歴代鬼太郎が兄弟だったら2

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849メロン名無しさん:2007/11/01(木) 19:52:42 ID:???0
松岡「戸田と野沢は南に、高山とウエンツは西に、ほしのと松本は北の方へ行ったようですね。
   では父さん、僕らは東の方角へ行きましょうか。」
目玉「うむ。しかし、この森は随分と深いから迷わぬようにせんとのう。」
松岡「そうですね。こうやって道々歩きながら枝を手折って行けば、帰りの目印になりますよ。」
目玉「成る程、流石は長男じゃ!…しかし、他の皆は迷ったりせんか、ちと心配じゃな。」


戸田「いいか野沢!勝負に負けたほうが松岡兄の前でつぼマンボを歌って踊るんだからなっ!」
野沢「わかってるよ!」
戸田「見てろーっ、負けないぞ!」
野沢「僕だって負けないよ!」
戸田「もう随分拾ったぞ!野沢は幾つ拾った!?」
野沢「数なんか数えてないよ!」
戸田「僕もだ!こうなったら、見た目の多さで勝負だ!見ろ、積み上がったこの栗の山!」
野沢「僕の栗の塔だって負けてないぞ!」
戸田「ええーっ!?なんでそんなテクニカルな積み方なんだー!?」


松本「よーし!さあゲットするぞ、ほしの君!目指すは151個だよ!」
ほしの「え、今はもっと多いんじゃ?」
松本「…え、なにが?」
ほしの「…え?何がでしょう…何となく口をついて出たんですけど…」
松本「よく考えたらどうして151個とかいう数字が浮かんだんだろ?何となく思いついたんだけど…」
ほしの「沢山拾おうってことですよね、きっと!あはは!」
松本「そうかー、はははは!」
??「楽しい栗拾いはそこまでだ、ほしの鬼太郎!」
ほしの「はっ!だ、誰だ!?」


ウエンツ「ねーひょっとして高山君って松本君と仲悪いの?」
高山「えっ?いや…別に仲悪くはないですけど、僕ちょっと苦手なんですよ松本さん…。
   どうも僕、なんか電気属性の別の何かとごっちゃにされてるような気がするんですよねー。
   だから断腸の思いでウエンツさんと行動することにしたんですよ。」
ウエンツ「断腸の!?」
高山「それよりウエンツさん、さっきからパンみたいなのを千切っては落としてますけど何ですそれ。」
ウエンツ「あっ、これはね、帰り道を忘れない為の目印!迷子になったりしないようにね」
高山「そんな事しなくても、僕地図持ってますよ?」
ウエンツ「えーー!そんなの隠し持ってたの!?早く言ってよーー!」
850メロン名無しさん:2007/11/01(木) 19:56:34 ID:???0
??「俺はトロピカル妖怪四天王の二番手だ!よくも一番手を倒してくれたな、ほしの!」
ほしの「出たなーっ、トロピカル妖怪四天王の二番手!あ、松本さん、実は僕ここへ来る前に
   トロピカル妖怪四天王と戦っていて、一番手を倒したばかりなんです。」
松本「トロピカル妖怪四天王って何者なんだ?」
ほしの「熱帯地方の妖怪の四天王ですよ。」
松本「へえー、君はなんかすごい強敵と戦っているんだなあ。」
ほしの「え、僕にとっては割と日常茶飯事ですけど…」
松本「よーし、向かって来る敵は倒して前に進むまでだ!行くぞほしの君、10万ボルトだ!!」
ほしの「はい!くらえっ、体内電気スパーク!!」


戸田「僕の山の方がでかいぞ!」
野沢「えーっ、僕の塔の方が高いよっ!」
戸田「なにをー!」
野沢「このーっ、わからず屋!えいっ」 サクッ 
戸田「いたーっ!イガ栗が額に刺さったーっ!こらー何をする!くらえっ」 ザクッ
野沢「ギャッ!ザクッって音した!くそーっ、てやっ」 ザクッ
戸田「なんの!せいっ」 ザクッ
野沢「受けてみろ!そぉい!」 ザクッ
戸田「痛いそこは痛い!どこ狙ってるんだよ、野沢!」
野沢「そぉい!」 ザクッ
戸田「こらっ、そこに狙いを絞るなーっ!」


目玉「えっほ、えっほ、ふー。良い運動になるわい。」
松岡「でも、宝探しみたいで楽しいですね。」
目玉「そうじゃのう。」
松岡「沢山拾ったらどう料理しましょうか。栗おこわは基本として、後は栗饅頭とか…」
目玉「うむ、甘い物が良いのう。」
松岡「甘露煮とか茶巾絞りとかですね。栗きんとんも良いですね。」
目玉「あとやはり、栗といえばモンブラン!じゃ!」
松岡「モンブラン…ですか…うーん、でも、うちの台所で作れるかな…?」


ウエンツ「高山君ー、僕たちも栗拾い競争やろう!」
高山「一人でやって下さいよー。僕そういうの興味ないので…」
ウエンツ「どうやって一人で!?」
高山「さ、拾うだけ拾って帰りましょう。ウエンツさん、間違えてどんぐりとか拾わないで下さいね。」
ウエンツ「そんなの間違えないよー!あっ、見て高山君、ここほら、きのこ生えてる。」
高山「あ、ホントですね。」
ウエンツ「これ食べられるかな?」
高山「さあ…ウエンツさん食べてみたらどうです?」
ウエンツ「イヤだよー!毒とかあったら大変じゃん!!」
851メロン名無しさん:2007/11/01(木) 20:01:25 ID:???0
ほしの「はぁ、はぁ…」
松本「やったぞ、ほしの君!」
??「ふふふ…よくも四天王の一番手と二番手を倒してくれたな、ほしの!」
ほしの「現れたな、トロピカル四天王三番手!」
松本「ほしの君、こいつは草タイプの妖怪のようだ。電気属性の攻撃の効果はいまひとつだぞ。」
ほしの「なら、どうすれば…」
松本「草タイプの敵には飛行タイプの攻撃だ!行け、ほしの!ちゃんちゃんこ旋風だ!」
ほしの「よーしっ、くらえ!霊毛ちゃんちゃんこ旋風!!」
松本「いいぞーっ、効果はばつぐんだ!」


