【怖い話】怪異キャラの絵と話で夜に蠢くスレ第十二夜
200 :
ROM:03/02/16 00:12 ID:IyHmPYkH
>蝦夷地1号さん
確かにしょっちゅうそんな事故あったら困るけど。(^^;
>街中で
眼鏡外す時は周りにヤヴァイ人が居ないか確認しましょう。(w
…おはようございます。…ようやく生活ペースが普段通りになりそうです。
>199 ROMタン
>佳代ちゃん編
作者が既に死んでるみたいで日本語が少し不自由になってるかもしれません…。
編集段階でそれを見逃した自分も偉そうなコトは言えないのですが…。
2人目の相手っすか…。多分そうでしょうね。どんな人だと思ってたのかはナゾですが。
で、続きに関しては、はよやらんかいと急かしてますので今日中にはうpさせます。
そうですね〜。普通は4000円選びますよね〜。
実は昨晩のコトって半分覚えてませんでここのスレ見て『何やってんだ、自分!?』とか思ったくらいで。
…すがりたんのコト言えないじゃんかよ…。
やっぱりROMたんの絵って綺麗ですよ〜。ROMたん自身が絵に自信持てないとかってのは
判断するのはROMたん次第だから今さら自信持てとかはよう言わないですが、
自分にとって、ROMたんの絵が綺麗な絵だっていう評価を覆すのは不可能ですよん。
…やっぱりコロポ帰って来ないよ〜!
もう捨てられたのね、くすんくすん(つД`)
ちなみに彼女もそれ系統の衣装なんですが、お名前とかあるんですか〜?
203 :
ROM:03/02/16 02:09 ID:IyHmPYkH
>蝦夷地2号さん
えーと、レスは2号さんとSS書きさんと分けたほうがいい?
SSのレスは夜と朝の間さん宛のほうがいい?
>続き
待ってまつ。(^^
>選ぶ
凍死とならね。(w
私は200円ごときで30分歩いたりはするけど。(w
>昨晩
覚えてませんか。(^^;;;
204 :
ROM:03/02/16 02:14 ID:IyHmPYkH
>蝦夷地2号さん
入れ違い。
>絵
ありがとうございます。>綺麗
でも、自分で描いた絵っつーのは、どう見てもヘタレにしか見えません。(w
なんというか、欠点や変は部分しか見えないんですよ。
他人の絵見ると素晴らしいとしか思えません。(^^
>コロポたん
きっと何か事情があるのですよ。
もうしばらく待って・・・あっ!
瑞希たんが探しに行っちゃった。(寂)
>名前
きな粉。<分かるよな?(w
>203 ROMタン
う〜ん。そですね。さっきの作文は自分がうpしたもんじゃないので本人宛のほうがいいのカモ。
でもって今日中は可能かもしれないけど、今夜中は危ないとほざいてます。遅いぞキサマ。
ちなみに昨日の所業に関しての感想はサーバーにも言われてます。昨日の自分のIDを見てみてくらはい。
はっきりいってそれに気づいたときは「うけけけけけけ」と大笑いしました。
てっか金勿体無いからって…下手したらホンマに新聞記事飾るトコじゃないかよ…。
ちなみに財布探ってたら1時過ぎに某カレー屋でカレー食べてた。そっから2時間半掛けたのかい…。
ある意味このスレでの一番怖い香具師って自分カモ…。
で、続き。
ま、絵の評価に関しては人それぞれってコトで。この前1万円相当の絵がゴッホだかが描いたって分かった途端に
一気に価値があがったでしょ? あれ見ると「何見て評価してんだ、あんたら?」って思ったりしてます。
…何言いたいのかよく分からなくなってきたけども。
う〜ん。瑞希たんまで探しにいったんだ…。でも、多分『ここには戻りたくない!』とか言ってるんでないのかな?
ポクルさんも言葉濁しているけども実際は…(つД`)
ちなみに脳が腐れてますので彼女の正体がぜ〜んぜん分かりませんです、はい。
祝!アメリカ行き超延期!!うれすぃ〜
そして・・・今日・・・城戸を拉致り死の一歩手前まで追い込んで吐かせてた!
