新聞雑誌でアニメ・オタク特集が載ったら集まるスレ5
ttp://www.raijin.com/news/a/13/news03.htm 上毛新聞 2007年4月13日(金)9面
前橋にコミック専門店 アニメ関連グッズ充実 差別化へ多店舗展開も 文真堂書店
書店チェーンの文真堂書店(高崎市井野町、星野洋一社長)は、片貝店(前橋市西片貝町)二階にアニメ・コミック専門店
「アニたま」を開店した。秋葉原で調査し、コアなファン向けの商品を充実。県内書店業界の競争が激化する中、
ここ数年注目を集める「おたく市場」に焦点を当てて独自色を打ち出す戦略。売り上げ状況などを見て多店舗展開も検討する。
周辺に学校が多く、コミックの売り上げが高い片貝店の二階(売り場面積二百三十平方メートル)を改装。
コミックや「ライトノベル」と呼ばれる挿絵の多い小説を通常店の倍以上の約三万冊そろえ、アニメや声優のCD、DVDなどは
通常店の三倍用意。
コスプレ用衣装やTシャツ、フィギュアなど関連グッズや漫画用の画材も充実した。
美少女が登場する「萌え系」や剣や魔法で戦いを繰り広げる「ファンタジー系」、女性ファンの人気が高い美少年漫画など
「他店に一、二冊しかないコアなもの」を大量入荷。一般的な人気作品はあえて数を抑えるなど特徴付けを徹底した。
秋葉原で多い手法を取り入れ、店内をアニメのポスターで埋め尽くし、九台の液晶テレビでアニメの映像を流すなど
店づくりも工夫した。
同業態の郊外型書店が増え、超大型SC「けやきウォーク前橋」に紀伊国屋書店が出店するなど競争が激化する中、差別化を
図るための実験店という位置付け。漫画好きで知られる“スペシャリスト”社員五人を核に特別チームを結成して準備を進めてきた。
コアなファンはお気に入りの商品を一度に買い込む傾向があることから、客単価は通常店の一・五倍に設定。
初年度の売り上げ約一億円を目指している。
同社は「漫画・アニメファンは子供から大人まで幅広い。遠くの専門店や注文でなければ入手できなかった商品が
身近に買える強みは大きい」と強調している。
【写真】コアなファン向けのコミックや関連グッズがずらり並ぶ「アニたま」
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070414it12.htm?from=top 読売新聞 2007年4月14日(土) 国際
「好きな日本人」1位は川端康成…日中共同大学生調査
中国の大学生の「好きな日本人」1位はノーベル賞作家の川端康成氏(11%)、日本人大学生の「好きな中国人」は国際派女優
チャン・ツィイーさん(8%)――。
読売新聞社と中国の国営新華社通信が発行する有力時事週刊誌「瞭望東方週刊」が日中の大学生を対象に行った共同意識調査で、
こんな結果が出た。
中国の大学生があげた「好きな日本人」(自由回答で3人まで)の2位は、数学者でフィールズ賞を受賞した小平邦彦氏(8%)。
以下、高倉健(7%)、村上春樹(6%)、黒沢明(5%)、松下幸之助(同)の各氏と豊臣秀吉(同)が続いた。
中国学生の日本への関心が幅広いことがうかがえる。
日本側の「好きな中国人」(同)の2位はジャッキー・チェンさん(6%)で、有名俳優が1、2位を占めた。次いで、孔子、諸葛孔明
(各4%)、劉備(3%)などとなった。三国志の登場人物が上位に挙がったのは、三国志関係のゲームの影響とみられる。
相手国の「思いつく歴史上の人物」(3人を自由回答)は、中国では<1>東条英機(17%)<2>小泉純一郎前首相(12%)
<3>明治天皇(10%)、日本では<1>毛沢東(22%)<2>始皇帝(11%)<3>孔子(10%)などだった。
「日本に関するもので、興味を持っているもの」(中国側のみ、複数回答)のトップはアニメ(51%)で、 ←
2位は家電用品(48%)、3位は自動車(24%)となった。
「現在学んでいる、または、今後学びたい外国語」(複数回答)では、日中とも1位は英語(日91%、中82%)。
日本では中国語(30%)が2位。中国では<2>韓国語(29%)<3>フランス語(24%)<4>日本語(22%)の順だった。
調査は3月下旬に実施。日本ではインターネットによるアンケート方式で行い、1020人が回答。
中国では配布自記式で行い、987人が回答した。
ttp://www.nishinippon.co.jp/nnp/column/syunzyu/20070415/20070415_001.shtml 西日本新聞朝刊 2007年4月15日(日) 春秋
じゃんけんで勝ち負けを決める人が日本以外でも増えているそうだ。漫画やアニメと一緒に日本的なゲームも輸出されつつあるらしい。←
▼原型は中国から入ってきた、と百科事典にはある。いまの形で広まり始めたのは19世紀後半とも聞く。
単純明快で心理戦も伴うグー、チョキ、パーの3強にして3弱の3すくみ風はどこか哲学的。
▼日米欧の経済界で話題になったのは2年前。日本のメーカーが印象派絵画コレクションを売却した、と報じられたときのことだ。
英クリスティーズ、米サザビーズの2大競売会社に相談し、どちらに任せるか最後はじゃんけんで決めさせた。
▼米紙ウォールストリート・ジャーナルの記事を「日経ビジネス」誌が紹介していた。話題の主、マスプロ電工(本社・愛知県日進市)
の創業者で会長の端山孝さんが亡くなった、と先日の本紙経済面に出ていたのを見て、そんなことを思い出した。
▼ちなみに、巨額の手数料がかかったじゃんけんは紙に書いて出させる方式で行われ、クリスティーズがチョキで勝った。
研究して臨んだらしい。東京理科大の芳沢光雄教授の「じゃんけんの確率論」も調べたのでは、と想像する。
▼確率論はじゃんけんを1万1000回させた統計に基づく。グーを出す回数が一番多く、勝つ確率はパーがやや高くなるという。
ライバル社も知ればパーでくると読んだうえでのチョキだったかもしれない。けだし心理戦である。
ttp://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/47745/ iza 2007年4月15日(日)
【ランキング】日本といえば、何を連想するか?
博報堂が、世界主要都市の生活者を対象とした意識調査「グローバルHABIT2006」の結果をまとめた。
「日本といえば、何を連想するか?」という質問に対する回答は、ほとんどの都市でデジタル家電やAV(音響・映像)機器など、
「メード・イン・ジャパン」を象徴する分野が上位を占めた。タイのバンコクでは車がトップという結果になっている。
また、香港と台北では、全項目に対する回答の割合が25%以上となり、日本製品の浸透がうかがえる。
上海とロンドンでは、アニメ・漫画が上位3位以内にランクインするなど、各都市で連想される日本のイメージの違いも明らかになった。
《調査方法》世界主要32都市の15〜54歳男女に対し、訪問面接、会場での個人面接、郵送などの方法で実施。
回答者総数は約2万5000人。このうち、「日本から連想するモノ…」の質問に対する8都市の回答を抽出した(複数回答)。
毎日新聞 2007年4月16日(月)夕刊1面
エピソード「5.5」
もうすぐ端午の節句。東京の人形問屋街・浅草橋の老舗に米映画「スタ・ウォーズ」シリーズの人気キャラクター、
ダース・ベイダーの五月人形が登場し、注文が相次いでいる。今年は映画公開30周年。ファンの間でも注目を集めそうだ。
発売しているのは「吉徳」。ダース・ベイダーは悪役として登場するシーンが多く、素材に適さないようにも見えるが、
鎧・兜をモデルにしたとの説もある。造形作家の竹谷隆之さんが、デザインを担当した。鎧は34万6500円、兜は18万9000円で、
3月16日の受け付け開始以来各40件前後の注文が入った。8割以上は男性で20代後半〜30代の若い父親が目立つという。
問い合わせは同社(03・3851・0161)。
スター・ウォーズは77年以降、エピソード1〜6の6作が製作された。 【三木陽介】
【写真】兜とダース・ベイダー(右上=映画ポスターから)(c)2007 Lucasfilm Ltd & TM. All rights reserved.=16日、竹内幹撮影
紙面画像
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up185557.jpg 参考:朝日新聞 2007年4月9日(月) ダース・ベイダーの鎧・兜飾り 映画公開30年で吉徳
ttp://www.asahi.com/culture/movie/TKY200704090137.html
ttp://www.zakzak.co.jp/top/2007_04/t2007041604.html ZAKZAK 2007年4月16日(月)
ブログから書籍化「ぼく、オタリーマン。」大ヒット 職場の実話で印税1000万!?
ちょっとオタクなサラリーマンがブログで公開していたマンガが書籍化され、1日1万部という脅威のセールスを記録している。
その名も「ぼく、オタリーマン。」(中経出版、1000円)。“オタリーマン”の日々を自虐的につづった日記は「共感できる」と
同世代のサラリーマンのみならず、OLにもバカ売れしている。著者にヒットの秘訣を聞くと「ボクにもさっぱりわからない」そうで…。
同僚OLに「持ち芸って顔芸ですよね」と言われたり、新品クリップの「パキッ」という音を楽しんでいて上司に怒られたり…と、
自身が主人公となり、デフォルメして描いたマンガを約150編収録した「オタリーマン」。
先月16日に発売されるや話題が話題を呼び、今月9日には30万部を突破。担当編集者の伊東裕子さん(34)は
「20−30代のサラリーマンや4月に入社したばかりのフレッシュマンに売れている。絵がカワイイのでOLにも手に取ってもらえる。
『自分もこういうこと、よくある』と共感できる点がウケたのでしょう」と分析する。
著者は都内のIT企業に勤務する、よしたにさん(29)。都内の私大理工学部を卒業し、現在は企業向けのシステム開発を行う。
本人も確かにオタリーマンの風貌だ。
「物心つくころから絵を描くのが好きでした。2001年に会社へ入った直後から趣味としてネットで発表していた。
同人誌は広く不特定多数にみてもらうことが難しい。ブログは置いておけば見てもらえる」と公開を始めたという。
当時、エッセー風のマンガを公開したサイトが少なかったこともあり、口コミでアクセスが増加。
1日の閲覧数は最高で3万件、総計1600万件の人気サイトとなった。
「実物(本人)とマンガの両方を知る友人は『マンガはあんまりオタクっぽくない』といわれた」そうだが、
「書籍化で『オタリーマン』というのは不本意だったんですけど…」とボヤく。
「たくさんあったマンガをオタクに特化して加筆、修正した。『オタリーマン』というタイトルは私が考えた」と、
オタク戦略は伊東さんによるものだという。
「すべて会社であった実話です」とよしたにさん。会社の同僚もマンガを描いていることを知っていて黙っていたが、
本が売れ出して、ついに会社にバレて一時窮地に陥ったことも。だが、「がんばっているので不問にとなった。
上役からは『とりあえず、本にサインして』と頼まれた」という。
ヒットで推定1000万円以上の巨額の印税が入るワケだが、使い道は「うーん、貯金とかでしょうか。車とか金のかかる趣味もない。
オタクといってもフィギュアとか収集癖はないですからね。会社の近くに引っ越して、空いた時間をマンガに充てたい」と、
マイペースだった。
【写真】自虐的な日常生活ネタが大ヒットの「ぼく、オタリーマン」(中経出版)。よしたにさん(写真)も、それっぽい?
