まるよ。6だよ。

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1/名無しさん[1-30].jpg:04/05/03 23:36 ID:cDZZv2t/
まるよ。はじまるよ。
2/名無しさん[1-30].jpg:04/05/03 23:39 ID:9OozFLWS
yeahhhhhhhhhhhhhhhh
3/名無しさん[1-30].jpg:04/05/03 23:48 ID:cDZZv2t/
4/名無しさん[1-30].jpg:04/05/03 23:49 ID:cDZZv2t/
5まる ◆hYJPErhe12 :04/05/04 00:20 ID:7+DqhS/H
ほんの数時間でこの島はあらかたの心を飲み込み、信頼関係を引き裂いていった。
例え心の全てを許した友同士でも、心の隙間に滑り込む
悪魔の存在を否定することは出来ない。
人を信じることも、頼ることも、不可能だった。
心身ともに疲弊しきった亨の目の前には、
突然糸の切れた少女と糸を無慈悲に断ち切った親友、
だった男だけが存在していた。
――なんで俺は生きてるんだ?なんで江住は倒れたんだ?
  もしかして、死んでる?
  ・・・なぜだ?なぜ?何をした?伸一?
  お前がやったのか?仲間を、撃ったのか!?
暗き洞窟に囲まれた心は次第に正常な視界を失っていった・・・
6まる ◆hYJPErhe12 :04/05/04 00:24 ID:7+DqhS/H
プロレス見てきまぷ
7|ロ゚;)> ソォー… ◆adnNOorZ0. :04/05/04 00:43 ID:Tgh9w6Tl
まるよ…。
復活オメだよ…。

楽しみに待っていた甲斐があったよ…。
マターリこれからも楽しませて欲しいよ…。
8まる ◆hYJPErhe12 :04/05/04 01:30 ID:7+DqhS/H
――昨日まで普通に暮らしてたのに・・・なんで突然殺し合ってんだよ。
  なんで殺し合いが成立してんだよ!
  伸一。お前、人を殺すような奴じゃなかったじゃねーか。
  バトロワ見た帰りだって俺は誰も殺さないって言ってたじゃんか。
  実際に起きたらすぐこれか?お前も悪魔の一員か?
  もう・・・分かんね・・・誰が普通なんだ?
  誰が悪魔なんだ?っていうか普通ってなんだ?
  もう、何も、分からない。誰も、信用、できない。
  もう、いいんだよ。伸一。ごめんな、濠。
闇に囲まれて視界に何も入らないなら、いっそ目を閉じてしまおう。
現実を直視できなくなった亨は心の扉を閉じる。
「もういい。それ以上こっちに来るな。俺に、近づくな。」
9まる ◆hYJPErhe12 :04/05/04 02:01 ID:7+DqhS/H
歩もうとした足を寸でのところで止めると、
伸一は我が耳を疑いながら亨の発した言葉を一度反芻し、
また飲み込み我に返った。
「はぁ?何言ってんだよ、亨。俺はお前を助けただけだぜ?
これから二人で濠のために生き残るんだろ?」
助けたはずの友から救いようのない一言が帰ってくる。
「だから、それ以上近づくな。もう俺はお前も信じない。
理由なんて関係ない。お前も同じだ。人殺しだ。
濠を殺した奴と同じ。鈴木と同じ。人殺しだ!」
また、伸一の頬に新たな涙が伝った。
「俺が?あのクソヤローと同じ?あのビッチと?
何ぶっ壊れちまってんだよ。敵と味方の見境もつかなくなっちまったのかよ!?」
信じられない想いを抱えながら、本当は駆け寄りたい気持ちを
抑えつつ伸一は一歩を踏み出す。
「ザッ」
10まる ◆hYJPErhe12 :04/05/04 02:21 ID:7+DqhS/H
砂を踏みしめる音に呼応するように、亨は握った拳銃を再び持ち上げた。
もう右手の震えは止まっていた。
「言っただろ?伸一。もう俺に近づくな。
次に一歩でも踏み出したら俺はこいつを撃つぞ。
どうせ近づいて俺を撃つんだろ?
みんなそうなんだろ?みんな自分が大事なんだろ?
誰が仲間で誰が敵なんてもう分かるか!もう俺は誰も信じねー!」
涙を流し身体を震わせながら、伸一の影に向かって亨は叫んだ。
伸一は下を向きながら唇をかみ締めると、
涙を拭い、部を引っ張るいつもの堂々としたキャプテンに戻り、口を開く。
「あぁ・・・撃ちたきゃ撃てよ。俺の心臓はここだよ。」
心臓を人差し指で突きながら言葉を続けた。
「そんなチキンになったお前を見捨てようなんて思わないし、
殺そうとも思わない。だから俺はただ足を進める。
お前は俺のダチだから。どんな姿に、関係になろうともベストフレンドはお前だから。」
11まる ◆hYJPErhe12
ごめんなさい。もう寝ます。
またかなりの不定期更新になると思いますが引き続き「まるよ。」お願いします。
ちなみに就活終わってません。
では、おやすみなさい。
文章等の指摘、感想あったらよろしくです。
PS:話の繋がりが分からない人はHPを参照してください。