し出した。
「ほら。食べろ。これ気に入ったら今度はケーキ専門店のを買ってきてやるから。」
「わぁっ!ありがとー!」
アトリはケーキに飛びつくなりむしゃむしゃと食べ始めた。食欲旺盛だな・・・
「アトリ、太るぞ。・・・まぁそれはいいんだが。」
太るという言葉に反応を示さないアトリはさっきの俺の質問に口の周りいっぱいにチーズをつけながら答えた。
「・・・むぐ・・・本人に聞いてみて。まぁ夜は二人でゆっくりと話し合ってね!」
「アトリは?」
「わたしはね、ちょっと出かけるところがあるんだなぁ。うんとね・・・なんていうか行くところは秘密なんだけど。」
妙に目が泳いでいるため非常に怪しい。それでも現段階はこれ以上アトリから聞き出せるようなことはない気がする
ので黙って聞いておくことにする。
224 :
53:2005/09/16(金) 23:57:53 ID:gBMRbdQ7
「分かったよ。帰る時間はいつごろだ?」
「そんなに遅くはならないと思う。多分・・・あっ!もうこんな時間!さぁて、行かなきゃ!」
・・・こりゃ演技だな。素人の俺でも一発で見抜けるほどアトリの挙動は怪しかった。
それから3秒もしないうちに実に慌ただしくチーズケーキを口に放り込むと
「じゃあね!」と一言だけ言い残し、アトリは玄関から出て行った。
とりあえずモカに話を聞いてみるしかないか・・・。
225 :
53:2005/09/16(金) 23:58:57 ID:gBMRbdQ7
・・・
「はぁ~、うまく抜けられたぁ。」
アトリは夜の公園のベンチに深く腰を落としてくつろいでいる。中々に目立つ格好はしているが
その格好自体も黒とあって夜の闇にうまく溶け込んでいるので特に問題はない。
「モカお姉ちゃんうまくやってるのかなぁ・・・あれだけ知識を放り込んでおけば大丈夫だと思うけど。」
半ば自分に言い聞かせるようにアトリはうんうんと頷く。
「・・・あらあら。随分探したのよ?」
突如、後ろの茂みから聞こえた美しいソプラノボイス。静寂に包まれた夜の公園に響いた
違和感タップリのその声にアトリは振り返った。
「・・・誰?」
「誰ですって?さぁて、誰かしら?」
226 :
53:2005/09/16(金) 23:59:52 ID:gBMRbdQ7
満月にかかっていた雲がスゥッと引いてゆく。満月による明るさは段々と増していきアトリの目の前の女性を
照らし出した。
「今夜はとってもいい満月ね。」
月明かりに照らし出されたその姿を見た時からもうアトリの耳には言葉は届いていない。
驚愕に目を見開くアトリ。
「あ・・・やだ・・・ど、どうして・・・?」
「ふふ・・・」
妖しげで凄艶なその微笑を浮かべながら、女性はアトリの顎に手を添えた。
満月は再び、雲に隠れつつあった。
・・・
227 :
53:2005/09/17(土) 00:00:44 ID:gBMRbdQ7
「モカ・・・?」
頬杖をついて考え込むモカに俺は話しかけた。後ろから話しかけたのが祟ったのか
モカはバランスを崩してテーブルに顔面を打ちつけた。
「いったぁ・・・え、と・・・なんでしょう。」
涙目で額を擦りながらモカは俺に尋ねる。
「お前大丈夫か?何か俺が学校行ってから元気ないぞ。」
「・・・だ、大丈夫ですよ。」
「全然大丈夫じゃない。俺の顔見て大丈夫って言えるか?」
「もっ・・・もちろんですよ!」
「じゃ、言ってみ。」
もちろんと言ったわりには俺の顔を見て言おうとしないモカ。
「・・・」
ええい、本当に俺が何かしたのか?いや、してないと思う。今日の夕飯だって変なもの作らなかったし・・・
・・・もしかして。
228 :
53:2005/09/17(土) 00:02:28 ID:gBMRbdQ7
「なぁ、もしかしてさ。・・・この家に居るのが嫌になったのか?」
可能性としてはこれしかないため思い切って口にしてみた。が、モカのほうは取れてしまうんじゃないかというほどに
首を振ってそれを否定する。
「ち、違います!だって生活させてもらっているし、色々勉強になるし、大好きですよ!」
言い終えて、椅子を立ち上がるモカの顔はかなり赤い。そんなに興奮しなくても・・・
あ・・・まずいな。モカの顔が近い。背が同年代の女の子に比べると比較的高いから少しマズイ。
「分かったモカ。落ち着け。そんなに顔を近づけるとあれだ、炭になるぞ。」
「嫌い、ですか?」
突然モカの口から発せられた主語のない言葉に戸惑う俺。
「何の・・・ことだ?」
「私が蚊だから・・・嫌いですか?」
何を突然言い出すんだ。『蚊』だから嫌いとかって間違ってるぞ。・・・まぁ、飛びまわるちっこいのは嫌いだがな。
モカは俺の返事を静かに待っている。赤に煌く紅蓮の瞳は真っ直ぐ俺を捕らえて離さない。
229 :
53:2005/09/17(土) 00:03:51 ID:gBMRbdQ7
「・・・何言ってるんだよ。モカは十分綺麗じゃないか。いい子だしな。嫌いじゃないって。」
ちょっと状況が理解できないがこれで不安は解消されただろうと思い、俺はモカに頭の上に手を乗せた。
「・・・ズルイです・・・そんな言い方・・・」
「ずるい・・・?」
その言葉に呆気に取られているとポフッという音と共にモカが俺の胸に身を預け、少しだけ腰に手を回してきた。
黒髪の甘い香りが俺の鼻に届き、柔らかい感触が体で感じられる。
「・・・私は、『好き』なんですよ?ずっとあなたを見ているとドキドキするんです。これ、変だなって思ったら
アトリちゃんが『恋』なんだって・・・それは『好き』っていう気持ちだよって。」
段々と預けられた体の体温が上がっていくのが分かった。
「・・・モカ。」
突然の事に戸惑った俺だったが冷静に頭を働かせてみる。
・・・馬鹿だったな俺。モカが『蚊』だからそういうのとは無縁だと思ってた。でも当たり前じゃないか。
今は『人間』なんだ。そういう気持ちを持ったっておかしくはない。
・・・気付いて、やれなかった。
230 :
53:2005/09/17(土) 00:04:43 ID:gBMRbdQ7
「モカ・・・ごめんな。なんていうか、気付いてやれなくて・・・」
「・・・許しません。だってまだあなたの気持ち聞いてないじゃないですか。」
そんな事をいうモカがこの上ないほど愛しくて、俺はモカを抱き寄せ手を回した。
「あ・・・」
モカは安心したように、吐息を漏らした。
「・・・祐二さん。」
初めて名前で呼ばれて、俺は確信した。やっぱり、好きなんだと。
「モカ、もう一つ教えてやるよ。この気持ちを表す最高の言葉を。」
「最高の、言葉・・・?」
言うほうはむちゃくちゃ恥ずかしいので一度深く深呼吸して準備を整える。
伝える前からこんなに心臓のポンプが早いと不安だなおい・・・
俺の口はそれでも止まらなかった。今、この腕の中にいる愛しい人に伝えたい。
種族の違いを知っていても勇気を出して気持ちをぶつけてきたこの人に。
「・・・モカ。『愛してる』っていうんだよ。」
231 :
53:2005/09/17(土) 00:05:35 ID:gBMRbdQ7
そこで一旦モカの体を引き離し、まるで何かの誓いのように唇を重ね合わせた。
俺としてはモカの反応を予想していたのに・・・モカはライトキスでも驚くはずだったのに・・・
しかし予想は大きく外れ、モカは突然重なった唇に驚きもせずむしろ積極的にそれを求めてきた。
「ん・・・んむっ・・・ぅ・・」
遂には舌まで入り込んでくる始末。・・・どこでこんな技術を・・・?
モカの舌は絶妙に俺の口の中で動き回る。男としてはここで負けられないので当然反撃するが・・・
到底、勝てない。
「もっ・・・もふぁっ・・・」
俺の声を塞いだモカは満足そうに微笑んだ。
「んふっ・・・む・・・ぁ・・・」
・・・俺のほうが、骨抜きにされてしまうとは。もう俺は完全のその舌技に魅了されている。
「ぷぁ・・・どうでした・・・?」
「モカッ・・・な、慣れてるな・・・?」
あまりに良すぎて焦点が合わなくなりつつある俺にモカはやはり微笑んだ。
232 :
53:2005/09/17(土) 00:06:33 ID:aRk+AiFy
「少しだけ、アトリちゃんから教わりました。」
「アトリに・・・?ははぁ・・・あいつそれで。」
これでアトリが妙にそわそわしてたのも分かった。帰ってきたらからかってやるとしよう。
・・・さて、と。
「モカ?あー・・・キス以外の意志伝達(?)方法は知ってるか?」
「あ、はい。アトリちゃんから教わりました。」
あのアリめ・・・どこまで教え込んだのだろう?不思議だ・・・よく知ってるな。
「まぁなんにしても話は早い。モカ、いいかな?」
俺は答えを聞かずにモカの胸に手を伸ばした。優しく揉んでみて改めて驚く。
・・・なんとも大きく、服越しでもわかるくらいに柔らかい。
「まっ・・・まだ答えてないのに・・・んっ・・・なんか、変・・・」
「答えなんて聞かなくても分かるだろ?」
苦笑しながら俺はモカの秘所に手を伸ばした。薄く、本当に薄く湿っている。
233 :
53:2005/09/17(土) 00:07:24 ID:aRk+AiFy
「・・・感じやすいんだな。」
「あっ・・は・・・擦らないで・・・ぇ・・・」
下着の上からまずは優しく擦る。モカはいかにアトリに知識を埋め込まれているとしても男性経験は
ないはずなので、なるべく優しく愛撫する。
「ん・・・そうだ。そこの壁を背にして寄りかかってくれ。」
「は・・・あ・・・はい。」
壁に寄りかかったのを確認すると、さっきよりも濡れた下着をズリ下ろす。
綺麗な一筋の線が露になった。
「や・・・・・んん。」
何か言いかけたモカの口を俺は唇で塞いだ後、耳元で囁いた。
「大丈夫だって。信じて。」
「疑ってなんて・・・ひあっ!」
・・・むぅ、耳の甘噛みも結構弱い、と。
俺はしゃがみこんでトレーナー一枚姿の彼女の服の中に頭を入れ、秘所に舌を這わせる。
234 :
53:2005/09/17(土) 00:08:16 ID:aRk+AiFy
「そ・・・そんなトコ・・・舐めちゃダメです・・・ふぁっ・・・」
「アトリに教わらなかったか?」
モカがどんな表情かはこの状態では分からないが実に恥ずかしそうな声色で呟いた。
「・・・教わりました。」
なにっ!アトリ恐るべし・・・なんという奴だ。
アトリに知識豊富賞を与えたいぐらいだ、と思いながら俺は舌を少しずつねじ込ませていく。
「あっ・・あぁ・・」
「・・・はは。本当にモカは可愛いな。」
ピチャピチャという音と自分の大事なところを愛撫されているという恥ずかしさからか
モカの声は一層大きくなっていく。
「あっ・・・あん・・・もうっ・・・!ひぁっ・・・!足に力がはいら・・・な・・・んぁっ」
モカは足を震わせ息を荒くしながらその場に崩れ落ちた。
「・・・良かったか?」
「・・っ・・はい・・・それで・・・」
「ん?」
まだ荒い息をつきながら途切れ途切れにモカは言った。
235 :
53:2005/09/17(土) 00:09:08 ID:aRk+AiFy
「祐二さんにもっ・・・き、気持ちよくなってほしいんですけど・・・ぅ・・・」
その衝撃的な発言に俺は感動を覚えた。くぅ・・・なんと健気な子か。
・・・ん?まさか・・・
「その台詞もやり方も、アトリ?」
「・・・はい。だ、ダメでした・・・?」
「とんでもない。嬉しいけど・・・なぁ、アトリにどこまで教わったんだ?」
「それは秘密、ですよ。ふふ。」
まだ足に力が入らないと言いながらモカは器用にも俺のベルトを外して素早く俺のいきり立った
イチモツを取り出した。
「わっわっ!モカ!・・・手馴れてる?」
「そ、そうなんですか?アトリちゃんに教わった通りにやったんですけど・・・」
それにしても早い・・・と悠長に俺が考えていると衝撃が走った。
「うお・・・」
「あ、本当に熱い・・・」
モカの細く柔らかい指に触れられただけでこれじゃあ・・・あんなことやこんなことされたら・・・考えただけで
頭の中がフニャフニャになってしまいそうだ。
236 :
53:2005/09/17(土) 00:10:00 ID:aRk+AiFy
「なんていうか、可愛い・・・ですね。あむっ・・・」
「おわっ・・・!ちょ、モカ・・・」
「ふ・・む・・・ちゅ・・・じゅぷ・・・」
モカの口から漏れる唾液の音もさながら最初からの激しい舌使いに俺は思わずモカの頭を
押さえてしまう。いや、待て決してもっとして欲しいとかじゃ・・・!
「んむ・・・?ん~・・・」
・・・やべぇ、モカが微笑んで納得してる。
と、さらにモカは俺を咥え込んだ。もうすぐ喉に到達しようという深さでモカは更なる
快感を俺に与えてくる。
「ちゅ・・・んむむ・・・んっ・・・!」
舌は亀頭の裏を激しく這いずり、俺の先端はモカの口奥深くで素晴らしい具合に
締め付けを食らっている。不規則な締め付けが俺の快感を何倍増しにもし、すぐに射精感がこみ上げてくる。
・・・が、モカの口に出すのは俺としては不可。・・・でももう無理・・・ぽ・・・
237 :
53:2005/09/17(土) 00:10:55 ID:aRk+AiFy
「うぁ・・・モカ・・・もう・・・離したほうが・・・」
「・・・ちゅっ・・・んふぁっ・・・」
「やめっ・・・そんなに激しくしたらっ・・・!くっ・・・!」
最後の俺の我慢も空しく・・・モカの口の中へ放出してしまった。
ドク・・・ドクン・・・
「んんっ!?」
突如来た液体に驚きながらもモカは出されたそれを思いっきり飲み込んだ。
「んぐっ・・・あ・・はぁ・・・ちょっと苦いいけどおいしいかも・・・」
「くぅ・・・っとと・・・モカ。だ、大丈夫か?」
「うん?大丈夫ですよ?」
・・・本人が気にしていなくてもなんとなく俺は罪悪感を覚えた。
モカのほうは少し心配そうに俺を見ていたが突然はっという表情を浮かべた。
・・・何か思いついたらしい。
238 :
53:2005/09/17(土) 00:12:07 ID:aRk+AiFy
「えと・・・祐二さん。アトリちゃんが『一つになれる』って・・・」
「あ、ああ。まぁここからは俺にまかせてくれればいい。そこに横になれるか?」
「は、はい。」
緊張気味にモカは横になった。フローリングの床というシチュエーションもきっと悪くない、と思う。
・・・少し、冷たいという短所があるけどな。
数秒で全ての服を脱ぎ終えて俺はモカに覆いかぶさった。
「あ、祐二さん・・・」
「俺のが、モカのここに入る・・・それが一つになることなんだが・・・流石にこれは聞いてないよな?」
「そ、そうなんですか?それは初めて聞きました・・・んっ・・・」
後半モカの言葉が途切れたのはもちろん俺のせいだ。
「ここにすんなり入れるためにもうちょっと、気持ちよくなろうな?」
「んぁ・・・は・・い。」
俺はトレーナーを上までたくし上げた。形大きさ共によしの素晴らしい胸が露出される。
あれ・・・?
239 :
53:2005/09/17(土) 00:13:04 ID:aRk+AiFy
「なぁ、モカ。下着、どうした?替えはあったはずだよな?」
「アトリちゃんとの講習会で・・・ちょっと。」
・・・大体想像はつくもののどんな講習会だったのか気になるな。
「ごめんなさ・・・はっ・・・ぅ・・・」
どこまでも柔らかいこの双丘の先端にはこれまた可愛らしい突起がある。
そこに吸い付き、舌で転がすとモカもまたその動きに合わせて可愛い声を出した。
「んあっ・・・あ・・・気持ちいっ・・・いです・・・は・・ぁ・・・」
右のほうに吸い付きながら、左手でもう片方を揉みしだく。
「どのくらい・・・んっ・・・あと・・・?」
「ん?・・・ここが十分湿ったらな。」
そういって再び秘所に手を伸ばし、指先で浅く愛撫し始める。
「そこっ・・・なんか・・・ひぁっ・・・!」
「こっちの方がいいか?」
「んっ・・ぅ・・・は・・・はい・・・」
・・・モカのそこを改めて見ると、もうほとんど出来上がっていた。きれいな筋の間からは
透明で粘り気のある愛液がとめどなく、溢れている。
240 :
53:2005/09/17(土) 00:14:08 ID:aRk+AiFy
「もう大丈夫・・・かな。」
「え・・・じゃあ・・・えと・・・」
俺は首を少し起こそうとするモカを手で制した。
「まかせろって。もしかしたら、痛いかもしれないけどな。それでもいいか?」
「はいです・・・祐二さんになら痛くされても全然、いいです。」
「・・・ありがとな。俺も頑張るから。」
額に軽くキスをして、俺はモカの両方の太股を少し上げた。いわゆる正常位に持ち込むわけだが・・・
ゆっくりと俺のペニスをモカの秘所へと持っていく。
ピタリと先端部分が触れると同時にモカの体がピクッと跳ねた。
「こんな時になんですけど・・・手、握ってもらえますか?」
「やっぱり怖いか。」
差し出されたモカの手に指を絡ませて強く握る。
「・・・大丈夫ですよ。こうやって握ってもらえるならきっと大丈夫です。」
「少しずつ、いくからな。」
今まで触れていた先端部分がゆっくりとモカのそこに埋もれてゆく、が・・・
亀頭まで完全に隠れた頃にモカの口から苦しげな声が漏れ始めた。
241 :
53:2005/09/17(土) 00:15:05 ID:aRk+AiFy
「・・・っ・・くぅ・・!」
「・・・抜いたほうがよさそうだな。ちょっとずつ開けてい」「ダメ・・・ですよ。今がいいんです。」
モカは諭すように俺にそう告げた。その瞳には涙がうっすらと光っている。
「お願い。祐二さん・・・ね?」
「・・・分かった。」
再び俺の侵入が始まった。亀頭部分が埋まっただけでも凄い締め付けなので下手をすると先に
達してしまいそうだ。
ズブズブと進むごとに俺とモカの接合部分からは鮮血が流れ出るため、見ていても少し心苦しい。
「・・・う・・・ぁっ・・・祐二さっ・・ん。」
「最後、ちょっとの我慢だから。」
ここまで来たら一旦進めたほうがいいと判断し、俺は一気に奥まで貫いた。
プチュッという音と共にまた鮮血が溢れ出た。モカの顔には苦痛と嬉しさの表情が浮かんでいる。
「あ・・・ぐっ・・・!・・・ぜ・・・全部、はいった・・・ですか?」
「・・・モカ。大丈夫。」
そのままゆっくりと腰を前後に移動させる。移動するたびに血と愛液の混じったものが音を立てては零れ落ちた。
242 :
53:2005/09/17(土) 00:16:14 ID:aRk+AiFy
「あ・・・あっ・・・熱いの、擦れてっ・・・変な感じ・・・」
もしかしてもう痛みが引いたのか・・・?念のために聞いてみる。
「モカ、まさかもう?」
「え?・・・はい。痛みはほとんど・・・」
「蚊の液体の能力か?いや、まぁ・・・痛くないってのはいいことだけどさ。」
モカは握っていた手を放して俺の首に回した。顔が一気にグイッと近づく。
「おあっ・・・モカ、驚いた。」
「もっと、動いて・・・?」
その熱っぽい視線に最後の理性を残しつつも俺は心を射抜かれた。
さっきよりも格段に速い動きで前後運動を開始する。もちろん全力ではないが、かなり速い。
「あっ・・はっ・・・あんっ・・・・!」
「やべっ・・・モカ、凄い締まり・・・。」
思わず本音が出てしまう。するとモカは喘ぎながら俺に尋ねた。
「あっ・・・ふぁっ・・・祐二さん・・・んっ・・・私、いいですか・・?」
「モカ・・・っ・・・凄く、いい。」
とてつもなく静かな空間に響く、甘みな声と淫らな音は俺の腰の動きをさらに速めていく。
243 :
53:2005/09/17(土) 00:17:21 ID:aRk+AiFy
「あっ、あっ・・・!祐二さんっ!何かきちゃ・・・はぁっ・・!」
「モカっ・・・い・・くっ・・・!」
モカの体が大きく跳ね上がり、同時に中が激しく締まった。
ドクッ・・・ドクッ・・・ドクン・・・
その締め付けに俺も耐えられずに一気にモカの中へと放出してしまった。
「は・・・うん・・・熱いのが、中に・・・」
モカはその言葉を最後にぐてっとなってしまった。・・・失神したんだなこりゃ・・・。
俺もはっきり言って体力をかなり消耗した。・・・高校3年の春以来だったからな。
しかしそれにしても、早すぎた。男として少しなんというか、情けない。無断で中に出しちまったし・・・
モカの中は処女だからという要素がなくても十分に気持ちいい。思い出しただけで・・・ちょっとなんかこう。
言い訳はこれで十分だ。うん、大丈夫。
とにかく、モカにとって俺は特別だったこと。俺にとってもモカはきっと特別な存在なんだと思う。
これから、どんな生活になるのかな・・・
244 :
53:2005/09/17(土) 00:18:19 ID:aRk+AiFy
・・・
「・・・ふぅん。そう?」
夜の公園のベンチに腰掛ける女二人。一人は頭に変な触覚のついた少女──アトリ。
もう一人は、頭に黒のフードをつけた、美しい女性。
「だから、ダメなの・・・分かって、下さい・・・。」
消え入りそうな声で話すアトリにいつものような活気はない。
許しを請うアトリの言葉を女性はたった一言で片付けた。
「ダメよ。」
「私が、次だから?」
「それもあるけれどね。・・・もう一つ忘れてるわね。ま、いいわ。しばらく様子を見て
気が向いたらどんな男か見に行かないとねぇ?」
245 :
53:2005/09/17(土) 00:19:27 ID:aRk+AiFy
横目でチラリと見られたアトリは体をビクッと震わせたが喉から言葉を搾り出した。
「・・・それは、やめて欲しい。」
「あなた・・・名前まで教えておいてそれはないでしょう?」
フードの奥に微かに見え隠れしていた瞳が見開かれた。
「でも、だめ・・・」
「名前は、藤村 祐二。・・・拒まないで。別に捕って食べたりしないわ。」
「・・・」
アトリがまた沈黙すると女性は初めのようにまた笑い出した。
──ふふ・・・
モスキート6『アトリ、重大な秘密?』へ続く・・・
246 :
53:2005/09/17(土) 00:23:56 ID:aRk+AiFy
え~と・・・一応、エロです。どうでしたでしょうか?『描写短い』とか『ここダメ』
とかあったらバシバシお願いします。きっと経験値になります(`・ω・´)
大きな、スレ消費すいませんorz
…使わないのは好み?
GJですよ~
おおお、まじGJ!萌えれますた。
気になるのは・・・長くなっても(少なくとも俺は)ぜんぜんおk。むしろイイ。
でも投下の早さと一度の量とクオリティから言うと、負担になってないかと気になる。
いっきに読んじゃいました
私的にゃ指摘なんてできやせん パーフェクツ!
250 :
53:2005/09/17(土) 07:58:42 ID:aRk+AiFy
>>247 使わない・・・というと・・・この前もらったネタだったら今考え中です。
アトリだったら、次回結構出るかも。違ったらすまんですよ。
>>248 ㌧クス!投下の早さはむしろ焦ってたぐらいです。4日空いたし・・・でも
これからはもっとかかる可能性がorz
負担なんて全然ないですよ。・・・このスレには負担かかってそうですが。
>>249 ぱ、パーフェクツ!いや、なんというか嬉しくて部屋中飛びまわりそうですが。
もっともっと頑張りますよ。
・・・キーボードの『F10』のとこにリアルで蚊たんが。小さいなこれ。
>250
三点リーダのことでした
判り辛くてすいません
252 :
53:2005/09/17(土) 13:21:33 ID:aRk+AiFy
>>251 『・・・』これでしたか。読みにくいようだったら改善します。
いつも書いてる時に特に意識しないから普通に『・・・』にしてしまう癖が。
253 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2005/09/17(土) 21:57:21 ID:0zn7WhLb
254 :
某スレ文士:2005/09/17(土) 22:59:35 ID:hk8Fnojy
>252
読みにくさを懸念しているようなのでレス
まず普通に文章の始まりを1マス空けるとか台詞と文章の区切りを
一行空けるとかしてみたら?それだけでもかなりすっきりすると思う
のですが。
それと人それぞれ閲覧するブラウザが違うので一行をもう少し短く
しておいた方がイイ筈。書き手の予期しない部分で改行されて妙に
ゴチャゴチャしたレイアウトになってしまうかもしれないので。
出しゃばってスマソ…続き待ってますので
)ノシ
255 :
53:2005/09/17(土) 23:49:08 ID:aRk+AiFy
>>254 助言、大変助かります。まず文章の始まりの1マスは言われてみれば
確かにと言ったところです。最大改行数が16っぽいのでそこが気がかり
ですが・・・
そしてブラウザが違うことをすっかり忘れてたorz
以後気をつけます。一行を短く、か。
また至らぬ点があったらバシバシとお願いします。
ありがとうございました。
ハァハァ(;´Д`)
うーん、このスレと格好や形が違うためか蚊に見えん
259 :
53:2005/09/22(木) 21:46:42 ID:/c0IVeV/
Msq6完成、と思ったら凄く過疎化しててビビリ。逆に俺が過疎化させてるのでは?
と恐れていたりするので偉そうだが人数確認とか。 ノシ
今回は『読みやすさ』を重視しました。
…そのくせ読みにくいかもしれませんが。そして例によって長いです。
スレが活性化しますように…
260 :
53:2005/09/22(木) 21:47:56 ID:/c0IVeV/
モスキート6 『アトリ、重大な秘密?』
「アトリ?どうした?」
昨日の朝…つまり一昨日、モカと寝た夜からいなかった
アトリは翌朝になって帰ってきた。
それからずっと触覚が微妙にショボショボしてるし、本人も元気がない。
「…別に。」
返ってくる答えはこの一言なのでやりきれない。
ここはモカに聞いてもらうかな…
「モカ、ちょっと。」
「はい?なんでしょう?」
俺の携帯をマジマジと眺めていたモカを呼び寄せる。
ちょうどアトリが一昨日のモカと同じように食卓のテーブルで
頬杖をついているから、チャンスだ。
261 :
53:2005/09/22(木) 21:49:12 ID:/c0IVeV/
「なぁモカ。アトリの様子…見てれば分かるだろ?」
「元気、ないですね。…あの夜に何かあったんでしょうか?」
「俺だと一言で片付けられちゃうから、モカに頼もうと思ってな。」
なんというか、心配そうな顔一つもせずモカは微笑んで答えた。
「いいですよ。」
対面に座ったモカがアトリに話しかけている。
最初は何故か首をひたすら振っていたアトリだったがやがて
モカの熱意に折れたのか何か話し始めた。
──ここまではうまくいってるな。
時折モカは難しく考え込むような仕草をしながら熱心に
アトリの話に聞き入っている。
結構、シビアな話のようだ。見ていてもそれは分かる。
少したってモカが椅子をたって俺の元にやってきた。
262 :
53:2005/09/22(木) 21:50:34 ID:/c0IVeV/
「どうだった?」
「聞けるには聞けたんですけど…ごめんなさい。アトリちゃんとの
約束なので、言えません。」
こんなことだろうとは思っていたが少し落胆してしまった。
「…じゃあ、それを聞いてモカが考える範囲で解決策はあるか?」
「多分、ないかと。」
あっさりと言ってくれますねこのモカは。
さて、何の悩みやら…俺だと聞き出せないからたちが悪い。
アトリはモカに話したにも関わらず、どうもスッキリしないようだ。
そんなに深刻なんかい。
だとしたら、なんとしてでも力になってやりたいと思うが…
そして、アトリの悩みの種はそれから2日後に突然現れた。
263 :
53:2005/09/22(木) 21:51:35 ID:/c0IVeV/
車の音でも、電車の音でもない雑音がずっと響いている。
今日は夏真っ盛りだっていうのに何故か、雨。
こんなはずでは…と俺が思うわけはもちろん、そう。
俺は今傘を持っていないのだ。
モカは電話の取り方を知らないし(教えておけばよかった)
アトリは今電話に出るような心境じゃないだろう。
「…ふぅ。走って帰るか。」
ひどく激しい雨の中、俺は手持ち鞄を頭に乗せて走り出した。
そういえば…アトリは雨が苦手だって昨日言ってたな。
明日は雨だぞと言ってやったら「嫌い…」の一言。アリの性質だからか?
何にせよ究極のブルーを味わっている可能性がある。
早く帰って俺が賑やかにしないと皮膚までブルーになるだろうな。
…いかん。今自分で考えたくせに可笑しくなってしまった。
やばい、それよりもうびしょ濡れだな。
264 :
53:2005/09/22(木) 21:53:01 ID:/c0IVeV/
雨の中を全速力で走ってきても結局は濡れてしまった。
ええい!風邪だけはひかないぞ。この体意外に脆いからしんぱいだー。
…いや、すまん。
誰に謝るのかはさておきこのままでは本当に風邪をひいてしまう。
俺は勢いよくドアを開けた。
「ただいま!いやぁ参った参った。びしょ濡れだぞ。」
手持ち鞄を玄関先に放り投げて、とりあえず頭を振る。
髪についた水滴がそこらじゅうに飛び散るが、まぁ乾くだろう。
そんな俺に一枚のタオルが差し出された。モカ、ナイス。
「今日は凄い雨でな。大丈夫だと思って傘を持っていかなかったのが
いけなかった…。」
「あらあら、大変だったのね?」
265 :
53:2005/09/22(木) 21:54:04 ID:/c0IVeV/
「そうなんだよ。もうたいへ…」
その声を聞いてから3秒間も違和感に気付かなかった。
美しく透き通ったソプラノボイスはモカのものでもアトリのものでもない。
聞いていて心地の良い声でも今の俺にとっては恐怖心を煽るものに変わる。
タオルで頭を拭きながら、さりげなく聞いてみた。
「俺の家に上がりこむとは。誰だ?」
その質問の答えは、クスリという笑い声。
「とりあえずお風呂に入りなさいな。風邪をひくわよ。」
金目当てならとっくに持ち出してるだろうし、風邪もひきたくないので
ここは素直に従った。
本当は風呂になんて入ってる場合じゃないんだが…
声に安心感を覚えてしまう俺はもう廃人決定かもしれん。
266 :
53:2005/09/22(木) 21:55:20 ID:/c0IVeV/
カラカラ
風呂のドアが開いて、誰かが入ってきた。風呂の湯気によって
誰がそこにいるのか分からない。
「誰だ?」
その湯気の向こうからした天然のリバーブに乗った声はモカのものだった。
「あの、お背中流そうかなって。」
「悪いな。すまん。」
一度はもう交わった仲なので特に恥ずかしいことなどない。今だってモカはバスタオルで
ちゃんと前を隠しているし何も問題なし。
あの声の正体をモカに尋ねてみるか…
「なぁモカ。あれ、誰だ。」
湯船が狭いため二人はきついのでモカは湯船の前で風呂用椅子に座りながら
話し始めた。
267 :
53:2005/09/22(木) 21:56:53 ID:/c0IVeV/
「あの人、アトリちゃんの知り合いらしいです。頭に同じ触覚がありましたし。」
「…触覚?じゃあ、アリか?」
風呂の湯気で湿ったせいかふにゃんとなっている触覚を撫でながらモカは頭を掻いた。
「の、ようなんですけど…来たのがついさっきなので。」
「じゃあアトリに用があるんだな。…何か、言われなかったのか?」
「…『あら、あなたがモカさんね。いつもお世話に(ry』って言われたぐらいです。」
何か引っかかるものを感じながらも俺は湯船を出て体を洗うことにする。
「あ、洗いますよ。」
268 :
53:2005/09/22(木) 21:57:52 ID:/c0IVeV/
ゴシゴシと先に背中を洗ってくれるモカの指先はいつもどおり柔らかい。
「…それで、今きっとアトリにどんな用事なんだろうな。」
この柔らかさを意識しているとどうにも『前』が危ないので話題を逸らすことにする。
「さぁ…分かりませんけど。一つだけ、気になることがありますよ。」
「気になること?」
モカは俺の耳に口を近付けてひそひそ話し出した。どうしても後ろから密着されるので
指先よりもさらに柔らかな膨らみが背中に当たっている。
「えと…ここ数日、アトリちゃん元気なかった原因って多分…」
「…ぁ、あの人ってわけか。ふぅん…」
2:8=話:柔らかな物な割合で頭の思考を占めてるのであまり理解していないが
とにかくアトリの悩みの種があの人だってことは分かった。
何をしに来たのやら…
「ん、と…流しますよ。」
適温のお湯が俺の背中を伝って床に勢いよく落ちた。・・・我慢できない。
「次、俺がモカの背中流すよ。」
269 :
53:2005/09/22(木) 21:58:54 ID:/c0IVeV/
「はい。お願い…しますね。」
少し考え込んでからモカは俺の前に座りバスタオルを外した。白く、綺麗な背筋に
今は機動しないであろう羽がついている。
その光景がいわゆるチラリ状態なため余計に興奮を促す。
「モカさ。綺麗な背中してるよな…。」
「またまた。何言ってるんですか?」
少し笑みを含んだ声で照れているのが分かる。やっぱり、可愛い。
「背中終わり…っと。」
結構小さな背中なのでかなり早く終わってしまった。
…もちろんここで終わるほどアホではないぞ。
270 :
53:2005/09/22(木) 21:59:51 ID:/c0IVeV/
「後は自分で…きゃっ!」
ふいにモカの首に腕を巻きつける俺。耳元で囁かれるのが
結構弱いということを俺は知っている。
「どうしたんですか…?」
「前も洗ってやるから。」
そう言って両手をモカの豊満な胸に這わせてゆく。
「やっ…こんなところで…」
モカの言葉を遮るかのように、柔らかな膨らみを優しく円のように揉みまわす。
「泡が…んっ…くすぐったい…」
「その分だけ気持ちいいと思うぞ。」
時折、先端の突起を指で転がしてモカの反応を楽しむ。
「んぁっ…はっ…」
右手はそのままその場所に留めておき、左手を秘所へと這わし始める。
指が移動する間もモカは悶え続け、悩ましげに身をよじらせている。
271 :
53:2005/09/22(木) 22:01:11 ID:/c0IVeV/
「いい感じだろ?」
「あっ…やぁっ…お風呂で、なんて…ぇ…んっ…」
「バスプレイは男のロマンじゃないか?」
意味の分からない男のロマンを語りつつ、秘所へと持っていった指を
段々と激しくそこに出し入れしていく。
「あんっ、あっ…あぁっ…」
水に誘われてか、段々と滑りのある液体が溢れ出てきた。
それがより一層の快楽へとモカを導く。
「音、出てるぞ。」
「はっ…あっ!い…言わないで…ふぁっ…」
「可愛い。」
恥ずかしがるモカの頬に軽くキスして、秘所の指の位置を変える。
272 :
53:2005/09/22(木) 22:02:17 ID:/c0IVeV/
変えた場所にあるのは赤い突起物。
「これ、いじるとどうなると思う?」
「んんっ…?わ、分かりませんよぅ…あっ…」
それも胸の突起物と同じように指で転がして愛撫する。
モカの口からは先程のように甘い声が再び漏れ始めた。
「あっ、ぁっ…そこ、っ…ンッ…へんです…ぅっ…」
「こうしたらもっと変になるぞきっと。」
「っ…!ああっ!んぁっ…ぁ…っっ!」
さっきよりもさらに激しくそこをいじると、それと平行して
モカの声も次第に大きくなっていく。
支援
274 :
53:2005/09/22(木) 22:06:52 ID:/c0IVeV/
「…アトリ達に気づかれちゃうぞ?静かにしなきゃ。」
「んむ…ッ…。」
喘ぎ声を紡ぎだすモカの唇と俺は自分の唇で強引に塞いだ。
「ちゅっ…む…ぁ…は…」
舌が生き物のように俺の口の中を這いずり回っているこの感覚。
…くぅ。相変わらずモカはキスがうまい。骨抜きにされる…。
「ぷぁ…祐二さん、そんなに私のキスがいいんですか?」
一旦唇を離して俺に尋ねるモカ。その顔には先程の恥ずかしげな
表情はない。
一方の俺のほうは例によってまたポケーと呆けている。
…情けないな。
275 :
53:2005/09/22(木) 22:07:49 ID:/c0IVeV/
「あの・・・」
モカは先程とはまた打って変わって消え入りそうな声で呟いた。
「体、熱くって…」
「まだ、イってなかったもんな…一緒に、どう?」
「…はい。」
恐らく会話のせいで赤くなっているであろう顔がもっと赤くなる。
…俺のほうまで赤くなるな、この状況。
俺は腰に巻いてたタオルを取ってみた。案の定ギンギンだ。
そそり立った俺のを見てモカはポケーっとしている。
「祐二さん、今日まだ気持ちよくなってない…」
「いいって。今日は一方的に俺が始めたし。(第一あのテクじゃ1分持たない)」
と、心の中の声を密かに会話に織り交ぜつつ俺はモカに言った。
「モカ、おいで。」
276 :
53:2005/09/22(木) 22:09:06 ID:/c0IVeV/
二人とも泡だらけという奇妙で少しエロスな状況であるがゆえにモカのほうは
かなりいけている。
湿った髪は今はサラッと感がなくなっていて触覚も垂れているがそこがいい。
「んっ…。」
モカは自分の秘所に俺のものをあてがった。
「これで2回目、ですね。」
「もう大丈夫そうか?この前はアレで大丈夫だったようだが…。」
「もちろんですよ。…う、んと…っ」
そして一気にストンと腰を下ろす。
「ふ…ぅ…。」
「…入っちゃいましたね。どうですか?」
かなりいい感じな締め付けの快楽に俺は酔いしれつつ答えた。
277 :
53:2005/09/22(木) 22:10:04 ID:/c0IVeV/
「いい…よ。」
「今日は私がしてあげますね。…んっ。」
その対面の姿勢のままモカは腰を上下に動かし始める。
「んっ…あっ…熱いっ…。」
絶え間なく一生懸命腰をふるその姿はとても官能的で美しい。
目の前で揺れる二つの膨らみに自然に俺はしゃぶりついていた。
「ひぁ…んっ!…もう、今日はしてあげるって言ったのに…。」
「…反撃。」
俺はモカの腰の動きに合わせて下から突き上げ始めた。
「あっ…ぁっ…やん…いいっ…はっあっ…!」
「くぉぁっ!」
一方、俺のほうも動かし始めると再び実感してしまう。
うぁ…気持ちよすぎる。
俺のそれを心地よく締め付けてくる。
さらに不規則に中が締まるために快感は倍増している。
278 :
53:2005/09/22(木) 22:11:01 ID:/c0IVeV/
「あっ…あんっ…!はっ…ぁあっ…!…はぁ…あ、あれ?」
「…。」
俺が突然突き上げ運動をやめたのでモカは戸惑っている。
「あの、どうかしたんですか?」
「すまん。ちょっとやばかった。」
そう告白するとモカはクスリと微笑んだ。
「嫌ですね。気持ちよかったら遠慮なんてしないでください。」
「モカにも気持ちよく、なって欲しいから。」
…目の前で微笑んでいるモカを俺はギュっと抱き寄せた。
少し驚いた様子だったがすぐにモカは抱き返してきた。
「祐二さんてば…。続き、して?一緒に…。」
すっかり射精感もおさまったし、モカもそう言っているので
俺は再び腰を動かしだした。
279 :
53:2005/09/22(木) 22:13:20 ID:/c0IVeV/
抱き合っているから本来は難しい体位なんだが俺はこれが
結構、楽なようだ。
「ひぁっ…っ!祐二さっ…またおっきく…!」
「モカがめちゃくちゃ可愛いからかと。」
「またそんなぁ…あん…ぁっ…あっ…!」
よくエッチの最中はモカを行為で黙らすことが多い。
でもこの声が俺はたまらんっ…!
