この前は詩織を抱きしめている所を小夜子に見られてしまった。
「あっ、夏美ちゃんのパパは詩織ちゃんに恋しているんだっ!」
小夜子は突然大声でみんなに告げた。私はかなり動揺してしまって、ぎこちない感じで詩織から離れ、詩織自身も黙ったまま俯いてしまった。
「あははは、当たってる当たってる」と小夜子。
何かフォローしなければ、変なことになるかも知れない。私はそう考えて小夜子に言った。
「小夜子ちゃんも可愛いよ。みんなみんな好きだよ」
「本当にぃ?」と目を光らせて私を下から覗き込む小夜子。
「うん」
「まー、小夜子が可愛いのは当然だよね」
小夜子はちょっと顔を赤らめて早口で言う。
「きゃはは、自分で言っちった!」
彼女は笑いながら私の胸に自分の顔を埋める。私は小夜子の髪をくしゃくしゃに撫で、それからそっと引き離す。詩織を見ると、下をじっと見つめたままだ。
亜季の日記帳・2002年3月
http://www006.upp.so-net.ne.jp/handa-m/aki_nikki/2002_3nikki.htm
そんな暑さと蝉しぐれの中、4人で海に行った。
詩織の水着姿。焼けた白い砂浜にすらりと立っている詩織。
スクール水着じゃなくて、セパレーツの水着だ。
幼児体型を残しているお腹に、可愛らしいおヘソがちょこんとある。
Tシャツの上から触った想像していたよりも、胸が大きく見える。
これは後から分かったことだが、胸の部分にはパットを入れていたのだ。
みんなの水着を洗濯して干す時に気づいた。
(でも、少女たちの履いたパンツや水着を私が洗濯して干すというのは、
犯罪に当たらないのだろうか?
まあ、彼女たちの合意の下に行ったものであるから、そして私は親権者・保護者の立場なのだから、
きっとだいじょうぶだろう。
個人的には、「詩織ってこういうパンツをはいているんだな」と、
胸をドキドキさせながら干したのだが……汗)
亜季の日記帳・2002年8月
http://www006.upp.so-net.ne.jp/handa-m/aki_nikki/2002_8nikki.htm