松岡「あ、栗ごはんのおにぎりや栗饅頭をお弁当にして、紅葉狩りなんてどうでしょう?」
目玉「おお、良いのう。風流に秋を満喫じゃ。やはり、四季は大切にしたいものじゃのう。」
松岡「あっ。お弁当といえば、昨日と今朝の残り物を詰めたお弁当を作ったんだった。
   この辺りはちょうど景色の眺めも良いですし、お昼御飯にしましょうか、父さん。」
目玉「うむ、沢山動いたから腹が減ったわ。おっ、そうじゃ…確か、魔法瓶に暖かい茶を
   入れて持ってきてあったな。」
松岡「ええ、これですね。」
目玉「屋外で入るお茶風呂と言うのも、中々良いものではないかと思うんじゃよ。」
松岡「森まで来てお風呂ですか?ふふ。いいですけど、先にお弁当を食べてからにしましょう。」
目玉「うむ…。おお、蛙の目玉の煮付けが美味そうじゃ。では、いただきます。」
松岡「いただきます。」


戸田「はーっ、はーっ…ま、待って野沢…ちょっと待て、一時停戦…」
野沢「降参かー!?」
戸田「こ、降参はしたくない…でもこのままではイガ栗が刺さりすぎて共倒れに…」
野沢「確かにトニー、全身にまんべんなくイガ栗が刺さりすぎてもう刺さるとこ無いな。」
戸田「それはお前も同じだろーっ!あとトニーって言うなってば!」
野沢「じゃあ、何か別のことで勝負をつけよう。」
戸田「別のことって例えば何だよ。」
野沢「栗以外で、何かすごい物を見つけた方が勝ちって言うのはどうかなあ。」
戸田「お、いいぞ!それで勝負だ!」


ウエンツ「あー疲れた、もう疲れた…休憩しよう高山君、休憩…」
高山「えー、もうですかー?」
ウエンツ「だってほら僕脚長いから屈んでばかりだと腰痛くなって…」
高山「じゃあ、そろそろお昼にしましょうか。」
ウエンツ「あ、お弁当?おにぎりと玉子焼きとソーセージかあ、豪華だね。自分で作ったの?」
高山「いえ、ネコ娘がくれました。」
ウエンツ「そっかー。いいねー……」
高山「…ウエンツさん、まさか手ぶらで来たんですか?」
ウエンツ「いや、ナイススティックを持って来たんだけど、千切って目印に落とすのに使っちゃった…」
高山「ああ…今頃鳥の餌になってますから無駄にはなってませんよ、大丈夫です」
852メロン名無しさん:2007/11/01(木) 20:05:55 ID:???0
ほしの「はぁはぁ、手強い相手だった…」
松本「大丈夫かい、ほしの!」
ほしの「え、ええ…なんとか倒しました…なんかいつの間にか呼び捨てになってますけど…」
松本「いつ最後の敵が襲って来るかわからない…ここらでお弁当を食べて一息つこう。」
ほしの「あっ、いいですね!僕、猫娘が作ってくれたお弁当持ってきたんだった!やっぱり猫娘が
   作ってくれたお弁当は格別だなーっ!これを食べればどんな妖怪とだって戦えますよ!」
松本「ほしの の HPが 200 かいふくした!しかし とても まずい!」 ぴこーん
ほしの「いや不味くないですよ!何言って…え、今何か効果音っぽいものがしませんでした!?」


高山「ウエンツさん、膝抱えて貧乏揺すりするのやめて下さいよ、鬱陶しい…」
ウエンツ「…おなかすいた…」
高山「拾った栗食べたらどうです?」
ウエンツ「生で食えるかー!ちゃんとした物食べたい、例えばおにぎりとか!」
高山「欲しいなら欲しいって言えばいいのに…」
ウエンツ「言ったってどうせくれないんだ…」
高山「僕だってそこまで鬼じゃないですよ。あげますってば、はい。」
ウエンツ「いいの!?やったーありがとー!具は何が入ってるの?」
高山「…ごはんですよですけど……」
ウエンツ「あ、やっぱりそうなんだ……」
高山「…要らないなら返してください!!」
ウエンツ「えーそんな事言ってないじゃん!食べるよー食べるってば!」


戸田「おーい野沢ーっ。どうだ、何か見つかったか?」
野沢「僕サツマイモの蔓を見つけたよ!沢山掘ったぞっ、どうだこのイモの山!」
戸田「おおーっ、すごいな!」
野沢「戸田兄はどうだった?」
戸田「僕は山ブドウ見つけたぞ!これだけあればブドウ酒とか色々作れるぞーっ!」
野沢「うわーっ、立派なブドウだな!」
戸田「くそっ、中々勝負がつかないな!見てろっ、もっとすんごい物見つけてやるっ!」
野沢「僕だって!」
853メロン名無しさん:2007/11/01(木) 20:10:20 ID:???0
その頃ゲゲゲハウス

4期ぬらり「ふふふ、いよいよ5期の無念を晴らす時が来たようだ…。おいっ、準備は良いか。」
4期朱の盤「ふぁい、ぬらりひょん様〜。」
ぬらり「ぬらりひょんではない、妖怪王だと言うに!」
朱の盤「準備オーケーです、ぬ…妖怪王様〜。」
ぬらり「よし!ごはんですよキャノン構え!行くぞ、突撃だーっ!」
朱の盤「お〜!」
ぬらり「ふははは!覚悟しろ、も…高山!!」



朱の盤「…あれ〜、誰も居ませんよぬらりひょん様〜。」
ぬらり「ぬぁにぃッ!!全員留守…だと…!!」
朱の盤「みんなでどこかへ遊びに行ったんでしょうかね〜?」
ぬらり「…ふ、ふん!出直しだ!」
朱の盤「ぬらりひょん様〜、そんなにガッカリなさらないで〜。」
ぬらり「バ!ガッカリなぞしとらん!!そして妖怪王ではない、ぬらりひょんだ!あっ間違えた!」
854メロン名無しさん:2007/11/01(木) 20:15:17 ID:???0
高山「そろそろ集合場所に戻りましょうか、夕刻になって風も出てきましたし。」
ウエンツ「うん、暗くなる前に帰らないとね…ってぬおーっ!強風が!ああーっ僕のヅラが!!」
高山「ま、またか…!」
ウエンツ「待って僕のヅラ!待って待って〜!飛んで行かないで〜!」
高山「あ、ウエンツさん!どこへ行くんです、いけませんそんな無闇に、こらー、ウエンツさんー!」
ウエンツ「待ってー!!」
高山「危ないですって、ああもう、ていうか速ッ!」


