新聞雑誌でアニメ・オタク特集が載ったら集まるスレ7
日経産業新聞 2007年6月29日(金)4面
中国のアニメ・漫画・ゲーム博、バンダイナムコが出展。
【上海=張勇祥】三回目の開催となる「中国国際アニメ・漫画・ゲーム博覧会」が二十八日、上海で開幕した。
初出展のバンダイナムコゲームスなど日本のゲームメーカーをはじめ、米国など十二の国・地域が参加。
前回の三億二千二百五十万ドル(三百九十億円強)に並ぶ成約を見込む。
会期は七月二日まで。展示面積は約一万八千平方メートルで、前回(約一万五千平方メートル)に比べ二割拡大した。
日本からはセガ、コナミなども出展、アミューズメント施設向けや家庭用ゲームなどを展示している。
このほか、アニメやゲームなどのマッチング商談会なども催し、会期中に十五万人の来場を予想している。
株式新聞 2007年6月29日(金)
バンダイVが急落――大型タイトル「今期は下期偏重」
バンダイビジュアル(4325)が急落。27日に発表した今2月期の第1四半期(3〜5月)業績は、連結経常利益4億8100万円
(前年同期比52.5%減)の大幅減益だった。アニメ「コードギアス」のDVDや、音楽会社ランティスではアニメ「らき☆すた」関連の
CDが好調だったものの、大型タイトルが投入されなかった。
ただ、同社では「今期は下期偏重の発売予定を組んでいることが減益要因」(経営企画室)としており、
事実、今後は「新機動戦記ガンダムW」や「攻殻機動隊」などの有力作品が続々と発売される予定。
特に今年10月放送開始のガンダム新作品「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」のDVDは同社から販売されるとみられ、下期の業績にも貢献しそうだ。
株価は大幅に値を下げたが、下期偏重の収益を考慮すれば絶好の拾い場ともいえる。連結PER13倍台で有利子負債ゼロの堅実経営も魅力的だ。
読売新聞 2007年6月28日(木)東京朝刊34面
[ほのぼの@タウン]6月28日=埼玉
◇タウンリポーターのコーナー
◆学校に“ネコバス”
【所沢】 市立山口小学校で、人気アニメ映画の「となりのトトロ」に登場するキャラクター「トトロ」と「ネコバス」を模した植木が人気だ。
「児童を楽しませたい」と、臨時職員の鹿山庄二さん(61)が6年前、学校裏庭の木をトトロのように枝切りしたのがはじまり。
「ネコバスも作ってほしい」という児童の声にこたえ、校庭の生け垣をネコバスの形に刈り込んだ。
葉が赤く色づき始めた5月、きれいに“お化粧直し”。「目と顔がかわいい」と児童のお気に入りだ。(粕谷雅子)
〈編集長から〉
リポーター募集 原則毎週水曜日掲載の「ほのぼの@タウン」は、女性読者がタウンリポーターとして庭先や街角のホッとするニュース、
身近な話題などを取材し、記事を書いています。リポーターの募集は随時行っています。お問い合わせ、申し込みはさいたま支局まで。
【写真】児童から親しまれているネコバスを模した植木(左が鹿山さん)
産経新聞 2007年6月28日(木)大阪夕刊9面
【サブカルさ〜ふぃん アニメ】地球(テラ)へ… 「暗さ」取り込む日本アニメ
遠い未来、環境破壊が進んだ地球を出て他の星に移住した人類は、コンピューターによる徹底した管理社会を築く。
14歳になったとき、大人になる検査「目覚めの日」の前日、超能力者(ミュウ)の片鱗を発見されたジョミー・マーキス・シンは
異端者として追われる身になる。それを保護するミュウたちは、異端者の集団として人類から迫害を受ける中で、地球(テラ)への
帰還の望みを募らせていく。
30年前に描かれた竹宮惠子の名作コミック。27年前にも長編アニメとして制作されたが、この長編作品と比べると、
多分、現在放映されているテレビシリーズ(MBS系、土曜午後6時)の方が時間をかけて語れるだけに、
内容をもっと掘り下げて現代にマッチするように作られているようだ。また画面も美しい。
SF作品というのは概して「未来」と「過去」が舞台。そこには現代社会の病んだ問題を示唆しているものが多い。
この作品もコンピューターによる管理社会や、地球規模の環境汚染、世界的な人口増加、民族や宗教による紛争、凶悪犯罪の増加、
最近問題視されている温室効果ガスによる温暖化など、現在進行形のもろもろの出来事と重ね合わせてしまうのだ。
こういう暗い世界、重い物語をも、エンターテインメントとして取り込んでしまう日本のポップカルチャー、漫画やアニメは懐が深い!
こういうアニメが少ない外国からは「クール!」という声が聞こえてくるようだ。
現実の地球は、このアニメの冒頭に語られるような世界に近づきつつあり、もう流れを止めることはできないだろう。
最後の人類はどこへ脱出するのだろうか。どこの地球(テラ)へ…?
(杉並アニメーションミュージアム館長・鈴木伸一)
ttp://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000426847.shtml 神戸新聞 2007年6月30日(土)
ライトノベル界、兵庫ゆかりの若手作家が席巻
神戸、西宮市ゆかりの若手作家三人が「ライトノベル」と呼ばれるミステリー、SF色の強いエンターテインメント小説の世界で、
話題作やヒット作を連発している。清涼院(せいりょういん)流水(りゅうすい)さん(32)、西尾維新さん(26)、
谷川流(ながる)さん(36)で、いずれもアニメや漫画などの影響を受けて育った「サブカルチャー世代」。
独自の世界観で中高生や大学生らの熱い支持を集めている。
■若者に人気 清涼院、西尾、谷川の3氏
西宮市出身の清涼院さん(京都市在住)は、京都大在学中の一九九六年、ミステリー「コズミック」でデビュー。
三百人以上の名探偵が登場するなど、推理小説の常識を無視した問題作を次々に発表し、ミステリー界に賛否両論を巻き起こした。
続く若手へ大きな影響を与えており、昨年末、「流水」の名前を冠した新人賞が創設された。
西尾さんは立命館大在学中の五年前、孤島の連続殺人劇を描いた「クビキリサイクル」でデビュー。
まだ二十歳だった。数多くの天才、奇人らが登場する代表作「戯言(ざれごと)」シリーズで、十代にカリスマ的人気を誇る。
映画化された大ヒット漫画「デスノート」の小説化も手掛けた。
出身地は未公表だが、マニアらの間では神戸育ちとされ、「戯言」シリーズの主人公も神戸出身の設定だ。
一方、累計四百三十万部を売り上げる「涼宮ハルヒ」シリーズの作者谷川さんは西宮市出身で現在も同市在住。
シリーズは美少女ヒロインをめぐり、宇宙人や未来人らが入り乱れる学園SFコメディー。風景描写などが西宮近辺をほうふつさせ、
物語の舞台の高校も作者の兵庫県内の母校がモデルとされる。小説はアニメ化され熱狂的なファンを獲得し、一部で社会現象になった。
この三人をはじめ、ライトノベル系作品に共通するのは、アニメやゲームとの親近性だ。登場人物らの強烈な人物造形や独特の
世界観は実に漫画的。さらにビジュアル性重視のため、主人公らはイラスト化され、視覚的イメージが与えられるのも特徴だ。
今後、日本のサブカルチャーが人気を集める海外でも、原作やアニメのヒットが期待されている。
■新しさ生む風土ある 文芸評論家・河内厚郎さんの話
神戸・阪神間は、手塚治虫や宝塚歌劇を生んだように全国的にも娯楽や文化が成熟したエリア。新しいものを生み出す風土があり、
谷川さんら、ライトで新しい感覚の作家が出てきても不思議はない。“ネオジャポニスム”として海外へも発信できるのではないか。
【写真】谷川さん、清涼院さん、西尾さんの作品。書店での売れ行きも好調(撮影・山口登)=神戸市内
ttp://www.sanspo.com/geino/top/gt200706/gt2007063006.html サンケイスポーツ 2007年6月30日(土)
声優の中江真司さん死去…「トリビアの泉」ナレーションで魅了
フジテレビ系バラエティー「トリビアの泉」や「仮面ライダー」などの声で知られる声優でナレーター、中江真司(本名・佐藤良孝
=さとう・よしたか、写真)さんが肝細胞がんのため28日午後零時半、東京都小金井市の聖ヨハネホスピスで亡くなった。72歳だった。
「本郷猛は改造人間である…」。「仮面ライダー」のキメゼリフの低く落ち着いた声、「トリビア」では♪へぇーを誘い出す独特の間で、
お茶の間を魅了した“声の職人”が病気と闘っていた。
所属事務所によると1年ほど前に体調を崩し、がんであることが発覚。本人にも告知された。入退院を繰り返しながら仕事を続けていたが、
今年2月上旬を最後に治療に専念していた。本人の希望でホスピスに入院、最期は夫人の夕希子さんら親族が看取った。
中江さんはいくつかの劇団を経て、声優を中心に活躍するように。最近では、任天堂のニンテンドーDS、Wiiのゲームソフトの
CMナレーションを務めていた。
通夜は7月1日午後6時から、葬儀・告別式は同2日午前11時から、東京都国分寺市西恋ケ窪1の39の5、東福寺むさしの斎場で。
喪主は妻の夕希子(ゆきこ)さん。
ttp://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20070630-219967.html ニッカンスポーツ 2007年6月30日(土)
トリビアの声など活躍、中江真司さん死去
フジテレビ系「トリビアの泉」のナレーションなどで知られる声優の中江真司(なかえ・しんじ)さん(本名・佐藤良孝
=さとう・よしたか)が、肝細胞がんのため、28日午後0時30分、都内の病院で亡くなった。72歳。
所属事務所によると、約1年前から入退院を繰り返していたが、2月には、仕事をこなせるほど元気な姿を見せていたという。
だが、5月上旬に容体が悪化して入院。最期は家族に見守られて亡くなった。
中江さんはNHK「クローズアップ現代」、TBS「学校へ行こう!」など人気番組のナレーションやテレビ朝日系アニメ「ガイキング」の
ドクターワンの声優などで活躍した。通夜は7月1日午後6時から、告別式は同2日午前11時から、いずれも東京都国分寺市西恋ケ窪1の39の5、
東福寺むさしの斎場で。喪主は妻佐藤夕希子(さとう・ゆきこ)さん。
ttp://www.asahi.com/komimi/OSK200706260016.html 朝日新聞 2007年6月28日(木) コミミ口コミ エンタメ
コスプレ 神戸ど真ん中でやります
港、オフィス街、異人館など様々な『顔』を持つ街・神戸がコスプレの街に――!? アニメやゲーム、映画のキャラクターの衣装を
手作りし、身につけて写真撮影するイベント「コスメル。」が7月1日、神戸市中央区浜辺通5丁目の神戸サンボーホールで開かれる。
企画した人たちは「若者の注目度が高く、集客性があり、その力を街の活性化に借りたい」と期待している。
コスプレは、「コスチュームプレー」の略。メード姿の“コスプレ店員”らがいる喫茶店や占い店が多い東京・秋葉原などが代表的な
街として知られる。
主催者は、西日本で05年夏からコスプレイベントを企画するグループ「ブロードコミュニケーションズ」(事務所・大津市)。
どの街でも郊外のホールで開かれる場合が多く、神戸市内でもこれまでポートターミナルなど中心部から外れた場所で開催。
「こっそりと“隠れた感”がぬぐえなかった」(森本順子代表〈33〉)という。
今回は、神戸市のど真ん中での開催。森本さんは「過去に異国文化をとり入れながら発展してきた街だからこそ、
コスプレというサブカルチャーも定着するのではないか」と話す。
会場となる神戸サンボーホールは1969年に開業。靴や家電の新製品展示会などが開かれ、産業振興の拠点となってきた。
天井は格子状、壁は全面ガラス張りで、開業当時から使われている業務用エレベーターもある。「ちょっとした古さがとても魅力的」(森本さん)らしい。
もちろん、同ホールがコスプレイベントで使われるのは初めて。ホールを貸し出す神戸商工貿易センターの大西淳浩プロデューサーは、
「コスプレはその格好から自然と人の目をひく。エネルギーを持つ若者に神戸に来てもらい、街を歩いてもらうことで、
活性化につながれば」と期待を寄せる。
イベントは1日午前11時から午後6時まで。カメラ撮影だけの入場も可能。入場料は、高校生以上1500円、中学生1000円、小学生500円。
問い合わせはブロードコミュニケーションズ(077・537・4658)へ。
【写真】新世紀エヴァンゲリオンの「渚カヲル」に扮した女性モデル。神戸市中央区の神戸サンボーホールで撮影された。
格子状の天井などレトロな構造が、コスプレーヤーには人気なのだとか(ブロードコミュニケーションズ提供)
ttp://www.asahi.com/komimi/TKY200706290259.html 朝日新聞 2007年6月29日(金) コミミ口コミ エンタメ
東京おもちゃショー2007開幕
国内最大級のおもちゃの見本市「東京おもちゃショー2007」が28日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。(アサヒ・コム編集部)
日本玩具協会(東京都墨田区)の主催で、国内外の146社が3万8千点以上を展示している。
28日は業者らの商談会だったが、30日、1日は一般公開され、子供向けのイベントも予定されている。入場は無料。
今回のショーでは、室内で遊べるラジコンヘリコプターや、放映開始から20年以上経過しているアニメキャラクター商品などが目立つ。
「大人も対象としている」と同協会。テレビのリモコンとして利用できるものなどもある。
国内の06年度のおもちゃ市場の規模は6400億円。この5年で10.3%減少している。同協会は、少子化や消費者ニーズの多様化が原因と分析。
インターネットや家電との連動など、新たなジャンルに挑戦することで状況の打開を図っているという。
【写真】7月に新発売されるシャア専用ゲルググのプラモデル。ガンダムシリーズは充実のラインナップ
【写真】10月に放送が開始される機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)関連商品のコーナーが人気
【写真】1982年に放映されたロボットアニメ「戦闘メカ ザブングル」。ターゲットは大人だ
【写真】室内で遊べるラジコンヘリコプター
【写真】エアギター関連商品も注目されていた
【写真】鉄道関連も根強い人気
【写真】ドラえもんの秘密道具「空気ピストル」がリモコンになって登場。テレビなどに向かって「バン」と叫ぶと電源が入る
【話題】秋葉原でオタが突如デモ行進開始 参加者の一人「マンガやアニメの表現を規制する法案に反対」
本日午後3時過ぎ、秋葉原の路上で突如デモ行進が発生した。
デモは“6・30アキハバラ解放デモ!”といい、“オタクのオタクによるオタクのためのデモ”の趣旨のもと“
世界の趣都アキハバラ大通りもデモ隊で堂々と占拠してしまおう”というグループが
ホームページや、mixi内のコミュニティなどで呼びかけ実施したようだ。
主催者団体では、mixi内のコミュニティで、
“サウンドデモという合法的なスタイルを利用しては路上で怪しい電波ソングから
AKIBA-POPまでを堂々と大音響で垂れ流し、踊りたい奴らは踊りまくって、
コスプレしたい奴らはコスプレしまくって、あらゆる少数派が言いたいことを言いまくる
カオスな空間の創出によって街を解放してしまうという危険なイベントだ!”