ttp://www.gifu-np.co.jp/hot/20070414/200704141002_541.shtml 岐阜新聞 2007年4月14日(土)
ゴジラやウルトラマン…マニアの逸品展示
ゴジラの模型、ウルトラマンのマスク…。特撮シリーズにちなんだものや昔のアニメ映画のポスターが並ぶユニークな
企画展「アニメ映画ポスター展」が14日、羽島市竹鼻町の市歴史民俗資料館・映画資料館で開幕する。6月30日まで。
会場には、岐阜市鷺山の原詠人さん(51)が制作したゴジラのプラモデルが展示されている。大阪の模型制作販売会社から
依頼を受けて原さんが制作したこのプラモデルが、1984(昭和59)年公開の映画で登場したゴジラの原型となった。
原さんはその後、この会社でウルトラマンの怪獣の市販用プラモデルを制作してきた。
会場には、原さんが収集したゴジラの等身大模型(頭部のみ)やウルトラマンのマスクなどが並ぶ。
このほか原さんの友人も特撮ファンを引き付けるウルトラセブンの隊員のユニフォームやフィギュアなどを出品。
アニメ映画ポスターでは、1958(昭和33)年の月光仮面が最も古く、Dr・スランプや銀河鉄道999など懐かしいものが並ぶ。
同展担当の奥田千登勢さんは「マニアなら、のどから手が出るほどほしい逸品では」と来場客の反応を楽しみにしている。
【写真】ゴジラの模型などを出品した原詠人さん=羽島市竹鼻町、市歴史民俗資料館・映画資料館
ttp://www.sanspo.com/shakai/top/sha200704/sha2007041601.html サンケイスポーツ 2007年4月16日(月)
★荒木しげる氏、ライダー議員にヘ〜ンシン!
華麗なる“変身”−。7代目仮面ライダーのストロンガーで知られる俳優、荒木しげる氏(58)は東京・目黒区議選に無所属で立候補。
第一声には30年来の親友で俳優、誠直也(58)が応援演説に駆け付けた。
刑事ドラマ「特捜最前線」や時代劇でも活躍。約10年前の大病を機に政治を志した。特に目黒区議会では昨年、政務調査費を
私的流用していた区議が続出し大問題に。政治の最前線に飛び込む決意をした荒木氏は「政調費問題のような政治のなれ合いを
なくしたい!」とアピールした。
同区議選は定数36に48人が立候補。「特捜−」で共演した誠は「彼は政治の扉を真っ直ぐ開いてくれる」。
選挙運動で仮面ライダー色は排しているが、ストロンガーのように悪を倒す「正義の戦士」となるか注目だ。
【写真】「特捜」仲間が応援! 目黒区議選に出馬した荒木しげる氏(左)と応援演説する俳優の誠直也=15日午後、東京都目黒区
ttp://www.zakzak.co.jp/gei/2007_04/g2007041615.html ZAKZAK 2007年4月16日(月)
知名度は?「仮面ライダーのストロンガー」荒木氏出馬
統一地方選の後半戦が15日に告示され、96市長選、310市議選、東京都の13特別区長選、21区議選が選挙戦に突入した。
政治評論家の有馬晴海氏が著名人候補の情勢を分析した。
7代目仮面ライダーのストロンガーを演じた俳優の荒木しげる氏(58)は、目黒区議選(定数36人、立候補48)に無所属で立候補。
政治の世界でもヒーローを目指す。
また、同区議では元芸能リポーターの現職、須藤甚一郎氏(68)も再選を目指す。
「荒木さんは若者に対する知名度が微妙。当落はギリギリの線ではないか」と有馬氏。
【写真】ヒーローから政治家への“変身”を目指す荒木氏
ttp://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070416-OHT1T00098.htm スポーツ報知 2007年4月16日(月)
元仮面ライダーストロンガーにアカレンジャーが手助け…目黒区議選
第16回統一地方選挙後半戦(22日投票)の幕開けとなる96市長選、310市議選、東京の13特別区長選、21区議選が15日、告示された。
目黒区議選に出馬する、元仮面ライダーストロンガーの俳優・荒木しげる氏(58)の演説には、元アカレンジャーの誠直也さん(58)
が駆けつけた。
荒木氏は午後、目黒区碑文谷の交差点に登場。刑事ドラマ「特捜最前線」で共演し、「秘密戦隊ゴレンジャー」でアカレンジャーを
演じた誠さんの応援を受けた。
道の反対側では、芸能リポーターで現職の区議・須藤甚一郎氏(68)が、堂に入った演説。荒木氏はのぼりのポールに不備があるなど、
随所に準備不足をうかがわせたものの、負けずに声を上げた。誠さんも「本当に新人ですが、荒木しげるをよろしく」とサポートした。
「顔を見た人がそうと分かってくれればいい」と、荒木氏はライダーの過去を強調しない構え。しかしその直後に「私は俳優。
どういった作品に出ていたかと申しますと、仮面ライダー」とマイクアピール。妻の憲子さん(53)は「緊張してるみたい。
それだけ本気なんです」と解説していた。
日本時事評論 2007年4月6日(金) 第1629号 2面
巷露 父子で盛り上がる
映画『どろろ』の興行が好評のようだ。戦乱の時代を背景に魔物に体の48ヵ所を奪われて生を受け
成長した青年「百鬼丸」と孤児「どろろ」が旅をしながら魔物を倒し、失った体を取り戻していく物語だ。
原作は、手塚治虫。昭和42年にコミック誌に連載され、その後アニメ化された。
主人公の体が不自由であることからアニメの台詞にいわゆる差別用語が多いとされ、
一般テレビでの再放送が困難となり手塚作品の「隠れた最高傑作」ともいわれていた。
実にコミック誌掲載から40年を経て実写制作されたこの映画は、原作を知る世代には不評が多く、
映画化で「手塚作品を汚した」などと厳しい批判まである。
一方、原作を知らない世代は、特撮やCGに対する注文はあっても、総じて好評である。
面白いことに、原作を知る世代とそうでない世代は親子ほどの年齢差があるので、映画を見て感動した
息子から、原作のコミックを持つ父に「本を送って欲しい」と連絡があったとか、親子で作品談義に花を
咲かせるという現象も起きている。世代を超えて生きる作品が、父子の交流を促すとすれば喜ばしい。
【写真】 DVD Complete Box どろろ
産経新聞 2007年4月18日(水)東京朝刊16面
【iza】特集「知はうごく 文化の衝突」第2部 “コンテンツ力”に寄せる声
産経新聞では3月13日から20日まで、知的財産をめぐる連載企画「知はうごく」の第2部「コンテンツ力」を掲載しました。
テーマは、日本のコンテンツ産業の海外進出。紙面と連動して、インターネットメディア「Sankei Web」と「イザ!」に
特集ページを展開し、多くの閲覧をいただきました。第3部の連載開始(5月上旬)を前に、今回のイザ・ペーパーでは第2部を振り返り、
読者の皆さんがイザ!ブログなどに書かれたご意見を紹介します。
◇
■欧米を席巻するMANGA
第1話で最初に取り上げたのは、世界の若者に浸透している「MANGA」。欧米の市場規模は600億円と推定される一方、
オタク的なサブカルチャーに過ぎず、市場の成長は限定的という見方もある。
「日本の漫画が英語に訳されてアメリカの本屋に並ぶのは、なんか見ていて変な感じ。それを必死に読んでる中学生も、
どこか日本の漫画好き中学生と同じ雰囲気があって、普通のその辺にいるアメリカ人の風貌じゃないのが印象的。(中略)
そういう自分もかつてはそうだった…いや今もそうかもしれない…ん? そうであるが正しいか」(thankyouさん)
「海外のオタクって、数が少ない分圧倒的に濃いんですよ。もう、日本のオタクじゃかないません、みたいな。(中略)
日本でもそうですが海外においても、やっぱりオタク文化というのは『メインストリーム』ではないようですよ?
だからあんまり採算性がないから、どかどかDVDは出せないとか…」(hiro-dotさん)
■アニメーターの待遇改善を
アニメを取り上げた第2話。30歳代の男性アニメーターの初めての給料が2万5千円だった−というショッキングな実態に、
憤慨する意見が多かった。
「別にアニメ製作全体で金がないわけじゃない、中抜きが多すぎて実際の作る側にお金が行ってないだけ。
そういう意味では出来上がったコンテンツで利益を得ようとしている政府も同じ穴のむじな。
ほんとうに産業育成しようとするなら構造的な問題をどうにかしろ。というかTV局の取り分と電通をはずせ」(sakurasakuraさん)
「食えるようにする…何よりそれが先決です。一部の作品にスポットライトをあてて持てはやすだけでは、
縁の下の仕組みはかわりません。最低賃金法すら守れないプアな世界なのですから」(think7さん)
■日本のゲームソフトの実力
第3話では日本のゲームソフト産業の伸び悩みを指摘。ゲームユーザーも同じ問題意識を持っていた。
「今やゲーム業界は世界の波にのまれる可能性のある業界候補です。(中略)国内の飽きっぽい連中を掘り起こすよりも今後は
世界中のゲーマーを相手にしなければ…」(combineさん)
萌え系恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル」を北米向けにローカライズした映像には…
「まぁ、日本のユーザーから見ると『ありえない』代物なんですが…(中略)なんというのか。ところ変わればこんなに
変わっちゃうのか」(hiro-dotさん)
>>263の続き
■TV番組は世界に通用するか
テレビ番組の海外市場開拓を探った第4話には、賛否両論が出た。
「日本の放送局なんだから、日本人に楽しまれる作品を作れば十分なんじゃあないかい?
日本市場だって他国から見たら相当な宝の山」(商人LV・6さん)
「オーストラリアなんか未だに『料理の鉄人』をやっていて大人気だし、オフィシャルブックなんてもんも売っている。(中略)
面白ければ別に手を加えなくても日本の番組は売れるんじゃないかなぁ」(medicalbioさん)
■邦楽のコンテンツ力は
第5話のテーマは邦楽の独自性。伝説のロックバンド「スペクトラム」の元リーダー新田一郎氏は、現在の音楽界を
「相変わらずアメリカの後追い」と手厳しい(インタビューはSankei Web)。
「本当に何を伝えたいんだろう?どこの誰に聞いてほしいんだろう?どういうふうに驚嘆させたいんだろう?