目玉「どうじゃ、こうして被れば…ほっ!『イガ栗ヘルメット』じゃ!」
松岡「ふふふ、カッコいいですね。怒髪天を突くって感じで。」
目玉「ふむ、ちょいワルおやじになった気分じゃのう。」
松岡「でも気をつけて下さいね、尖ってますから刺さったら危ないですよ。」
目玉「うむ、どうも安定感がいまいちじゃ…」
松岡「錐で左右に穴を開けて、ゴム紐を通したらどうでしょう?」
目玉「おお、それは良いアイディアじゃ!持って帰って、早速工作するぞ!」
松岡「ええ、でもまずは殻よりも実を集めないと。」
目玉「はは、そうじゃった!」
松岡「あはは!」


ガラガラ

ウエンツ「ひィー!!こんな所に崖が!落ちる!死ぬ!終わる!ウエンツジエンド!」
高山「だから言ったのに…あれ?なんだろこの既視感…なんかこんな場面以前にあったような…」
ウエンツ「何言ってるのー!?助けて早く!辛うじて片手で体重支えてるんだから早く助けて!」
高山「わかりましたよ、ほら、掴まって下さ…あっ、いけない地図が。」
ウエンツ「ギャー離さないで!もう落ちるからマジで!地図はいいから僕を優先して!」
高山「えー、でも地図が無いと…」
ウエンツ「いいから!地図はいいからー!!」


??「よくも仲間達をやってくれたな、ほしの鬼太郎…今日が貴様の命日だ!」
ほしの「出たな、トロピカル妖怪四天王の最後の一人!」
松本「ほしの、敵ははがねタイプだ!ほのおタイプか格闘タイプの技で応戦だ!」
ほしの「よし!いくぞ!超電磁火の玉ショーーック!!」
??「ギャーー!!」
松本「やったぞ、ほしの!四天王を倒したぞーっ!」
ほしの「え、ええ、やりました!」
松本「殿堂入りだ!!おめでとう!!」
ほしの「え、殿堂入りってなんですか…?あっ、上から何か落ちてきた。」
松本「ほしの は 景品 『誰かのヅラ』 を てにいれた!」
ほしの「ええっ、これ僕の所持品になったんですか!?いやだなあ…」
855メロン名無しさん:2007/11/01(木) 20:20:05 ID:???0
野沢「おーい戸田兄ー!」
戸田「おっ、野沢!見ろ、この竹の子!こんな大きな竹の子滅多に無いぞ!参ったか!」
野沢「僕は松茸見つけた!」
戸田「えー!?松茸!?よく見つけたなそんなの!!」
野沢「へへ、すごいだろ!僕の勝ちじゃない?」
戸田「なに、まだまだ!これしきじゃ勝負はつかないぞ!」


松岡「…もう夕刻を過ぎたのに、誰も戻って来ませんね。」
目玉「集合時間も守れんとは、我が息子達ながら情けないのう…トホホ…」
松岡「まさか迷ったりはしてないと思うけど、ちょっと心配ですね。」
目玉「なあに、そのうち揃って戻ってくるわい。そうじゃ、こんな時は暇潰しに色取り忍者じゃ!」
松岡「え?…良いですけど、あれって二人で出来るのかなあ?」
目玉「シュッシュッ、シュシュシュ!」


ウエンツ「すっかり陽が暮れちゃった…」
高山「地図が無いと帰り道がわかりませんからね。」
ウエンツ「あれはゴメンって言ったじゃん!大体僕の命がかかってたんだからあの時はー!!」
高山「あまりウロウロしても無駄ですから、一箇所でじっとして誰かが探しに来るのを待ちましょう。」
ウエンツ「おなかすいた…」
高山「あ、お弁当の缶を使って飯盒炊爨しましょうか。」
ウエンツ「いいね、しようしよう!」
高山「じゃあ僕が料理しますから、ウエンツさんは焚き木になる枯枝とか集めて下さいね。」
ウエンツ「いいよー!」


戸田「おおーい野沢ーっ!これでどうだーっ!?」
野沢「うわっ、なんだよ、それ!」
戸田「イノシシ獲ったどー!」
野沢「うわーっ、でか!!」
戸田「どうだっ、これに勝てるかお前!」
野沢「僕のはそんなにでかくはないんだけどさー。」
戸田「何だよ、見せてみろって。」
野沢「うん、これ。」
戸田「えええ!!これツチノコー!?」
856メロン名無しさん:2007/11/01(木) 20:24:20 ID:???0
??「とうとうここまで来たかほしの…」
ほしの「お前は…トロピカル妖怪のボス!ここがお前の根城だったのか!」
松本「ここまで来るのに夢中すぎて気付かずにいたけれど、新しい世界への扉は知らないうちに
   GETしていたんだ…」
ほしの「え、何言ってるんですか?ていうか僕もうさっきの技で力を出し尽くしたんですけど…」
松本「大丈夫だ、ほしの!ここであの技…『ゆびをふる』だ!」
ほしの「えっ、霊気指鉄砲のことですか?よーし、くらえ、霊気指鉄砲!」
松本「効果はいまいちだ。」
ほしの「くそーっ、効いてないぞ!」
松本「仕方ない、最後の技をお見舞いしてやれ!ほしの、捨て身タックルだ!」
ほしの「えーっ、捨て身ですか?それはちょっと…僕大丈夫ですかねそんな事して…」
松本「心配するな、勝っても負けてもお祭騒ぎさ!」


