1 :
今日の出来事:
2 :
:02/07/16 19:57 ID:yvvLh+4s
2〜1000ゲット
3 :
:02/07/16 19:59 ID:XsuoPYpi
4 :
:02/07/16 20:05 ID:XsuoPYpi
-
5 :
( :02/07/16 20:06 ID:XsuoPYpi
--
6 :
(  ̄:02/07/16 20:08 ID:XsuoPYpi
---
7 :
(  ̄ェ:02/07/16 20:09 ID:XsuoPYpi
----
8 :
(  ̄ェ ̄):02/07/16 20:10 ID:XsuoPYpi
-----
9 :
------:02/07/16 20:18 ID:XsuoPYpi
(  ̄ェ ̄)∬
( つ つ旦
と__)__)
10 :
出来事ISM:02/07/16 20:31 ID:gPlK5xc2
まだあげてていいんですかな?
とにかく期待してますぞー!!
11 :
:02/07/16 20:36 ID:wSGpCDhH
スレ立てた人1さん?
12 :
:02/07/16 21:53 ID:XsuoPYpi
>>11 ちがいます。すでに970超過、まるさんがスレ立て出来ないとの事で
変わって自分が立てました。スレタイが無言なのは前スレからの継承。
...
保守
15 :
/名無しさん[1-30].jpg:02/07/17 21:21 ID:7zZTuYpI
...
はやくこないかなー。
鈴木はなおもその言葉を続けた。
この異常空間におけるこの男の『力』を誇示するかのように。
「本当にこの場所でそんな戯言が通じるとでも思っているのですか?
伊達正臣君。
ここにはそんな『法』なんていうルールは存在しないのですよ。
『法』は表の世界でなら一見大きな力を持っているかもしれません。
しかし、今この場では『法』など何の意味も持たないのです。
あんなものあなた達が日本という島で人生という名のゲームを
行っていく上でのルールに過ぎないのですよ。こ
こでのルールは唯一つ。
弱肉強食。
力在る者が全て。
弱者に生存、いや、存在権は与えられない。」
お、来た。がんがれ。
この男は先程の激昂した姿とは一変して、
また機械の様に冷たい声で無情な事実を挙げ連ねていく。
それはまるで窓の外の降りしきる雨のように、無感情に、そして無機質に。
そこに響く音は人の温もりなど欠片も感じることの出来ぬ、
人以外のものが生み出す音。
「例えここが日本国内、日本の領土の島であったとしましょう。
そしてこの島には日本国内閣総理大臣がいるとします。
もちろん、彼の作ったルールを守っていく警察や軍隊もいるとしましょう。
それでも決して伊達君が言った
ちっぽけなルールは意味を持たないでしょうね。
そんな程度のものなのですよ、この似非経済大国日本の憲法などね。
ちょうどいいですからここで、
少々社会科の授業でも行いましょうか。
この国の借金が一体どれだけ存在するかご存知ですか?
まあ賢明な伊達君ならご存知でしょうが、
他の皆さんは知る由もないでしょう。
その額、実に、1300兆円ですよ?
これほどまでに荒廃してしまっているこの国の現状を
君達などでは気付くこともできないでしょう。
それほど上手くこの国の政治家達は隠してきたのです。
必死に、決して国民に気付かれぬよう。
決して気付かれてはならない事実がこの国には隠されているのですよ。
国民である以上知ってはいけない、というルールが存在するのです。
それを私が今からお教えしますよ。
まあ俗に言う、『冥土の土産』というやつですか?ククク。」
この男が何を口にしているのか理解できない者がほとんどであった。
いや、正確に言うなら脳では理解していたとしても、
心の中で認めることが出来なかった。
自分達が最も優れていると信じ、愛していた国が
完全に荒廃しきっているという事実など。
伊達は下を向き、下唇を噛み締めている・・・
反論することすら叶わぬ非情な事実を突きつけられ。
それは悔しさなのか、絶望なのか、本人にも分からなかった。
「あまり時間もないので、手っ取り早く結論から言いましょうかね。
この日本という国は、言わば『奴隷』というやつなのですよ。
アメリカという世界の王者の。
それは別に近年突然始まった関係ではないのです。
あなたたちが生まれる遥か以前、終戦直後より始まった主従関係。
平和条約によって結ばれた友好関係など、
正に『平和』という殻に覆われ隠された主人と奴隷の仮の姿。
国民の知らない水面下で、JAPANという名の奴隷は、
主人の思うがままに操られ続けてきたのです。
そうして過ごしてきた50年間。
この中身のない巨大な島に残されたものは、
母国が腐りきっていくことにも気付かぬ無知で無力な愚民と、
無限に膨れ上がった膨大な借金と、汚れきった大地。
そう、日本は『ゴミ』と呼ぶに相応しい腐りきった国なのです。
いや、国と呼ぶのもおこがましいか・・・ククク。
つまり、このプロジェクトは日本の為のものではなく、
王者アメリカにより奴隷に命ぜられた、ゴミの選別なのですよ。
『法』なんて大層なものは貴様らには必要ない。」
あかん!!テストマジヤバです。
松本紳助見てる場合じゃないッス!
勉強します。眠いです。
おやすみなさい。
いつまでも前置きがまどろっこしくてゴメソナサイ。
早く血が見たいですよね?
うん。早く物語の動きが見たい。
ま、テストがんがれや。
27 :
:02/07/18 01:07 ID:XKfGDPzE
エロも希望。(W
28 :
:02/07/18 02:02 ID:fxcfs7SF
まぁ
29 :
:02/07/18 02:03 ID:6TmNMp8f
マターリで良いよ。
そいうのも良いじゃん。
急ぎすぎて、雑になるのもイヤだしね。
結構丁寧に書いてくれてるみたいだから。
30 :
:02/07/18 15:23 ID:2Rn2qBHK
どうせ霧島とかいうのが光子だろ?(w
んで、京屋は桐山か?(www
今日はまだか。
32 :
:02/07/19 12:49 ID:lqtua6Hu
dat落ちは避けたい
33 :
:02/07/19 15:49 ID:ZYyGA1aw
世界一早い優勝予想!
◎ピカリ
○つきしま
35 :
どうでもいい:02/07/19 18:54 ID:vXdQXJ8b
つまらん
36 :
:02/07/19 18:58 ID:o/KcZ/0t
hは?
つまらん・・・って言われても頑張ります!
テスト無事今日終わりました。
では、いきまーす
絶望。
肉体だけ育った17歳のまだ少年少女と呼ぶのが
相応しい子供達には、その事実は残酷すぎた。
あまりにも冷酷で、そして否定すら出来ぬ現実―リアル―。
しかし、その中の同じ17歳の少女が
この閉塞しきった空気を打開する。
本人に明確な意思があったわけではない。
それは彼女が生まれながらに持った、
彼女にしか持てない特別な一種の『力』なのかもしれない。
畠中理伽という愛らしい女の子が持つ、周りを幸せにする力。
「ハイハイハーイ!
あのー、さっき正臣様が言ってた憲法のお話はどこにいったんですか〜?
日本は、ラヴ&ピースなんですよ〜。
おじさんこそもーそーで色々しゃべるのやめてくださいよ。
確かに日本とアメリカが戦ったら、
熊ともやしっこの相撲くらい力の差があると思うんですけどー、
アメリカだってラヴ&ピースだから支配とかそんな野蛮なことしませんって。
だって私達誰とも殺し合いなんてしたくないもん。
お金とか憲法とか色々難しいことは分かんないけど、
人類みーんな兄弟だから、
傷つけあうことなんて望まないから、
こんなことが許されるなんてありえないでーす。
人間みんな、ステーキの脂身残したり、ケンカしたり、
お金盗ったり、時には殺しちゃったりするけど、
やっぱり人間が『好き』なんですよ〜。
私もみんなも人間が、日本が、地球が大好きなんです〜!
ラヴ&ピース!!だよね、みんな?」
そういって理伽は、教室らしき部屋の前方から
後ろを向いてクラスメイトたちの顔を見回した。
それと同時に、けたたましく非常ベルが鳴って以来
強ばっていた空気が一気に弛緩したのだった。
険しい顔をしていた光も、真も、
そして悔しさと無念さを顔に浮かべていた伊達も、口許を緩めた。
その瞬間、眩い光が部屋全体を包み、
激しい爆音は腐りかけた床や薄いガラス窓を軋ませた。
そして、少女の血と脳髄と肉片が混ざり合ったモノは、
真紅の雨となり、仲間たちの顔や体に降り注ぐ。
頭部の半分を失った華奢な少女の肉体は、
糸の切れた操り人形のように床に倒れこんだ。
その感情の篭らぬ爆音と、凄惨な映像は、
一瞬弛緩した空間を絶対的逃れ得ぬ現実へと
引きずり戻すには十分すぎるものであった・・・
〜Intermezzo-1〜
【女子:15 畠中理伽の場合】
千原木大学附属高校受験最終面接にて
――では最後に、あなたにとって友達とはなんですか?
「うーん…私って自分で言うのも何ですけど、
頭悪いんですよね〜。この面接だって何で来れたんだろう?
って感じだし。
でもこんな頭がカボチャな私だけど、友達はぜ〜ったい大事にしてますよ。
友達って私にないもの一杯持ってるし、それだけじゃなくて、
パーな私に色々くれるんですよ〜。
それは、モノとかお金とかそんな見えるものじゃなくて・・・
なんだろうな〜。
ほんっとに私ってボキャブラ天国見てたのに、
言葉知らなくて伝わりにくいかもなんですけど、
学校とかじゃ教えてくれないことを教えてくれるんですよ、みんな。
人を信じることとかー、愛することとかー。
それは別に道徳の授業みたいに押し付けとかじゃなくて、
みんなと同じ時間を刻んで創ってきた思い出とか、そういうので
教えられるんですよね。
あんな楽しかった、馬鹿だった出来事が嘘なわけない!って。
そんな人達がやっぱり大好きなんだなー、って。
だからー、私にとって友達は、
ラブ&ピースを教えてくれる大事なかけがえのない先生・・・
じゃなくて、思い出が詰まった宝箱って感じですね。はい。
なーんか自分で言ってて分かんないッス!にゃはは。
あっだから、私、ウサギと亀ってきっとホントは、
色々教え合える親友なんだと思うんですよね〜。
私はもちろん亀ですけど・・・トホホ。」
――なるほど・・・ありがとうございました
「いえいえ〜、こちらこそ。
またよろしくお願いします。・・・って、
まだ受かってないですよね。あはは〜。スイマセン。
じゃ、失礼しまっす。」
その時、少女の手は、脚は、身体は震えていた。
想いを寄せる天才の行動により勇気を得て、
立ち上がった少女は、必死に震えを押さえ精一杯の
笑顔と言葉で仲間達を励ました。
色んなコトを教えてくれて、与えてくれた恩返しのために・・・
そんな少女は、もう、いない。
屈託のない愛すべき笑顔は失われ、残された片方の目は、
不意の衝撃による驚きで必要以上に見開かれている。
瞳孔も大きく開き、瞬きも、もう、しない。
顔の左半分は完全に失われ、生々しい傷口
(すでに傷口と言えるような状態ではないが・・・)
をあらわにしており、そこからは赤黒い血と共に、
崩れた豆腐のような脳髄が溢れ、
頭部の周りには血溜まりが広がった・・・
すでに生気を失ったその身体だが、手足は未だに、
ピクピクと痙攣している。
月島紗樹は、自分の右側に倒れている理伽の身体の痙攣が、
魚の生け造りのように神経が反応し脳の命令ではなく、
勝手に動いているものだと知ってはいたが、
理伽が今、自分の目の前で死んだことを認めたくなかった・・・
こんな姿になっても彼女はまだ生きてるんだ、
必死に救いを求めてるんだ、そう、思い込みたかった。
そして今すぐ抱きしめて、
何とかこの溢れ出る赤い液体を止め、死の淵から救い出したかった。
しかし、その行動すら、あの憎き男が許さないのだった。
鈴木の右手には黒き異物が握られ、先端の穴からは白い煙が上がっている。
空いている左手で眼鏡を上げると、
自分のしたことが当然で、全く無実であったかのように、
また言葉を並べた。
「だから、言ったでしょう?