理由
俺のいない間に俺の母親と温泉旅行に行くはずだったけど俺が急に帰ってくるのに
腹を立て(?)秋山が冗談で言った事を真に受けたようで・・・明後日帰ってくるようだ。
あとは・・・秋山を殺れば一件落着だ!!!
208 :
ROM:03/02/16 02:48 ID:IyHmPYkH
>蝦夷地2号さん
SS書きとは別に考えていいんですね?
>1時過ぎ
って夜ですよね?((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>ゴッホ
そんなもんでしょうね。
美術的ではなく誰が描いたかって事しか見てないってことですね。
>コロポたん
どうレスしていいもんか、分からなくなって来た。(汗)
>正体
普通は黄色のとこが赤。上に鷹。服装は戦闘用ではないでつ。
209 :
ROM:03/02/16 02:50 ID:IyHmPYkH
>北岡秀一さん
超延期・・・ということは行くことは確定ですか?(汗)
>一件落着
ホントに?(マテ
つーか秋山氏はどんな冗談言ったのやら。(w
さて、風呂ってきますか・・・。
>207 秀タン
あ、それはよかったですね〜。って、栄転が延期になってそんなコト言っていいのかどうか…。
やっぱりイラクと戦争始めるからですかね?
…でも五郎ちゃんを野ざらしは可哀そうですよ〜。浅倉氏たち…。
>秋山を殺れば一件落着
すみません。大爆笑してしまいました。
…現在独暴脳(超ナチュラルハイ)になってますのでかつてみたいな
無礼な書き込みになってる可能性があります。お許しください。
>ROMたん
>超延期・・・ということは行くことは確定ですか?(汗)
残念だけど確定なんだね〜
>つーか秋山氏はどんな冗談言ったのやら。(w
「実家に帰るって置手紙したらあいつが戸惑っておもしろいんじゃないか?」
まじで戸惑ったよ!キャバ00に行ったのバレたかと思ったよ!!!
友達は考えて作ろうと思いました。
>208 ROMタン
基本的には彼らとは別人…てっか自分、ここのスレでは一度も作文投下してないよ。
はい…。>184の約2時間半前…。
ですんで他人の評価なんて気にしないように! …アレ? これって何のフォローになってんねや。
…自分もコロポの気持ちが分からなくなってきました〜…。
あ。黄色の部分が紫色になって肌がもう少し日焼けしたらわんこを連れてくる方ですか。よく分かりましたです。
>2号タン
一応はこっちに帰ってきたら昇給。明後日からまた東京に戻って
1週間ぐらいでこっちに帰ってこれるようになってるみたい。
手塚が猫アレルギーで秋山が動物嫌いだから追い出してたよう・・・かわいそうな五郎ちゃん
明日、秋山狩りなんで今日はここらで退散します。おやすみなさい。
>213 秀タン
あ、昇給はもう決まってるんですね。…羨ましい。と、素で本音がポツリ。
そんなんだったら動物飼ってる人の家に行くな、飲むな、騒ぐな。
って、それにしても家人が留守だからって人の家で騒ぎまくる各氏たちって…。
頑張って秋山氏を捕獲してください。ではおやすみです。
215 :
ROM:03/02/16 03:31 ID:IyHmPYkH
瑞希たん居ない(´・ω・`)ショボン
>北岡秀一さん
そうですかぁ・・・、まぁ、行く時は楽しんで来てください。
仕事だけで時間無しってことはないと願ってます。
>冗談
なるほど。(w
キツイ冗談ですな。(^^;
>蝦夷地2号さん
基本的に別ですね、了解。
>分からん
私の場合、今の状況がSSのネタになるのかどうかが分からんので
レスのしようがない・・・(´・ω・`)
216 :
ROM:03/02/16 03:34 ID:IyHmPYkH
>蝦夷地2号さん
>紫
ツリ目を忘れてるよ!(w
ま、それです。
キャラが分からんって事は、まだまだヘタレって事ですな。
まぁ、服や持ち物からして違ったけど・・・。
私も落ちますか。
明日はバイトかなぁ・・・。
お疲れ様でした。
