お兄ちゃん、ボク妊娠しちゃうぅぅぅぅっ！その３７

新スレ立てますた。
その38
http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1053024897/

その日は休日だったのでいつもより３時間ほど遅く目を覚ました。
でもなんとなく起きるのが面倒で、枕もとに置いてある読み古しの時代小説をパラパラとめくったりしていた。
すると、弱々しいノックが聞こえた。
この家で俺の部屋のドアをノックする人間など、アイツしかいない。
おかんはいくら云っても息子のプライバシーを尊重するつもりは微塵も無いらしく、いきなり入ってくるし、
親父はそもそも俺の部屋になんか滅多に来ない。
「ん……開いてるで」
俺は本から目を離さずに返事をした。
しばらくして、遠慮がちにドアが開かれる音がする。
誰かが入ってくる気配…
「なんや、小遣いでもねだりに来たか？　生憎、兄ちゃんは給料日前や。無い袖は振れんで」
なんの返事も無い。おかしいな…
「どうした？随分大人しいな。どうかしたん…か……」
本を閉じて振り返るとそこには――俺の予想をはるかに上回る“存在”が立っていた。

「兄ちゃん…」
「へ？　あ？　…え、誰？」
女の子だ。短めの髪。くりくりっとした目。華奢な肩。小柄な体…。なかなか可愛い。
中学生か、それとも最近のガキはガタイがイイからもしかしたら小学生なのかも知れん。
それと同時に感じる、奇妙な既視感。間違いなく初対面のはずなのに、どこかで会った気がする…。
「ど、どちらさんですか？」
「兄ちゃん、俺や」
この世の中で、俺のことを兄ちゃんと呼ぶ人間は一人しかいない。
「じょ、嬢ちゃん。冗談キツイわ。大きくなったら吉本入りぃ。ははは…」
「ホンマや！俺なんや！今朝起きたらこんなんなってたんや！」

コノ娘ハナニヲ云ッテイルンダ……
あまりの事に完全に思考がストップする。
「突然そんなことを云われても…なんか証拠でもあるんか？」
呆然としている俺の前で、女の子は機関銃のようにしゃべり始めた。
生年月日、趣味、子供のころの秘密基地の場所、俺の小学生のときの初恋の相手の名前…
それはまるでどこか遠くから聞こえてくるラジオの音のようで、
俺は多分アホみたいな顔で、その娘の良く動く桜色の唇をただ見つめていた…

「どうしたら、信じてくれるんや…」
泣きそうな声に、俺はハッと我に帰る。
目の前には、床に置かれたクッションの上にちょこんと座る女の子。
その前にはいつの間に持ってきたのか、エロ本が何冊か置かれている。
お、俺のじゃ無いよな？
一瞬ビビるがどれも見覚えが無い。どうやら弟の部屋から持ってきたモノのようだ。
そういえば先刻、証拠の品を持ってくるとか云ってちょっと出て行ったな。
女の子は沈痛な面持ちで俺を見つめている。
その少し涙を浮かべた、すがるような瞳を見たときに、不意にストンと全てが腑に落ちた。
この娘はアイツや…。なぜかは判らないが確信めいたものがあった。

「…わかった。ホンマにお前なんやな？」
「えっ…？」
きょとんとした顔をして、アイツが俺を見る。
「だから、わかったて。信じる。お前なんやろ？」
そう云った途端、アイツはパァっと明るい笑顔を見せた。
「マジで？信じてくれるん？やった〜！ありがとう、兄ちゃん！」
その泣き笑いの顔を見たとき、急に部屋の中が明るくなったような気がして、なぜだか少しドキッとした。

「しかし、お前、なんぞ心当たりは無いんか？」
大喜びしてはしゃぐアイツをなんとかなだめ、しばらくして落ち着いてから訊いてみる。
「あるわけ無いやろ。心当たりってなんや…」
そりゃそうか。我ながらアホな質問をしてしまった。
もしかして俺のせいか？理不尽な考えが一瞬頭をよぎる。
確かに、妹が欲しいと思ったことはある。けど、それだけで願いを叶えてたら神様も商売上がったりだ。
「それで、親父たちにはもう話したのか？」
「まだや。どう話せばいいんだか見等もつかん」
ってことは、俺にいの一番に相談してくれたのか…。信頼してくれてるんやな。ちょっと嬉しかった。