“全てのオタク・萌え・非モテを中心に、コスプレイヤー、メイドさん、ニート、引きこもり、
ロリコン、ショタコン、腐女子、腐男子、ゲイ、ビアン、性的マイノリティー、貧乏人、
ワーキングプア層、苦学生、よっぱらい、その他諸々の大バカモノと少数者はもはや結集するしかない!
そしてボクらの時代をボクら自身が作り上げよう!” としている。
特に1つのことを主張するというスタイルではなく、各個人個人がそれぞれの主義主張も持ち
デモに参加するというまさな現在のアキバを表すかのようなカオス的なデモ行進だったようだ。
デモ行進に参加したひとりにインタビューしてみたところ、
「マンガやアニメの表現を規制する法案に関して断固として反対だ」と語ってくれた。
デモ行進はマスコミや、個人ブロガーなど多くの媒体が取材しており、
彼らの主張は広く世間にアピールできたことは確かだろう。
http://ascii.jp/elem/000/000/047/47789/ http://news21.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1183215198/
【CM】 アニメキャラのギャラ事情 ドラえもん、サザエさんは別格 [07/01]
商品を持ってニコッと笑うだけで超高額のギャラがもらえるCM。タレントが夢見る
オイシイ仕事だ。大物俳優や海外で活躍する野球選手ともなると、1億円はもらえる
そうだが、実は、有名アニメキャラもそれに負けないほど多額のギャラをもらって
いる。ドラえもんやサザエさんクラスの国民的キャラなら1億円は下らないらしい。
しかも、だ。アニメキャラを使う広告主はこのギャラ(契約金)のほかに、アニメ放送
の番組枠スポンサーになることも求められるのだそうだ。したがって実質的な金額
はさらに跳ね上がる。契約条件などによって変わってくるので一概にはいえないが、
ゴールデンタイムに放送されているアニメなら、その番組スポンサー料は視聴率の
高いキー局でだいたい毎月2000〜3000万円。番組スポンサーの契約期間は半年
が標準なので、半年間で1億2千万〜1億8千万円もギャラとは別に負担しなくては
ならないことになる。
とはいっても、人気アニメキャラにここまでお金を払うメリットはある。
それは、何しろ“スキャンダルがない”ということ。カツオやタマが脱税で捕まることも
なければ、しずかちゃんが突然妊娠することもない。広告主にとっては高い買い物
かもしれないが、抜群の知名度と安心への対価だと思えば、安いものなのかもしれ
ない。
ちなみに、サザエさんは、一家全員の出演であっても、タマ一匹だけの出演であっても、
ギャラは変わらないのだそうだ。よく磯野家総出でCMに出ているが、それにはこんな
理由も隠されている。
■アメーバニュース 7月01日 10時33分
http://news.ameba.jp/2007/07/5488.php http://news22.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1183263888/
スポーツ報知 2007年6月29日(金)27面
[ちょっと笑休止]笑福亭恭瓶 コラムニストの竹内義和さんと異色の落語会
笑福亭恭瓶(43)=写真=がコラムニスト・竹内義和さん(52)と、異色の落語会「風まん3」を7月1日に行う。
前回は、メイド服姿のお茶子が登場し、観客を興奮させたとか。今回は恭瓶が新作落語を披露する。題名は「おたくよ!永遠に…」。
前回にメイドお茶子から出たお題を元に竹内さんが名付けた。恭瓶自身はアニメ、特撮などに特に興味があるわけではない。
とりあえずは実地調査と先日、オタクが多く集まる大阪・日本橋で、メイド喫茶を初体験してきた。
恐る恐る入店すると、「お帰りなさいませ。ご主人様」と一斉にメイドが恭瓶をお出迎え。「萌え〜」席に着くや、メイドが
「一緒におしゃべりしていいですか?」。料金表には「おしゃべり10分500円」とある。思わず「いえ、そんなんいいです」と断ったが、
「サービスですから」と言うので「無料ならええか」と承諾した。恭瓶がメイド喫茶について質問していくと、だんだんしゃべりが、
メイドじゃなく単なるお姉ちゃん風に。その上、会計でちゃっかり500円取られていた。思わず「萎え〜」。(大塚淳史)
◇落語会 「風まん3」(7月1日午後7時15分、ワッハ上方 小演芸場)
ttp://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_07062930-3.cfm 読売新聞 2007年6月29日(金)東京夕刊17面
[あらモード]台湾 メード喫茶風レストラン人気
中高生が集まり、“台北の原宿”といわれる西門町。「ご主人様、お帰りなさいませ」。メード喫茶「萌点カフェ」では、
中国語で「女僕」「妹斗」と呼ばれるメードたちが、スカートのすそを少しめくり、首を傾けてにっこりほほ笑み、接客している。
台湾では今、東京・秋葉原発祥のメード喫茶が静かな人気だ。
110席ある店内は明るく開放的。話に夢中な男女のグループや、黙って漫画を読む男子学生らの姿がある。
客は10代後半から20代前半が中心。男女比は半々だ。
「台湾はまだ保守的なので、メードのしぐさも日本ほど大胆にはしません。日本風にやると、台湾人客は驚いて、緊張してしまう」。
店を運営する謝遠東さん(22)は笑顔で話す。秋葉原ファンで本場を何度も体験した謝さんは、地元客の好みに合う台湾風の店づくりを進めている。
その一つが食事だ。謝さんは「一人客が多い日本と違って、台湾人は多人数でガヤガヤと食事を楽しむことを大切にする。
専用コックを雇って味の向上に努めている」と話す。喫茶というよりは、レストランに近い。
「お客様に、メードの温かさがうまく伝わるようにしたい」。そう語るメードの瞳音(ひとね)さん(仮名)(21)は、
日本の漫画やアニメの大の愛好家。日本語を勉強しながら、「メードを研究中。本場のメード喫茶に行ってみたいわ」と、目を輝かせる。
同じビルにはコスプレ、漫画の系列店が並ぶが、謝さんは「漫画やアニメ、コスプレに興味のない人も、食事を楽しむためにぜひ来店し、
漫画文化に触れてほしい」と呼びかけている。メード喫茶は台北に昨年3店開店、今年は南部の高雄にも上陸した。
(文 石井利尚 写真 佐藤俊和)
山形新聞 2007年6月30日(土)朝刊11面
ことばの杜へ 「気絶するほど悩ましい」
気絶するほど悩ましい
(阿久悠作詞「気絶するほど悩ましい」)
一九七七(昭和五十二)年、日本を代表する現役ロック・ギタリストであるChar(竹中尚人)は、この曲のヒットで一躍
メジャー・デビューをはたした。
「鏡の中で口紅をぬりながら どんな嘘をついてやろうかと考える」「ふり向きながら唇をちょっとなめ 今日の私はとてもさびしい
と目を伏せる」。愛をほのめかしながら、スッと身をかわす女に対し、「ぼくはどんどん堕ちて行く」。
そんなあなたは「気絶するほど悩ましい」。
このような女性側からの恋愛戦略を、社会学者ゲオルク・ジンメルは「コケットリー」と呼んだ。すべてを与えるかと思えば、
拒むことをほのめかすことで男性の恋愛感情を刺激する。また、男性を引きつけはするものの、決心させるところまで行かず、
さりとてすべての望みを奪いはしないというのが、コケットリーの本質である。「彼女の行動は、イエスとノーとの間を揺れて、
何処にも止まらない」(「社会学の根本問題」)。
同様に哲学者・九鬼周造はこれを「媚態(びたい)」と呼び、「いき」を構成する一大要素とした。媚態とは、男女間の恋愛関係を
「可能性を可能性として」保持することであり、「完全なる合意を遂げて緊張性を失う場合」、媚態は「消滅する」(「『いき』の構造」)。
本心では好意をよせつつも、天邪鬼(あまのじゃく)な態度で接してしまう恋愛パターンを、ゲームやアニメに精通する「オタク」たちは、
「ツンデレ」(ツンツしつつデレデレする)と呼び、「萌え」の対象とした。
男性が求める恋愛対象としての女性像は、洋の東西を問わず、古くから現代先端サブカルチャーまで通底しているようである。
(渡辺暁雄・東北公益文科大准教授)
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20070702/CK2007070202028888.html 東京新聞 2007年7月2日(月)【東京】
『ガラスの仮面』文学的視点で 世田谷で7日から展示会 (関連
>>141)
三十年にわたり連載が続く少女漫画「ガラスの仮面」をテーマにした展示会が、七日から世田谷文学館(世田谷区南烏山)で開かれる。
テレビアニメや舞台の題材ともなり、多くのファンを持つ名作に、文学的な視点からスポットを当て、人気の秘密を読み解く。
「ガラスの仮面」は、演劇界で女優を目指す二人の少女の成長を描く。外見も性格も好対照な二人が切磋琢磨し、
多くの困難を乗り越えていく物語が共感を呼んでいる。
美内すずえさんの原作で、一九七六年に「花とゆめ」(白泉社)に発表以来、いまも連載が続く。
アニメやドラマにもなったほか、昨年は国立能楽堂で新作能として舞台化された。
展示会では、物語の歴史や登場人物を年表やパネルで振り返り、原画展示のほか、作中劇公演などで、作品のエピソードを立体的に紹介する。
作者の美内さんの愛用品や、舞台で使われた装束なども展示する。
展示会は九月二日まで。観覧料一般五百円。世田谷文学館は京王線芦花公園駅南口徒歩五分。月曜休館。七月十六日は開館、翌日休館。
展示会初日の七日と二十一日には、「作者が語るガラスの仮面」と題した美内さんとゲストのトークショーもある。
作中劇公演は、八月十一、十八、二十五日。作品のなかで主人公の北島マヤが所属する「劇団つきかげ」を再現する。
トークショー、作中劇とも往復はがきで事前申し込みが必要。開催日の二週間前必着。応募多数時は抽選。
七日のトークショーのみ電話での申し込み、定員になり次第締め切り。参加費千円、中学生以下無料。イベント入場券で企画展も観覧できる。
申し込み・問い合わせは同館=(電)03(5374)9117=へ。
ttp://www.chosunonline.com/article/20070701000019 朝鮮日報 2007年7月1日(日)
韓国の大人たちが夢中のおもちゃとは
サラリーマンのソ・ジョンホさん(37)が住むマンションの小さな部屋にはロボットテッコンVやマジンガーZなど数百の
ロボット人形が積み上げられている。フィギュアと呼ばれるこれらの人形はリビングやベランダなど家中のあちこちに置かれている。
ソさんいわく15年前から集めてきたフィギュアはコンテナ1つ分の場所を占めているという。
大手企業に研究職として勤務するチョン・ソンウォンさん(31)は数日前に海外のオークションサイトで韓国では珍しい映画
スターウォーズのフィギュアを発見し、20万ウォン(約2万7000円)で直ちに落札した。現在チョンさんが持つフィギュアは200点以上。
価格に換算すれば3000万ウォン(約400万円)を越えるという。チョンさんは「幼い時からスターウォーズのフィギュアがほしかった」
「子供の頃の夢を今になって実現した」と語った。
これまで子供向けの業界とされてきた玩具市場で今や、大人たちが主要な顧客になりつつある。とりわけ映画や漫画のキャラクターを
精巧に再現した高価なフィギュアを専門に収集する大人たちが急激に増え、関連するビジネスも急速に拡大している。
◆フィギュア収集ブーム
サラリーマンのチョン・ソンハクさんは数日前、フィギュア専門の会員制インターネットサイト「アイフィギュア」に加入した。
展示会や販売店などフィギュアに関する最新情報を得るためだ。会員数は1万6000人以上。チョンさんは「会員同士で集まって展示会を開催し、
レア商品の売買も行っている」「単に幼いころの記憶を思い出すのではなく、絵を収集するようにフィギュアを収集している」と述べた。
現在フィギュア関連のインターネットサイトは300以上ある。これらはサイトごとにアニメ、ミリタリー、映画、スポーツなどあらゆる
分野に特化している。フィギュアの収集家が増え、趣味の次元からビジネスにまで発展したケースもある。
プラモデル専門店「ホビーランド」を経営するチョン・ウヨンさん(38)は、フィギュアとプラモデルを収集するうちに結局は
起業にまで至ったケースで、売り場を訪れる顧客もほとんどが同年代の大人たちだ。
◆おもちゃ市場の成人需要は1000億ウォン規模
ネットゲームなどの影響で需要が減少した玩具市場は成人が埋め合わせしている。玩具メーカーのアカデミー科学・イ・ボンウ次長は
「小学校に入学したら子供たちはもうおもちゃには関心がない」「現在生産している製品の70%は大人用」と語った。
現在フィギュアを含む成人用玩具市場は1000億ウォン(約133億円)規模とみられている。
