>>721 >>723 「W32.Whiter.Trojan」(とその亜種) 症状と対策
症状:OS起動後(ログオン後)、HDDに激しくアクセス。デスクトップのアイコンが
消えたり、使用中のソフトにアクセスできないというエラーが出る。フォルダのみ
を残して全ファイルが削除されている。ネットワークドライブに割り当てられている、
LAN上のドライブも同じように削除される。OSを終了すると二度と起動しない。
修復ソフトなどでファイルを復活させるとすべて33バイトになっており、
事実上復活不可能。
原因: Whiterウイルス=インストーラー等に仕込まれており、知らずに実行すると
感染する。このウイルスが -next のコマンドライン引数で実行されると、
ファイルサイズを0バイトにしたあと削除するため、フォルダのみを残し全ファイルが削除される。
Adobe製品やLightwave、エロゲなど、感染源多数。
対策:インストールした後(必ずOSを終了する前)、レジストリの以下のキーを調べる。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
ここに
Whistler %System%\whismng.exe -next
Piracy c:\WINNT\System32\winsvc.exe -n
という記述があればすでに感染している。すぐにそのキーを削除すればよい。
別の方法としては、システムフォルダ内にwhismng.exe(winsvc.exe)がないか調べる。
あれば削除、もしくは別の場所に移動する。ただし名前を変えられると
この方法は使えない。OSを再起動してからでは手遅れになるので注意。
また、ノートン先生はこのウイルスを検出できるらしい(未確認)。
参考ページ
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.whiter.trojan.html