松岡「父さん、ひょっとして僕達が集合場所を間違えてるってことは無いでしょうか?」
目玉「そんな事はないと思うがのう…。しかし、これだけ待っても誰一人帰って来ないというのは
   確かにおかしいかも知れんのう。」
松岡「もしかしたら今頃みんな、僕達の事を探しているかも知れませんね。」
目玉「みなが迷っていると思っていたら、実ははぐれていたのは自分達の方じゃったのか…。
   トホホホ、恥かしいのう…。」
松岡「では、とりあえず家に帰りましょうか。みんなが森の中を探しているとしても、
   誰か一人は行き違いにならないよう家で僕らの帰りを待って待機している筈ですから。」
目玉「うむ、それが良いわい。」


ウエンツ「高山君が料理上手いとは知らなかったよー!すごく美味しいよこれ!何が入ってるの?」
高山「この山で摘んだ山菜とかですよ、塩気が無いから味気ないと思いますけど。」
ウエンツ「高山君は食べないのー?」
高山「ええ、僕は後で…ところでウエンツさん、気分とか悪くないですか?」
ウエンツ「え、別に。何で?…あ、そう言えばちょっと手足が痺れてる様な気がするかも…」
高山「そうですか…。他にはどうです?」
ウエンツ「え、他にはって…ハッ!ほだへ(涎)が!ほだへ(涎)がほ(止)まは(ら)ない!!」
高山「ウエンツさん、さっきのアレやっぱり食べられないきのこだったみたいです。」
ウエンツ「ほぇーーー!?ひんはらほーふる(死んだらどーする)!!」
857メロン名無しさん:2007/11/01(木) 20:29:02 ID:???0
戸田「あーあ、また気が付いたら辺りが真っ暗だ…。野沢と何かやると碌な事にならないなーっ。
   あっ、お昼に食べようと思って持ってきた地獄饅頭食べるの忘れてた。」
野沢「それにしても、ホントにこれ全部持って帰るのかい。」
戸田「だって、折角とったものを置いていったら駄目になってしまうぞ。粗末にしたらいけないよ。」
野沢「僕たち栗を拾いに来た筈なのになあ。」
戸田「集合時間を破ったりして、みんな怒ってるだろうなあ。帰った途端に流されたらどうしよう。」
野沢「あ!トニーは勝負に負けたんだから、つぼダンスやらなきゃ駄目だぞ。」
戸田「えー!?」


ほしの「はぁはぁはぁ…と、とうとう倒した…これで熱帯妖怪の日本征服は食い止めたぞ…!」
松本「まぶたを閉じれば甦る、炎が燃えて風が舞い鳴き声とどろくあのバトルが…」
ほしの「えっ、鳴き声ってなんですか?どのバトルですか?…あ、栗を拾いに来た筈なのに
   結局全然拾えなかった…。あの、折角なのにあれですけれど、なんか僕もう満身創痍で
   ボロボロなんで、自分のゲゲゲの森に帰りますね。」
松本「そう、トキワの森に…」
ほしの「え!?いや、ゲゲゲの森ですよ。松本さん、なんかどんどん変ですよ?」
松本「ところでほしの君、どうして僕は声優ネタばかりなんだろう。」
ほしの「ここに来て急に素面に!?…それはやっぱり、ゲームをした事がある人が少ないんじゃ…」
松本「やっぱりそうなのかな……」
ほしの「………」


高山「もー、まだ涎止まらないんですかーウエンツさん。」
ウエンツ「はへのへいはほ…」
高山「え?なんですか?」
ウエンツ「ははやはのはほ、ひひふへ…」
高山「誰がアホでチビすけです、ヅラオの癖に…。さて、寒くなってきたし、そろそろ帰りましょうか。」
ウエンツ「へ!ほうはっへ!?」
高山「やっほー!」
呼子「やっほー!呼んだ?」
高山「うん、地図を失くして迷って困ってたんだ。来てくれてありがとう。」
呼子「お安い御用だよー。…あれ、ウエンツなんか変だけど、どうしたの…」
高山「あれはね、ごはんですよを馬鹿にした制裁を受けているんだよ。」
呼子「へー。」
858メロン名無しさん:2007/11/01(木) 20:35:30 ID:???0
松岡「ただいまー。あれ?父さん、誰もいませんよ。」
高山「ただいま。あ、兄さん、今帰ったところですか?」
松岡「あ、高山。うん、今戻ったばかりだよ。僕達、もしかして皆に心配かけたかな?」
高山「えっ?僕は、ウエンツさんがヅラと地図を失くしてしまって、呼子に道案内を頼んで
   帰って来たんですけど。」
松岡「あれ、そうなんだ。ウエンツはどうしてプルプル小刻みに震えてるんだい。」
高山「食べられないきのこを食べてしまって。」

松本「あのー、今誰かがヅラを失くしたって言いました?」
高山「あ、松本さん。お帰りなさい、ほしのさんは?」
松本「ほしの君は、途中でトロピカル妖怪四天王と熱帯妖怪のボスとの死闘を繰り広げて、
   自分の森に帰って行ったよ。皆に宜しくって言ってました。」
高山「ええ!?死闘を!?栗は拾わなかったんですか!?」
松本「ヅラなら拾ったんだけど…ほしの君が持って行っちゃったから僕は持ってないんだ。」

松岡「ああ、戸田と野沢も帰って来たよ。なんかすごい荷物を抱えてるなあ。」
戸田「た、ただいまあ…。」
松岡「お帰り。二人はすごい収穫だね。」
野沢「あれ、松兄怒ってないのかい、集合時間に遅れたこと。」
松岡「皆無事に家に帰って来たのならそれで良いじゃないか。」
戸田「よかったー、助かったーっ!当面は…」

松岡「よし、早速皆で夕飯にしようか。じゃあ、帰って来るのが一番遅かった罰として、
   戸田と野沢が栗の殻と皮剥きだよ。」
戸田「おいっ野沢!栗剥き競争しよう!」
野沢「えーっ、また勝負?いいけどもさあ。」
松本「あれ、ウエンツ君は?」
高山「ウエンツさんなら、ほしのさんにヅラを返して貰いに行くって言ってさっき出て行きましたよ。
   …あれ、ウエンツさんだ。なんか血相変えてこっちに走って来ますけど…あ、すっ転んだ。」
ウエンツ「噛まれたーっ!」
松岡「何に?」
ウエンツ「外に居たなんかツチノコっぽいのに!僕死んじゃうかも!!」
戸田「あれ、噛むのか…。」
野沢「知らなかった…」