>215-216 ROMタン
そう考えると自分って絵をうpするでもない、作文投下するでもない、
怖い話を披露するでもない、単に相手に茶々入れて楽しんでるイヤな香具師で
キャラが固まりますな。ま、それで間違いないけども。
ネタですか〜…。コロポ〜! と、山に向かって叫んでみる。…返事はありまっしぇ〜ん。
あ、そうだった。サムではわんこ登場するけども、カプエスシリーズではそこまで変化しないんで…。
落ちますか…。おやつみです。自分は九十九と間を急かして遊んでよっと♪ …ホントやな香具師。
2号が五月蝿いので>170の続き。
ポツン
と、ボクの鼻の頭に水滴がひとつ。そう思う間もなく大粒の雨が降り出した。
もともとずぶ濡れだから関係ないけどね。
『わ、わわっ。このままじゃカゼひいちゃうよ。どこか雨宿りしよっ』
大粒の雨に両手で頭を抱えながらボクに言うお姉さん。
ボクは少し上流のトコロに今は誰も使っていない小屋へとお姉さんの手を引いて駆けていた。
『ふうっ。二人ともびしょびしょだね・・・』
小屋に入って一息つくお姉さん。夏とはいえ、雨降りの上に服がずぶ濡れなので少し寒い。
実は何回かここにはこっそり泊まりに来てたりしてたので、色々な物が置いてあった。
薪に火をつけ、床に毛布を敷き、お姉さんにタオルを渡すボク。
『あ・・ありがとっ』
! タオルを受け取ったお姉さんはおもむろに着ている服を脱ぎだす。驚いたボクは思わず後ろを振り向いた。
後ろを向いていてもお姉さんの服を脱いでいる音が聞こえ、また胸のドキドキが大きくなるのがはっきりと分かる。
と、同時に何故か下半身が熱くなるのを我慢することができなかった。
『ふうっ・・・。これでよし・・・と。ねっ、あなたも服を乾かさないとカゼひいちゃうよ』
後ろを振り向いたままのボクに語りかけるお姉さん。ボクは返事が出来ずにそのまま固まっていた。
『・・・・? ど、どうしたの? 私、何か怒らせるようなコト、しちゃった?』
ボクの肩に手を添えながら心配そうな声で呟くお姉さん。
「イ・・・イヤ! そ・・・そうじゃない・・・よ・・・!」
ビクリと体を震わせながら慌ててお姉さんに返事するボク。・・・・でも、服・・乾かすって言ったって・・・・。
『ちゃんと脱いで干したほうが乾くの早いんだから。それにそのままだと本当に体を冷やしちゃうよ』
言いながら背後からボクのシャツの裾に手を伸ばすお姉さん。
そんなお姉さんの行動に『ふりほどいて自分でやるって言えよ!』とボクの頭の中で囁くボクと
『何言ってるの。そのままお姉さんに任せてじっとしてればいいじゃん』と頭の中で囁くボクがいた。
『どうしたの? さっ。両腕を上にあげて』
結局ボクの頭の中ではお姉さんに任せるボクが勝っていた。お姉さんはボクのシャツを脱がし、
そのシャツを上に掛かっているロープに引っ掛けた。
『ん・・・っ。下も脱がないと』
え? さすがにボクは焦った。し・・・下なんて・・・! い、いいよ! それに・・・それに今って・・・・!
『ダメですよ。このままじゃ、カゼをひきますよ』
ボクを諭すように語り掛けるお姉さん。どうやら一歩も引く気がないようだ。
諦めたボクは自分からズボンを脱ぐと言い、お姉さんに向こうを向いてもらうように頼んでタオルを手にとった。
・・・・。うわ、やっぱり。パンツの中を見て僕は思った。ときどき下半身が熱くなることがある。
その時は何故か決まっておちんちんが大きく硬くなっていた。どうしてだろう・・・?
一番こうなりやすいのは、お父さんが本棚の奥に隠していた
ハダカのお姉さんが載っている本をこっそり見たりしたときなんだけど・・・。
『どうしたの? 終わった?』
背後からお姉さんの声がする。慌てたボクはパンツを脱いで腰にタオルを巻いた。
「う、うん! お、終わったよ!」
胸のドキドキとおちんちんの膨らみ―何故かわからないけれどもお姉さんにバレたくない、バレたら恥ずかしい。
そんな思いを抱きながらお姉さんが座っている毛布にボクも腰掛けた。と、
!