「はっ…あんっ…はぁっ…!あっ…!祐二さんっ!」
「名前呼ぶと…レベルアップ。ぅぉっ…。」
自分の腰の動きをさらに速めていくと同時に快感も高まる。
思わず声も漏れるってものだ。
280 :
53:2005/09/22(木) 22:14:29 ID:/c0IVeV/
「ひぁぁっ…さっきより激しっ…んぁっあっ…!んふ…ぁっ!」
愛液が俺のに纏わりつき、それが擦れて浴室に淫らな音が響いている。
「モカッ…いきそっ…。」
「んっ…私も…んあっっ!!」
俺はモカの一番奥でストップするとそこで爆ぜた。
…
同時にモカも達したようで一気にダラリと力なく俺に身を預けた。
「あ…祐二さんの熱いのがお腹の中に…。赤ちゃん、できちゃいますね…」
「モカやっぱり知ってたのか…。」
ふふ、とモカは笑ってもう一度俺を抱きしめた。
…
281 :
53:2005/09/22(木) 22:15:37 ID:/c0IVeV/
その頃。
「ふぅん…結構いい男なのね。」
浴室の外で、浴室内での会話を聞いていた女が一人。
女は綺麗な金髪のストレートヘアーで頭の上にアトリと同じ触覚を持っている。
かなり体型のいいモカさえも凌ぐ体の持ち主だ。
この女は、実は蟻界の一つ『スデ・リア』の5代目女王なのである。
「…アトリが、ねえ。」
実に楽しそうに触覚を動かしているその様は子供に見えるが。
そして…アトリの秘密が、明かされることになる。
モスキート7『アトリまで?恋心ッ!』に続く…
282 :
53:2005/09/22(木) 22:19:43 ID:/c0IVeV/
改めてレスとして並べてみると21レスで収まったなぁ…
『読みやすさ』『エロ加減』如何でしたでしょうか。
タイトルに『重大な秘密』とか書いておきながらまったく触れない辺り、
俺の計画性のなさが伺えますね…orz
いやもう言うことないですよ
いわゆるGodJobってやつですね
'`ァ ('A`*) '`ァ
>>282 GJ!前のスーパー投下頻度に比べるとちょっと間が開いたのでキターって気分です。
気にしがちなコメント多いけど、少なくとも俺はもう文士として認めてるので
読みやすさも内容も、長さとかは気にしないで53氏なりにやりやすいように
やってくれたら、と思います
よくは言えんが53氏、ちとこじつけっぽい所があるのでは?
そこから少しひずみが出てストーリーに傷がついてる希ガス
でもエロの所はGJでつ
他スレのSSを読んだり小説でも買ってみては?
289 :
53:2005/09/24(土) 13:58:46 ID:hKWEDuAN
>>287 結構間が空いてしまって申し訳ないです。
言ってくれてる通り自分的に頑張れたら、なんて思います。
>>288 正直なところ、こじつけはあるかもしれません。意識はしてませんが。
そこが展開力のなさかな、と。
ストーリー展開はその話その話で突然思いつき、書いているので
そこが所謂『こじつけ』でしょうな。
一度展開とかストーリーとかこじつけにならんように
ゆっくりと考案してみます。エロの方は納得していただいたようで嬉しく思います。
指摘ありが㌧です。
いつの間に復活してたんだ、このスレ。
そして
>>53氏GJ。
ところで113氏はどうしたのだろうか?
途中経過でもいいから報告たのむ
まぁ、飽きたのなら去る者も追うまい
292 :
53:2005/09/26(月) 23:59:03 ID:Hfk97W+f
参上仕った。さて、今回はアトリ恋~なお話です。実はスレ的本命が
モカなので気合が足りない可能性がorz
>>290 良ければちょくちょく覗いてください。絵師様が光臨なされば盛り上がる、はず。
113氏カムバック…
293 :
53:2005/09/26(月) 23:59:56 ID:Hfk97W+f
モスキート7『アトリまで?恋心ッ!』
風呂で行為に没頭したモカと俺は、予想通りのぼせた。
まぁよく温まったということで健康にはきっといい。
…実際は、悪いと思うけども。
俺はモカの介抱をして、奥の布団に寝かせた。
その際に部屋の隅っこにいるアトリを発見。
「…元気ないな。アトリ。」
「だって…。」
ん、と指さした先にはあの女がいた。
「これから事情聴取するところだ。…さて。」
294 :
53:2005/09/27(火) 00:00:57 ID:USqp1UVR
ここで困ったことが発生した。
テーブルの上には空けられた何本もの牛乳パックがあるのだ。
「おい、あんた。冷蔵庫勝手に漁って飲むのはよくないな。」
こんな時にも微妙に冷静な自分の性格が憎い。
「…この砂糖おいしいわね。」
恐らくホットミルクに砂糖を大量に入れて飲んでいるこの女。
…しかしなぜフード。
「俺の話を聞けっ!」
ぐいっとその手に握られたカップを強奪する。
「クレイジーケンバンドのものまねか何か?」
「…どうでもいい。それより聞きたいことがある。」
295 :
53:2005/09/27(火) 00:01:39 ID:Hfk97W+f
俺にとって最大の謎はもちろん正体である。こいつ、誰だ。
その次の謎はあのフード。部屋の中なのに…。
「好きな食べ物はね、田楽味噌よ。」
「聞いてない!…ええい、調子が狂う!」
血圧が急激に上がったのを感じ取ったため、一時呼吸を落ち着ける。
「…っふぅ~。…あんた、誰だ。」
女は俯いたまま答えた。フードのせいで顔も分からない。
「聞いて驚きなさいな。私はね、ほら。」
バサッと少し長めのフードを取り去るとその下からは見えなかった
女の顔が現れた。取り去ったフードの下からはとても美しい金髪の
ストレートヘアーが……あれ。
296 :
53:2005/09/27(火) 00:02:16 ID:USqp1UVR
「…その、黒いのはまさか?」
「これ?当然触覚よ。何だと思っていたの?」
当たり前のように言うな。
「まさか…あんたも俺の血を浴びて?」
「血?何の事?」
本当に人間体型になった理由を知らないようだ。
俺の身の回りで触覚つけてる奴は皆俺の血を浴びてるはずだ。
それでこんな風になってるっていうのに、この女は違う?
女は呆然とする俺の手からカップを静かに奪い返すとまたすすりだした。
2回ほど口に運び、静かにテーブルにカップを置いた。
「私の名前はマリア。蟻界の一つ『スデ・リア』の5代目女王よ。」
「じょ、女王!?…『アリ・デス』?」
なんでもかんでも『リ』と『ア』を含めればいいってもんじゃ…
あ、そういえば…最初の頃はアトリもそう言ってたっけ。
297 :
53:2005/09/27(火) 00:03:08 ID:USqp1UVR
俺がその蟻の世界の名前を間違えたのが頭にきたらしく
マリアはガタンと思いっきり立ち上がった。
「無礼にもほどがあるわね!『スデ・リア』よ。」
「…分かったから、座れ。モカが起きる。」
この女がよほど怖いのかアトリは部屋の隅で体育すわりしている。
「…それで、アトリとはどのような関係なんだ。」
「そのあたかもあの子の保護者です的口調はやめてくれるかしら。」
眉を潜めて不機嫌そうに足を組みかえるマリア。アトリの服装とは
違って確かに高そうな衣装ではある。
「…あの子は、私の娘。次期女王の最有力候補なの。」
「娘?…冗談。あいつの髪は黒いぞ。遺伝なら金髪だろうが。」
それを聞くとマリアは額に手を当てて大きく溜め息をついた。
298 :
53:2005/09/27(火) 00:03:51 ID:USqp1UVR
「いい?私達本来のアリには『髪の毛』など存在しないの。」
「まぁそうだな。」
「あの子が人の体になった時のことは詳しくは知らないけど。
『私』の系統であれば同じ風になるはずなのよ。」
自分の髪の毛をくるくると弄りながらけだるそうにマリアは呟いた。
「つまり…。」
突然マリアはズイッと身を乗り出して俺に顔を近づけてきた。
そして指を思いっきり俺の鼻の頭に突き立てて一言。
「あの子がこうなったのは多分、全部あなたのせいよ。藤村祐二!」
「こうなったって…人になったことか?」
俺は今見つめられているその瞳に見入ってしまった。とてもよく透き通った
スカイブルーの色がガラス細工のように綺麗で。
「あなたが意見した髪の色も含めて、全てあなた自身のせい。」
…気のせいだろうか。少しだけ目が潤んでいる。
299 :
53:2005/09/27(火) 00:04:45 ID:USqp1UVR
…
…それっきりマリアは話さなくなった。
俺も何故か目の前の女王様に話しかける気分ではなくなっていたので
アトリのほうに歩み寄った。
「アトリ…あのさ。本当なのか?」
「…ごめん。黙ってて。」
体育座りのままで俯き、アトリは謝った。
「俺は別にいいけど、お前…次期女王候補なんだろ?」
俯いたまま首を上下に動かして頷くアトリ。
「お母さんは多分お前を…。」
「分かってる!」
突然、アトリが大声を上げた。
300 :
53:2005/09/27(火) 00:05:32 ID:USqp1UVR
「分かってるって…じゃあ、何でだ?」
俯いたアトリからは小さな小さな嗚咽が聞こえている。
「嫌…なの。女王なんて嫌…。わたしと同じ時に生まれた子供達は
自分こそ女王って言って争うの…。そんな醜いの、嫌…。」
消え入りそうな声で話すアトリはとても不安そうで、いつも小さな体が
さらに小さく見えた。
…気がつけば、アトリを抱きしめていた。
「…。」
「考えるなよ。やりたい奴らにはやらせておけばいいんだよ。」
アトリは俺の腕の中で思いっきり泣き出した。
「うっ…あの子達っ…ひぐっ…こんな話になるまでは…っみんな…ぐすっ…仲、よくてっ…!」
「分かった。分かったから…。お前は…優しい子なんだな。」
301 :
53:2005/09/27(火) 00:06:21 ID:USqp1UVR
俺は椅子に座るマリアを横目で睨んだ。マリアは目を瞑って
唇を噛み、静かに俺達の会話に耳を傾けている。
「聞いたか。女王様よ…。こんな優しい子に女王なんて勤まらない。」
「…どうしてなの?シリア…。」
聞きなれない、名前。
あぁ…それがアトリの本当の名前なんだ。
マリアの口が、再び動き始めた。
「どうして?あなたが一番出来のいい女王候補だと思ったのに…。」
ビクッと体を震わすアトリ。
「…。分かったわ。もういい。他の子達にするから。」
「お母さん……。」
震えるアトリの体を、離して俺はマリアの前まで行き、そして…
302 :
53:2005/09/27(火) 00:08:22 ID:USqp1UVR
パシン!
部屋が、音に震えた。
「…っっ!」
…やっちまった。女を殴る男なんて最低なのにな。
マリアは打たれたことが衝撃とでも言うように固まっている。
あんまりだと思った。
…そんな言い方って、ねぇよ…。
「…あんた、女王以前に母親失格だな。」
「ふ…ふざけるのもいい加減にしなさいな!私達の世界なんて知らないくせに!」
俺はヒステリックに叫ぶマリアの両肩を押さえつけた。
「うるさい!お前分かってんのか?どんな世界だって!子供が何人いたって!
親が子供に注ぐべきものは一つ…愛情だろ!」
「黙りなさい!私は女王なの!一人の子供ばかりになんて愛を注げないのよ!」
303 :
53:2005/09/27(火) 00:09:56 ID:USqp1UVR
マリアはそれを吐き捨てると、俺の腕を振り払って玄関を飛び出した。
「…お母さん。」
「アトリ。…お前のお母さんなのに、ごめん。」
思えば自分の感情一つで動いてしまったが一番傷ついているのは
アトリに相違ない。
さっきにもまして体の震えが大きくなっている気がした。
「あのね…お母さんは、悪くないの。本当はもっと優しくて…。」
自分が母親に捨てられたという現実を見ながらもまだアトリは必死に
母親を庇っている。
「きっと、しょうがないの。わたしが、ダメだから。」
「…アトリ。」
やはり、抱きしめた。
あまりに切なく残酷だった。道具のように見られ
そして必要ないと分かり捨てられた。
だが…さっきのあの瞳に宿っていたのは、きっと…本当の心なんじゃないか。
304 :
53:2005/09/27(火) 00:10:46 ID:USqp1UVR
「…帰りたくない理由はもう一つあるんだ。」
静かに、先程とは違う感情を声に含みながらアトリは話し始めた。
「…祐二が、好きだから。」
小さなアトリが今、勇気を振り絞って目の前で告白してくれた。
そのことには俺は感動したが…。
「…アトリ。俺は」
「それも、分かってる。わたしじゃモカお姉ちゃんには敵わないよね…。」
うん、と頷いてアトリは顔を上げた。
そこにはとびっきりの笑顔が、あった。
「ホント、ダメダメだね。女王も、恋も…えへへ。」
アトリの大きな瞳からは、それと同じく大粒の涙が溢れている。
…笑いながら、泣いているのだ。
305 :
53:2005/09/27(火) 00:11:31 ID:USqp1UVR
「アトリの気持ち、楽にしてやるから。」
俺は結構純情な男で、一度好いた人からは中々離れられない。
…俺の今の想い人はモカなんだ。
それを分かっていても思いを伝えてくれたアトリが、愛しかった。
モカに抱く気持ちのそれではなく、うまく言い表せない何か。
だから…アトリにキスをした。
「ふむっ…!」
両手で頬を挟まれて突然キスされたので、アトリはかなり驚いている。
比較的控えめな唇の柔らかさは触れていると、気持ちいい。
「んぅ……。」
そのうちにアトリは遠慮がちに俺の唇を吸い始めた。
…俺はそれから少したって、唇を離した。
306 :
53:2005/09/27(火) 00:12:39 ID:USqp1UVR
「…うー。」
「う、唸ってる!何で!」
「ずるいよ。…好きでも何でもないくせに。」
俺から視線をずらし、触覚は所在無さげにピコピコと揺れている。
「何言ってるんだよ。アトリだって好きさ。」
「意味は違うんでしょ…?」
「まぁ、な。モカは『好き』でアトリは『愛しい』ってところか。」
アトリはその言葉に困ったように俯く角度を深めた。
「…でも、楽になったか?」
「ならないもん…。」
…困った。
「アトリのことも、大事。皆俺にとっては…なんていうか、かけがえの
ない存在だからさ。」
307 :
53:2005/09/27(火) 00:13:41 ID:USqp1UVR
「…ふーんだ。成り行きでキスされたってモカお姉ちゃんに言うもん。」
アトリは声こそふてくされていたが、その裏にある感情を確かに俺は
読み取った。きっと、納得したんだと思う。
「そりゃ、困る!」
と、俺が悪乗りするとアトリは笑い出した。
「祐二は浮気者~!あはは!」
「おいっ!待て!」
俺は走り回るアトリを追いかけた。
走って逃げ回るアトリの顔はもう柔らかくなっていた…。
「もう、無理!」
…5分は走り回っただろう。日頃の運動不足が身に染みている。
「体力ないね。」
「…悔しいが言い返せない。」
床で寝転がった俺の腹の上に馬乗りになっているアトリには
疲労の色は一切見えない。
308 :
53:2005/09/27(火) 00:14:34 ID:USqp1UVR
「…。ね、あのさ。」
「どうした?」
アトリは自分の左肘を押さえながら言った。
「これっきり、一度でいいから…抱いて?」
頭の中が消し飛んだ。
うわアトリ子供だと思ったのにこんなバカないやまてモカに知識を詰めた
のは紛れもなくこのアリ少女なわけでいやでもそれは…。
309 :
53:2005/09/27(火) 00:15:18 ID:USqp1UVR
俺の頭の中がいつものようにデッドヒートしかけていると
アトリはボソッと呟いた。
「これ、一度。モカお姉ちゃんには内緒にしておくから。」
「…なんというか俺は、ちょっと抵抗あるんだが。」
「さっき『愛しい』っていったじゃな~い!」
「アトリっ!いてて!やめろ!折れる!あ、折れた!」
当然アリ本来の力で叩かれれば折れる。
俺の胸を叩いているアトリの小さな拳が今は『はかいのてっきゅう』に思える!
「アトリ!ストップ!」
「…その気になった?」
「…分かった。」
310 :
53:2005/09/27(火) 00:16:05 ID:USqp1UVR
俺が了承するとアトリは俺の上から飛び降りた。
「ちょっとだけあっちに顔を向けて?…脱ぐから。」
「これからアレなのにどうでも」
「よくないのっ!」
拳をギュッと握って抗議するアトリ。
…素直に従うとしよう。
俺が後ろを向いてから数秒で衣擦れの音が聞こえ始めた。
特にロリコンというわけでもないのに、俺は緊張している。
「いいよ。」
アトリの声も心なしか緊張を含んでいる。
振り返った俺の目に写ったのは、アトリの一糸纏わぬ姿だった。
「モカお姉ちゃんみたいに、こう…ないんだよね。」
と、自分の胸の辺りを撫でながらアトリは呟いた。
311 :
53:2005/09/27(火) 00:17:10 ID:USqp1UVR
「…アトリ、座って足開け。」
「え、うん。…こう?」
ペタリとその場に座って足を開くアトリ。
その状態はもちろん秘所丸見えである。
「ね、恥ずかしい…ひゃっ!」
指でそこをなぞってみると、案外アトリは可愛い声を上げた。
…元から愛くるしいせいか俺も微妙に興奮してしまう。
「そんなに…擦るとやだァ…あっ…」
「そういえばモカに結構埋め込んだみたいだな。…こんなことを。」
いつも文句ばかり言われているのでここぞとばかりに俺は責めたてる。
…行為でな。
「うぁっ…んっ…やっ…動いている…。」
312 :
53:2005/09/27(火) 00:18:22 ID:USqp1UVR
まだ幼い秘所に指を力を加減しつつ出し入れする。モカと同じくアトリも結構
濡れやすいようで、こういう時に凄く都合がいい。
「ねぇっ…!そんなにしたらっ…んああっ!」
ビクリとアトリの体が跳ね上がった。
…かなり、早いな。
「アトリ…もしかして敏感体質か?」
「そっ、そんなんじゃないもん!」
アトリが抗議すると触覚もピーンといきり立って共に抗議する。
その様がおかしくて俺は噴出してしまった。
「くっくく…。」
「何で笑うの~?」
「…はは。別に。」
313 :
53:2005/09/27(火) 00:19:29 ID:USqp1UVR
まだアトリはむっとしていたがとりあえず準備はいいだろう。
…さっきからモカが向こうで唸っているのだが悪い夢でも見ているのだろうか。
「ねぇ!わたしも、してあげる!」
「…やめんかい。多分無理だぞ。…っておい!」
すでにこのパワフルなアリ少女は俺のチャックを手早く外し、俺のペニスを露出させていた。
…早い。
「お、大きいねぇ。…ふ~ん。」
アトリは実に興味深そうに俺の竿を小さな手で擦っている。
その何とも言えない力加減がたまらなく気持ちよかったり…。
「あれれ?もしかして、感じちゃってる?」
明らかに小悪魔な表情で俺の顔を見つめているアトリ。
ええい、顔に出てしまったのか。
「~んふふ♪じゃあ、今度は…。」
俺から視線を外すとアトリはあーんと大きく口を開けて俺のを咥えこんだ。
314 :
53:2005/09/27(火) 00:20:39 ID:USqp1UVR
「どあああ!ストップ!アトリ、やばい!」
俺が叫んだのはアトリが口に入れたからじゃない。
…咥えると同時に恐ろしい吸引力で責められているからだ!
「んぐっ…んむっ…んむぅっ…。」
ただでさえ小さなアトリの口は吸引することでさらに中の空間が減り、より俺のものに
密着してくる。
そしてその締め付けと同時に襲ってくるのが絶妙な舌使い。
モカに教え込んだ師匠だけあり、そのテクニックは俺の予想を遥かに上回った。
「普通に持たないからっ!…ぐぐっ…」
「んっくっく…♪」
「やめっ…はぁっ…うっっ!」
我慢の限界に達した俺は恐ろしい吸引力のおかげで抜き取ることもできず
豪快にアトリの口の中に出してしまった。
315 :
53:2005/09/27(火) 00:21:48 ID:USqp1UVR
「んん~……。甘くないなぁ…。」
「くはっ…。あ、当たり前…。」
今俺はどんなマヌケな顔をしているだろうか。ある種人外の快楽に溺れた俺は
精気でも抜かれたような顔をしているに違いない。
微妙に勝ち誇ったような顔でアトリは尋ねてきた。
「凄かった?」
アトリになされるがままでは…男のプライドが…。
しかし俺はその問いに最高の笑顔で答えてしまった。
「凄いよかったっス。」
316 :
53:2005/09/27(火) 00:22:48 ID:USqp1UVR
俺の精気も回復したところで、いよいよ本番にしようと思う。
…長かったように感じるが。
「アトリ~…壁に手をつけろ。」
…後ろから、というのはアトリにはちょっと可哀想な気もするが…。
「こ、こう?」
すっかりアトリも乗り気なのでこのまま直行。
俺は自分のをアトリの秘所にピトッとくっつけた。
「っ!…むー。寸止めよくないよ。」
「…ふぅ。ちょっと緊張する。」
見た目が結構幼いアトリに挿入するとなると少しだけ勇気がいるものだ。
しかし、本人に急かされているのでとりあえず沈めてみる。
317 :
53:2005/09/27(火) 00:23:38 ID:USqp1UVR
「あ…ぅ…入ってきたぁ…。」
ゆっくりと、それでいて確実に俺は受け入れられていった。
進行は根元寸前で止まってしまったが。
どうやら子宮口に達してしまったらしい。
「初めてじゃないのか?かなりスムーズなんだが。」
「わたしを傷物みたいに言うなっ!…ホントに初めてだよ。」
アトリは嘘をついているようには見えない。まぁ痛みがなかったというのは
いい事だ。
…それにしても、こっちも狭いのでかなり締め付けがある。
さっき一度出してなかったら挿れた瞬間に…なんてのも想定できる。
「…んっ…。」
アトリの声を合図にするかのように俺はゆっくりと腰を動かしていく。
318 :
53:2005/09/27(火) 00:25:48 ID:USqp1UVR
動かし始めると快楽の波がっ…。
「ひゃっぁっ…!いきなり激しいよ…っぉぉっ…んっ…あっ!」
どうしても止まらない。なんというか、押さえが効かない。
俺はアトリの腰を掴んで段々と動きを速めた。
「はっ…あぁっ…んぅぁっ…ぁ。」
アトリもその内に自分から腰を動かし始めた。そのせいで快感がさらに
強くなる。
繋がった部分からは液体がドロリと下に少しずつ落ちている。
「あっ…ひゃっ…わたしっ…イっちゃうよっ…。」
319 :
53:2005/09/27(火) 00:26:33 ID:USqp1UVR
肉と肉がぶつかるあの音がさらに大きくなった。
俺もそろそろ限界に近づいている。
「やぁっ…ぁっ…はあっぅっ…っ!」
アトリが先に達したようで、大きく跳ね上がった。
「はっ…ぅ…あれ…わたしだけ?」
「良かったか?」
「ぅ…うん。ごめんね。」
触覚をダラリと垂らしながらアトリは頭を下げた。
「いいって。良かった良かった。」
「…えへへ。」
アトリの笑顔は数日前のそれにすっかり戻っていた。
……
320 :
53:2005/09/27(火) 00:27:28 ID:USqp1UVR
──その頃。
夜の公園に一人の女性の姿があった。
金髪のストレートヘアーに青くガラス細工のように透き通った瞳。
アリの触覚を持つその人は、『スデ・リア』の5代目女王のマリアだった。
「…母親、失格ね。ホント、冗談じゃないわ。」
足を組み、髪をかきあげながら呟く。
「…巣のほうはリーアに任せてあるし…。よしっ!」
ベンチから勢いよく立ち上がってマリアは叫んだ。
「シリアの母親として、しばらく側についていてあげましょう!」
道行く人がマリアを変な目で見ているがこの際本人にはあまり関係ない。
「そして、いつか一緒に…帰れたら。」
大きな野望を持ちつつ、マリアはさっき飛び出してきた家へ歩き出した。
モスキート8『残暑で?温泉旅行へ!』へ続く…。
321 :
53:2005/09/27(火) 00:30:38 ID:USqp1UVR
アトリの後半部分は…かなり短かったorz
前半に時間を使いすぎた。今は反省している。次はバランスよく…。
おっ53さん来てる
後で読むからねノシ
イイヨイイヨー GJ
しょうありスレで蚊たん登場
324 :
53:2005/09/27(火) 22:30:25 ID:USqp1UVR0
>>322-323 サンクスです。しょうありスレでも過疎化が囁かれているこのスレ。
ここは独立スレとしてはやっていけないんじゃないかと思う今日この頃。
でも見てくれる人がいる限りやり遂げますよ(`・ω・´)
それはそうとしょうありスレの金髪超人ワロタ。いい仕事してるなぁ…。
325 :
113:2005/09/27(火) 23:09:44 ID:PFvv7cSk
うはwwwww待っててくれる人がいるwwwwwテラウレシスwwwwww
いや、ちょくちょくスレを覗く時間はあるんだけどSS書くじかんがない。
きっと土日までには第三話を投下しますから待ってて下さい
>>53氏GJ
アトリが可愛すぎでつ
さて、53氏がいる113氏もいる
あとは絵師様を待つばかり あとレスも
322だよ。
バックか、正直スキです。アトリかわゆいのう
でも報われないのはやっぱかわいそうー
あの、提案ですが、何なら私がアトリちゃんを頂いt亜qswfrgthy
328 :
53:2005/09/28(水) 01:03:15 ID:BjELae9K
113氏キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! ろくろ首になりながら待ってます。
>>327 優しくしてやってくだsうわアトリやめあqwせdrftgyふじp
幸せに書いてやれたらいいなぁ…
329 :
53:2005/09/30(金) 00:18:19 ID:1hGmzAgj
Msq8完成報告。この遅い時間帯から投下です。
今回のメインはモカでありますが…密かな新キャラであるマリアの性格も
実は見所だったり。
頑張れ蚊スレ~…orz
330 :
53:2005/09/30(金) 00:19:43 ID:1hGmzAgj
モスキート8『残暑で?温泉旅行!』
「ねぇ~!まだ~?」
後部座席からアトリが急かした。
「お前な!出てからまだ30分しか経ってないぞ!」
「まぁまぁ、祐二さん…そんなに怒らないでください。」
さっきからこういう会話のやり取りが続いている。
俺の精神状態はピークに達していた。
車を運転するのはかなり久しぶりなので事故を起こさぬように
慎重に運転しているというのにアトリが、うるさい。
331 :
53:2005/09/30(金) 00:20:44 ID:1hGmzAgj
…しかも。
「…このメロンパンおいしいわね。甘いわ。」
「マリアさん!助手席で甘いもの食わないで!アリが寄ってくる!」
「私がすでにアリだけど?」
「ぐっ…お願いだから少し黙っててくれよ…。」
何故こうなったか、と俺は思わず回想をスタートする。
…う~…あれは…そう。
アトリと一発終えてしまった俺は妙な罪悪感を覚えつつ、風呂に入った。
「…アトリはいいのか?」
「もうちょっと、後でいいよ。」
椅子に座って何かを待つように玄関を見つめているアトリ。
まさか、帰ってくるとでも思っているのだろうか。
……
体を念入りに洗って俺は風呂から出た。
そこで見たものは…。
332 :
53:2005/09/30(金) 00:21:32 ID:1hGmzAgj
「シリア…ごめんね。私が悪かったわ…。これからは…。」
「おかあ、さん…。」
二人が抱擁を交わしている場面だった。
…うむ。感動の和解というものだな。
邪魔しないように俺は脱衣所の中の壁に寄りかかってしばらく様子を見た。
俺もお袋と喧嘩して仲直りした時はああだったっけ…。
しばらくして二人は離れ、それぞれ椅子に座って会話し始めた。
…俺も風邪をひいてしまうので着替えないと。
「あら…。」
「…戻ってきたんだな。考え方は変わったか?」
マリアは静かに椅子から立ち上がると、俺に深々と頭を下げた。
綺麗な金髪が肩から零れ落ち、先端が床につこうとしている。
「ありがとう。あなたのおかげで『母親』本来の感情に気がつきました。」
「あ、いや。頭を上げてください。」
333 :
53:2005/09/30(金) 00:22:17 ID:1hGmzAgj
…思わず敬語になってしまった。
「…そしてそれを教えてくれたあなたに興味が沸きました。」
「は?」
つかつかと歩み寄ってきてマリアは俺の手を両手で握った。
「私も気に入りましたし、しばらくここで厄介になります。よろしく。」
一人で話を完結させてニコリと微笑んだマリア。
…その笑顔はまさしく大人の女性に相応しい凄艶なものだった。
初めてマリアの笑顔を見たのだが…俺は見惚れてしまった。
それ以来、なぜかマリア『さん』と呼ぶようになってしまい
敬語まで使ってしまう始末。
…まぁ外見推定で24ぐらいだし年上みたいだから違和感はないが。
334 :
53:2005/09/30(金) 00:23:01 ID:1hGmzAgj
で、モカに紹介が終わって数日後。
新聞の広告を見ていたアトリが提案した。
『私とお母さんの歓迎会!祐二に旅行に連れてってもらおう!』
…聞いたとき、金銭面で思いっきり戦慄を覚えた。
温泉旅館に予約を入れて、両親に電話で拝み倒して旅費をもらった。
それからさらに数日が経ち、今に至る、と。
「ねぇ~!まだ~?」
「アトリちゃん!しー!祐二さん事故起こしちゃう!」
…モカ、すまない。
隣でメロンパンを食しているマリアさんは役に立たないし。
ちまちまと上品に食べる姿はあんまり見ていて飽きないが。
「マリアさん。あのですね、少しはアトリの面倒を見てやってくださいよ。」
「私とシリア…じゃない。アトリはね、心で繋がってるの。」
…意味分からんし。
335 :
53:2005/09/30(金) 00:23:49 ID:1hGmzAgj
それからアトリの急かし攻撃を計57回くらいながらも順調に進んでいった。
「ねぇ~!まだ~?」
「…後5分でつく。」
ここまで来ると怒りはアンドロメダへと消え、達成感が沸いてきた。
アトリの攻撃によく耐え切った、俺。
車をさらに進めてゆくと目的の旅館の看板が見えた。
外観は結構立派だ。一人一泊2万5千なので当たり前かもしれないが。
アトリの唯一のストッパーであるモカは今、眠ってしまっている。
…隣の女王様は言うまでもなく、熟睡中だ。
少し脅かしてやろうと乱暴に駐車場に車を放り込んだが、起きる気配がない。
「…すいません。着きましたよ。」
助手席のマリアさん+後部座席のモカは眠そうに目を擦った。
「あら…着いたの?」
やっぱり''女王様''だな…この人は。
336 :
53:2005/09/30(金) 00:24:36 ID:1hGmzAgj
荷物を持って旅館のエントランスに入るとたくさんの従業員が出迎えた。
どの人も列を乱さず営業スマイルを浮かべている。
「モカとアトリとマリアさんはその辺の椅子に座っててな。フロント済ませてくるから。」
アトリがすでに跳ね回っていたが、気にしない。まだ小さいからだ。
…マリアさん。ここまで来てメロンパンはやめろ。
そんなことを考えてこの旅行を不安に思いながらも俺は受付を終わらせた。
そこからは仲居さんが部屋に案内してくれて…いよいよ感動のご対面だ。
ここまで金を払うのだからどんな部屋か気になる。
「こちらでございます。」
と、仲居さんが先導して扉を開けてくれた。
アトリが、感嘆の声を真っ先に漏らした。
「わぁぁぁ~!いい景色~!海だよ!海ぃ!」
「わっ…本当…。」
「中々いい場所ね。海なんて風情があるじゃない。」
337 :
53:2005/09/30(金) 00:25:16 ID:1hGmzAgj
約一名微妙にタカビーな人がいるがどうやら皆気に入ってくれたようだ。
俺は三人が見ていないところで仲居さんに心づけをしておく。
「お世話になりますが…。」
「いえ…こちらこそ。」
受け取る仕草もまた早い。…高くもなく安くもなく、まずまずな値段だろう。
仲居さんは受け取ると「何かあったらフロントまで。浴衣は…」などの説明を
事細かにした後、帰っていった。
「…皆、気に入ったか?」
「祐二さんよくこんなところ取れましたね。」
掛け軸に向かって触覚を動かしているアトリは放っておき、モカはすでに
茶の準備を始めている。
「いや、どうせ取るならいいところがいいだろ?」
「さすが祐二君ね。ふふっ…。」
お…マリアさんの本日最初の笑顔が拝めた。
旅行ということで少しは興奮してくれているようだ。
338 :
53:2005/09/30(金) 00:25:58 ID:1hGmzAgj
コトッと俺の前に熱い茶が入った湯のみが置かれる。
「サンキュ、モカ。…そういえば夕飯まで時間あるな。」
「…後4時間くらいね。…アトリ?海辺を散歩しない?」
パチンとウィンクされたアトリは何かに気づいたように母の元へ走った。
「行く!」
「あ、じゃあ私達も…。」
そう言ってついていこうとするモカは、アトリの鋭い眼光によって止められた。
「え…。」
戸惑うモカ。俺も少々戸惑っている。
「じゃあ、行ってくるね!」
「しばらくしたら帰るわ。…海は初めてだからね。」
それだけ言い残して二人は出て行ってしまった。
…あぁ、そういうことか。
今頃俺は悟った。気を利かせたつもりなんだろうな。
339 :
53:2005/09/30(金) 00:26:46 ID:1hGmzAgj
モカのほうは首を傾げて頭の上にクエスチョンマークを浮かべている。
この状況があまり飲み込めていないようだ。
仕方ないので座っている後ろ姿を抱きしめた。
「わ…祐二さん?」
「何?」
「その…どうしたんですか?」
多分顔を赤くしているであろうモカの体を抱きしめる力を少しだけ強める。
そして長くて綺麗な黒髪に唇を押し当てて耳元で囁いた。
「…しないか?」
「こっ…ここでですか?だってマリアさんもアトリちゃんも帰ってんむっ!」
モカの唇に指を押し当ててその声を制し、さらに言を付け足す。
「二人ともしばらくは帰ってこないぞ。」
「…むぅっ!…息がちょっと苦しかったです。…ん…。」
モカの抗議を無視して俺は豊かな胸に手を伸ばした。
340 :
53:2005/09/30(金) 00:27:38 ID:1hGmzAgj
服越しでも分かるいつもの柔らかさは俺に安心感を与える。
「は…んっ…。いつもより優しい手つきですね…。」
「服の上からだからそう感じるんじゃないか?…ほら。」
確かめさせるように俺は服の中へと手を差し入れた。
フロントホック型のブラを外し、直接揉み始める。
「あんっ…ホント…かも。」
俺は何かおかしなものを感じて微笑した。
続いては外出用に履いているスカートの中へと指を這わす。
「あ…嫌です…スカート濡れちゃう…。」
「じゃあ、立って?」
スクッと立ち上がってスカートを外し始めるモカ。
上着よりも少し濃い目の色のスカートが下に落ちた。
「初心に帰って、と。」
341 :
53:2005/09/30(金) 00:28:18 ID:1hGmzAgj
「ま、またですか?ぁっ…ひあっ…ん!」
立ちっぱなしのモカの足を少しだけ開かせて
秘所へと舌を伸ばす。
「もうかなり濡れちゃってるな。一回脱ごうか。」
最後のは疑問ではなく確定事項であるからして
俺はパンツを強引に下ろした。
まだ綺麗な一筋を保ったその場所が露になった。
…やっぱり綺麗だな。
342 :
53:2005/09/30(金) 00:29:08 ID:1hGmzAgj
「やっ…あぁっ…音たてないでぇっ…。」
…あ、いかん。いつの間にか本能のままにしゃぶりついていたようだ。
しかし俺の舌は止まらない。
「んっ…はっ…あぁっ…あんっ…んぅっ…。」
「…モカ、押さえつけるともっとしちゃうぞ?」
「そっ…そんな!ふぁっ…あぁ…っ!」
なんとなく俺の頭を押さえつけてしまう理由は分かる。
だがこの反応のせいでやめられない。
「ゆうっ…じさんっ…はぁ…んんっ!」
そこでピタリと舌を止める。
突然止まった舌を不思議に思ったのか、モカが立ったまま尋ねた。
「ど…どうしたんです…か?」
「一緒にイくっていう決まりだろ?」
…この恥ずかしげに俯く感じ、俺はたまらんな。
343 :
53:2005/09/30(金) 00:29:57 ID:1hGmzAgj
俺がベルトを外してペニスを露出させるとモカが屈みこもうとした。
…が、止める。
「はえ…?えと、祐二さんも気持ちよく…ひゃっ!」
俺はどうも今日押さえがきかないようだ。
屈んだモカを立たせて秘書に亀頭を押し当てる。
「た、立ったまま?私疲れちゃうかもですよ…。」
「俺が抱えるから。」
「そっ…そういうんじゃなくって…ぅんっ…。」
言い終える前にモカの腰に手を回して俺は一気に奥まで挿れた。
「んくっ…ぁ…お、重くないですか…あんっ!」
「心配するなって。…ん。」
そう言って俺は安心させるためにキスをした。
途端にモカが待ってましたと言わんばかりに唇の潜入させてきた。
「んむぅっ!も、もふぁっ!」
344 :
53:2005/09/30(金) 00:30:51 ID:1hGmzAgj
モカの細く白い腕が俺の首に巻きつき、そして引き寄せる。
「んっ…ちゅむっ…ふっ…。」
「……。」
いつもながら恐ろしいキステクで俺はまたしても骨抜きにされた。
モカの唾液に何か特殊な効果があるんじゃないだろうか。
もはや体を動かすことができない。飽くまで精神的にだが。
そのうちにモカは自分から唇を離した。
「んふっ…今日はやられてばっかりですから、し・か・え・し・ですよ。」
俺の頬を指でつつきながら、笑顔を向けてくるモカ。
やっぱ無理だな。
そのまま比較的速めに腰を動かし始める。
「あっ…ぁん…。感想ぐらい言ったらどうですか?もう…。」
「凄くよかったけど、マリアさん達が帰ってきちゃうだろ?」
その一言にモカは強く頷いた。
345 :
53:2005/09/30(金) 00:31:51 ID:1hGmzAgj
焦りもあってか俺の腰はさらに動きが速まっていく。
「んあっ…はっ…。」
モカの吐く息も段々と荒くなってくる。
その呼吸に合わせながら、モカは腰を振り始めた。
絡み付いてくるその中の感触を味わいながら、さらにさらに俺たちは
ヒートアップしていく。
「あっ…はっ…んあっ…あっぁぁっ…んっ!」
両方で激しく腰を動かしているため、いやらしい音は大きくなり
双方の快感もまたより一層と増していく。
「そんなにしちゃっ…んっ…あっ!」
「くっ…モカっ…いい…。」
支える場所を腰からお尻に変えたのに、なぜかより一層動かしやすくなった。
…モカはモカでタイミングよく中締めるしっ!