そんな風に更けて行く秋の長夜…



ウエンツ「えー!?終わるの!?僕はどうなるのー!?」
戸田「正露丸でも塗っとけよ。」
859メロン名無しさん:2007/11/01(木) 21:10:29 ID:???0
面白かった
笑わせてもらった
GJ
860メロン名無しさん:2007/11/01(木) 21:16:43 ID:???0
みんな最高すぐる 笑い死ぬかと思った
GJ!!
861メロン名無しさん:2007/11/01(木) 23:25:09 ID:???0
雪姫「どきどきわくわく。」
ゲタ吉「あれ、雪姫ちゃん、どうしたの?籠なんかもって。」
雪姫「ほら、いとこの松岡鬼太郎さんたちが栗拾いに行っているから。」
ゲタ吉「おっそわけを待っているわけか。」
雪姫「そうです。」
ゲタ吉「しかしあいつらが普通に帰ってくるかね?俺の小さい頃とおんなじくらいやんちゃだぞ。
    俺の下は今もやんちゃだけど。」
雪姫「下ネタはやめてください。レディの前ですよ。」
ゲタ吉「それは悪かった。許して欲しい。それで、もし栗をおっそわけしてもらったらどうするんだい?」
雪姫「そりゃ量にもよりますよ。栗ご飯にするか甘露煮にするか。」
ゲタ吉「そうか、俺もおっそわけしてもらおうかな。今、墓場の小父さんがこっちに来るらしいんだ。」
雪姫「え?!」
ゲタ吉「ゲゲゲハウスにも寄るってさ。じゃ俺はちょっと部屋に戻るよ。」
雪姫「入れ物を持ってくるんですか?」
ゲタ吉「いんや、くりくり聞いていたら別のくりを思い出して、ちょいとマスでも。」
雪姫「つまらない下ネタはやめろってば!」
862メロン名無しさん:2007/11/02(金) 02:51:26 ID:???0
ちょっと、栗拾いネタ夜中に爆笑ですよ!
こんなに笑ったの久しぶりだ。大作GJ!!!!
863メロン名無しさん:2007/11/02(金) 15:26:06 ID:???0
カランコロンカラン

墓場「よお、久しぶりだな。」
戸田「よ、よ、よ。」
高山「落ち着けよ。」
戸田「なんだよ、そういう兄貴こそがたがた震えてるじゃないか。」
松岡「久しぶりです、墓場の小父さん。」
野沢「細菌の弔詞はどうでした?」
松岡「野沢、言っていることがおかしい。」
墓場「相変わらずおもしろいな。高山、どうだいテレビの世界は。」
高山「は、は、はい。がんばって精進して一所懸命にがんばってます。」
松岡「だからそんなに緊張するなって。」
墓場「俺も来年にはお前と同じギョーカイで仕事をするからなぁ。様子を聞きたかったんだ。」
高山「はい、テレビでは某探偵少年と呼ばれたりしながら、
   パンチラする子泣き爺や酒びたりのネコ娘、ロリコン気味の砂かけ婆と一緒にがんばってます。」
野沢「おえーっ。」
戸田「高山、色々混ざってる。」
864メロン名無しさん:2007/11/02(金) 15:31:32 ID:???0
墓場「ヒヒヒ、まあいいや。ところで質問なんだが。」
高山「は、はいぃ。」
墓場「俺は煙草を吸うことができるか?最近のテレビじゃぁ、こういうことには細かいらしいな。」
高山「ハイ、煙草を一本吸うとニコチンが全身を巡り、五分後には末端の血管が収縮。」
松岡「高山、一回深呼吸しよう。」
高山「ひーひーっひーっひー。」
松岡「落ち着け、吐いてばっかりじゃないか。」
野沢「高山兄ちゃん、こうすればいいんだよ。ヒッヒッフー、ヒッヒッフー。」
戸田「野沢ぁ、わざとやってるだろ。」
865メロン名無しさん:2007/11/02(金) 15:37:18 ID:???0
松岡「高山は極度の緊張のあまり受け答えできないみたいですので、僕が代わりに答えますよ。」
墓場「さすが長男、肝が据わってるねぇ。」
松岡「まあ立ち話もなんですから、お茶をどうぞ。」
墓場「お、ありがとう。」ぐぃー
墓場「ところで父さんはどうしたんだ?挨拶しようと思ったんだが。」
松岡「父さんだったらそこの茶碗でお風呂に入ってましたよ。」
戸田「そこの茶碗……。」
野沢「墓場小父さんに出した奴じゃないかー!!!」

と、とうさーんーーー!!!




高山「冷静にさせるためだからって、何も地獄に流さなくてもいいじゃないか!」
カーチャン「あら高山ちゃん、久しぶりねぇ。今日は仕事も休みだから、一緒に地獄まんじゅうでも食べましょう。」
高山「わーい。」
866メロン名無しさん:2007/11/02(金) 15:48:56 ID:???0
ヒッヒッフーは吸って、吸って、吐いてだと思ってたら
実際には吐いて、吐いて、吐いてだとこの前テレビで言ってたけど本当なのかなー
867メロン名無しさん:2007/11/02(金) 17:31:16 ID:???O
なんかすげー貫禄なんだがwww
868メロン名無しさん:2007/11/02(金) 18:07:35 ID:???0
>>867
バキの親父っぽいものを想像せずにはいられない
869メロン名無しさん:2007/11/03(土) 11:34:29 ID:???O
野沢「墓バキ太郎!」
戸田「あのねぇ」
870メロン名無しさん:2007/11/03(土) 11:55:24 ID:???0
>>869
うめえwwww
871メロン名無しさん:2007/11/03(土) 15:53:41 ID:???0
野沢と戸田もいいコンビになってきたなw
872メロン名無しさん:2007/11/03(土) 17:51:47 ID:???0
高木「な〜鬼太郎、ウエンツにばっかり構ってないで、たまにはおれとも絡んでちょーだいよ。
   こちとら何時お声がかかってもいいように常時スタンバってんのに、出番がサッパリ無くてさア。」
高山「…そうは言ってもなー、大体お前、本編でだって僕とあまり絡まないだろ。
   画面の隅の辺りに映ってるばかりじゃないか。みんな使いにくいんじゃないかな?」
高木「ええー?イヤそんな事ぁねえだろ!」
高山「あとこれは大した事じゃないかもしれないけど、僕とお前が会話してると名前の字面が」