価格は10万ウォン(1万3000円)から30万ウォン(約4万円)がほとんどだが、エイリアンのフィギュアなどレアなものは250万ウォン
(約33万円)にもなる。とりわけ貴重な製品はプレミアムがつき、ネット上で高価な値段で取引されている。
大学生のキム・ヨンゴンさん(25)は「韓国でみつからない製品は海外のオークション代行業者を通じて購入するケースが多い」
「限定生産の製品は数倍の値段で買うこともある」と語ってくれた。海外での購入を代行するビードバイ・コリアが今年に入って
取り扱ったフィギュアは7000件を超える。同社チーム長のイ・ジヘさんによると「フィギュアを購入する顧客の70%は男性」だという。
アカデミー科学のイ次長は「幼いころを懐かしむ一部の層だけとはいえないほどに成人向けの玩具市場は拡大した」
「新しいコンテンツ産業として成長しているところだ」と述べた。
■キーワード:フィギュア
辞書的には人物像を意味するが、玩具業界では映画・漫画・ゲームなどに登場するキャラクターを縮小し、ほぼ完璧な形態で
再現した人形を意味する。
一般的にPVC(ポリ塩化ビニール)や天然樹脂などで製造されており、関節も比較的自由に動かすことができるようになっている。
李性勲(イ・ソンフン)記者
ttp://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2007/07/02/06.html スポーツニッポン 2007年7月2日(月)
しょこたんライブ決定!「紅白目指す」
タレントの中川翔子(22)が最新シングル「空色デイズ」発売記念ライブを1日、東京・秋葉原で行った。
10月20日に渋谷のC.C.Lemonホールでライブを開くことを発表し「ギガントハピナス(めちゃくちゃうれしい)。
お父さんが果たせなかった紅白を目指します」と絶好調。ロック調の同曲を「中川」として、アイドルチックな「みつばちのささやき」を
「しょこたん」として歌うなど計4曲を披露した。先月27日に発売した「空色…」は、オリコンのデーリーチャートを4、3、3、3位と
推移しており、週間チャートで初登場の自己最高記録(15位)を大幅に更新しそうだ。
【写真】CD発売記念ライブを行った中川翔子
ttp://www.sanspo.com/geino/top/gt200707/gt2007070205.html サンケイスポーツ 2007年7月2日(月)
しょこたんアキバで3000人ライブ!新曲で「紅白目指します」
“しょこたん”こと、タレントで歌手の中川翔子(22)が1日、東京・秋葉原UDXのアキバスクエアで新曲「空色デイズ」の
発売記念イベントを行い、3000人のファンが集結した。
浴衣やメードなどコスプレルックで飛び跳ねる男女ファンを目の当たりにし、「聖地、神の街アキハバラでできてギガントハピナス」と
喜びを大爆発。ミニライブでは黒いドレスをはぎ取り、ピンクのビキニに変身する早着替えにも挑戦して、会場を沸かせた。
さらに、「重大発表があります。実は妊娠を!! ウソです。10月20日に渋谷のC.C.Lemonホールでの初コンサートが決まりました」と報告。
「お父さん(ロック歌手、故中川勝彦さん)が果たせなかった紅白めざして頑張ります」と、天国の父に誓った。
【写真】萌え萌えのピンクのビキニに、フリフリスカートで熱唱した中川翔子=東京・秋葉原
ttp://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20070701-221015.html ニッカンスポーツ 2007年7月1日(日)
新曲好調しょこたんに3000人
ttp://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/200707/01/ente207497.html スポーツニッポン大阪
中川翔子、新曲発売記念イベントで感激唱タイム
◆ 「“ギガント”気持ちよかった〜」 ◆
“ブログの女王”でタレントの中川翔子(23)が6月30日、大阪府豊中市のセルシー千里広場で同27日にリリースしたばかりの
3rdシングル「空色デイズ」の発売記念イベントを開いた。
同曲はテレビ大阪系のアニメ「天元突破グレンラガン」(日曜前8・30)の主題歌で、オリコンの最新デイリーチャート(6月28日現在)で
3位につけるなど大ヒット中。そのことと、今回がファンの前で初披露ということもあり「前夜は興奮して金縛りにまであって、
朝4時半まで眠れなかった」という。
ただ、マイクをひとたび握れば、そこは歌手でもあるしょこたん。気持ちよさそうにカップリング曲を含めた計3曲を歌い上げ
「“ギガント”(めちゃくちゃ)気持ちよかった〜」と笑顔。
会場に設置された七夕の短冊を見ながら「あとは週間チャートが5位に入ればいいな」と控えめに願っていた。
【写真】3rdシングル「空色デイズ」をファンの前で初披露した中川翔子は会場一体となる決めポーズ
ttp://www.asahi.com/culture/movie/TKY200707020182.html 朝日新聞 2007年7月2日(月)
「時をかける少女」特別賞 仏・アヌシー国際アニメーションフェス
昨年公開されたアニメ映画「時をかける少女」(細田守監督)が、フランス・アヌシー国際アニメーションフェスティバルで
長編映画部門特別賞を受賞した。
筒井康隆原作。時空を行き来する女子高生が過去と今を変える中で、他者の心の痛みを知るファンタジー。
同フェスはアニメ分野で権威ある映画祭の一つ。短編部門では、03年に山村浩二監督「頭山」がグランプリを受賞している。
ttp://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2007/0707/index.html 『週刊東洋経済』2007年7月7日号 p.110〜111 [The compass]
オタクと若者に見る政治への関心−政治的な有効感覚はなぜ低下するのか (京大大学院人間・環境学研究科准教授 大澤真幸)
森川嘉一郎によると、建築の専門家の多くは、オウム事件当時、教団の「サティアン」と呼ばれたあの建物に強く印象づけられた。
建築として優れていたからではない。逆である。あまりにシンプルで、いかなる意匠も施されてはいなかったからだ。
あれらの建物はほとんど窓を持たないただの箱だったのである。
宗教的な建築物は、崇高性を演出するために凝った意匠を与えられるのが普通である。
また、奇妙な着ぐるみからも明らかなように、オウム教団がビジュアルに興味がなかったはずはない。
とすれば、サティアンがあれほどシンプルだったのはなぜか? 信者たちは空間に関してはそれが閉じられているということを、
唯一のしかし決定的な関心事としていたからではないか。オウムはオタクの教団だと言われたが、森川は、サティアンと関連づけながら
次のようにも述べている。窓がない個室への嗜好は、オタク一般に認められる特徴であると。
若者は政治に無関心ではない
ところで、今月末に参議院選挙があるが、投票率は長期的な低落傾向にある。
この投票率の低下が、今述べたオタクの特殊な空間嗜好性と関係していると述べたら意外に思われるだろうか。
若者層の投票率の低さの直接的な原因は、彼らが政治に無関心なことにある、といわれる。しかし、この判断は間違っている。
社会調査の結果からは、若者が政治的・社会的な問題に無関心ではないことを示している。ならば、なぜ投票率は下がるのか?
投票率を直接規定しているのは、政治的有効性感覚である。
政治的有効性感覚とは、自分が何らかの行動を起こせば、それが政治に影響するという感覚である。
1973年以来、継続的に行われてきた、NHK放送文化研究所の社会調査「日本人の意識」には、「世論」「デモ、陳情、請願」「選挙」の
各行動に関する政治的有効性感覚を問う質問項目が入っている。それによると、近年になるに従い、政治的有効性感覚は低下する傾向がある。
左ページ上のグラフは、三つの行動の政治的有効性感覚を総合し、スコア化した結果を表している。
さらに、政治的有効性感覚を生年別に整理してみると、新しい世代ほど低い傾向にあることがわかる(下グラフ)。
それならば、若年層の政治的有効性感覚は、なぜ低いのか? オタクが多いからではない。
が、オタクにおいて最も顕著であるような、若い層に広く共有された、ある世界感覚が関係しているというのが私の仮説である。
オタクとは何か? オタクは、アニメやマンガやコンピュータ等の特定の主題で区画できる領域に没頭する人々だが、
これだけでは、昔からいた趣味人や専門家との区別がわからなくなる。
私は、意味の重さと情報の密度の間の極端な不均衡によって、オタクを定義できると考えている。普通、意味の重さと情報の
密度の間には比例的関係がある。つまり有意味だから情報が集積される。ところがオタクにおいては、こうした法則が成り立たたない。
ある事柄の意味は、常により外側のコンテクストへの参照を前提にして与えられる(「どんな意味があるの」と問われたときには、
それが広いコンテクストの中で持つ有用性や価値を説明すればよい)。それに対して、情報はそうした外側のコンテクストへの参照を欠いている。
(
>>169の続き)
オタクという普遍性の追求
だが、彼らが狭い主題領域の外部への関心が希薄であるということにのみ目を向けると、オタクの本質を逸する。
私の考えでは、その特殊な領域を通じて、包括的な普遍性が表現されていること、この点にこそオタクの本質的な特徴がある。
オタクにとっては特殊な主題領域に包括的な普遍性が――いわば宇宙が――総体として写像されているのである。
真に欲望されているのは普遍性である。普遍性が、そのまったき反対物として――つまり極端な特殊性として――現象することで
直接の欲望の対象となること、ここにオタクの神秘の核心がある。
オタクが特殊に限定された自身の主題領域の外部に関心を向けることができないのは、彼らの欲望の対象が普遍性であることの逆説的な
結果である。もし、その特殊な領域が普遍性=宇宙と等値されているとするならば、定義上、そこに外部は存在しないはずだからである。
「窓のない個室」は、このオタクの宇宙の隠喩・象徴である。それは包括的な宇宙である以上、より外側へと繋がる穴(窓)を持ってはならない。
オタクをめぐるこの逆説を、論証する余裕はここではない。理解を助けるための事実を、一つだけ指摘しておこう。
オタクが好む虚構の作品の中に「セカイ系」と呼ばれるものがある
セカイ系とは、主人公の周囲のごく小さく親密な人間関係が、いきなり、「世界の危機」とか「この世の終わり」といった宇宙論的な
テーマと結びついてしまうような想像力のあり方を指している。普遍性(宇宙)を特殊性(親密な人間関係)へと写像するという、
オタクを特徴づける関係を、一つの物語の中に投入したときに得られるのが、セカイ系である。
普遍性と特殊性の間のこのような短絡は、政治的有効性感覚に負の影響を与える。
こうした短絡は、特殊で親密な領域を操作するのと同じように、普遍的な宇宙にも影響を与えることができるはずだ、という感覚を生み出す。
彼女を幸せにするのも、世界を平和にするのも、原理的には同じ、というわけである。
ところが、実際にはわれわれの社会は複雑で、その全体に意図したような結果をもたらすことはできない。
期待と現実の間のギャップは、社会の不透明感や自己の無力感となって現れるだろう。
おおさわ・まさち 京大大学院人間・環境学研究科准教授。1958年生まれ。東大大学院修了。専攻は理論社会学、比較社会学。
『思想のケミストリー』など著書多数。
[表]政治的な行動の有効性(政治的有効性感覚)を感じる人が少なくなってきた
(注)国の政治に対する働きかけについて、「世論」「デモ、陳情、請願」「選挙」の3つでその効果を尋ねた。
十分反映している=強い=3点、かなり反映している=やや強い=2点、少しは反映している=やや弱い=1点、
まったく反映していない=弱い=0点として、合計9点の分布を示した。
点数が高いほど、政治に対する働きかけの効果が大きいと感じていることになる
[表]新しい世代ほど政治的有効性感覚は低い
(注)上のデータの平均スコアを、生年別にプロットした。若年層ほど有効性を感じてない
(出所)上下2つとも『現代日本人の意識構造 第六版』NHK放送文化研究所編
※あまりにも脳内理論全開なので、参考までに後で2年前の総選挙時の『アエラ』の記事を挙げる
(参考
>>169-170)
ttp://opendoors.asahi.com/data/detail/6899.shtml 『AERA(アエラ)』2005年9月12日号 p.23〜25
オタクと独身女の総選挙 アキバ系の投票先は? 「少子化対策」に疎外感?
