【ARIA】ネオベネチアにあのキャラが観光に来たら……?

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20メロン名無しさん
鉄郎「へぇ、ゴンドラで観光案内かぁ」
メーテル「ここは、機械化される前の地球の姿を模して作られた街……心無い人は偽りの街というわ」
鉄郎「こんなに綺麗なのに」
灯里「でも、私はこの世に嘘モノなんて無いと思っているからへっちゃらぽんです」
鉄郎「嘘モノはない、か……」
灯里「あ、お客様、じゃがバター屋さんですよ」
鉄郎「じゃがバター?」
メーテル「カットされていない丸のままのじゃがいもに、合成じゃない本物のバターを乗せたものよ」
鉄郎「食べてみる!食べてみるよそれ!」
(略)
灯里「今日はどうもお疲れ様でした」
鉄郎「ありがとう。とっても楽しかったよ。じゃがバターも美味しかったし」
灯里「……」
鉄郎「?」
灯里「どうしても、アンドロメダまで行くんですか?」
鉄郎「うん。それが僕の夢だから」
灯里「機械の身体にならなくても、素敵なことはいっぱいあるのに……」
鉄郎「ごめん」
灯里「いいえ、私の方こそ、言い過ぎました」

N「遠ざかるアクアを見て鉄郎は思う。機械の身体にならなくても素敵なことはあるのだと言った少女の言葉に
  嘘はなかったのだろうと。そして同時に、機械の身体になったら、あのじゃがバターは食べられないのだろうかと。
  メーテルは何も言わない」