世界の何をどういうふうに変えたいんだろう? …何も聞こえてきません。(中略)2分も聞いたら飽きます」(m2piさん)
■国策でコンテンツ育成
国策としてコンテンツ産業を振興するべきだと訴えた第7話には、コンテンツ制作の背景を問題視する批判が寄せられた。
「お利口なマーケッターが先頭に立ってモノを作るから、こういう薄手のものが腐るほどできてしまう。
で、すぐに飽きられてしまう。(中略)『こんなものがはやっている』ではなく、『これしか作れない』『これが良い!』が
どんどん世に出ない限り、日本のコンテンツブームは一過性に終わる」(kihiroottさん)
◇
「知はうごく」取材班では当初、「第2部は特許、商標権、意匠権など、法律が規定する財産権を取り上げよう」と考えていました。
しかし、第1部・著作権攻防の反響が大きく、さまざまな意見や感想が寄せられたため、テーマを再検討し、著作権問題の発展形として
日本のコンテンツ力を追究することにしました。
取材では、パリ支局の山口昌子記者がフランスから「MANGA」の盛り上がりをリポートしたほか、アニメーター養成講座、
伝説のロックバンドを慕うファンの集い、短編動画にスポットを当てる映画祭−など、コンテンツの制作、流通、消費の
現場を訪ね歩きました。普段、新聞があまり取り上げないサブカルチャー分野は、記者にとっても刺激的な取材でした。
第3部は「デザイン」と「ブランド」をテーマに、海外事情も含めて精力的に取材を進めています。(知的財産取材班)
参考:「知はうごく 〜文化の衝突〜」ブログ
ttp://chizai.iza.ne.jp/blog/
ttp://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2007/0421/index.html 『週刊東洋経済』2007年4月21日特大号(4月16日発売) p.112〜113
娯楽・文化−ソフトパワーの危機−えっ! 日本アニメが不振? 米国で起きた異変の真相
今や海外でもすっかりおなじみとなった日本アニメ。日本のソフトパワーを代表するものとして期待されている。
ところがそのアニメが米国で伸び悩んでいるという。その背景には違法ダウンロードの跋扈があった。
外国への発信能力を高めようと国が力を入れ始めた「ジャパンブランド」。そのリーディング産業として位置づけられているのが
コンテンツで、中でも世界のアニメ放映の6割を占めるとされている日本アニメは、その中心的な役割を担うものとして期待されている。
1998年に米国でテレビ放映されヒットした「ポケモン」は、翌年映画化され、8500万ドル以上の興行収入を上げた。
80年代の10年間に米国でテレビ放映された日本アニメはわずか23だったが、この数年は毎年数十タイトルが放映されている。
今や日本アニメは米国に定着したともいえる。
ところが、数字からみるとそうでもない。JETRO(日本貿易振興機構)によると、アメリカでの日本アニメの市場は、
ピーク時の03年に50億ドルまで拡大したが、06年には31・1億ドルにまで急減してしまった(左ページグラフ)。
まさにバブル発生とその崩壊を見るようだが、今でもテレビや新聞、雑誌では、日本アニメの外国での人気ぶりがよく取り上げられる。
それは日本アニメがまだまだ人気だと思い込んでいるメディア側の間違った認識なのか。
はたまた一時期の韓流ブームがそうだったように、日本アニメの人気は退潮期に入ってしまったのか。
実は海外での日本アニメは、コマーシャルベースでは、大きな異変が起きているのだ。
「インターネットを使った違法ダウンロードによって、主力事業であるDVD販売が大打撃を受けた」と嘆くのは、
米国でのDVDやテレビ放映など、アニメ配給の最大手ADVフィルムズのジョン・レッドフォード代表取締役だ。
日本アニメに独自の魅力と将来性を感じていたレッドフォード氏は、90年代前半から、ビデオ小売店にアニメ専門の棚を設けるように
働きかけるなど、地道な販売活動を展開。現在は、米国でアニメDVD販売シェアで3割を持つまでに成長した。
そのADVの業績も、ピーク時の04年に1億5000万ドルを売り上げた後、06年には半分以下の6000万ドルにまで落ち込んでしまった。
06年1月には取引先でもある日本アニメのDVDで最大手の小売店だったミュージックランドが倒産。
販売先が絞られたことで、いわゆる話題作しか流通しない悪循環に陥っているという。
さらに米国のアニメ業界に追い打ちをかけたのがライセンス料の高騰だ。
ポケモンブームを目の当たりにした日本の制作会社はライセンス料を引き上げ、90年代後半に比べ3〜4倍になった。
>>265の続き
萌えブームの日本でもアニメ市場は縮小
しかし、この状況は米国に限ったことではない。03年ころから美少女系アニメ人気、いわゆる“萌え”ブームが起きた日本でも、
ビジネス自体は苦戦している。
東証マザーズに上場するアニメ制作・企画会社のGDHは、違法ダウンロードでDVD販売が落ち込み、前期には営業利益が
4億円あったのが、07年3月期には16億円の営業赤字に転落する見込みだ。
GDHの石川真一郎社長は「ネット経由のダウンロードを止めることはできない。違法コピーの差し止め訴訟をするより、
プロテクションや課金など、利益を生み出すビジネスモデルを早急に考えねばならない」と話す。もっとも具体的に何が
できるかはまだ手探り。「何らかの技術革新が起きて、違法ダウンロードを防ぐ仕組みができれば」(同)という段階だ。
しばらく環境が変わらないのであれば、制作面でさらなる見直しをかける必要がある。
画像としての質感、巧みな心理描写やストーリー性など、日本アニメの水準の高さが、世界でもトップレベルなのは誰もが
認めるところ。ただし、そのことを過信して、海外向けのローカライズでは、日本版をそのまま英語の吹き替えに直すだけなど、
不十分な点があった。
そこでGDHはアメリカ人ウケを狙って、アフロヘアのサムライが活躍する「アフロサムライ」を制作。
ハリウッドスターのサミュエル・L・ジャクソンを声優に起用し、今年1月から米国でテレビ放映を開始した。
日本では逆輸入という形で、5月からWOWOWで放映の予定となっている。
米ADVも「新世紀エヴァンゲリオン」の実写映画化に向け動き出した。上映スケジュールは未定だが、制作費も
『スパイダーマン』並みの100億円以上かける予定。アニメ復活の起爆剤とするべく、監督や俳優を絞り込んでいる最中だ。
一昨年のデータだがJETROの調べでは、05年に米国で大規模なアニメイベントが113件開催され、その参加者は累計で24万人と、
過去3年間で2倍以上に増えたという。
不正ダウンロードによっておカネのやり取りがないだけで、日本アニメの人気が下がっているわけではない。
とはいえ産業として成立しなければソフトパワーも絵に描いた餅になる。違法コピー問題を克服する仕組みづくりが急務だ。
本誌:藤尾明彦
[写真]米国から逆輸入するアニメ「アフロサムライ」。日本では5月から放映
[写真]「新世紀エヴァンゲリオン」の実写映画化に向けたイメージ
[写真]エヴァの主人公の一人。俳優を選定中
[表]03年をピークに落ち込む米国での日本アニメの市場規模
ttp://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200704180241.html 朝日新聞 2007年4月18日(水)
アニメ産業の発展支援に、文化部などが専門家委員会
アニメの制作、配信、研究、教育機関、および文化産業、経済学などの専門家や研究者54人が17日、
「アニメ産業発展支援部門間合同会議専門家委員会」の委員に任命された。中国アニメ産業の発展の研究における
重大問題に専門的意見を提供するほか、アニメ産業関連事業の審議にも参加する。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
文化部文化市場司の担当者は「近年の中国アニメ産業の発展は喜ばしいが、短期的効果を求める現象も見られる。
中国アニメ産業の良好で迅速な発展に理論面の指導と知的なサポートを提供するため、アニメ産業の発展に関する
基礎的・長期的課題を真剣に研究することが差し迫った必要となっている」と指摘。今年初めに文化部、教育部、科学技術部など
10部門で構成される「アニメ産業発展支援部門間合同会議」の活動計画を策定した際、アニメ産業に対する調査研究を強化し、
科学的な決定を促進するため、専門家委員会の設置も組み込まれたことを紹介した。
専門家委員会の今年の4大任務は次の通り。
(1)アニメ産業発展支援特別予算の配分、アニメ企業認定基準やアニメ産業界基準など、部門間合同会議における
重大な決定への諮問・提案活動
(2)「中国アニメ産業発展白書」の作成への参加、アニメ産業・企業へのサービス提供
(3)「アニメ産業発展高級研修班」に対する授業の実施
(4)政策の実施における新たな問題や状況の研究――量と質、スピードと効率、オリジナル作品と輸入作品の関係、
アニメ関連の知的財産権保護の新モデルの探求、アニメの海外市場進出の促進など。
ttp://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070418AT3S1701J17042007.html 日本経済新聞 2007年4月18日(水)
ドラマやアニメ、海外放送局に売り込み――総務省などDB作成
総務省はNHKや大手民間放送局と共同で2008年度中に、過去に放送したテレビドラマやアニメなどの番組情報のデータベースづくりに
乗り出す。日本のテレビ番組の購入に興味を持つ海外の放送局などが情報を得やすいようにする。海外でも注目を集めている日本の
アニメやドラマの輸出を支援する。
データベースは民放とNHKが中核となって運営法人を設立し、総務省が補助金を出す。データベースには、各放送局が海外に販売可能な
番組の情報や商談のための窓口を登録する。
番組情報はデータベースに登録した会員にインターネットを通じて公開する。著作権などの権利処理が終わっていない場合は関係者の
連絡先も明記し、購入に向けた商談を進めやすいようにする。
国内の放送局は民放キー局とNHKの地上波だけで年間約8万本の番組を放送しているが、DVD販売や再放送などで「再利用」しているのは
全体の数%にとどまる。総務省は再利用が進まない背景に、海外放送局が日本の番組を購入しようとしても、交渉窓口や購入可能な
番組の情報が不足していることがあると判断している。
日本のテレビ番組の海外への販売は年々増えているものの、2006年(民放分)で50億円強で、韓国(約177億円)の3分の1にも満たない。
毎日新聞 2007年4月18日(水)朝刊29面
社告:アニメ部門を新設、メディア・コンテンツ大賞