世間に背を向けていると思われがちなオタクたち。
「負け犬」と呼ばれて少々屈折気味の30代40代のシングル女性。
異様な盛り上がりを見せる総選挙は今や計1千万票とも言われる彼、彼女たちの投票が左右する? (編集部 内山洋紀、柏木友紀)
小泉純一郎首相が東京・秋葉原駅前の街頭演説で、「ユーセイ」の大声を張り上げたのは、総選挙公示の6日前、というより、
つくばエクスプレス開業当日の8月24日だった。街宣カーを降りて、商店街も練り歩いた。
電気街もあり、決して小さな駅ではないが、現役の首相が街頭演説に来るのは「あまり聞いたことがない」(電器店店員)。
なぜ、秋葉原なのか。自民党は「選挙戦略上の理由」(広報)としか明かさないが、いまや全国数百万人はいると思われる
オタク層にアピールするには、「萌えの都」はまさに格好の場所だろう。
しかし、そもそもオタクな人々の投票行動や、求める政策については、あまり知られていない。
というわけで、アエラ編集部では、以前実施した読者アンケートで「自分はオタクだと思う」と答えた人たちに「世論調査」を試みた。
まず驚いたのは、関心の高さだ。一般的には、ニートなどと同様、選挙なんかには無関心と見られがちなオタクたちの82%が必ず行く、
「たぶん」を含めると、実に93%超が投票に行くと答えているのだ。本当にそうならば、これはもう結果に直結しかねない。
●意外に善戦?民主党
オタクには様々な分野がある。全体では自民が優勢だが、アニメ、マンガ、ゲームといった「アキバ系分野」のオタクでは、
「投票したい政党」で、民主党が善戦している。 そう言えば、岡田克也代表は、趣味が「蛙グッズの収集」といかにもオタクっぽい。
つまり、秋葉原には、小泉首相ではなく、岡田代表こそが演説に行くべきなのだが、「今のところ予定はない」
(1日の時点で、民主党広報)という。このあたりが、「人の心の機微に疎い」と言われるこの党の限界なのか。
アンケートでは「オタク的な視点」で、どんな政策に興味、関心があるかも聞いてみた。
実はネットでは今、投票用紙と鉛筆を持った大きな目の女の子のキャラ「選挙たん」が一部で人気だ。
「アニメ・マンガ・ゲームに味方してくれる候補者に投票しよう」と呼びかけているホームページ「選挙に行こう」で公開されている。
サイトの管理者は、説明する。
「アニメやゲームは日本の誇る文化だと言いながら、凶悪事件が起こるたびに、アニメやゲームのせいにして、
規制しようとする政治家が出てくる。だからオタクこそ、世間に背を向けずに、投票に行くべきなんです」
アニメ・特撮オタクの男性(34)は、民主党支持の理由として「表現の自由を守る方向で期待している」と答えた。
アキバ系の意外な民主人気の理由は、こんなところにもあるかもしれない。(後略)
紙面画像
p.23
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up198559.jpg p.24
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up198560.jpg p.25
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up198561.jpg
ttp://www.sankei.co.jp/culture/bunka/070703/bnk070703001.htm 産経新聞 2007年7月3日(火)東京朝刊21面
【コラム・断】ハレとケが逆転した「祭り」
情報通信学会大会で、若手研究者による大学院生セッションの司会を担当した。
そのうちのひとつ「電子的親密圏の中で生み出される『祭り』のメカニズム」(関西学院大学・谷村要)を紹介したい。
この発表は「ある事象・事件について人々がネット上の電子掲示板を通じて激しく盛り上がる現象」=「祭り」に着目したものだ。
まるでお祭り騒ぎのように、電子掲示板が瞬間沸騰する現象についてはすでに知っていたが、谷村さんが取り上げた事例は、
長期的に盛り上がっている「祭り」である。
すなわち、昨年4〜7月放映のアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディングで流れるダンスの振り付けを、ファンたちがマネして
ビデオに撮り、それを動画投稿サイトにアップロードする「祭り」が、放映終了後1年たってなお、盛り上がり続けているらしい。
とくに、わざわざ同好の士が時間と場所を決めて数人〜数百人規模で集まり、群舞風景を撮影する会(通称「ダンスオフ会」)を開き、
動画を投稿する行為が、人気を呼んでいるとか。
「それって、ダンスオフ会の方こそが、旧来の意味でのお祭りなんじゃないの?」と突っ込んだところ、どうも違うらしい。
ダンスオフ会とは、あくまでビデオ撮影の練習・リハーサル・本番…をこなすステップの一部であって、あくまで動画が
アップロードされて電子掲示板の中で盛り上がる現象こそが「祭り」だという。
年長の世代には「ハレ(晴=非日常)」と「ケ(褻=日常)」の逆転に見えるかもしれないが、ナマの現場体験よりも、
メディア化された動画体験のほうを、よりリアルに感じる世代が増えてきたということだろう。 (メディア研究・藤本憲一)
ttp://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070703AT1D0209902072007.html 日本経済新聞 2007年7月3日(火)朝刊15面
バンダイチャンネル、iPodでガンダム、アニメ5作品、iチューンズ配信。
コンテンツ(情報の内容)配信を手がけるバンダイチャンネル(東京・港)は、米アップルの配信サイト「iチューンズ・ストア」で
「機動戦士ガンダム」などのアニメーション作品の配信を三日から始める。
iチューンズで日本のテレビアニメを配信するのは初めてで、大人のアニメファンを開拓する。
主題歌に合わせてアニメ放映当時の名シーンを編集した映像を配信する。対象は「ガンダム」「ケロロ軍曹」など五作品。
テレビ放映時のオープニングとエンディングシーンを収録した映像は十作品を提供する。価格は四百円。年内をメドに、百タイトルに拡充する。
アニメ制作はバンダイチャンネルのグループ企業であるサンライズ(東京・杉並)が手がけた。
アニメ映像のほか、挿入歌のダウンロード販売も始める。価格は二百円で、二百曲以上を順次提供する。
パソコンや映像機能のあるiPodで視聴できる。今後、バンダイナムコグループ以外のアニメ作品も提供する。
当面は国内の利用者向けだが、海外への配信も検討する。
【図・写真】「ガンダム」などをiPodに配信(C)創通・サンライズ
日本経済新聞 2007年7月2日(月)朝刊11面
(メディア仕掛け人) 東映アニメーションイベント事業部プロデューサー庄野ひろみ氏
3Dアニメ駆使、科学作品身近に
博物館や科学館の大型スクリーンやプラネタリウムで、恐竜絶滅や地球温暖化などの科学的なテーマを学べるアニメを上映する。
3Dアニメーションを駆使し、臨場感あふれる作品に作り込んだ。
今年夏公開する「銀河鉄道999 星空はタイムマシーン」は未来都市メガロポリスで主人公の鉄郎とメーテルがジュラという少女に
出会い、小型宇宙船で宇宙に飛び出したジュラを999号で追いかけることから始まります。
博物館や科学館の大型スクリーンで上映されるのは海外制作のドキュメンタリー要素の強い作品が中心です。
ストーリー性のあるアニメを楽しみながら地球温暖化や恐竜絶滅などの科学的なテーマを学べるのが今回の作品です。
科学的な監修は宇宙航空研究開発機構の的川泰宣氏と松井孝典東京大学教授にお願いしました。
大型スクリーンやプラネタリウムで美しい画像が楽しめるよう、通常の映画館で使う三十五ミリのフィルムではなく七十ミリの
フィルムを使いました。太陽系の惑星の画像は米航空宇宙局(NASA)などから提供を受けた写真をコンピューターグラフィックスで
加工しました。本物のような宇宙空間を999号が走っていきます。
作品を見た子供たちが宇宙や科学に興味を持ち、何か夢を感じて欲しいと思っています。
ttp://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200707030039a.nwc 『FujiSankei Business i.(フジサンケイビジネスアイ)』2007年7月3日(火)22面
子供の好きなキャラクター アンパンマン6年連続首位
子供にはやっぱりキャラクター。バンダイが子供のいる保護者2000人に聞いた「お子様の好きなキャラクター」で、
絵本やアニメーションで人気の「それいけ!アンパンマン」が1位になった。2001年から6年連続の首位で、2000人中420人が支持している。
横浜市に4月オープンした「横浜アンパンマンこどもミュージアム」は連日大入り。
「東京おもちゃショー2007」でもキャラクターのイベントに集まる子供たちが大勢いた。
バンダイの調べた人気キャラクターの2位はゲームソフトから生まれたアニメ「ポケットモンスター」、3位は女児向けのテレビアニメ
「プリキュアシリーズ」、4位は「ドラえもん」、5位はバンダイの携帯玩具「たまごっち」と続いている。
「アンパンマン」は男児で207人、女児で213人が支持してともに1位。年齢別でも0歳から2歳、3歳から5歳でいずれも1位となっている。
読売新聞 2007年7月4日(水)夕刊 PopStyle(ポップスタイル) vol.63 News Review (関連
>>136)
[今週のZOOM UP]「アキバ解放デモ」 コスプレ姿でシュプレヒコール
おたくの聖地%結栫E秋葉原で先月30日、柳下毅一郎さんが先週のコラムでも予告した「6・30アキハバラ解放デモ」
なる行進が行われました。私も怖いもの見たさ≠ナ駆け付けました。
スタート地点となった東京メトロ末広町駅近くの公園には、なにやら懐かしい過激派≠モうのヘルメット姿や、
「涼宮ハルヒの憂鬱」のコスプレ、ドラゴンボールの悟空など、様々な格好をした人々が続々と集結。
出発した午後2時50分ごろには約400人に膨れあがり、「アキハバラ解放」の横断幕を先頭に、通りを行進しました。
ただし、シュプレヒコールは「朝比奈!」「みくる!」などとわけの分からないものもあり、
買い物客たちも携帯電話のカメラを構えたり、時ならぬ出来事にびっくりした様子でした。
正式に申請を行った上でのデモで、警備の警官も相当数が出動していましたが、その中の一人は
「こういう名称でのデモは聞いたことがない」と、苦笑交じりに話してくれました。
主催者によると、「おたくや萌え愛好者など、あらゆる社会的少数派には、誰にも邪魔されず好きに生きる権利がある」
と訴えるための行動だそうですが、ネット上では「迷惑」「おたくの恥」など批判的な声も目立ちます。
ただ、このデモにこれだけの数が集まったというのは、主催者側にも大きな驚きだったようです。
しかし、デモの高邁な?趣旨が周囲にどれだけ伝わったか……。
何せ、そこら中にメイド姿の女性がわんさかいて、チラシを配っているような街。
参加者もお祭リのノリで楽しんでいたようで、それだけアキバがすでに解放された街≠セということでしょうか。(福田淳)
紙面画像
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up198687.jpg 参考:ポップ・スタイルブログ 2007年7月4日 来たぜビリー隊長祭り!! 目指せヴィクトリー!!