高木「『…似てるからややこしいし』とか言いやがったんですよあのやろ〜!
   しかも戸田の野郎が『第二話にしてお前の出番は終わったようなものだしな』とか言って、
   指差して笑いやがったんですよ〜!!」
富山「あ〜そうなの。だからってそんな咽び泣かなくてもさあ。」
千葉「まー確かにオメーは俺たち兄弟の中でも、歴代一ネコ娘に出番を食われてっからな〜。」
大塚「まあアレだぁね、時代がおめえよりもネコ娘を選んだって事だろーねえ。」
富山「やっぱしアレなんかねえ、パンツが見えるか見えざるかみたいなのがいいんかねぇ。」
高木「この先おれが出番を増やすには一体どーしたらいいんでしょ、兄さん方。」
大塚「そりゃあ、おめえ、パンツにはフンドシで。」
千葉「…対抗できるわけねーわな〜。」

高木「…とか言いやがってよお、みんなしておれを笑うんだよォ!兄弟なのに冷てぇよな〜。」
ぬらり「ええい受話器にすがって泣くな、五月蝿いわ!大体なんだ、何故私が貴様の愚痴を
   (…なに、もう切らないと駄目なのか。良いではないか、もうちょっと…わ、わかったやめろ…)
   おいっ、切るぞ!看守が

   ブツッ



エンディングテーマはねずみ男のキャラソンでお楽しみ下さい。
873メロン名無しさん:2007/11/03(土) 23:48:33 ID:???0
懐アニ昭和からきますた。悪女ユメコ萌えです。
>>248タンの漫画を見せてくれまいか。
874メロン名無しさん:2007/11/04(日) 00:11:42 ID:???0
まとめサイトへGO!
http://www42.atwiki.jp/reki-kita/

ここのコラ作品って所にありまっせ
875メロン名無しさん:2007/11/04(日) 00:45:37 ID:???0
まとめサイトの中の人、いつも乙です
876873:2007/11/04(日) 02:59:01 ID:???0
>>874タン
ありがとう〜!
悪女ユメコ…素敵だ…!
まとめサイトの人もありがdです。
877メロン名無しさん:2007/11/04(日) 11:26:31 ID:???0
まとめサイトの中の人本当にいつも乙です!

今日久しぶりに初代スレを読み返してみてなんか色々懐かしかったよw
あとホラー(シリアス)ものももっと増えたらいいなぁ。
自分も今書いてはみてるんだが難しい…orz
878メロン名無しさん:2007/11/04(日) 14:31:50 ID:???O
このスレからいるんだけどホラーって初代にもあるの?

自分もホラ好きだからもっと読みたい
879メロン名無しさん:2007/11/04(日) 15:39:35 ID:???O
初代にはないよ。>ホラー
ってか聞かなくてもまとめスレに行ったら分かるだろう。
880メロン名無しさん:2007/11/05(月) 00:19:57 ID:???0
まとめサイトみたら初代のdatをご所望と言うことなのでアップしておきました。
いつも更新乙です!

http://www12.axfc.net/uploader/93/so/File_2337.zip.html
881メロン名無しさん:2007/11/05(月) 00:36:00 ID:???0
戸田「野沢ー、野沢ー、ごはんだぞー。」
野沢「あ、トニー。」
戸田「だからその名前はやめろって……って、なに抱えてんだお前!」
野沢「え、死体。」
戸田「どこにおいてあったんだよ!」
野沢「あそこの木にぶら下がっていたのを下してきたの。あ、これ、遺書だから。」
戸田「全く、最近はこういうのが多くて困るよ。何々……リストラされて家族に会わせる顔がない?
   今月で二人目だぞ。記録更新だよ。」
野沢「まあ待ってよ。この人、まだ息があるみたいだから、助かるよ。」
戸田「いくらリストラされたからって、命があればやり直しできるんだから。
   粗末にするんじゃないよ。」
野沢「人間、一回絶望すると這い上がるのが苦しく感じるからねぇ。
   よし、発破をかけてみるか。トニー、手伝ってよ。」
戸田「手伝うからその呼び方はやめろって!」



リストラ男「うわぁぁぁあぁぁl!!」
がばっ
野沢「どうでした、地獄は。」
リストラ男「はぁ、はぁ、はぁっ……!!あ、あんたは……?!
      ハッ!い、生きてる!!」
戸田「さっきの地獄はお試し版で途中で僕たちが戻した。」
リストラ男「も、戻した……?」
野沢「どうだ?自殺したらあんな地獄を味わうことになるんだぞ?」
リストラ男「い、いやだ……!!」
戸田「だったらもう二度と自殺なんて考えない事だな。
   仕事を一回失ったくらいで絶望するんじゃないぞ。」
リストラ男「は、はいぃぃ!!」
野沢「さあ、早く娑婆に戻ってください。働くだけが人生じゃないんだし。」
………………………………………
戸田「っていうことがありました。」
目玉「ふむ、最近の人間の周りには絶望する事が多すぎるのう。じゃからといって安易に自殺に走ることはない。」
高山「ところでその自殺しようとした人にはどんな地獄を見せたんだい?」
野沢「それは秘密。うーふふふ。」

882メロン名無しさん:2007/11/05(月) 18:44:53 ID:???0
高山君は横丁でも評判の名探偵だよ。
この世の全ての犯罪者は(たとえ親族だろうが縁者だろうが)
決して容赦することなく警察に通報するくらいの心構えだよ。

野沢「あーーーっ!」
高山「おや、事件のようですね。」
ウエンツ「ワアッ、久々に高山君の名推理が見られるぞ!」
高山「どうしたんだい野沢。うっかり60年代の再放送を夕方枠でお茶の間に流したら
   身体がもげるシーンとか規制しろってPTAから苦情でも殺到したの?」
ウエンツ「妙に発想が恐ろしいよ高山君!」
高山「世の中はすさんでいるから何が起こっても不思議ではないんですよウエンツさん。」
ウエンツ「何かが盗まれたとかだよ、きっと…」
高山「そうなの?」
野沢「家中のDVDが盗まれたんだ。戸田兄と松兄の映画のやつとか、僕の出てるBOXとかも
   全部ごっそり無くなった、えーんえーん。」
ウエンツ「な、なんて酷い事を…許せないね高山君。ん?ああっ

ウエンツ(高山君の顔の影が濃くなった!これは高山君のインスピレーションが働いたしるしだ!
   この特徴から高山君は別名「高山君スゴんでもあんま迫力無いし」と呼ばれている!
   あの鋭い表情から逃れられる犯人は一人も居ないんだ…!
   さあ始まるぞ、高山君の名推理が!!)