宝塚造形芸術大学(兵庫県宝塚市)は07年度メディア・コンテンツ大賞の応募者を募集しています。これまでのZOOOKAマンガ大賞
にアニメーション部門を新設し、若い才能の発掘を目指します。審査委員長は漫画家で同大学教授の松本零士さんです。
《募集ジャンル》マンガ(コミックス、カートゥーン、キャラクター、ショート・ストーリー、絵本)▽アニメーション
《応募部門》大学・専門学校の部▽高校生の部▽中学生以下の部《締め切り》9月末日
《注意》オリジナルで、商業誌への未発表・未投稿作に限る
《発表》11月末、毎日新聞と同大学のホームページ《賞》応募部門ごとの最優秀賞に副賞20万〜3万円ほか
《応募先・問い合わせ先》〒160-0023 東京都新宿区西新宿7の11の1 宝塚造形芸術大学 メディア・コンテンツ大賞係
(03・3367・3411)
主催 宝塚造形芸術大学
後援 毎日新聞社
ttp://www.business-i.jp/news/enter-page/enter/200704180018o.nwc 『FujiSankei Business i.(フジサンケイビジネスアイ)』2007年4月17日(火)22面
バンダイビジュアル アニメDVDビジネス転換期 価格と仕様、世界同一
アニメーション人気が続く。テレビでは毎週100本近くが放映され、今年の「東京国際アニメフェア」も来場者が初めて10万人を超えた。
しかし増加する制作本数にファンも眼は厳しさを増し、ネット配信の台頭もありDVDソフトで稼ぐビジネスモデルに、行き詰まり感も
みえている。ソフト大手のバンダイビジュアル(東京都港区)は、作品の質向上に加え、世界戦略の見直しと次世代DVD機への対応で
足場固めを急ぐ。(谷口隆一)
「『ユーチューブ』のようなネット配信が国境を越えて行われる。次世代DVDになり地域コード(世界を6つの地域に分け、
それぞれにコードを付け、そのコード内の地域のDVDしか再生できない)もなくなると、地域ごとの海外展開に意味がなくなる」
バンダイビジュアルの川城和実社長は、4月10日に東京都中央区の東証ホールで行った2007年2月期の決算説明会でこう切り出した。
同社は3月に東京・有明の東京ビッグサイトで行われた東京国際アニメフェア2007で 海外現地企業と契約してDVD化を任せる
古くからのスタイルを止め、国内でパッケージ化して現地法人を通じ販売するスタイルに切り替えることを表明。
業界の先行きをうかがわせる内容として、ビジネス関係者の注目を集めた。
川城社長は決算説明会で改めて海外戦略を見直す理由に触れ、アナリストらを前に「世界同時に同一価格、同一仕様で販売する
ビジネスモデルへと再構築する必要がある」と訴えた。
日本でDVDソフトを一元管理することで品質を維持し、海外での販売価格差を無くすために必要な措置と業界での認識は一致している。
「HD DVD」や「ブルーレイディスク」(BD)といった次世代DVD機器の登場というタイミングも、戦略の再構築を後押しした。
6月26日にバンダイビジュアル初の次世代DVDソフトとして、「カップヌードル」のCMと連動したアニメ作品「FREEDOM」の第1巻を、
HD DVDとDVDの両機種に対応したフォーマットで収録し、米国で発売する。日本ではバンダイビジュアルの子会社が運営する
総合アニメサイト「ドットアニメ」を通じて同時に販売を開始する。
≪未来見据え高品質≫
次世代DVDソフトに関しては、世界戦略を見据え、国内外ともレーベル名を「オネアミス」に統一した。バンダイが映像事業に
進出するきっかけとなったアニメ映画「王立宇宙軍 オネアミスの翼」から取った。原点に立ち返り次世代DVDソフトで世界市場に
改めて打って出る気構えが込められている。
ソフトの市場投入は積極的に進めていく。7月27日には大友克洋監督の「AKIRA」をBD向け、「王立宇宙軍」「機動警察パトレイバー
劇場版」をBDおよびHD DVD向けに国内で発売する。いずれも2枚組。08年2月末までに30アイテムが次世代DVD機器対応で登場する予定で、
BDソフトが再生可能な次世代ゲーム機「PS(プレイステーション)3」をはじめ、次世代DVDプレーヤーの購入者や、これから購入を
考えている人にアピールしていく。
新作ソフトの制作にあたっては、次世代DVDを意識した高品質な映像にこだわっていく。既に「高品位テレビのクオリティーに
あわせて背景などを緻密に作っている。もはや1話1000万円以下では作れない。1600万円から2000万円へと上昇している」と
川城社長は明かす。
原価の上昇は利益に影響するが「ここをあきらめると未来がない。将来にわたって戦える商品を残すため、原価率が上がっても
踏ん張ってよいものを作り続ける」と、未来を見据えた事業を構築し展開していく必要性を強調した。ネット通販の利用を含めた
販売網の構築、価格設定や世界同時発売といった課題に取り組みながら市場開拓を進めていく方針だ。
>>270の続き
□バンダイビジュアル「コードギアス」
■深夜枠から22万本突破
3巻までで22万本。バンダイビジュアルが一押しする「コードギアス 反逆のルルーシュ」のDVDソフトは、午前2時近くという深夜から
放映されたアニメとしては、異例ともいえる販売本数に達し、今も伸びている。
アニメのDVDでは、初放映から30年近くがたつ「機動戦士ガンダム」の最新シリーズが、1巻あたり10万本近くを売り上げチャンピオンだ。
知名度の高さに加え、土曜夕方という放映時間の良かった「ガンダム」に、視聴率では大きく劣る深夜アニメが迫り、ブームの兆しを
見せている。
「コードギアス」人気の理由は、ストーリーの強烈さと登場するキャラクターたちの格好良さにある。現実とは違う歴史で発展した
世界が舞台。その世界の大半を支配するブリタニア帝国の皇帝である父に見捨てられ、日本に人質に出された皇子が、偶然得た特殊な
能力を駆使し、策略を巡らせて復讐に立ち上がる。
日本がブリタニア帝国に占領され、権利を奪われている状況の衝撃性に、人気創作集団CLAMPによるキャラクターデザインの美麗さも
重なって、昨年10月の放映直後から、アニメファンの間で話題騒然となった。
3月末までに23話が放映されたが、総集編を挟んだ関係で最終2話が夏の放映に繰り延べされた。第2期の制作も決定済みで、DVDの
リリースも含めた向こう何年かの人気継続は確実だ。今月発売のアニメ雑誌『オトナアニメ』、『コンティニュー』で特集が組まれている。
熱烈なファンだけでなく一般へも浸透し、1995年に放映されて一大ブームを巻き起こした「新世紀エヴァンゲリオン」の人気を超えるか。
ttp://www.sankei.co.jp/keizai/it/070416/itt070416001.htm 産経新聞 2007年4月16日(月)東京朝刊8面
小学館とヴィジョネア DVD視聴とネットを連動 収録作品ごとに課金
小学館と、DVDの技術開発などを手がけるヴィジョネア(東京都渋谷区、内古閑宏社長)は、DVD視聴とインターネットを連動させる
ヴィジョネアの独自技術を活用し、収録作品の一部に個別に課金するペイパービュー(PPV)方式のDVD「名探偵コナン MAGIC FILE」
を発売した。
この方式のDVDには、映像の一部に暗号のロックがかけられている。ユーザーはパソコンか携帯電話のネットサイトにアクセスして
パスワードを購入し、リモコンで入力してロックを解除する。
今回発売されるDVDは、人気アニメシリーズの劇場版最新作「名探偵コナン 紺碧の棺」(21日公開)に合わせて企画された。
2枚組で1枚目は人気が高かった過去のテレビ作品や劇場版の予告映像など、2枚目にはPPVで見られるテレビ作品(3話完結が2作品、
計6話)が収録されている。
作品の間にはクイズ形式の「謎解きゲーム」も仕掛けられており、ネット経由で正解すれば特典映像を視聴できる。
双方向性ゲームにより付加価値を高める仕組みで、同社は「視聴者がDVDを通じて遊びに参加できる、エンターテインメント性の
高い商品」とアピールしている。
全国のセブン−イレブンで2万枚を限定発売する。DVDは2680円、PPV課金は1作品480円。
ttp://www.sankei.co.jp/culture/bunka/070418/bnk070418005.htm 産経新聞 2007年4月18日(水) (関連
>>223)
北斗の拳「ラオウ昇魂式」に3000人 東京・高輪
人気漫画「北斗の拳」で主人公と闘って死んだ登場人物「ラオウ」を弔おうと、“葬儀”に当たる「ラオウ昇魂式」が
18日夜、東京・高輪の高野山東京別院で行われ、冷たい雨の中、芸能人やファンら約3000人が参加した。
根強い人気があるラオウの最期を描くアニメ映画が28日から公開されるのを機に計画された異例のイベントで、
ファンの歌手谷村新司さんが葬儀委員長を務めた。
ラオウの大きな絵が飾られた本堂では、僧侶による読経の後、ファンらが次々と焼香。
映画でラオウの声を担当した俳優宇梶剛士さんが「あなたの生き方に心ひかれ、勇気をもらいました」と弔辞を述べた。
「北斗の拳」は1983−88年「週刊少年ジャンプ」で連載、コミック総売り上げは約1億冊に達する。
ラオウは、主人公ケンシロウと同じく「北斗神拳」の達人で、宿命のライバル。
死闘の末「わが生涯に一片の悔いなし」の名ぜりふを残して昇天し、ファンの熱い支持を集めた。
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/eye/hassinbako/news/20070419ddm002070027000c.html 毎日新聞 2007年4月19日(木)朝刊2面
発信箱:Jクールの日常化=町田幸彦
古都ウィーンの名所・ステファン寺院近くの老舗書店の一角にはMANGA(漫画)コーナーがある。
日本のコミックや劇画のドイツ語翻訳本の数々を立ち読みする若者たち。その光景には今や何らの違和感もない。
ウィーン大学東洋学研究所のローランド・ドメニグ講師(日本学)は、オーストリアを含む欧州各国で「第二の日本ブームの波」
とみている。第一の波は1980年代。世界2位の経済大国にのし上がった日本への漠然たる関心が背景にあった。
それに対して、最近のブームはもっと身近に日本を感じる人々によって支えられている。
「“日本”という存在はヨーロッパで日常化している」。ドメニグ氏が指摘するように、日本の漫画、アニメ、ゲームに始まり、
村上春樹やよしもとばななの小説、それに和食の普及に至るまで、欧米での人気は異国趣味の域を超えて、生活の中に溶け込み始めている。
ウィーンのスーパーでわさびを買う人の姿は「日常の一コマ」なのだ。
最近、日本のいわゆる「オタク文化」やファッション、音楽も合わせて「Jクール」と呼ぶ言葉すら生まれた。
「カッコイイ日本」と意訳できようか。日本学を専攻するウィーン大学生・院生が約700人に上るのも、そうした風潮が影響しているのだろう。