キチンと手を挙げてから発言しましょう、って。
私が許可してない発言は私語です。
ルールを守らない人間は排除されると言ったはずですよ。
皆さん、しっかり脳裏に刻んでおきましょう。
無駄死にはもったいないですよ?
このプロジェクトは全員平等に勝利の権利が与えられてますからね。」
伊達は胃から逆流してくるモノを吐き出した。
口を押さえた右手の指の隙間から胃液と朝飯が混ざったモノが溢れる。
伊達だけではない。部屋のいたるところで嘔吐の音が聞こえる。
胃酸と血のニオイが部屋中を包んだ。
紗樹は溢れ出る涙を止めることが出来なかった。
さっきまであんなに元気に笑っていた理伽はもういないのだ。
もう、彼女と恋の話をすることも出来ないのだ。
一緒に笑い合うことも、泣きあうことも・・・
そう思うと奥から奥から止め処なく涙が溢れてくる。
机には何粒も水滴が零れ落ちた。
すでに、限界であった。
元より我慢強い方ではない。
沖田真は自らの怒りを抑えることはもう、出来なかった。
勝手に行動すれば簡単に殺される。頭では理解している。
しかし、理性などすでに何も意味を持たなかった。
「うおーーーーーーー!!!!」
――ガッターン!!
真の前の机が飛んだ。
「ふっざけんなーー!!
なんかつまんねーことグダグダ言ってるけどよー!
てめーに何の権利がある。命をゴミみたいに扱えるてめーは何様だ!?
お前にその権利があるんだったら俺にもあるよなー?
俺を殺したきゃ殺せよ。その代わり、俺はてめーを今すぐ殺す!!」
早口でそう言葉を並べ立てると、
真は部屋の中央に位置する鈴木に跳びかかった。
――悪魔討伐なら俺がやってやる!
真が跳び上がり、鈴木がトリガーを引き絞ろうとした瞬間、
左側から黒い影が真を押し倒した。
「何だ、てめーは!?どけよ!!」
殴りかかろうと真が見た上に乗っている相手は、他でもない小漣光の顔をしていた。
「コ・・・ウ?・・・・・・
どけ。お前だろうと誰だろうと構わない。
俺の邪魔をするなら、殴り飛ばす。
だからどけよ!俺はあのカス野郎を殺すっ!」
真の言い放った言葉に何一つ嘘はなかった。
完全に理性を失っている真に対して光は言葉を投げかける。
頭ではなく、心に語りかけるように。
「落ち着け!真!!
確かにあいつは許せねーよ。でもあの銃には勝てない!
どんなに力があろうとアレを持ったあいつには勝てない!
お前までわざわざ死ぬ事はないだろう!?」
真にがその言葉は届かない。
「勝ち負けなんて関係ねー!
お前あいつが何て言ったか覚えてるか?
畠中の命をてめーで奪ったくせに『無駄死に』って言いやがったんだ!
あんなに必死になってくれた畠中の死を『無駄』だって言った。
俺はあいつを許さない。絶対に!
教えてやるんだよ。てめーの命のほうがよっぽど無駄だってことをな!
だから、どけ!光!!」
――ガッ!!
真の拳は光の左頬を的確に捉えた。
しかし、それでも光は決して怯まず真に話しかける。
「分かってる!俺だってお前と同じ気持ちだよ!
でも!お前がここで奴に一太刀与えてどうなる?
見事奴を殺したからってどうなる?
お前が死んだら、それこそただの『無駄死に』だろう!?
畠中はみんなに死んで欲しくて勇気を出したんじゃない!
あいつを、鈴木を殺したくて言ってたんじゃない!
そうだろ?みんなを助けたかったんだよ。
そして、自分を助けて欲しかったんだよ。
でも俺達は畠中を助けられなかった。
だったら、みんなで無事に生きて帰ろう。
それが本当の意味で畠中の死を弔うってことだと俺は思う。
あのクソ野郎の相手は後でしてやろうぜ。な?」
光が語りを終えると、真の動きはピタッと止まった。
「ちくしょーーーーーーーーー!!」
雨音と涙の零れる音しかせぬ部屋に男の無念の想いが鳴り響いた。
その情景、言葉を聞いてもこの男は何事もなかったように
冷静に物事に対処していく。右手に黒き脅威を構え。
「はい、はい。青春ドラマの真似事は終わりましたか?
あまり五月蝿いと進行の邪魔になるんで早く席に戻って下さい。」
汚い犬の喧嘩を見るような目で見下し、
鈴木はまともではないとはいえ心を持った人間とは
考えられない言葉を並べた。
「私もあまり勝手に処分しちゃうと上から怒られるのでね、
今回はサービスです。殺さないので早く戻りなさい。」
生徒達の感情は悲しみと怒りだけに支配されていた。
その刹那、部屋の左端から声が飛んだ。
「つまんねーことしやがって。」
眠い・・・限界デース。本日はこの辺で・・・
読んでくれてる人はいるんっすかね?
自分一人で勝手に盛り上がってるみたいで恥ずかしいんですが・・・
まあいいや。恥ずかしくてなんぼじゃーい!
また明日デス。
がんがります!
58 :
:02/07/20 03:13 ID:HvoLVpqV
読んでるよ。
テストオワテヨカータネー。
明日からはこっちをがんがれよ。
61 :
:02/07/20 20:52 ID:9Rg2/18Y
早く
>>1さんこないかな・・・小説読みたいよ・・・
やっぱりみんな1さん待ちですよね。
こんながいつまでも邪魔してスイマセン(´・ω・`)ショボーン
でも漏れも1さんファンとしてスレがdat落ちせぬよう
やってるんでがんがります。
うざかったらいってください。すぐやめますー
じゃあまた後で・・・
63 :
:02/07/20 21:57 ID:Qeid2+40
>62
最後まで書いてw 半端で終わるのが一番嫌w
64 :
:02/07/20 23:13 ID:5XOVHtmc
>>62 おまいさんのも面白いよ。
今日も楽しみにしてるよ。
がんがれ。
>>63 だよね。
今までの過去2スレで、中途半端に消えてしまった作品が
いくつかあって、いまだに気になってる俺。
>>62 まるさん、読んでますよー。
頑張って今夜も続けてください。
なんかこのスレ人減ったよなー。
みんなROMってるだけなのかも知んないけど。
とりあえず漏れは
>>1さん待ちじゃなくて>>まるさん待ちだYO!!
文が読みやすいし、丁寧に書いてくれてるし。
(´・ω・`)ショボーン としてないで がんがれ!
67 :
:02/07/21 00:59 ID:B2K6F5jn
んだんだ。まるさんガムバレ!!!
しんどかったら休んでも良いよ。ただ・・・最後まで書いてねお願い!!
マターリと行きましょう。
まるよ。
テストがオワタまるよ。
おまいさんの話の続きが読みたいのだよ。
まだかいのぅ。ゲホゲホ。
静寂が包み込む悪夢の部屋に低く透き通った声が響く。
皆が視線を向けた先にはあの狂気がいた。
鋭い眼光を鈴木に向けるその男は、
「銀髪の狂犬」と呼ばれし男、京屋拳次。
京屋は言葉少なに口を開いた。
「ガキ殺して、餓鬼みたいにはしゃいでんじゃねー。」
それはクラス中の誰もが驚く発言であった。
あの悪名高い京拳が理伽の死に対して怒りを露わにしたのである。
真意の程は分からぬが、それは間違いなく怒りの感情であった。
しかし、そのルール違反の言葉は
キツネ目の兵士の怒りを買うこととなった。
ごめんなさい。ひっぱるつもりはなかったんですけど、
今日中に返さなきゃいけないビデオがあって見てました。
しかも、眠すぎなんでほんのちょっとだけ書いて寝ます。
ちょっとでも期待してくれる人がいるんでがんがります!
――バキッ!!
キツネ目の男は脇に刺したライフルのケツの部分で
京屋の頭を殴りつけ、激昂して怒鳴りつけた。
「何だ!そのセリフは!!黙って話を聞いてろ!
お前らもだ!自分の置かれた立場をよく考えて静かに座ってろ!」
キツネ目の男が叫ぶ横で、
下を向いた京屋の垂れた前髪から血が滴り落ちる。
――ポタッ・・・ポタッ・・・
1粒・・・2粒・・・机に小さい血溜まりが出来、また血が滴る。
3粒目が落ちると同時にスクッと京屋が立ち上がった――
っと思った瞬間京屋の前からキツネ目の男の姿は消えた。
立ち上がると同時に振り下ろされた拳は美しい機動を描き、
キツネ目の男の頬を捉え、次の瞬間男は腐った床板と
熱いベーゼを交わした。
――グシャッ
京屋は更にキツネ目の男の顔を踏みつけると
唾を吐きかけるように言葉を吐き捨てる。
「そこで寝てろ。邪魔。」
そこにいるのは、紛うこと無き光があの時確かに見た京屋だった。
赤く染まった銀髪と、狂気の宿る瞳。
光の背中に一筋の汗がつたった。
短くて申し訳ない・・・
眠すぎるんで寝ます・・・おやすみなさい。
それにしてもKing of Akiveはつまんなかった・・・
オヤスミナサーイヨー
75 :
:02/07/22 00:17 ID:WTgk9+rB
今夜も待ってるYO!まる!
一瞬の沈黙。
誰もがこの異常な空間の中で起きた、
この異常な光景に固唾を呑むしかなかった。
その沈黙を部屋の周囲を囲んでいた兵士達が壊した。
――ザザザッ!
5人の兵士達が京屋を囲み、銃を突きつけた。
こめかみに、顎に、胸に、水月に、そして背中に。
「貴様!!自分が何をしたか分かってるのか!?
今、貴様がここでした行為は国家、ゆくゆくは大米国に対する
重大な反逆だぞ!」
四角い顔の男は声を震わせ、銃を京屋の顎に押し付けた。
顎をライフルで押し上げられ、それでも狂気は静まらない。
「反逆?知るか。目の前にある屑を消しただけ。
それだけだ。ルールもクソも国も関係ない。」
自分が銃を持ち、圧倒的優位な立場に在るのに
四角い顔の兵士は恐れを抱いていた。
丸腰の高校生相手に。
「まっまだ減らず口を叩くか!
国家反逆罪として貴様に粛清を加えるぞ!」
第一声とは明らかに違う種の震えた声で兵士が怒鳴ると、
部屋の後方から低くくぐもった声が響いた。
「おもしれー。やってみろよ。
その手に持ってるやつでさ、バーンってそいつを打ってみろよ。
案外そん時死んでんのはお前かも知んないぜ?