ttp://blog.yomiuri.co.jp/popstyle/2007/07/post_26f7.html
ttp://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=20241070707 『週刊ダイヤモンド』2007年7月7日号(7月2日発売) p.16〜17
Close Up 2 ご当地検定からメイド検定まで 拡大する“民間検定”市場の実態 (本誌・町田久美子)
日本人が“勉強好き”なのか、テレビのクイズ番組が先導する雑学ブームの影響か、今、あらゆる分野で新種の民間検定が誕生している。
「京都検定」に代表されるご当地検定の広がりは言うに及ばず、趣味・教養の分野で続々と検定事業がスタート。
六月をピークに、九月までは検定試験がめじろ押しだ。“その道の通”になりたい需要に応える、新たな市場が形成されつつある。
(中略)
さて、遊びか本気か、受検する側の意識が試されるのが初の「メイド検定」だ。東京・秋葉原発祥の「メイド喫茶」ブームによって、
そのコスチュームがファッション化したために、外見上は誰でも完璧なメイドになれる。
だが、「最近ではマナーのイロハや“メイドの心得”を知らないメイドが増えている」と、メイド服ブランド大手キャンディフルーツ
の小野哲也代表。
同社は、二十代女性がハウスメイドとして掃除・洗濯・アイロンがけから買い物まで代行する家事手伝いサービス業も運営している。
そのため、メイドのスキル向上と情操教育が必要となり、コスプレ雑誌「COSMODE」の大門太郎編集長と日本メイド協会を設立。
九月にはセミナーを開始し、一二月下旬に第一回検定を開催する。潜在マーケットは二万人と試算している。(後略)
誌面画像
p.16
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up198703.jpg p.17
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up198704.jpg
ttp://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200707030183.html 朝日新聞 2007年7月3日(火)朝刊29面
ピー・プロ特撮がCSで復活 マグマ大使・スペクトルマン・快傑ライオン丸
「マグマ大使」「スペクトルマン」「快傑ライオン丸」。60年代半ばから70年代にかけて独特の世界観で当時の男の子をとりこにした
ピー・プロダクション制作の特撮ヒーローもの3作品が、スカイパーフェクTVやケーブルテレビの専門チャンネルで3日から順次、
再放送される。「ウルトラマン」の円谷プロとは異なる、もう一つの特撮の流れがよみがえる。(雑崎徹)
「ウルトラマン」に先立つこと2週間。アースが生んだ「マグマ大使」は国産初のカラー特撮番組として66年7月からフジテレビ系で
放送された。宇宙の征服者ゴアが送り込む怪獣から地球を守るため、村上まもる少年(江木俊夫)の笛に呼ばれて登場するマグマ。
全身が黄金色に染まる巨大ヒーローの活躍は、人気をウルトラマンと二分した。
ウルトラマンが実写の特撮にこだわったのに対し、マグマ大使は光線やロケットなどをアニメで描き、実写と合成させる手法で
独特の映像世界を作り上げた。言ってみれば現代のCG合成の元祖ともいえる。
「突っ込みどころ満載の作品でしたよね」と話すのは江木。「マグマの背丈は場面ごとに数メートルから100メートルまで、
どう考えても違う。だから目線をどこに置けばいいのか迷ってばかり」と笑う。
「ただ、テーマは家族愛。手作り感満載の特撮といい、親しみやすさが今も愛される作品の秘密かも知れない」と懐かしんだ。
「スペクトルマン」は71年、惑星Eから追放された天才科学者ゴリをタイトルにした「宇宙猿人ゴリ」でスタートした。
悪役をタイトルにとるだけでなく、公害問題にゴリが目をつけ、地球を痛めつけようという斬新な設定。
が、途中から「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」と改題され、第40話から「スペクトルマン」に落ち着くとともに、
ストーリーも公害問題から離れていく数奇な運命をたどった。
そしてピー・プロ最高傑作とも呼ばれる「快傑ライオン丸」が72年に始まる。すでに放送されていた「仮面ライダー」と
一線を画す時代劇の変身ヒーローもの。白馬にまたがり白いたてがみを颯爽となびかせて師匠の敵ゴースンに立ち向かった。
「風よ、光よ、忍法獅子変化!」。獅子丸(潮哲也)の変身シーンの様式美に子供たちも酔っていた。
潮は「決して子供番組ではなかったですね。宿敵タイガージョーとの心の交流や盲目の少女に恋する怪人など、
こまやかな人情にあふれる夢のある作品だった」と振り返った。
3作品は放送権の問題から、懐かしの番組を続々と取り上げる専門チャンネルでも長く放送されなかった。
「スペクトルマン」は3日から日本映画専門チャンネルで、「マグマ大使」は6日からフジテレビ721で、
「快傑ライオン丸」は21日から時代劇専門チャンネルで放送される。
【写真説明】ライオン丸(左)と人気を二分したタイガージョー(C)ピー・プロダクション
日本経済新聞 2007年7月3日(火)地方経済面(東京)15面
(まちストリート) 祖師谷(東京・世田谷)――我らのウルトラあちこちに
「シュワッチ!」。小田急線祖師ケ谷大蔵駅を降りると、いきなり勇ましいウルトラマンの出迎えを受ける。
駅構内や駅前広場、商店や喫茶店など街中はシンボル像や看板、地元限定グッズなどスーパーヒーローでいっぱいだ。
駅ホームには「ようこそ 祖師ケ谷大蔵駅へ ウルトラな街」の大きな横断幕。電車が入る直前にはテレビ主題歌のオルゴールの
旋律が流れる。駅前広場には銀色と赤の四メートル近いシンボル像が街を見下ろす=写真。
地元三商店街の入り口アーチにはウルトラ兄弟の像が空を飛ぶ。
「多い日だと二百人もやってきます」。北口の祖師谷商店街にある喫茶店「カフェ・メロディ」の石附弘考さんはいう。
店は街のグッズ販売拠点。指人形やビニール人形など定番から弁当箱、カップ、消しゴム、Tシャツまで百三十点をそろえる。
ふりかけやノリ、ばんそうこうまである。「ギャーーーオ」。店内では大画面で流す怪獣との対決シーンを子供から大人まで
食い入るように見つめる。
この街でしか手に入らない地元限定品が売り物。ウルトラマンの根付けやキャンデー、Tシャツ、ウインドブレーカーなど
商店街有志がこれまで十三種類を開発した。マニアにはたまらない品々だ。個別の店にもオリジナル商品が続々。
和菓子のやまと家は「ウルトラ饅頭」、上田印房は「ウルトラマン判子入れ」といった具合。ライターや健康茶など勢いは止まらない。
祖師谷が「ウルトラマンの街」に変身したのはこの一、二年。地元に円谷プロダクションがあったのが縁だ。
「ウルトラまちづくりの会」を設けて地域ぐるみで取り組む。
「ウルトラマンが本当に空を飛んでるみたい」。訪れた新潟県の中学生三人組はシンボル像の前で記念撮影するなどすっかり気に入った様子。
最近は遠くからの来訪客が増えてきた。カフェ・メロディの客は全国に広がる。「中国などアジアからも目立ちます」と石附さん。
「気楽にやって来た人がわくわくする街にしたい」とウルトラまちづくりの会の内海康治・運営委員長。
地元で街情報のホームページを手がける土屋朝美さんは「ウルトラマン酒場やウルトラマンランチなんてあればもっと楽しくなる」
と期待している。
【表】再・発・見 @祖師谷
□地元限定の根付けは500円、ウルトラセブンTシャツが3600円、上田印房の判子入れは1500円(いずれも税込み)
□カフェ・メロディにはお面、ワッペンなど新グッズが続々入荷。営業時間は正午から午後5時半。ただし水・日・祝休
□7月8日(日)に「ウルトラサマーフェスタ2007」を開催。商店街などで朝市やオリジナルグッズを販売
ttp://markets.nikkei.co.jp/kokunai/chumoku.cfm?id=d3l0403y04&date=20070704 日本経済新聞 2007年7月4日(水)夕刊3面
アニメ制作のプロダクション・アイジー、漫画誌出版と経営統合。
アニメ企画・制作のプロダクション・アイジーは四日、漫画誌出版のマッグガーデンを株式交換によって十二月に完全子会社に
すると発表した。マッグガーデンの持つ約百作品の原作権を使ってアニメを作り、DVDにする際などの版権収入の増加につなげる。
アニメ各社は版権収入を伸ばそうとしており、多数の原作権を持つ企業を傘下に収めることは収益基盤の強化につながる。
マッグガーデン株一株に対して、プロダクション・アイジー株〇・五株を割り当てる。東証マザーズに現在上場している
マッグガーデンは経営統合後、上場廃止となる見通し。両社は二〇〇六年十一月に資本・業務提携しており、
プロダクション・アイジーはマッグガーデン株の第二位株主。
ttp://markets.nikkei.co.jp/kokunai/tegakari.cfm?genre=c3&id=c2e2201903&date=20070704 日本経済新聞 2007年7月4日(水)朝刊17面
フルCGアニメ、仏社と共同製作――劇場用、マッドハウス。
アニメ製作のマッドハウス(東京・杉並、丸田順悟社長)は、仏アニメ会社と共同で三次元CG(コンピューターグラフィックス)で
表現する劇場用アニメを製作する。日仏がフルCGの劇場用アニメを共同製作するのは初めて。製作費は十三億―十四億円とみられる。
二〇〇九年の正月映画として公開を目指す。
新作「よなよなペンギン」は、マッドハウスと仏デニス・フリードマン・プロダクションなどが製作する。
製作費のうち約八億円を欧米の映画会社など海外から調達した。
ttp://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2007/07/04/02.html スポーツニッポン 2007年7月4日(水)23面
獅童、ルパン最強の敵 日テレ27日放送、生誕40周年特番で声優
◇関根麻里、峰不二子の祖先
◇西尾アナ、謎の不二子似女
歌舞伎役者の中村獅童(34)、タレント関根麻里(22)がルパン生誕40周年特番「ルパン三世 霧のエリューシヴ」
(日本テレビ、27日後9・03)で声優を務めることになった。
声優はアニメ「DEATH NOTE」に続く2度目の挑戦。ルパン最強の敵・魔毛狂介を担当する。このほど、収録に臨んだ獅童は
「日本舞踊の稽古後、夕方にルパンを見るのが楽しみだった。喜びと重圧を感じる」と話した。1972年の第1シリーズにも登場した
名物キャラで、タイムマシンを使いルパンへの恨みを晴らそうとほん走する。中谷敏夫プロデューサーは「スマートでエキセントリックな役。
獅童さんならこれを声で表現できる」と期待している。
また、声優初挑戦の関根は、ルパンが過去の世界で出会う峰不二子の祖先役。「“カリオストロの城”を見て以来の大ファン。
作品に貢献したい」と抱負。ほかに西尾由佳理アナ(29)も謎の不二子似の女として出演。エンディングテーマを今井美樹(44)が
歌うなど、多彩な顔触れが国民的アニメの節目を飾る。
ttp://www.asahi.com/culture/nikkan/NIK200707040014.html ニッカンスポーツ 2007年7月4日(水)
獅童がルパン最大の宿敵・魔毛狂介の声
歌舞伎俳優中村獅童(34)が、日本テレビ系アニメ「ルパン三世 霧のエリューシヴ」(27日午後9時3分放送)で、
ルパン最大の宿敵・魔毛狂介(まもう・きょうすけ)の声を演じる。女優竹内結子との離婚問題が泥沼化している中で、
昨年の同局系アニメ「デスノート」に続く声優役。獅童は「恥をかくことを恐れずに、自分をさらけ出すことが大事だと思っています」。
獅童演じる魔毛は、テレビ第1シリーズ13話「タイムマシンに気をつけろ!」(72年)に登場し、ルパン殺害をたくらんだ敵役。
89年以降、今回で19本目になるテレビ・スペシャル版では初登場となる。獅童は「最大のライバルなのでクールだったり、
取り乱したりとか、1人の人間の感情(の起伏)に苦労してます。さっき取り乱してる場面をとったんですが、
声の仕事であれだけ汗をかいたの初めてです」と話した。
ルパンの栗田貫一(49)は、獅童の魔毛を「ルパンが生きる」と絶賛。栗田によると「今回は、ルパンも解決策が見つからず、
最も苦労する話」だそうで、魔毛との知恵比べが見どころ。峰不二子そっくりの女、お不三には、関根麻里(22)が声優初挑戦。
関根はフィギュアを持つほどのファンで「楽しく参加してます」と声を弾ませていた。
ttp://www.asahi.com/culture/enews/RTR200707030014.html 朝日新聞 2007年7月3日(火)