ウィーン大は「もっと多くの学生が日本に留学できる機会を増やしてほしい」と要望している。他の分野も同じはずだ。
例えば、食文化。「日本食優良店の推奨」というお堅い官製基準を考えるより、和食調理人対象の日本留学制度を設けた方が
未来志向の交流につながっていい。(外信部)
紙面画像
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up185935.jpg
ttp://www.sankei.co.jp/books/news/070419/nws070419000.htm 産経新聞 2007年4月19日(木)東京朝刊23面
【断】ゲーム的リアリズムの時代
東浩紀が『ゲーム的リアリズムの誕生』(講談社現代新書)を書いた。ライトノベルを中心にして、新しい物語のありかたを論じた本である。
一般読者のために補足しておくと、ライトノベルとは中高生を主な読者とする娯楽小説のジャンルで、マンガ・アニメ的なイラストが
ついて、文庫本やノベルス形式で発売されている。
驚くのはその売れ行きで、最近人気の「涼宮ハルヒ」シリーズなど8巻で340万部も売れているし、他にもベストセラーがいくらもあるのだ。
東浩紀は、大人のよく知らないこうした小説の特徴を分析して、ライトノベルや一部のコンピューターゲームに見られる手法は、すでに、
マンガやアニメさえ超えて、新たな「ゲーム的リアリズム」の時代に入っているという。
その特徴は、物語のなかで起こったできごとを「じつは非現実だった」と変えてしまうこと、そして、最も重要なのは、登場人物の
死を簡単にリセットできることである。
東の分析を読むと、確かにライトノベルやゲームとともに物語は新たな段階に入っていることが頭では理解できる。
だが、東がライトノベルとともに挙げている美少女ゲーム(プレーヤーがギャルとエロな恋愛遊戯を行うので「ギャルゲー」とか
「エロゲー」とも呼ばれる)の例を見ると、東のいうとおり、ここでは、自分の欲望を肯定する成人男性(オヤジ)になれない若い男が、
陵辱される美少女に感情移入して自分の繊細さに満足し、しかし同時に、ゲームの展開のなかでは、オヤジ以上にオヤジ的な欲望を
全開にする喜びを味わっている。
そこに物語の未来は本当にあるのか? というのが、単純素朴な私の疑問なのである。(学習院大学教授・中条省平)
ttp://www.sankei.co.jp/books/selection/070416/slt070416001.htm 産経新聞 2007年4月16日(月)東京朝刊10面
【話題の本】『図書館危機』有川浩(ひろ)著
■読書の自由めぐる闘い
読書の自由を奪われた時代。検閲にあたる国のメディア良化委員会「良化特務機関」と図書館を守る「図書隊」との攻防を軸に、
図書隊の上官と部下の恋愛が描かれる。第1弾は『図書館戦争』『図書館内乱』と続き、最新刊は『図書館危機』。
あとがきで「あと一巻お付き合いくださいませ」と記しているとおり、次作でシリーズは完結。
『−戦争』は、今月5日に発表された2007年本屋大賞でも5位にランクインした。
メディアワークスの担当編集者、徳田直巳さんによると、これまでの3冊は15万部、10万部、10万部と好調に売れている。
著者は、若い男性読者をターゲットにイラストなども使ったライトノベル『塩の街』で電撃小説大賞を受賞してデビューした。
「図書館シリーズも当初は8対2で男性中心でしたが、女性読者が増えています」(徳田さん)。
桜庭一樹や乙一ら、このところ元気のいい、いわゆるライトノベル出身の作家、とくくられがちな著者だが、それだけでとらえるのは
早計だろう。確かに荒唐無稽な枠組みはライトノベルゆずりで、「あり得ない設定」の中で起こる「あり得る事象」のギャップに
妙味がある。そして、主人公の図書隊員、笠原郁が上官に抱く不器用な恋愛感情のブレなど、読みたいツボを巧みに突いてくる。
「本人は『いまでもライトノベル書き』と言っています。しかし、従来の魔法やSFのイメージではありません。
大人が買うのに恥ずかしいような作品ではなく、一般文芸書と見劣りのないものになっているのではないでしょうか」と徳田さん。
こうした作家が活躍の場を広げ、市場を引っ張る一大勢力になりつつあることは間違いなさそうだ。(メディアワークス・1680円)酒井潤
『FujiSankei Business i.(フジサンケイビジネスアイ)』 2007年4月3日(火)17面
【ギョウカイ覆面コラム】アレだけ売れているケータイ小説
■書店員から愛されていない現状
大手取次会社の日販が2007年2月度に発表した総合ランキングベスト10のうち「ケータイ小説」がなんと4タイトルを占めた。
『恋空』(スターツ出版)、『赤い糸』(ゴマブックス)は、上下巻とはいえそれぞれ100万部を突破。他の作品でも数万〜数十万部が
軒並み売れている。「ケータイ文学大賞」なるものも次々と創設され、文芸書の世界では「ライトノベル」の次に来た新ジャンルとして、
注目されている。
とはいえ、現場の書店員からは、批判的な声をあちこちで耳にするのも事実だ。「最初からとんでもない数の配本が来て辟易する」
だの「内容もテーマもワンパターン」だの「数行読んで放り出した。売れるから置いてるけどホンネでは置きたくない」だの…。
「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本」である「本屋大賞」のノミネート作にも、ケータイ小説はまったく入っていない。
その愛されなさっぷりには、どこか異常さを感じるほどだ。
ケータイ小説を支えているのは中高生だといわれている。彼らは幼少時からケータイを手にしており、「パソコンのキーボードよりも
テンキーで文字入力したほうが速い」コも多いとか。いきおい娯楽の中心がケータイとなってきており、ケータイ小説ブームの中心地
である「魔法のiらんど」は月間10億単位のページビューを稼いでいる。
いまは若者の間で「たまたま」小説がブームになっているだけだ、という言い方もできるだろう。いつの世も、若者が個性を追求する
なんてのは幻想に過ぎない。彼らは書店に行くと、お目当ての「みんなが読んでる」本だけを探し、さっと買って帰っていく。
ほかの本には目をくれることもしないで。
書店はケータイ小説を愛さず、その読者はほかの本を見ようとしない。非常に悲しい関係だといえないだろうか。
書店は、出版社は、ケータイ小説の質を嘆いている場合ではない。少しでも多くの読者を引き込んでおくために、うまく「その次」を
提案せねばならないのだ。そうでないと、読書という行為自体が、単なるブームで終わってしまう。(おざわまき)
毎日新聞 2007年4月18日(水)夕刊6面
人模様:ものづくり愛する学生を−−泰日工業大学初代学長・ウィサワティーラノンさん
タイには自動車メーカーなど多数の日系企業が進出しているが、製造業を担う地元技術者が不足している。
そんな声を背景に、タイの産業振興団体「泰日経済技術振興協会」は6月、バンコクに泰日工業大学を開校する。
初代学長のクリサダー・ウィサワティーラノンさん(57)=写真=が来日し、東北大、芝浦工業大や九州大など
各地の大学と研究交流実現を交渉して回った。
泰日工業大は工、情報、経営管理の3学部と大学院から成り、全学生に日本語学習を義務付けることが特徴だ。
学生服はウェブ投票で日本風の黒い詰め襟となった。「若者は日本の漫画やアニメを好きだからでは」という。 ←
日タイ修好120周年にちなみ、120人に奨学金を支給する予定だ。
クリサダー学長は70年代前半に京都大に留学。当時は企業進出に対し反日運動もあったが、
「留学して日本は経済だけの国ではないと感じた」と振り返る。帰国後はチュラロンコン大で電気工学を教えた。
「最近の学生は、工学部を卒業しても銀行や証券会社に就職したがる。
体を動かし、手を汚して、ものづくりを愛する技術者を育てたい」 【吉富裕倫】
紙面画像
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up185937.jpg
ttp://web-davinci.jp/contents/guide/index.php 『ダ・ヴィンチ』2007年5月号 No.157(4月6日発売)
p.223 天才・古屋兎丸 「鈍器降臨」
「メイドカフェデビュー」(東京都 もん)
おそまきながら、先日、メイドカフェデビューを果たした。同僚と3人で、仕事帰りに行った。
場所は、聖地、愁栗原にあるテレビにも取り上げられたことのある人気店。
週末ということもあり、30分待ってからの入店。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
すげぇーホントに言うんだ。
ためらいがちな私を尻目に、「ただいま!」と大きな声を上げ、嬉しそうに店の中へ進む先輩。慣れたものである。
ちなみに彼は33歳。一児の父親である。
オーダーをとりに来るメイド。
「このオムライスはご主人様の前で、メッセージ描いてあげるよ」
私たちをご主人様と呼ぶ割に、完璧ため口。すでに気持ちをわしづかみされている先輩はすかさず、
「ねぇねぇ、ハンバーグには描いてくれないの?」。それに答えるメイド、「くれないの、ニャン」。
その後も、ビールをオーダーして30分待たされるし(ふつうありえないでしょ)、コーヒーかき混ぜるときには
まじない唱えられるし、振り付きのジャンケンさせられるし(意外と勝ち残って、危うくステージに上げられそうになるし)、
ある意味貴重≠ネ体験の数々。
「行ってらっしやいませ、ご主人様」と見送られ、店を後にしたときは、体が緊張から解放されるのを感じた。
自分は、こっち方面にまるで免疫がないことを思い知らされた。
一方、先輩はというと、「ここなら疲れた〜って思ったまま言えるなあ〜」とご満悦。
メイドカフェは産業としてはやっぱりアリ≠ネんだと思った一晩でした。
誌面画像
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up185951.jpg
産経新聞 2007年4月19日(木)東京朝刊27面
【ニッポン放送人気アナ日誌】吉田尚記「ミュ〜コミ」
ニッポン放送AM1242で月曜から木曜まで、深夜12時から放送中の「ミュ〜コミ」。この4月からちょっとづつリニューアルしています。
なかでも、木曜は大きく変わりました。
人気アニメ「ガンダムSEED」のラクス・クライン役などでおなじみの声優さん、田中理恵さんがレギュラーとしていっしょに
生放送を担当してくれるようになりました。今晩も、今週ずーっとやっているまるごとジャニーズリクエストに頂いたメールを
美しい声で読んでくれます。今日は「濡れるジャニーズリクエスト」。今からでもリクエストは間に合います。
あなたのエピソードを、田中さんが読んでくれますよ!