なあ、食パンマン隊長〜。」
明らかに相手を舐めきった態度で四角い顔の兵士を
挑発したのは、悪中の悪。轟進也であった。
机の上に両脚を乗せ、唯一この異常な空間で
自らを保っているのは彼だけであろう。
四角い顔の兵士は顔を紅潮させ、
京屋の顎に突きつけていた銃を轟に向け、言葉を発した。
「自分の置かれている状況を忘れたか!
大人しく我々に従えばいいのだ!
それが国に仕える者の義務であるぞ!」
何て馬鹿馬鹿しい時代錯誤な発言をしてるんだ・・・
っと誰もが思っていたその時、またあの衝撃が部屋を包んだ。
――ドギューーン!バリーン!
悪魔の咆哮が三度部屋を震わせる。
その弾丸は轟の隣の窓ガラスを割り、
そこから振り込んでくる雨は轟の煙草の火を消した。
白煙を上げている銃の持ち主は、またもや鈴木良夫であった。
息を吹き、煙を飛ばすと鈴木は口を開いた。
「まあこの辺りで茶番は終わりにしましょう。
本当に時間もないのですし、子供の意地に付き合ってる暇もない。
さあルールの説明を再開しましょう。
皆、席について。あなた達も指定の位置に戻りなさい。」
地図を作成してるんで、ちょっと話はこの辺で休憩です。
出来たら続き書きますね。今日無理だったらまた連絡します。
では・・・
81 :
:02/07/22 02:10 ID:MwPn4d+n
地図って何の地図?
82 :
:02/07/22 02:49 ID:oY0S6zjs
鈴木はあっとういう間に魔の砲撃と機械の口調で
部屋に平静を取り戻した。(ただの静寂だが…)
兵士達が指定の位置に戻ると鈴木は後ろを向き、
「RBR」の字の横に何か書き始めた。
カッカッと小気味良く何か図形を描きながら、
鈴木は言葉を続けた。
「これからあなた達に3日間過ごしてもらう島の略図です。
少々絵には自信がありませんが、
概ねこの様な感じだと理解してください。
正確な地図は後で配られますが、
この島を覚えることは非常に重要な一歩と考えられますので、
しっかり把握し、道に迷うことのないようにして頂きたい。」
5分弱の時間をかけて地図を描き終えると、
(地図→
ttp://www.geocities.co.jp/Stylish-Monotone/1726/chizu.jpg)
鈴木はまた正面を向いてこのプロジェクトの
ルールを説明書を読むように伝え始めた。
うわー・・・ナイス地図。すげー笑える。
ヘタクソでゴメソナサイ。
今日はもう限界です〜・・・おやすみなさい。
また明日です。
86 :
:02/07/22 03:15 ID:wCg7yWkL
まる、ナイス地図!!
明日も見にくるよ。がんがれ。
87 :
/名無しさん[1-30].jpg:02/07/22 15:05 ID:MM502Iew
age
まだかな(・∀・)
89 :
:02/07/23 03:46 ID:n2wB1dAo
今日は休み?。
90 :
:02/07/23 04:47 ID:RqgeTAgo
まるよ。
眠くなってきたので寝る。
まるよ。
今夜は来てくれるか?
_____ _______. _____
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このスレの話はなぜ面白くてはまるんだろう・・・
普段、本なんて読まないのに面白いよね。
途中で終わってる話どうなるのか知りたいんだよ。
なんとかならんもんか・?
サラリーマン風の悪魔のプロジェクトの案内人は静かに言う。
「まず、この地図(
ttp://www.geocities.co.jp/Stylish-Monotone/1726/chizu.jpg)
に書かれているA〜J、1〜10は区域分けを示します。
まあもう小説や映画を観た方には無駄な説明でしょうが、
公平を期すために一から説明しますよ。」
公平?そんなものいらない。
戦いなんてしたくない。もう帰してくれ!
そんな心からの叫びを彼らは押し殺して、
ただ黙るしかなかった・・・
しかし、この時点でこのプロジェクトに「乗った」者もいた・・・
理由は分からない。
あきらめなのか、衝動なのか、狂いか、それとも
生物の本能を解き放ち、血に飢えた獣と化したのか・・・
公平を期すという説明は続く。
「なぜ区域分けをするかと言うと、
あなた達がただ、戦わず逃げ回っているばかりでは、
埒が明かないので、徐々に逃げ場を減らしていきます。
その逃げ場削除に使うのが区域分けです。
この10×10、100の区域を、半日、
6時間に3区域。3日間全体で64区域に減らしていきます。
ん?今、別に大した削減じゃないと思った方いますよね?
決してそんなことはないですよ。」
すると、突然鈴木は黒板の方に振り向き、
赤いチョークを取り、地図に大きなバツを描いた。
そしてそのバツを四角で囲んだ。
(
ttp://www.geocities.co.jp/Stylish-Monotone/1726/chizu.jpg2)
「どうですか?これは極端な例ではありますが、
もしこのように島の真ん中が全て禁止区域にされたら
どうなりますか?
動く場所はほとんどなくなってしまうでしょう?
この様に、あなた達が戦う場所を囲う柵を狭めていきます。
順調なプロジェクト進行のために。」
鈴木はまるで彼らの生存の為の戦闘を、
見せ物であるように言いきった。『柵』と・・・
「では、この禁止区域に入ってしまったらどうなるでしょう?
そこで出てくるのが皆さんの首に付けさせて頂いた
銀の輪です。」
生徒全員が一様に自らの首に着いた異物を見やった。
真新しい銀の首輪は不気味に光り輝いていた。
「この首輪はあなた達全員の生死を判別するものであります。
内蔵されたセンサーが心臓パルスを感知し、
皆さんの位置や行動を正確に我々に報告します。
なお、完全防水、耐衝撃性に優れ、如何なる器具を使おうとも
絶対に外れません。壊れません。
もちろん最後の一人になれば、国内に戻って
特殊な器具を使って外すことは可能ですがね。
それに、もし果敢にも破壊に挑戦した方がいらっしゃった場合・・・」
鈴木は突如言葉を止めた。次の瞬間、
「ボンッ!」
突然の大声に生徒達の身体は竦み、心拍数は上がった。
「っと、首輪もろともバラバラに飛び散ります。」
驚きの色を未だ消せない生徒達の顔を見て
「ククク。」
といつもの含み笑いを浮かべながら言葉を続けた。
「ここまでで、勘の良い方なら分かりましたか?
そう、禁止区域に間違って侵入してしまった場合、
同じように首輪が爆発し、『死』にます。」
生徒達はすでに『死』という言葉を聞くことに慣れてしまっていた。
その決して非日常的な残酷な単語を聞くことが、
一時的日常になってしまっていた。
それが実に恐ろしいことであることとも忘れて・・・
「さらに、説明を始めた初期に言った筈ですが、
もう一度確認します。
制限時間は3日間です。
もし、3日間、きっちり72時間00分00秒戦った末、
生存人数が最後の1人になっていない場合や、
24時間以内に誰も死亡しない場合も、
首は例外なく無条件で自動的に吹き飛びます。
まあ賢明な皆さんならきっとその様な馬鹿らしい結末は
迎えないことでしょう。そう期待しておりますよ。」
これで条件は揃った。
『死』は逃れられない絶対的未来である証明は成された。
Q.E.D。証明完了。
殺らない限り、『死』のみが待っている。
暖かい家も、優しい家族も待ってはいない。
待つのはただ、冷たい『死』のみ。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
「ここまでで、大まかなルールは説明いたしました。
後は各々に荷物を配るだけですが、
ここまでで何か質問がある方はいらっしゃいますか?」
質問などあるわけない。そう皆が思ったがそれは違った。
部屋の真ん中の一番前とう正に優等生、
ガリ勉君ポジションに陣取る(当然自分の意志で席を決めた)
古賀正二郎がスッと手を挙げた。
「ハイ。出席番号7番古賀正二郎君、どうぞ。」
またスッと古賀が立ち上がった。
目の敵にしていた伊達の方をチラッと見やりながら。
どんなに勉強しても勝てない伊達に負けじと、
古賀は手を挙げ、鈴木に質問をした。
ただ、伊達への執着心だけがその理由ではなかった。
それは命への執着心・・・
「もし、最後の一人になって勝ちあがった場合
本当に帰宅できるんですか?
本当にこれ以降の平和な暮らしは保障されるんですか?」
――こいつ、勝つ気でいやがんのか?おもしれー。
誰が本当の王者か教えてやるよ。
轟はそう心の奥でほくそえんでいた。
この男ももちろん、「やる」気である。
ただ、大半の生徒はこの古賀の態度が信じられないでいた。
もう仲間達で殺しあうことを前提とした話をする
この男の心理が理解できなかった。
鈴木は含み笑いではなく、ニッコリと微笑んで答えた。
それは彼らを地獄へといざなう悪魔の笑み。
「もちろんですとも。
最終的に勝者となった方には国から絶対的な安全と、
完璧な生活保障が用意されます。
ここで負った怪我は無論無償で治療いたしますし、
ここで行われたことは他言無用です。
つまり、勝者は手を汚したことを誰に知られることもなく、
安全で完全な生活を手にすることが出来るのです。
まあその逆に敗者は誰にその死亡理由を知られることなく、
存在を否定され、闇に葬り去られるだけですが・・・」
そう鈴木が言い終えると、
「ありがとうございました。」
と晴れ晴れしい顔で古賀は席に着いた。
鈴木は含み笑いではなく、ニッコリと微笑んで答えた。
それは彼らを地獄へといざなう悪魔の笑み。
「もちろんですとも。
最終的に勝者となった方には国から絶対的な安全と、
完璧な生活保障が用意されます。
ここで負った怪我は無論無償で治療いたしますし、
ここで行われたことは他言無用です。
つまり、勝者は手を汚したことを誰に知られることもなく、
安全で完全な生活を手にすることが出来るのです。
まあその逆に敗者は誰にその死亡理由を知られることなく、
存在を否定され、闇に葬り去られるだけですが・・・」
そう鈴木が言い終えると、
「ありがとうございました。」
と晴れ晴れしい顔で古賀は席に着いた。
すみませぬ、2重カキコしてしまった・・・
古賀が席に座ったのを見ると、鈴木はまた同じ質問をした。
「まだ何か質問がある方はいらっしゃいますか?」
――いるわけねーだろ!