「うぁっ…そんなに締めるなってっ…。」
しかしモカの耳には俺の声は届かない。さらにモカの腰の速度は上がっていく。
346 :
53:2005/09/30(金) 00:32:39 ID:1hGmzAgj
「んはっ…あぅっ…んっ…ぁっ!」
このままだと…っ俺だけっ!
かなり切羽詰った状況で俺はある暴挙に出た。
それは…
「ひゃぁっ!んあっ…祐二さんっ…そこ違う!」
お尻の穴、いわゆるアナルである。
「だっ…だってほら、ここも気持ちよさそうだぞ?」
「そんなことっ…んぁっ…ふっ…んっ!」
モカは初めは仰け反ったりしていたが、段々と抵抗しなくなっていった。
「くぅんっ…お尻…ぃ…んあっ…変っ!」
…ぎゃ、逆効果だった。余計に締まってるっ!
「モカっ…もうダメ…っぽい。」
「ひゃっ…ぅっ…あんっ…出してっ…くださいっ!」
「っっ!くぅぅっ!」
347 :
53:2005/09/30(金) 00:33:33 ID:1hGmzAgj
…ドク…ドクンッ…
先端からほとばしった精液はモカのお腹の中へと全て納まった。
俺のが放った後独特の脈を打っている。
「はぁっ…熱いのっ…来ちゃってる…。」
「モカ…イった?」
「さ、最後に我慢できなくって…。」
俺は思わず吹きだしてしまった。
「我慢してたのか?くくっ…。」
「だって…祐二さんいつも後からイっちゃうんですもん。でも、今日は
私の勝ちでしたね?」
やはりニコリという表現が一番適切な笑顔でモカは言った。
348 :
53:2005/09/30(金) 00:34:45 ID:1hGmzAgj
…
波が二人の足元にかかった。
澄んだ青空の下で、砂浜を歩いているのは手を繋いだ親子。
「冷たいのね、海って。」
「そうだね~。お母さんと来れて良かったよっ!えへへっ!」
「あらあら。甘えん坊さんね。」
母の胸に飛び込むアトリは本当に嬉しそうだった。
「でも…。」
「あの二人はね、いいのよ。アトリ?いい?」
マリアは自分の娘に何かを耳打ちした。
「…そ、それってちょっとダメなんじゃ…。」
「いい~の。私がこんなこと言うなんて珍しいでしょう?アトリも混ぜてあげるから。」
「いっ…いいよ!…でも、少し混ぜて欲しいかなぁ…。」
マリアはそれを聞いて我が子の肩をポンと叩く。
349 :
53:2005/09/30(金) 00:35:32 ID:1hGmzAgj
「それでこそ、私の娘ね。」
満面の笑みを浮かべて、マリアは娘を褒めた。
その笑みは、恐ろしく美麗でまた妖しかった。
「さぁ、帰りましょうか。そろそろいいだろうし。」
「うん。夕飯何かなぁ…。」
アトリは触覚を片方を『く』、片方を『へ』の字に曲げて考えている。
「う~ん…そうね。きっと海の幸よ。海辺だものね。」
「じゃあじゃあ!お魚~!」
アトリの陽気な声とマリアの透明な声は波の音に乗って静かに響いていった。
モスキート9『まだまだ!温泉【初夜】!?』
350 :
53:2005/09/30(金) 00:43:54 ID:1hGmzAgj
え…いかがでしたでしょうか。
回を重ねるごとに地が文章に滲み出ている気がして夜も眠れません。
次回はアトリ親子なお話になるかも…ですよ。
今朝は冷え込んでたんだが、蚊タンは大丈夫だろうか。
>53
ちんちんおっきした!チョト自主トレしてくる!!
評価:非常に良い文士です
コメント:投下のはやさ、内容といい素晴らしいです。
この後もよろしくお願いします。
最近はやいですなー
GJ&乙!
もし蚊タンが寒さに負けそうになったらオレがヒーターを買ってくる
354 :
53:2005/09/30(金) 21:21:10 ID:1hGmzAgj
>>351 興奮してくれたみたいで何よりです。アリガタヤ アリガタヤ…
>>352 サンクス。頑張りますですよ。
>>353 ありが㌧。少し張り切って早く書いてるけども、内容もしっかりしないと…。
寒さに負けるな蚊タン。
しょうありスレの蚊たん&こありたん (;´Д`)ハァハァ
スレ違いだと思うがついさっきボロボロに傷ついたムカデを逃がしてやった
成仏してくれ・・・
356 :
53:2005/10/03(月) 23:54:02 ID:PFIlG+vK
Msq9完成。また少し間が空きましたが後半部分はばっちり大人の魅力を
作れました。読んでみて皆の息子が反応すれば何よりです。
>>355 そのムカデは恩返しに(ry
357 :
53:2005/10/03(月) 23:54:54 ID:PFIlG+vK
モスキート9『まだまだ!温泉【初夜】!?』
「ただいま~!」
中々に豪勢な和室に帰ってきたアトリの声が響いた。
「お帰り、アトリちゃん。どうだった?」
「水が凄く気持ちよかった~。冷たくてね、こうパシャって!」
続いて後ろからゆっくりとマリアさんが入ってくる。
「ただいま戻りました。夕飯の時間まで後どのくらいかしら。」
俺はさっきまでモカといたしていたために発生した汗を
ハンカチで拭いながら答えた。
「後…1時間くらいですね。館内探索でもしましょうか?」
「あ、いいですね。行きましょうよ。ね、アトリちゃん。」
モカがアトリに笑いかけ、マリアさんも少し微笑んだ。
「おっし、決まり。大浴場の場所とか見ないとね。」
358 :
53:2005/10/03(月) 23:55:39 ID:PFIlG+vK
この旅館、結構広いため探索は必須だと俺は思った。
帰りに両親に土産を買ってやらんといかんな…
部屋の鍵を閉めて、さっそく廊下に出る。
締め終わる頃にはモカ達はすでに向こうのほうまで歩き出していた。
マリアさんはアトリの手を握り、アトリはモカの手を握っているため
その後姿は『親子』と称しても全然問題ない。
「ストップ!マリアさん!エレベーターを使いましょうぜ!」
「…えれべーたー?あぁ、この箱の事かしら。」
俺は階段へ向かおうとするマリアさん達を止めた。
…かなり危なっかしい。
下の階へ向かうため、俺は下ボタンを素早く押した。
アトリが狙っていたからである。
359 :
53:2005/10/03(月) 23:56:47 ID:PFIlG+vK
「むっ!祐二酷い!わたしが押すのに…。」
「押して爆発したらどうするんだ?触覚が吹っ飛ぶぞ。」
「爆発なんてするかっ!」
アトリにボカッと脇腹を殴られて危うく失神しかけた。…折れたかな。
……。
さて、エレベーターで降りると早速目の前に売店があったが…。
「これ、甘そう~。お母さんも食べたくない?」
「ホントね。…あ、試食できるみたいよ。あむ…。」
このまま試食品を全て食べてしまわないか、非常に心配である。
モカは俺の隣で緑茶セットをマジマジと見つめている。
…かなり本気な眼差しだな。なんというか近寄りがたい。
360 :
53:2005/10/03(月) 23:57:23 ID:PFIlG+vK
「祐二祐二!これ買って?」
アトリが持ってきたのはさっきの試食品だった。
「帰る時に買ってやるから。今はやめろ。」
「祐二君、これ買ってもいいかしら。」
「…マリアさん…はぁ…。」
親子そろって甘いもの好きなので困る。
定めの緑茶を見つけたらしいモカが横で苦笑した。
それからもお土産選びは続き、夕飯まで後10分となった。
…そろそろ戻らないと。
「二人とも、戻りませんか?」
先程から俺の必死の説得を無視しているのでモカで攻撃してみる。
すると
「分かったわ。モカちゃんは何か決まった?」
「え、はい。いい緑茶が…。」
二人ともモカだと聞きわけがいいな。…少し悔しい。
361 :
53:2005/10/03(月) 23:58:46 ID:PFIlG+vK
まだ物足りないと叫ぶアトリを強引に連れ去り、部屋へと帰還した。
結局売店しか見れなかった…。
部屋に帰ってきて見れたものといえば夕陽だけである。
…しかしこの景色は絶景だな。
「わぁ…綺麗ですね。」
モカを含む三人もまた、俺と同じようにその燃えるような夕陽に見とれていた。
コンコン
「失礼します。お食事のほうをお持ちいたしました。」
2分ほど遅れて、仲居さんが夕飯を持ってきてくれた。
盆の上には俺の中での海の幸四天王である刺身達が乗っている。
「来たか…四天王の中でもとりわけ馴染みやすい刺身たちが。」
俺の目が血走ってるのをアトリが冷たい目で見ていたがそんなことはいい。
362 :
53:2005/10/03(月) 23:59:42 ID:PFIlG+vK
「露天風呂には行かれましたか?」
盆の上の食事を配りながら仲居さんが尋ねた。
「…大浴場ではなくてですか?」
「あら、知りませんでしたか…。ここには大浴場の他に
混浴露天風呂があるんですよ。海の見える露天風呂です。」
全ての配膳を終えた仲居さんが盆を手に持ちながら微笑んだ。
「夜12時以降は入る人はほとんどいませんので…ごゆるりと。ホホホ…。」
口元に手を当てて上品に笑うと、仲居さんはスーッと障子を閉めてしまった。
…何だ?俺が女連れのハーレム男だとでも思っているのか?
モカに関してはあながち間違いではないが、このアリ親子に関しては
肯定と否定の間という表現に違いない。
「お料理食べないのかしら?」
「…あ、そうですね。食べましょう。」
363 :
53:2005/10/04(火) 00:02:05 ID:PFIlG+vK
まずは乾杯ということで皆それぞれのグラスにそれぞれの飲み物を入れた。
モカは烏龍茶、アトリはオレンジジュース、マリアさんと俺はお酒。
…未成年?この席にそんな言葉は必要ないと思うが。
「えー、今日は歓迎会ということで…アトリにマリアさん。
これから、よろしくお願いします!乾杯!」
チーンと小気味良い音が部屋に響き、
皆一斉にそれぞれの飲み物を口にした。
それからはモカとマリアさんはゆっくりまったりと談笑しつつ
海の幸を味わい、俺とアトリは火花を散らす勢いで戦っていた。
「そのホタテ貰ったぁっ!」
俺の箸は素早く目標のホタテを捕らえた。
が、アトリの力強い箸の乱入によりそのホタテは哀れアトリの口へ。
「へっへ~ん。祐二の負け~!」
「うおぉぉぉ…っ!最後のホタテを…!」
364 :
53:2005/10/04(火) 00:03:13 ID:PFIlG+vK
俺が嘆いていてもモカ達は楽しそうに話をしている。
「モカちゃん、やっぱり烏龍茶を温めるのは邪道だと思うの。」
「あっ!分かりますか!マリアさんも『通』になってきましたね。」
「お茶はお茶のままがいいのよ。はと麦とか月見草とか間違ってるわ。」
「わ、言い切りましたね。業界から狙われますよ!」
…旅館で台を囲んで談笑する彼女達を見ていると
連れてきて良かった、と思わず顔がほころんでしまう。
365 :
53:2005/10/04(火) 00:04:05 ID:PFIlG+vK
その平和な時間は続いて、腹のほうも満腹になってきた。
「ふぁ~あ…眠い…。」
アトリがすでに大あくびをしている。…お前もですか。モカ。
「何か凄く眠くって…。」
二人とも眼を擦りながらゆっくりと畳みの上に横になっていく。
俺もさっきから結構眠いが…。
「おおい、食べてすぐ寝ると牛になるぞ。」
「ならない…もん…。…くー…。」
まずアトリが寝息を立て、それに釣られる様にモカも寝息を立て始めた。
「…すー…すー…。」
無事なのは俺らだけか。
「マリアさん、大丈夫ですか?」
横を見るとマリアさんは平然とした顔をしていた。
「いいわ。疲れたのね。私が仲居さんを呼んでおく。」
コクンと頷きながら『ありがとう』と一言言って俺もまた眠りに落ちた。
366 :
53:2005/10/04(火) 00:04:55 ID:VPZ+1o/c
…夢の中で俺は追われていた。
巨大なアリに追われていた。漆黒の体に、俺を喰らわんとする顎。
とにかく恐怖一色だった俺は目の前に一人の人物を見た。
金髪の…触覚つき…。
パチッとそこで目が覚めた。全身汗ぐっしょりである。
…何時間寝ていたんだ。慌てて俺は腕時計を見た。
さっき寝てしまった時刻は午後7時頃だろう。
今の時刻は12時20分。もちろん夜中だ。
周りを見るとモカもアトリもそのまま寝ていた。
マリアさんまでもが机に伏して寝ている。
…このままじゃ眠れない。汗ぐっしょりのせいだな。
「12時以降は人いないって言うし…行くか。」
まだ新品のバスタオルを持って俺は部屋を静かに出た。
367 :
53:2005/10/04(火) 00:05:52 ID:VPZ+1o/c
館内は驚くほどに静かだ。聞こえるのは自販機が唸る
音だけ。ウォンウォンってな。
深夜ということもあり、出歩く人は今のところ見かけない。
エレベーターで一階下に行くと露天風呂があるらしい。
そこの物凄く簡易的なマップで見た。
エレベーターの扉の前の窓を見てみる。
綺麗な形をした満月が昇っており、その光が海に反射している。
絶対絵に出来るであろうその光景は、俺の眼に完全に焼きついた。
露天風呂はこんな深夜でもまだ電気がついている。
俺みたいな客がたまにいるので結構遅くまでつけているのだろう。
脱衣所で10秒かからずに服を脱ぎ捨てて
俺は風呂に飛び込むように、入った。
どうやら俺以外には客はいないようだ。
368 :
53:2005/10/04(火) 00:06:43 ID:VPZ+1o/c
暖かい湯気を上らす露天風呂には静寂が訪れている。
ふと、見上げれば満天の星空。
こういうときに一人占めした気分になるな。
頭にタオルを乗せて、気分上々。
自然独特の最高のリラクゼーションを味わっていた俺だったが
一つ引っかかることがあった。
…皆なんであんなに泥のように眠ったんだ?
それも食後すぐに。
まさか食事に毒でも入っていたか?いや、そりゃない。
俺やマリアさんは酒だったから眠って当たり前なんだが。
「……。まぁ、皆疲れてたんだよな。」
その時、カラカラと扉の空く音がした。
一人の時間はどうやらここまでのようだ。
…でもまぁ、人が少ないことには変わりないからいいだろう。
369 :
53:2005/10/04(火) 00:07:35 ID:VPZ+1o/c
その足音はゆっくりと近づいてきて、俺の横で湯船に浸かった。
…随分白くて細い脚なので女性と判断し、俺は顔を見た。
だってほら。いきなり俺の横に来るなんてどんな女か分からんじゃないか。
…っておおい。
「マリアさん?」
「…満点の星空を一人占めとでも考えていたのかしら。」
図星を思いっきり言われたことで激しく動揺してしまった。
「もう起きたんですか。…夜中、ですけど。」
横を向くとバスタオルをつけているもののラインくっきりなマリアさんの
体が見えてしまうので正面を向いたまま俺は尋ねた。
「最初から寝てなんていなかったわ。」
「何ですって?」
「ついでに、あの子達を眠らせたのも私だったりして。」
…な、なんだtt(略
370 :
53:2005/10/04(火) 00:08:27 ID:VPZ+1o/c
何で?どうしてマリアさんがモカたちを眠らす必要が?
「…何でですか。」
「聞きたいの?」
手の上で湯を転がしながらマリアさんは言った。
「邪魔されないため。」
マリアさんは言い終わるが早いか、俺の太ももの上に乗ってきた。
湯船の中でこんなに素早く動けるなんて…。
ツツッと俺の唇を人差し指で撫でながらマリアさんは微笑んだ。
「ふふ…。」
綺麗で透き通った蒼の眼を細め、口元を少しだけ緩ませて微笑むその
表情はとてつもなく艶かしく、どこまでも大人の色香を帯びている。
その天使のような微笑に俺は80%魅了されながらも
口から言葉を搾り出した。
「あなた…アトリのお母さんでしょうが…。」
371 :
53:2005/10/04(火) 00:20:05 ID:VPZ+1o/c
俺の気持ちの限界を悟ったのか、マリアさんはさらに体を密着させてきた。
バスタオル越しに伝わる柔らかさは俺の理性をことごとく破壊している。
「私はね、祐二君が好きなの。他人、ましてや突然住む着くようになって
厄介者のはずの私達親子にこんなに優しくしてもらって…。」
湯のチャポッという音がしてマリアさんが静かに体を預けてきた。
「それは…。」
「それに、初日から叩かれちゃった仕返しも含めてね。ふふ…。」
心臓の鼓動が恐ろしいぐらいに速い。湯に何分も浸かっているせい
もあると思うが…。
頭がクラクラしてきた。…俺は…ダメだ。モカが…。
372 :
53:2005/10/04(火) 00:20:41 ID:VPZ+1o/c
「真面目なのね。そうね…こうしましょう。モカちゃんが正室。私が…。」
そこでマリアさんが一旦言葉を切って俺の耳元へ魅惑の唇を運んだ。
「…側室。」
……。
俺の中で何かが壊れた。
腕が勝手に動いてマリアさんを抱きしめる。
「ふふ…良かったわ。分かってくれたみたいで。」
「ズルイですよ。こんな時ばかりたくさん笑って…。」
俺は柔らかな体を離して、目の前の美女の顔を見た。
「…祐二君は綺麗な顔しているのね。…ん。」
少しばかり見とれているとマリアさんのほうから唇を付けてきた。
見た目通りにふっくらした唇の感触がいい。
「ん…ふ…。」
互いの舌はまるでその行為の過程を知っているかのように交じり合う。
モカより舌使いは劣るのだが、そこらの女性よりは格段にうまい。
373 :
53:2005/10/04(火) 00:22:24 ID:VPZ+1o/c
「…んぅ…ちゅん…。ん…。」
大体30秒くらいの長いキスを終えてマリアさんは唇を離した。
「…やだ、上手じゃないの。」
「マリアさんこそ。…さて、まず俺の番です。」
俺はマリアさんのバスタオルを湯船の中で取り去った。
露天風呂についているライトに照らされたその体は
モカとはまた違う、素晴らしいスタイルを保っていた。
「綺麗ですね…。」
「調子いいのね。…してくれるの?」
マリアさんにしては控えめな問いに俺は大きく頷いて強引に引き寄せた。
今まで肩まで使っていたので、湯が腰の辺りまでに来るように
適度に高い足場に座った。
そしてマリアさんの体を俺の膝の少し上辺りに移して
また引き寄せる。
374 :
53:2005/10/04(火) 00:23:20 ID:VPZ+1o/c
モカよりも大きなその魅惑の乳房に俺はしゃぶりつく。
「ん…っ…。胸からなの…?っぁん…。」
少し強めに掴んでも、指がその力相応に埋まっていく
ほどに胸は柔らかかい。
その先端にある乳首は胸の大きさにもかかわらず
控えめにチョコンと出ている程度である。
「どう…?…んっ…はぁ…ん。赤ちゃんみたいね。」
そう言って俺の頭を抱きしめるマリアさん。
顔がその豊満で柔柔な胸に埋もれ、かなり気持ちがいい。
「あん…いいわ。とってもいいっ…んぁっ…。」
大きさ、形、柔らかさ全て申し分ないこの乳房を堪能しつつ
早くも俺は左手をマリアさんの秘所へと伸ばし始めた。
「んん…ぁ…。」
湯のせいかどうか、マリアさんの恥部は
かなり簡単に指の侵入を許した。
375 :
53:2005/10/04(火) 00:24:18 ID:VPZ+1o/c
「あふ…ん…はっ…ぁんっ…。」
胸と恥部を同時に責められて、段々といやらしい声が
目立ってきたマリアさんだがまだ、余裕な表情を浮かべている。
「はんっ…ん…。祐二君、ここまで。ちょっと湯船から出て。」
俺は言われたとおり湯船から出た。
「そこに寝そべって。…うん。そう。」
指示を出され、とりあえずその通りにする。
そして俺の体の上にマリアさんが反対向きにうつ伏せで乗った。
この体制は69というやつだ。
「んふふ…もうこんなにしちゃって…。」
俺が向けられた綺麗な秘所に見とれていると股間に衝撃が走った。
マリアさんが俺のそそり立った息子を手で擦りながら先端にチロチロ
とじらすように舌を這わせている。
376 :
53:2005/10/04(火) 00:27:17 ID:VPZ+1o/c
微妙に素人のようで完全にこれは上級のじらし方だ。
少なくとも俺にとってはそうである。
「んぅ…ん。」
絶妙な舌使いのせいで俺は悶えていたが、このままではやはりダメだ。
…男の意地+プライド。
俺は目の前の綺麗な秘所に口をつけた。
「ひゃん…。」
突然のことに驚いたのか意外に可愛い声が聞けた。
素晴らしい収穫としよう。
可愛い声の後は甘えるような声色でマリアさんは言った。
「んっ…ほらぁ…こっちが止まっちゃうでしょ?…秘密兵器。」
秘密兵器?
その言葉の意味を考えていると俺のものが素晴らしく柔らかい
感触に包まれた。
377 :
53:2005/10/04(火) 00:28:13 ID:VPZ+1o/c
「ほらほら…。…っちゅ…む。」
大きく豊かな胸に俺のものは今挟まれながら咥えられている。
俺は経験したことない快楽に狂いそうになった。
「あく…ぅぅっ…。」
「ぷぁっ…そっちも女の子みたいじゃないの。」
スリスリと柔肌の肉に擦られるたびに射精感がこみ上げてくる。
「はむっ…んっ…んっ…ん。」
口から漏れる嗚咽にも似た声が聞こえ、さらに俺は高まっていく。
「くぁ…イく…!」
快楽に負け、マリアさんを愛撫することも忘れて俺は果てた。
「あっん…たくさん…んぐっ…飲んじゃった。ふふ…。」
俺の上から退いたマリアさんの頬にさっきよりも赤みを帯びていた。
どこからどうみても誘惑しているようにしか見えないその表情に
今度は俺の自制心が破壊された。
378 :
53:2005/10/04(火) 00:29:43 ID:VPZ+1o/c
「きゃ…。」
またもや強引に湯船の中に連れ込むと、俺はさっきの足場に座って
マリアさんを正面に座らせた。
「向き合ってするのがいいのかしら?…あ、ねぇ…話聞いてる?」
少し困惑した表情まで拝めた今日に感謝しつつ俺は満面の笑みを浮かべた。
「今夜は晴れですね!」
そして湯船の中でゆっくりと、しかし手早く(?)俺は秘所へと突っ込んだ。
「人の話を…はぁっ…んっ!」
「うわわわ!くぉぉぉぉ…やばい。」
即座に動こうした俺は思いとどまって正解だった。
気持ちよすぎる…!
周りから押すように絡み付いてくるヒダは柔らかいがゆえに
俺のものに完全にフィットしてしまっている。
さらに少しでも動かすと中のヒダもより一層に締まるのだ。
379 :
53:2005/10/04(火) 00:30:51 ID:VPZ+1o/c
しかしその恐怖ですらある快楽も俺は欲しかった。
ゆっくりと湯の中でマリアさんの腰を持って上下させる。
「はっ…ん…ぁっ…あんっ…。」
普段は結構無感情なマリアさんが俺といたしているために
こんな可愛い声を出してくれることに感動すら覚える。
「ゃ…だめ…ぇっ…乳首吸わないで…っ。」
そうは言っても目の前で揺れていれば吸い付きたくなる。
「あっ…ぁっ…はっっ…ぁんっ…!」
マリアさんは俺が上下させる前から自分で動いているので
俺も自分で動くことにする。
上から来る衝撃としたから突く快楽。
380 :
53:2005/10/04(火) 00:32:43 ID:VPZ+1o/c
「んっ…んぁっ…あっぅ…あっ…はぁっん…!」
「もう…出そう…。」
「ふぅっ…んっ…はっ…いいわ…来て…。」
座位のまま耳元でそう囁かれ、俺はラストスパートをかける。
マリアさんを抱きしめて、ひたすら下から突き上げる。
それと同時にマリアさんの声も大きくなり始めた。
「んあっ…あっ…いいっ…あんっ…!」
「くっ…ぉ…マリアさん…イくっ…っっ!」
「はぁあんっっ!」
ドクッ…ドクッ…ドクンッ…ビクッ…
さっき射精した量よりも明らかに多めに
俺はマリアさんの中へと出してしまった。
同時にマリアさんも絶頂に達したようで、少しぐったりしている。
「…ふふ…とっても良かったわ。まだ中でビクビクしてる…。」
381 :
53:2005/10/04(火) 00:33:53 ID:VPZ+1o/c
…
ことを終えた俺達は脱衣所で着替えて、部屋に戻った。
戻る途中の道でマリアさんは一言。
「また…しましょうね。側室だものねぇ?」
ニコリと微笑む彼女にはNOとは言えない俺は苦笑した。
部屋に帰ると、モカ達はぐっすり寝ていた。
時刻は1時15分。
浴衣姿のマリアさんもモカとアトリに毛布をかけた後に眠ってしまった。
うぅ…疲れたせいで今夜は熟睡確定だな。
俺は布団も引かずに床に寝そべって、眠りについた。
モスキート10『祐二取り合戦!一番好きなのは?』へ続く…
382 :
53:2005/10/04(火) 00:36:48 ID:VPZ+1o/c
投下しながら読んでたら結構設定が抜けてることが判明。
フォローその1としてマリアは睡眠薬を盛って眠らせたとですよ…。
すまんorz
うわぁお、GJ!
徹夜してたけど眠気が消え失せました。
53さんだーまた後でーノシ
うん、毎度のことGJだけど・・・
ただ思うんだがエロに走りすぎでは?
萌えの要素がほとんどないし絵師も描こうにも描きづらいのでは?
386 :
53:2005/10/05(水) 09:38:10 ID:dG6rt0ma
>>383 どうもありがとう。睡眠不足に注意。
>>385 ごめんです。確かに角煮だからとか言って少し走りすぎた感が。
萌え要素満載を目指します。
そして指摘サンクス。助かります。
遅くなってすんません、>384です
えっち描写が多すぎるとは思わないけどな、今回はマリアさんメインだから。
それより側室の件なんかうまいと思った。
今までのモカやアトリのエピソードから比べると、映像が思い浮かぶような
シーン描写が少ないから、えっちが目立つのかも。
たとえば以前、アトリが考える時、触覚の片方をく、もう一方をへの字にして、
みたいなのがあったでしょう?あれなんかかわいかったよ!
追記
どの子も、「ガマンできないの、えっちしてぇ~」みたいな、エロマンガに出てくる
都合のいい女じゃないところが好きです
389 :
53:2005/10/06(木) 08:19:36 ID:I//990B0
>>387-388 ありがとうです。結局のところ描写が少ないのが最大の欠点かと。
字書きとして、描写が少ないのは最悪です。精進しますorz
マリア側室の件、良く思っていただいたようで何よりです。
そして主人公がムラムラしてる面ではこいつが一番都合いい…
遂に蚊タンを見なくなった今日この頃。
名古屋もいるぞ
雑談の時はなんとなく名無しに…
>>390-391 生存確認乙。
俺は長野住まいなので蚊がいなくなるのが早いっぽい。
もう少し元気でいて欲しいな。
漏れも長野に4年住んでたよ。松本に1年、長野に3年
松本で初めて氷点下二桁を体験したw
>>393 (・∀・)人(・∀・)
あの寒さでは蚊タンはおろか我々人間でさえ凍りつく。
しかしその分だけ家の中は暖かいので越冬には最適か…?
新浅間温泉行って、外に出て濡れたタオル振り回したら
そのまま数十秒で凍ったよ、折れ曲がったまま。
ついでに湿ってた髪も凍った。
そういえば長野であんまり蚊に悩まされた覚えないなあ
>>395 それでも夏は凄い。
田舎のほうになると一軒に4匹はいるとか。
東北とかどうなってるんだろうな。あの辺は…。
逆に沖縄なんかはどうなのかと問いたい問いt(ry
>>393 もまい信大生だろう。
しかもあれかあれのどっちかの学部だろう。
俺もさ!
>398
うおーっつつ!!ヤベェしゃべりすぎたwwww
犀川に近い方の学部の一番北の建物のOBだwwwwww
なんでこんな時間に起きてるかというと、目が覚めました。
寝室のどっかに蚊がいる…かゆいし、耳元で羽音がする
電気つけるといない。かゆー
殺虫剤まいたろかコンチクショー
昨夜は蚊がたくさんいたようだ
おかげで体のあちこちを掻いてたようだ
うかつにもかさぶたを引掻いてしまったようで
今朝、手に大量の血がこびり付いてるのに気がついた
403 :
53:2005/10/10(月) 14:52:19 ID:S6Q3Pxs9
一週間近く放置スマン。最近風邪気味なので皆も気をつけれ。
このSSも始めて1ヶ月。ダラダラするのが怖いのでもうすぐ終わりです。
では、投下します。
今回は『微エロ』です。次回がちょっと、アレなので。
>>400 俺も経験アリ。そんな時愛の手を差し伸ばさず1Mものさしで
やってしまった俺。
404 :
53:2005/10/10(月) 14:53:32 ID:S6Q3Pxs9
モスキート10『モカの不安』
…爽やかだ。
朝日を浴びつつ海の景色を眺める。
その海もまた同じように朝日を浴びて輝いている。
現在時刻は午前6時20分。
昨日の夜から4~5時間くらいしか寝ていないが
それでもこの朝日を見れば疲れとか眠気とかぶっ飛ぶ。
「へっくしょいっ!」
…むぅ…昨日露天風呂で風邪でもひいたか。
それにしても昨日のマリアさんは……。
思い出しただけで放心状態になってしまうほどに
マリアさんは全てが魅力的だった。
405 :
53:2005/10/10(月) 14:54:16 ID:S6Q3Pxs9
いかんいかん…。俺にはモカが…。
テーブルに伏して眠るモカを見る。
…そういえば、『蚊』なんだよなぁ…
実に気持ちよさそうな表情で眠る彼女は
どう見ても人間にしか見えない。
『蚊、なんです。』
そう言われた時はさすがに驚いたっけ。
そんなことを思い出しながら俺はポットから茶を出した。
モカが、強引にポットの中に作ってしまっていたのだ。
…しかし、何故かいつもとまったく同じ味で…。
これは達人賞を授けたほうがいいのではないか。
406 :
53:2005/10/10(月) 14:55:05 ID:S6Q3Pxs9
「…う~…ん…。」
俺が暖かな茶をすすっているとその音が耳障りだったのか
モカが唸りながら顔を上げた。
「おはよう。…あ~、よく眠れたか?」
「…眠れました~…あ、お茶どうでした?」
そうは言ってもまだ眠そうに目を擦っている。
一方の俺は罪悪感のせいであまりモカに顔を向けられない。
「…かなり上出来。」
「くすっ…良かったです。」
俺の答えを聞いて、自分も茶をポットから出した。
「あ、おい。モカ…。」
ポットに入れていたとはいえさっき俺が暖めておいたので
今は熱い。
407 :
53:2005/10/10(月) 14:55:58 ID:S6Q3Pxs9
「はい?…ぶっ!」
…やっぱり噴いたか。
「あひひ…ひたやけどひまひた…。」
『あちち…舌火傷しました…。』と俺には聞こえた。
「お前は犬か?」
舌をチロリと出して何回も呼吸しているので犬に見えてしまう。
すると、むっとしたようにモカは立ち上がって叫んだ。
「犬じゃないれすよ!蚊れす!…いたた。」
必死になって抗議するモカに可笑しさを感じて笑いを漏らした。
「くくっ…。」
「その嫌な笑いはやめてくらさいよ~!もう!」
結構軽い力でポカポカと叩くモカの舌は、まだ出ていた。
408 :
53:2005/10/10(月) 14:56:44 ID:S6Q3Pxs9
その舌は30分ほどで治ったらしい。驚異的な回復力だ。
ようやく舌をしまったモカはもう一度ポットからお茶をついで
静かにすすりはじめた。
「ずず……ぷぁぁ~。朝の緑茶は最高ですよ。」
「婆臭いなぁ。」
俺のその発言にモカも笑いを漏らした。
「ふふっ!祐二さんだって爺くさいですよ!」
「…そうかぁ?」
また一口茶をすすってモカは目を瞑って得意げに答えた。
「そうです。…ふふっ。」
その微笑んだ顔を何十年ぶりに見た気もする。
…やっぱり、可愛い。
409 :
53:2005/10/10(月) 14:57:49 ID:S6Q3Pxs9
「…ん…けほっ…。」
突然、モカがむせた。
茶でも詰まったのだろうか。
「大丈夫か?茶が詰まったとか?」
口に手を当ててむせこむモカ。
「けほっ…ごほっ…っっ!」
「お、おい!モカ!しっかりしろ!」
近付いて背中を擦ろうとしたがモカが片手で制した。
「い、いいです。大丈夫ですよ。…ほら。」
モカはまた微笑むと再び茶をすすりはじめた。
410 :
53:2005/10/10(月) 14:58:45 ID:S6Q3Pxs9
「…むぅぅぅ…やだぁぁっ!」
「ごふっっ!」
突如、その平和な空間に響いた子供の声。
そして遠のきそうになった俺の意識。
…この部屋に子供といえばアトリしかいないわけで。
と、いうわけでアトリのほうをギロッと睨みつける。
…ね、寝てる?
アトリはさっきと同じようにぐっすりと眠っている。
…こいつ…っ!寝ぼけやがった!
「ん~……野菜は嫌だと小一時間…むにゃ…。」
い、今の寝ぼけのせいで俺はわき腹にキックを食らって
死にそうになったってのか?
411 :
53:2005/10/10(月) 14:59:41 ID:S6Q3Pxs9
ぶちっ
気がつくと俺の手はアトリの触覚に伸びていた。
後ろからモカに羽交い絞めにされる。
「離せ!離してくれ!一発こらしめてやるっ!」
「や、やめてください!祐二さん!落ち着いて!」
モカの力は意外と強く、俺の復讐計画は阻止された。
「い、いいですか?アトリちゃんの触覚は私と違って…。」
…
と、いうような講習を受けて俺はゾッとした。
つまり超敏感地帯のため、触るのは自殺行為だったわけだ。
「((;゚Д゚)ガクガクブルブル」
「…祐二さん?あの…震えてますけど。」
モカの忠告がなければ俺は…俺の体は…ボロボロに?
考えただけでも恐ろしいその事態だけには絶対になりたくなかった。
412 :
53:2005/10/10(月) 15:00:33 ID:S6Q3Pxs9
「祐二さん。今日の10時にチェックアウトですよね?」
「あぁ、そう。…あ、モカ。そういえば風呂に入ってないよな。」
モカはチロリと舌を出しながら苦笑した。
「えへへ…昨日は寝ちゃいました。」
「今のうちに入ってきたほうがいいんじゃないか?」
「祐二さんはいいんですか?」
と、モカの問いに俺は一言「いい」と答えたのだが。
この日一番の恐怖を俺は味わった。
「そうですよね。昨日の夜…入ったんですもんね?」
「も…モカさん?何か…あ~…黒いオーラが?」
かなりあたふたしていた俺とは反対にモカは俯いて
どす黒いオーラを発している。
413 :
53:2005/10/10(月) 15:01:22 ID:S6Q3Pxs9
その時モカがバッと顔を上げ、俺に飛びかかってきた。
しっかりと両肩を掴まれる。
モカの瞳は普段の落ち着いた赤とは違い、吸血時の紅蓮の色
に染まっていた。
「それも…マリアさんと一緒に…。ね?祐二さん?」
モカはどんどん肩を握る手に力を込める。
「モカ!痛い!ストップ!」
どうやら察するに起きていたようだ。それなら声をかければいいのに。
…モカ!意外に人間っぽいところがありやがって!
「…部屋に帰ったら二人とも''スッキリ''な顔して…。」
「モカ、目が怖い!怖いぞ!」
「うらめしや…私が好きじゃなかったんですか?」
…いかん。段々日本幽霊になりつつある。
414 :
53:2005/10/10(月) 15:03:15 ID:S6Q3Pxs9
「モカ、聞くんだ。俺は…。」
俺が真面目な顔で語りかけるとモカもまた真剣に聞く体制に入った。
「俺は…モカが好きだぞ。」
「…むぅ。そりゃマリアさんには完全に魅了されて当たり前だってこと
ぐらい分かってますけど…。」
触覚が段々、主の手の指と同じように所在無さげに揺れてきている。
「いや、モカ。話を…。」
「だってマリアさん胸大きいし、お尻も引き締まってて私なんかより…。」
…ダメだ。聞いてるように見えて聞いてない!