参考:ミュ〜コミ −ニッポン放送−
ttp://www.allnightnippon.com/mu-com/
読売新聞 2007年4月18日(水)東京朝刊29面
渋谷区長選 立候補者のプロフィル=東京
(届け出順。年齢は投票日現在。〈1〉〜〈3〉は主な公約)
◇坂井正市(さかい・しょういち)氏 59 無新
◇矢部一(やべ・はじめ)氏 56 無新
◇宅八郎(たく・はちろー)氏 44 諸新
◆若者集う「もえる街」に
告示約1週間前、オンブズマン渋谷行革110番から出馬要請のメールが届いた。熱意が伝わってきたので立候補を快諾した。
子供のころからアニメや怪獣、アイドルが好きだった。多くのアニメスタジオを見学したい一心で都内の大学へ進学した。
卒業後は、オタク評論家などとして活躍している。
大学時代は渋谷のクラブによく通い、「僕を大人にしてくれた街」と語る。
「渋谷系」という言葉が流行した1990年代には、その中に身を置こうと思い、5年間ほど区内に住んだ。
政治にも関心があり、北朝鮮がどういう国なのか知りたくて、平壌を2回訪れた。
その際、語学が必要だと感じ、今では朝鮮語は日常会話程度は出来るようになったという。
「昔はもっと魅力があったが、若者が減っている感じがする。渋谷をもえる街にしたい」と抱負を語る。
〈1〉巨大なハコモノ建設中止
〈2〉区長の退職金廃止
〈3〉区の財政に対する全面的な見直し
◇桑原敏武(くわはら・としたけ)氏 71 無現(推薦=自・公)
ttp://www.zakzak.co.jp/gei/2007_04/g2007041903.html ZAKZAK 2007年4月19日(木) (関連
>>274)
ラオウ“葬儀”に3千人参列…谷村新司しんみり弔辞
今月28日に公開される映画「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」の公開記念イベントとして
人気キャラクター、ラオウの“葬儀”となる「昇魂式」が18日夜、東京・高輪の高野山東京別院で営まれた。
激しく雨が降りしきる中、熱烈なファン約3000人が長蛇の列を作り、ラオウの“遺影”を前に焼香した。
読経、弔電拝受、焼香、葬儀委員長あいさつなど、式は葬儀と同様にしめやかに行われた。
ラオウの声を担当した俳優の宇梶剛士(44)は「あなたに勇気をもらいました。一期一会を大切にして、
その時のベストを尽くしていきたい。あなたを演じるとき、そう思っていた」と、しんみり弔辞を読み上げた。
原作者、原哲夫さんと親交のある“葬儀委員長”の歌手、谷村新司(58)は「私の場合は息子の持っていた本を
読んだのがきっかけだった。全世界のラオウを愛する沢山の人のひとりとして、あなたと過ごしたときをわれわれは誇りに思う」
と、弔問の人たちを前にあいさつした。
1970年には「あしたのジョー」の力石徹の告別式が営まれたほか、80年には「科学忍者隊ガッチャマンF」の
南部孝三郎長官の追悼式が行われたこともある。
【写真】「ラオウ」の“遺影”を背にあいさつする谷村新司
ttp://www.sankei.co.jp/culture/enterme/070419/ent070419002.htm 産経新聞 2007年4月19日(木)東京朝刊22面
実写版→アニメ 21日からスカルマン登場 フジ土曜深夜
実写版の「0(ゼロ)話」からアニメに続く異色の作品がフジテレビに登場する。21日深夜に実写の特撮番組「スカルマン 闇の序章」
が放送されたあと、28日から同名のアニメシリーズ「スカルマン」(土曜深夜、スカルマン製作委員会)が始まる。
昭和45年に「少年マガジン」に連載された石ノ森章太郎氏の漫画が原作。氏が晩年まで映像化に執念を燃やしたといわれる作品だ。
グロテスクな髑髏(どくろ)の仮面に紅い眼球が光り、乾いた声が闇に響く…都市伝説上の怪人スカルマン。
実写版は、製薬会社の研究員(細川茂樹)との結婚を控える倫子(鈴木亜美)が、怪人が襲ってくる悪夢に悩まされるところから始まる。
鈴木はフジのドラマに初出演で初主演。「0話が実写、1−13話がアニメというコラボレーションがどのようにつながり、
展開していくのか私自身も楽しみ」と話す。
同局では30−40年前に特撮ブームを巻き起こした。今回は「炎の超人メガロマン」以来28年ぶりの特撮番組。
広報部では「実写制作はいわゆるスピンオフ(派生企画)です。スカルマンの正体を解き明かしていくベースは同じですが、
オリジナル性は高い」と話している。(松本明子)
ttp://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2007/04/19/02.html スポーツニッポン 2007年4月19日(木)
名作マンガ「キャプテン」実写映画化
漫画家ちばあきおさんの代表作の1つで、1970年代に「月刊少年ジャンプ」(集英社)に連載された人気コミック「キャプテン」が
初めて実写映画化される。中学の野球部員の成長を描き、シアトル・マリナーズのイチロー選手(33)らプロ野球選手の中にも
ファンが多い作品。実写化にあたり、野球少年たちはオーディションで選ばれ、CGを使わないリアルなシーンが見どころだ。
「キャプテン」は72年から79年まで連載され、単行本の売り上げは累計1300万部。80年代にはテレビアニメ化、アニメ映画も公開された。
イチローは小学生の時、夢中になり、これまでに何十回も読み返すほどハマったことを公言している名作だ。
連載開始から30年以上を経ての実写映画化について、製作サイドは「日本人選手のメジャーリーグへの進出など、
野球人気が再燃しており、ずっと望まれてきた実写化を決めた」と説明。00年から「キャプテン」や、続編「プレイボール」の
DVDが発売され、異例のヒットを収めたことも後押しになったという。
野球の名門である青葉学院から墨谷二中に転校してきた谷口タカオが主人公。名選手と期待されて弱小野球部のキャプテンに
指名されるが、実は前の学校では補欠部員だった。チームメートの信頼を取り戻すため、父親と特訓を始める。
墨谷二中ナインを演じる少年たちは、野球ができることを条件に公募。原作者側と製作側の意向で、野球の場面はCGを使用せず、
実際のプレーを収めることで作品にリアリティーを与えた。
オーディションでは、ピッチングやバッティングの審査もあった。谷口役は、約3000人の中から選ばれた新人の布施紀行(ふせ・としゆき、15)。
小学生時代から野球部に所属し、区立中学2年の時にはセカンドで全国大会3位に貢献。高校1年の現在も、甲子園を目指す球児だ。
撮影は昨年3月から約1カ月間行われた。布施は「墨谷のメンバーは本当の野球部みたいで楽しかった」と大満足の様子。
谷口の父役で筧利夫(44)、顧問役で小林麻央(24)らが出演する。室賀厚監督。8月公開。
ttp://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070420-186988.html ニッカンスポーツ 2007年4月20日(金)
日本メイド協会設立 検定で1級などランク設定 正統づくりへ秋にもセミナー
メイド喫茶などメイド関連業者の情報交換や、そこで働く女性の情操教育、地位向上などを目的として「日本メイド協会」が設立
されたことが19日、分かった。初の業界団体という。乱立気味のメイド業種だが、協会では業者や個人に入会を呼び掛けるとともに、
今後「メイド検定」や「メイドセミナー」など実施し、「正しいメイドさん」の指針を確立。日本ならではの「メイド文化」を育て、
普及していきたいという。
日本メイド協会は、コスプレ情報雑誌「COSMODE(コスモード)」大門太郎編集長と、メイド服販売店「キャンディフルーツ」など
メイド関連店を経営する小野哲也氏が中心となって都内に設立した。
最近、メイド喫茶など、メイド服を着た女性が店員の飲食店や販売店が多数できたが、これまで業界を取りまとめる団体はなかった。
同協会は、国内初の業界団体といい、事業者間の情報交換や、メイドの普及、情操教育などを目的として誕生。
業者などの法人や個人の入会を呼び掛ける。
協会によると、今後は9月ごろから「メイドセミナー」を実施し、メイド情報などが掲載されたフリーペーパーを発行。
12月ごろには第1回の「メイド検定」を実施する予定だ。
協会では、あるべきメイドの姿として(1)心の底から客らに尽くす「奉仕の精神」がある(2)メイド服などきちんとした身なり、
不快を与えない髪形をしている(3)しっかりした尊敬語、丁寧語を話せ、注文の取り方などのマナーも身につけている、などを基準としている。
セミナーではこれらをメイドや志望者らに講義し、検定では年2回、これらの基準を満たしているかをチェックし「1級」「2級」などの
ランクを認定。履歴書に書けるような価値を持たせていきたいという。
メイド喫茶などの「メイド店」は最近増え、一時秋葉原を中心に都内だけで100店前後あったといわれるほど乱立気味。
各店が独自のレベルで「メイド教育」をしていることが多い。
会長の大門氏は「今や『メイド服を着ていればメイド』という状況で、本来のイメージから離れた人まで、
メイド服を着て働くようになっている。そうした中、メイドさん自身がきちんとした情操教育を受ける必要があると感じた。
メイドさんが、飛行機の女性客室乗務員やホテル従業員のような存在になり、検定でキャリアを上げ、認知向上してもらえれば」と話した。
協会は今後、関係官庁などとの業界窓口業務をしたり、加盟店の紹介活動、イベント開催などもしていく。
小野氏は「私たちのスローガンは『ブームから文化へ』です」と話している。
◆「メイド店」
90年代後半以降、女性店員が、ゲームに登場する飲食店店員の制服を着た「コスプレ飲食店」が秋葉原などに臨時開店し、
人気となったのが発端。02年ごろ、女性店員がミニスカートにエプロン、頭にカチューシャなどの「メイド服」を着た店が秋葉原に
誕生し「メイド喫茶」などと呼ばれた。店員が「いらっしゃいませご主人さま」と丁寧な言葉で客に接する様子が報じられ、人気化。
その後、全国の大都市にも次々開店。最近では喫茶店だけでなく、「メイドリフレ」とよばれるマッサージ、バー、居酒屋、美容室など
店員がメイド姿をした業態が広がっている。
【写真】「日本メイド協会」ではメイド検定やメイドセミナー開催を予定している(日本メイド協会ホームページより)
紙面画像
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up186057.jpg 参考サイト:日本メイド協会HP
ttp://www.n-m-a.jp/
ttp://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/04/20/2007042011214417024.html 山陽新聞 2007年4月20日(金)
おもちゃ王国「ケロロ軍曹キャラフェスタ」開催中
