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メロン名無しさん:
前々から睨んでたんだけど、9話見て確信した。
魔法少女のシステムは貨幣経済システムのことだよ。
そして多分同じく貨幣経済を主題にした
ミヒャエルエンデの『モモ』と『エンデの遺言』がベースになってる。
ちょっと『エンデの遺言』から気になるとこざっくり抜粋してみる。
・エンデはメフィストフェレスを現代への警鐘としてとらえ、
近代経済の魅力と危険が示唆されていると考えていた。
・エンデが死の直前に構想していたオペラ「ビンの中の悪魔」のあらすじ。
悪魔の入ったビンを手に入れた人間は、
どんな願いでもかなえられるが、最後には地獄に落ちる。
この持ち主は別の人間に売るとき、必ず買ったときよりも安い値段で売らなければいけない。
つまり最後には売れなくなるという設定。
・経済学者シルビオ・ゲゼルの思想
以下そのまま引用
――ゲゼルの考える自由貨幣は、永遠の命をもつかのごとき貨幣を熱力学第二法則、
つまりエントロピー法則に従わせようとするものです。(中略)
この自然の力を誰も否定できはしません。エントロピーのゆえに時間の影響を受けるのです。
しかし人間はこれから逃れ出る出口を作り出しました。
それが、いまあるお金です。
エントロピーが"時間"と密接な関係があることと
『モモ』に出てくる時間の管理者マイスターホラや
同じく時間操作能力を持つほむらだけが本質を見ていること。
モモとまどかはシステムに組み込まれないイレギュラーとして、同じ立場に描かれているのかもしれない。