な、何? 突然!? お姉さんがボクに抱きつき、毛布を羽織ってきた。一体・・・一体どういうコト!?
『あ・・・あのね。寒いときってさ、体同士が触れ合っていると暖まるんだよ。私も寒いときは妹とこうして暖めあってたの』
優しくボクの耳元でささやくお姉さん。ふうん、そんなもんなんだ。・・・・でも、ボクのおちんちんが・・・。
・・・って、アレ? 妹? そうか。妹さんがいるんだ。会ったコトないけれど。
と、いうよりも、お姉さんが何者なのか、ボクって知らないコトばかりだったっけ・・・。
二人で寝そべり、そんなコトをぼんやり考えているうちに、
お姉さんが毛布越しでも分かるほど膨らんでいるボクの下腹部を見て言った。
『あれ? ここ、どうしたのかしら? 膨らんでいるけれど』
な、何でもないよ! ボクは慌てて手で覆おうとしたが、いち早くお姉さんが毛布をはぎとり、
その下のタオルもずらしていた。そこには真上を向いて完全に立ち上がっているおちんちんがあった。
ボクは真っ赤になり、両手でそれを隠した。
『な、何ですかそれ? 私にも妹にもそんなモノ、ついてはいませんよ?』
お姉さんは少し驚きながらもボクのおちんちんに興味を持ったようで、ボクの両手を優しく掴みながら
まじまじとボクのおちんちんを見ていた。
『少し・・・先端からお水が出てますね・・・』
ちょん、と指先で先端を突付きながら呟くお姉さん。その甘い刺激にボクは思わず身をよじっていた。
『あ・・だ、大丈夫? ・・・・? 何でしょう、これ。こんな二つの袋も私にも妹にもついてないです・・・・』
お姉さんは今度はおちんちんの下の袋に興味が移ったらしく、右手でさわさわと撫でてくる。
その瞬間、ボクのおちんちんはさっきよりも大きくなり、先端からのおしっこ―とは違う液体―が溢れていた。
『あら。お水がたくさん出てきました。どうしたんでしょう?』
お姉さんは両手をそれぞれボクのおちんちんと袋に添え、もぞもぞと動かす。
―最初はお姉さんにいじられる刺激に抵抗があったが、ボクの心の中にも、刺激にも変化が現れてきた。
『もっと、もっとお姉さんにいじられていたい』という気持ちと、おちんちんから感じる今までに感じたことのない刺激。
ずっと、ずっとこのままでいたい―。そう思ったとき、急に刺激に変化が現れた。
おちんちんを擦られるのをこらえられないような腰が砕けそうになりそうな刺激―。
ボクはお姉さんがおちんちんを撫でている刺激に合わせ、無意識の内に腰を動かしていた。と、突然。
『きゃっ。な、何?』
今までとは比べ物にならない刺激がボクを襲い、それと同時におちんちんの先から白い液体が
ドクッドクッと噴きだしていた。・・・な、何コレ? 思わずボクは半ベソになっていた。
『何ですか・・・。これ・・・・?』
驚いたのはお姉さんも一緒で、ボクたち二人はおちんちんから噴きだした
正体不明の白い液体をしばらくの間、じっと見つめていた。
それから何時間かが経ち、服が乾いて雨もあがったので、ボクたちは気まずい雰囲気のまま別れた。
再会の約束は―しなかった。次の日からしばらくボクはそこの用水路には近づかなかった。
何週間か経ってから、また久しぶりに用水路に遊びに通うようになったが、お姉さんは二度と現れなかった。
学校の保健体育の授業で、あの時におちんちんから出た白い液体が精液という物なのだと知ったのは、
それから大分経ってからのことだった。
また、お姉さんに会いたい。会って謝りたい。でも、名前も知らないお姉さんに会うことは二度となかった―。
『どうしたんですか? 机の前で居眠りして。カゼ引きますよ』
突然、ポクルさんに揺り起こされ俺は目が覚めた。そうか、いつの間に眠ってしまっていたのか・・・。
と、振り向くとポクルさんの隣に女の子がいる。
『あ、初めまして! 私、ポクル姉さんの妹でコロポって言います! しばらくお世話になります!』
ぺこりと頭を下げ、俺に挨拶をしてくるコロポちゃん。そうか・・・ポクルさんの妹か・・・。
って、アレ? 確か今は2号の家に厄介になっているんじゃなかったっけ?