っと光は苛立ちを覚えた。
もちろんそれはクラス全員の思いでもあった。
誰も手を挙げないことを確認すると鈴木は、
最後の説明をした。
「それではこれから2分おきに1人ずつ
教室を出て行ってもらいますが、その前にこのバックをお渡します。
中には3日分の水と食料、地図とコンパスと赤ペン、
懐中電灯と武器が入っておりますので後で各自確認して下さい。
飲食物はペースはイブに十分気をつけてください。
赤ペンは禁止区域や、残念ながら死亡してしまった
仲間の名前をチェックしていってください。」
仲間・・・この男がその言葉を口にすると、
この言葉は全く希薄なものに思えた。
「それから武器ですが、一部同じモノもありますが、
それぞれランダムに異なるモノが入っております。
それはナイフもあり銃火器もあり、多種多様です。
尚、大当たりもあれば全く役に立たないハズレもあります。
これは男女の腕力による違いや、
各個人の身体能力の差など、ハンデを失くし、
公平に戦っていただくためです。
あっもちろん今持っている私物を
持っていくことも許可します。ご自由にどうぞ。
このプロジェクトの規矩の説明はこの程度でしょうかね。」
一通り説明を終えて一瞬スッキリした顔をした
鈴木はもう少し説明を思い出した。
「あっそれともう一つ、二つ。
2分おきに全員を送り出したそのまた2分後、
この学校を(やはりここは学校「だった」建物らしい)
含むG5、H5区域を最初の禁止区域とします。
戦いに夢中になるのもいいことですが、
注意しないといきなり戦線離脱となってしまいますよ?」
これによりこの悪魔に一矢報いることは、
事実上不可能ということが宣言された。
>>108 そうでげす。
スイマソン。わざわざありがとうございます〜
「それと最後に私が畠中理伽さんを排除してしまったので、
欠員補充、リザーバートしてこの方に
特別に参加していただくことにしましょう。
おい、入れなさい。」
そう鈴木が入口付近に立っていた兵士に命令すると、
兵士は一度部屋を出て、何者かを連れて、
また部屋に戻ってきた。
連れて来られたその者の顔を見てクラス全員が驚愕した。
そこにいたのは、このクラスの担任、であった男、
吾妻利通(あずま としみち)であった。
吾妻利通。
彼は決してお世辞にも、いい教師ではなかった。
暴力を振るい、セクハラまがいの発言も多い。
生徒からの評判の実に悪い教師である。
無論、それは彼の担任しているクラスでも同じであり、
彼が担任であることは歓迎される事実ではなかった。
そして、その男がこのプロジェクトに参加する・・・
全員が一様に、この男の参戦に焦りを覚えた。
間違いなくこと汚い大人は『強敵』であった。
その『参戦』に生徒達は戸惑いを覚えていた。
すると、吾妻が口を開いた。
「よう。お前ら・・・よろしくな。」
それに呼応するようにして轟が口を開く。
「何がよろしくだ!?見下した目をいつまでもしやがって。
殺してやるよ。ここじゃー、教師も生徒も、
大人も子供もねー。力が全てなんだよ。
待ってろよ。センセー。」
今にも殺し合いが始まりそうな空間に笑みを浮かべながら
鈴木が止めに入った。
「まあまあ、続きは外でゆっくりしてください。
先生には生徒たちが全員出た2分後に、外に出てもらいます。
いいですか?皆さん。」
最後の最後に残しておいた事実を鈴木は伝えた。
「本当の最後に驚くべき事実を伝えておかなくてはなりません。
この中に1人、裏切り者、言わばジョーカーが隠れています。
ジョーカーは全体の2分の1、36時間経った時、
動き始めます。十分に注意してくださいね。
ジョーカーは十分な訓練を受けた強力な人間ですので。
あなたの隣の者が、ジョーカー、かも、しれません。
ククク。」
この驚愕の事実を言い渡すと鈴木はまた、
その混沌を楽しむように含み笑いを浮かべた。
誰もが誰も信じない、血で血を洗う血闘が始まる時が迫る・・・
スマンソン。
「3」の終了が近いですが、
しばらく時間を置きます〜。
明日から合宿なんで今日中には「3」を終わらせるつもりなんでよろしこです。
ではまた〜
まるよ。
面白くなってきたな。
しかし、漏れは明日早いので寝る。
まるよ。がんがれ。
俺は起きてるよ(゚∀゚)
悪夢の案内人はルールの確認を終えると、
最後にこう付け加えた。
「ここまででこの授業のルール説明を終わります。
出発前、最後に一つだけ。
あなた達は日常の中で、俺達は檻の中に閉じ込められて、
鎖に繋がれ縛られて自由がない。
親や学校や社会からの制約を受けて、
自分の意志を強調、表現することは出来ないんだ。
俺達に『個』はない。『個』は認められていないんだ!
と、しきりに主張してきましたよね?
『個』を認めて欲しいから犯罪で注目を浴びる。
『個』の主張を邪魔するものは殺す。
なるほど、大した『個』だ。実に素晴らしい。
しかし、喜んで下さい。
この教室を出る頃には誰も『個』の尊重を邪魔するものはいませんよ。
親の支援もなければ、仲間からの助けもない。
日常と言う名の檻から放たれ、
鎖によって制限され守られていた、安全という領域を出るのです。
思う存分自らの力を、存在を主張し、誇示するがいい!
ここからは自分1人。『個』と『個』の戦いだ!
さあ、『個』を解き放て!
孤独と暴力と死のみが支配する闇の中へ!
時は満ちた・・・・・・・・・
Real.Battle.Royal、開幕。」
――ジリリリリリリ!!!!
静寂の訪れた教室に、開幕ベルが鳴り響いた・・・
ふいー・・・待っててくれた人もいるのかな?
ありがとやんす。
ようやく長かった「3 規矩」終了です!
大学陸上部の合宿から帰ってくるのは8月になるんですけど、
皆さんが待っててくれれば帰ってきてから
「4」を書き始めるんで、気長に待ってやって下さいな。
では、お疲れッス。
おやすみなさい。
まるよ。
合宿がんがれよ。
帰って来たら続きを頼むよ。
漏れは出張に逝ってくる。
121 :
:02/07/24 05:47 ID:NPy4qIXt
これほど長い物を丁寧に書き上げるとは。
期待してます。合宿ガムバッテ下さい。って見ねーかな?
無理ないように、マターリとおながいします。
久々にここめっけますた。
おもろいのう。
合宿がんばってきてくだちいねー。お待ちしておりまつ(・∀・)
あー仕事するか。
123 :
:02/07/25 00:03 ID:0obgpi2Q
しかし8月までdat逝きしないように頑張るのは大変だな。
やっぱageたら迷惑だよね?
124 :
:02/07/25 04:14 ID:RdHkRiCt
ageなくても、カキコしてればdat逝かないんじゃなかったっけ?
125 :
:02/07/25 05:29 ID:HtTqlntb
sageでもダイゼルブ。
126 :
:02/07/25 17:47 ID:CP8q2f1q
たま〜に上げる程度であればそう気にすることはないよ。
時間の経過と共にイヤでも下がります。
むしろ上げたヤシにやたらと過剰反応するとアゲ厨を呼び込みます。
>>124 正解。最終書きこみ時間が遅いスレが足切り時にdat逝きにならない。
age、sageはこの場合は関係しない。
128 :
:02/07/25 23:15 ID:X9Vr/hkX
でもあれだよね。
保守sageと書くにしても、続けられるか心配だ。
かと言って漏れは おもしろい話を書ける能力なし。
前スレの途中の話続きキボンヌ
130 :
:02/07/26 10:10 ID:WrXmLf4y
保守
131 :
:02/07/27 00:04 ID:uYXDYJDk
1さんはまだか・・・。
保守
134 :
:02/07/28 00:24 ID:5q+onPdZ
1さん、まるさん待ってますよ。
そういえば地味に少年Aとかいう話書いたっけ。
反省してます。もうしません。
136 :
:02/07/28 19:29 ID:ZCAoRbFT
保守sage
hoshu
138 :
:02/07/29 00:31 ID:pl1Ex0Mr
保守
保守
140 :
:02/07/30 00:01 ID:TKCsC3hX
hosyu
ほしゅ
ほしゅほしゅ
144 :
:02/07/31 00:11 ID:vNrF2QoO
・・・
・・・?
ι(´Д`υ)アツィー
147 :
:02/07/31 18:09 ID:DXf32Ymv
( ゚Д゚)<エアコンホスィ・・・
149 :
:02/08/01 00:06 ID:+KLfckUV
8月。
期待sage
150 :
:02/08/01 06:25 ID:BKWVLqYf
保守
ほ、ほしゅ
ほしゅほしゅ
155 :
:02/08/03 00:39 ID:MQVyxEDJ
まだかな
156 :
:02/08/03 19:55 ID:v4KtOtqJ
保守
移転しても保守
もうdat落ち、、保守
復活〜!
でもこれからまた部活に出かけるんで
続き書けないッス。ごめん。
昨日は帰ってきてたんですけど、眠くて気絶・・・
今日飲みじゃなかったら続き書く予定です。またよろしこ。
ではでは〜
保守age
162 :
:02/08/04 14:31 ID:ICzRgKfj
やった まっててよかった 期待してるよ がんがれまる
163 :
:02/08/05 00:34 ID:EMrn6x4u
保守。生暖かく見守ってます。
164 :
:02/08/05 08:26 ID:8I/RHvID
待ってました。
夜が楽しみ。
4 除幕
けたたましく鳴るそのベルは、まるで彼らのすぐ後ろに
死神がゆっくりと確実に近づいているという事実を
警告しているかのようだった・・・
決して逃れえぬ、残酷な現実・・・
光はその現実を今一度落ち着いて受け入れるために
自らの鞄に手を入れて、持ってきた小説を探り出した。
その分厚い文庫本の背表紙に書いてある文字は、
――「BATTLE ROYAL」・・・
一体これはなんなのだろう?俺は夢を見ているのか?
この小説の存在が夢なのか?
それとも今から強いられるクソプロジェクトが夢なのか?
光のその想いは現実の前に否定される。
その本も、今の状況も、全て、現実。事実。真実。
周りの人間がほぼ全員現実を整理している中、
ベルが鳴り止み、あの男が言葉を発する。
「さあそろそろ時間も押し迫ってまいりました。
さっそくプロジェクト本編を開始させましょう。
女子1番相田寿枝さん!」
相田はビクッと身体をちぢこめた。
額には大きな汗が浮かび、頬に一筋汗が伝った。
「あなたからスタートです。
あなたが出発してから2分後に、男子1番安久津濠くん。
続いて女子2番飯島みいさん。
っと2分おきに男女交互に出発していただきます。
出発する際に各自荷物を選んで行ってもらうので、
学校から出たら足りないものがないかきちんとチェックしましょう。」
そう言うと、鈴木は入口に立っている兵士に
手で「もってこい」っと合図を送った。
ガタガタっと立て付けの悪いドアを開けて出て行きしばらくして、
兵士はカーキ色の大きめなディバックを山積みにした
棚を押して戻ってきた。
それを確認するとまた鈴木は生徒達の方を向き、
自らの仕事のラストを決め始めた。
「はい。このようにまったくランダムに荷物は用意したので、
自分の責任の下で選び、出発していってください。
もう質問はございませんね。では始めましょう。
女子1番、相田寿枝!」
史上最低最悪の課外活動が今、始まる。
ごっごめんなさい・・・
ペースが遅くてイライラするかと思いますけど、
眠すぎて逝きそうなんで今日はこの辺で・・・
また頑張るんで応援してくれる人はよろしこです。
ではまた明日〜
169 :
:02/08/06 05:28 ID:GQwhAaVE
まるよ。お帰り。
また今夜来るよ。
170 :
:02/08/06 09:25 ID:6ypwzBF8
キター!!!!
体調壊さない程度に、マターリやってください。
オナガイシマツ
171 :
:02/08/07 00:04 ID:Og1WgbdI
念のため保守
さらに保守
173 :
:02/08/07 07:13 ID:lSSA6sBQ
まるよ。
待ってるぞ。
保守
――みんなと戦うなんて無理!なんとか力を合わせれば・・・
寿枝はゆっくりと立ち上がると心に一つのことを決めた。
『仲間を誰も疑わない。みんなで力を合わせて生き残る!』
そして山積みのディバックの一番上を手に取り、
部屋の一番前のドアの前で、振り返るとこう宣言した。
「みんな!私みんなを絶対に信じてるから!
信じて出口で待ってる!
