1 :
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まるよ。はじまるよ。
yeahhhhhhhhhhhhhhhh
3 :
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4 :
/名無しさん[1-30].jpg:04/05/03 23:49 ID:cDZZv2t/
ほんの数時間でこの島はあらかたの心を飲み込み、信頼関係を引き裂いていった。
例え心の全てを許した友同士でも、心の隙間に滑り込む
悪魔の存在を否定することは出来ない。
人を信じることも、頼ることも、不可能だった。
心身ともに疲弊しきった亨の目の前には、
突然糸の切れた少女と糸を無慈悲に断ち切った親友、
だった男だけが存在していた。
――なんで俺は生きてるんだ?なんで江住は倒れたんだ?
もしかして、死んでる?
・・・なぜだ?なぜ?何をした?伸一?
お前がやったのか?仲間を、撃ったのか!?
暗き洞窟に囲まれた心は次第に正常な視界を失っていった・・・
プロレス見てきまぷ
まるよ…。
復活オメだよ…。
楽しみに待っていた甲斐があったよ…。
マターリこれからも楽しませて欲しいよ…。
――昨日まで普通に暮らしてたのに・・・なんで突然殺し合ってんだよ。
なんで殺し合いが成立してんだよ!
伸一。お前、人を殺すような奴じゃなかったじゃねーか。
バトロワ見た帰りだって俺は誰も殺さないって言ってたじゃんか。
実際に起きたらすぐこれか?お前も悪魔の一員か?
もう・・・分かんね・・・誰が普通なんだ?
誰が悪魔なんだ?っていうか普通ってなんだ?
もう、何も、分からない。誰も、信用、できない。
もう、いいんだよ。伸一。ごめんな、濠。
闇に囲まれて視界に何も入らないなら、いっそ目を閉じてしまおう。
現実を直視できなくなった亨は心の扉を閉じる。
「もういい。それ以上こっちに来るな。俺に、近づくな。」
歩もうとした足を寸でのところで止めると、
伸一は我が耳を疑いながら亨の発した言葉を一度反芻し、
また飲み込み我に返った。
「はぁ?何言ってんだよ、亨。俺はお前を助けただけだぜ?
これから二人で濠のために生き残るんだろ?」
助けたはずの友から救いようのない一言が帰ってくる。
「だから、それ以上近づくな。もう俺はお前も信じない。
理由なんて関係ない。お前も同じだ。人殺しだ。
濠を殺した奴と同じ。鈴木と同じ。人殺しだ!」
また、伸一の頬に新たな涙が伝った。
「俺が?あのクソヤローと同じ?あのビッチと?
何ぶっ壊れちまってんだよ。敵と味方の見境もつかなくなっちまったのかよ!?」
信じられない想いを抱えながら、本当は駆け寄りたい気持ちを
抑えつつ伸一は一歩を踏み出す。
「ザッ」
砂を踏みしめる音に呼応するように、亨は握った拳銃を再び持ち上げた。
もう右手の震えは止まっていた。
「言っただろ?伸一。もう俺に近づくな。
次に一歩でも踏み出したら俺はこいつを撃つぞ。
どうせ近づいて俺を撃つんだろ?
みんなそうなんだろ?みんな自分が大事なんだろ?
誰が仲間で誰が敵なんてもう分かるか!もう俺は誰も信じねー!」
涙を流し身体を震わせながら、伸一の影に向かって亨は叫んだ。
伸一は下を向きながら唇をかみ締めると、
涙を拭い、部を引っ張るいつもの堂々としたキャプテンに戻り、口を開く。
「あぁ・・・撃ちたきゃ撃てよ。俺の心臓はここだよ。」
心臓を人差し指で突きながら言葉を続けた。
「そんなチキンになったお前を見捨てようなんて思わないし、
殺そうとも思わない。だから俺はただ足を進める。
お前は俺のダチだから。どんな姿に、関係になろうともベストフレンドはお前だから。」
ごめんなさい。もう寝ます。
またかなりの不定期更新になると思いますが引き続き「まるよ。」お願いします。
ちなみに就活終わってません。
では、おやすみなさい。
文章等の指摘、感想あったらよろしくです。
PS:話の繋がりが分からない人はHPを参照してください。