泉こなたは現実にいたら絶対いじめられる その2

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943メロン名無しさん
>>928

・・・そうだね、否定はしないよ。わたしはいつもそうだったから。
小柄で、病弱だからって・・・それを理由に逃げてたのはわたし自身。
でもね、もう違う。

わたし決めたんだ、お姉ちゃんの為に笑顔で地獄に落ちるって。
あいつら全員道連れにするんだ。
こなたお姉ちゃんの為なら、喜んでこの手を血に染める事ができるから。
944メロン名無しさん:2008/05/01(木) 18:43:27 ID:???0
私の前には今、かがみ先輩が横たわっている。
意識はまだある筈だけど身体の自由は利かないはずだ。
まだ多少自由になる首を動かして、必死に状況を理解しようとしてるみたい。

さっき先輩に差し出したお菓子には薬を入れておいたんだ。
疑いもせず意地汚く食べてた食いしん坊さん乙。滑稽だよ。
この時ほど自分の見た目とそこから来るイメージに感謝した事はないよ。
あの薬、もし大量に入れてればそのまま・・・でも簡単に死なれちゃ困るんだ。
これからが大切なの。先輩にとっても、わたしにとってもね。

わたしは腰を落とすと、ついと両手を伸ばしかがみ先輩の喉元を捕らえた。
まるで信じられないといった様子で目を剥くかがみ先輩。
「な、なんで・・・」

あ、まだ喋れるんだ。もうちょい多目に盛っとけば良かったかな。
でも残念だね。あなたなんかに喋る舌は持ちあわせていないから。
そのまま、渾身の力を込めていっきに絞めあげた。
945メロン名無しさん:2008/05/01(木) 18:45:30 ID:???0
元かがみ先輩だったそれは力無くダラリと横たわっている。
白目を剥き舌を突き出し、涙と鼻水と涎と糞尿にまみれ、中々良い様だ。
少し離れたところにへたり込み、息を整える。

両手から伝わった生温い感触、身体の痙攣・・・死ぬまで忘れることはできないだろう。
だがこれは、今の私にとっては必要な通過儀礼なのだ。
自分の手をあいつらの血で汚す覚悟が無ければ、こなたお姉ちゃんは救えない。

だいぶ落ち着いて来た。これなら大丈夫だろう。
わたしは鞄の中から用意していた小さめの斧を取り出した。
非力な私でも扱い易い、軽量型のやつだ。

絞殺は往々にして相手が息を吹き返すことがあるという。念には念を。
ついでに顔面を破壊しておけば身元が割れるまで時間を稼げる。
その間に他の蛆虫どもを始末できるだろう。

もはや一片の迷いも無い。
私は斧を頭上に掲げると、全体重をかけてそれの頭部へと振り下ろした。