「モカっ!」
「私はっ!」
俺たちは同時に立ち上がった。モカの瞳にはうっすらと涙が
浮かんでいる。
415 :
53:2005/10/10(月) 15:04:10 ID:S6Q3Pxs9
「私は……。祐二さんの心が私から離れちゃうんじゃないかと…。ぐす…。」
「…モカ。」
突如立ち上がってたった一言それだけを言い、また崩れだした
目の前の少女を俺は力いっぱい抱きしめた。
「馬鹿。俺の心はいつだってお前に傾いてる。大丈夫。」
腕の中のモカはいつかと同じように、身をよじって身体を擦り付けてきた。
綺麗な黒髪が、ようやく昇りきった朝日に照らし出される。
「…さ、風呂入って来い。俺はこの人達残していくと不安だから。」
「…む。」
眉を潜め始めたモカ。いかん。
「この人達置いといて行ったら、何されるかわかんないだろ?」
「…そ、そうですね。クスッ…じゃあ行ってきます。」
「あぁ、行ってらっしゃい。」
…一瞬笑ったモカの表情にはもう不安の色はないようだった。
416 :
53:2005/10/10(月) 15:05:17 ID:S6Q3Pxs9
あ、あぁぁぁ!
「モカーー!!スカートスカート!」
だから浴衣に着替えておけとあれほど…。
急いでドアを開けて叫んだのが幸いだったのか
モカはまだそれほど遠くにはいっていなかった。
「あわわ!すみませーん!」
バスタオルを持って一生懸命、走ってくるモカ。
廊下を見れば…男が2人ほど鼻血を出している。
犠牲者が出たか。その内にモカは露出狂認定証をもらいかねないな。
…あ、こけた。
…モカはそれから速攻でスカートを履いて走っていった。
そんなに急ぐとスカートの意味が…あ、あ~ぁ…ダメだありゃ。
417 :
53:2005/10/10(月) 15:06:16 ID:S6Q3Pxs9
そんなモカの能天気さに大きく溜め息をついて俺は部屋に戻った。
「あら、おはよう。祐二君。」
いつの間にかマリアさんが起きていた。
テーブルの上の茶をすすりながら、甘い茶菓子を朝から食している。
「ん~♪朝から甘いものおいしいわね。」
はぐはぐと実に名残惜しみながら食べる姿はそれこそ、その辺の小学生
みたいで愛くるしいのだが。
茶菓子を一口食べた後に茶をすすりながらマリアさんは言った。
「ふ~ん。結構一直線な男性なのね。」
「昨日はあんなことになっちゃったけど俺はモカが…。」
そこまで言うとマリアさんの茶菓子を食べる手がピタリと止まった。
そしてこちらに視線を向ける。
「嫌だわ。私を好きになってくれるとそれは嬉しいけど…。
いい?私は側室ってこと…。」
ズイッとこちらへ身を乗り出すマリアさん。
418 :
53:2005/10/10(月) 15:07:11 ID:S6Q3Pxs9
「昨日の快感…忘れられる?私は無理。」
マリアさんの柔らかい指は静かに、俺の頬を這う。
「あ…ぁ…。」
「ね?無理…。」
茶菓子と同じように甘ったるい声と指で俺はまたもや魅了されてしまいそうだ。
すでに全身の力は抜け、顔はとんでもなく情けないに違いない。
しかし、なんとか気力を絞って後退する。
「ふふ…。…あ、そうだわ。この子起こしてお風呂にいかないと…。」
途端にパッと誘惑オーラがマリアさんから消え去り、母親口調に変わる。
俺も内心ホッとしながらそれについて意見した。
「あ、アトリ…昨日、入ってないんですよね。入れてくるんですか?」
「モカちゃん、先に入ってるんでしょ?私も行ってくるわ。」
マリアさんはそう言う間にもテキパキと風呂の準備をしている。
アトリは…まだ寝ているが。
419 :
53:2005/10/10(月) 15:08:14 ID:S6Q3Pxs9
仕方ないので俺が起こす。…少し、パンチが怖いが。
「アトリ。お母様がお呼びだぞ。」
「…ん~?…ぅ…ん。」
意外に静かに起床したアトリはフラフラとおぼつかない
足取りで母の元へと歩いていった。
「じゃあ行ってくるわね。」
「…行ってらっしゃい。」
扉が静かに閉まり、一人部屋に残された俺は頭を振りまくった。
…微妙に誘惑に負けそうになった自分がたまらなく
嫌で…。
テーブルの上の湯飲みがさっき
後退したときの衝撃で倒れていた。
420 :
53:2005/10/10(月) 15:10:07 ID:S6Q3Pxs9
…
「ん~!いいお湯!」
背伸びを終え、その手を湯の中へと戻すモカ。
湯の雫が跳ね上がり、また元の場所へと落ちていく。
一人大自然を満喫するモカの耳に音が届いた。
風呂場のドアが開く音である。
この温泉、朝でも開いてるのに人がいない。
ようやく人が来たと思い、少し隅に身体を寄せるモカ。
421 :
53:2005/10/10(月) 15:11:00 ID:S6Q3Pxs9
「モカお姉ちゃん!おはよう!」
とてつもなく元気な声のした方向を見ると
アトリが母親と並んで立っていた。
「モカちゃん。おはよう。大自然の露天風呂はどう?」
昨日のことがあってもモカはしっかりとマリアの目を見つめ
ニコリと微笑んで答えた。
「ええ、とってもいいお風呂ですよ。どうぞ。」
3人は並んで朝の露天風呂に浸かった。
「…マリアさん。」
呼びかけるモカの声のトーンはいつもより若干低い。
「…朝話したの聞いてたわ。真っ直ぐね。あなたも、祐二君も。」
「マリアさんも祐二さんのこと…。」
さらりとマリアは自分の髪を掻き揚げた。
半分ほど、濡れている。
422 :
53:2005/10/10(月) 15:11:59 ID:S6Q3Pxs9
「私の入り込める隙間は、ないみたいね。…ね、シリア。」
自分の本当の名前を呼ばれて少し驚くアトリ。
「…う、うん。隙間がないのは分かってる。」
「じゃ…じゃあアトリちゃんも?」
モカはアトリの気持ちに驚きの色を露にする。
「モカお姉ちゃんも好きだから…言わないようにしてたけど…。」
最後のほうになるとアトリは湯の中に口を埋めてしまった。
ブクブクと気泡が上がる。
「でも、そう。ふふ…安心して。私は『側室』ですから。」
「マリアさん…。私は…。」
マリアは満面の笑みを浮かべた。
「嫌ね。気にしないで。…それよりうかうかしてると取っちゃうわよ~?」
「だっ…大丈夫です!マリアさんには負けませんよ!」
423 :
53:2005/10/10(月) 15:12:51 ID:S6Q3Pxs9
ふふ、とマリアは悪戯な笑いを浮かべた。
「そういえばモカちゃん。ん~…よいしょ。」
その笑いを浮かべつつモカの胸を鷲掴みする。
「わっ!わぁっ!な、何するんですか!」
「そうねぇ……。85ってところかしら。」
じっくりとほぐすようにマリアは揉み続ける。
「マリアさんってば…!…う…。」
「モカちゃんてば可愛い~。シリア?へるぷ~。」
母の呼びかけに答えてアトリがガシッ
と羽交い絞めにした。
アリ本来の力で固定し始めるため、到底モカは抵抗できず。
「「覚悟っ!」」
「まっマリアさん!アトリちゃんも!くっ…くすぐった…ひゃあ!」
424 :
53:2005/10/10(月) 15:13:53 ID:S6Q3Pxs9
周りに客がいないことをいい事にモカは、『やられた』。
露天風呂に響いたのはモカの喘ぎ声とも叫び声ともつかぬ
声だけだった…。
…
…
「じゃ、帰るか。」
温泉旅館の想い出をしまいつつ、俺は車に乗り込んだ。
「楽しかったねー!祐二ナイス!」
「本当。楽しかったわね。…ね?モカちゃん。」
「あ、あはは……そうですね。」
お土産も買って準備万端。
想い出を乗せた車が、走り出した。
「ん…けほっ…。」
モカの体に異変が起こり始めていたことはこの時、まだ誰も知らない。
モスキート11『悪夢は突然に…』に続く。
425 :
53:2005/10/10(月) 15:19:47 ID:S6Q3Pxs9
タイトルを変更告知を忘れてました。タイトルはどうでもいいか…。
それよりも自分で読んでて分かるんですけどかなり
適当にまとめちゃってます…すまん。
やる気なくなってくると無意識にこうなるのか俺は…。
おそらく後1~2話ですが、しっかりとやる気を出していくので
最後までお付き合いしてください。
マターリとGJ!
あともう少し頑張ってください
アトリはやっぱり悲しい恋になっちゃうのかなあ
端折り感は否めないけど、他の誰もかけないキャラなんだから
お願い!最後まで好きでいてやって
スマン、>427の2行目からは>53さんへ。
GJ!もうすぐ終了か~、期待してるけどお体に気をつけて!
昨日ひじが痒いと思ったらひじにいた蚊を潰してしまった
貴重な(ry
科学のタマゴか、今売ってるやつはホウネンエビかなんかが
付録になってるやつだよね。やるな学研
435 :
53:2005/10/13(木) 23:11:56 ID:OJm3moUu
>>426-429 皆ありがとう。そして端折りすまんorz
頑張ります。
>>432 な、なんだtt(ry
>>433 零下200度とかテラスゴス。『鉄の蚊タン』=個人的に知的で静かな蚊タン
と早くも脳内設定開始。
蚊も進化してるんだな…。
いや、眠りキャラな蚊タンだろ
「はッ、すいません寝てました!」……クー…
「え、ね、寝てないですよやだなあアハハ」……クー…
ご注文は、どっち?
両方とも寝言に1票
>438
起きてるって…言って…クー
鉄の鎧を着込んで寝ているボウフラタン
パッと見デュラハンっぽくてビックリ
クマムシたんと蚊たんのコラボきぼんぬ
クマムシって何かと思って検索したら、こ、これは萌えにくいw
クマムシを擬人化したら触手属性の装甲娘になるな
触手で蚊たんを・・・(;´Д`)ハァハァ
445 :
53:2005/10/18(火) 00:47:42 ID:IR1SuD+e
クマムシって改めて検索してビックリ。
頑張れば萌えれそうな予感。多分
>>444のおかげ。
そして…何か最近忙しかったり風邪ひちゃったりで書けてなくて
感覚もあいてるので今回は閑話休題みたいな話で。
短すぎて短編にすらならないが…。
ごめんなさいorz
446 :
53:2005/10/18(火) 00:48:39 ID:IR1SuD+e
モスキート番外編『モカに裸エプロンを?』
「…ふむ。モカ。ちょっと。」
「はい?」
台所で手際よく料理をしているモカは
エプロンがこの上なく、似合っている。
…そこでだ。
全国の男性諸君の
【一度は拝みたい】ランキング1位(MSQ社調べ)
である裸エプロンをしてみたいと思う。
「モカ…エプロンをだな。変わった着方をして欲しいんだが。」
「変わった…着方、ですか?いいですよ。」
ニコリと微笑むモカの顔には疑いの色はない。
…似合うな。
447 :
53:2005/10/18(火) 00:49:43 ID:IR1SuD+e
「あの…祐二さん。どんな着方をすればいいんでしょうか?」
俺がしばし妄想を膨らませていると、モカが困ったように
着方を尋ねてきた。
「…一度裸になってその上にエプロン一枚だけという…。」
「…。そ、それ恥ずかしいですよぅ…。」
クルリと背を向けるモカ。表情は分からないが
恐らく顔を真っ赤にしてるだろうな。
…うむ…いける。
「ほれほれ。皆待ってるから。」
「み…皆?誰ですかそれ?」
とりあえずモカを奥の部屋にぶち込む。
俺も一応男なのでかなり見てみたい。
……。
いかん。妄想してしまうな。
448 :
53:2005/10/18(火) 00:50:23 ID:IR1SuD+e
しばらくすると衣擦れの音がし始めた。
…どうも、あれだな。この音はどうしてこうも
男の欲望を掻き立てるのだろう。
今でも凄く待ちわびてる俺がいたりする。
やがて静かにモカがドアを少しだけ開けてきた。
隙間からヒョコリと顔だけ覗かせている。
「あの…恥ずかしいのですけど…。」
「まぁまぁ、こっち来いって。」
「…わ…笑わないでくださいね。」
そう言って少しずつ姿を見せ始めるモカ。
フローリングを素足で歩いた時のペタペタ音を出しながら
モカはかなり恥ずかしそうにドアの陰から出てきた。
「…こ、これは…っ!」
現れたモカはまさに『裸エプロン』な状態。
449 :
53:2005/10/18(火) 00:51:11 ID:IR1SuD+e
恥ずかしそうに俯くモカとは対照的に俺はもう一度全身を眺めた。
長さが膝くらいまでしかないエプロンには愛らしいひよこが
刺繍されている。
時たま体を震わす時に見えるチラリと見えるわき腹…。
そして、そう。裸エプロンの極めつけ。
モカに気付かれぬよう摺り足で少しずつ横に体をずらしていく。
90度視線を変えれば…!
…。
「おおっっ!」
思わず声が出てしまった。…いや、しかし叫びたい。
「横乳キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!……ぶはっ!」
「はわっ!」
モカ慌てて横方向に見える魅惑の果実を手で隠した。
が…もう、遅いぜ…。
450 :
53:2005/10/18(火) 00:52:08 ID:IR1SuD+e
さっきのチラリズムの衝撃で俺の血圧は上がりすぎたようで
鼻から大量出血している。
我が人生に一片の悔いなし。
「わぁぁ!祐二さん!祐二さん!」
慌てて俺を抱き起こすモカだったが、エプロンの上から
かなり直接的に柔らか物体が…。
「ゆっ、祐二さん!さっきより出血が酷く!」
…二人で性行為をする時とは全く違う刺激だなこれ。
俺は微妙に薄れゆく意識の中で再び思った。
…横乳萌え、と。
番外編~終わり~
451 :
53:2005/10/18(火) 00:54:48 ID:IR1SuD+e
452 :
53:2005/10/18(火) 00:56:24 ID:IR1SuD+e
いやいや!何書いてるんだ俺はorz
『脱字』です。2回も連続個人レスすまん。
>453
50回は間違いなく保存した
>53
うはー。なんか初期に戻ったようなノリでいい感じ
>450の件は手足を投げ出して倒れている祐二の頭から肩を正座orぺた座りの太腿の上にのせて、
上からモカが覗き込むように屈むので、おでこの上に下乳があたる図として、勝手に補完いたしました
つまりデコポヨンだw
>453
す、隙間から手を入れていいデスかハァハァ
おしりもくりんとしてかわいー
456 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2005/10/18(火) 13:21:27 ID:gsUNz4dS
test
>459
もまいは>453の小ぶりだが形のいいおっぱいをを目の前にして
そんなゆーちょーなこと言ってられるのか
もう俺は間違いなくルパンダイブw
461 :
53:2005/10/18(火) 23:11:41 ID:IR1SuD+e
>>453 うひょ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
…じゃなかった。こういう風な感じで進めていったほうが絵師様としても
絵にしやすいんですね。
皆のためにありがとうですっ!
>>455 説明不足ごめんorz
まさにそんな感じで。
短編のほうが合ってるのでしょうか。
…もしかしたらしばらく長編の続きを書けないっぽいので
一石二鳥、短編でいこうかな…。
よかったら皆も番外編のネタキボンヌ。
462 :
アトリ:2005/10/19(水) 11:50:34 ID:pJuTBQ2i
>53
あーたーしーのーたーちーばーはー?
アトリのその後の話を書きなさい!おっぱいは小さくたって気持ちはいっぱい詰まってるんだから!
ひどい事したら、ゆ、許さないんだからっ!
アトリの短編も書けばいいじゃない
このスレ見てると身体が痒くなってくる
ここで蚊国家の名のもとに
>>464を吸血死刑にしてみる
血を吸った結果その血の提供者が死んでしまっては蚊たんも危うくなるので
決して命を奪ったりはしないのです。蚊たんはとても思いやりがあるのです
…自己矛盾をはらんでいるような
468 :
464:2005/10/22(土) 22:59:14 ID:zk0Aq+2z
>>468 死刑回避どころか燃料。
叩かん!叩かんぞ!だからこっちへ(ry
>>468 どう見ても無実です
本当にありがとうございました
>>468 __ __ __
|無罪|ΛΛ |無罪| ΛΛ |無罪|ΛΛ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〃 ̄∩ ゚Д゚) 〃 ̄∩ ゚Д゚) 〃 ̄∩ ゚Д゚) < 全員一致で無罪!
ヾ. ) ヾ. ) ヾ. ) \_____________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
| 蚊スレ委員会 |
| |
\| |
ほれ儂の血をやろう、もそっと近う寄れ。ええ乳をしておるのうフォフオ
何叩きゃせんて、儂に任せておけば悪い様にはせんよヒッヒッヒ…
473 :
113:2005/10/23(日) 20:01:00 ID:yQzf8/tY
474 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2005/10/23(日) 21:01:33 ID:eIVP3w4W
475 :
53:2005/10/24(月) 23:11:38 ID:JWcoYZfR
一週間放置すまん。
年末に近づいていくと日増しに走り回らなければいかんとは…
アトリの短編です。
このスレ…どうやらアトリが人気『大』みたいなので驚いた。
かなり個人的趣向が入ってます。WARNING orz
476 :
53:2005/10/24(月) 23:12:55 ID:JWcoYZfR
モスキート番外編『アトリを着せ替えっ!』
突然だが俺は前回、モカを着せ替えてみて分かった。
──可愛い。
そこで、家にいるアトリにも着せ替えをしてみようかと思う。
まぁそこには一つ問題があるのだが。
「問題は…そう。ぺったんこと言う事だ。」
「だぁれがぺったんこかっっ!」
突如後ろから迫り来る殺気に俺は対応しきれない…!
飛びかかるアトリは拳を俺の頭めがけて振り下ろした。
ガゴンッ!
「ぐぁぁっ!」
ゴロゴロと転がる俺の頭からは血が噴出している。
477 :
53:2005/10/24(月) 23:14:33 ID:JWcoYZfR
「アトリッ!どういう力で殴ったんだ!」
ふふんとアトリは鼻を鳴らして平然と答えた。
「いつもの10倍だよ!それより~…だれがぺったんこなの!」
「…いや、今回はむしろぺったんこのほうが…っ!」
「だ~ま~れ~!」
ガゴンッ!
「おああっ!アトリ!死ぬ!死ぬぅぅ!」
生死の境を意識を保ったままさまよった気分であるが…
今回の俺の目的を果たすにはぺったんこのほうがいいんだ。
478 :
53:2005/10/24(月) 23:15:30 ID:JWcoYZfR
…
「じゃあさ。あたしが着せ替えされちゃうの?」
「そう。んで、実はこれ短編だから長々とはやってらんないんだよ。」
触覚が何故か稲妻でも呼び寄せるように立ち上がった。
「短編?…まぁいいや。でさっ!どんな服なのっ!」
「くっくっく…あせるでない。まずは基本の装飾品から。」
アトリの期待の眼差しを真正面に受けながら俺は立ち上がり
奥の部屋にあるグッズを素早く取ってきた。
「じゃ~ん。これだこれ。赤いランドセル!」
「…ゆ、祐二…もしかして危ない趣味を」
「違う!…騙されたと思って背負ってみろよ。」
俺に若干の警戒を持ちつつも
しぶしぶとアトリは俺の手にあるランドセルを背負った。
479 :
53:2005/10/24(月) 23:16:53 ID:JWcoYZfR
「…しょってみると変な感じ~…。」
…実験は成功だ。山田君。
いつもの黒のワンピースっぽいのにランドセルを
背負っているその姿はまさに小学生。
「…アトリ。正直ここまで似合うとは…。」
俺がそう言うとアトリは頬を思いっきり膨らませて
ランドセルを投げ捨てた。
「これは着せ替えじゃな~い~!変態祐二!」
「なっ!変態じゃねえやい!…新しい何かに目覚めそうだが。」
微妙に身の危険を感じつつも、次の衣装に取り掛かった。
「次はまとも?今度も子供っぽいのだったら首チョンパだよ!」
…アトリならやりそうだから凄く怖い。
だが、次は男なら誰でも自分の娘に着せてみたいと思う
衣装なのだっ!
480 :
53:2005/10/24(月) 23:18:44 ID:JWcoYZfR
また俺は奥の部屋に走って、買いだめしておいた
着せ替えダンボールを漁った。
「これこれ…。」
目的の衣装を見つけて、アトリのいる部屋に戻る。
実に器用にアトリは角砂糖を放り投げて口でキャッチし、食べていた。
角砂糖を口に入れたときのその表情は『まろやか』としか表せない。
「アトリ!これこれ!」
「わぁっ!何その黒いの!」
「いいから着替える!」
衣装を渡して、俺は奥の部屋に戻った。
楽しみはとっておいたほうがいいのだ。着替えるところを見ても
あまり喜びはない。
3分ほどたってアトリから合図が出た。
「いいよ~。」
481 :
53:2005/10/24(月) 23:20:19 ID:JWcoYZfR
アトリのコスプレ度(?)をこの曇りなき眼で確かめるべく
俺は全速力でアトリのもとへ走った。
「おおおっ!」
「…何かこれ…ヒラヒラがちょっと恥ずかしい。」
そう!これだ!人類の生命が誕生してからというもの(ry
それでも人は運命に(ry
その名も!
ゴ ス ロ リ (゚∀゚) !!
漆黒の衣装についた数々の白のヒラヒラ。
それはアトリのなかにある小さな光達!
頭の上に乗っかる黒の白のカチューシャは
全体の存在感をより一層向上させている!
482 :
53:2005/10/24(月) 23:21:20 ID:JWcoYZfR
カタカタと震えるのを自分でも抑えられない。
やっべ…これいいって。
黒が似合うアトリだからこそ似合う!
…これでもう一つ、やって欲しいことがある。
「アトリ…テレビドラマの『愛極婦人』でやってた『ごきげんよう』ってやってくれ。」
「うん!いいよ。えっと…コホン。」
「……。」
俺の周り半径20cmの空気の流れが変わった。
全神経をアトリの次のアクションに集中させる。
「…ごきげんよう。」
スカートの裾をくいと持ち上げ、膝を曲げる。
ニコリと微笑むその笑顔はまさに太陽のごとし。
その仕草はまさにゴスロリに許された特権…。
483 :
53:2005/10/24(月) 23:22:51 ID:JWcoYZfR
「…あれ。祐二?」
「…。」
あまりに刺激が強すぎた故に俺の神経回路は全てストップした。
そのために微動だに出来ないに違いない!
アトリは思いっきり困惑している。
「…祐二が止まっちゃったよ。…えっと…そして時は動き出す?」
「…ブボッッ!」
今まで止まっていた神経が全て動き出したために興奮が一気に…!
「わぁぁっ!祐二が鼻血出した!祐二!祐二っ!」
とてとてと小走りで近づいてくるアトリだったがそれは逆効果だ。
さらに間近で見た俺の興奮はもう止まらない。
「…ぐぐっ…ゴスロリきた~……がく。」
「祐二ぃぃっ!」
俺の意識は、またもや遠のいてゆく…。
番外編……終
484 :
53:2005/10/24(月) 23:26:42 ID:JWcoYZfR
あ~…短編は時間なくてもパパッといけるから書きやすい…。
アトリに限らず、小アリタンってなんでも似合いそうですよね。
そろそろインフルエンザの予防接種の時期な予感。
二重(ダブル)グッジョブ!幽霊なんかに出会うよりももっとファンタスティックな2大神の遭遇・・・
祐二、もまいってやつは根っからの○○○○かww
買いだめした衣装ってのは何だwww
いやいや勘ぐってはイカンな、そりゃアトリやモカだって着替えは要るし
ってアレ?下着とかも買いだめしてんのかー?
モカが一人でぼーっと留守番とかしてる時、まだ祐二と会ったばかりの
頃、何も知らずにショーツやブラまで一緒に買いに行ったのをフッと思
い出して耳の先まで赤面悶死しそうになっているのを妄想して楽しむ漏れ。
489 :
53:2005/10/26(水) 21:29:55 ID:ismgLwBI
>>485 ゴスロリは書くのが思いっきり難しいと聞いてたんですけど…
絵師様GJッっス!
>>486 買いだめ済み。一度に買っておかないとちまちま買うのが恥ずかしい罠。
包丁で中指切った。痛ぇよ…蚊たんに出血した血を吸ってもらうか。
切った中指を蚊たんのキュッとした唇にふくんでもらって、
舌が傷に沿って指に絡み付くように動くのを想像しておっきした
実は蚊たんの唾液には麻酔作用があるのだ
…裕二の体の自由を奪って無理矢理情けを受ける、という展開はどうか
「赤ちゃん、ほしいの」
元々子作りのために吸血するわけだし
491 :
53:2005/10/27(木) 21:03:10 ID:2GyuLfhR
>>490 ネタ提供㌧。
その展開は最終話で想定中。
蚊たんは来なかったが、何故か便所にヒルがいたorz
お呼びじゃねー…
492 :
490:2005/10/28(金) 12:09:54 ID:c5A9iLB2
>491=53
うわぁ…しまった、ごめんなさい
>>492 ネタバレしてしまっても怒らない53氏
それにすぐあやまる490氏
いいやつばかりだ
494 :
53:2005/10/28(金) 22:06:50 ID:fztN5l06
>>492 気にしなくても大丈夫。
それよか衣装とか短編用のネタあったらキボン。
本格的に寒くなってきたな…。ヒーターを買いたいこの頃。蚊もほぼ絶滅か…?
さっき一匹潰したゼb
From兵庫
寒いがベランダにあるバケツにはまだボーフラがいる・・・
俗に言うヤブ蚊の活動気温は20度~30度らしいが、
最低気温の10度前後で、しかも水の中でよく生けていけるな
497 :
53:2005/10/30(日) 20:21:14 ID:8ECYSb3l
ボウフラの生命力って凄いと思う。
寒くないのかね…いや寒いだろうな。
ではCMの後は番外編 其ノ参であります。
498 :
53:2005/10/30(日) 20:22:11 ID:8ECYSb3l
モスキート番外編『大人の衣装?』
…着せ替えの真髄は、結局の所…
『グラマー』か『ぺったんこ』なのだ!
「だぁぁれがぺったんこか!」
握りこぶしで力いっぱいアトリに殴られた。
ええい、あまりに理不尽!
「誰もお前の事だなんて言ってねぇっ!」
「あ~うるさいうるさい!その単語が気に入らんのよ!」
この間のゴスロリ事件ですっかり目覚めてしまった俺は
新たなターゲットを定めた。
それは……──
499 :
53:2005/10/30(日) 20:23:01 ID:8ECYSb3l
「本当に真昼間から仲が良いこと。」
この家一の熟女にして最高のスタイルの持ち主。
流れるような美しき金髪のストレートヘアーと
蒼海のごとき妖艶な瞳。
高価な装飾がついた洋服。
まさに『女王』そのものの風格である。
その姿はいつ見てもまさに『威風堂々』と言う
言葉が相応しい…そう、マリアさんである。
「お母さん!祐二がぺったんこって言うんだよ!」
アトリがぺたぺたと近寄っていき俺の悪行(?)を告げた。
マリアさんは我が娘の側にしゃがみこみ、美しく微笑む。
「あなたは私の娘よ?胸なんてすぐに大きくなるわよ。」
俺はその言葉に反応してマリアさんのを見る。
ゴクリと喉が鳴り、生唾がゆっくりと喉を伝ってゆく。
500 :
53:2005/10/30(日) 20:23:47 ID:8ECYSb3l
……違いねぇ。
「でも今はぺったんこでしょ?祐二はそこを馬鹿にするんだよ!」
「…小さくたって思いはたくさん詰まってるもの。ねー?」
「ねー?」
……。結局悪者は俺ですか。
…おぉ、そうであった。俺の目的はマリアさんだったな。
「マリアさん。ちょっと頼まれごとしてくれませんか?」
家一番のグラマー美人のマリアさんは小首を傾げた。
「頼まれごと?…何かしら。」
「実は、ですね…。」
俺はわざわざマリアさんの近くまで寄り、耳打ちした。
「…ゴニョゴニョ…かくかくしかじか…。」
「…ふぅん。面白そうね。それで…どこに用意してあるの?」
面白いように頭の上の触覚がピョコピョコと動かしマリアさんは微笑んだ。
501 :
53:2005/10/30(日) 20:24:38 ID:8ECYSb3l
……。
マリアさんがいつもの『奥の部屋』へ入ったのを確認し
静かにアトリと待つことにする。
「…祐二。お母さんに何を着せるつもりなの?」
アトリにはやはり『奥の部屋』に行かす意味が分かっていたようで
普通に衣装の質問をしてきた。
それに対して俺は微妙に皮肉を込めて答える。
「…大人にしか着れない服さ。」
「なっ…!それじゃああたしが子供って言いたいの!?」
やはりアトリはどうもコンプレックスがあるようで…。
強烈な一撃を覚悟しながら、思いっきり微笑んで言ってやった。
「ああ。言いたい。」
瞬間、俺の意識は極限まで落とされた。
……。
502 :
53:2005/10/30(日) 20:26:15 ID:8ECYSb3l
さて……強烈な一発どころかボコボコにされた俺が来ましたよ。
この痛手から回復する方法はまさしくマリアさんの着替え後姿…!
期待を膨らませ、傷だらけになりながら待つこと数分。
『奥の部屋』…すなわり手狭な和室に繋がる扉がすぅっと開いた。
「ごめんなさいね。初めて着る服だから思ったよりも手間取っちゃって。」
「わぁぁ!お母さん綺麗~!似合ってるよ!」
アトリの歓声は最もだ。あまりに似合いすぎている。
この人のためのこの衣装はあると言っても過言ではないほどに似合いすぎているのだ。
この服は古来より微妙に『女王様』風の人々が着るものと認識しているせいなのか…。
「どうかしら、祐二君。」
…あまりのJustさに言葉さえない。
「……。」
…おっと、いかん。説明できないほど意識が飛んでいる。
503 :
53:2005/10/30(日) 20:27:05 ID:8ECYSb3l
みっちりとマリアさんのグラマーな体にフィットする赤の一枚布。
それはシルクのような手触りで見た目も見目麗しい。
左太股の左上から下までぱっさりと刀にでも
切られたかのように割れており、そこからの太股の眺めはまさに絶景。
裾の縁には黄色の線がつき、中国の歴史を感ずるその衣装…これまさに!
チ ャ イ ナ ド レ ス キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
「…祐二、震えてるね。」
「…そんなに良かったのかしらね。でもこれちょっとここがスースーするような…。」
マリアさんはヒラヒラと裂けている部分を振り、どれくらい開いているのかを確かめる。
しかし俺は見た。
…あの時々見せる魅惑の目つき。…絶対に故意にやってる!
「…あ~スースーするわねぇ~…?」
504 :
53:2005/10/30(日) 20:28:02 ID:8ECYSb3l
……ブボッ…!
故意だと分かっていても、男とは悲しき生き物で…
「また祐二が鼻血出した~!…けど大丈夫そうだね。」
アトリは大量出血の状態な俺に多少引きつつも
自分の母にある提案をする。
「お母さん!あたしも着たいな…。」
「あら…祐二君。アトリのはあるかしら。」
…まだ血が止まらぬ鼻を押さえながら俺は頷く。
「…その衣装を買った時に何を思ったかアトリのサイズも…。」
チャイナドレスがあることを知りアトリは触覚をハートの形にして
ガッツポーズをした。
「祐二ナイス!じゃ、お母さん手伝って?」
「はいはい。…大丈夫かしらね…祐二君は。ほぅら。」
ブボッ!
マリアさんの去り際のチラリにより出血量がさらに増えた…。
505 :
53:2005/10/30(日) 20:28:52 ID:8ECYSb3l
…それにしても、アトリにチャイナドレスだぁ?
似合うはずがない。
あれは元よりスタイルのいいものでなければ
似合わない仕組みになっているのだ。
…モカなら大丈夫だが…。
そして待つこと数分。
神聖な『奥の部屋』の戸が開いた。
「おっまたせー!どうかな!祐二!」
ふん…似合うわけが…。
「…。お?おぉ?おぉぉぉ!何だこの絶妙なマッチは!」
胸がなくぺったんこな者は決して似合わぬのが世の理!
なのに愛着が沸くのは何故なんだ…!
俺が興奮に身を震わせているとアトリが駆け足で近寄ってきた。
506 :
53:2005/10/30(日) 20:29:48 ID:8ECYSb3l
「祐二返事しろ~!」
「ごふぁぁっ!」
近寄ってきてすぐに来た頬への衝撃。
…ま、回し蹴り…。
いつの間にこんな技をいや、それよりも…見えた。
痛む頬を擦りながらアトリに笑顔で見たものを伝える。
「…ふっ…今日は熊さんか。」
アトリは俺の言葉の意味を僅か2秒で察し、思いっきり
頬を赤くしながら怒鳴った。
「このどスケベ~~!」
また回し蹴りを食らっちゃかなわんのでひとまず走って逃げる。
──が。
507 :
53:2005/10/30(日) 20:31:29 ID:8ECYSb3l
椅子の角に足をぶつけてこけそうになり
ボフッと柔らかいものにぶつかってしまった。
──このなんとも言えぬ柔らか感触は…。
「あらあら…子供の前なのに?大胆ね~祐二君。」
…どうやらマリアさんの胸に突っ込んでしまったらしい。
「あ~~!祐二ってばお母さんにエッチなことしてる!」
後ろからアトリの怒声が聞こえるが意識は今頭の感触にあるのだっ!
「…ん~そうね。こうすれば…どうなるかな?」
ふいにギュッと俺の頭を抱くマリアさん。
さらに俺の頭は柔らかな胸にうずまる。
508 :
53:2005/10/30(日) 20:32:10 ID:8ECYSb3l
ここで思考が張り巡らされた。
(今いる状況だけでもかなり刺激的なんだが…
っていうかマリアさんチャイナドレスっ…!)
さらに興奮が高まってきたのを感じ取ったのか
マリアさんは恐ろしい一言で俺の思考を停止させた。
「説明書にね、下着はつけるなってあったから付けてないのよ…。うふふ。」
……ツマリ コノシタハ ノーブラ ?
ボンッ
「うわっ!お母さん!祐二の頭から煙が!」
「うふふふ…。本当にウブねぇ。」
消えゆく意識の中で俺が思ったこと。
509 :
53:2005/10/30(日) 20:33:02 ID:8ECYSb3l
何か今日は珍しく二度も笑ったし…
マリアさん…性格…変わってません?
……がく。
…いやぁそれにしてもアトリのチャイナドレスは絶妙なマッチだった。
熊さんも拝めたしなぁ。
「お~が~む~な~っっ!」
バコッ!
番外編~~終
510 :
53:2005/10/30(日) 20:41:26 ID:8ECYSb3l
>>495 兵庫かぁ…まだ残ってて安心した。
密かに絵描きになるために修行中の今日この頃。
夕方暗くなってからジョギングしてるとジャンパーの黒色に惹かれるのか
蛾が同じ速度でついてくる。結構可愛かったりもする…。
53さんハッケソー!また後で読むよ
まだ仕事中w蚊もいるしww
GJ!
何、絵描きになるための修行・・・すっげぇワクワクしてきたぞ
513 :
511:2005/10/31(月) 21:31:34 ID:vVYRpSq7
まずはお母さんの触角イイ!そして自分の武器が何か知り尽くしている所がエロカコイイです。
そしてアトリの「気持ち」を母の口からサラリと言わせるあたりもスキですねー
しかーし!やはりこの話の真骨頂はやはり女王のおっぱいに隠れて展開するアトリのスト
レートな感情表現だと思いマス。今回のアトリはスゴく子供らしくていい子だもんね!
絵師まで目指す>53さんを応援だー!
くまさんキター!!まさにぺったn(ry
516 :
53:2005/11/01(火) 00:07:27 ID:pmuA5QJK
>>513 応援㌧クス。アトリの隠れ感情表現も人気あってよかた。
>>514 まだ具現化できるほど技術なしorz 容姿を凄く具体的に書くとすれば
できるかもしれんけど…それだと絵師様としてもイメージ沸かないんだよなぁ…
見取り図の方は承知。今までの話のイメージで書いてみる。
遅れたが熊パン乙です。
517 :
53:2005/11/01(火) 00:51:08 ID:me2y0Y+A
ワロス
これ以上仕上げられなさそうなほど精密なのにワロタwすごいw
なにげにすげえスレだなココ
522 :
494:2005/11/01(火) 21:33:45 ID:ecBAwpvQ
いい間取りだなぁ
住みたい
523 :
53:2005/11/01(火) 21:44:38 ID:me2y0Y+A
>>518 うおっ!その精密さに惹かれました。
あのヘボ見取り図からのオリジナル要素満載による清書、深く感謝します。
間取り図のおかげで色々ネタが頭に…。
何か段々と凄いことに…。
ネタ満載なところに魂を感じた!GJ!
こんな建築士ばっかりだったら、きっと悪質リフォームはなくなるなwwww
「ああダメダメ!そこのサッシは型ガラスって言っただろう?透けなくなっちゃうよ」
「うん、そこは収納庫のフタだけでいいんだ。そう、フタだけ」
とかね。現場管理厳しそうw
地獄のわんこー
>526
細かい所まで良く見てるなあw
まあここは両方見てるのがデフォルトなんだろうな
学生が庭付き一戸建て5LDKか。なまいきなー
12人の妹がいるよりありそうだと思った俺はもうダメですかそうですか
食費がかさみそうだなww
12人はないにしても、双子ってのならありかも
アトリと違ってものすごい引っ込み思案で、でも好きになるタイプは一緒
…なんか普通のエロマンガみたいで先が読めるからダメか。
533 :
53:2005/11/05(土) 14:40:42 ID:iX+Hx1zO
>>530 シスプ(ry
>>532 双子は考えてなかったり。
でも設定ではマリアは何人か子を生んでたりするので
アトリにはお姉さんか妹がいるわけです。
双子…二人…おんなじの二人…?
「ちょっおまっ!柱食うんじゃねぇよ!家壊れる!」
「え…ぅ…だっておいしいんだもん…。」
>>533 それはシロアリw ゴキブリでつよ
そういやまだ蚊がいる地方あるか?福岡じゃまだいるが・・・
そこでシロアリキュン(ショタッ子)登場ですよ
床下探検中に衝撃の出会いw
しょうありスレでたまにしろあり描かれてなかった?