だからみんな集まって、力を合わせて必ず
家に帰ろう?ね?
私、待ってるから!!」
そう言い残すと寿枝はもう一度振り返り、
廊下に出ると、軽い駆け足で教室から離れていった。
その言葉が何人かの生徒の顔に希望を少なからず
取り戻させたのを観察していた鈴木は、
一瞬つまらなそうな顔をしたが、
すぐにこう悪魔のような一言を呟いた。
「ほー。うまいですねー。
ああ言って、出口で待ち伏せして安心したところを、
ズドン!って作戦もありえますよね。なるほど。
皆さん、綺麗事の考えは捨てた方がいいですよ?
しょせん、人は例外なく、裏切る生物ですからね。
我々以上に保守的な生物は存在しないのでは?
ククク。」
それは薄氷のように脆い希望を打ち砕くには、
十分すぎる台詞であった。
あうー・・・眠い。
なんかしょせん俺のくせにわがままばっかで申し訳ないですが・・・
今日はこのへんで・・・
必ず一気に更新するんで待っててください〜
(待ってくれるなら)
ほんま、ごめんなさい。
178 :
:02/08/08 00:13 ID:69IeZrzo
まるよ。
事前にテキストを書いてそれをうぷすればいいんじゃないか?
ともかく今日はお疲れさま。
179 :
:02/08/08 01:17 ID:DG52Egrc
ゆっくりで良いですよ。
マターリ逝きましょう。
>>178さんのおっしゃるように、書いてからうpも良いかも。
でも、推敲しすぎて文章の雰囲気が変わってもイヤかな?
まぁ、まるさんのやりやすいやり方でオナガイシマツ
>>まるさん
ガンガッテ下さい(*´Д`*)ハァハァ
念の為保守
182 :
:02/08/09 04:55 ID:W7bW1t00
まるよ。
保守っとくよ。
ほっしゅほっしゅ
先程までの希望を取り戻した顔がまた、
絶望に包まれた望ましき(悪魔の化身のごとき男にとって)
顔に戻ると、鈴木は再び微笑を浮かベ、時計に目をやる。
――2分後
「はい。時間です。続いて出発は・・・
男子1番、安久津濠!」
鈴木が声を張り上げると、
名前と似つかぬ細身の身体の坊主頭が立ち上がった。
――俺は・・・信じる。相田を、みんなを・・・
濠は振り返り、五十嵐に向けて拳にグーを作って頷いた。
五十嵐も同じように拳でそれに応え頷いた。
――また、力合わせてやってやろう。
――当たり前だろ。また暴れてやるぜ。
一瞬だが、しっかりと無言のキャッチボールが交わされた。
二人の最後のキャッチボールが・・・
タタタッと濠の足音が去っていき、静寂の時が刻々と過ぎていく。
――2分後
「相田さんも待ってるなら女の子1人で寂しいでしょう。
女の子も続いていきましょう。
女子2番、飯島みい!」
おそるおそる軽いパーマの小柄な女の子が立ち上がった。
みいはずっと繋いでいた手を離し、
ゆっくりと配給品の場所までいき、
チラッと愛する恋人、雨宮怜示の顔を見ると
一瞬泣きそうな顔をしてすぐに全速力で外に飛び出していった。
――もういや!でも、でも、
レイくんならなんとかしてくれる!
雨の中、相田寿枝は言葉通り仲間を信じ、
恐怖を押さえ込み出口に立ち、皆を待っていた。
――みんなきっと助けてくれる。だってプロジェクトなんて
関係なくみんな今まで楽しくやってきたんだもん。
はぁー・・・なんでこうなっちゃったんだろう?
私はただ沖田君にフラれた傷心旅行のつもりだったのに・・・
神様まで私をフルの?ふー・・・
笑えないくらい正に、泣きっ面に蜂よ・・・
フッて乙女を傷つけた責任とって
きちんと助けてよね!沖田君。
暗闇の威圧から逃れるように物思いにふけっていると、
校舎の中から見慣れたカツオ似の安久津濠が走ってきた。
濠は両手を挙げながら寿枝に近づくと
「相田さん。俺もみんなを信じるよ。
何かいい策を見つけよう!必ずみんなで帰ろう!」
っと真っ先にお互いの信頼を確認しあった。
青ざめ沈んでいた寿枝の顔がパーっと明るくなり、
いつもの元気一杯の彼女に戻っていった。
「濠君!だよね?みんな本当の仲間だよね?
信じて大丈夫だよね?私達生きて帰れるよね?
絶対あのキモイ眼鏡野郎に一泡吹かせてやる!
私を信じてくれて本当にアリガトウ!!」
そう言って寿枝は濠の手を握った。
その手は暖かかった・・・
二人がやっと感じることの出来た人の温かさ・・・
緊張感が解け、二人が今の思いのたけを語り合っていると
教室の方から女の子が息を切らしながら出てきた。
「みい!」
寿枝がようやく来た同姓の仲間の姿に心を躍らせて話しかけると
「よかった〜。寿枝が裏切るなんて思いたくなかったけど、
不安で不安で・・・二人とも友達だよね?仲間だよね?
帰りたいよ〜。お母さんに会いたいよ〜。
助けて〜。うえ〜ん。」
泣きじゃくりながらみいは寿枝に抱きついた。
「よしよし。帰ろうね。みんなで。
どうにかなるよ!
濠君だって、沖田君だって、光君だってみんないるんだから!」
みいだけでなく自分にも言い聞かせるように、
寿枝は胸の中の少女を慰めた。
床板を踏み鳴らす音が去っていた。
――2分後
「さあ止まらずに行きましょうか。
男子2番、雨宮怜示!」
微妙にはねさせた後ろ髪を気にしつつ、
切れ長の目の男が立ち上がった。
雨宮は回りをチラチラッと見つつゆっくりと前に進み、
無造作に支給品を手に取ると、
振り向かずに「バイバイ」っという感じで手を振り、
教室を去っていた。
口元に微笑を浮かべ・・・
少し落ち着いたみいに濠は一つ質問をした。
「なあ飯島?正直俺あんま話した事ないんだけど、
雨宮ってどんな奴?」
名前を聞いただけで安心したのかみいは、
愛するあの人について口早に話し始めた。
「レイ君?レイ君はね、すっごく優しい人だよ。
それに凄く強いし。
私が街で危ない奴らに絡まれてるときに助けてくれたの。
5対1でも勝ったんだよ。凄くない?
関西にいたときも、仲間内でリーダーだったらしいんだー。
だからレイ君は絶対力になるよ!
安心して?二人とも。レイ君がくれば必ず助かるよ!」
噂の彼が3人の下にやってくる。
あまりのみいの豹変振りに若干濠が引いていると、
出口のから出てくる人影が目に入った。
「あっ」っと言おうとしたその前に、
みいが声を上げた。
「レイ君!やっときた!」
みいは二人の下から離れ雨宮に向かっていくと、
飛びつき抱きついた。
「助けて・・・レイ君。レイ君しか頼れないよ。
だから、だから、みんなを助けて!」
みいの頭をなでつつ雨宮が口を開いた。
「当たり前やろ。俺にドーンっと任せんかい。
みんなで帰ろうなー。オカンのとこに。」
関西弁の間違いについては目をつぶって下さいな。
眠い・・・
がんばって。
雨宮は落ち着き払い言葉を続けた。
「みんなで力合わせる作戦悪くないでー、寿枝ちゃん。
まあぼーっとしてても仕方ないからな、
4人の武器を確認してみよーかー。
先立つもんがないとどうにもならへんからな。」
この異常な状況で正常な判断を下す雨宮に、
3人は尊敬の念すら抱いていた。
「おっおう。じゃあ荷物、開けてみよう。」
4人がそれぞれ自分の支給品を初めて確認した。
これこそまず、取らなければならなかった行動、かもしれない。
そして、ここに4つの支給「武器」が並べられた。
相田―ライター
安久津―ドライバー
飯島―ドス
雨宮―輪ゴム・・・
誰がどう見てもハズレが3つに及第点1つ・・・
一瞬の沈黙の後に雨宮が声を発した。
「クッ・・・ククク。あっはっはっはっは!
こりゃ、笑えるわ〜。泣きたくなるくらい笑うしかないわ。
俺なんて輪ゴムやて。ユートピアかっちゅーねん。
あーっはっは。」
濠も笑うしかなった。
「あはは。確かにこれでどうしろっていうんだよなー?
次の江住の武器に期待するしかないかー。」
ほんの少しだけ下がったトーンで雨宮は続けた。
「ほんまになあ?これでどないしろっちゅーねん。
まったく、使えん人間には使えんもんしか集まらんわ。
なあ?ほんまにしょぼいで〜、武器も、お前らも。」
――何言ってんだ?こいつ。
「もう一回言ってみろよ!」っと濠が掴み掛ろうとした瞬間、
一筋の光が孤を描き、濠の右足に激痛が走った。
「このしょっぼいドスもこれくらいしか使い道あらへんで〜。
切れ味も悪いしな〜。ごめんな〜、痛いやろ?
カツオ君?」
雨宮の手に握られたドスにより切断された濠のアキレス腱は、
白い断面が露わになり、そこからは赤い血が噴き出した。
決して露わになるはずがないアキレス腱に空気が触れると、
濠は激痛に顔を歪め、うめき声をあげる。
「ぐっぐ〜。何すんだよ・・・グッ。」
濠の苦痛に歪む顔を見て笑みを浮かべ、
しゃがんでいた体勢から立ち上がると、
逆転した視点から雨宮は言葉を発した。
「何って?走れんようにしたに決まってるやんか。
安久津。小学生でも分かるで?
とりあえず一番やっかいなお前を動けなくした後は・・・
まあ、こうやな。」
無感情にそう言うと、ドスを持った右手とは逆の
左手を振り上げた。
――ブスッ!
左手に握られたドライバーは的確に
寿枝の首の動脈を捉えていた。
一瞬時が止まったような感覚を覚えた寿枝は、
目線を下に落とすと、自分の首の左側からドライバーが生えていた。
――あれ?こんなファッションしてたっけ?
そう思った瞬間突き破られた動脈から、
勢いよく、心臓から送られてきた鮮血が噴き出した。
――綺麗〜。ライトアップした噴水だ〜・・・
自らの身に起こった事実を把握することなく、
寿枝の意識は暗闇に溶けていった・・・
その目に、沖田に抱いた「恋」など欠片も感じられなくなっていった。
【残り41人・・・】
眠い〜・・・
今日はこのへんで終了しまーす!
なんかおかしなとことかありますかね?
あんまり反応をもらえないんでビクビクでやんす。
またがんがるんで読んでくれる人はよろしこでーす!
また明日〜
200 :
:02/08/10 01:57 ID:q340ZUqq
まるよ。お疲れ。
お前が執筆中はレスを入れないようにしてるんだよ。
明日も来るよ。がんがれよ。
なんかちょっと雑になってきてる気が・・・
自分でしないでもない。気を引き締めなければ!
しかし、眠いの〜・・・
〜Intermezzo-2〜
【女子:1 相田寿枝の場合】
ある放課後の教室・・・
「あのぅ・・・あのね、沖田君を呼び出したのは
他でもないんだけど〜・・・」
――あー!心臓が口から飛び出そう!
何て言えばいいのよ〜。
このドキドキ、試合どころの騒ぎじゃないわよ〜!