漫画が世界の掛け橋になること望む=国際漫画賞で麻生外相
[東京 2日 ロイター] 外務省は2日、都内の公館で「第1回国際漫画賞」の授賞式を行った。
この賞は、日本の漫画文化を世界に広めることに貢献した外国人漫画家の作品を表彰するために創設されたもの。
式には、大の漫画ファンで知られ、同賞の発案者である麻生太郎外相も出席。「孫子兵法」で最優秀作品賞を受賞した
香港の李志清さんらに直接トロフィーを手渡し、漫画が世界の掛け橋になることを強く望んでいると述べた。
同賞には、世界各国から146作品の応募があり、国内の有名漫画家らが審査。
最優秀作品賞のほか、香港、マレーシア、オーストラリアの漫画家による3作品が奨励賞に選ばれた。
受賞者は10日間の日程で日本に滞在する予定。
【写真】7月2日、外務省が「第1回国際漫画賞」授賞式を開催。麻生太郎外相(右)は漫画が世界の掛け橋になることを望むと言明。
写真左は最優秀作品賞の李志清さん(2007年 ロイター)
秋田魁新報 2007年7月3日(火)朝刊1版2面
第1回国際漫画賞、「孫子兵法」作者の李志清氏に授与 麻生外相「懸け橋に」
漫画文化の国際普及に向け、優れた外国人漫画家の作品を表彰する「第一回国際漫画賞」(外務省主催)の授賞式が二日夕、
都内で開かれた。大の漫画好きで知られる麻生太郎外相は「受賞された方々の活躍により、漫画が世界の懸け橋になるよう
強く希望している」とあいさつした。
国際漫画賞に選ばれた「孫子兵法」の作者で中国の李志清氏は「漫画は年代も国境も関係なく、誰でも楽しめる。受賞は非常に光栄だ」
と感想を述べた。受賞者らは国際交流基金の招きで一日から十日間の日程で日本に滞在、人気漫画家と面会するほか、
「オタク文化の聖地」といわれる東京・秋葉原を見学する。
国際漫画賞は「漫画のノーベル賞をつくりたい」という麻生氏の発案で外務省が企画。
アジア、欧米など二十六の国・地域から百四十六作品の応募があった。【共同通信 秋田魁新報】
毎日新聞 2007年7月4日(水)朝刊2面
ひと:李志清さん=「第1回国際漫画賞」を受賞した香港の漫画家
◇漫画は崇高な理念表す芸術の一種です−−李志清(り・しせい)さん
漫画好きの麻生太郎外相の肝いりで外務省が、海外の漫画家を表彰するという初のコンテスト。
「友人に勧められて応募した」香港の人気作家が、146作品の中から最優秀作品に選ばれた。
授賞式で漫画の吹き出しをモチーフにした金色のトロフィーを手に満面の笑み。「いい作品は年代も国境も超え、誰もが楽しめる」。
力強い言葉がよどみなく出てきた。
受賞作「孫子の兵法」は、春秋戦国時代の中国で、孫子が卓越した戦術で天下に名声をとどろかせる物語。
日本語版で全1700ページに上る大作だ。兵法の世界を描くことを通じて、「戦争の残酷さを知らせたかった」と思いを込めた。
選考委員の漫画家、里中満智子さんは「登場人物の考え方や感じ方がひしひしと伝わる力作」。
麻生外相も「(「男組」などで知られる)池上遼一のタッチに似た力強い作品」と、専門的(?)な知識を交えながら絶賛している。
「あしたのジョー」など日本漫画のファンだった少年は、20歳で漫画家デビュー。活動は香港や中国本土にとどまらない。
豊かな表現力が日本の編集者の目に留まり、歴史漫画の描き手として頭角を現した。
日本で93年から刊行の「三国志」全17巻は300万部超のミリオンセラーになった。
副賞は授賞式後の10日間の国内旅行。その期間中に「日本の漫画家の仕事場を訪れたい」と目を輝かせる。
プロの漫画家である前に、一人の「日本漫画ファン」の顔だった。<文・大前仁/写真・木葉健二>
神戸新聞 2007年7月4日(水)地方版 24面
魔法使いがPR アニメーション神戸 キャラクター決まる
デジタル映像の人材発掘と育成を目的に、作品公募やワークショップを開く「第十二回アニメーション神戸」の公式キャラクターが決まった。
北区の大学生、太田義洋さんの作品で、魔法使いがえんぴつに乗ったデザイン。パンフレットやホームページなどに使われ、PRに一役買う。
声優の神谷明さんが実行委員長を務め、八―十二月に開くアニメーション神戸は、業界に貢献した人を表彰するほか、オリジナル作品を
募集する「デジタル・クリエーターズ・コンテスト」や「WEBアニメコンテスト」、プロの技を学べる実践型ワークショップがある。
公式キャラクター部門には、全国から百三十九点の応募があり「躍動感があり、アニメの楽しさを表現している」と太田さんの作品を選んだ。
七十八点が寄せられた公式ロゴタイプ部門は、神戸のエレガントな町並みを表現したという大阪府交野市の倉地宏幸さんの作品が採用された。
催しの概要や作品募集はホームページで紹介。
ttp://anime-kobe.jp(中島摩子)
【写真説明】公式キャラクターに決定した太田義洋さんの作品
紙面画像
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up198832.jpg 参考サイト:「第12回アニメーション神戸」ロゴタイプ・キャラクター決定!
ttp://anime-kobe.jp/information/logomark_character.htm
産経新聞 2007年7月5日(木)東京朝刊18面
【アニメ映画】気鋭の7人、自由な発想競う
最近の映像界では原作のマンガをアニメ化した作品が目立っているが、すべてオリジナルにこだわったオムニバスアニメーション映画が
製作された。7日に公開される「Genius Party〈ジーニアス・パーティ〉」は、注目の映像作家7人の創造性を楽しめる大人のアニメだ。
CGを駆使した世界観が独特の味わいを出しているのが、美術監督出身で今回が初監督となる木村真二の「デスティック・フォー」。
死後の世界を舞台に、ヒーロークラブの4人組が、迷い込んできたカエルを元の世界に戻そうと奮闘する。
いびつな形のキャラクターが、気持ち悪いけれど憎めない。木村は「死後の世界は、天国と地獄だけではなくて真ん中があると思った。
子供のころからシュールなワーナーブラザーズのアニメが好きで、自然とそんな作風になりました」と話す。
ほかにも福島敦子、河森正治、福山庸治、二村秀樹、湯浅政明、渡辺信一郎が参加。それぞれ10〜15分程度のアニメーションを製作した。
青春ドラマ、コメディー、アクションなどとバラエティーに富んだ内容となっている。
渡辺の青春アニメ「BABY BLUE」は声優に俳優の柳楽優弥、菊地凛子を起用し、注目されている。
このプロジェクトは、アニメーション製作会社「STUDIO4℃」が5年前から進めてきたもの。
佐伯幸枝プロデューサーによると、オリジナルアニメを発表できる作家は一部の有名監督に限られている現状があり、
「気鋭の作家にも才能を発揮できる舞台を与えたかった」というのが出発点という。
作品は作家の創造性に委ね、共通テーマや約束事は一切ない。
「本当に好きなものを作ったときにどんなものがでてくるのかが大切。監督の生き方がそのまま表れて、鏡のような作品になる。
アニメに限らず、業界がすべて商業主義に走りすぎていることへの反発もありました」と佐伯プロデューサー。
すでに来年公開の第2弾も決まっており、ヒロ・ヤマガタら7人が参加。第1弾と合わせて来年2月に米国でも上映される。
「Genius Party」はシネ・リーブル池袋ほかで全国順次公開。(上塚真由)
ttp://ryukyushimpo.jp/news/storyid-25210-storytopic-1.html 琉球新報 2007年7月5日(木)社会
ラーメン、おでん、筑前煮… お手軽自販機グルメ缶、続々登場
昨年、東京・秋葉原から全国に広まった自動販売機で売る「おでん缶」。食品缶はその後、肉じゃが、筑前煮、ラーメンと種類も増え、
県内でもじわりじわりと人気を集めている。現在、県内10カ所の自販機で販売されている食品缶の価格は300円から350円。
フォークやくし付きで缶を開けてすぐに温かい食事を取れるとあって、高校生や建築現場作業員、主婦など幅広い層に受けている。
新都心のウィークリーマンション「ヴァーレンハウス」前の自販機では6月28日に県内で初めて「冷やしらーめん缶」を発売した。
この自販機で昨年11月からおでん缶を販売したところ、「珍しい」と評判を呼び、仕入れた3ケース(72缶)は1カ月ほどで売り切れた。
ヴァーレンハウス代表の翁長健清さん(58)は「最初に食べた女子高生が携帯電話で写真を撮って(友達に)メールで送ったら、
あっという間に広がった」という。4月には新発売の「ラーメン缶」を仕入れ販売を始めた。
翁長さんは「今後はお菓子や文具、福袋のように中身の分からない“福缶”など、オリジナル缶を開発してみたい」と、
さまざまな商品の販売を考えている。
糸満市糸満のストアーHamamiyaでは、中華柄にデザインした自販機でラーメン缶を販売し、注目を集めている。
「徐々に人気が高まっている。珍しいので多くの人に一度食べてほしい」と店長の宮城保さん(54)。
買い物でよく店に訪れる浦崎暁(さとる)さん(40)は「テレビで見て気になっていた。温かいのですぐ食べられるのがいい」
と娘と一緒にみそ味を購入していた。
那覇市首里の龍潭通り沿い駐車場にある自販機では、近くの建築現場の作業員が買いに来る。
残り7カ所は那覇市、糸満市、名護市、沖縄市内のコインランドリー前の自販機で、洗濯待ちの主婦らのおやつとして人気のようだ。
(深沢友紀)
【写真】県内でも人気を集めている食事の缶詰、冷やしラーメンの販売も始まった=那覇市天久のヴァーレンハウス前
ttp://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hot.cfm?id=d1d0505105&date=20070705 日本経済新聞 2007年7月6日(金)朝刊13面
バンダイナムコ、「ガンダム」売上高最高めざす、プラモデルなど追加今期600億円に
バンダイナムコホールディングスは、人気アニメ「ガンダム」シリーズ関連事業の二〇〇八年三月期の売上高目標を
前期比一割増の六百億円に設定した。十月に新作のテレビ放映が始まるのを機に、プラモデルなどの新商品を相次ぎ投入。
家庭用ゲームソフト販売も伸ばし、前期に続き過去最高の売り上げをめざす。
新作「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」は十月から放映。グループ玩具部門の主力会社バンダイが八月、縮尺四百分の一の
超小型モデルを先行発売する。九月からプラモデルも順次投入。関連商品の売上高はバンダイ単体で前期比七%増の百九十億円に伸ばす。
ゲーム部門は、バンダイナムコゲームスの家庭向けゲームソフト売上高を約三割増の九十億円にする。
ナムコのアミューズメント施設などもガンダム関連のアトラクションの拡大を検討する。
【図・写真】新シリーズ「機動戦士ガンダム00」の「ガンダムエクシア」((C)創通・サンライズ・毎日放送)
日本経済新聞 2007年7月6日(金)朝刊16面
プロダクIGの子会社に、Mガーデン株、ストップ高に。
五日の株式市場で、東証マザーズ上場の漫画誌出版のマッグガーデン株に買い注文が集まった。
前日に株式交換でアニメ企画制作のプロダクション・アイジーの完全子会社になると発表したことが手掛かりとなった。
買い気配で始まり午前中は取引が成立しなかった。午後になって値幅制限の上限(ストップ高)水準にあたる
前日比八千四百円高の六万三千四百円で寄りつき買い気配で推移。この日は千八百十四株の買い注文を残した。
一方、同日のプロダクション・アイジー株は前日比千円高の十二万七千円。株式交換比率をもとに計算した理論株価に
さや寄せするとみた投資家の買いが集まった。マッグガーデン株一株に対してプロダクIG株〇・五株を割り当てる。
ttp://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200707060020a.nwc 『FujiSankei Business i.(フジサンケイビジネスアイ)』2007年7月6日(金)10面
プロダクション・アイジー、マッグガーデンと統合
■アニメ制作・コミック出版補完
アニメーション制作会社のプロダクション・アイジー(東京都国分寺市)と、コミック専門出版のマッグガーデン
(東京都千代田区)は、持ち株会社体制に移行する。
両社は2006年11月に資本・業務提携に合意し、メディアミックスなどの展開を進めてきた。
アニメのDVD販売本数、コミック雑誌の販売部数は減少傾向にあり、今後、いっそうの補完関係を構築するため、統合に踏み切る。
プロダクション・アイジーを分割会社とする分社型新設分割により移行する。
今年の12月1日の段階で、IGポート(仮称)を持ち株会社とし、プロダクション・アイジー、マッグガーデン、