戸田「あれ、いっこだけ盗まれないで残ってるぞ。」
野沢「あ、まだ観てないあれだ。実写のやつ、ウエンツの」


カラス天狗1「『他に観るものが無くならない限り永遠に観てもらえないと思った』とか言っているぞ。」
カラス天狗2「何の話か知らんが構わん、連れて行け。」
883メロン名無しさん:2007/11/05(月) 18:49:36 ID:???0
目玉「トホホホ…」
高山「おや、事件のようですね。どうしたんですか?」
ウエンツ「あっ、高山君事件だよ!」
高山「何があったんですか父さん。」
目玉「わしが入るのを楽しみにしとった葛湯風呂がこの通り、誰かに飲まれてしまったんじゃ。」
ウエンツ「なっ…違…僕じゃないよ!そんな顔しないで!確かに前科はあるけど…」
高山「………」
目玉「ウエンツではないぞ、犯人は逃げる途中『ワンワン』と言っておったのじゃよ。」
高山「ワンワンか…普通に考えれば犯人は犬…でも『ワンダフルだよ目玉おやじの一糸纏わぬ裸体は!
   ええーいワンコ素麺もういっちょ!』の略かもしれない…」
ウエンツ「その線は無いと思うよ!?大体親父さんはデフォで裸じゃん!
   真面目に考えなよ高山君!許せない事だよ親父さんのお風呂を飲むなんて!
   しかも捜査を撹乱するために苦し紛れで犬の鳴き真似まで残すなんて我ながら卑劣だよ!
   飲み逃げなんて最低で卑怯な行いだよ!!」


カラス天狗1「『ちゃぶ台の上に置いてあったからついあの、ウッカリ…』とか言い訳しているが。」
カラス天狗2「構わん、しょっ引け。」
884メロン名無しさん:2007/11/05(月) 18:53:11 ID:???0
戸田「妖怪ポストに悪質な悪戯の手紙が入ってたぞ。」
高山「な、なんだって!」
ウエンツ「困ってる人達を助ける為にある妖怪ポストになんて事を!許せないね!」

これは不幸の手紙です
あなたの所で止めると必ず不幸が訪れます
4日以内に
「アニメ鬼太郎より実写鬼太郎の方が背も高くて脚も長いしイケメンで断然カッコE」
と書いて666人に出してください。
ある人は、これをしなかった為に一晩にしてちゃんちゃんこがモサモサになりました
これは本当のことです。


電車「次はー、骨壷ー。骨壷ー。」
ウエンツ「あ、あれー!?どこだここ!?」
885メロン名無しさん:2007/11/05(月) 18:58:38 ID:???0
高山「最近事件がなくてつまらないな。ちょっと首取れて下さいよウエンツさん。」
ウエンツ「や、やだよ…どんな事件だよそれ…」
高山「ボロッと取れて下さいよ。」
ウエンツ「む、無理だよ野沢君じゃないんだから…もっと普通の事件を待ち望んでよ…」
目玉「ところで、最近横丁の周辺に詐欺まがいの押し売りが出没するようじゃ。
   何かあったらすぐ他のみんなに報告して警告するんじゃぞ。」
ウエンツ「ほ、ほら事件だよ高山君!なにやらヤクザな事件だよ!」
高山「詐欺恐喝か…ウエンツさんじゃないでしょうね。」
ウエンツ「ちがうよ!そんな何でもかんでも僕じゃないよ!やめてよもう失礼な!!」
戸田「昨日は野沢が被害にあったそうじゃないか。野沢、その時の事を話してみろよ。」
野沢「ウエンツさんが『地獄のお袋さんが買えと泣いてるぞ』って言ってDVDを押し付けてきた。」

ウエンツ「ちぇ……また僕か……。まいったねどうも。」


松岡「寒い中ご苦労様。」
カラス天狗「仕事ですから。」
886メロン名無しさん:2007/11/05(月) 19:04:21 ID:???0
歴代鬼太郎四兄弟の次男の高山君は、名探偵だよ。
好きなものはごはんですよ、嫌いなものはもちろん犯罪者だよ。
そして好きでも嫌いでもないものはそうめんだよ。

高山「最近事件がなくてヒマですね。」
ウエンツ「平和が何よりだよ高山君。」
高山「ちょっと入らずの山の谷あたりから飛び降りて下さいよウエンツさん。」
ウエンツ「前に飛び降りたよもう!それにそんな事件、推理するとこないよ!?」
高山「僕、推理するよりカラス天狗に通報する事の方が好きなんですよ。」
ウエンツ「い…いやな名探偵だ…」
野沢「あーーーっ!」
高山「ん?事件でしょうか。どうしたんだい野沢。」
野沢「高兄大変だ!家宝にして末代まで奉ろうと思ってた父さんのフィギュアが盗まれた!」
ウエンツ「フィギュアのみを!?い、一体何のために…これは奇妙な事件だね…
   ねえ高山君…ん?ああっ

ウエンツ(怖っ!高山君の顔の影が濃くなった!
   これは高山君のインスピレーションが働いたしるしなんだ!
   さすが高山君、もう犯人に目星をつけたのか…一体誰なんだ…!高山君!
   一体誰が犯人だと睨んでいるんだ!!)