537 :
53:2005/11/06(日) 11:42:52 ID:oEvWQCWJ
>>534 長野に一匹だけ確認。…ボーフラタンだけども。
>>535 ショタっ子…。だとしたら極度の恥ずかしがりという設定しか思いつかんorz
仕事中にSS打ってるの見つかった。ヤバス。
>537
ムチャシヤガッテwww
ふつーにいるぞ@名古屋
つか一年中いるんじゃないか?こやつら
極度の恥ずかしがり屋のショタッ子しろありキュンを
拙い腰使いでリードするアトリたん…
想像してたらちんちんおっきした
そういや蚊は年中いて、夏の時期だけ産卵のために血を吸うんじゃなかったっけ?
>>546 サンクス
なんと!シロアリやアリについてまで書いてあるではないか
548 :
53:2005/11/12(土) 00:31:37 ID:/hpTFGeb
>>546 すげ…蚊って越冬できるんだなぁ…乙。
かなり放置スマン。ネタもなければ時間もないので
今回は緊急回避の方向で。
期待しないで…流すように読んでくださいorz
549 :
53:2005/11/12(土) 00:32:29 ID:/hpTFGeb
モスキート超ミニ番外 『モカという名前について』
さて、また突然だが俺はこの間チョコレートを食べた。
パウダーで包んである丸いチョコで…そう、おいしかった。
だから何気なく、見たんだよ。
袋を…。
そうしたらそこには…っっそこにはぁぁっ…!
「モカミルクチョコレートと書いてあったのだよ!勅使河原君!」
「呼びました?」
モカが不思議そうにヒョッコリと台所から顔を出す。
どうやら感情の高ぶりが口に出てしまったようだ。
…コホン。とにかくだな。
俺はまたよこしまなことを考えている。
550 :
53:2005/11/12(土) 00:33:50 ID:/hpTFGeb
──……。
というわけでで買ってきた。
大量の材料チョコ、そしてお菓子作りの(ry
牛乳が(ry
…とまぁ淡々と作ったわけで…ようやくできた。
ドロドロの…ミルクチョコ……ハァハァ…。
「モカ~?ちょっと来てくれるか?」
ちょうど濡れ縁で足をプラプラさせているモカに声を掛ける。
ちょっとこけたような音がしつつもモカは走ってきた。
「何ですか?」
純粋無垢の蚊少女に一つ脅迫してみる。
「モカ?俺の事好き?」
「…はぇ?…は、はぁ…えと…好きですよ。」
ニンマリと俺は笑ってさらに言葉を紡いでゆく。
551 :
53:2005/11/12(土) 00:35:00 ID:/hpTFGeb
「なぁ、どのくらい好き?」
モカの顔が段々と赤くなってくる。…うむ、可愛い…。
「…たくさん…いっぱいです。うまく言えないけど…なんて言うのかな…。」
目を逸らし、言葉に詰まるモカに俺は目的を告げた。
「じゃあさ、俺の頼み聞いてくれるな?」
「…ほぇ?」
モカはさらに不思議そうに首を傾げた。
──。
「ゆゆゆゆ祐二さん!これっ…チョコでしょう!」
「ん~OK。動くなよ?まだボールの中に残ってるから。」
というわけで察しのいい皆(?)はお気づきかと思うが俺は今風呂場に寝かせたモカの
裸体の上にチョコレートをかけてるわけだ。
これぞ…『モカミルクチョコレート』。
552 :
53:2005/11/12(土) 00:36:01 ID:/hpTFGeb
一方のモカは微妙に半泣きの表情で自分の惨状を見つめている。
「何か…暖かいけど変な感じで…。」
「出来た。…おっし。んじゃ…いただきまーす。」
「えっ!?ちょっと!」
手足をばたばたさせようと試みるがモカの体の上には今チョコレートが乗っている。
その重量感は舐めたらいかんぞ。
…ちなみに俺はこれから舐めるがな。
まずは胸の膨らんでる辺りを舐めてみる。
普通のチョコのように固まっていないドロドロのチョコレートのためどんどんと舐める舌が
そこに埋まっていき、あっという間に肌に届いた。
「あっ…ぅぅぅぅ…こんなのおかしいです…。」
「おかしくないよ。ほら、モカも食べてみ…ん…。」
モカにこの素晴らしさを伝えるため俺は口移しでモカにチョコを食べさせる。
「んぅぅ…んっ…むぐぐっ!」
ぐいぐいと拒むモカの舌を押し込んで俺はチョコを送り込む。
553 :
53:2005/11/12(土) 00:37:11 ID:/hpTFGeb
「…んむ…ん……確かにおいしいですけど…。」
口を離した一瞬でモカは意見を述べる。…よし。分かってもらえたか。
「ありがとさん。モカはやっぱり分かってくれると信じてた。」
「あわわ!それとこれとはぜんっぜん話がぁぁぁ!ひゃあっ!」
俺は勝手に自己完結すると再びモカの胸にしゃぶりついた。
舌で伸ばされるチョコが滑らかにモカの胸を這っていく。
その味は…まさに『モカ』の味。
「…ゃ…う…ぁん…。」
モカが僅かに声を漏らし始めた頃、俺の舌はすでに下半身へと向かっていた。
…む~全身チョコって素晴らしい。
下腹部、太股、その内側と到達していくたびにモカの反応が大きくなる。
「ふぁっ…んっ…ぁっ…。」
「モカ…おいしい。」
「…やっ…変なこと…んぅっ…言わないで…。」
…段々と息を切らしてきたモカの表情はそれだけでおかずになりそうなほど美しい。
554 :
53:2005/11/12(土) 00:38:02 ID:/hpTFGeb
その表情から読めるモカの密かな期待を胸に受けて俺は行動に移す。
あいにくと衛生上の問題を考えて『そこ』だけ俺は塗ってはいない。
「…そこは…塗らなかったんですか?」
その質問に俺は満面の笑みで答えた。
「ここは…生のモカ味ってことで!いただきっ!」
「そっ…んなぁ…ぁっ…っ…。」
条件反射なのかわざとなのかモカは俺の頭を押さえつけた。
…もっと味わえってことな?
そうだと勝手に解釈し、俺は中に舌を入れて掻き回した。
「…んぁっ…はっ…ぁっんっ…!」
グイッ
さらにモカの腕の力が強くなる。
…んじゃ、もっとな。
555 :
53:2005/11/12(土) 00:39:33 ID:/hpTFGeb
俺は秘所の上部にある肉豆を口に含んだ。
ビクッとモカの体が震え、腕の力が弱まる。
「…モカ~。いただきまーす。」
「…ん…な…なんですかぁ?」
もう半分以上はイっちゃってるモカは俺の言葉が耳に入らなかったようだ。
とりあえず俺は気にせず、最後の仕上げに写る。
それを口に含んだまま俺はストローな要領でそれを吸い上げた。
「…ひっ…ぁっ…あぁぁっ…!!」
ビクンと一瞬にしてモカの体が持ち上がり、落ちた。
…あぁ、いいなこれ。モカミルクチョコ…くぅぅ!
「モカ、このまましちゃうか?」
「…は…ぅぅ…。」
──こりゃダメか。
556 :
53:2005/11/12(土) 00:40:19 ID:/hpTFGeb
…む!こっ…この気配!しまった!奴の存在を忘れてた!
俺の第6感が家一の甘党の接近を知らせて、警笛をならしている!
そしてやはりドタドタと音が聞こえてきた。
浴室のドアが物凄い勢いで開く。
「チョコの匂い!どこ~~~っ!?……あああ!モカお姉ちゃん!」
…アトリだ。
アトリはモカを見るなり哀れんだ声を出した。そして俺を一瞥。
「祐二ぃぃぃ!この変態っ!お母さんと私にチャイナで次はこうなの!?」
ゴンッときつい一撃をその瞬間食らって俺は倒れた。
「…あぁん、モカお姉ちゃん。今助けてあげるからね?」
モカは静かに頷く。その顔には少し希望の色が浮かんでいたのだが…。
「…いただきま~す!食べつくせばなくなるよっ!」
アトリの一言に、モカを含む全米が…泣いた。
「いやあぁぁぁぁぁ!」
557 :
53:2005/11/12(土) 00:41:13 ID:/hpTFGeb
──夜の浴室にモカの悲鳴が、こだました。
その頃──。
「あら…楽しそうねぇ。皆でお風呂でも入ってるのかしら。」
最年長のアリ女帝が、椅子に腰掛け、静かに笑っていた。
超ミニ番外~続く、かも~
雑談雑談…
そういえば蚊にまつわる恥ずかしい話。
俺は昔、蚊の羽音が何よりも怖かった。
今も少し怖かったりして…
乙、なんだか祐二がどんどん変態になっていくなww
チョコ食べたくなっただろー、どうしてくれるww
しかし。
>「…たくさん…いっぱいです。うまく言えないけど…なんて言うのかな…。」
にはクるものがあるな。言わせたい、リアルで。
あと>560に禿同w
562 :
53:2005/11/12(土) 22:07:11 ID:/hpTFGeb
GJ!
これ知ってるwウマいやつだww
くっそー、欲しくなってきたぞっ
左上の社名はブルボン?なのか
探してみよっと
昔スーパーでバイトしてた時に、100均コーナーにやたらと積んだ。
まだ100円で買えるのかな。
初雪記念保守
Σマジカ!こっちじゃ昼間ならちょっと体動かすと汗出るよ@名古屋
うちは現在ヒーターとベープが同時稼動しているというシュールな状況。
11月も半ば過ぎて朝晩冷え込みが厳しくなってきたのに、いまだに毎晩蚊たんに襲われるよ。
スレ住人としては喜ぶべきなんだろうか?(でもベープは焚く)
漏れはこのスレ見るようになってから、特にグラマラス蚊たんの絵を
見てから、叩くのを一瞬ためらうようになった。
でも叩く。
俺は今年は一匹も殺してない。自分から吸い終わるぐらいまで吸わせると、
痒くならないってことに気がついたから。蚊も満足、俺も痒くない、超、理にかなってる!
・・・が、最近耳が痒くて掻いたら蚊が止まってたみたいでドエライ殺し方しちまったorz
>>571 「あぁぁぁぁっ!私の足がぁぁ!」
一匹の蚊に襲い掛かる爪が蚊の足を削り落とす
「やめてっ!翅がもげるぅぅぅ」
そんな言葉も虚しく蚊は自由を奪われた
「うあ・・・っあ、えっ、グス」
さらに無力な蚊を魔の手が襲う
その先は・・・
「やめて!お腹だけはっ!あ、赤ちゃんがぁぁ」
やはりそれでも切っ先は襲い掛かる
そうして・・・
「ああ・・・あたしの、赤ちゃん、が」
もう何もする気の無くなった彼女に最期の一手が
ザシュッ!! ~END~
いや、なんだその~スマンorz
575 :
53:2005/11/19(土) 03:35:48 ID:t4kLa2WY
そろそろ地獄のわんこ登場のSSをキボン
>572-574
また蚊が叩きにくくなるSSなだw
ガキの頃、ガガンボの羽、足を全て切り落としてどうにもできなくなった状態で水槽の中の魚にプレゼントしたの思い出した
579 :
53:2005/11/20(日) 15:16:12 ID:j9MSuaTz
>>578 子供の頃は純粋無垢だからこそ、残酷なんだよな皆。
日曜日ということで
>>576のリクに答えて地獄のわんこ登場です。
微エロだったり、そうじゃなかったり。
580 :
53:2005/11/20(日) 15:16:55 ID:j9MSuaTz
モスキート『番外編』……
「ちょっと!何でいつも題名同じなの!たまにはあたしのにするのっ!」
…きゅっきゅっきゅーのきゅー……
『アトリ番外編』
「…っと。へへ~ん…。」
「あ、いや、アトリ。勝手に題名を書き換えると蚊タンスレなのに違う方向に…。」
「祐二はお黙り~。じゃないと力いっぱい肩たたきするよ?」
「OK。話し合おう。」
………。
581 :
53:2005/11/20(日) 15:19:17 ID:j9MSuaTz
家に家族が増えたのは今から2日ほど前。
その日は土砂降りだった。
「ねぇ、祐二君。アトリ知らないかしら。」
アリである彼女、マリアさんはこういう日、一切の外出をしない。
…それは俺達人間でもしたくないけど。
「さっきそそくさ出て行きましたよ。こんな雨の日にどこ行ってるのか…。」
「…最近よく出て行きますよね。…とにかく祐二さん早く行ってあげて下さい。」
エプロン姿で掃除機をかけつつ、モカが俺に促した。
確かに風邪でも引いたら大変だ。
…しかしアリだからこそ、なおさらおかしいんだよなぁ…
何で雨の日にそそくさ?
「ほら、祐二さん。そこにいるとお掃除の邪魔ですよ。早く行ってあげてください。」
危うく掃除機に引かれそうになった俺はとりあえず傘を持って外に出た。
582 :
53:2005/11/20(日) 15:20:05 ID:j9MSuaTz
……──。
この時期こんなに雨が降るのは結構珍しい。
しかも今日は横風もあるので、厳しいことこの上ない。
…しかし、探すったってどこを探そうか。
あいつが行きそうなところ…か。
──商店街
いない。
──駄菓子屋
…いない。
──ケーキ屋・マロン
……いないな。
──デパ地下試食コーナー
なぜいない?
583 :
53:2005/11/20(日) 15:20:56 ID:j9MSuaTz
あらかた興味がありそうな場所には向かった…けどいなかった。
仕方ないので適当にその辺をブラリとしてみる。
…寒い。
風がさっきより強くなり、体温が着実に下がっていってる。
傘差しててこれじゃアトリは最悪だろうな。
……あ…いた。
電柱のすぐ横、ダンボールに向かってしゃがみ込んでいるアトリを発見した。
まぁそれを見ればなんとなく分かった。
…犬か、猫か。アトリは優しい子だからな。
見れば傘も差していない。まぁ家に傘といえばこれ一本なんだが…
これ持ってけば良かっただろうに。
角度を変えてアトリの横顔を見てみる。
…切ない顔しよってからに。
俺は気づかれないようにこっそり歩み寄った。
584 :
53:2005/11/20(日) 15:21:48 ID:j9MSuaTz
真後ろにうまく立つと、傘をアトリのほうへ持っていく。
その傘に気づいてようやくアトリは俺に気づいた。
「よう、ツンデレ娘。何やってんだ?」
「あ…祐二。あの…あのね…。」
ゆっくりとアトリは立ち上がって俺にダンボール箱を差し出した。
「このわんこ…一人なの。可哀想だから…家で飼ってもいい?」
…予想ビンゴ。犬だったか。
見るところ柴犬の赤子っぽいなぁ…。
一方アトリは触覚を指のようにモジモジさせて俺の返答を待っている。
「分かった。面倒しっかり見るって約束できるか?」
アトリは満面の笑みで頷いた。
「できるできる!やったぁ!祐二ありがとう!」
主人と同じく俺に礼を言うように犬はワン!と吼えた。
585 :
53:2005/11/20(日) 15:22:30 ID:j9MSuaTz
…で、まぁ今に至るわけだが。
モカは今マリアさんと買い物中。
家の中には俺とアトリ、そしてこの…
「お~いわんこ~!遊ぼっ!」
「ワンッ!」
…アトリ命名『わんこ』だそうだ。
って…まんまじゃねぇかよ!…俺はもっとカッコいい名前を…。
わんこはアトリの頬をペロペロと舐めている。
「きゃははっ!わんこくすぐったい~!」
「ワンワンッ!」
何か凄い懐き方だなぁ…おい。
そういえば柴犬は主人には一途だとどこかで読んだことがある。
586 :
53:2005/11/20(日) 15:23:22 ID:j9MSuaTz
「あ…ちょっとおトイレ行ってくるね。祐二、わんこと遊んでて?」
「お、おう。」
そう言うとアトリはヒョイとわんこを俺に渡した。
「よーしよし。俺がこの家の主人だぞー?」
キャンキャンと悲鳴じみた声を上げるわんこ。
…俺はもしかして嫌われてるのだろうか。
そりゃアトリに懐いているからしょうがないかもしれんが…。
ガブリ
「いっ……てぇぇぇ!」
反射的に俺はわんこを放り出した。
わんこは唸るわけでもなく、ただ悠々と立っている。
587 :
53:2005/11/20(日) 15:25:03 ID:j9MSuaTz
その姿がムカついてムカついてしょうがない。
精魂を入れなおしてやろうと俺は飛びかかる。
「大人しくせんかぁぁ!」
しかし俺が突っ込んだのはわんこの後ろの壁。
避けやがったか…!
しかもおまけに最強の攻撃が降ってきた。
妙に生暖かい液体が後頭部から垂れてくる。
右方向に首を捻ると、わんこが後ろ足を上げて尿素を放出しているのが見えた。
ブツッ
俺の堪忍袋の尾が切れた。
「いてこましたろかぁぁ!」
俺は人間の限界を超えた速さでわんこへと滑り込む!
588 :
53:2005/11/20(日) 15:25:59 ID:j9MSuaTz
しかし気づくべきだった。
わんこの逃走方向がトイレの方向だと。
ちょうどタイミングよくトイレから出てきたアトリにわんこが飛び込む。
「おーよしよし。わんこ、いい子にして…ってわあぁぁ!」
飛び込んでいく俺にアトリが大声を出して反射的に拳を突き出した。
…結果、俺の頬にジャストヒット。カウンターのせいで思いっきり痛い。
「わんこ!大丈夫だった?祐二に何かされたの?よしよし…。」
あまりの衝撃にまたもや意識が薄れていく俺が見たのは
わんこの…ニヤリという笑顔だった。
……こいつの裏の名前は『地獄のわんこ』に決定だ。
……──。
589 :
53:2005/11/20(日) 15:26:59 ID:j9MSuaTz
俺の意識が回復してからしばらく経って、モカとマリアさんが帰宅した。
「ただいまですよ~。ドッグフードって買ってきました。」
「アトリ?わんこと仲良くしてたかしら?」
マリアさんの問いにわんこを抱きかかえたままアトリは大きく頷く。
「…あれ、祐二さんは?」
モカの問いにアトリがふん、と答えた。
「祐二ってばわんこいじめるからお仕置きしたの!」
「あら、祐二君大人気ないわね。」
「うぅっ…いいんだ。俺ばっかり悪者で…ぐすっ…。」
リビングの隅でいじける俺を唯一慰めてくれたのはモカだけ。
「げ、元気出してください!何かの間違いですよ!きっと何か事情があるんですよね?」
…モカに一回撫でられる度に、俺は悲しくなった。
590 :
53:2005/11/20(日) 15:27:44 ID:j9MSuaTz
「おかあさん!わんことご飯の前にお風呂に入ってきてもいいかなぁ?」
マリアさんはニッコリとそれを了承する。
「いいわよ。でも…あんまり長風呂しちゃダメよ?わんこちゃん、のぼせちゃうから。」
「うん!行こっ!わんこ!」
アトリは地獄のわんこを連れて風呂場へと行ってしまった。
キッチンで今日買った食材の整理を手伝う俺にマリアさんが謝った。
「ごめんなさいね。あの子、小蟻の頃から犬を見るたび興奮してたから…。」
申し訳なさそうに言われるとどうもバツが悪い。
別にアトリが悪いとは思ってないわけだし…。
「いいんですよ。ただあのわんこがちょっと、生意気で…。」
「ふふっ。きっとわんこちゃん女の子だから照れてるのよ。」
…確かにオスかメスの確認はしてないよな…。
そう思っていれば少しは苛立つ気持ちも治まるだろうか…。
591 :
53:2005/11/20(日) 15:28:45 ID:j9MSuaTz
今日のメニューはシチューということで意外に早くできそうだ。
マリアさんがどこで手に入れた知識なのかちゃっかり牛乳を買ってきて
放り込んでいる。
「祐二君、アトリ呼んできてくれる?そろそろできそうだから。」
使ったまな板や包丁を洗っているマリアさんが俺に声を掛けた。
「あ、はい。いいですよ。モカ、シチュー掻き混ぜといてな。」
モカにシチューを頼んで、風呂場へと俺は直行する。
脱衣所に入るとアトリの楽しそうな声が風呂天然のリバーブに乗せて
聞こえてきた。
非常に楽しそうなところ悪いが声を掛けてみる。
「アトリ~!あのさぁ、もうすぐご飯だぞ~!」
「あ、うん!体洗ったら出る!」
…ふむ、じゃあ後5分てところだな。マリアさんに知らせに…
592 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2005/11/20(日) 15:28:53 ID:L5ovXpJu
593 :
53:2005/11/20(日) 15:29:32 ID:j9MSuaTz
「わっ…ちょっとわんこちゃん舐めたらダメだよー?」
ピクリ、とその言葉が脱衣所から出ようとする俺の足を引きとめた。
…男の悲しい性分により、こういう王道なイベントはどうしても聞きたい。
「ひゃ…ね、くすぐったいからやめよ?んっ…わんこ~…。」
「ワンッ!」
なっ…なんて羨ま…コホン。なんて不埒な犬なんだ!
しかしアトリはどうにも声が可愛いのでロリコンではない俺としても息子が微妙に反応してしまう。
「…ぁん…ねぇ、くすぐったいよ…わんこ、のぼせちゃうよ?」
俺は今直感で確信した。奴はオスだ。間違いない!大佐!裏切ったな!(半分壊れ気味)
「やだ…ぁっ…お腹ダメだよって…むー…エッチだなぁ…わんこ。」
いかん、完全に反応してしまった。
しかし…アトリって小さい奴には優しいよなぁ…俺も小さくなったらいいのか?
……今日だけ、この瞬間俺は心の中で叫びたいね。…ふぅ~…
「くそっ!何で俺は小さくないんだっ!」
594 :
53:2005/11/20(日) 15:30:21 ID:j9MSuaTz
言ってしまってから俺は口を手で覆った。
…いかん!声に出てしまった!
「あれ、祐二~?どうしたの?」
「あ、あ~コホン。さっきから何分待たせるのかね?早く出ないとご飯が冷めるぞ。」
何とかその場しのぎで俺は言葉を紡ぎだす。
「ん~…ごめ~ん…。」
何とか動揺を隠し、俺はいつもの調子でアトリに催促した。
「早くしろよ?着替える時間も考えないとな。」
「分かってる~。もう出るから。」
その返事を半ば聞き流すような感じで俺は脱衣所を出た。
キッチンまで行ってマリアさんに状況を報告する。
「お帰りなさい祐二さん。シチュー出来ましたよ。アトリちゃんは?」
「…も、もう少しで出てくると思う。」
595 :
53:2005/11/20(日) 15:31:21 ID:j9MSuaTz
「…?祐二さん?どうして前屈みなんですか?」
まさか理由が言えるわけもなく、俺はとりあえずテーブルに座る。
それから数分で、ドタドタと騒がしくアトリが裸でリビングを横断した。
「待ってよ!わんこ!」
「こら、ダメよアトリ。風邪引いちゃうでしょ?」
逃げるわんこと追いかけるアトリ。それをさらに追いかけるマリアさん。
小生意気なわんこだが、家族が増えてより明るくなったのはいい事だ。
俺は苦笑しつつ、3人を呼び止めた。
「おーい。皆早く席につかないと、シチューが冷めるぞ?」
『アトリ番外編 終わりだよっ!』
596 :
53:2005/11/20(日) 15:37:50 ID:j9MSuaTz
柴犬て、可愛いそうですよ。凄く従順で。
そんなことより…
しょうありスレではこありたんのデフォ食がちん…ごほん。
もぎ取りOKに愛を感じた今日この頃。
GJ
このごろ祐二がかわいくてしょうがない
祐二テラモエスwwwwww
アトリがどんどん子供になっていくwww
そしてこのホームドラマ風味の展開はww
600 :
53:2005/11/21(月) 13:57:34 ID:85wAE0K1
祐二が萌えられてる…フォー。あ、いや、失礼。
>>599 すまん。もしかしてかなり嫌な展開だったろうか。
ほのぼのな日常は嫌いではないので…orz
いやいやいや、嫌なんじゃないよ
むしろえっちシーンとのギャップがおもしろくてGJ!
こんな子があんなことをハァハァみたいな感じw
途中わんこが噛んだ時血を舐めて、なぜか三つ頭になってしまうというストーリーを考えたオレは逝ってよしですか、そうですか
ふぢこ
603 :
53:2005/11/21(月) 22:12:28 ID:85wAE0K1
PS2TheBest『蚊』…店頭で見て思わず凝視。
>>601 そういえば最近アトリのへちぃ話を書いてない…
>>602 よーしパパ犬耳ショタっ子出しちゃうぞ~。
……嘘です orz
うっ!エロっ!ふくらみかけのおっぱいが手が余る位のベストサイズ!
かーわういー。お持ち帰りしました
しかしこのわんこ、ケンケンかwそして祐二ギガワロスwww
犬がちんこをスケベ椅子に突っ込んでる件
>>604 祐二の表情がもう変態チックで最高w
乙~
だ・・駄目だ・・・・・
アトリって聞くと悪魔のミカタ思い出しちまう・・・
だ・・駄目だ・・・・・
祐二って聞くと灼眼のシャナ思い出しちまう・・・
>>609 オレは某乗り物マンガのプラントハンターを…
>>604 このままぜひ獣姦にいってくれ(;´д`)ハァハァ
そういや53氏の冗談ってかわいいな
何故にこの家の風呂にスケベ椅子があるのか?モカが
来るまでは男独りだったのではないのか!
祐二この野郎ー!ギリギリギリギリギリw
616 :
53:2005/11/24(木) 05:25:59 ID:a9oJeigT
>>610 あっちの『悠二』は『僕系』でこっちは『俺系』だったり イミワカラナス(´・ω・)
>>614 お…俺っちを褒めても出せるものはありませんぜ旦那。
…
アトリ「ねぇねぇ!
>>614さん!あたしは?あたしは?」(手をグーで持ちつつ)
>>615 きっとアンドロメダ星雲から飛んできたに違いない。
独特の羽音が聞こえたから、期待して振り向いたら蝿だったprz
617 :
614:2005/11/25(金) 18:28:38 ID:8dkH3c4q
はは、もちろんアトリはかわいいさー
とくにペッタンコのムネが
・・・逃げろ!
>617
こありスレにもいるな?漏れもそうだが、アトリはペッタンコじゃねぇ!
ちっちゃいがちゃんとあるやい(>604ご参照ください)
>>619 GJ!
鼻血どころかイロイロ出た!(*`∇`)=3
よし!ナイス妄想だ祐二wwwww
622 :
53:2005/11/27(日) 10:28:26 ID:FS4761by
>>617 アトリ「覚悟!」
>>619 獣姦キタ━━(゚Д゚;)━━!!
わんこの表情が普通だから余計に怖い。
こありタンスレの閻魔ありが気に入りすぎた。
>>619 キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!
>622
なんだよ、アトリもこありたんと同じコンプレックスなのかよ!
世の中のおにいちゃんの95%がペタンコ好きって知らないのかよ
それにアトリはちょっとあるじゃんよ。漏れはそれ位がスキなんだよ!
今度あっち行ってこありたんと比べっこしてこい!!
>>624 『二蟻を追うものは一蟻をも得ず』 ンッン~名言だなこれは
そんなこといってふたりを会わそうとしても
比べっこしてなんて提案した瞬間、どつき殺されるよ
こありたんとのコラボも見てみたいが、蚊スレだったなここ。
最近の流れで忘れかけてたww
>>625 いやいや
我々の小蟻タンはこちらのアトリ嬢と違って豪腕・・・もとい腕白なので
ペタンなんか言った途端に瞬殺されpwlふじこモルスァッ
>627
おまけに耳も良い…らしいな。
629 :
53:2005/11/28(月) 12:12:37 ID:j5ijfkMJ
>>627 恐るべき元祖こありタン((((;゚Д゚)))
スレというボーダーを越えてペタンに反応しあqwせdrftgyふじこlp
今日はお仕事もお休みなので夕方辺りにに投下いたします。
今回は祐二の家に住み着いた、あるエロ柴犬のお話…。
630 :
53:2005/11/28(月) 19:17:39 ID:j5ijfkMJ
『番外編その2~わんこ~』
……む?何だ。出番か。
コホン…諸君、我輩は犬である。
名前はまぁ、ある。
「わんこ」だ。
…何だ。貴様今笑ったな?噛み付くぞ。
さて、諸君。我輩はとある蟻の少女に拾われ
祐二というものの家で世話になっておる。
……ちっ、かったりぃ。
こういう冒頭の説明は気に食わねぇんだYO!
おいこら、今回は俺様が主人公だぜ。お前ら感謝しろ。
631 :
53:2005/11/28(月) 19:18:23 ID:j5ijfkMJ
……。
俺様は犬だ。ペットショップでも上目遣いのプロとして名高い
柴犬様だぜ。もうこの瞳にかかりゃどんなメスでもいちころよ。
… 一応飼い主は従順だけどな。
「わんこっ!ご飯だよっ!」
元気な声を張り上げて例の蟻少女、アトリがドッグフードを大量に持ってきた。
祐二が俺様のほうを一瞥し、睨みつけてくる。
ムカつく野朗め。飯が終わった後に噛み付いてやる。
結構美味なドッグフードをあっという間に食べ終わり、俺様は食器を加えて
台所に立つ超グラマーなお姉さまに持っていく。
「あら、いい子ね。わんこちゃん。」
なんて言って頭を撫でてくれるもんだから…たまんねぇ。
この姉ちゃんだけで俺は飯5杯はいけるぜぇ…。
632 :
53:2005/11/28(月) 19:19:09 ID:j5ijfkMJ
続いて俺は毎夕食後の楽しみであるお菓子をもらいに蚊の少女のところへ出向く。
蚊の少女はいつもリビングで緑茶を飲んで和んでいるからそこへ行くわけだ。
「わんっ!」
飛びっきり愛嬌のある声で吼え、その胸の中に飛び込んでいく。
「わっ…と。わんこちゃん、お茶がこぼれちゃいますよ。ふふ。」
この少女、あの姉ちゃんほどサイズはねぇが、またこの埋もれ心地がたまんねぇんだよ…。
調子に乗って前足でポフッと服の上からお触り。
「わんこちゃん。小さいからお母さん恋しいの?…ん…でも私は出ないんですよ?」
そう言って俺様の背中を撫でてくれる。
…クッ…なんて気持ちいい指先なんだ。いつかこの少女と風呂に入りたい…。
そんな俺様の快感の様子を影からこっそりと祐二が見つめて、目を吊り上げている。
くっくっく…お前に勝ち目はねぇぜ。このボンクラッ!
…おっといけねぇ。いつものお菓子を忘れてた。
俺様名残惜しみながら一旦蚊の少女から離れ、わん、としっぽを激しく振った。
633 :
53:2005/11/28(月) 19:20:31 ID:j5ijfkMJ
するとそれだけで通じたようで蚊の少女はにこりと微笑んだ。
「あ、いつものヴェルタースオリジナルですね。ちょっと待っててください。」
うむ。…色気たっぷりの姉ちゃんもいいが天然系のおっとり少女もたまんねぇな…。
ん?何故俺様がそんなお菓子を食えるか?
何故なら俺様もまた特別な存在だからです。…分かったか?貴様ら。
俺様はな、あれをペロペロするのが好きなんだよ。…あぁ、あの蚊少女もペロペロしてぇ。
祐二がその隙に俺に走りよってきて俺様を捕まえようとする。
「こんのっ!貴様!羨まっ…くそっ!このエロ犬が!」
完全に私怨たっぷりの怨霊モード祐二の腕を軽く交わし、蟻少女の元へ走っていく。
ご飯が終わる頃と言えば…あの子は…床下格納庫にいるはず!
台所へ走っていくと案の定格納庫のフタが開いている。
俺様は光り輝く太陽のごとく、そこに飛び込んだ。
634 :
53:2005/11/28(月) 19:21:21 ID:j5ijfkMJ
「待たんか!このエロ犬が!…って…あ、いや、アトリさん。何でm」
バキッ ドガッ グシャッ
時々思うのだがこの蟻少女。…怖い。
少女は手を叩きながら払い、格納庫の入り口付近で倒れる祐二に向かって一言。
「わんこ苛めるなっ!」
そう言うと蟻少女はまた床下格納庫へ戻っていった。
…あの中に一体何があるのか俺様さえ知らない。
今度行ってみたいものだな。
俺様はわざとらしく、倒れこむ祐二に後ろ足キックを決め込んだ。
無様だな、家主よ。くっくっく!
蚊少女の持ってきてくれたヴェルタースをペロリと平らげ、俺様は
リビングで一体何杯目か分からないほど緑茶を飲んでいる蚊少女に向かって優しく唸る。
635 :
53:2005/11/28(月) 19:22:26 ID:j5ijfkMJ
「くぅ~ん…。」
…俺様としては本日この少女と風呂に入りたい。
届け!俺様のこの思いっ!
目を一段と輝かせて蚊少女にアピールする。
するとしばらく考え込んで、蚊少女はまた微笑んだ。
「そっか。もうお風呂ですね。」
そうっ!そうだ!さぁこの俺様と甘い蜜月を…!
「アトリちゃ~ん!わんこちゃん、お風呂に入れて?」
俺様のささやかな野望はそこで打ち砕かれた。
いつの間にか、蟻少女の胸に抱かれ、俺様はひたすらに落ち込んだ。
嫌だ…俺様は蚊少女と風呂に入るんだぁぁ!犬か!?犬だからいけないのか!?
……くそっ!何で俺様は人間じゃねぇんだっ!
636 :
53:2005/11/28(月) 19:23:00 ID:j5ijfkMJ
心の中の叫びも虚しく、俺様は仕方なく蟻少女と風呂に入る。
この少女、最初に俺様を洗うのだが…何分少し力が入るので痛い。
もう少し加減してくれるならいいのだが。
「わんこ~体洗うよ?」
ぼでぃそーぷ、なるものを洗い布に付着させて蟻少女は迫ってくる。
…や、優しくして…。
ゴシッゴシッと擦られるたび、俺様の皮膚が剥げるような痛みが走る!
「わんっ!わんっ!わわんっ!(痛ぇ!痛ぇよ!)」
これじゃ毎日拷問だぜっ!くそ!外見は可愛いのに中身は悪魔だな!
俺様のムンクの叫びを無視し、素っ頓狂なことを言い出す蟻少女。
「そんなに気持ちいいの?わんこちゃんってばお風呂好きだね?」
違う!くそぅ!俺様はマゾじゃねぇ!このままじゃブルドックのように皮が伸びきってしまう!
痛い、痛すぎる。その痛みに段々と意識が薄れていく。
637 :
53:2005/11/28(月) 19:24:45 ID:j5ijfkMJ
「~♪」
呑気に鼻歌をかます蟻少女を背に、俺様は走馬灯を見た。
あぁ…ペットショップで毎日会ってたダルメシアンのジョニー…
俺様はそろそろ寿命のようだ…。
あぁ…ペットショップで1週間に一度は会った同じ柴犬のサクラ…
俺様は遊びじゃあなかったぜ…。
と、そこで体洗いがストップし、俺様の意識が一瞬にして現実に戻った。
とりあえず命だけは助かったと安堵するのも束の間。
次はしゃわー、という最悪のナイアガラの滝が待っているのだ。
あれを背中に食らうとぞくぞくが止まんなくなる…。
蟻少女はその『しゃわー』を取った。
ピーンチ…俺様は咄嗟に彼女の足元に固形石鹸をはじき出した。
638 :
53:2005/11/28(月) 19:25:31 ID:j5ijfkMJ
歩み寄ってくる際に必ず踏まねばならぬ地点に都合よく止まったそれを俺は息を飲んで見守る。
ツルッ
「わあぁっ!」
蟻少女は豪快に後頭部から転んだ。
しばし動けなさそうな蟻少女を見て俺様は発見する。
おおう。丸見えだぜ。
犬の視点はこれだからやめられねぇな。
役得として俺はそこを一度ペロリ、と舌で舐めとった。
ピクッ、と体を反応させて蟻少女は起き上がる。
「…いたた……じゃなくって…もう!わんこ!どこ舐めてるの!」
え?そりゃまぁ、口では言えないとこ。
蟻少女は俺がだんまりを決め込んだのが気に入らないのかしゃわーを一気に放出した。
639 :
53:2005/11/28(月) 19:27:03 ID:j5ijfkMJ
…
湯船も嫌いだが、風呂から出た後のバスタオルが嫌いだ。
いつものように俺様は早速逃げ出す。
後ろから追ってくるのはやはりあの蟻少女。
裸で走り回るなんてワイルドなお嬢ちゃんだな。まぁ俺を捕まえることはまず無理だ。
「こらぁ!待て!わんこーー!」
怒声を無視し、俺様は走り続ける。
…うーん…格好いいな俺様。
しかししばらく走り回っていて疲れたので、リビングで立ち止まる。
…よっしゃ。もう乾いてるぜ。
「…もう!毎日毎日逃げて!」
少々怒らせすぎたか?蟻少女はそっぽを向いてしまった。
640 :
53:2005/11/28(月) 19:28:41 ID:j5ijfkMJ
とりあえず怒らせるとまた厄介なのでここは柴犬の力だ。
「くぅ~ん……。」
思いっきり切なそうな声で上目遣い。もう最強のタッグだな。
蟻少女はそっぽを向いたままだったがすぐにこちらを振り向き、俺様を抱き上げた。
「もう逃げない?」
「くぅーん…。」
嫌だ、逃げる。
蟻少女はにぱっと笑って俺様を抱きしめた。
「それでいいの!えへへっ!」
…まったく、単純だなおい。…でもま、そこが可愛いんだけどな。
まぁ、とりあえずこの蟻少女とは仲良くやっていけそうか。…オチ?んなもんねぇな。
どうせ柴犬の話なんかつまらないんだろ?そうなんだろ?…ちっ、そうかよそうかよ。
今頷いた奴、一週間後に貴様の家のテレビから出現するから覚悟しろよ。噛み付く。
……──わんこ番外編、終わりだぜ。
641 :
53:2005/11/28(月) 19:30:48 ID:j5ijfkMJ
…最後の『締め』が自分でもわけわからんorz
とりあえずムカついた人はわんこに言いましょう。
このエロ犬!と。
今週の土曜日は雪が降るそうです。路面凍結コワス
このエロ犬!エロ犬!
Собака метаморфозы!Собака метаморфозы!
そして53さん!
ヤー ヤー ヤー スパシーヴァ スパシーヴァ
ヴェルタースワロスw
祐二がGSの横島に見えてきた (´・ω・)カワイソス・・・
エロ犬!エロ犬!エロ犬!!畜生!!!!!
猛烈に祐二にシンパシーを感じるぞ
女共!目を覚ませエエェ!!畜生ーw
645 :
53:2005/11/29(火) 20:47:10 ID:z/8Y5QsJ
>>642 Пожалуйста。…ロシア語読めね('A`)
>>643 特に意識はしてなかったけど改めて見ると横島のチャッピー事件に
よく似てる…。
>>644 君はコスモを感じたことがあるか!……あいや、すまないorzナニイッテンダジブン
今朝何故か雨が降ってたので外にあったボウフラたん入りのバケツを室内に
移動してあげた。立派に育つんだぞ、と父親気取り…。
>>645 蚊を飼育しているのか・・・(*´・ω・)カワイス
♪雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう…
しかし長野では、冬に降る雨ほどたちの悪いものはない。夜、雨が上がって星が見えたらもうピンチ
道路乾いてんのかなーと思うとツルッツルだったりしてwwwww
漏れは飯綱から大座法師池の合流を回りながら通過したことがあるおww
今夜はそっちは雪になるかもね>53
>>648 どんどんど(ry、祐二のジェラシーが増大してるw
これは小宇宙ですか?