玉野にケロロ軍曹がやって来た!? レジャー施設おもちゃ王国(玉野市滝)で開催中の「キャラフェスタ☆2007春」
(おもちゃ王国、テレビせとうち、山陽新聞社主催)には、人気アニメ「ケロロ軍曹」ワールドが広がる。
軍曹の部屋をのぞき見して、迷路やゲームに挑戦できる。この機会に軍曹と友達になろう。
ケロロ軍曹はタママ二等兵、ギロロ伍長、クルル曹長、ドロロ兵長と地球侵略に来たが、はぐれてしまう。
そのため地球生活を楽しんでいるように見せつつ、仲間をさがして侵略を目指す。原作者は吉崎観音(みね)さん。
テレビせとうちなど、テレビ東京系で毎週土曜午前10時から放映中だ。
ケロロ軍曹は身長55・5センチで、趣味はネットサーフィンとガンプラ(ガンダムのプラモデル)作り。
おもちゃ王国の会場には、軍曹が地球で居候する日向家の部屋を再現しているから、一緒に記念写真はいかが。
原画複製パネル(B4判)も15点ある。真剣だったり、おどけた顔は百面相だ。
迷路や、ステッカーがもらえるゲームコーナーは子どもに人気。岡山県和気町の小学3年白瀬絢子さん(8つ)、
妹の可奈子ちゃん(4つ)も「ケロロ軍曹は大好き。頑張るところがかわいい」とボール転がしに熱中していた。
おもちゃ王国広報担当の高杉奈央子さん(24)は「玉野に“滞在中”の軍曹にぜひ会いに来て」とPRする。
会期は5月27日まで。2歳以上300円(別途入園料)。4月29日午後1時と3時、ケロロ軍曹のキャラクターショーがある。
問い合わせはおもちゃ王国(0863714488)。
【写真】日向家に居候するケロロ軍曹の部屋をのぞいてみよう。ネットサーフィンが趣味だからパソコンも置いてある
ttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007041901000493.html 東京新聞 2007年4月19日(木)【国際】
南京で日本語学習ブーム 日系企業が周辺に進出
中国江蘇省南京市で日本語学習がブームだ。中国では若者を中心に日本のアニメやテレビドラマの人気が高い上、 ←
南京周辺の都市に日系企業が多く進出しているためで、市内では日本語学科を設置する大学が10校以上あるという。
南京大の日本語学科には約110人が在籍。4年生の女子学生は「日本の恋愛ドラマをテレビで見て関心を抱き、
日本語の専攻を決めた」と語る。卒業後は会計事務所に就職し、日系企業のコンサルタント業務を手掛ける予定だ。
同大日本語学科の何慈毅教授は「ここ数年日本語を学ぶ学生は急増している。日本人は南京大虐殺の影響を懸念するが、若い学生は
ほとんど気にしていない」と話す。第2外国語などで学ぶ生徒を含めると、市内では数千人の大学生が日本語を学んでいるという。
中国では大学生の就職難が深刻だが、江蘇省は蘇州市や無錫市に日系企業が多く進出し、日本語ができる学生は求人が多い。
このため省都の南京市で日本語を学ぶ学生が増えているようだ。(南京、共同)
【写真】南京大日本語学科の日本語授業(共同)
神戸新聞 2007年4月19日(木)地方版26面
コスプレでビエンナーレPR 来月12日、神戸まつり パレード参加募集
この秋、神戸で開かれる総合芸術祭「神戸ビエンナーレ2007」の組織委員会は、五月十二日の神戸まつりのパレードで、
コスプレや仮装などでビエンナーレをPRする参加者を募集している。奇抜な衣装や、アニメのキャラクターへの変装も
表現方法の一つととらえた取り組みで「ふだんと違う自分を表現する機会にしてみては」と呼びかけている。
ビエンナーレは、二年に一度開く芸術の祭典。初開催の今回は十月六日―十一月二十五日にメリケンパーク(中央区)を
主会場に開かれる。
基本方針に「多彩なジャンルの展示やパフォーマンス」を掲げており、今回のパレードも細かい資格を設けず
「コスプレか仮装」を条件とした。一人でも参加できる。
作品を並べるビエンナーレコンテナを積んだトラックを先頭に、簡単な振り付けを交えて歩く。
参加無料。先着二百人で、要予約。申し込みは住所、名前、年齢を書いたEメールで、ビエンナーレ組織委事務局「神戸まつり」係まで。
五月十日締め切り。アドレスは
[email protected] 問い合わせは市文化交流課TEL322・6598
(三木良太)
参考サイト:神戸ビエンナーレ2007HP
ttp://www.kobe-biennale.jp/
ttp://www.asahi.com/life/update/0418/TKY200704180341.html 朝日新聞 2007年4月19日(木)朝刊39面 (関連
>>147)
(青鉛筆)「プラチナ」ガンダムが国際見本市に
▽スイスで開催中の時計・宝飾品の国際見本市に、プラチナでつくった「ガンダム」が出展された
=写真、(C)創通・サンライズ。全長12・5センチ、重さ1・4キロ。
▽玩具会社のバンダイが型を制作、田中貴金属ジュエリーが鋳造と磨き上げを担当。
89のパーツを職人15人で仕上げた。販売予定はないが、参考価格で約3千万円。
▽欧州でアニメ人気が高まる中、「世界にガンダムを売り込みたい」「プラチナの魅力をPRしたい」と両社の思惑が一致。
白銀に輝く「機動戦士」の評価やいかに。
毎日新聞 2007年4月19日(木)大阪夕刊10面
大阪・帝塚山学院:マンガ教育、高校から 「専攻」開設へ
◇「世界に活躍する人材を」
大阪市住吉区の私立帝塚山学院高校(山本三郎校長)が来年度、美術コースに「イラスト・マンガ・アニメ専攻」を開設する。
高校で漫画やアニメの専攻を備えるのは珍しい。大阪芸術大が全面協力し、大学レベルの授業を受けられるよう計画。
実技重視のカリキュラムを組むことで「生徒の個性を伸ばし、世界で通用する漫画家やイラストレーターを輩出したい」と意気込んでいる。
美術コースの生徒は現在、1学年約35人。全国高校総合文化祭に大阪代表校として11年連続で出場している。
授業に大学講師を招いたり、イタリアへの研修のほか、コンピューターグラフィックスやCMの制作などに取り組んでいる。
近年、漫画やアニメの要素を取り入れた作品が多くなり、「アニメーションを学びたい」との要望も増え、開設を決めた。
計画では、同専攻は定員約30人。入試に漫画やイラストを描く実技試験を導入。1年生で理論や技術など全般的な基礎力をつけ、
2年生で鉛筆やペンなどによるデッサンのほか、漫画の模写などを学ぶ。専門的な知識や技術も習得し、3年生からは卒業制作として、
アニメーションや漫画本の制作に取り組む。
漫画やアニメ関連では、京都精華大(京都市)が「マンガ学科」(現在はマンガ学部)を00年度に発足。その後、芸術系の大学が
同様の学科やコースを設置している。高校では、大阪福島女子高校(大阪市)が今年度、「マンガ・アニメーションコース」を設けた。
帝塚山学院高で指導を担当する兵頭慎教諭は「漫画やアニメは日本が世界に誇る文化。コンクールなどにも積極的に応募し、
世界で活躍する人材を育てたい」と話している。【渋江千春】
読売新聞 2007年4月19日(木)東京朝刊8面
米投資ファンドのリバティ、東映アニメ株を5.10%保有
米投資ファンドのリバティ・スクェア・アセット・マネジメントが、東映アニメーション株(ジャスダック)を
5・10%保有していることが18日、明らかになった。保有目的は「純投資」としている。
一方、スティールは保有していた高田機工株(東証1部)の全株をリバティに売却、リバティの保有比率が
3・02%から17・90%に高まったことも分かった。
朝日新聞 2007年4月19日(木)朝刊11面
(情報フラッシュ) 米系が東映アニメ株取得
米系投資ファンドのリバティ・スクェア・アセット・マネジメントが、「ドラゴンボール」などで知られる東映アニメーション株の
5.1%を取得したことが、関東財務局に18日提出された大量保有報告書で明らかになった。保有目的は「純投資」としている。
リバティは、ビール大手サッポロホールディングス株を、米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパンと共同保有する。
東映アニメは「リバティからの接触はない」としている。東映アニメ株の32%は東映が、14%はテレビ朝日が保有する。
日本証券新聞 2007年4月20日(金)1面
風林火山
昨年度における東証1部の委託売買代金合計額(売却、買い付け代金の合計)に占める外国人投資家の比率は推定60%となり、
1988年度の9・8%から大幅な上昇になったという。相場に対する外国人投資家の影響力が大きくなっている状況証拠といえるだろう。
新たな日本の有力輸出産業とみられているアニメーションだが、その有力企業である東映アニメーションにスティール・パートナーズ
の大量保有報告書が提出されたのも時代の流れ。原油や金など国際商品相場に力を入れていたとされるヘッジファンドだが、
現在は日本株を積極的に組み入れようとする動きがあるようだ。意外なことだが、ヘッジファンドに日本株はあまり組み入れられて
こなかったという。また、ヘッジファンドは「水」に関連する銘柄への関心を高めているようで、これが物色人気にも影響してきそうだ。
来年の北京オリンピック前後のアジア経済動向を見据えて、外国人投資家の動きは再び日本市場で高まるような気がする。ササクラ(銀)
日本証券新聞 2007年4月20日(金)3面
東映アニメ 「スティール系」触手
東映アニメ(4816・JQ)がしっかり。
18日受け付けの大量保有報告書で、リバティ・スクェア・アセット・マネジメント・エル・ピーが東映アニメ株式71万4300株
(保有割合5・10%)を新規取得したことが判明。平均単価は3175円で、18日終値ベースでは16%の含み益状態となっている。
リバティはスティールパートナーズの別働隊≠ニされ(ともにウォレン・リヒテンシュタイン氏とトム・ニーダマイヤー氏が設立)、
実際に日清食品(2897・JQ)の株式取得では共同保有報告を提出。ちなみに、リバティとしては近年、朝日放送(9405・大2)、
宝印刷(7921)の保有報告書を提出していた。
東映アニメは「キャッシュリッチ」「無借金」でスティールの嗜好にマッチした格好だが、18日の午後2時54分に情報ベンダーが
大量保有を伝え、引けにかけて急上昇、この日は18日終値近辺で推移。
『FujiSankei Business i.(フジサンケイビジネスアイ)』2007年4月19日(木)
スティール、東映アニメ株5%保有 ノーリツも買い増し
ttp://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200704190030a.nwc
毎日新聞 2007年4月19日(木)地方版21面
憲法集会:高畑勲さんが講演 来月3日、三木記念ホールで /岡山
憲法施行60周年を記念する「輝け日本国憲法!集会」(「憲法のつどい」岡山実行委主催)が5月3日、岡山市古京町の三木記念ホール
で開かれる。アニメ映画「火垂るの墓」などで知られる県立岡山朝日高出身の映画監督、高畑勲さんが「平和憲法で育った私たち」と