『それが・・・少し・・・・色々ありまして・・・・・。私、お邪魔ですか?』
不安げな目で俺を見るコロポちゃん。そんなコトはない。歓迎するけど・・・何があったんだ?
ま・・・あまり触れて欲しくなさそうだし、語りたくなったらそちらから言い出す―か。
「そんなコトないよ。ま、散らかってるけどゆっくりしていって」
そう思った俺は趣味で常駐しているサイトに接続した―。と、
『ホントに散らかってますね。一体いつまでに掃除なさるんですか?』
俺の言葉を受けてポクルさんの叱責が飛ぶ。・・・・は〜あ・・・。
で、またも続きます。自己紹介が遅れましたが”九十九の闇”と申します。
吸血鬼の小説を某掲示板で書いていたのですが、閉鎖してしまいましたので引っ越してまいりました。
至らないところも多く、読みづらいかもしれませんですが、よろしくお願いいたします。
2号が早く続き書けとしつこいので>197の続きです…。
『どう・・・・しようかな・・・。』
夜道を歩きながら考えていた。二人の関係をジャマしたくない―そんな考えで二人の前から去ったが、
アテなんてあるハズがない。とぼとぼと歩いていた私は夜空を見上げた。綺麗なお月さま・・・。
ふと見ると、マンションの屋上に人影が見える。イヤな予感がした私は急いでそこに向かった。
もう、いい。こんな私が生きていたところで何の役にも立たない。死んでしまったほうがマシ、だ。
そう覚悟を決めた私はマンションの屋上から片足を踏み出した。と、
『な、何やってるの!? 早まった真似しないの!』
突然、後ろから私を羽交い絞めにする女性。・・・・いつの間に後ろに?
振り返った私は息を飲んだ。―彼女は屋上のフェンスをすり抜けて私を羽交い絞めにしていたのだ。
・・・この人・・・何者?
『私が何者かはどうでもいいよ。とりあえず、バカな真似はしないで!』
私の独り言に答え、必死に叫ぶ彼女。―仕方ない、死ぬのはいつでもできる。
とりあえず私は力を緩め、フェンスにもたれかかった。
普通の人間ならばフェンスに押し付けられるハズだが、彼女はまるで障害物がないように
私を抑えている両腕を残してフェンスの向こう側に体がすり抜けていた。
『で・・・。あなたは一体、何故あんなコトをしようとしたの?』
心配そうな顔をして私に語りかける彼女。ふん、どうせ彼女もうわべだけの表情だろう。
そう思った私はあえて口を開かなかった。
『ま・・・言いたくないならそれはそれで構わないわ。・・・ところで私が何者か、気にならない?』
大体検討はついている。フェンスをすり抜ける時点で普通の人間じゃないじゃん。やはり私は沈黙した。
『大方予想はついてるでしょうけど、私の正体は見てのとおり、幽霊よ。
黙っているついでに、何で私がこうなったか聞いていてくれない?』
何だ。自分の哀れな境遇を誰かに知ってもらいたいだけか。所詮、私を本気で心配してる人なんて・・・
!!
私は思わず息を飲んだ。彼女は左手首に巻いたサポーターを外した。そこには細い傷がいくつも。
そしてぱっくりと裂けた大きな傷が一つ。
『驚いた? これ、私がカミソリで切ったキズなんだけど、上手くいかないで何回も繰り返したんだ』
そんな気持ち悪いもの見せないでよ! 私に関係ないじゃない!
