1 :
キラ・ヤマトさん:
■作画監督
略して作監。
その回の作画責任者。
レイアウト、原画を修正し、画を統一化する役職。
実力者は人気を博し、作オタから注目される。
ちなみに昔は原画担当者から上がってきたレイアウトと原画をまとめてチェックしていた。
今のように分けてチェックするようになったのは押井守の影響らしい。
作画がいい回はその回の作監さんの名前を覚える。コレ、作画オタクへの偉大なる一歩。
■原画
ポイントになる画を描く人。
レイアウトを描く人。
タイムシートも打ちます。
個性派アニメタは、ここでもう自分のカラーを出す。
■動画
原画と原画の間(繋ぎ)を描く人。
主に新人の仕事。
ただ今は数が減ったものの、動画専門の職人もいる。
いい原画も動画で線やタイミングが殺されて、目も当てられないカットになってしまうことも。
最近は劇場版xxxHOLiCのように独特なアニメーターの線をそのまま残そうと試行錯誤を重ねたり、作監修正をそのまま動画に、もしくは動画レベルの作業まで原画担当者がやるということがある。
他にも原画トレスなどの仕事がある。
※
また稀にもの凄い質の高い作画を「神動画」と称えるカキコもあるがこれは素人間違い。
この場合は原画と動画を複合した「神作画」を称するのが正しい。またこの場合は動画より原画の力による所が大きいのもポイント。
■動画検査
動画をチェック・修正する動画の責任者。動画チェックとも。
各制作会社に一人は腕利きのチェッカーがいる。
ここに3文字が並んでいると、ヤバイ場合が多い。
巧い人がこの役職に付き、クオリティを上げる(というか「動画崩れを防ぐ」の方が正しいかな)場合もある。
例えを出すなら業界からも作オタにも有名なのが名和誉弘。この人が参加すると『ぼくらの名和さんがキタ』とカキコされるとか、されないとか。
■レイアウト
通称L/O。
絵コンテを元に演出意図をくみ、
全体的な構成や配置、背景原図やカット内容などを具体的に設計する。
宮崎駿、今敏、渡辺歩、山下高明、高橋タクロウなど、レイアウトが巧い事で有名な人も居て、そういった人がレイアウトのみ担当していることもある。
中でも宮崎駿のレイアウトは神がかりともいえる完成度。
■総作画監督
略して総作監。
全体のクオリティを上げる為に、原画修正を行う役職。
主にアップの画を優先的に行う。
そのため引いたカメラの時にキャラの顔が崩れてるのは修正漏れのなごり。
が、制作時間の関係上それは仕方のない事なので、そこを棚に持ち上げて「作画崩壊」はルール違反。
作品によっては全話全カットのレイアウトや原画をチェックする人もいるが、地獄のような仕事量になるのでこれが原因で体を壊す人も…
■1原
ラフ原画。主にレイアウトや大まかな演技を決める。
巧い人の1原は、2原の人の勉強にもなる。
■2原
1原の清書。
稀なケースだが巧い人がここに入る場合もある。
有望な若手が後学のため優秀な人の2原を担当する時とか。
逆に1原担当者の師匠筋みたいな人が入ってる場合もあったりする。
■メインアニメーター
役職的には総作監と同じ。ここ一番の重要カットやバンク(下記参照)も担当。
■作画チーフ
作品の作画陣の頭角。
上記役職と同じく、重要カットやバンクも仕事をする事も。
■キーアニメーター
最近、目にする事が多くなって来た役職。
作品次第だろうけど、作画修正はせずに作品のキーになる所を原画を担当するのかな?