さらに現在プロダクション・アイジー100%子会社のジーベックの3社を、100%子会社として傘下に置く。
日経産業新聞 2007年7月5日(木)16面
マッグガーデン、プロダクIGの傘下に、株式交換で完全子会社。
ジャスダック上場でアニメ企画制作のプロダクション・アイジーは四日、東証マザーズ上場で漫画誌出版のマッグガーデンを
株式交換で十二月一日付で完全子会社にすると発表した。プロダクIGはマッグガーデンの持つ漫画などの原作権を利用して、
アニメを制作しやすくなる。携帯向け配信や海外配給などの際の版権収入の増加につなげる。
マッグガーデン株一株に対してプロダクIG株〇・五株を割り当てる。マッグガーデンは上場廃止となる。
まず十一月一日にプロダクIGを持ち株会社とアニメ制作の事業会社に分割。持ち株会社の社名は「IGポート」(仮称)で、
社長にプロダクIGの石川光久社長が就く。十二月一日にIGポートが株式交換によりマッグガーデンを傘下に収める。
プロダクIGはマッグガーデン株の一五%を持つ第二位株主。両社は〇六年十一月に資本・業務提携した。
プロダクIGの石川社長は記者会見で「業務提携以来、企業文化が非常に一致していると実感している。
経営統合することで、両社の持つ人材や原作を活用して良質なコンテンツを制作していく」などと語った。
一方、マッグガーデンの保坂嘉弘社長は「企業風土が一致している。(マッグガーデンの)原作と質の高いアニメを制作する
プロダクIGの経営資源を相互に活用すれば展望が開ける」などと述べた。
【図・写真】会見するプロダクIGの石川社長(右)とマッグガーデンの保坂社長
朝日新聞 2007年7月6日(金)夕刊10面
(エチエンヌのクールジャパン) フランスで出会う日本
今日から3日間、パリ郊外でジャパンエキスポが開催される。今年で8回を数えるこのイベントは、フランス中の日本びいきの
人々にとってはずせないものだ。昨年は3日間で6万人強が入場し、今年はさらに増えて7万5000人の動員が予想されている。
昨年は、土屋アンナのコンサートや渋谷系ストリートファッションのショーが開催され、ファンが殺到した。
今年は、元X JapanのYOSHIKIのファン交流会とサイン会が予定されているほか、プロレス、マンガ家の講演会、書道体験、
カラオケ大会、コスプレコンクールなど、Jファン(日本にあこがれる若者)の関心は多彩だ。
十数年前、日本のマンガやアニメに関心を持つフランスの若者は少数派だった。
彼らは定期的にパリ市内の日本人向け書店の前に集合し、情報交換をしていた。
僕も何度か取材したことがあるが、その熱心さは今でも記憶に残っている。
当時のフランスのテレビや新聞が、日本のサブカルチャーを伝えることはめったになかった。
しかしネットを通じて生の情報にアクセスできるようになった結果、Jファンと呼ばれる層ができあがるまでになった。
彼らにとって、行きたい国ナンバーワンはもちろん日本。しかし、ほとんどがまだ、一度もあこがれの国を訪ねたことがない。
そういうファンにとって、ジャパンエキスポはパスポートのいらない日本への旅なのだ。 (E.Barral ジャーナリスト)
【写真】書道を初体験する、Jファンたち。06年のジャパンエキスポ会場で フランスで出会う日本
ttp://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070701-OHT1T00051.htm スポーツ報知 2007年7月1日(日)29面
ハルカリがフランスのパリで路上ライブへ デビュー以来初のストリート
YUCALI(19)とHALCA(19)の“脱力系”ヒップホップユニット「ハルカリ」が、仏パリでデビュー以来初のストリートライブを
敢行することが決まった。大道芸人のメッカとして知られる「ポンピドゥーセンター」前の広場で7日に行う。
ハルカリはフランスでも人気のアニメ「交響詩篇エウレカセブン」のエンディングテーマ(第3期)を担当。
その縁で、日本のポップカルチャーをパリで紹介するイベント「第8回ジャパンエキスポ」(6〜8日)でのライブ出演も決まった。
「MC? トーキョー、サイコーみたいなやつくらいは覚えていきます」とHALCA。
YUCALIは「準備はしてますよ。新しいパジャマとか」と意気込みもユルユル。18日にリリースされる予定の2年7か月ぶりのアルバム
「サイボーグ俺達」を引っさげ、パリでもまったりしたパフォーマンスを披露するつもりだ。
【写真】パリで路上ライブを行うハルカリ(左はYUCALI、右がHALCA)
ttp://www.sanspo.com/geino/top/gt200707/gt2007070603.html サンケイスポーツ 2007年7月6日(金)
お役所の仕事は広司におまかせ!経産省イベントの顔に抜擢
俳優、役所広司(51)が9月16日から約40日間にわたり都内で開催される「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」の
メーンキャラクターを務めることが5日、分かった。経済産業省の提言で実施される、映画やドラマ、ゲームなど日本の
あらゆる映像を国際的に広める“見本市”。デビュー前、東京・千代田区役所に勤めていた役所が、“お役所”の仕事にかり出される。
経産省から「−フェスティバル」の事業を委託されたNPO法人映像産業振興機構(VIPO)によると、2005年度の日本映画の輸出額は、
輸入が580億円〜660億円規模であるのに対し、わずか70億円。
同フェスは日本が誇る“映像力”を世界に広め、世界の映像産業に伍していくため企画された。
映画のみならず、漫画やゲームなどを含めたこれだけのイベントを一度に行うのは、世界でも初めてという。
「フェスティバルの顔は、日本を代表する方、国際的に活躍する方にお願いしたかった」とVIPO。役所はハリウッドでリメークされた
「Shall we ダンス?」のオリジナル版や、米アカデミー賞の作品賞にノミネートされた「バベル」や「SAYURI」に出演。
今後、撮影を控える外国作品もあり、メーンキャラクターはまさに適役だ。俳優デビュー前、千代田区役所に勤務していた役所にとって、
久々の役所仕事?で、VIPOの依頼に「日本のコンテンツも世界にどんどん紹介していくべきです」と理解を示したという。
役所は、9月19日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催されるオープニングセレモニーに登場し、内外の関係者に同フェスの
重要性を訴える。また、9月初旬には甘利明経済産業大臣(57)からメーンキャラクターとして任命を受ける予定で、
10月28日までの開催期間中、イベントへの参加も企画されている。
テーマ音楽を宮崎駿アニメや北野武作品の音楽で知られる久石譲氏が手がけ、現代のアート&クリエイティブディレクターの
トップに君臨する佐藤可士和氏がロゴマークを手がけるなど、すでに強力な助っ人が参加。
役所も「日本の多彩なコンテンツが誇る本物の魅力や才能をアピールし、その才能に手を差し伸べる素晴らしいフェスティバルに
なることを祈っています」と“日本映像界の顔”として協力を約束した。
ttp://www.asahi.com/culture/nikkan/NIK200707050020.html 朝日新聞 2007年7月5日(木)
「仮面ライダー」が初のPG-12指定
映画「仮面ライダー THE NEXT」(田崎竜太監督、10月27日公開)の製作発表が4日、都内で行われた。
71年にテレビシリーズが開始して以来初めて、PG-12指定を受けた。12歳未満(小学生以下)が単独で鑑賞するには不適切な
表現が含まれ、親や保護者の同伴が適当とするもので、顔を切り刻まれた惨殺死体などが「不適切」と見なされたようだ。
田崎監督は「もともと子供の番組ですが、新たな世界が広がることを期待してバイオレンス性に踏み込んだ。
テレビでできないことを盛り込んだつもり。PG-12は本気を出して頑張った勲章」と胸を張った。
本作は仮面ライダー1号、2号の誕生秘話を描いた映画「−THE FIRST」(05年)の続編。
引き続き1号を演じる黄川田将也(27)は「『FIRST』よりも迫力がある」と手応えを感じている。
主題歌を担当したISSA(28)は「FIRST」でショッカーの幹部役を演じた。「相変わらずみんな男前。豪華な顔触れですね。
アクションにもすごく力を入れてるみたいだし、一ファンとしてすごい期待しています」と続編に期待した。
ttp://www.business-i.jp/news/enter-page/enter/200707050003o.nwc 『FujiSankei Business i.(フジサンケイビジネスアイ)』2007年7月5日(木)
仮面ライダーV3、銀幕でカムバック 「THE NEXT」10月公開 時を経て親子で楽しむ
リアルでシリアスな「仮面ライダー」がスクリーンに帰って来る−。
10月27日に劇場公開となる映画「仮面ライダー THE NEXT」の製作発表会が4日、東京都千代田区の東京会館で開かれた。
配給は東映ビデオ(東京都中央区)。1971年からテレビ放映されて一大ブームを巻き起こした「仮面ライダー」をベースにして
2005年に公開された「仮面ライダー THE FIRST」の続編。
テレビシリーズ2作目で、シリーズ史上最高の視聴率36・0%をたたき出した「仮面ライダーV3」に登場したヒーロー「V3」が、
新たなデザインのライダースーツを身にまとい登場する。
会見した田崎竜太監督は「誇れる作品になりつつある」と、シリーズでも高い人気を持つ「仮面ライダーV3」の映画化に自信を示した。
小学生以下は成人保護者の同伴が必要となる「PG-12」に指定されたことに対して「改造人間同士の戦いや、ショッカーの悪事が
残酷なものであることを逃げずに描いた結果」と述べた。
正義と悪との壮絶な戦いが、高度なアクションとリアルなストーリーによって描かれている点を訴え、大人が見て楽しめる映画に
なっているとアピールした。
≪関連グッズも人気≫
1971年に第1作目が放映された「仮面ライダー」は、数度の中断を経ながらも作り続けられてきた。
2000年に「仮面ライダークウガ」がテレビに登場してからは、毎年1シリーズが放映されるようになった。
現在は「仮面ライダー電王」が鉄道に乗るライダーとして子供の人気を集めている。
幅広い世代のファンを持つのが「仮面ライダー」シリーズの特徴。初期からのファンは父親世代になり、2000年以降の
「平成仮面ライダーシリーズ」には子供のファンが大勢ついている。主に子供向けの玩具を扱うバンダイの06年度の売上高は、
「仮面ライダー」関連で71億円に達し、07年度は90億円を見込んでいる。
大人向け商品も人気で、昨年3月に発売した、「仮面ライダー新1号」の変身ベルトを忠実に再現した製品は、3万1500円と高額にも
かかわらず、1万本以上を売り上げ人気の高さを改めて見せ付けた。また大人の娯楽、パチンコにも「仮面ライダー」を採用した
機種が登場。今月23日には京楽産業の新型機「ぱちんこ仮面ライダー ショッカー全滅大作戦」が全国のホールにお目見えする。
【写真】製作発表会に登場した歴代の仮面ライダー。右から1号、V3、2号(東京都千代田区の東京会館)
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2007070502029643.html 中日スポーツ 2007年7月5日(木)【芸能】 大人も楽しめるアクション!! 次作「仮面ライダー」10月27日公開
ttp://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2007/07/05/07.html スポーツニッポン 2007年7月5日(木) 仮面ライダー史上初の保護者同伴映画
ttp://www.daily.co.jp/gossip/2007/07/04/0000438845.shtml デイリースポーツ 2007年7月4日(水) ISSAが主題歌!劇場版ライダー
ttp://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200707040048.html 朝日新聞 2007年7月5日(木)
7月10日は「ウルトラマンの日」
10日が「ウルトラマンの日」だとご存じですか――。
千葉県館山市相浜の鈴木馨さん(75)はTBS番組宣伝部員としてシリーズの最初の企画段階から深くかかわった。41年前のことだ。
記念日のいきさつはこうだ。
「ウルトラマン」の放送が始まったのは、1966年7月17日。
ところが、初めてウルトラマンがテレビに登場し、その姿がお茶の間に流れたのはその1週間前の「7月10日」だった。