『あ・・・ゴメンね。・・・実はね、私が自殺した理由が男の人に騙されたからなんだけど・・・』
言いながら彼女は、私が聞きたくも無い身の上話を延々と語っていた。
内容自体はよくある話だ。お嬢さんで生まれた彼女は家の財産持ち出して男と駆け落ちを計ったけど、
その男は別の女と一緒に逃げ、それで人生に絶望してホテルの一室で手首を切ったんだってさ。
ここまではよくある話だった。そう、ここまでは。
『で、手首を切ろうとしても、中々ヒフって切れないもんなんだ。
おかげで血管にたどりつくまえにいくつもこんなキズをこしらえたんだけどねっ』
だ・か・ら! 私にそんな気持ち悪いもの見せるんじゃないってば! ホント腹立つ!
『ゴメンなさい・・・。私が言いたいのはそこじゃなくて、動脈を切断して血が吹き出したときに、
”ああ、これで楽になれるんだ”ってそう思ったの。でもね、全然楽になんてなれなかったんだ』
そりゃそうだろうね。こうして幽霊になっているんだから。
『人が死ぬときって、走馬灯のように生まれてから今までのことを思い出すって聞いたことある?
あれってホントなんだ。多分、10分かそこらだと思うんだけど、そのときはとてもゆっくり時間が流れてるように感じたの。
そうすると、ふと思っちゃったんだ。―何で私がこんな目に遭わなければならかったの? って』
・・・・。知らないよ、そんなこと。
『そう思うと凄く悲しくなって、何で手首を切ったんだろう、何で他の方法を考えなかったんだろうって後悔した。
でも、意識はあっても流れる血は止まらない、抑えようとしても体が動かせない。
私にできることはそのまま自分の手首から血が流れるのを見つめることしかできなかった―』
・・・・・・。そんな、そんなコト私に言ってどうしようって言うの!? 思わず私は声を張り上げていた。
私は・・私は後悔なんてしない!
『そのまま涙が溢れて止まらないで、そのまま意識を失ってたの。
で、再び意識が戻ったときにはこの状態になってたんだ。
そして、その時はあらゆる人が信じられなくなって、仲が良さそうな恋人同士に嫉妬して
あの世に送ろうとか、そういうコトしか考えられなかった―』
・・・それはあんたがおかしいんでしょ? 私はそんな考えになんかならない!
『で、いわゆる悪霊みたくなってしまったんだけど、それでもある恋人が私を呪縛から解放してくれたんだ』
遠い目で語る彼女。だから何? 何が言いたいっていうの? あなた?
『何が言いたいって顔してるわね。―そう、人ってね。色々なコトを考えて生きているけれども、
死ぬ時は最後に感じた感情が色濃く反映されるんだ。だから死ぬことに納得してなかったり、
絶命するまでに時間が掛かったりすると私みたいな妄執を引きずることになっちゃうんだよ』
ふうん。それで?
『あなた、ここから飛び降りようとしたわよね。理由はあえて聞かないけれど
飛び降りてから地面に叩きつけられるまでの間に私を同じ思いを抱くことになるよ。
―そして後悔したときにはもうどうしようもないの―。ある意味、凄い残酷な死に方よね。
周りからはあっという間に見えるけど、本人にとっては何時間も何日も後悔し続けなくちゃならないんだから―』
関係ないよ。あなたは手首を切ったんでしょ? 私はそこから飛び降りようとしているのよ。
そんな私の考えに先回りするように彼女は言った。
『あのね。私は手首を切った自殺だけど、ある自殺の名所で飛び降り自殺で場所に縛られた霊にお遭いしたコトあるの。
そうしたら、私と同じコトを話していたよ。彼女だけじゃない、他にも色々な自殺した霊の方たちにお遭いしたけれども、
皆、私と同じ思いを抱いていたみたい。だから方法は関係ないみたいね』
・・・・私はさすがに言葉にならなかった。世界中の誰が言ったとしても私は説得に耳を傾けることはなかっただろう。
だが、彼女は自殺の経験者でその結果、こうやって目の前にいる。そう思うと妙な説得力があった。
イヤだ。私はそんなみじめな思いはしたくない―。そう思う半面、別の思いが頭をよぎった。
―こんな風に幽霊になれるんだったら自殺も悪くない―と。
何者にも左右されない自由な存在。ある意味私のあこがれの存在―だ。
『で、ね。! ・・・・あ・・・頭・・・が・・・』
突然、彼女が頭を押さえて苦しみだした。何? 何があったって言うの?