ただキーアニメーターは英語訳で原画マン(業界では原画の人をこう呼ぶ)を指すので、この命名はどーなのよ?って人もいる。
■仕上げ
色塗り、スキャン、人によっては特効(エアブラシ)もやる。
■バンク
用はカットを使いまわす事。
分かりやすい例では勇者シリーズやプリキュアの必殺技など。
ちなみにフィルム時代において、サンライズのアニメでの必殺技シーンなどのバンクは
DN(デュープネガ。焼き増し用フィルムのこと)であった。
このような作品中で見せ場となるバンクの作画は腕利きのアニメーターが担当していて、力の入ったものが多い。
ガンダムSEEDの様にスケジュール不足で適当なカットが使われることも&
■特技監督
作品中での特殊な職人映像を担当する役職。
例を出すなら板野サーカス系統の作画。ひと昔前は板野一郎。現在では村木靖が有名か。
技術面だけでなく、複数の部署にまたがってチェックする必要がある場合も
この役職を置くことがある(例:ゼーガペイン)
余談だが、現在アニメでこの役職に就いた事があるのはほとんどアニメーター経験者である。
■絵コンテ
構図、カット割、台詞、カメラワーク、内容、尺、全てを記入。
これを元にアニメーションを作る。つまりは作業指示書。
■演出
絵コンテに基づいて、各部署・担当に指示を行って作品内容を完成に導く役職。
コンテから任されてはじめて一人前とされている。
たまにシリーズ通して大半の演出を引き受ける縁の下の力持ち的な人もいる。
■エフェクト
元々はビーム系の特殊効果的な作画を指す。
最近では炎、水、風、爆発、煙、波などの自然物の動きも指す。
巧い人は限られるが、ここが特化してるアニメーターは人気がある。
■グロス
他会社に演出・作画〜仕上げまでをまとめて一話単位を任せる事。
稀なケースで自社回よりもいい仕事をしてくれる場合もある。例として武装錬金のジャイアンツ回や、キングゲイナーのボンズ回。
逆にギアスはあまりいいグロスに恵まれてないので、総作監がてんやわんや&。
■ロトスコープ
略してロトスコ。
実写撮影されたフィルムをひとコマずつトレースすることにより描かれたアニメーションのこと。
この技法は絵が苦手な人も巧く描け、巧い人でも勉強になる。
更にリアルな演技付けも可能になる為、クオリティの上昇に一役かっていいる。まぁバカスカ使われる事はないが。
有名なのは涼宮ハルヒの憂鬱12話の演奏シーン。
あれはプロの演奏をビデオに撮って、キャプチャー、プリントアウトしてそれを上からなぞって描かれた。
■背景動画
略して背動。
背景を背景さんに任せず、アニメーターが手描きで作画し、さらにそれを動かすこと。
無論、手間がかかる上、空間把握が必要なのでスキルが必要。
が、この手描き独特のスピード感に、軽いお遊びを入れたりとアニメーターの個性を感させる事もあり、作オタも背景が来ると大喜び。
恐らく現業界でいちばんこの手法を多用してくるのは松本憲生。
今は背景MADの完成を待ちわびている。
■154話(4/23)
誕生日会はいつものアイツが違う奴に見える
脚本=下山健人 演出=馬引圭 絵コンテ=みなみやすひろ 作画監督=今岡大
■155話(4/30)
裏の裏の裏は裏
脚本=大和屋暁 演出=宮原秀二 絵コンテ=高柳哲司 作画監督=佐藤綾子
■156話(5/7)
屋台に入るには微妙に勇気がいる
脚本=大和屋暁 演出・絵コンテ=三宅和男 作画監督=鶴田仁美、佐藤陽子
■157話(5/14)
男が揃えばどんな場所でも戦場になる
脚本= 演出・絵コンテ= 作画監督=
7 :
山本:2009/04/23(木) 19:21:24.13 0
乙
>1乙
金魂OPの金さん描いてるの誰だろ?
ずいぶん目に特徴があるよね
佐藤陽子とか
10 :
ゆりしー:2009/04/26(日) 02:13:33.82 0
エウレカの映画で佐々木洋平が作画監督してるらしいね
11 :
変態仮面:
佐々木は最近鋼錬もやってるしなー
大活躍だな