10日に予定されていた「ウルトラQ」の最終回が突然取りやめになった。理由は「内容が難解」。
前日にあったウルトラマンのイベントの様子を映した映像を「ウルトラマン(前夜祭)ウルトラマン誕生」として放映して、乗り切った。
「慌てました。苦し紛れのアイデアでしたが、結果は大成功でした」と鈴木さんは振り返る。
宇宙怪獣ベムラーが登場した初回の「ウルトラ作戦第一号」から爆発的な人気を呼んだ。
鈴木さんは館山出身で、ほとんどの週末を館山で過ごした。
アラシ隊員役の毒蝮三太夫(どくまむし・さんだゆう)さんら出演者が、よく、泊まりがけで遊びに来た。ロケもあった。
ちなみに、後の「ウルトラマンエース」の竜五郎隊長役からシリーズの常連になった瑳川哲朗さんも館山の出身。
JR館山駅近くのオモチャ屋の店先に一体のウルトラマンがポーズをきめている。
鈴木さんは「懐かしくて。思わず話しかけたくなる」。
【写真】「ウルトラマン」とポーズをきめる鈴木馨さん=JR館山駅近くで
ttp://www.sanspo.com/geino/top/gt200707/gt2007070702.html サンケイスポーツ 2007年7月7日(土)
メトロン星人がグランプリ…「ウルトラセブン大賞」授賞式
俳優の森次晃嗣(64)、女優のひし美ゆり子(60)が出演した特撮ドラマ「ウルトラセブン」が誕生40周年を迎え6日、
東京都世田谷区の東宝ビルトで「祝!40周年記念 ウルトラセブン大賞」授賞式が行われた。
昭和42年にTBS系で放送開始され、ウルトラシリーズ史上最高傑作と称される同作品。登場する宇宙人や怪獣、メカのナンバーワンを
決める大賞には70キャラクターがノミネートされ、インターネット投票の結果、グランプリにはメトロン星人が輝いた。
たばこを吸った人々が暴力性を発揮する作戦を実行したメトロン星人は「地球の諸君、最近はたばこを吸う人の肩身が狭いようなので、
今度は別の作戦を考えたい」と感激(?)の面持ち。
同星人に花束を手渡したひし美(友里アンヌ隊員)が「こうして森次さんと2人で壇上に立つと仲人する夫婦みたい」とおどけると、
森次(モロボシ・ダン隊員=ウルトラセブン)は「夫婦じゃない。宇宙人と人間にはどこまでいっても恋愛は無理!!」と笑顔で返していた。
最優秀宇宙人部門はメトロン星人、最優秀怪獣部門はエレキング、最優秀メカニック部門はポインターがそれぞれ受賞した。
特別番組が31日からCSファミリー劇場で放送。また、今年5月にはソガ隊員役だった阿知波信介さん(享年67)が自殺したが、
2人は「残念です」と言葉少なだった。
■メトロン星人
幻覚宇宙人。第8話「狙われた街」に登場。地球人の信頼関係を壊そうとたばこの中に赤い結晶体を混ぜ、たばこを持った人々に
暴力性を誘発する作戦を実行。夕日を背景にしたウルトラセブンとの戦闘場面は、シリーズ最高のシーンとの呼び声が高い。
畳の上であぐらをかき、ちゃぶ台を挟んでダンと向かい合う場面も有名。身長2〜50メートル、体重120キロ〜1万8000トン。
人気絶大で後の「ウルトラマンA」などにも登場した。
■ダン、アンヌのその後
森次は俳優業の傍ら、神奈川県藤沢市で洋食店「JOLI CHAPEAU」を経営。「モロボシ・ダンのハヤシライス」(700円)が看板メニューだ。
ひし美は女優業の第一線から引退。結婚し4人の子供に恵まれ、都内で多国籍料理店「ASiAN TAiPEi」、中華料理店「台北飯店」を
夫婦で経営している。
【写真】懐かしい顔ぶれがそろった。(左から)ひし美ゆり子、森次晃嗣、トロフィーを抱えるメトロン星人
ttp://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20070707-223308.html ニッカンスポーツ 2007年7月7日(土) ウルトラセブン大賞GPにメトロン星人
【写真】ウルトラセブン大賞を受賞したメトロン星人
ttp://www.daily.co.jp/gossip/2007/07/06/0000443765.shtml デイリースポーツ 2007年7月6日(金) セブンとメトロン星人が歴史的和解
【写真】式の途中でいきなりセットが組まれ、モロボシ・ダン(森次晃嗣)とメトロン星人が伝説の“ちゃぶ台シーン”を演じる場面も
ttp://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20070706-223100.html ニッカンスポーツ 2007年7月6日(金) メトロン星人に大賞「たいへんな栄誉だ」
【写真】メトロン星人と森次晃嗣(中央)アンヌ隊員ひし美ゆり子(撮影・村上久美子)
ttp://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2007070702030260.html 中日スポーツ 2007年7月7日(土)【芸能】 「ウルトラセブン大賞」授賞式 名シーンを再現
ttp://www.asahi.com/komimi/OSK200706300046.html 朝日新聞 2007年7月6日(金)
手塚治虫、原画の秘密公開へ
手塚治虫の原画に残された描き直しの跡や、ボツになった原画を通じて手塚の漫画への熱意を紹介する企画展
「手塚治虫 原画の秘密展」が7月12日から、兵庫県宝塚市武庫川町の市立手塚治虫記念館で始まる。
常にベストな漫画を読者に届けようと、膨大な仕事量と精密さを両立させた手塚の熱意を展示で再現するという。
手塚が生涯に描いた原稿は約15万枚で、原稿に修正や描き直しが多かった。雑誌連載された漫画が単行本になる際にも、
「少しずつ読む雑誌と一気に読む単行本は違う」と大幅な加筆修正を加えることでも知られた。
企画展は06年9月に発行された「手塚治虫 原画の秘密」(手塚プロダクション編、新潮社)を参考に、元の絵の上に紙を張って
修正した跡が透けて見える原稿などの原画約30枚、ボツ原稿や手塚がアイデアを記したメモなど10点などを通じ、着想から制作、
修正を繰り返して完成度を高めていく様を紹介する。また、手塚の仕事机を再現し、ベレー帽をかぶって記念撮影ができるコーナーも設ける。
10月30日まで。毎週水曜休館(8月は無休)。入館料は一般500円、中高生300円、小学生100円。問い合わせは同館(0797・81・2970)。
【写真】原稿を執筆中の手塚治虫。企画展では手塚の作業机も再現される=手塚プロダクション提供
ttp://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000433827.shtml 神戸新聞 2007年7月3日(火)
手塚漫画創作の秘密探る 宝塚の記念館で原画展
書き損じの原画や修正の跡から手塚漫画の秘密を探る「手塚治虫 原画の秘密展」が十二日から、宝塚市武庫川町の
市立手塚治虫記念館で始まる。同館は「一切妥協せず完成品にこだわった手塚の姿勢を、普段は目にすることができない
“失敗作”から感じ取ってほしい」と話している。
手塚は生涯十五万枚の原画を描いた。漫画界ではその数と質の高さで突出している。
今回は、手塚プロダクションに保管されている資料から、完成品、破り捨てられた失敗作、修正が施された原画など約四十点を展示する。
会場では、秘密を「画材」「制作プロセス」「修正と描き直し」「カラー原画」などに分類して展示。「三つ目がとおる」や
「リボンの騎士」などの作品を仕上げる過程で、アイデアを走り書きしたメモや下書き、ペン入れをした清書などを紹介する。
「ブッダ」に登場する僧侶の剃髪シーンの原画は、光を当てると頭の輪郭を何度も書き直した跡が浮かび上がる。
ほかに、手塚が愛用した机のレプリカや、実際に使ったペン、墨汁などを並べて仕事場を再現。実際に座ることもできる。
十月三十日まで。午前九時半-午後五時。大人五百円、中高生三百円、小学生百円。水曜日休館(八月は無休)。
土日の午後一時から職員による企画展ガイドがある。(木村信行)
ttp://www.asahi.com/komimi/TKY200707020229.html 朝日新聞 2007年7月7日(土)
メイドさん、「アニメ検定」に挑戦
アニメに関する知識を問う「アニメ検定」試験が、11月に東京で行われる。
その公式問題集出版記念イベントとして、秋葉原でメイドさんたちが公開模擬試験に挑んだ。(アサヒ・コム編集部)
「シャッツキステ」「ミアカフェ」など、秋葉原のメイド喫茶各店で働く25人が参加。アニメ製作会社などで運営するPR施設
「東京アニメセンター」(秋葉原)のアキバ3Dシアターに、英国調、和風、ゴスロリなど様々なコスチュームのメイドさんが集まった。
「全国総合アニメ文化知識検定」(アニメ検定)は、同センターを中心とした実行委員会が主催。
1〜5級と、携帯電話で受けられるモバイル級が設けられる。
メイドさんたちは一般からの参加者も交え、5級レベルの問題に挑戦。
「ふたりはプリキュア」の美墨なぎさが所属するスポーツ部は?
「きらりん☆レボリューション」の原作の連載誌は?
「ひみつのアッコちゃん」の原作をかいたマンガ家は?
こうした問題に答え、「ひよこ家」のひなさんら2人が優勝した。
7月下旬には、小学館プロダクションから150題の模擬問題を収録した「アニメ検定公式問題集2007」(1千円)が出版される。
試験は11月23日。
イベントでは、「アニメ愛は国境を越えるか?」と題したパネルディスカッションも開かれた。
ノンフィクション作家の岡田斗司夫さん、アニメ監督高橋良輔さんらが、ハリウッドによる日本アニメの映画化や、
タイに誕生したメイド喫茶など、海外に広がるアニメ文化について議論した。
【写真】ステージで選択問題に答えるメイドさん
【写真】パネルディスカッションより、左からアニメ評論家・氷川竜介さん、アニメ情報サイト会社社長・数土直志さん、
声優・喜多村英梨さん、アニメ監督・高橋良輔さん、ノンフィクション作家・岡田斗司夫さん
【写真】イベント出演者ら(最前列)と写真におさまるメイドさんたち
【写真】コスチュームもいろいろ
【写真】これだけ集まると壮観
ttp://www.asahi.com/kansai/news/OSK200707080050.html 朝日新聞 2007年7月8日(日)
「パチもん」あかん 大阪で偽物商品の撲滅キャンペーン
全国の著作権団体などでつくる不正商品対策協議会が8日、海賊版のキャラクター商品や偽ブランド品の
撲滅をうたったキャンペーンを大阪・日本橋で開いた。
約200点の偽物商品が勢ぞろい。最近は、日本の人気アニメキャラクターを模した玩具を海外業者が作り、
日本に輸出する例が目立つそうだ。
会場周辺でも、海賊版の映画ソフトを売る露天商に警察が手を焼く。
「大阪では偽物を『パチもん』と笑い飛ばす文化もあるが、これはあくまで犯罪です」と主催者。
【写真】海外で生産される日本のアニメキャラクターを模したアクセサリー
ttp://bpstore.nikkeibp.co.jp/item/main/148222459550.html 『平成男子図鑑 リスペクト男子としらふ男子』
日経BP社;日経BP出版センター〔発売〕(2007-06-25出版)
深澤 真紀【著】 販売価:\1,365(税込)(本体価:\1,300)
あなたの横にもきっといる。「イマドキの男子」の世界にようこそ。
第1章 男子は自分が大好き(リスペクト男子;お買い物男子;セクシー男子;マッスル男子;mixi男子)
第2章 男子は家族が大好き(オカン男子;花ムコ男子;教育パパ男子)
第3章 男子はこだわらない(チェック男子;ツッコミ男子;欧米男子;リセット男子)
第4章 男子はセックスにがっつかない(草食男子;ロハス男子;スピリチュアル男子;ツンデレ男子;ニュアンス男子)
第5章 男子はおやじがキライ(しらふ男子;ベンチャー男子;マルチ男子;ガンダム男子;少年ジャンプ男子;テキトー男子) ←
ttp://www.raichosha.co.jp/perform/pf17.html 『星山博之のアニメシナリオ教室』
雷鳥社 (2007-06-27出版) 著 星山博之 価格 ¥1,890(本体 ¥1,800+税)仕様 並製: 320p サイズ 四六判
「機動戦士ガンダム」「銀河漂流バイファム」「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」…チーフシナリオライターとして数多くの名作
オリジナルアニメを育て、日本アニメ界に不朽の功績を残した著者が、アニメ作品づくりを志す人に向けて書いたアニメシナリオの入門書。
序章 「何かを伝えたい」人間がいるということ
1日目 オリエンテーション
2日目 作り手としての視点をもつ
3日目 キャラクターをつくる
4日目 プロットづくり
5日目 シナリオを書く
6日目 ディテールを磨き上げる
7日目 補講