「ああ、そうそう。この前の試合アリガトね。
あっ学校対抗のバドの時、あの時。
応援よく聞こえて、おかげで勝てたよ〜。あ、あはは。」
「あっああ、あん時はかっこよかったぜ、相田〜。
しかし、バドミントンってよくあのスピードの
球、羽って言うんだっけ?返せるよなー。
マジ尊敬っす。」
騎士の真似をしてお辞儀する沖田。
顔を見合わせて笑う二人。
「あはは。ごめんごめん、話の腰折って。
んで、話ってこれだけ?」
――あー、もう!頑張りなさいよ!寿枝!!
いい雰囲気じゃない!
あんたはバドの話を折り入ってしに彼を呼んだの!?
ほら、前向いて〜!
って、直視できないよ〜(泣)
「うっううん。違うの・・・バドなんかどうでもよくて・・・
って、ほんとはどうでもよくなくないのよ!?
ほら、私バドしか取り得ないからさ。あはは。」
――なーに言ってんの〜?
ほら〜、?って顔してるじゃん!
よしっ!シャキッと姿勢正して。
プリクラ映りが一番イイ顔して。
目を見て!!
「も〜、そんなんじゃなくて〜!
私が言いたいのは!!」
――えいっ!
今だ!スマッシュッ!
「あなたが、沖田君が好きだってこと!!!
ず〜っと前から好きでした!!
お付き合いしてください!!」
――うわ〜!!言っちゃったよ〜!!
昨日あんだけ考えたセリフはどこへ?うわー!
今どきストレートすぎだよ、あんた。
今すぐここから逃げ出したい〜!
返事なんてどうでもいいから。よくないけど〜。
こっぱずかしいこの状況を誰かどうにかして〜!
真っ赤な顔をした寿枝。驚きを隠せない顔の真。
二人はこの奇妙な状態のまましばらく沈黙し、
その後真の口からやんわりとことわりの言葉が伝えられた。
自分は日野が好きだということ。
これからもいい友達のままでいようということ。
それは語彙足らずではあるが、端々から優しさの伝わる言葉。
「ううん。いいよ〜。そんな顔しないでよ!
ダメモトだったからさっ!
ただ気持ち伝えたかっただけ。
ありがとう。やっぱり沖田君は優しいね。
そういうとこが、好き、だったよ。あはは。恥ずかし。
凛とのこと、応援するからね。ほんとに、ありがと。」
互いに礼を言い合い二人は別れた。
教室には寿枝と、彼女の影だけが残った。
――あーあ、やっぱダメか〜。
まあ凛が相手じゃ仕方ない、か〜。
ってこら、泣くな泣くな!
いいじゃない、上手くいかなくっても。
自分の弱気には勝ったんだから。
何もしないで自分に負けるより100倍まし!
ほら、ない胸張って!
胸の大きさじゃ凛には負けるけど、
心の強さじゃ負けてないぞ〜!
頑張れ!私!!
自分に恥ずかしくない生き方してくぞ〜!
オレンジ色の夕日が教室一杯に差し込んでくる。
残された少女の影が机の足とともに伸びた・・・
眠い〜・・・
きっ休憩〜。帰ってこなかったらゴメソナサイ。
本編より回想シーンの方が書いてて楽しいかも。
でもがんがるぞ!
やっぱ今日は無理っす・・・
本編全く進んでなくてごめんなさい。
いつになったらこの話は終わるんだ?
3年後くらい?(苦w
元スレ1さんが奇跡の復活をするまでがんがるぞ!!
おやすみなさ〜い
って誰もいないか(w
頑張ってください。お休み
211 :
:02/08/11 01:09 ID:z6mHUer8
漏れも楽しみに読ませて貰ってますよん。
マターリで良いですから、ガムバッテ下さい。
まる ◆JPErhe12さんはじめまして
わたしもまると名乗るものです
これもなにかの偶然なので以後お見知りおきを
まるよ。
明日も来るよ。
いろいろがんがれよ。
214 :
:02/08/11 20:05 ID:KuRHEcV6
ここは、絶対落とせない。保守。
明日ちょっと朝早いんで寝させていだただきまする。
待ってた方、ごめんなさい。
明日からまた気合入れなおします!
>>まる ◆ZERO.uAA さん
はじめまして。しょぼい作品ですけど読んでやって下さいね。
ほいじゃ、おやすみなさいまし。
216 :
:02/08/12 00:24 ID:K4F3Ege7
保守
まるよ。
明日早いのか。
がんがれよ。
私も早いけどガンガレヽ(´ー`)ノ
219 :
:02/08/12 13:22 ID:rMOcaV5O
ホッシュホッシュ
保守
一瞬口元を緩めたような表情をすると、
雨宮は寿枝の首に刺さったドライバーをスッ、と抜き去った。
――ブシュッ
ドライバーを刺した時に入り込んだ空気が抜けた音がすると、
次の瞬間には寿枝の動脈から真紅の噴水が噴き出した。
寿枝の身体は一瞬ビクッとした後、
力が抜けた両腕がダラッと垂れ、
天空を眺めながら膝から崩れ落ちた。
首からは止め処なく血が溢れ出し、
もう救いようがないことは一見して分かった。
――何だ、これ。何が起きてんだよ・・・こいつ、誰だ?
眼前の少女の変わり果てた姿の衝撃と、
右足の激烈な痛みにより濠は平静さを失っていった。
「ひっひゃ〜ぁあ〜。」
みいは声にならない悲鳴を上げると、
地面に力なくへたり込んだ。
「そんな声出すなや〜、みい。情けない。
弱者は排除される。こんなん当たり前やろ?
この常識を頭に入れとかんとこのゲーム、生き抜いていかれへんで。
俺のこと、好きやろ?だったらそないに逃げんといてや。
なあ?寂しいやん。」
寿枝の返り血を浴び、感情の篭らぬ声と、
口元に異様な笑みを浮かべ近づいてくる雨宮の姿に
言い知れぬ恐怖を覚えたみいは、
地面に座り込んだまま思わず後ずりした。
――この人誰?こんなのレイ君じゃない!
本物のレイ君はどこ?助けて!レイ君!!
「いっいや〜ぁ〜。
来ないでっ!殺さないで!!
あなたなんかレイ君じゃない!やめて〜!!」
雨に濡れドロドロになった地面を気にする余裕などなく、
みいは必死に後ずさった。
身体に力は入らぬが、ただただ必死に一歩一歩。
雨は容赦なく身体を濡らし、制服は泥にまみれていった。
しかし、この男から逃げることなど決して出来ない。
雨宮は表情一つ変えず、右手のドスを左手に持ち替え、
開いた右手を銃の形に変え、みいの額に突きつけた。
「何でそんなこと言うねや〜。せつないわ〜。
あんなに愛し合った二人やないか。
俺のチ○ポとみいのオ○コが・・・なあ?
思い出してみーやー。身体だけやなくて
下も濡れてくるやろ?
ククク・・・好きやで、みい。」
悪びれる様子などまったくなく、悪魔は卑劣な言葉を並べ立てた。
みいの顔は恐怖と羞恥心が入り混じり、
紫色に変わっていた。
震えも止まらない。
震える唇に力を入れて必死にみいは口を開いた。
「ひっ酷い。何が起きたの?レイ君。
こんなこと言うなんてレイ君じゃないよ。
今までのレイ君は全部嘘だったの?
もし嘘だったら何で・・・そんな・・・」
著しく傷つけられた少女の言葉を聞いても
雨宮は何の動揺も示さず指をクイッと動かした。
――パチッ
「支給武器」である輪ゴムがみいの額をしたたかに打った。
「いたっ!」
その様子を見た雨宮は異様に目を見開き言葉を放った。
「痛い?まあ痛いやろーなー、当然。
俺はお前等に本当の痛みを教えてやろうと思ってん。
甘ったれて何の痛みも受けてこなかったお前等に
現実の痛みを教えたろー思ってな。
処女喪失の痛みなんて比じゃないで?
ヒャハハハハハ!
何でお前と付き合ってたかって?
たまには処女もええかなー?って思っただけや。
それじゃなきゃお前なんかと俺が付き合うと思うか?
その辺が甘ちゃんやっちゅーねん。
まあ楽しませてもらったわ。イロイロ、と。ククク」
みいの頬に一筋の涙が伝い、雨で流されていった。
――もう、いい・・・殺して・・・もう、いや・・・
みいは後ずさることもやめ、生きることをあきらめた。
――この男から逃れることなど出来ない・・・
この男は悪魔だ。雨宮怜示という名の、悪魔・・・
そう思った途端、みいの全身の力は抜けていった。
「なんや、あきらめたんか。
ごめんなー。俺みたいなんが混ざっとって。
もし、俺がおらんかったら助かっとったかもしれんのになー?
堪忍な。
すぐ仲間みんな送ってやるからな。
ほな、さいなら。」
脱力しきったみいの身体に深々と鉄の刃が埋まっていった。
>1 は、まだか・・・? 。・゚・(ノД`)・゚・。 うえええん
229 :
:02/08/13 00:30 ID:RLNUY+3s
>>228 泣くな。
いま、まるが
がんがってる最中だ。
水を差すな。
突き刺さったドスは皮膚を貫通し、
脂肪と筋肉を裂き分け、内臓まで達した。
内蔵を突き破るとそこからは血が溢れ、
刃を伝って外界へと流れ出した。
流れ出した血液は雨で濡れたシャツに染み出し、
純白を赤く染めていった。
――あれ?痛くない。死ぬってこんななのかな?
眠い・・・いいや、もう寝ようっと。
あれ?ここ、どこだっけ?
少女は顔が泥に汚れることなど気にもとめず、
座り込んだまま倒れ込んだ。
水たまりに血の波紋が広がっていった・・・
【残り40人・・・】
〜Intermezzo-3〜
【女子:2 飯島みいの場合】
ある日の街角・・・
「ハァハァ・・・ハァ。」
――ここまで来れば大丈夫よね?
何なの?あいつら。
「みーつけた。」
日の当たらぬ街の裏通り。
5人の男が1人の少女を囲んでいた。
ペースが遅くって申し訳ない・・・
「もう、逃げるの早過ぎ〜。
俺達疲れちゃったよ。どっかで休もっか?ヒヒヒ。」
「やっやめてください!」
――腕離してよ!
まだ男の子と手握ったこともないのに!
誰か助けて〜!!
「やめたれや〜、お前ら。
女1人に野郎5人って・・・
あまりにもカッコワルイで、しかし。
よっぽどもてへんのやろうな〜、可哀想に。」
――だっ誰?
少女が向けた視線の先には太陽の光を
背負った一人の男が立っていた。
「なんだ?おめーはよ?
つまんねーこと抜かしてるとブッ殺すぞ!!」
勢いずさんで正義の味方に向かっていた
悪者たちは少女の目の前で次々と倒れていった。
――すっ凄い・・・この人・・・
かっこいい・・・。
「大丈夫か?あかんで、こんなとこ1人で歩いてたら。」
「ありがとうございました!
お礼によかったら、おっお茶でも飲みませんか?
私、おごりますから。
あっ私、飯島みいって言いますー。」
その後二人は喫茶店で外が暗くなるまで話しこんだ。
男の名前は「雨宮怜示」ということ。
今日関西から引っ越してきたということ。
偶然にも明日から同じ学校に通うということ。
他にもたくさん。たくさん。
時が経つのも、日が沈むのも、
気付かぬほど少女は男に夢中になっていった。
その日の夜・・・
――ハァ・・・雨宮君素敵だな〜・・・
あんな人が初めて付き合う人だったらいいのに・・・
まあ無理な話・・・かな?
