「ん、んふっ、ふうんっ」
妹の小さな唇を兄の唇がふさぐ。
最初は怖がっていた妹も、おずおずと舌を出して兄の唇をつついた。
兄がその舌を吸い、二人の唾液が糸を曳いて絡み合う。
「ん、お、お兄ちゃん……あ、あたし」
妹が兄の胸にしがみついて身震いする。
兄がぎゅっと抱きしめると、折れそうなほど細い体が、積極的に
兄の体に押し付けられてきた。見た目はほとんど膨らんでいない
ように見える胸のあたりが、思いの外ふっくらと柔らかい。
「熱いの……何か、体の中が熱いの……!」
ため息のようにささやく妹の吐息が、兄の耳を焦がす。
その瞬間、再度場内が暗転
大音量のパワーホールと共にお約束のように革命戦士・長州力が