>645
貴様の血で生まれたならお前の父親と何が違うというのかね
ロング丈のセーターに黒タイツ、も、萌え死ぬかと思いました
燃え尽きそうな人もいますがw
あれに見えるはコイヌノフグリか
652 :
53:2005/11/30(水) 09:11:18 ID:oVrTP6uh
>>648 その祐二を見てPS2の『ICO』を思い出した。
っていうか黒タイツっ!もう最高です。
>>650 …そりゃそうかな
イチャイチャできないわけPart.1
祐二「モカ、風呂入ろうぜい。」
モカ「あっ、はい。でも…わんこちゃんが離れてくれなくて。今日はごめんなさい。」
祐二「……。」
わんこ(かーっ!このくびれの質感がたまんねぇっ!)
モカたん逃げて!あぶなあーいww
てかアトリがかうぃい
655 :
祐二:2005/11/30(水) 18:12:13 ID:UWxW0xYw
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは幼女とナイスバディのお姉さんと暮らしていたと思ったら
いつのまにか薄汚いエロ犬に、おれの立場を奪われていた』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの 片鱗を味わったぜ…
>あ…ありのまま
蟻のままにみえた俺ヤバスwwwwwwwwwwwwwww
ありのまま、これは文字通り蟻のママ、つまりマリアさんを指していると見ていい。
その後に続く「薄汚いエロ犬に、おれの立場を奪われていた」、これは今の犬の立場がかつての
自分と同じだといっている
つまり、裕二はマリアさんに、俺はみんなにエロいことしまくってたんだぜ、と告白しているのだ!!
ほしゅ
うわ…雪積もった…。1mm程度だけど路面はすべるからなぁ…。
これじゃあ仕事にいけないお。
スタッドレスも履いてないしorz
流れぶったぎって。
12月に入ったのにまだ部屋に蚊たんがいるよ…
このままいけば、今年のクリスマスは一人じゃないかもだ。
蚊たんと過ごすクリスマスのために、今年はケーキでも買ってこよう。
それはともかく、痒いよ…
>661
全蚊スレ住人が泣いた
>660
ツッコミたい所が1ヶ所あるw
>661
全蚊スレ住人が泣いた
>660
ツッコミたい所が1ヶ所あるw
664 :
53:2005/12/06(火) 15:29:32 ID:sOtHS9MN
かなり間が空いてゴメンですよ。
…忙しいから師走は嫌いです。でもクリスマスは好きだったりして。
>>655 冗談抜きで『蟻のまま』に感じ取った俺って一体orz
>>658 なっ…なんだってーー(AA略
>>661 モカ「良かったらシャンパンだけでもお注ぎしますよ…?」
アトリ「モカお姉ちゃんってば、浮気~?」
モカ「ちょwwwwおまwwwwちがうwwww」
今モカの視点で一つ執筆中。…久々にライトなエロものの予感…。
お、>53さんだ。いつも楽しみにしてますよ
666 :
53:2005/12/08(木) 16:52:44 ID:6531/MSK
今年のインフルエンザは性質が悪いそうですよ (´・ω・`)
>>665 楽しみにしてくれて嬉しい限りです。ありがとう。
とりあえず完成ということで投下します。
言い回しが臭かったりするので、嫌いな人は流し読みでどうぞorz
667 :
53:2005/12/08(木) 16:53:23 ID:6531/MSK
『モカの心境はいかに?』
たくさんの運命が交じり合う中で私は…特別な存在なんだと思う。
ちょっと変な言い方だね。
…ん、と。
祐二さんの血を吸ったことで…人間になって、色んな事を知って…
…いっぱい、愛してもらって…。
そう、何より人間になって初めて『愛する』ということを知った。
これが一番嬉しかった…。
蚊の時に神様なんていう言葉を聞いたことがあったけど…
私は今なら信じられる。
…祐二さんと、出会えたから。
……。
668 :
53:2005/12/08(木) 16:54:11 ID:6531/MSK
8月もそろそろ終わって、段々と陽気が涼しくなってきた。
私は、いつものように庭で洗濯を干し始める。
ふと、右側を見ると祐二さんが一生懸命作った犬小屋が目に入った。
そういえば…ふふ、祐二さんてば釘を手に刺しちゃったんだっけ…。
中から顔だけひょっこりと覗かせるわんこちゃんに笑顔を振りまき
私は祐二さんのワイシャツを持ったまま、背伸びをした。
「…ん~~~!」
…深呼吸をすると、涼しげな空気が鼻をくすぐる。
陽射しはまだ暖かいけれど、空気は涼しい…私には過ごしやすい天気だ。
あまりの気持ちよさに、忘れていた洗濯物を慌てて干しにかかる。
祐二さんのワイシャツは今日も真っ白。
うん…。白いって気持ちいいなぁ…。
669 :
53:2005/12/08(木) 16:54:59 ID:6531/MSK
思わずその白さに見とれつつ、次の洗濯物へと手を伸ばす。
…あ…これって…。
紫レースの…ヒモ…パン…?
こういうのを興味深いと言って買ってくるのは大抵マリアさん。
こうやって見てると物凄くえっちな下着なんですよ…うん。
干すのは少し抵抗があるけど…干さないと乾かないから仕方なく干す。
…家はアトリちゃんとマリアさんが来てから大幅に洗濯物が増えた。
家族4人分の洗濯はかなりの量がある。
それでも家事全面担当は私だから大変でもやらないといけないんだけど。
わんこちゃんが見守る中、私はテキパキと
かご一杯になっていた洗濯物を干し終えた。
わんこちゃんに軽く手を振って、家の中へと帰る。
670 :
53:2005/12/08(木) 16:55:45 ID:6531/MSK
今日は祐二さんが学校に行っているので、この家には3人しかいない。
私とアトリちゃんと、マリアさん。
アトリちゃんは近所の子供と遊んでる…のかな。
マリアさんはまだ眠ってたりする。
…マリアさん曰く眠ることが美貌の秘訣なんだそうだ。
確かにマリアさんは凄くスタイルもいいし、美しい。
そう思ってみてふと自分のそれを見下ろした。
……ふ、普通ぐらいの大きさは…あるんじゃないかな。
ちょっぴり劣等感を感じながら、私は次にベッドメイキングにかかる。
二階に上がって祐二さんの部屋の扉をこっそりと開けてみる。
扉の隙間からスッと流れ込んでくる、愛しい人の香り。
一瞬だけくらっとしたけど、すぐにしっかり意識を保つ。
671 :
53:2005/12/08(木) 16:56:30 ID:6531/MSK
私の悪い癖はいつもベッドの下を漁ること。
…ベッドメイキングをしに来ているのについついここを見てしまう。
その理由は…この間偶然見つけたえっちな本にある。
女の人の裸がたくさん乗ってて…皆スタイルいいんだもの。
頭の中が熱くなってきて…気がついたら破っちゃってた。
祐二さんにはちゃんと謝ったんだけど…それからどうもこういう癖がついてしまった。
不謹慎な…女の子だよね?
…そう思いつつもまた今日もベッドの下を漁っている自分に段々嫌気が差してきた。
……今日はなかったけど。
ポカッと一度頭を叩いて自分を戒める。私は最近ちょっとおかしい。
この部屋を出ないと何をするか分からない…。
私は慌てて祐二さんのベッドメイキングを始めた。
672 :
53:2005/12/08(木) 16:57:17 ID:6531/MSK
まず掛け布団を全て床に落とし、下のシーツを手で満遍なく伸ばす。
こうすると寝心地うんぬんじゃなくて、見た目がいいから。
枕もしっかりと整頓し、いよいよ上から掛け布団を掛ける。
両手でしっかりと掴み、上は舞い上げるようにして形を整えるのだ。
と、そこまでは良かった。
布団が舞い上がった瞬間、フワッと祐二さんの残り香が鼻を掠める。
懐かしく安心するその匂いにまたボーっとしてしまい、側にあったミニコンポの
電源の線に足を引っ掛けてしまった。
運良くベッドの方向に倒れこんだ私は、掛け布団の匂いに夢中になってしまった。
こうなるともう…押さえられない。
両手で掛け布団をたぐり寄せてさらに残り香を堪能する。
「……んっ…。」
じわり、と何かが自分の中からこみ上げてくるのが分かった。
673 :
53:2005/12/08(木) 16:58:06 ID:6531/MSK
自分の指が、勝手に陰部へと導かれている。
指先が触れただけで、私の体はベッドの上で跳ねた。
そのまま中指を、一筋の線に押し付けるように這わせていく。
「…んぁっ…。」
たったそれだけの事で口から声が漏れ出した。
口には掛け布団を押し付けてあるので外には漏れない。
それをいい事にさらに私は激しく、自分を慰めた。
自分の指が別の生き物のように、快楽をむさぼっている。
愛液が下着に染みたのか、ぐちゅという音が私の耳に届いた。
その音にさえ、もう体は反応する。
「…は…ぁっ…!」
段々と我慢の限界になってきて、私は自ら下着を脱いだ。
674 :
53:2005/12/08(木) 16:58:49 ID:6531/MSK
直接私の指が、その場所に触れてさらにどろりと愛液が溢れ出てきた。
ベッドが汚れてしまうというような心配はとっくの昔に頭から消え去っている。
膣内に中指を忍ばせて、ひたすら中を指の腹で引っ掻き回した。
「ん…ぁっ…はぁっ…っ…」
ギュッと閉じた瞳の隙間から一滴の涙が流れ落ちる。
この指が祐二さんの指だったらと、ふと頭に思い浮かべる。
そのせいか押さえつけられた口からは自然と名前が漏れた。
くちゅ、くちゅ、という音と共にその名前は部屋に響き渡る。
「はぁっ…あん…祐二…さんっ…。」
意識の中で、祐二さんが私の中で指を動かしてくれている。
そう思っただけでもう達してしまいそうだった。
零れ落ちる私の涙もまた愛液と同じように、止まらない。
675 :
53:2005/12/08(木) 17:00:13 ID:6531/MSK
そろそろ本当に頭に霞がかかってきて、あるフレーズが繰り返され始めた。
…もう、達してしまいたい。
狂ったようにそれだけを思い浮かべ、私は中指の下の腹のほうで
赤く、自己主張した突起物を擦る。
「…んっあっ…ぁっ…は…くっ…。」
自分でいじっているにも関わらず、頭はその指を祐二さんのものだと認識している。
おおっている口の部分が湿ってきた。
自分の唾液がその部分に溢れていることがわかった。
それでも暴れ回る指は止まらない。
全身から何かが込み上げてくる。
ほぼ急激に押し寄せてきたそれは、ラスト直前のマラソン選手さながら
私の暴れ回る指の動きをさらに速めていく。
676 :
53:2005/12/08(木) 17:01:17 ID:6531/MSK
最後に指がピクリとある場所で止まって私の体に稲妻が走った。
「…っ…ぁぁあっ…!!」
声にならない声を上げて、体を跳ねさせて私は達した。
一段落して、ようやく自分の自我が戻ってきた。
なんとも言えないドロドロした気持ちが私の心を支配している。
…と、ようやく自分の今いた所を冷静に考え始めた。
……あぁ!いけない!祐二さんの布団っ!
慌てて飛び降りたけど、もう遅かった…。
掛け布団の上でしていたから掛け布団はもうグチョグチョ。
おまけに口に押し当てていた部分も色が濃く、湿っているように見える。
私は額を手で押さえて落胆した。
思わず独り言が漏れる。
677 :
53:2005/12/08(木) 17:02:49 ID:6531/MSK
「…はぁ…。これからじゃ祐二さん帰ってくるまでに乾かない気がする。」
でも、涼しげな風が吹いているからきっと今なら大丈夫。
言葉では語っていても、心のどこかで私は確信していた。
だからすぐに頭の中から布団のことは消え、変わりにまたドロロッとした
感情が浮き上がってきた。
…こういうのなんていうんだっけ。祐二さんなら知ってそう。
……一つ分かるのは、体が凄く熱いこと。
愛しい人を思い浮かべてしたせいか体が火照ってしょうがない。
再び私は独り言を呟いた。
「ふぅ…。今夜祐二さんと…お風呂入ろうかな…。」
祐二さんは優しいから…頼めばきっと一緒に入ってくれる。
…でも、ちょっと恥ずかしいな。
はしたない子…なんて思われないといいけど…。
678 :
53:2005/12/08(木) 17:05:02 ID:6531/MSK
でもそうしないと、時間がない。
…実は、分かってる。私は元は『蚊』だから。
もうそんなに長くないことは分かってる。
…だから、もっと一緒に祐二さんと肩を寄せ合いたい。
もっとたくさん愛してほしい。もっとたくさん一緒に… 居たい。
気づけば私の目から涙が溢れていた。
体が震え、心が揺らぐ。
……──死にたくない。
もっと…一緒に、いたいよ……。
最近それをよく願うようになった。
ただ、それだけを願うように…。
自分の体の異変から、無理なお願いだとは分かってる。
…それでも私は願わずにはいられない。
祐二さんと…皆と一緒に、生きたいから…。
679 :
53:2005/12/08(木) 17:05:52 ID:6531/MSK
コンコン
開いた扉からノックの音がした。
慌てて私は後ろを向いて涙を拭い、できるだけ平静を装って話しかけた。
「…祐二さん?」
まさかこんな早く帰ってくることはないとは思ったけど
なんとなく確認の意味で、私は問いかけた。
しかし返ってきた声は結構意外な声。
「…モカちゃん。泣いていたのね。」
…マリアさん。
何があっても寝ているこの人が起きてくるってことは
よっぽどさっき、している時の声が大きかったのかな…。
「泣いてなんていませんよ。少しゴミが目に入っただけ…あ…。」
目を拭う私をマリアさんは後ろから抱きしめた。
680 :
53:2005/12/08(木) 17:06:57 ID:6531/MSK
マリアさんの腰まである金髪の髪が私の肩から零れ落ちる。
「分かってるのね…。」
「…自分の身体のことですから。」
マリアさんはさらに抱きしめる力を強めた。
…いけない。余計な心配をさせてしまっただろうか。
「……ごめんなさい。」
その言葉が何を意味するのか私には分からなかった。
でも…
「いいんです。」
後ろから腰に回された手の上に、私は優しく手を添えた。
……。
実際は数秒だったと思うけど…私にはその後の静寂が
とても長いものに感じられた。
……マリアさんの気持ちが感じ取れたからかな…。
681 :
53:2005/12/08(木) 17:07:45 ID:6531/MSK
「…モカちゃん。」
「はい?」
すっかりしんみりな空気になってしまったその時、マリアさんの声調が少し上がった。
「そういえばさっきは激しかったわね。」
私はその言葉で一気にマリアさんの腕を振り解いた。
いけない!私の蚊のシックスセンスが危険を察知している!
「私ねぇ…見てたら興奮しちゃったかも。…モカちゃんもっと気持ちよくなりたい?」
目が段々危なくなってきたマリアさんに私はブンブン手を振って否定する。
「けけけ、結構ですよ!これから祐二さんの布団をですね!洗濯しないと…ってひゃあっ!」
次の瞬間にはもうマリアさんが私に覆いかぶさっていた……。
「いやっ!やめっ…!」
「あん…そんなに逃げなくてもいいじゃないの…?」
「やぁぁぁぁっ!」
682 :
53:2005/12/08(木) 17:08:37 ID:6531/MSK
……。
こうして私はそれから1時間、マリアさんの秘密の道具であんなことやこんなことを
された挙句、祐二さんのベッドがさらにビショビショになったのは言うまでもない…。
そんなわけで現在、午後4時22分。
私は午前中にビショビショにしてしまったシーツと掛け布団の確認に向かった。
とりあえず手で触ってみて湿乾の確認をする。
……。
「…うん。乾いてよかった…。」
今から取り込めば祐二さんが帰ってくるまでにはなんとかなるだろう。
私は犬小屋の前でわんこちゃんと遊んでいるアトリちゃんを家へ入らせ、自分も中に入った。
夕方は、涼しげを通り越してよく冷えるからだ。
冷えというのは私、『蚊』には大天敵であるし小蟻であるアトリちゃんにもきっと良くない。
…もちろん、わんこちゃんも。
683 :
53:2005/12/08(木) 17:11:14 ID:6531/MSK
「モカお姉ちゃん!今日のご飯は?」
アトリちゃんがわんこちゃんを抱っこしながら、聞いてきた。
「…今日はね、スパゲティにしようかな。」
「やったね!わんこ!」
無邪気な笑顔を浮かべて走るアトリちゃんを見ていると自然と笑みがこぼれた。
「いい顔ね。」
責任をとって一緒に洗濯物をやってくれているマリアさんが、微笑みながら言った。
「…午前中マリアさんに色々されて疲れましたよ?」
「いいじゃないの。そういう時代でしょ?ほら、オール電化。」
親指をグッと立てて力説するマリアさん。
…あまり、意味が分からないのは私だけなんだろうな…。
そうして洗濯物をしながら午後5時をまわった頃。
「ただいま~!」
…あ、帰ってきた!
684 :
53:2005/12/08(木) 17:13:39 ID:6531/MSK
皆総勢で玄関に向かう。
まず先頭は常にアトリちゃんと決まっている…らしい。
いつも飛び蹴りで歓迎しないと気がすまない。
アトリちゃんはそう言っていた。
「祐二~!とうっ!」
バキッ
「いっ…!おい!今骨がっ!…あ、ただいま。モカ。マリアさん。」
蹴られた首の部分を擦りながら、祐二さんが力なく微笑んだ。
マリアさんは一言、お帰りと言ってアトリちゃんとリビングに行ってしまったけど。
…気を利かせてくれたのかな?
「いやぁ…寒いよなモカ。今日は暖かいもの食べたいぞ。」
「はい。今日はスパゲティにしますよ。」
祐二さんはその一言聞くと「よっしゃ!」と言いながら靴を脱いだ。
685 :
53:2005/12/08(木) 17:14:37 ID:6531/MSK
言っても…いいかな。
言ってもいいよね?
今、この時。チャンスがある時に色々勇気を出しておかないと…。
「あ…そうだ。今日はさ、吸血日だったよな?すっかり忘れてるみたいだけど…。」
「え…あ…。」
いけない…。うまく言えないかも。
でも今。
祐二さんと時間を共有したい。
例えそれが私のわがままでも…。
「あっ…あのっ!」
「ん?何?」
キョトンとして私の真っ赤な瞳を見つめる祐二さん。
686 :
53:2005/12/08(木) 17:15:50 ID:6531/MSK
「…あのっ…ですね…!」
どんなに言いづらいことでも、きっとちゃんとすれば言える。
どんなに恥ずかしいことでも、祐二さんとならできる。
だって…
「……今日、一緒にお風呂に入りませんか?」
祐二さんは…
「あぁ…うん。いいよ。入ろうか?」
私の世界で一番愛しい人だから。
………『モカの心境はいかに? 終』
687 :
53:2005/12/08(木) 17:19:31 ID:6531/MSK
少しでも読み手の皆さんの心が暖まれば今回の目的は達成です。
寒さは…内側から、とか。
ごめんなさい。冬になるとどうもおかしなことを言い始めますorz
新作キター
GJですよ!!
祐二・・・なんてうらやま・・・優しいんだ
とにかくGJ
いかん、切なくなった
なんで祐二なんだよう、祐二じゃなきゃいけないのかようチクショー
691 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2005/12/09(金) 00:34:15 ID:yMJvtsaW
セツナス……(´・ω・`)
GJ!
体の異変・・・
上で2回も言われたのと同じ言葉使うのは芸がないかもしれんと思ったけど、
やっぱ切ない以外言う言葉がねぇー。続きが気になるわ。
693 :
53:2005/12/09(金) 01:07:00 ID:XqC02sxI
しまった…寒くしてしまったという罠||orz
>>688-692 様々なコメント、サンクス。
モカはそんな皆さんと一緒にこれからの残りを生きていくわけなので
元気ハツラツ?オフコース!
…やっぱり冬のせいでおかしくなってます俺。
祐二よ、そこまでしてベッドの下に隠すかwwwwwしむらーwww上上ー!
モカちゃん、その犯罪誘発チックなコスとポーズ、祐二とエロ犬のものなのかー!
>>694 姿勢、良しっ!
服、良しっ!
ストッキングから、うっすら見えるパンティーも良しっ!
文句なしっ!
エロい、エロすぎるよモカたん!黒ストッキング尻たまらーん
そしてベッドの「裏」を見ない天然っぷりモエスw
>698
いや普通、そこまでチェックしねえwww
いや、アトリがモカの立場だったら絶対見ると思うねw
ピキーン、とか擬音付きで目に妖しい光入りwww
ピキーン、と目に妖しい光が入り…
枕のカバーを剥がすモカ(;´Д`)ハァハァ
702 :
53:2005/12/09(金) 23:13:38 ID:XqC02sxI
>>694 うお…bloodの文字発見
黒ストいいなぁ…GJ!
段々とスレも埋まってきたこの時期。
こたつはもう必須。…こたつネタとかいいかなぁ…。
みんなの目の前で、おこたの中で気付かれぬよう一人えっち…
二人が始めたら、実はおこたの中でもう一人がもぐって寝てたり…
いや、独り言ですよ
704 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2005/12/11(日) 10:21:06 ID:5Km/Y22J
そう、僕らは夢と魔法の王国の住人。
いや、魔法は関係ないかw
漏れのオチンコをただでレンタルしますよ
中指がっ奥のほうに!
黒ストッキングに白パンツいいなあああ
黒髪をなでなでしたいww
709 :
53:2005/12/12(月) 00:50:47 ID:vCup8Tjc
>>705 いやいや。祐二の血がもう魔法みたいなもんですよ。
>>706 確かに戸建なので掘りごたつがないのは惜しい(?)
でも何故か思いつかなかったという…アイデア提供㌧クス&GJ!
>706
エローい!ハァハァ
カラダ反らしちゃうほどキモチイイのか。かわういのう
>709
実はキッチンの床下収納庫から掘りごたつの下までアトr(ry
>>706 エロ杉。CO中毒に気とつけて!CO2は感知できるのだっけ。
雪だよー。長野は埋まっちゃってんじゃないのか
しかしゲレンデにはクリスマス前にナイスプレゼントだ
プレゼント?血でしょうか?
真っ白な雪に真っ赤な血…こえー!!
まあそれはさておき、モカちゃんにはちゃんとしたデートとかさせてあげたいなあ
彼女なら手をつないで歩くだけでもすっごい喜びそう。
あー、なんか白雪姫思いだした。
血のような真っ赤な唇、雪のような白い肌、黒檀のように黒い髪。
ちょwwwww腹イタスwwwwっうぇえwwwwww
カワイスーwwwww
このブルマ誰のだよw
ごめん・・・・・
一瞬腕が関節から先が無いのかとオモタ・・・
www絵画的省略というやつだなwww
全体に省略すればきっと違和感無いんだろうけど、技術がある分損したね>絵師さま
漏れはぜんぜんおっけーですよ。アホ毛かわいい(はぁと
721 :
53:2005/12/17(土) 15:03:45 ID:l1A+dVQK
ちょ…アトリの話書きたいのに忙しすぎ…
>>716 ブルマーヽ(゚∀゚*)ヒャヒャ
GJ!
>>720 やっぱりアホ毛はいいよな。
`∧_∧
( ・∀・)<もう我慢の限界だ
( つ旦) 俺の剛直は暴発寸前だぜ
と_)_)_____
⊂ ) )(_()';o:゚
( つ O
( 。A。)<53さん無理せずにね、気長に待ってますよ
`∨ ̄∨
…む?逆だったか?
>>716 そういや、枕に偽装したオナホールが有ったな
うお!すごいいい雰囲気!!
そう、そうなんだよ。モカちゃんは幸せになるべきなんだよ。こんないい子ちょっといないよ?
冷たく冴えた冬の夜、頬は痛いほど冷たいけど、繋いだ手はとても暖かい…
…そこで気になるのは画面の外、ロング丈のニットの下は、例の黒ストッキングなのかー!!
あの格好で外でたら犯罪ですよ犯罪。
さては裕二、モカちゃんに缶コーヒーを取り出させて後ろでニヤニヤしてたに違いない。畜生!
モカ!「つめた~い」の方の缶コーヒーのボタンを押せww
>724
イイ!こういった小さなことをホントに楽しみにしてる感じがすごくイイ!
あと夜の自販機のサンプルの光の回り込み具合とかもスゴクイイ!ww
>725
「裕二さん、コレちょっとかがんだらすぐ見えちゃいますよう」
「夜だから平気だよ」
「でもちょっと…恥ずかしいです…」
「じゃあこのコート着てけばいいよ」
「わあ、あったかそう!そうします!」
「ククク、コートの方が丈が短いのも知らずに」
「…裕二さん、声に出してますよ」
>>725 なぜか、BGMに「神田川」が聞こえて来た。
最下段の左から二つ目はおしるこかドクペかはっきりしる!
=ω=)オシルコウマー=3
コーンポタージュが無い!
あの最後のコーンが側面にくっついて、しかし逆さにすると飲み口が狭くて出てくることの無い
最終的に『缶飲料』にもかかわらず缶切りで開けさせ、その時には既に冷え切ったコーン数粒しか残ってない
あの憎きコーンポタージュが!
そこまでして最後のひと粒にこだわる藻前に乾杯
コーンポタージュのコーンが沢山食べたいなら、
もう一缶買えばいいじゃないか。
くそでてこねぇ舌切った。
>>729 残り少なくなったら一気に流し込めば粒も残らず食えるぞ
それがいくら一気にいっても2、3粒残るんだよね。
カンの底を叩くと前歯に当たるし、吸い込みながらひっくり返すと落ちてきたコーンが喉の奥まで行ってむせるしさ。
でも好き。
開缶前にまずシェイクし、開けたら1/3はそのまま飲む。
後は缶をくるくる回していれば、コーンの沈殿は防げるぞ。
735 :
53:2005/12/20(火) 13:31:02 ID:OeYytns3
コーンポタージュ攻略法な流れに笑ったw
俺はいつも舌突っ込んで怪我してますがorz
>>724 萌えスケジュール……刺激されるなぁ(´Д`*)グッジョ
>>726 祐二に「S」っ気が!
さて今年もクリスマスは中止(ry
自販機の看板を見ると多分これは○カ○ーラボトリング系列なので、ドクターペッパーが入っていても変じゃないが
おしるこってあったのか?
>53
(・∀・)人(・∀・)
サタン・クロスとかいうじーさまは射殺されたと聞いたぞ。ネットで画像も見たから間違いない!
「あ!祐二さん、雪ですよ雪!わたし初めて見ました!」
「寒い…講義行きたくない…」
「今日は祭日じゃないですか。それにクリスマスイブイブですよ」
「イブイブ…またどっから仕入れてきたんだ、そんな知識」
「わたしこう見えてもいっぱい勉強してるんですよ!今年の紅白の司会はみのもんたさんとか。」
「………w。」
雪か…
雨が降った後に積った雪ほど神経使うものはあるまい
雨は夜更け過ぎに、幸恵と変わるだろう
サイレントヒル
「ゆ、祐二さん…「ゆきえ」って誰ですか…」
「ハァ?何?誰それ」
「祐二がゆうべコタツでねてた時呼んでた名前だよん。モカ姉泣かせたら、わかってるね?」
743 :
53:2005/12/24(土) 11:15:33 ID:+N+qYGqZ
幸恵と変わるだろう…しかしうまく変換したなぁ…。
この間仕事中にSS書いてるの見つかってから妙に仕事が多いんだが…
いじめ?orz
もうちょっとだけ待っててくだされ ノシ
>>744 そんなこと言ったら貧乳のあのひとまで来ちゃうydfj
まって姐さn かきーん
┏━━┓
┠/⌒ヽ
⊂二二二〔 `」´〕二⊃
| × / ブーン
( ヽノ
ノ>ノ
三 レレ
>>746 どう見ても土管、もしくは井戸です
本当にありがとうございました
ふと思ったが、呼んだ名前が「ゆきえ」でよかったんじゃないかな
「ありあ」とかだったら何ともならんもん。
寝言で「ありあ…、ありあ~」www
誰の名前でもモカはすっげえ気にしそう。
>743
待ってるよん。
>742
「とってもグラマーな方ですね…。私、その、あんまり大っきくないから…ごめんなさい…」
「ばっ違っ待っ、おい
>>742!!!!!!!」
>742さんゴメンw
752 :
53:2005/12/26(月) 22:09:01 ID:BB8gvM90
ようやく時間キター……。
後半は即席気味なので少しアレですがご容赦あれ。
さて、今回はアトリも立派な大人だよ作戦です。
>>750 (*・∀・)ノシ アリガトー
753 :
53:2005/12/26(月) 22:09:47 ID:BB8gvM90
『アトリのセツナイ キモチ』
どうしてだろう。
あたしだってあの二人が最高のカップルだと思うのに。
でも、何故か心が締め付けられる。
…キリキリ…って。
痛い…なぁ…。お母さんならこれ、なんとかしてくれるのかな…。
ううん…なんとかしてくれなくてもいいから…教えて?
この気持ちは、なーに?
二人が一緒に仲良く話をしていると、ドキドキが止まらない。
でもそれは嬉しいとかじゃなくって…あたしにとっては嫌な感じなの。
キリキリ…って、また痛むから。
胸に何かつっかえたようで……苦しいよぉ…。
754 :
53:2005/12/26(月) 22:10:32 ID:BB8gvM90
……。
あたしは今、この間家族に加わったばかりのわんこちゃんと一緒に
家の中で遊んでる。
お母さんも一緒で、少し眠そうに欠伸してる…。
お母さん、よく眠る人だからあたしはこんな時無理に声を掛けないの。
…うん。よく寝ていつまでも綺麗でいて欲しいから。
お母さんが完全に寝付いたのを見計らって、あたしは毛布を持ってきて掛けてあげた。
どこでも寝てしまうのがお母さんの悪い癖だ。
今もね、リビングの床の上でぐっすり眠っちゃったよ。…ふふっ!…いい寝顔。
あたしがお母さんの寝顔を見て微笑んでいると、わんこちゃんが何か言いたげに
ぺロッとあたしの頬を舌で一舐めした。
「っもう…汚れちゃうよ!」
「わんっ!」
……ホントにもう。お気楽なんだからぁ…。
755 :
53:2005/12/26(月) 22:11:16 ID:BB8gvM90
あたしはわんこの顎をふわふわしてあげた。
少し首を振って嫌がっているようにも見えるけど…あたしが撫でてるからそれはないよね?
……(くそっ!爪が痛ぇよ!爪切れっ!蟻少女!)
…あれ。今声しなかったかな?
気のせい…だね。…あ、違う気のせいじゃないみたい。
よく耳を澄ますと台所のほうからモカお姉ちゃんと祐二の楽しそうな話し声が聞こえてきていた。
今の時間はちょうど午後3時30分。
ご飯を仕込むのは少し早いと思ったんだけど…今日はカレーなんだ。
カレーは祐二曰く、じっくりコトコト煮込んだほうがおいしいらしい。
…キリキリ
また突然胸が痛み出した。何かつっかえてる感じ。
嫌だな。…ああいう会話を聞いただけで…こんなになるの…嫌だ。
胸の痛みを抑えるように、あたしはわんこを抱きしめた。
756 :
53:2005/12/26(月) 22:12:03 ID:BB8gvM90
困ったな…涙、止まらないよ…。
泣きたくないのに、泣いちゃう。涙なんてホントは流したくないのに…。
この気持ちの正体は…なんとなく分かってる。
あたしは祐二が好きだから。だからこんな気持ちになるんだよね?
でも祐二は…あたしには振り向いてはくれないの。
面と向かって、心の底からあたしに『好き』なんて言ってくれない。
言ってくれてもそれは……嘘。
でもそれでいいの…。あの二人は最高のカップルだし、モカお姉ちゃん綺麗だから…。
……うん。
そうなの。祐二の瞳に移ってるのは最初からモカお姉ちゃんしかいなかったんだ…。
そんなことぐらい分かっていたでしょ?あたし?
でも…だから、なのかな。
もう伝わらない想い…だから…こんなに…泣きたくなるんだね?
757 :
53:2005/12/26(月) 22:12:49 ID:BB8gvM90
わんこを抱きしめる力が思わず強まった。
きっとわんこ…苦しいと思うのに、なんだか気のせいかもしれないけど…
わんこってば…あたしのこと、ギュッてしてくれてるみたい…。
「…ねぇわんこ。あたしの気持ちは伝わらないのかな…?」
「……くぅーん…。」
その鳴き声に少しだけあたしは微笑んだ。
だって…本当にお話してるみたいだから。
「わんこ。慰めてくれるの?」
「わん!」
……ホントに、お気楽だね。わんこ?ふふ…。
いつの間にか流れていた涙は収まり、なんとなく憂鬱な気持ちだけが残った。
こんなの…一体いつまで続ければいいの?
あたしもう…耐えられないよ…。
758 :
53:2005/12/26(月) 22:13:34 ID:BB8gvM90
「アトリちゃ~ん!角砂糖食べる~?」
台所からモカお姉ちゃんが、普段のあたしにとって最大の誘惑の言葉を掛けてくる。
…でも今は。
「…いらなーい。」
…食べたく、ないの。
あたしがそう言ったことが相当不思議だったらしい。
また耳を澄まし、会話を盗み聞いた。
「…アトリちゃんが角砂糖に飛びつかないなんて…どうしたんでしょう?」
「どこか調子でも悪いんじゃないのか?…案外何か変なもの食べて腹壊してたりしてな。」
…何よ。あたしのお腹と胸、こんなにしてるのあんたじゃない。
あんたのせいであたしは報われないの。あんたのせいでこんなに苦しいの。
…馬鹿祐二。
759 :
53:2005/12/26(月) 22:14:23 ID:BB8gvM90
とはいえ、全ての責任が祐二にあるわけじゃない。
というのはモカお姉ちゃんが最近積極的になったせいもあるから。
妙に祐二とお風呂に入りたがったり一緒に寝たがったり…。
本人としてはそんなつもりはないんだろうけどあたしにはこう感じられてしまう。
あたしに見せ付けてる、と。
嫌な女だね、あたし。
段々と嫌な女になっていく自分が…なんか、やだ。
そうなる前に消えてしまいたい…とも思うことがある。
はぁ……溜め息しかでないよ、あたしは。
…こんな気持ちを紛らわすとき、あたしは何か考える。
普段は祐二に攻撃することが気を紛らわす方法なんだけど…。
わんこが無邪気にあたしを見つめて、吼えた。
760 :
53:2005/12/26(月) 22:15:54 ID:BB8gvM90
「わんっ!」
その瞬間、ピコンと頭の上に電球がついたように閃くあたし。
…角砂糖、か。
さっき二人が言っていた角砂糖…使える。
たまにはあたしだって甘い気分に浸りたい。
少し躊躇しながらも台所に行ってあたしはモカお姉ちゃんに言った。
「ねぇねぇ!やっぱり角砂糖欲しいんだけど!」
「あ、うん。いいよ。ちょっと、待っててね?」
そう言って奥の棚へと向かうモカお姉ちゃん。
その間にすかさず祐二になるべく小声で用件を伝える。
「祐二っ!あたしがここ出たらちょっとついてきて!」
「あ?ああ。分かった。分かったから引っ張るなって!」
祐二の困るところを見ていても気が晴れるということは…
末期症状かな、あたし。えへへ…。
761 :
53:2005/12/26(月) 22:16:45 ID:BB8gvM90
モカお姉ちゃんから角砂糖を受け取り、何も言わずに「奥の間」へ向かうあたし。
あそこなら邪魔されないかも。
祐二に比べると圧倒的に小さな手の中に私は角砂糖を握り締め、奥の間の襖を開けた。
後ろから祐二がすぐにやってくる。
「アトリ?コスプレするのか?」
…この男はぁぁ!
「ちがう!この変態祐二!いいからちょっと来て!」
そういえばこの部屋はあるイベントの時にしか使わないのよね…。
祐二がひょこひょこ、と入ってきたのを確認してあたしは襖を閉めた。
本人は不思議そうな顔であたしを見つめている。
「この部屋で何かするのか?」
ふふん、と鼻を鳴らしてあたしは胸を張った。……張るほどないけど。
762 :
53:2005/12/26(月) 22:17:34 ID:BB8gvM90
「祐二!これ、な~んだ?」
あたしは手に持った角砂糖をまるで弁護バッヂを自慢するかのように突きつけた。
ほへ?という顔をして祐二は今だ分からん、という顔をしてる。
「角砂糖か?なんで?」
「まぁまぁ、これさ、面白く食べようよ。」
…あたしが提案していることは意外に恥ずかしいことなんだよ。
まぁ…何故かっていうとね?
