嫁の選び方
ある金持ちの若い男・銀時が結婚相手を募集した。
すると3人の美しい女達・お妙とさっちゃんと月詠が名乗り出た。
銀時は彼女達それぞれに同額の大金を渡し、
彼女達がそのお金をどう使うかで嫁に選ぶ相手を見極める事にした。
お妙は、高価な服やアクセサリー、化粧品、美容院やエステに渡された金を全て使い、
自分を最高に着飾った。
「私は貴方を愛してるの。だから、貴方が1番美人の妻を持っていると皆に自慢出来るようにするわ」(銀さん、この間はどうもありがとうございました〜。あんなはした金でも志村家の1週間のお米代くらいにはなりましたよ。だからね、はい。―――次の分寄越せよ)
さっちゃんは、銀時の好みの物を買うのに渡された金を全て使った。
「私は貴方を愛してるの。だから、全部貴方の為に尽くすわ」(銀さあああああああん見て!
触って! 使って! 銀さんの為に新しい鞭と蝋燭と鎖と×××と×××とっ……SMグッズ屋に並んでた物大量に買い込んで来たの! さあっ、早くっ、私を貴方の雌豚にして!! 踏んで蹴って罵ってまた踏んでえええええええっっ!!!)
月詠は、吉原に新しい風俗店を開く元手として渡された金を全て使い、
その店(おさわりパブ)を成功させ、倍にして銀時に返した。
「私は貴方を愛してるの。だから、貴方をただ消費させない、
賢い有能な女であるようにするわ」(ほれ、金じゃ。
ぬしに借りは作らん。
……まぁ、その、なんだ……世話になったな)
誰と結婚するか、銀時は考えた。3日考えた。
そして決断し、ヅラを嫁に迎えた。