『どうやら・・・・時間が無いみたい・・・。自殺ってね・・・、あの世で・・・最も罪深い行為と・・・・・・されてるの。
だから・・・私に・・・も・・・罰が・・・待ち・・・受け・・・』
! 言葉の途中で彼女が消えた。と、
『ギャアアアアアアアアアアア!!!!!!!!』
突然、もの凄い絶叫。この声は・・・さっきまで話していた彼女の声だ・・・。
『この者は自殺した。その為に永劫に渡って罰を受け続けるのだ』
急に低い男の声―。やはり、彼女の言葉は・・・・。
そう思った私は急に恐ろしくなり、屋上から階下へ向かう階段を駆け出していた。
すでに私の頭からは、自殺しようなんて気が完全に消え失せ同時に泣き出していた。
初めて、初めて私に親身になってくれた彼女を偲ぶ反面、
その彼女を『自殺したから』という理由で罰を与えるという、”あの世”とやらに対しての怒りで―。
初めまして・・・。”夜と朝の間”と申します。”九十九の闇”氏と同じ掲示板に小説を書いていたのですが、
諸事情により、幽霊モノばかりを紹介していきたいと思います。
こういうどんでんがえし、お楽しみいただけましたか? と、いうかこれって真実ですからね…。
業務連絡。
九十九と間。急かすとか余計なコト言わないよ〜に。
誰がこのスレの存在教えたと思ってるんだ。
っつ〜か、九十九。今コロポここにいないって言ってんだからかぶるじゃないか。
それと間よ。こんなオチだと自分以外からも苦情が100%来るぞ。
さて、茶々入れも済んだし寝るとしますか…。独暴脳はまだ続くみたいだし。
こんばんわ、おはようございます、お久しぶりです。
・・・と言っても誰も居ないようですが。
置きみやげだけして帰ります。
狭い山の小さな小屋で、二人の男女が身を寄せ合って座っている。そこは登山者用の山小屋というにはあまりにも貧相であった。
外は風が呻き声に聞こえるほどのひどい吹雪。
日は暮れ、小屋の中は電球一つの明かりしかなかった。
男は黒いスキーウエアを着、女は白いスキーウエアを着ていた。
男の方は二十後半,女のほうは長く美しい黒髪で童顔であったが、やたらと大きい胸から、二十歳は過ぎていると予想された。
「……」
男は口を一文字に結んでいる。女の方は男の隣にいるのがうれしいのか、微笑を絶やさなかった。
二人はそうして長い間、吹雪の音を聞いていた。
「要さん、お腹空きませんか」
女の無邪気な問いかけに、男が答える。
「俺は減っていないが、雪菜はどうだ」
雪菜と呼ばれた女も、首を横に振った。
しかし要という男は、自分のポケットから飴を出すと、女に差し出した。
「高カロリーの飴だ。すまないが今はこれで我慢してくれ」
女は慌てた。どうも嘘がつけない性格らしい。しかし結局、男から飴をもらうことになってしまった。
「すみません……」
気にするな、男は言った。
その時であった。
外から雪を踏みしめる音が男の耳に入った。その目が異様に鋭くなり、隣にいた女を抱きかかえた。
女は目を丸くしたが、男の只ならぬ様子に口を利くことができないでいた。
裸電球が、消えた。
今日はここまでです。
>夜と朝の闇タン
初めまして。面白い話でつ。これからもどうぞよろしくお願いします。
…・・・私はいつになったら完全に復帰できるのだろうか。
では良い一日を。
ふう。おはようございます。
自分の今日のIDって何だかチートイツみたい。ま、閑話休題。
>238-240 サクラタン
キ、キッタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!!!!!!!!!
だがしかしあえて三つほど言いたい!
そのいち。彼奴らの名前混ざってますが。でもそれおもろいからいただかせていただきます♪
そのに。自分だって作文投下引退したんですからマターリいってくらさいな。SSもの凄く期待してます。
そのさん。な、何故彼らはスキーウェアなんだ!? スノボウェアではないのかああああ!!!???