戸田「あイテ、なにか踏んだ。あ、ウエンツのハリボテおやじさんだった。」
野沢「え、じゃあ今ウエンツの頭に乗ってるそれは?」


カラス天狗1「『素で間違えた、似てたから』とか言い張っているぞ。」
カラス天狗2「構わん、連れて行け。」
887メロン名無しさん:2007/11/05(月) 19:08:26 ID:???0
5ネコ「鬼太郎助けて!露出魔らしき人がフンドシ一丁で横丁を走り回ってるの!」
高山「なんだって!」
ウエンツ「ウオオーーー!待って僕のヅラ!ウオオーーー!」


カラス天狗1「『川で行水しようとしていたら急に強風が』とか言い張っているが。」
カラス天狗2「理由があったとしても駄目だろうこれは。」
888メロン名無しさん:2007/11/05(月) 19:12:57 ID:???0
松岡「それにしても、このスレの流れで日和るのはどうかと思うんだけどね。」
高山「いえ、僕もそう言うには言ったんですけど…」
野沢「でも、もうやっちゃったし。」
戸田「謝っとけよ。」

ウエンツ「僕もまたネタ切れに踊らされた犠牲者の一人に過ぎないんだよ…」
889メロン名無しさん:2007/11/05(月) 19:23:47 ID:???O
人々は高山鬼太郎の事をこう呼ぶ…探偵ガリ
野沢「勉!!」

高山「探偵ガリ勉なんてカッコ悪いだけじゃないかー!待てー!」
野沢「やだー!」
890メロン名無しさん:2007/11/05(月) 19:39:20 ID:???0
ぬりかべ「実は俺の弟が有名なゲームにでているんだ。」
高山「へーえ、このパソコンのゲームねぇ、ちょっとやってみてもいい?」
ぬりかべ「いいよ。」

一時間後

野沢「あ、兄さんが倒れてる。」
ぬりかべ「ゲームをやってたら倒れたんだ。」
松岡「あのポケ●ンフラッシュで?」
戸田「違うよ、この血が出てるシーンみて気絶したんだよ。」
891メロン名無しさん:2007/11/05(月) 20:02:12 ID:???O
なんというウエンツ尽くしwwwwwww
892メロン名無しさん:2007/11/05(月) 21:00:57 ID:???0
ギャグ漫画日和〜♪

でも面白いんだZE☆
893メロン名無しさん:2007/11/05(月) 22:03:17 ID:???0
松本についてちょっと情報。
ゲームでは妖怪パソコンを使ってネットで情報収集したり、妖怪携帯電話を
使いこなしたりと高山以上に現代っ子のようでしたよ。
こなきと砂かけも「サーバーの不調でサイトの更新が送れたんじゃろう」
みたいな事を言うしw
894メロン名無しさん:2007/11/05(月) 22:24:29 ID:???0
まとめです

>>880
ありがとう御座いましたー
htmlとtxtの入っていたzipに追加して固めなおさせていただきましたので
三種類入りでダウンロード出来るようになりました。

あああああ!!日和で思い出したけど
>>804の旅の一コマのパロ絵を>>809でバナーに加工していただいたのですが
使用させていただいても宜しいか確認しようと思っていたのを忘れていたーー
反省のため今日からまとめの中の人から男子トイレの中の人になります。
作者様いらっしゃいましたら確認させていただいて宜しいでしょうか
遅くなって大変申し訳御座いませんがよろしくお願いします
895メロン名無しさん:2007/11/05(月) 22:58:35 ID:???0
まとめ様いつもおつんつん
896メロン名無しさん:2007/11/06(火) 00:43:32 ID:???O
ウエンツ鬼太郎とか随分と人気が出たもんだ。
しかし最近初代スレ初期頃のごくシンプルなネタや作品も懐かしい。
飽きが来ない面白味があって好きなんだ。
897メロン名無しさん:2007/11/06(火) 01:27:01 ID:???0
松岡「さぁ、今日の朝ごはんの目玉焼きだよ〜。」
戸田「わーい。」
野沢「あれ?蛙とかイモリの目玉じゃなくて?」
高山「豪勢ですね。」
戸田「ところで野沢、ソースとってくれないか?」
野沢「え?」
戸田「えって、どういうことだよ。目玉焼きにはソースだろ?」
野沢「なに言ってんだよ。目玉焼きには醤油だろ。」
戸田「ソースだって、松岡兄は?」
松岡「僕は醤油だけど。」
野沢「ほらね。」
戸田「じゃあ高山兄は?」
高山「僕はどっちでも……。」
戸田「どっちでもじゃないよ。それじゃ僕が負けちゃうじゃないか。」
高山「負けるって……大げさな。」
戸田「どっち?!」
高山「ええと……。」
ウエンツ・ほしの・松本「おはようございまーす。」
戸田「ああ!ちょうどいいとこに来た!三人とも、目玉焼きには何をかける?」
ほしの「僕はソースだね。」
松本「僕は醤油。」
ウエンツ「ケチャップでしょ。」
全員「………………。」
ウエンツ「え?どうしたの?」
戸田「お前、もうちょっと空気読めよな。ソースか醤油か言ってるのに、ケチャップはないだろ……。」
ウエンツ「え、なに?自分の好みを言っただけでなぜに白けるの空気?!」
     
898メロン名無しさん
ウエンツ「ということがあったんです。」
目玉「それで得意の砂男走りで走って外へ出て、戻ってきたら誰もいなかった、と。
   わしが朝のマラソンにいっとる間にそんな事があったとはのう……。」
ウエンツ「なにをかけるって聞かれて素直に答えたのに空気よめって、ひどくないですか?」
目玉「前段の会話がわからんからわしにも判断しかねる。
   とにかく息子たちを探しに行こうじゃないか。」
ウエンツ「あ、はい。」
目玉「よっこら正月は鏡餅っと。……やはりウエンツの頭はふかふかしてこしょばっこいのう。」
ウエンツ「すいません。」
目玉「謝らんでもよい。おや、これは……?」
ウエンツ「あ、それは僕が大事にしている父さんの。」
ぽいっ
ウエンツ「ああー!!!父さーん!!いや、こっちも父さんだ!!ええっと、張りぼての父さーん!!」
目玉「慌て取らんで、早く外に出とくれ。」