でもでもすっごい偶然。
たまたまあそこ通りすがって助けてくれて、
その人が引っ越してきたばっかりで、
しかも同じ学校に転校してくるなんて・・・
偶然ってあるんだな〜。
まさかこれって運命?なーんてね。
ハァ・・・
――運命ってあるのかな〜?
今まではあるわけない!って思ってたけど、
今は凄い信じたいかも。
偶然で起こった出来事が全部実は、
必然だった、みたいな。
でも誰にも何が起こるべくして起きたことで、
何がただ意味もなく起こったことかなんて、
分からないもんなー・・・
もしかしたら人生って全部必然なのかな?
それで偶然だとしか思えないことでも
意味があったりして・・・
私と雨宮君の出会いが二人の未来を暗示してたり・・・
なーんてね、私はお馬鹿?にゃはは。
――あー、もう足りない頭で変なこと考えすぎた。
明日も早いし寝よ寝よ。
偶然と必然・・・か・・・
まあ一つだけ言えるのは、
この偶然をどうにかして、どんなことをしても
意味を持つ必然にして見せないと!
こんな恋もありだよね。
私は雨宮君に抱けたこの恋心を運命って信じる!
正解は出せないけど、これが私の答え!
明日から頑張るぞっ!
月は傾き、夜は更けていく・・・
今日はこの辺で〜
なんか途中ちょっとエロにはしりすぎ、
回想の最後の方は趣味にはしりすぎました。ごめんしゃい。
またこれからもがんがります!
1さんのご帰還を祈りつつ・・・
おやすみなさいまし
240 :
:02/08/13 01:56 ID:LjkbIA1f
まるよ。
お前のいいように進めてくれ。
おつかれ。
そして保守
242 :
:02/08/13 21:11 ID:A1SPzIxp
いやぁ〜いい感じだ。回想シーンが尚良し!!
ガンガッテクラサイ
>>まるさん
しっかりメモ帳に保存させてもらってます(・∀・)イイ!
濠は出血により朦朧とする意識の中、
凶刃の前に倒れこむ少女をなすすべもなく
眺めているしかなかった。
――このまま、でいいのか・・・くっそ・・・グウッ!
露わになった腱に2本の指がねじ込まれた。
意識を正常に戻すがために濠は自らの身体に激痛を与えたのだ。
それは筆舌に耐え難い激烈な痛み。
痛覚を超えた刺激は濠の意識を強引に取り戻させた。
――ぐぅ・・・この野郎・・・裏切り者がー・・・
これでも、喰らえ!
鋭利な形をした石粒が悪魔に向けて放たれた。
ライト安久津君から抜群の返球が戻ってきた〜!
ホームに向かって一直線!!
キャッチャーのミットに・・・
――バシッ!
ストライク!そして、タッチアウト!
安久津君のファインプレーで千原木附属ピンチを切り抜けました!
・・・幾度となく絶対的窮地で繰り返された
濠の名ライトたる由縁の妙技。
しかし、ここではその妙技も悪夢の引き立て役でしかなかった・・・
素晴らしいスピードとコントロールで放たれた
正義の鏃は、雨宮の鼻先でその動きを止めた。
何事もなかったような顔で雨宮は石を包んだ拳を
スッと下げた。
――ポタッポタッ
雨宮の握られた拳の指の間から赤い血が流れた。
「いったー・・・危ないやないか。ボケが。
こんなんで俺を殺れると思ってんか?
甘い。甘ちゃんやな。ほんまに。
三流の人間は三流の行動をして三流の人生を送んねん。
お前ら三流の雑魚は一生三流で終わるっちゅーことや。
なあ?分かるか?安久津。」
濠はこの現実を受け止めることが出来なかった。
しかしそれが正常なのかもしれない。
あの礫を振り向き素手で受け止めるなど人間の所業ではない。
異常なのは言うまでもない。
今、目の前にいるこの男。雨宮怜示。
――無理だ・・・こんな化け物に勝てるか・・・
亨・・・もうキャッチボール出来ないわ。ごめんな。
こいつ、お前に任せるよ。
頼んだぜ。相棒。
脚を押さえ抵抗する男の顔が絶望に変わった様子を確認すると
雨宮は見下すようにまた軽やかに言葉を並べた。
「ようやく人生最後になって理解したみたいやなー。
始めからでけへん奴はどんなに努力しても意味ないねん。
どんなにきばったところで奇跡は起きへんのや。
努力じゃ奇跡は起こらん。
奇跡を起せるのは奇跡を起す資格を授かったもんだけや。
選ばれし者だけが勝てるんや。
弱者は否定されるだけ・・・これが絶対的真理やで、安久津。」
その言葉を聞いた濠の目からは涙が零れた。
雨宮が言い放った残酷な言葉は、
非情なまでの真実だったのかもしれない。
「何をしようと選ばれし者には決して勝てない」
それは濠が薄々感じていたことであった。
ただその心の奥で膨らむ疑念を男は必死に否定しようとしていた。
自らの存在理由を否定しないために。
努力によって作られた自らの存在を肯定するために
その事実に蓋をして必死に否定していた。
その蓋が今開けられたのだった。
悪魔の手によって。力ずくで。無感情に。
濠の頬を伝って落ちた涙が地に落ちると同時に、
彼の額に黒いモノが突き刺さった。
それはついさっきまで正義の刃であった石であった。
一瞬にして悪魔の刃に変わり果てた石・・・
目を見開き額から血を流し倒れこむ濠を見て
雨宮は近づきながらこう言い放った。
「悪いな。時間もないねや。
次の奴が銃持っとったら流石に話にならんからな。
とりあえず逃げさせてもらうわ。
『バトルロワイヤル』やったっけ?
ちょっとやってみたいと思っててん。
まあ、そんなん俺だけやろうけどな。
運がなかったと思ってあきらめー。ご愁傷様。」
そう言うと、雨宮は濠に向かってドスを振り下ろした。
美しい孤を描き首筋をドスが通過すると、
滑らかな切り口で皮膚が裂けていった。
そして切断された動脈から寿枝と同じように
真紅の雨が噴き出した。
「殺るか殺られるか。それだけやで、この世界。
いや、お前らが気付かんだけでいつでもそうだったんや。
この世におるのは2種類の人間だけ。
『勝者』と『敗者』。
過程なんて関係あらへんねん。
生き残れば勝ち。ただそれだけや、こんなもん。
甘ちゃんにはすこーしきつかったかもなー。
ほな、永遠にさいなら。」
【残り39人・・・】
今日はこんな感じで眠さの限界でござい〜。
なんだかんだで言いたいことが上手く言えなくなってきた・・・
まあいいや。
本家バトロワみたいにいまいち意味のない作品は避けたいもんです。
これから話が広がってくるからがんがらねば〜・・・
皆さんも読みにくくなってくるかもしれないですけど
辛抱して読んで下さいね。よろしこです。
ほな、マター
252 :
:02/08/14 01:41 ID:CwzvTPgW
おやすみ
253 :
:02/08/14 01:45 ID:5zUBCsg2
まるよ。
ホナマター。
254 :
:02/08/14 22:15 ID:CwzvTPgW
なにがなんでも保守
255 :
:02/08/14 22:51 ID:oKKY3GnH
ガンガレ!!
絶対最後まで読むから!!
明日は21:30からバイトであさっては試合前だから早く寝て、
土曜は高校生の合宿にコーチとして逝かなくちゃならないで
しばらくまた書けないかもしれません・・・
わがままで申し訳ないッス。
今日も眠いのでどこまで書けるかわかんないですけどがんがるよん!
暇な人はぜひ読んでくださいな。
ほな、スタート〜
〜Intermezzo-4〜
【男子:1 安久津濠の場合】
強い日差しが容赦なく照る野球場・・・
――ワ〜〜〜〜〜〜!!
選手を激励する大きな歓声が飛び交う。
9回裏、ワンアウト、ランナー1、3塁。
スコア、0−0。
振り逃げで出たランナーと、今日唯一のヒットで
訪れた最大のピンチ。
赤髪のエースは垂れる汗を袖で拭い、
振りかぶると運命の一球を4番バッターに投じた。
美しいフォームから大きな孤を描き腕が振られ、
汗と共に白球がミットに向かって一直線に飛んだ。
本日MAX149Km。
――カキーーーーーーン
金属バットと布製の球がぶつかると、
澄んだ金属音が野球場に響き渡った。
「ライトー!!」
白球の行方を目で追いながらエースは
最も信頼のおける男に全てを託し声をかけた。
快音とはウラハラに球威に押された球は、
伸びずに外野右中間に落下してきた。
そこに抜群のタイミングでライトが捕球動作に入っていた。
彼は何気なく軽くスライドしながら落下してくる白球を
グラブに納めると、そのまま一気にホームへ返球した。
――ビシュッ!
キャッチャーミットだけを目掛けて白球は飛んでいく。
それは白い光線となって緑の芝生の上を駆けていった。
――バシッ!
際どいタイミングで交錯したキャッチャーと俊足ランナー。
判定は・・・
「セーーーーフ!!!」
興奮を抑えきれぬ様子で立ち上がり、
ガッツポーズを決める決勝のランナー。
ベンチから飛び出し彼を称えるチームメイト。
その様子をしばらく眺め、上を向き天を仰いだまま立ち竦む
今大会NO.1豪腕ピッチャー。五十嵐亨。
つきつけられた敗北という事実を前に
ガックリと膝を落とし倒れこむ名ライト。安久津濠。
表現の仕方は違えど二人は敗北を受け止めた。
どちらの目にも涙が溢れていた。
勝者と敗者の『陰』と『陽』。
それは残酷で非情な現実。
試合後のベンチルーム。
そこにはチームの柱とも言うべき二人だけが残っていた。
「俺があの時もっと捕球動作をスムーズにして
体重移動もしっかりして返球してれば・・・
それ以前にもっと打ててれば・・・くそっ!
・・・ごめんな、亨。
たった一本のヒットで負けるなんてありえないよな・・・
ありがとう。ここまでこれたのも全部お前のおかげだよ。」
スクッと立ち上がるとエースは相棒の左頬を殴りつけた。
「はぁ?何言ってんの?お前。
俺がお前に謝って欲しくて、礼を貰いたくて
今までやってきたと思ってんのか?
お前らが調子悪くて打てないときは俺が打たれなきゃいい。
俺が調子悪くて打たれるときはお前らが打てばいい。
そういうもんだろ?俺達の野球は。
今日は俺も打たれたし、お前らも打てなかった。
だから負けた。それだけだろ。
謝る?そんな程度のことしか積み上げて来なかったのかよ、俺達は!」
頬の痛みじゃない。
敗北の痛みじゃない。
友の言葉が胸に刺さって痛かった。
濠の目に涙が溢れた。
「ここで俺達の高校野球は終わったよ。確かにな。
でも俺達の人生は終わってないだろ?
甲子園は行けなかったよ。マジで悔しいけど。
でも今までの俺達の道は消えるわけじゃない。
努力は報われなかったかもしれないけど、
努力した事実は消えない。誰にも否定できない。
俺はこう思うんだよ。
負けたからダメってことはない。
負けたことにだって意味はある。
だから負けを恐れないで俺は今までやってきたんだよ。
勝者には選ばれなかったけど、
俺は自分の歩んできた道に誇りを持ってる!