あ、ROMたんへ。
絵がヘタレとか言うんで無くて、キナコたんは本当に迷っただけなのよ。
服装も違うし父牛も持ってないし、あの衣装風の人ってここのスレのある人のとこに住み着いてるし
その人に送ったみたいだから尚更その人なのかなと迷ってただけで。
…コロポ〜!!(つД`)
さて、クルマ屋さん逝ってきます。あ…間の野郎、夜が明けたから逃げおった。
でもって九十九。サボってないでとっとと完結させろ。…コロポ〜!!!・゚・(ノД`)・゚・。
徹夜明け。イランカラプテ。
>198 夜朝タン・・・でいいかな?
あ・・・佳代子タンの旅立ちですか・・・。
ROMタン、本当に角に置けない罪な男よ(w
おつかれです。
>200@おめ ROMタン
人の多いところじゃ、はずす前に確認しても、はずしたあと人の通りで・・・。
最近は、黒ダブルの若いアンちゃんがたむろしてたするし。
>202 2ゴウサン
(*゚ー゚) ・・・アノコ バレンタインデーニハ マニアワセルッテ イッテタノニ・・・。
ドコマデ「アレ」サガシニ イッタンダロ・・・。
>205-206 2号タン
ID?・・・わはぁっ(w
まあ、絵描きってのは自己満足しちゃいけない側面もあるのよ。
コンプレックスがあるから描き続ける・・・そうだよね、ROMタン(w
私は空威張りしながらドキドキしてまふ。
>207 秀タン
あ〜・・・やっちゃってください、そういうことなら(w
超延期ですか。
じゃ、まだまだ遊べますね、ここで(w
>217 2号タン
(´-`).。oO(メタ構造に自分を追い込む2号タン、萌え(w
>227 九十九タン
ヒャホ━━━(゚∀゚)━━━イ!!!!!
あぁ・・・純愛路線(w
汚れちまった自分が恨めスィ(ww
釧路の谷地がこんな感じだったなぁ。
アレって、たぶん猟小屋だったのかなぁ。ラムサール締結前だし。
おちかれです。
>236 夜朝タン
あぅ・・・。
前にどこぞで見たあの世のシステムは、ずいぶんお気楽だったものだが(w
やっぱり人(例)を裁くシステムって容赦ないんかな・・・。
コレってここで終わりですか?ちと辛いですな。
ここんところほんにゃらSSで和んでた矢先ですから(を
おつです〜。
>240 サクランボタン
来た!雪女に憑かれたSS師(w
気になる序章、続き楽しみにしますね、お疲れ様。
いつまでも待ってますから、あわてずにやっていってくださいな。
>242 2ゴウサン
(*゚ー゚) ジジョウハ アノコガ カエッタトキニ ワカルト オモイマス。
イマハ コロポヲ シンジテアゲテ クダサイ。
アナタナラ デキルハズ・・・デスヨネ。
はたして、コロポちゃんは、なぜ2号タンの元を発ったのか。
彼女が探すものとは・・・。
続きは・・・知らん(w わかった人が報告せよ。
では、この辺で。スイウヌカラアンロ。
自分のクルマにディスチャージの装着が可能だったので購入します。
取付工賃込みで約90000ですが。…生活できるのか?
>243-244 1号タン
>角に置けない罪な男
ヽリ、゚ ヮ゚ノリ'゙ノ クスクス
ポクルさん! 「アレ」って…「アレ」って何!?
自己満足しちゃいけない…ですか。やっぱROMたんはMだったのか〜。
瑞希たん…。え? ボンテージの衣装っていくら位っかって? さあ…(←コロポ捜索中)
メタ構造? 意味が分かりましぇ〜ん。ちなみに脳の中はメタメタですが。
>245 1号さん。
ありがとうございます。散々遊んでしまい申し訳ないです。
これから現在に戻ってきますが…大変ですよ。 by 九十九
…あ〜。事実ではありますよ。何せ見てきたコトを語ってるだけですから。
まあ、こういうコトもありますよ。すみません…昼なんで辛いから消えます。 by 間
>246 ポクルさん
そっか…。コロポを信じるですか…。
わかりました。コロポを信じてこれから、友人に強制連行されスノボに逝って参ります。