それにしても…と目の前にいるアイツをもう一度見る。
どこからどう見ても女の子なのに、中身はアイツなんだよな。
特別仲が良い兄弟だったわけじゃない。もちろん、仲が悪かったわけでもない。
小さい頃はともかく、最近ではそれほど一緒に何かをしたり話したりするわけでもない。
ただ、不思議と喧嘩をした思い出は無かった。
『お前はお兄ちゃんなんやから』『お兄ちゃんなら我慢しなさい』と云われ続けてきた。
自分でもそれが自然で当たり前だと思ってきた。
そうか…俺はコイツのお兄ちゃんなんやな…

「よし、親父たちには兄ちゃんからも話してやる。そんで今後のことを決めよう」
「今後のこと？」
「そうや。とりあえずは学校をどうするかやな。」
俺はアイツを安心させようと、わざと気楽そうに云った。
「大丈夫やて。今朝急に女の子になったんやろ？明日起きたら戻ってるかも知れん。」
「でも、戻らなかったら？」
「そんときはそんときや。元に戻す方法を探せばええ。大丈夫、俺がついとる。」
そう、俺はコイツの兄貴。俺はコイツを守ってやらないとあかん。
そう決めたら、なにも今までと変わらない気がして少し気が楽になった。

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

すみません、もうしません、許してください。
余りにも153氏のＳＳが素晴らしいのでつい妄想が止まりませんでしたぁぁぁ！！
いや、もう、ホント、気にしないで下さい。スレ汚しです。申し訳ありません。
特に153氏、どうかお許しください。
一言でも153氏からクレームが来た場合、即座に腹掻っ捌いてお詫びいたします。
こんなことを云うのはアレですが、マジで応援してますんで是非これからも素晴らしいＳＳを書いてください。

>>兄

　 　 　　　　　 　　　 　　　 _n
　 ∧＿∧ｳｪｰﾊｯﾊｯﾊ　　（　l　　 　∧＿∧
　< *｀∀´> 　 　　n 　 　 ＼ ＼　<｀∀´ * >
￣　　 　 ＼　 　 （ E）　　　　 ヽ___￣￣　ﾉ 　　ｳｪｰﾊｯﾊｯﾊ
ﾌ 　　　 /ヽ ヽ_／／ 　　 　　 　　/ 　 　/

m(ry

>>153兄
素晴らしい、是非貴方のその腕をこちらでふるわないか
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1046834565/

　　　　　　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　∧＿∧ 　（´<_｀ 　）　　　
　　　　 （　´_ゝ`）　/　　 ⌒i　　こんなところまで勧誘に来るとは流石だな、兄者
　　　　／　　　＼　 　　　|　|　　　
　　　 /　　 　/￣￣￣￣/　|
　 ＿_(__ﾆつ/　 FMV　 / .| .|＿＿＿＿
　 　　　 ＼/＿＿＿＿/　（u　⊃

現在使われていない大阪弁がいくつか使用されてたが
面白かったので問題ないがな

　　　　　　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　∧＿∧ 　（´<_｀ 　）　　　
　　　　 （　´_ゝ`）　/　　 ⌒i　　 できればこのまま職人になって欲しいよな
　　　　／　　　＼　 　　　|　|　
　　　 /　　 　/￣￣￣￣/　|
　 ＿_(__ﾆつ/　 FMV　 / .| .|＿＿＿＿
　 　　　 ＼/＿＿＿＿/　（u　⊃

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　.＿＿旦__　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　　　　∠二二二△　　　　　　　 　 （ ´д｀ ）
　　　　　　 ,.（三田田三()"_"_~_~_~_~_~_~（＿___　）~ヽ.
　　　　　/~.!（三三「>>兄者Good job ! 　|　へ ~'ヽ
　　　　　!<介>.,, .,└.,ヘー―,ヘ―‐..,ヘ ―へ .┘ヘ <介>.i
　　　　　|ヽ。,,_　<介>　<介>　 <ｲﾄ> 　<介>　<介>.,_,,。ィ|
　　　　　|　　　~~"""''''''''ー―--゛-"-――'''''''"""~~ 　 : :|
　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　::|
　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　::|
　..,。-―|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　::|ー-。、
　ヽ＿　　ヽ。,,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,。ィ　＿_ノ
　　　/　　　　 ~~"""''''''''ー―-----――''''''''''"""~~　　　　＼