誰にも文句は言わせない。
だから濠も胸張れよ。お前がいたから俺もここまで来れたんだよ。」
優しい友の言葉が余計につらかった・・・
「ありがとう。ほんとにありがとう、亨。
えへへ、男がボロボロ泣いてかっこ悪いけどさ。
俺、一つ分かったよ。
俺の努力は勝負の上では否定されちゃったけどさ、
努力によって作られた今の俺自身は誰にも否定できないよな。
今まで怖かったんだ。
努力が無駄だったんじゃないか?
勝たなきゃ意味なんてなかったんじゃないか?ってさ。
でも今気付いた。
俺の努力は間違ってなかったよ。
甲子園は行けなかったけど、
こんな最高の相棒が今目の前にいるんだからさ。」
亨の目からも必死に溜めていた涙がこぼれた。
「けっ!嬉しいこと言ってくれるじゃん。
そう。負けたって俺達はここにいるんだからさ。
俺達の存在を消すことなんて誰にもできねーんだよ!
負けより誰よりも頑張ってきたこの3年間を誇ろうぜ!
モノなんて全部考えよう。
下を向かないで常に前を見て進もうぜ。
前を見なきゃ歩みは止まっちゃうからさ。
俺もお前っていう相棒が出来たことに誇りを持つよ。
まあ俺が天才なのに変わりはないしな。へへへ。」
敗北の味はもう痛みではなくなっていた。
敗北も自らを作る一つのパーツ。
全ての事実が自分を作り出しているのだから。
「おう!これからも俺らしく生きてくよ。
俺は亨と違って努力しないと人並みになれないからさ。
でも努力する才能ならお前にも誰にも負けないよ。
だって努力するのが俺だからさ。
また挫折しそうになったら助けてくれよ、相棒。
お前が失敗したときはまた俺が助けるからさ。
1人じゃないから頑張れる。それが人間かもな。」
千原木附属高校×市立古端高校 0対1
負け投手 五十嵐亨 被安打1四球1失点1三振13
3年間の甲子園への道は終わった・・・
暑い夏と共に・・・
もう限界にゃー!
明日部活から帰ってきて時間に余裕があれば少しでも書きますね。
今日はスイマーに負けそうなので寝ます・・・
あと、趣味にはしりすぎてるんでついて来れない人はゴメソナサイ。
ほんにゃ、おやすみなさい
お休み、応援してます
269 :
:02/08/15 01:32 ID:boSzhw5R
まるよ。
>俺の努力は勝負の上では否定されちゃったけどさ、
>努力によって作られた今の俺自身は誰にも否定できないよな。
ここ、よかったよ。
まるよ。
ありがとう。
まるよ。
また今度。
>>まるさん
いろいろ忙しいけど頑張って下さい(・∀・)イイ!
271 :
:02/08/15 15:11 ID:o21rI2Gg
ホッシュホッシュ(・∀・)
272 :
:02/08/15 23:43 ID:de5ShvJV
まるよ。
バイトがんがれよ。
273 :
:02/08/16 00:12 ID:ty/uzyFF
保守
ノ 口 巾
|木 寸
バイト前にほしゅほしゅ
276 :
:02/08/17 00:26 ID:2OGFMDbg
保守
277 :
:02/08/17 01:24 ID:sdB6N7fI
まるよ。
試合がんがれよ。
試合逝ってきやす!
そのまま直接合宿逝くんでしばらく書けません・・・
ごめんなさい。
帰ってきたらすぐ書きます!
では皆さんマターでし
いってらっしゃい。
280 :
:02/08/18 00:56 ID:+Dk4Yvkw
保守
まるよ。
合宿がんがれよ。
まるたん、焦らなくていいから自分のペースでじっくりやってね。
忙しいとこ大変だろうけど。無理しないでね。
ノ 口 巾
|木 寸
284 :
:02/08/18 23:31 ID:OjfMGSh4
まるよ。
合宿の調子はどうかね?
捕手
続けてホシュホシュ
ノ 口 巾
|木 寸
288 :
:02/08/19 23:17 ID:fxlUg8UD
まるよ。
ところで、合宿はいつまでかね?
(´_ゝ`)
(;`・_ゝ・´)
ホシュホシュ(;´Д`)ハァハァ
292 :
:02/08/20 23:30 ID:zn44LoSm
まるよ。
台風は直撃したかね?
293 :
:02/08/21 02:16 ID:Fq89c7Xq
保守
294 :
:02/08/21 12:26 ID:xstfnTMl
保守
天から降る夏の生暖かい雨、
肉の裂け目から噴き出す生暖かい赤い雨、
それらが人の容をした悪魔を濡らしていった。
落雷の光がその姿を克明に映し出す。
3つの骨と肉と血の塊と化したクラスメイトと同時に。
雨に濡れた髪、赤く滲んだYシャツ、血にまみれた拳、
狂気に満ち見開かれた瞳、そして微笑みに歪んだ口元。
その男の姿は深い闇に同化しているようにも見えた。
「きゃーーーーーーーーー!!!」
玄関の方向から女の甲高い叫び声が響いた。
その声を耳にし、雨宮が呟いた。
「ジャスト2分。っちゅーわけやなー。
まあ江住くらい相手したっても大丈夫やろうけど
ここで無理するのも馬鹿らしいからな。
ここらで退散しますかな。
ほなな、相田、安久津、そしてみい。」
自らの手で命を奪ったかつてのクラスメイトに別れを告げると
雨宮は雨の中を風のように走り去っていった。
そこには3人の亡骸と血のニオイだけが残った。
298 :
:02/08/21 23:25 ID:V+QI1rM0
まるよ。
お帰り。
バイトも合宿もがんがれよ。
>>まるさん
いきなり路線が変わって
かなりビクーリすますた( ゚д゚)ポカーン
(゚Д゚)ガンガン300ください。
301 :
:02/08/22 03:59 ID:OztNhhaS
まぁ、無理せずガムバッテくれ。
マターリまってるYO!
302 :
:02/08/22 23:26 ID:VHNd+LnT
まるよ。
おまいさんはH小僧なのか?
304 :
:02/08/23 07:42 ID:Aa5ABjJd
>>302 ここは半角です。ここの住人はみんなHだと思われます。(笑
保守
保守
306 :
:02/08/23 23:23 ID:0chguLGd
まる=1さん
まるよ、まるよと逝ってるヤシ=8頭身(w
>>306さん
なかなかのセンスをお持ちで(゚д゚)ウマー
保守
311 :
:02/08/25 01:29 ID:gGmjCYBv
まる以外のひと達よ。
この書き方はダメか?
312 :
:02/08/25 06:22 ID:V91P3YVd
俺は苦手だー。
ちょっとキモイ
314 :
:02/08/26 00:35 ID:b9ftvoJw
>>311 味があって(・∀・)イイ!
是非存続キボンヌ
保守
317 :
:02/08/27 01:16 ID:+HMVuave
まるよ。
まだ帰ってこんのか?
保守
319 :
:02/08/27 22:40 ID:c6w+gTtz
保守
320 :
:02/08/28 00:34 ID:NN86DKz8
まるよ。
タマちゃん見つかったの知ってるか?
321 :
:02/08/28 02:02 ID:JP3EmDFe
まるよ。
つるちゃんだよ。
ほしゅほしゅ
324 :
:02/08/28 23:33 ID:8HcRr7AU
まるよ。
タマちゃんはオスだって知ってるか?
325 :
:02/08/29 00:32 ID:e1u+Nghd
まるよ。
いつになったら振り返ってくれるんだい?
保守
327 :
:02/08/29 23:10 ID:WiryPLFw
まるよ。
そろそろ8月も終わるが、調子はどうだ?
328 :
:02/08/30 02:37 ID:ckWc+IaO
まるよ。
まさか、タマちゃんの追っかけやってるんじゃなかろーな?
いやー、お久し振りです。
なにやら「まるよ。〜」が流行ってるらしくなぜか嬉しい今日この頃です。
今日(昨日?)帰ってきてその日にバイト逝ってきました。
明日から本格的に復帰できそうです。
また駄作の続きを書くんでお付き合いの程よろしくです。
ほんじゃ、おやすみなさい。
330 :
:02/08/30 17:11 ID:dvoBuu8c
まるタソ キターーーーー!!!
331 :
:02/08/30 23:17 ID:y63mzVKl
まるよ。
ああ、まるよ。
お前の帰りを待ってたよ。
まるよ。
続きを楽しみにしてるよ。
5 交錯
死の宣告をするようにサラリーマン風のその男は、
黒い名簿を読み上げていった。
「女子3番、江住奈々!」
その声が部屋に響き渡ると1人の少女が一瞬ビクッとして
ゆっくりと立ち上がった。
黒髪を後ろで二つに結んだ少し痩せ気味で背の低い
決して器量がいいとは言えないその少女は、
オドオドしながら支給品に近づき恐る恐る手に取ると
一度も顔を上げることなく俯いたまま部屋を出て行った。
――・・・怖い・・・怖い・・・暗い・・・
奈々は両腕で支給品を抱え薄暗い廊下を歩いていった。
廊下には彼女の足音と風雨によって、
窓や壁が軋む音だけが響いていた。
その静けさが少女の孤独感に拍車をかける。
――・・・もう、いや・・・もう、帰りたい・・・
誰か、誰か・・・
俯いたまま、兵士に指示され階段を降り、
そこから右に曲がって真直ぐ進むとそこには、
このゲームのスタート地点が待っていた。
この建物から脚を一歩でも踏み出した瞬間、
『死の』プロジェクトが開始される・・・
そこまで来て少女は初めて視界を前方に向けた。
そこには降りしきる雨の中、無限に広がる闇だけが待っていた。
――・・・いや、いや、いや〜!死にたくない・・・
死にたく、ない・・・誰か、助けて・・・
心弱気少女に圧倒的闇の恐怖を受け止める力はなかった。
その瞬間、奈々の眼前に雷光が走った。
――ピシャッ!!
映し出される陰と影。そこに立っているのは悪魔だった。
「雨宮怜示」というクラスメイトの姿をした悪魔。
そして地べたに平伏す二人の少女と一人の男。
彼らはすでに人ではなく命の宿らぬ肉塊と化していた。
あまりにも凄惨な状況を目の当たりにし、
少女は正気を保っていられるはずがなかった。
「きゃーーーーーーーーー!!!」
静寂の闇を切り裂く少女の甲高い叫び声が響いた。
それは少女にとってあまりにも衝撃的な映像であった。
これは映画ではない。マンガでも小説でも。
圧倒的現実が襲い掛かってくる。
目を覆いたくなるような情景と、むせるような血の臭い。
か弱き少女の「正常」を奪い取るには十分すぎる衝撃だった。
――何?あれは、何?誰?あれは、誰?
いや、いやよ。私、死にたくない・・・
いや、いや〜・・・コロ、殺される・・・
ごめんなさい・・・相変わらずスローペースですが・・・
寝ます〜・・・おやすみなさい。
また明日もがんがるです!
なんか文章構成能力やらなんやらが低下してる・・・
まあ元からしょっぼしょっぼだったが・・・
337 :
:02/08/31 01:05 ID:Ui9RVKVM
まるよ。
お疲れ。
明日も来るよ。がんがれよ。
それでは俺も流行にあやかって…
まるよ。
スローペースでいいよ。
一日一回見に来るのが習慣になったよ。
楽しみにマターリ待ってるよ(*´Д`*)ハァハァ