「ん~とね。あたしがこの角砂糖を口で咥えるでしょ?その後祐二がチュー…って。」
…こういうこと。
祐二は若干驚いたようだが、否定はしなかった。あたしはとりあえず祐二を座らせる。
…ほら、祐二背高いから届かないでしょ。
「でも、なんでまた…いいけどな。」
そんな祐二の言葉はいざ、目の前に顔があると思うとほとんど聞こえてこない。
かろうじで少し聞き取ったからポーっとする頭で答えた。
763 :
53:2005/12/26(月) 22:18:44 ID:BB8gvM90
我慢できなくなってあたしは、その年の割には幼い顔を手で挟み顔を傾けて
自分の口を近づけていく。
「…祐二の温もりが、欲しいから。」
角砂糖を咥えてるせいでうまくしゃべれたかどうか分からないんだけど…。
そんなこと、今はもうどうでもいい。
次の瞬間、あたしの唇は祐二のそれに触れた。
角砂糖を祐二の口の中に放り込み、あたしは柔らかな唇の感触を味わった。
甘い角砂糖のせいか、祐二の唇は甘い。
「んっ…んぅっ…むっ…。」
…声が漏れるほど夢中になってあたしは吸い付く。
少しでも深く吸い付けば、モカお姉ちゃんを越せる気がしたから…。
764 :
53:2005/12/26(月) 22:19:44 ID:BB8gvM90
「んむっ……っ?」
たまに祐二とこういうことをするけど、今日はあたしが妙に激しいのが気になったらしい。
不思議そうに目を見開く祐二。
あたしはそれを薄目を開けて、じっとみていた。
いいじゃない。そんなに不思議そうにしないでよ…。
あたしはただ……離れていく祐二の温もりが欲しいだけなの…。
こんな思いが再び募りだし、あたしはもっともっと求めた。
このまま、体を重ねてしまおうかとまで思うほどに。
自分の理性が壊れてしまうほどに。
……でも、こんなに長くキスしても祐二は…。
結局、最後まであたしの腰に手を回してはくれなかった。
ただあたしの一方的なキスに、応えていただけだった…。
765 :
53:2005/12/26(月) 22:20:38 ID:BB8gvM90
角砂糖が全て溶け終わった頃、あたしは自分から唇を離した。
銀色の橋があたしと祐二の間にかかり、重力に逆らわず真っ直ぐ下に落ちる。
…いけない、また泣きそう。
「…あ、アトリ?もしかしてお腹減ってるのか?」
「う……ううん。全然!あ、角砂糖おいしかった。ありがとね祐二!」
「いやいや。あ、そうだ。カレー、もうすぐ出来るからな。」
あたしはいつまで隠せばいいんだろう。
「今日のカレーはさ、中辛だぞ!アトリ初挑戦ってか!」
「望むところよ!祐二ってばすぐに水に手出さないでねぇ?チキンなんだから!」
「なっ!チキンは酷いだろ!」
「あはは~チキン~!」
この、祐二のために流す涙を。
766 :
53:2005/12/26(月) 22:21:32 ID:BB8gvM90
「じゃ、キッチン行って一緒に手伝ってくれるか?」
この、張り裂けそうな想いを。
「しょうがないなぁ!チッキンのためにキッチンに行ってあげるよ!」
もしかしたら
「おっ、アトリうまいなぁ!チキンとキッチンをかけたわけだな!…かけた?ちょっと違うか。」
このまま想い続けていたら
「どうでもいいの!いこ?」
…いつか、届くのかな。
できれば、届いて欲しい。それまで待つよ…あたし。 ~番外編 終~
767 :
53:2005/12/26(月) 22:27:13 ID:BB8gvM90
初代モス子様にしてもうちのモカにしてもこありたんにしても
分類的には『人外娘』でいいのか…?
最近少し不思議だったり。
速攻で読みましたよ。
アトリも女の子だねえ。こっちまでキリキリ痛くなってくるよ。なんか普段元気な分、余計つらい。
どっちもこっちもっていかない所がアレだけど、祐二が手を出さないのはホントに妹分になった証なのかね。
今日の祐二はニブイ!と思いましたw
>>767 GJ!
まぁ、人間と違う特徴あるし、人外でいいんじゃない?
「人外」だと行きすぎな気がする。「亜人」でどうだ?
どっちにしても幸せになって欲しいもんだ。二人ともね
あ、ゆーじは市ねw
こうなりゃ、祐二分身すりゃいいんじゃね?
たとえば4人ぐらいとか
772 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2005/12/27(火) 11:29:37 ID:g22krBnM
>>767 堪能しましたwww
でもこれエロゲでいうバッドエンドに進んでね?
しんぱいするな、アトリは漏れがかわいがってやる、って、
いつものくせで心配をひらがなにしてしまう漏れのしょうありがしんばいだー
774 :
53:2005/12/27(火) 13:13:41 ID:BDQE7rXc
>>768 手を出さないのはすでに手を出してしまった罪のせい…に一票ノシ
>>769-770 結局『人外』でもあり『亜人』でもある…というと結論的にハーフに。
>>772 最終的にアトリは幸せにしてやりたいけどやっぱり客観的にはバッドエンドprz
人外でも亜人でもない!
『蚊タン』も『小蟻タン』もすでに確立されたジャンルだ!
あと一つバッドエンドフラグ立てると祐二死ぬな・・・・
んで
「これで永遠に祐二は私のモノ・・・・・・ウフフフフフフ・・・・」
という展開に?(*´∀`)=3 ムッハー
蚊タンと小蟻タンの擬人化きぼん
>776
なんと根源的なきぼんであることか!
アトリの服が思い浮かばなくて描きにくいんだが。
案1:エ○ジェルブルーロングTにデニム地長袖ショート丈ジャケ、襟回りフェイクファー付、ジャケット下端はおへそより
上で。ボトムは同じデニム地ミニスカにハイソックス、靴はスリップオンで活発な感じ。寒い?子供は風の子!
案2:上から下までふりふりカントリーのピンクハウスかメゾ・ピアノ。黒か濃茶のエナメル靴にフリル付三つ折ソックス。
子供服がよく分からない祐二が買ってきた。アトリは嫌がっている。ほとんどコスプレ。
案3:ノーブランドの長袖トレーナーにナ○キのフード付パーカー、膝下までのロング丈スパッツ!靴はもちろん
ナ○キのバッシュ。カラーはモノトーン系で、背中のナ○キブーメランだけド派手。スポーティに。スパッツ尻はエロイよ
案4:近所のジャ○コで買った襟付きのシャツにベスト、飾りタイ。でも寒いのでカーディガン1枚、前ボタンは掛けない。
ボトムはやっぱりジャ○コのジーパン。ガード固~w。でもジーンズ越しの子供尻ってカワイイよね?俺ロリコン?
>>778 裸。寒いときは人肌で暖まる。ではだめか?
服装はまったくわからんなぁ。
782 :
53:2005/12/30(金) 21:53:12 ID:0AJlmxUH
>781
すげぇ!凄すぎるwwwwww手間4倍かわいさ4乗!!スパッツ尻も捨てがたいがデニムミニスカに3000点!!
フリルのアトリの納得いかない顔もいいなあ。>779はロリコン。
おおおおぉおぉあqswでfrgtyふじこlp
GJ!!1!
案1に激しく萌えた!
>>779はロリコン。
かっ、神!鬼神じゃ!!!せっかくだから俺はスパッツ尻を選ぶぜ!>779はロリコン。
786 :
779:2005/12/31(土) 10:32:45 ID:XsTicaHj
ちょっwwwみんなwwwww折角色々考えたのにwww俺ロリコンなのかwwwwwwやっぱり
>781
すっごいうれしい!ありがとうー!
このスレのこありたんは本スレのこありりたんと比べてエグいことはしない純真無垢な娘のようですな
>787
さて、それはどうかな?ニヤソ
ちんこ狩ったりはしないだろうが。
オシリが膨らむと凶暴化しまつ
言われて気付いたが>781は尻(昆虫としての)がないな
あそこにはしんぱい機能が入ってるらしいから、これでいいんじゃね?
あけおめー
モカとアトリとマリアさん、スレ住人、絵師さん、53さんにとって良い1年になるように氏神さまにお参りしてきたよ
793 :
【大吉】 :2006/01/01(日) 15:16:59 ID:b8iEmOKX
おめ~
新年ねたはあるのですか!?
(;´Д`)ハァハァ
「姫始め」そんな言葉が脳裏をよぎったwww
795 :
53:2006/01/01(日) 18:49:31 ID:CGGu+GcY
>>792 あけおめー。お参りありがとうですw
>>793 あ…う…ない、かも。ごめんねorz でも早めに次の作品投下しますので
それまで絵師様の華麗な正月絵で和むべし!(勝手すぎ)
>>794 日本語って恐ろしい。それを聞いただけで妄想が駆け抜けた。(´Д`*)ハゥア
ちょwww祐二入ってねえwwwww
あゴメン>792ねw
ここで53氏は祐二説を出してみる
それは許せんな。念を送っとこう
呪呪呪呪呪呪怨怨怨怨怨…w
800
801 :
53:2006/01/04(水) 01:08:07 ID:hDhG5de0
>>798 不思議な説はやーめーてー…orzノロワレソウ
>>799 同じ時間帯にラップ音確認((((;゚Д゚)))
あけおめ!だけど今12時間耐久カラオケ中でミレナスwwwww早く帰らなきゃ
何か蚊かこありの歌あったかなwwwww後2時間w
矢沢永吉のアリよさらば
帰りましたよー。>802さんクオリティテラタカス!!半端じゃねぇー!漏れ日本人でよかったなあ
エロ犬ちったあ思い知ったかw
>804
それ歌えなかったんで「おつかいありさん」にしたら妙にうけたw
保守
こんなさむいときはしょうありとかがしんぱいだー
風邪ひいてもう4日。モカたん介抱してくでー。いがん、ハダビズがww
はだかみてぇーティッシュくでー
>>802 その番犬はつよすぎだろ。((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
その番犬の餌はチンコなのでうっかりポロリしないようにお願いします
祐二は仮性ホケーイ
祐二「えー、マジ包茎!?」
祐二「包茎が許されるのは小学生までだよね」
祐二「キモーイ」
祐二「キャハハハハ」
こありタン「…どうしたの、祐二?」
祐二「…なんでもない」
日本人で成人男性の六割は仮性なわけだが。
俺ムケてるよ。
ゴメン今嘘ついた。
はまりすぎとるwwwwwwモカたんまでwwwwwwwww
3分ぐらい凝視してた俺は負け組
>815
テラワロスwwwwwっうぇえwww
しっかし可愛いな!この二人になら笑われてもいいか、ホントの事だしw
そういや最近包茎を直す方法の書かれた記事を見たなぁ
ちょ!待っ、く、詳しく!
待てよ?治ったらキモーイしてもらえなくなる?
え?マジ自己治療? エラーイ
ひとつ上野男もびっくりだよね キャハハハハ
824 :
53:2006/01/16(月) 00:52:28 ID:yQEULThX
たはー…こんな深夜にしか顔出せないほど多忙…
もうだめぽ…俺ナサケナスorz ゴメス
>>815 すげぇwあってるなぁ…
>53さん
もつかれさまー。また時間ができたら来てねー
>823
なんか笑いのツボにはまった
1.寝る前にフロ
2.皮むいて1分ほどシャワーをあてる
3.ノーパンで皮剥いたまま就寝
今さらながら脱!包茎するための方法
うろ覚えなんでそんなに期待しないでくれ
827 :
名無したん(:2006/01/16(月) 21:10:59 ID:nNve+Y6y
あともうひとつ
1.チンコに麻酔
2.皮をひっぱる
3.ハサミでチョキン
4.消毒
こういう衛生管理をとる国がマジであるらしい
*医師の相談なしにやらないよーに
>1.チンコに麻酔
イタタタタタ
アトリ「ねぇ、祐二」
祐二「何?」
アトリ「『シロウトドウテイ シカモ ホーケイ』ってなに?」
祐二「…誰に聞いたの」
アトリ「住人の人が喋ってたよ」
祐二「(あいつら…)」
アトリ「それに、『あいつは、年中タートルネック着てるようなもんだ』って言ってたけど、どういう意味?」
祐二「…なんのことだろうね」
アトリ「しかも、『あいつの彼女は右手とコンニャク』ってどういう…」
祐二「…」
アトリ「祐二?なんで、泣いてるの?何か、嫌なこと聞いちゃった?」
祐二「…だ、大丈夫だよ」
アトリ「ご、ごめん。だ、だけど、ひとつ上野男になればいいじゃん」
祐二「ちょwwwおまwww実は知ってんのかよwww」
ワロス
ちょwwアトリーwwwこの耳年増め!
祐二「ただいま~」
ざわ…
ざわ…
祐二「(なんだこのふいんき(ryは…)」
アトリ「おかえり(よくも、あんなに平然としてられるねぇ)」
マリア「クスッ」
モカ「おかえりなさい…」
~1時間後~
祐二「(気まずい…気まず過ぎる!!なにか、言わなきゃ。)」
祐二「あの、今日何かありました?」
モカ「…これ届いてましたよ。」
祐二「どれどれ・・・!!!!!これは!!!!!!!」
ttp://www.ekanpo.com/views/739/
>832
なんじゃこりゃー!できすぎだろおいーwwww[分類 女性用媚薬]??
[お茶、コーヒー、ジュース、ビール等に入れるとわかりません。]
わかりませんって、わからないように飲ませるものなのかこれはwww
2箱8400円からか……
蟻王 ANT KINGか。そんなクスリに頼るようじゃ祐二もダメだな(プゲラッチョ
な、なんだよ?別に俺は通販なんか申し込んでないぜ!買っ、買ってないってば!
[蟻王(ANT KING)の成分]
argasmia
(argasmia の検索結果 約 560 件。しかし、詳しい内容がわからない!!)
[ 蟻王(ANT KING)のに関する注意事項 ]
未成年、妊婦、心、脳血管病患者の使用をやめてください。
~~~~~~~
量をオーバーしないように注意してください。
不法な活動に使用しないでください。
~~~~~~~~~~~~
悪用はやめましょう。
~~~~~
祐二「大佐!裏切ったな!」
未成年に悪用する以外思いつかねぇwwwwハゲワロスwww
~テレフォンショッピング~
トム「どうしたんだい、マイケル?元気が無いじゃないか。」
マイケル「やあ、トムか。それがさぁ、カミさんとメイクラブしようとしたら
肝心な時にアレが起たなくって叱られちまったんだよ」
トム「それなら、マイケル。いい商品があるじゃないか!」
マイケル「本当かい!?ぜひ教えてくれよ!」
トム「その商品は、ずばり「 蟻力神(イーリーシン)」だ!」
マイケル「蟻力神?どう見ても普通の漢方じゃないか。」
トム「おいおい、マイケル。僕が普通の商品を紹介すると思うかい?」
マイケル「というと?」
トム「この漢方の成分は…(長いので中略)…しかも蟻力神は各分野からも
推薦され…(中略)…また、蟻力神は国際生命科学学術会議金賞受賞する
など…(中略)…亜鉛不足に対し、亜鉛の含有量が多い゙ありんこ"パワーが
有効で…(中略)…しかも複数個注文すると最低価格1箱5800円!」
マイケル「ということは…7200円お得だから、もう一箱買える!!」
トム「数に限りがあるからお早めに!」 駄文ゴメソ
この手の薬のネーミングはよーわからんw
材料も、別に蟻のエキスとかでもないみたいだし、蟻関連の説明もないし。
そのわりには「亜鉛の含有量が多いありんこパワー」とかがいきなり説明の中にある
>蟻力神,イーリーシンの成分
>
>黒翼刺多蟻、肉?蓉(ホンオニク。強壮・強精の目的で用いています)、枸杞子など。
>中国特産の黒翼刺多蟻で、その蟻の体内栄養素に 漢方を加えて,最新技術を基づいて作りました。
ありんこエキス入ってるみたいね
そろそろ地獄のわんことケルヴィが遭遇するシーンがみたい
正月に会ってたような
843 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2006/01/20(金) 14:15:25 ID:EkP+Ah0x
♪
>>841 >そろそろ地獄のわんことケルヴィが遭遇するシーンがみたい
なら、祐二が地獄のわんことケルヴィに追い回される画キボンヌ
>>842 わんこがケルヴィを初めて見た時どんな反応するか見てみたいのよ。
そういや
>>802の絵だとわんこ、おびえてるカンジだな
おびえてる仔犬見てると守りたくなる
>847
漏れも全く異論はないが、あのエロ犬だけは除くw
そーいえばアトリ(モカもかな?)勉強とかしてんのかな?祐二は一応学校には行っているようだが
おばけにがっこうも
しけんもなんにもない~
>>849 それはもうマリアさんが手取り足取り色んなことを
教えてるに決まってr …ちょっ!何!?このでかい犬hあああああああ
あれ?ケルヴィ!ここは家じゃないよ。こありたんのところにかえりな
ごめんねー、散歩途中に逃げ出しちゃって
ほら、こありたんのとこに帰るよケルヴィ
あ、ちょ、まって!まだ乗ってないよ!
待ってってばぁぁぁ
逃がすなよこありタソwwwこええよwwwwてか乗るのかww
もののけ姫みたいだな
じゃあ、俺アシタカな。
特に、サンに口移しで薬貰う場面をループで20回ほどお願い。
ああ、もうすぐ
もうすぐ くちうつしで たべさせてもらうシーンだ
はやく!はやく! わくわく てかてか
!
なんということだ
こありたんは いきなり わたしのしたをかみきった!
したごころを みぬかれていたようだ・・・
血がドクドクとながれてゆく
めのまえがまっくらになって・・・・・
ざんねん!!
わたしの蚊タンスレ生活は
これで おわって しまった!!
まぁ祐二だし、ほっとこう
異義なーし!
仮性包茎のままでちんこ無くなったんだな
テラカワイソス(^ω^)
ちょっと待って!いつちんこwwww
行きがけならぬ帰りがけの駄賃にお持ち帰りされたのかな?
867 :
53:2006/01/28(土) 22:36:29 ID:FxDo4sK7
祐二がいつの間にか火星人で、しかも見捨てられてるw
住人の皆に嫌われちゃあ祐二もおしまいってことで。
さすがに1ヶ月近くも間を空けてるのもアレなので最終の触り(前編)をば。
時間ある時にちょこちょこ書いていたのでおかしなところも多々あります。
おまけに若干以上に短編。
腹の足しにでも…申し訳なくorz
868 :
53:2006/01/28(土) 22:37:22 ID:FxDo4sK7
モスキート11『悪夢は突然に…』
旅行に行ってから数日が経った。
マリアさんは一旦巣のほうを見てくる、と帰ってしまったし
アトリもそれについていった。
1日2日で帰ってくるそうだが…。
「急にいなくなっちゃうと寂しいですね。」
テーブルで静かに緑茶をすすりつつ、モカが呟いた。
俺もその湯気に惹かれてテーブルにつく。
「あ…この間買ってきた…ほら、旅館の緑茶。」
「まだ出してなかったのか?」
モカはフワリと微笑むと、台所のほうへと向かった。
869 :
53:2006/01/28(土) 22:38:32 ID:FxDo4sK7
「なぁ…そういえばさ。」
「…あれ…どこだったっけ…。」
棚をしきりに漁る今のモカは元気そうだが…
実は数日前…つまり旅行の日からよく咳き込んでいる。
風邪か?と思うものの、かなり気になる。
「なぁ、モカ。風邪でもひいてるのか?」
「…あ、あった!え?風邪ですか?あわわっ!」
どこにつまづくところがあったのかは分からないが
モカは豪快にこけた。
「いたた…ありました。これ、玉露ですよ。」
「…だからあんなに高かったのか。」
こけて目に涙を浮かべつつもモカは微笑んでいる。
870 :
53:2006/01/28(土) 22:39:18 ID:FxDo4sK7
そのまま打ったであろう鼻を擦りつつ、緑茶を淹れ始めた。
「玉露って、甘いものと少し苦味があるものがあるんですよね。」
「いや、それはいいんだが…。」
熱湯を受けて、きゅうすの中の茶葉がいい匂いを出し始める。
「それで…なんでしたっけ?」
モカ曰く、少し待ってからのほうが緑茶はおいしいということらしい。
「風邪、ひいてるのか?って聞きたかったんだが。」
「…どうしてですか?」
刹那、モカのいつも陽気な笑顔が、消し飛ぶように消えた。
何かまずいことを聞かれた小学生のように、体を小さくして。
「最近よく咳き込んでるから…心配になってな。」
「…。」
不思議な胸騒ぎがあった。…これ以上聞かないほうがいい。そんな、胸騒ぎ。
871 :
53:2006/01/28(土) 22:40:25 ID:FxDo4sK7
「…モカ?」
それでも俺は問いかけた。…この胸騒ぎが勘違いだと信じたいから。
モカの真紅の瞳に、小さな膨らみが浮かぶ。
それを振り払うように、モカはストンと肩を落とした。
「…やっぱり気づいてたんですね。」
溜め息交じりに呟いたその言葉が、俺の心臓ポンプ運動の速度を異常なまでに上げた。
まだ何も言われていないのに俺は動揺し、口内の肉を噛む。
「どうし…。」
「私は。」
はっきりと意思のある声色で俺の言葉をモカが制した。
何かの決意を固めるかのように、また間が空く。…たった3秒…。
……私──もうすぐ、死ぬんです。
…そう言ってモカは顔を逸らし、肩を震わした。
872 :
53:2006/01/28(土) 22:41:17 ID:FxDo4sK7
「…嘘だろ?」
何十秒も置いて出た言葉がこれしかなかった。
胸騒ぎが、的中してしまった。
「嘘じゃないです…。最近寒くなるにつれて酷くなってるから…。」
「だってお前今は…!」
「今も昔も!本当は蚊なんです!私は『虫』なの!」
普段温厚で、決して敬語を絶やすことのない彼女が、怒鳴った。
前にも怒鳴ったことはあったがこんなに大声を張り上げたのは、初めてだと思う。
心の整理ができなかった。
所詮は人間体型だから…?
俺の血は…『人の形』にしかできなかったのか?
完全に人間には、できない?
「…。私達『蚊』は越冬はできないんです。死ぬしか…ないんです。」
モカの言葉一つ一つが心に響いて、痛かった。
873 :
53:2006/01/28(土) 22:42:20 ID:FxDo4sK7
我慢できずに俺はテーブルの上に伏した。
伏した瞬間から、涙がとめどなくあふれ出した。
伝え、それを迎えるモカが一番辛いのに、俺は愚かにも被害者ぶって泣いた。
「後…どのくらいなんだ?」
なるったけ震える声を隠して俺は残りの時間を尋ねた。
モカの声はずっとずっと、震えっぱなしだ。
「この人間体型のぶんも考えると…2週間くらいです…。」
「…2週間。そんなに短いのか…。」
そんなに長くは過ごしてこなかった。
ある日突然血のせいで人間体型になって、それから同居生活で…。
一度も喧嘩したことなんかなくて、たまにはエッチなことして…。
──…後、2週間。
長く、短い…そんな日々が始まった。
874 :
53:2006/01/28(土) 22:43:30 ID:FxDo4sK7
……
──今年は大寒波が早くに発生しています。
──今年は早めに雪が降りそうですね。皆さんもお気をつけ下さい。
特に何をするでもなく、どうでもいい情報を伝えるテレビをつけたまま俺は寝転がる。
俺のすぐ横…俺の二の腕を枕にしてモカがすやすやと眠っているのが目に入った。
顔色は日に日に悪くなっていき、吸血回数も少なくなってきている。
その証拠に、モカの唇は数日前とは考えられないほどに白い。
その白に染まりつつある唇が、寝言ともとれる言葉を紡いだ。
「…寒い…寒い…です…。」
眉が寄り、体を縮ませると共にモカは俺の体へとその冷え切った体を摺り寄せてくる。
暖められるはずもないのに俺はそのままモカを抱きしめた。
体温が異常なまでに低く、抱きしめる俺の体温までが下がっていく錯覚に襲われる。
決して寝心地がいいとは言えない俺の腕枕で、モカはひたすら体を震わせていた。
875 :
53:2006/01/28(土) 22:44:26 ID:FxDo4sK7
モカの衝撃的な告白から早くも1週間が立つ。
その間俺はモカを助ける方法を探そうと試みたが、そんな方法は見つからなかった。
日々、弱っていくモカを見て俺は段々絶望していく。
今もそうだ。寒さに震えるモカに対して暖めてやることもできない。
「寒い……。」
そう呟き続ける、モカに対して。
「…祐二…さん…寒い…。」
…寝言じゃない。
確かに意思を持ってモカはそう呟いていた。
もうこの状態が3日続いている。
彼女の話では後2週間…だったはずなのに、あまりにも衰えの速度が早い。
寝ても起きても…寒い、寒い、と。食欲もほとんどない。
いっそこのまま楽になれば苦しむことも……そう考えて俺は自分の顔を殴りたくなった。
876 :
53:2006/01/28(土) 22:46:02 ID:FxDo4sK7
アトリだってマリアさんだって、皆心配してくれているのに俺だけ何考えてるんだよ …。
「…モカ。俺はどうすればいい?」
問いかけてみても、返ってくる答えは寒い、とそれだけ。
俺は…学校にも行かず、日々ただ衰えゆくモカの身体を見つめるこの生活が…
いや…何もできない自分がたまらなく嫌だ。
しかし何とかしてあげたいと考えても、何も変わらない。
変わっていくのは、モカの身体だけだ…。
ただ無機質なテレビの音だけが響く静寂の空間の中、玄関の開く音がした。
リビングへ重い面持ちで帰ってきたのは当然、二人。
彼女たちはモカを一瞥し、続いて俺へ視線を移した。
「お姉ちゃんの具合どう…?」
モカを抱きしめたまま俺は答える。…本当は泣きそうで声を出したくなかったのだが。
「寒い、って。やっぱり俺役立たずだな。はは…。」
無理やりに笑いを浮かべ、必死に涙をこらえる。
877 :
53:2006/01/28(土) 22:47:14 ID:FxDo4sK7
しばしの沈黙の後、マリアさんが買い物袋から湯たんぽをいくつか取り出した。
予め頼んでおいた代物…モカの寒さが少しでも軽減できればと思い、頼んだんだ。
「今、これ作るわね。…少しでも暖まればいいんだけど。アトリ、お湯沸かしてくれる?」
いつの間にか俺の横に来てしゃがみこみ、モカを見つめるアトリにマリアさんが優しく声を掛ける。
しかしアトリは離れようとはしない。
その顔は、あまりにも悲痛で。
マリアさんも無理にアトリを呼ぼうとはしなかった。
スッと伸びてくる小さな手の平がモカの額に置かれた。
「…冷たい。昨日よりもずっと冷たくなってる。祐二、これ…。」
アトリが言わんとすることは分かる。
誰だってこの冷温に触れれば分かるだろう。
そのことについて頭では分かってはいたが、言葉にはしたくなかった。
だがアトリが返答を待っている。幼いながらも自分の考えを確証に移そうと
俺に同意を求めている。…黙りこくるわけにはいかない。
こんな幼い子が、現実に立ち向かっている…。…その事実から再び自分を責める。
878 :
53:2006/01/28(土) 22:48:53 ID:FxDo4sK7
「3日前から体温を測ってるけど…29℃まで落ちてる。このままいけば…。」
俺は口を閉ざした。……言いたくない…だけど…。
アトリは唇を一文字にキュッと結び、お湯を沸かし終え夕飯の準備を始めたマリアさんまでが
包丁の音を止めた。
その様子からひしひしと伝わってくるメッセージは鈍感な俺でも分かる。
『分かっているけど、言わないで。』
「……とにかく、少しでも身体を温めるように努力しよう。」
何も言わず、他の話題に切り替える俺。
アトリは深く頷き、台所からは再び包丁の音が響きだした。
「寒い……。」
その言葉を合図にしたかのようにアトリは立ち上がって台所へと向かい
俺は再びモカを抱きしめた。
決して避けられない…残酷な運命からモカを護るように。 ~続
879 :
53:2006/01/28(土) 22:52:29 ID:FxDo4sK7
流すようにフワッと読んでみると、これまた読んでてパッとしない。
食入るようにグッと読んでみると、これまた読んでて荒が目立つ。
文士として精進できていない自分…orz
>>857 むちゃくちゃワロタ。そんなにぞんざいなのかw
お久しぶりです、お待ちしてました
いよいよ、というかとうとう、と言えばいいのか、何ともいえない感じです。
読む方としては…、やはりここからはリクエストをするのはやめましょう。完結をお待ちしてます。
祐二は全然嫌われてないですよ。分かってると思いますけど。
むしろ住人に最も近しい存在なんじゃないかな
ヤバい、泣きそう…
泣いてる場合か祐二何とかしろ!つーか何とかしてくださいマジデ!
蚊タンを救う方法うpした
スベンスカ upp8031 pass:目欄
>>883 自分がズタボロで、一週間動けそうにない…
しばらくは大丈夫?
漏れもモカは助けたいからね。
>884
>53さんがんがれ。超がんがれ。
886 :
53:2006/01/31(火) 23:00:59 ID:WKwZ90B1
>>880 ありがとうございます。最後…また時間かかるかもわからんですが
しっかり完結させたいと思います。
>>881 ウァーン・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚ )ナクナ
>>885 ありがとう。がんがる(`・ω・´)
後半年もすればまた蚊タンの季節だな…と。
がんばれ (*´д`*)
今日は冬の雨。寒いなあー。
うちのあたりじゃ蚊が出てくるまで半年もいらない罠w
ほしゅ
まだ降ってる。信州の>53さんには申し訳ないが、一体今年は何度雪が降ればすむのかね。
モカたちにも暖かい春が来ますようにナムナム
>>890 おまいら、蚊タンは死ぬんでしょ?
どうせ居ても、うるさいだけなんだから別にいいじゃん。
もう限界だろ?はやくあきらめろよ。
その方がいいしくるしくないじゃん。
もうスレも、終わるしな!!ははは!!!
892 :
53:2006/02/09(木) 00:56:12 ID:uZj1cILP
>>890 こっちはもうボロボロに降ってますよ。おかげで雪かきが…
>>891 しっかり受け取りました。おk。
時間的にアレだけど最後までやり遂げたいな、と思う。
皆応援ありがとう。
>891
なに逝ってやがる!あきらめないよ!
>53
もう立春も過ぎたし、啓蟄まで1ヶ月もない。雪かき乙彼、あと少し!
もうちょっとで道路の白線引きが始まるよ、長野にも春が来るよ
894 :
891:2006/02/10(金) 01:55:03 ID:9jm06vIG
あのさぁ、あの流れじゃバッドエンド確実だろ。
もういいかげん、あきらめようぜ。
もうむりごめん。ついていけないわ。
最近あんまり来てないからかもしれないけど
こう、 どんでん返しが今後無さそうだしな。
どう考えてもあかんがな (´・ω・`)
確かに、 最後きになるけど鬱な展開に
なりそうで、みてらんないよ。
米映画みたいに、めでたい最後になんないんだろう!?
だったら、俺は読まないよ。いやマジで。
だけど、最後に言いたい。ごめん、やりすぎた
>895 GJ!画像まで乙華麗でっす
携帯で良くぞココまで。スゲエ
そもそも蚊って時点でダメだな。
血吸われた時の痒さ思い出しちゃうようで
なんか知らんが嫌だ。
藻前らな、何が蚊たんだよ。
血吸う上に、たんまり痒み成分おいてくんだぞ?
そのどこに萌えがあるって言うんだ?
そこよく考えてみればいいよ。
そ
血
な
藻
血
そ
そ
そ血な藻血そそ
そちなもちそそ
素地な餅、楚々
素地は「手を加えていない、もともとの性質or素肌」 楚楚は「清らかで美しいさま」
つまり
>>897は
「余計な事をしていないお餅のように、蚊タンは清らかで美しいスベスベな肌の持ち主ですね」
という宇宙人からのメッセージだったんだ!!!!(キバヤシAA略)
900 :
53:2006/02/11(土) 22:40:39 ID:qvt2cnpj
華麗に900get。いや、特に意味はないです。
>>894 頑張る。ありがとうです。
>>895 わ、わ、わ…後半のお話からは文体ボロボロなので誰も保管なんて
望んでないと思うんだけど…
でも個人的になんか嬉しすぎで、ご飯3杯はいけそうです。ありがとう。
さっき服に干からびた蚊たんがくっついてた……(´・ω・`)
指でつまんだら粉々になった(´;ω;`)
もう衣替えか
>>902 衣替えということで蚊タンに「蝶危ない水着」を
来ていただきたいですね
蚊タンの肌が冷たくなってる
↓
蚊タンが死んじゃった!
↓
「まだ若かったのに、肌だってこんなに…」
↓
”パリパリッ”
↓
「そうそう、”パリパリッ”って…パリパリ!?」
↓
「う~ん、あれ?皆さんどうしたんですか?」
↓
「死んだんじゃあないの?」
↓
「冷たくなってたのは、どうやら古い皮膚だったみたいです。”脱皮”するという
ことをすっかり忘れてました。とにかく『死亡フラグ回避』したみたいですね。」
hosyu
>>906 「死亡フラグ回避」が「死亡的遊戯」に見えた
ブルース・リー乙。
青3号乙。
似たようなアレで「フォーリーブス」もかなり長いこと区切りがわからんかった漏れ
そういやブルース・リって名前のそっくりさんが居たなぁ
保守
913 :
53:2006/02/21(火) 22:03:54 ID:0+ivKCD1
途中報告…。
後半ラストまで執筆完了。後はエピローグだけ。
待たせた分だけ大容量です。
35~45レス使う可能性があるのでテキスト形式でUPも考えてるところ…。
完成したら考えます。
>>806 ワロチwパリパリッって擬音が好き。
待ってたよほー
おいおいおい・・・なんでだ?蚊いるんだが・・・(近畿
蚊に刺されたような痒みがあったから、何故だと思ってたけど、コイツが原因か
>>913 毎日定時に5レスづつぐらいupで焦らしプレイ希望する
某所でSSがそういう形式でうpられた時は毎晩が楽しみだったw
917 :
53:2006/02/22(水) 20:31:45 ID:D0kLIPuX
お待たせしました。ようやく完成です。一気に落とすと読みづらいと思うので
15レスくらいを目安に日分けでいこうかと思いますが
いいから早くしろや、って人は一言お願いします。
では。
918 :
53:2006/02/22(水) 20:35:32 ID:D0kLIPuX
モスキート12『愛しき貴女へ』
「………。」
せめて目を開けてほしかった。
念仏のように唱えていた「寒い」という言葉。
あれから2日たった。
モカはもう話すことはおろか、目を開けてもくれない。
息はある。
規則正しく動く胸が、それを証明していた。
「……モカ。」
呼びかけても決して答えない。
体をいくら暖めようとも、答えてはくれない。
1分刻みでモカの身体は体温が下がっている。
横になりながら抱きしめる俺の体温もそれと比例して徐々に失われていた。
919 :
53:2006/02/22(水) 20:40:56 ID:D0kLIPuX
…もう俺なんてどうなってもいい。
モカを助けたい。
彼女の屈託のない笑顔が見たい。彼女の細い指で触れて欲しい。
…一つ一つの願いが、俺の心を壊していく。
現実を見ろ、と。
もう、モカは助からないんだよな…。
──いよいよ明日には大寒波が日本上陸の見込み
ブチッ
乱暴にリモコンでうるさいテレビを消す。
こんなにモカが苦しんでるのに大寒波?…冗談じゃない。
冬なんて…あるからいけないんだ…。
53様 キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!
あ、でも作品を投下したら今のスレッドが埋まってしまう?
921 :
53:2006/02/22(水) 20:43:42 ID:D0kLIPuX
手に持ったリモコンを放り投げて俺は一旦モカを腕から開放した。
…電気毛布を忘れずに、かけて。
そのままおぼつかない足取りで奥の間から食卓へ向かう。
「あ…祐二。おはよう。」
ちょうど台所から出てきたアトリに出くわした。
この数日間、こいつも全く笑っていない。
俺は眠気を振り払いながらなるべく笑顔で挨拶を交わした。
「…おはよう。マリアさんは?」
「うん。昨日の夜ね、モカお姉ちゃんを助ける方法探すって言って巣に帰っちゃった…。」
目を合わせず、アトリはそう告げた。
まるで何か気まずいことでもあるかのようにアトリは目を逸らし続ける。
「モカお姉ちゃん見てるから…お風呂行けば?少し、顔色悪いし…。」
…やはり逸らす。いつも以上に頭が鈍っているとはいえ、これはおかしい。
922 :
53:2006/02/22(水) 20:45:57 ID:D0kLIPuX
俺はアトリの肩を掴んでしゃがみこんだ。
ようやくその漆黒の瞳が俺に向けられる。
「なぁ、何か隠してるのか?」
普段の俺なら言わないような、あまりにもストレートな言葉。
俺自身が一番驚いている。やはり頭のネジがどこかおかしい。
アトリは別に、といって再び顔を逸らした。
「…なんにも隠してなんかいないよ。…あんたの顔見るのが辛いだけ。」
「俺の顔?」
「祐二の今の顔…やつれすぎなのよ。…辛いの。祐二のこと、好きだから。」
アトリにその言葉を言われたとき、俺の中で押さえていた心の何かが
音を立ててあっけなく──崩れた。
アトリの事も考えずに、ただ目の前にある小さな体を抱き寄せる。
923 :
53:2006/02/22(水) 20:50:38 ID:D0kLIPuX
「くそぉ…!俺っ…何もしてやれない…あいつ苦しんでるのに何もしてやれないんだよ!」
カラン、と音がしてアトリの手からコップが落ちた。
砂糖がたっぷり入っていたであろうココアが床にゆっくりと広がっていく。
この子なら、なんであろうと俺を受け止めてくれる…そんな気がしたからか、俺の独白は止まない。
「このまま黙って見てるなんて嫌だ!でも…何も…俺…うっ…くそ…ぉっ…ひぐっ。」
「祐二…。」
「俺は…最低だ…っ…マリアさんにも迷惑かけて…お前にはっきり気持ちを示してやることすらできない…。」
広がったココアが、床についた俺の膝にしみこみ始めた。
少し段々と触れているココアの温度が下がっていくその様が、モカに置き換えられて
俺はさらに乱れる。
「…俺の命を差し出してでも…うぐっ…助けて…やりたい…。」
話していることは何もかもがめちゃくちゃで。
そんな俺の言葉をアトリは何も言わず、黙ってただただ聞いてくれている。
924 :
53:2006/02/22(水) 20:52:54 ID:D0kLIPuX
「…俺っ…もう…どうしたらいいか…ぁ…ひぐっ…っあぁ…あああぁぁぁ!」
「…祐ちゃん。」
「…っく…ぐすっ……え…?」
ある特定の人物にしか呼ばれたことのない、その名前をアトリが口にした。
スッ、と背中に回される細い腕。
片腕は背中へ、片腕は俺の頭へと置かれた。
「…祐ちゃん。大丈夫。あなたはいい子。」
とても柔らかな口調でアトリは、母親が子を諭すように語っている。
──そう、母親のように。
「いい?言ったでしょ?あなたがね、「今できること」を貫けばいいの。
今あなたは自分が出来ることを精一杯しているじゃない。…それで彼女は幸せなんだよ?」
「…なんで…。そのしゃべりかた…。」
俺は一度、抱きしめているアトリを離した。
925 :
53:2006/02/22(水) 20:55:12 ID:D0kLIPuX
服装も、触覚も、体格も全て。
その瞳も、いつもと変わらぬ見るもの全てを惹きこむ黒。
何も外見は何も変わってないのに、どこかがアトリと違うような気がする…。
そのうちアトリはその細い指で、俺の目元を苦笑しながら拭った。
「馬鹿だねこの子は…。男の子は簡単に泣くんじゃありませんよ。」
…間違いない。どうしてかは分からないけど…これは…。
「母さん…?」
「…あたしね…実は…祐二に会うのは今回が初めてじゃないの。」
再びアトリの口調が元のそれに戻った。
瞳の奥に宿っていた不思議な感覚も、消えうせていく。
「え…アトリ?」
「祐二がまだ12歳の頃。あたしは、祐二の家の庭に住んでた…小蟻だったんだ。」
926 :
53:2006/02/22(水) 20:57:38 ID:D0kLIPuX
目を下方向に逸らし、俯きつつアトリは続ける。
「その時ね、あたし一匹で迷子になっちゃって…。夏だったし、雑草がぼーぼーでさ。」
えへへ、と微笑み、触覚をしきりに擦り合わせる。
「そしたら祐二、凄くかわいそうって顔してあたしを巣に戻してくれたの…覚えてる?」
「…いや。」
そんな日常の一片なんて人間が覚えているはずもなく、俺は首を横に振った。
アトリは少し残念そうに俯き胸に手を当てて、瞳を閉じた。
「それ以来…あんたのこと忘れられなくて。ずっと想ってた。…いつも見てたの。」
「……。」
「日常も全部見てたから、あんたのお母さんの真似もできる…。こうすれば祐二が少しでも安心
するかな…って思ったの。…ごめんね?」
やっぱり、こんな小さなアトリよりも俺のほうが子供なんだな…。
泣きつくことが恥ずかしいんじゃない。
…これを子供に教えられることが大人として恥ずべきことだった。
927 :
53:2006/02/22(水) 20:59:55 ID:D0kLIPuX
何も言わず再びアトリを抱きしめる。
「…アトリ。ありがとう。」
「やだ…好きでもないのに抱きしめないの。あたしどうしていいか分かんないよ…?」
そうは言っていてもアトリは俺の広い背中を必死に抱き返してくれている。
その温もりは、アトリの小さな体から目いっぱい俺に伝わってきていた。
……。
ひとしきり俺達は抱きしめあうと、どちらからともなく離れた。
お互いに見つめあい、そして頷く。
何に対して頷いているのかがこれでは分からないが、これでいい。
俺とアトリはきっとこれで分かり合える。
…分かり合っていることが、アトリにとっての愛であり俺にとっての勇気だ。
「あ~ぁ…祐二のせいでせっかく作ったココアが。…ふふ…。」
アトリは、小さな体の中にある巨大でとても暖かい心で俺を勇気付けてくれた。
…俺にとってアトリ…いや『彼女』はやっぱりかけがえのない存在なんだ…。
928 :
53:2006/02/22(水) 21:02:17 ID:D0kLIPuX
「ごめん。床拭くの手伝うよ。」
「いいよ。これ、あたしが拭くから。その代わりさ……ん~。」
てっきりアトリは先ほどまでと一変し悪戯笑いを浮かべて、瞳を閉じたまま
顔を近づけてきた。
…何だ、どうしろと?