みんなグッジョブだこの野郎

>>153も兄もすばらしい！！
官能した！！

これからもがんばってください！！

>>961
ｽｺﾞｸ(･∀･)ｲｲ！続ききぼんぬ！！！！！！！！！

こないだ年の離れた従妹の児童(商２）がウチに遊びにきたんだけど、
たまに一人称が「ボク｣になるんです｡
もうちんこ勃っちゃって大変でした｡

襲えば？
従妹ならそのまま育てて嫁さんにしてもよしだけど(藁)

|∧_∧
|´･ω･`) ・・・マ、マジで？　
|ｏ 　 ｏ 　　　　　　
|―ｕ'

|
| 　　ﾋﾟｬｯ!
| ミ
|

|∧_∧
|´･ω･`) ・・・ホントに続き書いてもイイの？
|ｏ 　 ｏ 　　　　　　
|―ｕ'
　

>>972
(･∀･)ｶｴﾚ!!

>>965
やっぱりですかそーですか。
自分、生まれも育ちも関東なんで、関西弁は似非です。
関西の方には、似非関西弁で不快感を与えてしまわなかったかドキドキっす。
できれば脳内変換して頂くか、あまりに酷ければ指摘・添削してください。

>>970
「幼児」「児童」の正確な定義を踏まえての発言に、貴様のょぅι゛ょへの愛を感じました。
貴様になら従妹を任せても大丈夫かと思われますので、安心して孕ませること。

>>兄
慣れない関西弁への果敢なるチャレンジに、貴様の153への愛を感じました。以下略。

ザッピング、キターーーー(ﾟ∀ﾟ)ーーーーーーー！！
だが思うわけですよ。俺イメージ、兄はもっと素っ気無いのではないかと。

どうでもいいから、兄は職人として続き書きやがってください
お願いします、できれば設定は同じでもそのままオリジナルへ移行をキボン

ガンガレ、兄

おまえら、既にご存知かもしれませんが、ボク妊のエロゲが既に発売されていますよ

ttp://acme.j-node.co.jp/gantop.htm

さんざんがいしゅつ

「あんた等〜！いつまで寝とんのや、もうお昼過ぎやで〜！」
下からおかんが呼ぶ声がする。
ん…あ、二度寝しとったんか…。俺はまだぼんやりとした頭でノロノロと起き上がった。
なんか妙な夢を見た気がする。
部屋に女の子が入ってきて、しかもその娘は俺の弟で…アホらし。最近疲れとるのかなぁ。
部屋を出ようと開けたドアが、廊下に立っていた誰かにぶつかりそうになる。
「うわっと…、ゴメン」
そこには先刻の夢の中の女の子が立っていた。――いや、夢じゃなかったんか。
「どうしよう、兄ちゃん…」
不安そうな瞳で、俺を見上げるアイツ。その顔を見てると先ほどの決意が蘇ってくる。
「まぁ、とりあえず俺が話してみるからちょっと外で待っとき。」
そういって頭をわしっと一撫でしてから台所へ向かった。

「もう、いくら休み云うたかてあんまり寝坊するもんやないで。」
味噌汁を注ぎながらおかんがゴチる。親父はいつものように新聞を見てる。
「親父、大事な話があるんよ。」
思い切って切り出した俺を、親父が新聞をたたみながら見る。
「なんや、大事な話て。結婚したい彼女でもできたか？」
なっっっ！ななな、なにを云いだすんや！！
「んなわけ無いやろっ！いきなり何云うてんねん！」
「じゃあ、なんや。深刻そうな顔してからに…」
「いや、落ち着いて聞いて欲しいんやがな」
う〜、なんて云えば良いんだ？前もって考えておけっちゅーの、俺も。
そこにおかんが割ってはいる。
「あんた、あの子起こしてこなかったん？　一人でさっさと降りてくるなんて冷たい子やねぇ」
「そ、そうそう。アイツの事なんや。話っていうのは」
「なに？どっか具合でも悪そうなん？」
俺は意を決して云った……
「あんな、アイツ、女の子になってん」

次の日、俺はいつも通り親父と二人で家を出て駅まで歩いた。
昨夜はいろいろと考えてしまって、良く眠れなかった。
男が女になる…漫画や映画では見たことがあるシチュエーションだったがあまりにも現実離れしている。
でも実際にアイツは女の子になってるし、間違いなく俺の弟だ。待てよ、今は妹か…。
それにしても昨日の親父の反応には驚かされた。
俺たちのしどろもどろの説明を腕組みをしながら黙って聞き、
そうか…と一言云ったきりで、驚き騒ぐおかんを黙らせ、何事も無かったような顔をしていた。
今も、いつもと何も変わらない顔で俺の隣りを歩いている。
「なぁ…なんでそんなに冷静なんや？」
親父は俺のほうをじろっと見ると、云った。
「お前な、朝起きたら自分が全然別の生き物になっとったとしたら…どう思う？」
「どうて…そりゃ吃驚するわな」
「それだけか？」
「ん……？」