「あの…アトリ?」
「あぁぁっ!鈍い!お駄賃っ!…ほらぁ…ん~。」
その意外に笑える顔を見つめつつ、ようやく俺は理解した。
が、なんとなくできない。
激しく悩みぬいているとアトリからブーイングが飛んできた。
「何してるの!もう!ちょっとだけでいいから!…ちょっとだけ。ん~っ!」
…さらに激しく突き出してくるアトリ。
が、やっぱり葛藤は止まらない。…モカの緊急時にこれはちょっと。
929 :
53:2006/02/22(水) 21:05:11 ID:D0kLIPuX
すると今度はアトリの口調が瞬時に変化した。
どうやら作戦変更らしい。
「…祐ちゃん?どうしたの?お母さんのこと…嫌い?」
「ぐおおっ!卑怯!卑怯だ!長年親不孝してる俺に向かってそれは卑怯だぞ!」
「んふふふっ!…『お母さん、寂しいわ…やっぱりご老体は家で寝ていればいいのね?』」
悪戯笑いを見ながら俺は、アトリの気遣いにうすうすと気がついていた。
…俺を元気付けようとしている。
俺の気持ちがアトリに向かないから…あいつが一番苦しいのに
アトリはそれでも一生懸命に俺を元気付けようとしてるんだ。
……ホント、俺は馬鹿だな。最低だよ。
「分かった、分かったって…。母さんの真似はやめてくれよ。」
「おっけー。いいよ。ちょっと楽しかったんだけど…まいっか。じゃ、ほら。ん~。」
瞳を閉じて待つアトリに、俺は静かに唇を重ねた。
930 :
53:2006/02/22(水) 21:11:17 ID:D0kLIPuX
あー…120秒規制のせいでうまく投稿できないし…
区切りがいいので今日はここまでで。
やっぱりテキスト形式をとったほうが効率的かな…。
53さんキテル!待ってましたよー。120秒って連投には結構長いね。
どうぞやり良いように進めてください。待ってます
>53
スレの残りが微妙だけど、漏れはこのまま貼って欲しい。ケータイでも読めるし。
続きたのしみにしてます。
レスを付けたいが埋まってしまうw ともかく、見てます。
934 :
53:2006/02/23(木) 19:34:48 ID:bwToB0O7
>>932 そうか…携帯の人を忘れてた。
できる限りこちらに貼りますが、危なくなってきた場合はテキストに切り替えます。
ご了承下さい。
しかも直貼りはただいま2分規制のため、投下が凄くゆっくりです。
こちらもどうかご容赦を。
では、続き。
935 :
53:2006/02/23(木) 19:38:25 ID:bwToB0O7
─────────……。
「…ふぅ、ん。やっぱり。…これしかないのね。」
帰宅途中の裏通りで、彼女…マリアは珍しく緊張した面持ちで歩いていた。
その両手には一枚の薄っぺらい羊皮紙が広げられている。
段々と日が短くなって来るこの時期。
逢魔刻と呼べる時間帯である。
「……あの子、なんて顔するかしら。でも私だって本当は…。」
街灯がふいにパッと彼女の黄金の髪を照らし出す。
その人工の光に自然に触覚が反応し、揺れる。
「残してきた子供たちにとっては残酷だけど…。そうね。アトリにとっては…。」
クスリ、と一瞬微笑を浮かべて彼女は歩調を速めた。
その瞳は、すでに深海の蒼ではない。
彼女の全てが込められた深森の碧と化していた。
936 :
53:2006/02/23(木) 19:40:53 ID:bwToB0O7
ふ、と風が頬を通り抜けた。
夏の余韻を僅かに残す風は、暖かさが微塵にしか感じられない。
「この風…前より冷たくなってる。」
徐々に暖かさを失ってゆく風。それは、一人の女性を連想させた。
彼女に今回の『決意』を固めさせた張本人…モカ。
五感全てを研ぎ澄まし、彼女は風を感じた。
その髪で。その触覚で。その頬で。…その心で。
段々と日が沈んでいく。
彼女の儀式が、始まろうとしていた。
日が落ちると共に、彼女の『力』が瞳に集中していく。
「でも…大丈夫よ。必ず助けてあげる。だってあなたも…。」
彼女の瞳の色がまた変化し、彼女の視界が若干揺らぐ。
…彼女は意志を再確認するように、再び言葉を紡ぎだした。
「…私の、娘ですもの。ね、モカ…。」
937 :
53:2006/02/23(木) 19:43:47 ID:bwToB0O7
──────……。
ドクン
今。今しかない。もう、今しかない。
これ以上先はもう望めない。
まだ少し寒い。だけど。
今しか…ない。
いつか祐二さんが言ってたっけ。
あれは…そう。一緒にドラマ見てた時。
その中の台詞で男の人が言ってた。
「ろうそくが消える前が一番輝く。…お前は今、輝いてるよ。」って。
ねぇ…祐二さん。言葉にはできないけど、聞いていいですか?
私、今───……輝いて、いますか?
938 :
53:2006/02/23(木) 19:46:05 ID:bwToB0O7
もしも輝いているなら、私の最後のお願い聞いて欲しいです。
最後の、輝きの煌きを受け取って欲しい…。
もう、今しかないんです。私は今しか起き上がれない。
後数時間でもう終わってしまうから…消えてしまうから…。
最後に…あなたと私の結晶を作りたい。
消える私が残せる、唯一の、生きた証と愛の結晶。
祐二、さん…。ううん…私の…旦那様…。
──────……。
939 :
53:2006/02/23(木) 19:48:21 ID:bwToB0O7
首がガクンと崩れた衝撃で俺は飛び起きた。
辺りが若干以上に暗く、時計すら見えない。
…背中に感じる冷たい風が、なんとなく時刻を知らせてはいたが。
でも風が流れ込んでくるなんてことがあるのだろうか。
モカの体温が下がっているときに奥の間の窓を開けるなど
俺はそんなことはしない。
不審に思って俺は座ったまま後ろを振り向いた。
満月がちょうどいい位置に来ていた。
家の中を照らすような角度で、俺に顔を向けている。
だが、俺はそれよりもとても大きな事実を目の当たりにした。
──モカが、起きている。
940 :
53:2006/02/23(木) 19:50:39 ID:bwToB0O7
いつも以上に儚げに彼女は月を見つめていた。
布団から上半身だけを起こし、ただひたすらに。
その様子は月に帰らねばならないかぐや姫か、月を臨み浜辺で歌う人魚か。
…そんな、錯覚すら覚えるほどに彼女は寂しげで、儚げなんだ。
起きたら散々言いたいことがあった。「大丈夫か」「気分は?」「何か食べるか?」
でも、俺は声を掛けられない。
これは喜びからでもなんでもなく…ただ、その姿に対して声を掛けづらい。
何か重大なことを秘めている…そんな圧迫感。
「……こんばんは。祐二さん。とってもいい月ですよ。」
思わず体が跳ね上がった。静寂の中突然声を掛けられたせいだろうか。
俺は舌足らずのように、ただ普通に挨拶を返してしまう。
「…あ、あぁ…月が、そうだな。」
情けなくも日本語すらままならない。
941 :
53:2006/02/23(木) 19:52:55 ID:bwToB0O7
「クス…どうしてそんなに緊張してるんですか?」
「いや…緊張なんかしてない。…そうだ、モカ…その…もう起きて大丈夫なのか?」
モカは月を見ているばかりで決して振り返ろうとはしない。
だが、その声色は明らかに悪くなってきている。
「…はい、今は。」
「今は…ってお前。」
「もう時間がないんです。…これが、最後です。」
そう言って振り向いたモカの顔は、病的なまでに白い。
瞳の紅蓮は何故かより一層の輝きを見せ、顔とは驚くほどに
ミスマッチ…だろう。
「最後…。」
改めて再認識する。モカの身体はもう持たない。
分かってはいても奈落の底に落とされた気分になってくる。
942 :
53:2006/02/23(木) 19:55:13 ID:bwToB0O7
「だから…最後のお願い聞いてくれますか?」
「……モカ。」
モカの一筋の涙が月明りに照らし出され、輝いた。
何も言わずに俺は奥の間へと歩き、モカの布団へ腰を下ろす。
「祐二…さん。私をいっぱい愛してください。最後まで…終わる、その時まで…。」
「俺も…最後までお前を愛したい。お前の全ては俺の腕の中で受け止めるよ。」
気がつけば俺も涙を流していた。
モカが消えることが悲しいのではない。…最後まで繋がっていける俺自身が嬉しかった。
「…あ…後もう一つだけ。」
俺に身を預けようとしたモカが顔を上げ、恥ずかしげに言葉を発した。
「…ん?」
「あの…祐二さん…私、もし、できたらですけど…祐二さんの子供が欲しい…。」
「結構モカとはしちゃってるから…もうできてると思うぞ。」
943 :
53:2006/02/23(木) 19:57:30 ID:bwToB0O7
俺が苦笑し、モカを抱き寄せる。
「いいんです。念には念をって… 言うじゃないですか。」
「じゃあ俺にも約束してくれよ。無理…かもしれないが。」
「…はい?」
大きく深呼吸して、モカにその『約束』を伝える。
「産んでくれ。元気な子を産んで欲しい。」
モカは身をよじらせて、俺の胸に顔を擦り付けつつ笑った。
「ふふ…はい。分かりました。それだけは必ず約束します。」
「それでいい。…じゃあ、モカ。始めようか。」
モカを仰向けに優しく押し倒して、俺は開始を告げた。
黒髪が大きくばらけて、布団に広がっている。
「…はい。私を最後まで…見てください。」
そしていつもの通り、俺達の育みは口付けから始まった。
944 :
53:2006/02/23(木) 19:59:49 ID:bwToB0O7
──────……。
気がつけば祐二の部屋で寝かされていて…下に降りてみれば
モカお姉ちゃんが起き上がっていた。
とても悲しそうな後姿で月を見つめていた。
…うん。もういいの。この先は何も思わないことにする。
あたしはこれでいいの。
嫉妬なんて真似はしないよ。
このままあたしはこの家を出て行くから…。
祐二とは別の意味で深く分かり合えた気がする。
あいつもあたしの気持ちのことでたくさん謝ってくれたし
理解もしてくれたんだもの。
…もう、いいの。
祐二…モカお姉ちゃんはもう…凄く短いと思うけど幸せになってね。
945 :
53:2006/02/23(木) 20:02:09 ID:bwToB0O7
「…そう。幸せに、なって。」
心の中で思ったことをあたしは言葉にして決意を固めた。
「さよなら…祐二。」
……よし。言えた。
あたしは音を立てないように、玄関から出て行った。
巣への暗い夜道をひたすらに走る。
走りながらあたしは、未練がましくこんなことを思っていた。
「…あんたがあたしを忘れた頃。もっと美人になって帰ってくるから。にひひっ…。」
自分でも気色悪いなーなんて笑いを浮かべてあたしは走り続ける。
実はこんなに走り続けるのにはもう一つ…とても心配なことがあるから。
お母さんの帰りが遅すぎる…。
946 :
53:2006/02/23(木) 20:04:26 ID:bwToB0O7
実はあたしの巣は祐二の家から30分ほどの場所にある公園の茂みの中にある。
この前2~3日帰ってこなかった時は、あたしのお姉ちゃん達と遊んでたから遅かったんだけど…。
調べ物して帰ってくるのにこんなに遅くなるのは少しおかしい。
お母さんはああ見えて凄く博学な人だからそこまで困らないとは思う。
だから、余計に…。
公園の茂み近くまで通常の半分の時間で到着した。
そこで、一旦本来の姿へと戻るべく精神を集中させる。
祐二の血を浴びてから作られたこの体から、本来の姿へ戻ることは
あたしにとってほぼ絶望だった。
そんな時、お母さんが現れて…そう。元に戻る方法教えてくれたんだっけ。
極度の精神集中とかなんとか言ってたけど…やるのは初めてなのよね。
一瞬の風が体を通り抜けたような感覚の後、フワリと体が浮いた。
…でも、その時。あたしの蟻としての感覚が反応し、それは中止された。
947 :
53:2006/02/23(木) 20:06:44 ID:bwToB0O7
近くにお母さんの反応がある…!
しかもその反応は一向に動く気配がない。
迫り来る焦燥感と闘いながらも、あたしは目を閉じて触角の感覚を鋭敏にした。
五感のうちの一つ、視覚が閉ざされ、変わりに聴覚が研ぎ澄まされる。
耳の鼓膜に響いてくるのはここちよい夜風の、ここちよい風音。
…ただ、それだけ。
もしお母さんが仮に、人間体型のまま倒れているとしたら呼吸があると思ったのに…
その期待は『ハズレ』だった。
…だけど。
──……シリア。
聞こえた。
息ではなく、発せられる声でもなく、それは意識に響くお母さんの声。
親子だから分かるのか、あるいはお母さんの不思議な力なのか。
私はとにかくその声に従って、突き進んでいった。
948 :
53:2006/02/23(木) 20:09:07 ID:bwToB0O7
──────……。
「…っぁ…はぁっ…はぁ…祐二さん…熱い…。」
「すぐ慣れる。…気分は大丈夫か?」
「んっ…んぁっ…は…だ、大丈夫…です。気持ちいい…。」
モカの体が、少しずつ俺の唾液にまみれていく。
全身全てを愛撫して、少しでも体温をあげようかなどとでもいうように。
実際モカの体温は何故か上がっていた。
最初に触れたときよりもずっと暖かく、そして安心する温度になっている。
「…なんか…いつもより…敏感に…ぃっ…あっ!」
舌が全身をくまなく這い回り、最後に彼女の秘部へと到達する。
そこはすでに濡れそぼっており、奥からもとめどなく彼女の愛液が溢れていた。
「モカ…結構感じちゃってる?」
「んっ…もう…祐二さんてば、最後まで意地悪です…。」
窓から差し込む月明かりがモカの真っ赤な顔を照らし出し、俺の顔をほころばせた。
949 :
53:2006/02/23(木) 20:11:24 ID:bwToB0O7
「ごめん。…でもモカ可愛いから。」
「っふふ。祐二さんは本当に率直にものを言いますね。…あ、そうだ…。」
久しぶりにモカの触角がピコン、と動いた。
何かを思いついたらしい顔つきのモカは、ゆっくりと起き上がる。
「祐二さんの…、私のお口でしたいな…。」
いつにも増して色の強い赤の瞳が、うるる、と潤んだ。
こっちからお願いしたいくらいのことを断るはずもなく…。
「ん…じゃあお願いする。」
「はい…。では、最後のご奉仕。…頑張りますね。」
モカは俺を仰向けに寝かせると、俺のそそり立ったそれを手で優しく包んだ。
細く、きめ細かな指に触れられて勝手にビクン、とそれが反応してしまう。
「ちょっと触っただけなのに…ビクッ、て。可愛い…。」
その反応がお気に召したのかモカは手を上下させて、しごき始めた。
950 :
53:2006/02/23(木) 20:13:44 ID:bwToB0O7
「ごめん。…でもモカ可愛いから。」
「っふふ。祐二さんは本当に率直にものを言いますね。…あ、そうだ…。」
久しぶりにモカの触角がピコン、と動いた。
何かを思いついたらしい顔つきのモカは、ゆっくりと起き上がる。
「祐二さんの…、私のお口でしたいな…。」
いつにも増して色の強い赤の瞳が、うるる、と潤んだ。
こっちからお願いしたいくらいのことを断るはずもなく…。
「ん…じゃあお願いする。」
「はい…。では、最後のご奉仕。…頑張りますね。」
モカは俺を仰向けに寝かせると、俺のそそり立ったそれを手で優しく包んだ。
細く、きめ細かな指に触れられて勝手にビクン、とそれが反応してしまう。
「ちょっと触っただけなのに…ビクッ、て。可愛い…。」
その反応がお気に召したのかモカは手を上下させて、しごき始めた。
951 :
53:2006/02/23(木) 20:16:02 ID:bwToB0O7
「っぉ…モカ…それやばい…。」
モカの手つきはとんでもないほどに、いやらしい。
あまり触らせたことはないのに的確に俺の弱点をついてくる。
「いつも祐二さんと一つになってるんですよ?…弱いところぐらい知ってます。…こことか。」
そう言って、中指で亀頭の左側根元を擦りあげた。
「…ああっ…!」
背中に電流が流れたと思うほどに、俺は仰け反る。
それをモカは面白がり、さらに弱点を擦りあげ、時には焦らしてつづけた。
「やばい…やばいっ!モカっ…!」
「…っとと…ダ~メ、ですよ?まだ『ご奉仕』してませんからね…。ふふ。」
俺がイきそうになると、モカはそのしごく手を休めて俺の射精感が収まると
再び上下運動を開始する。
まさに、地獄。モカってこんなにサディストだったっけか…。
腹の底から湧き上がる苦笑をなんとか留めて、モカに身を任せる。
952 :
53:2006/02/23(木) 20:18:19 ID:bwToB0O7
「じゃあ…いきますね?…あむ。」
その比較的小さな口に俺の亀頭が控えめに納まった。
たったそれだけなのに、早くも強烈な射精感が襲ってくる。
「っ…!」
「ん…ちゅ…ぢゅる…んん…。」
あっという間にモカは口内を唾液で満たし、それを潤骨剤として
舌を右往左往と這いまわせた。
「…っくぁ…っ…モカっ…ペース早いって…!」
襲い来る快感の中、モカを制してみようと試みるもやはり無理。
俺の反応を楽しむように、モカは初期の頃など比べ物にならないくらいの
舌技を駆使してくる。
「ぇる…ん~…ちゅっ…ちゅむ…。」
ぞわわ、と背筋に走る何か。モカの舌が裏筋を這った証拠だ。
「…んぅ…んふふ…ぷぁ…れる…はむぅ…。」
953 :
53:2006/02/23(木) 20:20:43 ID:bwToB0O7
しかも焦らされてる。
モカ…何か凄く『責め』がうまくなってますね。…もしかしてマリアさんの入れ知恵か?
ソフトクリームを舐めるようにゆっくりと舐め、咥えたらすぐに離すという快感地獄。
「モカ…やめ…。」
「んー…?らめれすよぅ…んふふ。んぷ…ぁ…。」
モカは上目遣いに俺を見つめて、その瞳を可愛げに細めた。
…と。
ビリッ
亀頭の敏感な尿道付近に強烈な痺れが発生した。
「あ…っ…何だこれ…!」
その感覚はやがて亀頭全体を包み込むように伝わっていく。
「…ん…ちゅ…。これ…蚊の唾液成分ですよ。うふふ、気持ちよく、なってきませんか?」
食らった時は痛かったが、中々どうして気持ちよくなってきている。
954 :
53:2006/02/23(木) 20:23:01 ID:bwToB0O7
「でもモカ。これ身体に悪影響な気もする。」
「大丈夫ですよ。…それじゃあ、そろそろ慣れてきたと思うのでラストスパートですね。」
「ラストスパート…ってモカ…うわわっ!」
再び控えめにモカの口の中に納まった俺の亀頭。
しかし快感は先ほどの比ではない。
まるで初めて皮を剥いたときのように、初めてその敏感な部分を空気に晒した
あの時のように亀頭そのものが敏感になっている。
「ちゅ…んぷ…ぁ…はむぅ…。」
そこへ持ってきてモカの追い討ちのような強烈な舐めまわしに、俺はあっけなく限界を迎えた。
「無理…モカ…っ!」
「…ん…ちゅ…ちゅう…んんっ…!」
俺の言葉に合わせるようにモカの愛撫の仕方が変化した。
中の精液を抜き出さんとするばかりに吸い上げていく。
955 :
53:2006/02/23(木) 20:25:21 ID:bwToB0O7
そして、俺はモカの口内で果てた。
「…っっぅ…!」
ビクッ…ドクンッ…
イチモツが激しく脈動し、ひたすらに先端から白濁液を放出する。
「んんっ…!んっ…んく…っ…あ…ん…ちゅ。」
それをモカは若干苦しそうに、飲み込み始めた。
「…ん…けほっ…けほっ…。」
「ちょっ…モカ!大丈夫か!」
むせ返り、口元に手を当てるモカ。
だがモカはにこーっと満面の笑みを浮かべた。
「凄く喉に絡み付いてきて…うまく飲めませんでした。えへへ…。」
そのカラッとした様子に、思わず苦笑する。
「…馬鹿。無理するなっての。」
「蚊はこうしたほうが赤ちゃん作りやすいですよきっと。」
…果たしてそうか?確かに血を吸ってどうとかは聞いたことあるけど…。
956 :
53:2006/02/23(木) 20:27:40 ID:bwToB0O7
そんな姿でも笑顔のモカに俺は迷わずキスした。
自分の体液がモカの口についているとかお構いなしに、深く、深く。
汚いうんぬんではなくて、今俺の心にある感情は一つ。
──愛しいから。
キスをしながら、お互いの指をからませて俺達は布団へと沈んでいく…。
──────……。
「お母さん…何で…?」
蟻の感覚を頼りにあたしが向かった先…それはいかにも人目につかなさそうな
公園の奥の林を回るための道に、お母さんは倒れていた。
蟻の証でもある力強い二本の触覚をだらしなく垂らしながら。
急いで抱き上げてみるものの、お母さんは目を瞑ったまま…。
「…ねえ…お母さん…。」
「……。」
957 :
53:2006/02/23(木) 20:29:58 ID:bwToB0O7
呼吸はある…だけど…とても荒い。
抱きかかえるあたしの腕の中で、お母さんは手を動かしてあたしの頬に触れた。
そこにいる誰かが娘であることを確認するように声を発する。
「シリア…?」
「うん。あたし…。お母さん…何があったの?」
お母さんは瞳を開けようとはしない。道脇の外灯が私達を優しく照らし、そして瞬いた。
「…ごめん、ね。私…もう目が見えないのよ。」
…本当に、何が。
何が、あったのだろう。常日頃、決して『挫ける』ことも『倒れる』ことも知らなかったお母さんに一体何が。
「今から話す事…よく聞きなさい。」
「…うん。」
驚くほどに冷静な自分がそこにいた。
命の灯火がすぐにでも燃え尽きそうな母を目の前にして、こんなにも冷静なあたしが。
お母さんは、荒い息を抑えつつ静かに語り始めた。
958 :
53:2006/02/23(木) 20:32:17 ID:bwToB0O7
「…いい?お母さんはね…シリアと違って『血』でこの身体になったんじゃないのよ。」
これが最後だよ、とでも言わんばかりにお母さんはあたしの本名を連呼し、続ける。
「長年…養ってきた女王の『力』。特別な『不思議』でこうなった…。これは知ってるでしょう?」
「前に…聞いたよ。」
外灯が瞬くのと同じ瞬間、お母さんもまた息継ぎをするように大きく深呼吸した。
「この『力』の中の一つにはね…女王が息を引き取るその間際に娘を延命させるっていう力があるの。」
「…延命?」
「そうよ…ん…けほっ…。だから…『私の娘』を延命させたの。彼女…子供が欲しいって…げほっっ!」
深夜の公園に、ひとしきり大きな濁音が響き渡った。
「お母さ…!」
「聞きなさい。……あの子も私の娘なの。…ごめんね、シリア。あなたにはほとんど母親らしいことしてあげられなかった…。」
お母さんの閉じられた瞳からは、一筋の涙が零れ落ちていた。
その涙を拭うこともせず、お母さんの細い指はあたしの頬に触れている。
959 :
53:2006/02/23(木) 20:34:38 ID:bwToB0O7
「…お母さ…ん…っっ…えぐっ…!」
「もう…。泣かないの。次期女王はあなたなのよ…?」
「だって…ふぇっ…ぐすっ…あたし…!」
お母さんを支えているから、あたしは溢れ出る涙を拭えなかった。
とめどなく溢れるそれを、代わりにお母さんが指で拭ってくれる。
「…ふふ。本当にもう…どうしようもない子ね。」
「うっ…ぐっ…ひぐっ…。」
微笑みながら、お母さんはいつかのように頭を撫でてくれた。
子供の頃からあたしがなくとお母さんはいつもこうして慰めてくれたっけ…。
そういう時はいつも大人しく泣き止んでいたけど… 今は決して、泣き止めなかった。
「…本当に…ごめんなさい、シリア。残してあげられるのが女王の座だけで…。」
「いい…からっ…!そんなのいいからぁ…っ!一人にしないでよぉ…!」
顔をくしゃくしゃにして、我侭にも無理なお願いをするあたし。
960 :
53:2006/02/23(木) 20:36:59 ID:bwToB0O7
少しの沈黙の後、お母さんは口を開いた。
それを、最後の言葉とするために。
「…シリア。私のところに産まれてきてくれて…本当にありがとう。そして…」
──さようなら。世界で一番愛しい、私のシリア──…。
その言葉と微笑みを最後に、お母さんはそのままあたしの腕の中で事切れた。
…微笑んだ、その顔のままで。
「……嫌だ… 嫌だよお…お願い…ねぇ…一人にしないで…!」
ゆすってもゆすっても、あたしのお母さんは動かない。
ただ安らかに静かな微笑みを浮かべて、あたしの腕の中で眠っていた。
お母さんの最後の笑顔すらも飲み込んでしまいそうな夜の闇に向かって
あたしはひたすらに叫んだ。
人目も、時間も、言葉すら気にせずにただ、ひたすらに。
961 :
53:2006/02/23(木) 20:39:19 ID:bwToB0O7
「いやあああァァァァァァァッッ!」
あたしは…なんてバカだったんだろう。
人間の男一人を追い続けたがために、一番大切な人を失ってしまった。
どれだけその男が大事でも、常にそれ以上の絶対的存在であるその母を。
腕の中で、安らかに眠る母に問いかける。
──ねえ、これでよかったのかな。
──あたしが祐二を追い続けなければ。
──こんなことにはならなかったの?
…答えてよ。お母さん…。
でも、その答えはもう自分の中では出てたんだ…。きっと。…きっと。
あたしは、お母さんの体を地面に置くと溢れ出る涙も止めずに本来の姿へと戻っていった。
お母さんもまた、いつの間にか戻っていく。
…いつかまた、祐二に会えるその日まで…女王として生きていくために。
962 :
53:2006/02/23(木) 20:42:13 ID:bwToB0O7
何だかんだで1時間浪費。今日はここまでで…。
なんとか後半終了まではいきそうな感じです。
エピローグが投下中止になってしまいそうですが…テキストじゃないと。
964 :
53:2006/02/23(木) 21:32:04 ID:bwToB0O7
>>963 次スレ…結局それが一番いいんだけども。
なんか、もうすぐ終わりなのに次スレっていうのも気が引ける…。
ここは住人の皆様の意見次第かな…。次スレ立ててもいいのかどうか。
テキストうp&暇な方が張るっていうのも相手方に迷惑な気が。
困った文士で申し訳なく…。
うっ、アトリ…お母さん…
・゚・(つД`)・゚・
…目から水が溢れて止まらない(つД`)
>>53氏がそう思う気持ちも解ります。
しかし、レス残りも少ないし中途で切れてしまうならば、仕切り直しとして新スレで残りを始められても…
968 :
53:2006/02/24(金) 20:10:04 ID:LfhtcC7j
>>967 後半は今回が最後です。
中途で切れることはない…と、思います。計算では収まっているので。
切れるとすればエピローグだけですけども。
では、後半ラスト投下します。
969 :
53:2006/02/24(金) 20:12:18 ID:LfhtcC7j
──────……。
「ん…っ…っ!」
キスの途中…突然モカの瞳から涙が零れた。
一瞬だけ戸惑ったが、聞いてみる。
「…モカ?」
「……リアさん…。」
俺に聞こえないような小声でモカは何かを呟いた。
「…?」
「いえ。なんでもないです。えへ…嬉し涙ですね、きっと。」
今の事について話す気はさらさらないようだ。
…大丈夫。モカは俺に隠し事をするような奴じゃない。
何か…引っかかるものはあるけど深くはやめておこう…。
「モカ…もう、いいか?」
そんな雑念を頭に浮かばせていたが、行為はもうラストスパートへ移行しようとしていた。
970 :
53:2006/02/24(金) 20:14:33 ID:LfhtcC7j
俺の『確認』に、モカはニパッといつも以上の笑みで返してきた。
「…はい。じゃあ…このまま。この姿勢のまま…祐二さんの顔が見えるように。」
「そっ…そういう恥ずかしいことを耳元で囁かないで…。」
モカの上に覆いかぶさり、キスをした後の耳元囁きは破壊力抜群である。
…と、ふざけたことも考えて苦笑しているものの…ここからは俺達にとっていつも以上に重要な
行為となってくる。
おふざけはなし。…ただ、瞳にモカだけを映して。
「さてと…じゃ、いくぞ?」
「ん…お願いします。」
ゆっくりと…濡れそぼった秘部に俺のものが埋まっていく。
971 :
53:2006/02/24(金) 20:16:49 ID:LfhtcC7j
ヌプゥ……
「んっ…入って…。」
「…入った。…モカ、どうだ?」
俺のその意味の篭った『どうだ』にモカは期待通りの言葉を返してきてくれた。
「…まだ、大丈夫です。でも…急いで。もうあまりもたない…。」
本当はこんなことしてる最中に言ったり思い出させたくはないんだが、仕方ない。
「いつもよりペース上げるから…。少し我慢な。」
「っ…それはいいんですけど…突然ですか…ぁっ…!」
挿入直後から俺は一心不乱に腰を振り始めた。
自分の思いのたけをその動きにこめるかのように、激しく。
まさしく獣のように振舞う自分自身を客観的に俺は見つめてみた。
…やっぱりこの場合文字通り『男は狼』かな。
972 :
53:2006/02/24(金) 20:19:04 ID:LfhtcC7j
「んぁっ…あっ…んっ…くぅっ…!」
お互いが一つとなり、静寂な月下に響き渡る卑猥な肉音を奏でる。
その音の鳴る場所…繋がったその場所からはとめどなく透明な液体が溢れ出ていた。
時に激しく、時に優しく。
気がつけばモカも自分から微弱ではあるものの、腰を動かし始めていた。
「っあ…はっ…あんっ…!祐二さぁんっ…!」
名前を呼ぶモカの口をそのまま唇で塞ぎ、愛を確かめるようにお互いの舌を絡ませあう。
指もまたそれと同じく絡み合い、そして握られていた。
…離したくない。離れたくない。
否。
──離さない、という思いをそこに込めて。
普段よりもより深く密着し、行為に没頭しているせいか俺は限界を迎えようとしていた。
自然と体がモカの『奥』を求め、潜り込んでいく。
973 :
53:2006/02/24(金) 20:21:20 ID:LfhtcC7j
「っっ…祐二さっ…奥に来てる…!うぁっ…!」
「苦しいか?」
俺の問いにモカはやはり、眩しく咲く花のような笑顔で答えた。
「いいえ…祐二さんを奥で感じられて…。それよりも、そろそろ…?」
「…ああ。最後まで、一緒にいこう。」
笑顔の裏に隠された悲愴を隠し、俺達は最後まで繋がっていく。
「奥っ…ダメ…擦れちゃって…私っ…あっ…あぁっ!」
「っっ…モカッ!」
果てる瞬間眩しすぎるほどの白い光に包まれて、俺はモカの涙を見た。
今まで流したそれらとは違う…なんだろう。光の加減かもしれないが。
あれの色は…澄み渡るような蒼。
何故か薄れていく意識の中で、瞳から零れる蒼を見て思い出した。
瞳の蒼、それはマリアさんの色。こんなときに何故あの人が出てくるのか…。
自分でもおかしかった。
974 :
53:2006/02/24(金) 20:23:37 ID:LfhtcC7j
そういえば、アトリはまだ寝てるんだっけ。
マリアさん巣から帰ってきたかな…。
…なぁ、モカ?
…モカ?
視界が一面の白で覆われ、何も見えない。
でもその視界はとても暖かかった。
ちょうどモカの胸の中にいるような、そんな暖かさ。
モカ…。この光が消える頃にはお前はいないんだろうか。
俺の元から消えていってしまうのだろうか。
あの楽しかった思い出も、悲しかった思いでも全て。
──また、独りぼっちになっちまうのか…?…はは。
──なぁ…モカ…約束したこと、忘れるなよ。
──元気な子を俺のために…お前のために…産んでくれ。
──────……。
975 :
53:2006/02/24(金) 20:27:22 ID:LfhtcC7j
──────……。
窓から差し込む陽光が、まぶたを刺激した。
突き刺さるような光をさえぎるように俺は起き上がった。
「………。」
隣を見てみるも、すでに愛しい彼女はいない。
むくろも残さずに消えてしまったというのだろうか。
布団の上に立ち上がって、食卓へ行ってみる。
当然、誰もいない。
不思議と予想していたほどの悲しみはなかった。
もしかしたら俺達はお互いの道を認めてしまっていたのかもしれない。
あの切なくも暖かい、行為の中で。
976 :
53:2006/02/24(金) 20:29:37 ID:LfhtcC7j
「……モカ。」
名を呟けば、返事をしてくれる気がした。
寂しそうにすれば、慰めてくれる気がした。
涙を流していれば、抱きしめてくれる気がした。
しかし、現実は変わらずに俺に突きつけてくる。
──もう、お前が愛したモカはいない。
深く溜め息をついて、そのまま2階へと足を運ぶ。
アトリを起こすためだ。
…そう、だった。俺にはまだアトリっていう家族がいるんだ。
マリアさんだっている。
きっと二人は俺の事、慰めてくれるさ。
いつもみたいに、マリアさんが俺をからかって…アトリは俺のこと殴って…
そんな、楽しげな慰めがある…。
977 :
53:2006/02/24(金) 20:31:52 ID:LfhtcC7j
比較的広い寝室をアトリにとってやっていた。
子供には広すぎるとも思ったが、本人の強い希望があったからだ。
あいつはいつも我侭で、強情で…俺に好意を寄せてくれていた。
結局それには答えられなかったけどさ。
ガチャリ
静かに扉を開ける。
寝ているアトリを驚かせて起こそうと…そう思った。
こんな時はアトリと遊ばないとやっていられない…。
ちょっとした無理をして、笑顔を作り、布団を思いっきりめくった。
「おはよーー!アトー……リ?」
めくったその布団の中に、彼女はいなかった。
残されていたのは枕元に置かれた簡単な手紙。
震える手で俺はそれに目を通した。
978 :
53:2006/02/24(金) 20:34:10 ID:LfhtcC7j
『ゆーじへ
ごめんね。やっぱりあたし、ここにはいられません。
ここにいてもあんたへのおもいが溜まっていくばかりです。
だから、ごめんなさい。
いつかまたゆーじが みほれるような 女になって かえってきますから。
じゃあ さようなら。
あとり』
…。
……なんだよ。お前…お前まで行くのかよ。
「…畜生…。俺…やっぱり一人ぼっちじゃねぇか…!畜生ォォォォ…!」
もう、どうでもよかった。
ベッドが汚れるとか、情けないとか、そういう感情を一切抜きにして俺はただ、泣き喚いた。
お前まで去っていってしまったら…何が残るっていうんだよ…!
979 :
53:2006/02/24(金) 20:39:45 ID:LfhtcC7j
さながら、おもちゃを買ってもらえない子供のように。
ただ、淡々と。
全てが終わったのだと、確信した。
誰一人として救えなかった俺の、終わり。
壊れたように抜け殻の毎日が始まるのだ…。
だけど、モカやアトリ、マリアさんとの思い出がなくなってしまうわけではない。
彼女たちは俺にたくさんの宝物をくれた。
それは、決して何かと交換できるようなものではない…『幸せ』
これを、胸に焼き付けて俺は生きていこうと思う。
お前も、きっと…俺との思い出…これから還る場所に持っていってくれるだろ…?
──こうして俺の一夏の甘くも切ない、夢のような物語は幕を閉じた…。
980 :
53:2006/02/24(金) 20:45:13 ID:LfhtcC7j
──祐二さん。
ふと、聞こえた懐かしい声。
だが俺は振り向かない。確かな返事を心の中で返し、立ち上がる。
想い出は…心の中にしまって置いたほうが綺麗…だろ?
ああ、そうだ。これから書かなきゃいけない物があったんだっけ。
題名は───『愛しき貴女へ』
──────……。
~~~~~モスキートEnd Thank you for reading !
981 :
53:2006/02/24(金) 20:51:27 ID:LfhtcC7j
これにて後半終了です。
長らくのご愛読、ありがとうございました。
最後の詰めが若干以上に甘かったかな、とは思いますが
初めて完結させた作品ということで、気分が浮かれております。はは…。
さてと…エピローグの件は、うん。読みたい方もいるみたいですし…どうしよう。
次スレしかないかな…。
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今日は雨か…
はぁ…