絶望の世界みたいだな

「身に覚えが無いねんで？不安になるやろ。心細いやろ。混乱するやろ」
「そりゃそーだな」
「そこを周りが騒いで、不安を煽ってどうする？」
その台詞を聞いて、俺は昨日のアイツの不安そうな顔を思い浮かべていた。
今にも泣き出しそうな、途方に暮れたようなあの瞳…。もうあんなアイツは見たくないな。
「そりゃ今でも半信半疑や。でもな、ワシらにできることはアイツを安心させてやることやろ」
なんとなく、流石だな、と思った。俺はまだまだこの人にかなわんな。
「親父……俺、ちょっと親父のこと見直したわ」
アホ抜かせ…親父は照れくさそうに顔を掌で撫でた。
「それにな、ワシもおかんも女の子が欲しかったって思ったこともある。だから、正直に云って少し嬉しい気もしないでもない。」
あ、これはアイツにはナイショやで…と親父が笑いながら云った。

兄ｸﾝ、がんがれ！

「それにしても、良くあの娘がアイツやって信じたな」
「自分の子供の見分けがつかない親なんぞおらん」　親父は事も無げに云う。
「でもおかんは…」
「あれは混乱しとるだけや。おかんかて頭ではわかってるはずや」
そんなもんかな。まぁ、親父がそう云うならそうなんだろう。
「そか…、わかった。そしたら、今まで通り普通に接すれば良いんやな。」
「そや。お前は兄貴なんやから、しっかりあの子の面倒見てやらんとな。」
わかってるて、親父。俺はできるだけアイツの力になりたい。今までも、これからも…。

父まで妙に物分りがいいのは結構だが普通は
家族を一番良く見てるのはおかんだと思う

ちゃんとおもろいのでがんがれ。

ガムバレ･･･

兄者ガンガレ!関西云うても広いから地方やったら
こんなカンジの文章でも問題なしや
>>153氏同様続き楽しみにしとるで!

SSのﾚｲｰﾌﾟ事件の時頭に浮かんだDQNは、鬱でやんすバカ橋
が、>>153氏の巧みな文章で妹ちゃんに感情移入してしまい
妄想の中で鬱でやんす糞橋のｴﾛｴﾛな顔が過ぎった瞬間
ゴミ橋をヌっ頃したくなった。そこで妄想やめ
親父に引きずられるDQNは鬱でやんすゲロ橋が適任だったけど(w

漏前らさまはどんな人物想像しました？

違うものとして読んでるんで
兄さんの好きなように
ｶﾞﾝｶﾞｯﾃください。

>>987
母にとって子というものは文字どおり自分の分身みたいなもの。冷静な判断が下せるとは限らない。
子供に一大事が起きたときそういう意味では父親の方が子供を客観視しやすいのかも。
まあ父にも母にもなったことねえから分からんがﾅｰ

こういうときに親父が頼りになるってなんかいいね。

新スレも出来たようなのですね。
ほとんど顔も出してないのでこちらで挨拶。

153さんも153お兄さんも頑張ってください。
陰ながらですが応援してます。

お兄ちゃん！ボク妊娠しちゃうぅぅ！！！その38
http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1053024897/

実際母親のほうが慌てふためく事あるからねぇ
事の問題にもよるけど

1

2

>>992
奏ﾀﾝおひさー
また久々にｴﾛｲところ見せてくだちい(*´∀｀)

998？

999

￣￣￣￣￣￣￣○￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　O 。
　　　　　　　　　　　　　　　　 , ─ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　/,/＼ヾ＼ 　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|＿＿|＿＿|＿＿|＿　　 __（（´∀｀＼　）＜　というお話だったのサ
|＿|＿＿|＿＿|＿＿　／ノへゝ/''' 　)ヽ　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿
||＿＿|　　　　　　　 | | ＼´-｀）　/　丿/
|＿|＿|　从.从从　　| ＼__￣￣⊂|丿/
|＿＿|| 从人人从.　|　/＼＿＿/::::::|||
|＿|＿|／//ヽヾ＼　 /　　　::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|／　　　　　　　　＝ 完 ＝

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