題して講演する。
「火垂るの墓」は、野坂昭如さんの同名小説が原作。太平洋戦争末期の神戸市周辺を舞台に、両親を亡くした幼い兄妹が栄養失調で
衰弱死していくさまを通じ、終戦前後の厳しい状況を描いた。
集会は3日午後1時25分開演。高畑さんのほか、タレントの松元ヒロさんのコントライブ、昔話研究で知られる立石憲利さんの詩の
朗読などがある。チケットは前売り1000円、当日1200円。学生、障害者は500円。問い合わせは、同委事務局の県高教組(086・272・2245)。
【傳田賢史】
(関連
>>154)
ttp://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070417-OHT1T00109.htm スポーツ報知 2007年4月17日(火)
黒川氏「テリー幹事長」熱望…「参院選出馬」初めて表明
世界的建築家の黒川紀章氏(73)が16日、ニッポン放送のラジオ番組「テリー伊藤 のってけラジオ」に生出演し、
「参院選に比例代表から出馬する」と語った。(中略)
9日にもラジオに出演し、すっかり意気投合したテリー氏を、1000万円かけた自慢の選挙カーに招き入れた。
車内に入ったテリー氏は、「ものすごく、おしゃれ。ラブホテルみたい。お見事です」と絶賛。
黒川氏は、エスプレッソと秘書手作りの特製ショコラでもてなした。その後は、メイド姿の女性リポーターと、
この日2曲目となる石原裕次郎さん&浅丘ルリ子さんの名曲「夕陽の丘」をデュエットした。
収録後、黒川氏は「(選挙カーでラジオ)中継しながら全国遊説をやりたい。自分のラジオ局をつくってやれば、新しい選挙になる」
と、新たに“移動中継カー”構想を披露。また、現在行われている統一地方選後半戦で、文京区長選に出馬している鳩山邦夫元文相の
長男・太郎氏(32)や、渋谷区長選に出馬している「オタク評論家」の宅八郎氏(44)への応援を検討していることも明らかにした。
宅氏の陣営は「(本人が)オファーしたかは分かりませんが、来てくれるといいですね」。
鳩山氏の事務所も「(応援のオファーは)出していない」としているが、黒川氏は「なるべく早く行ってあげたい」と、
自慢の選挙カーで駆けつける構えだ。
【写真】黒川氏(右)の選挙カーに招かれたテリー氏(左)は「最高です。あまりにもリッチでびっくりした」
ttp://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070417-185674.html ニッカンスポーツ 2007年4月17日(火)
落ちて上昇!!キショー価値 都知事選惨敗も・・・TVなど出演依頼殺到
都知事選で大惨敗した建築家の黒川紀章氏(73)に選挙後わずか1週間でテレビ、ラジオ、雑誌など100件以上の出演依頼や
取材要請が殺到していることが16日、分かった。(中略)
都知事選のために1000万円で作成した選挙カーを「@(アットマーク)ムーブカフェ・萌(も)え〜」と命名し車内からも生中継を敢行。
番組内では「日本が世界に誇れるのはアニメ、現代建築、そして萌え文化」とおたく文化に強い興味を持つことをアピールした。
番組終了後には文京区長選の元都議鳩山太郎氏(32)と渋谷区長選の宅八郎氏(44)の2候補の「応援に行きますよ」との意思を表明した。
宅氏への応援依頼は宅氏を公認する市民団体側から届いたという。宅氏は「知事選で黒川さんが話していたことは確かなこと。
応援していただけるのであれば、ぜひ頭を下げてお願いしたい」と述べた。
【写真】黒川氏は選挙カー内でテリー伊藤氏(左)とラジオの生中継を行った
紙面画像
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up186071.jpg
ttp://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20070420-187219.html ニッカンスポーツ 2007年4月20日(金)
おじゃる丸が10周年記念番組
NHK教育アニメ「おじゃる丸」の10周年スペシャル「満月ロード危機一髪」(5月3日午後6時放送)のPR会見が20日、同局で行われた。
大地丙太郎監督は「つらくてイライラしてしまうこともある世の中だが、このアニメを見ている時はおじゃる丸の合言葉のように
心が『まったり』できる」。テーマ曲を歌う北島三郎も「子供たちがいつも元気な笑顔であってほしい」とコメントを寄せた。
【写真】満月ロード危機一髪」をPRするおじゃる丸(撮影・梅田恵子)
ttp://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070420-OHT1T00143.htm スポーツ報知 2007年4月20日(金)
「おじゃる丸」放送開始10年 “まったり”受け入れられた
NHKアニメ「おじゃる丸」が放送開始10年を迎え、記念スペシャル「満月ロード危機一髪〜タマにはマロも大冒険」
(5月3日・後6時)の会見が20日、東京・渋谷の同局で行われた。
50分のスペシャル版。おじゃる丸が、兄弟のように仲良く暮らしてきた「カズマ」との別れの危機に直面し、
10個のタマを探す大冒険に出る。
「おじゃる丸」出席のもと、放送開始時から演出を担当している大地丙太郎監督は「『まったり』という合言葉が
みなさんに受け入れられた」と、しみじみ振り返った。テーマ曲は北島三郎の新曲「夢人(ゆめびと)」。
【写真】「おじゃる丸」と会見に出席した大地丙太郎監督(左)
ttp://www.asahi.com/politics/update/0420/TKY200704200375.html 朝日新聞 2007年4月20日(金)
「ロワイヤルさん、日本マンガ読んで」麻生外相がチクリ
麻生外相は20日の閣議後会見で、仏大統領選の有力候補のロワイヤル元環境相がかつて「女性を虐げている」と
日本の漫画を批判したことについて、「最近の少女漫画など日本の漫画、コミックというのは幅広くなっている。
もう少し読む量を増やされた方がいい」とチクリ。同大統領選の第1回投票は22日に行われるが、
ロワイヤル氏が当選すると日仏関係が冷え込むとの懸念があり、「マンガ外交」を持論とする麻生氏が牽制した格好だ。
もう一方の有力候補のサルコジ前内相も「相撲は知的なスポーツとは思えない。東京は息苦しく、京都はつまらない」
などと日本を批判したと仏週刊誌が報じたことがある。
サルコジ氏は後日、発言を否定したが、麻生氏はこれについても「フランスからそう言われたからって、どうして気になるの。
ついこの間まで(フランス人は)『生の魚を食うのはおかしい』と言っていたじゃないですか」と皮肉った。
親日派のシラク大統領が引退する影響が早くも出始めているようだ。
ttp://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070421-OHT1T00143.htm スポーツ報知 2007年4月21日(土)
京本政樹、初めての声優に感激!
俳優の京本政樹(48)が21日、東京・有楽町の日劇2で、映画「クレヨンしんちゃん 歌うケツだけ爆弾!」の
初日舞台あいさつに出席した。
しんちゃん映画シリーズ15作目を記念し、スペシャルゲストとして出演。「宇宙監視センターUNTI(ウンツィ)長官」を演じ
「アニメで声優をやらせてもらうのは初めて。とても新鮮でいい仕事をさせてもらった」と感激していた。
しんちゃんが、お尻に爆弾がついてしまった愛犬シロを守るため、命がけの逃亡劇に巻き込まれるストーリー。
歌と声で出演した「クレヨンフレンズ from AKB48」の折井あゆみ、大島麻衣、今井優、浦野一美、野呂佳代も出席した。
【写真】「しんのすけ」と舞台あいさつに出席した京本政樹(左)
ttp://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=AS2C2002G%2021042007 日本経済新聞 2007年4月21日(土)夕刊
経産省、ネットに作品公開市場――アニメなどの制作者発掘
経済産業省はアニメ、ゲームなどの個人制作者(クリエーター)を支援し、優秀な作品の商品化を促す事業を始める。
7月にもインターネット上に作品を発表する仮想市場を設ける。アニメや映画、放送などの業界にも参加を呼びかけ、商品化してもらう。
アニメなどコンテンツ市場の拡大が続くなか、官民で埋もれた才能を発掘する。
作品を発表したいクリエーターは、仮想市場にアニメ、ゲーム、動画、イラストなどの作品を公表する。登録無料の会員制で、
初年度は2000人、5年後に国内外から3万人の登録を目指す。海外のクリエーターが参加しやすいように英語で投稿できる環境も整える。
作品はネットを通じてだれでも見ることができる。内容についての意見を投稿できるほか、あらかじめ与えられた持ち点で採点する。
ttp://opendoors.asahi.com/data/detail/8072.shtml 『週刊朝日』2007年4月27日号(4月17日発売) p.136〜137
TBS「サンジャポ」街頭インタビューの嘘 渦中の“通行人”が語ったヤラセの真相
TBSの情報バラエティー番組「サンデー・ジャポン」が「街頭インタビュー」と称して同じ人物を何度も登場させた問題で、
渦中の「オタク」ふたりが揃って本誌の取材に応じた。「街頭」という演出のみならず、スタッフから様々な指示を受けたとの証言に、
TBSはまだ「やらせ」を否定するのか−−。
4月14日午前10時半、千葉県のJR船橋駅前。
「サンジャポ」出演経験3度の芸人、ウェルダン穂積こと穂積義史クン(28)と、出演経験4度の小太りくんこと専門学校生の
市原寛之クン(23)は、初めて会うなり「お互い大変でしたね」と言って肩を抱き合った。
TBSの「やらせ疑惑」が浮上して以来、ふたりの顔はインターネットや週刊誌で紹介され、すっかり有名になっているのだ。
だが、アニメ「機動戦士ガンダム」の登場人物・シャアに扮した穂積クンが、
「ガンダム好きですよね」
と同意を求めると、市原クンはグフグフ笑いながら、
「いえ、まったく。赤いロボット(=シャア専用ザク)のキーホルダーくらいは持ってますが、ぜんぜんアニメには興味がなくて……」
と返すなど、オタクの志向はだいぶ異なるようだ。
スピーカーやヘッドホンにこだわる「オーディオオタク」で、スイングジャズの巨匠グレン・ミラーを好んで聴くという市原クンは
昨年12月、東京・秋葉原の街頭でTBSのスタッフに声をかけられた。メイド喫茶の女の子が襲われた事件でコメントを求められ、
「ギルティー(有罪)!」
と上ずった声で言い放った。独特のキャラがウケたようで、収録後にディレクターから電話番号を聞かれて以来、
秋葉原での街頭インタビューに呼び出されるようになった。
2度目は新OS「ウィンドウズ・ビスタ」の発売時。パソコンにも詳しい市原クンは下調べした知識も交えながら、
「街角のオタク」役を無難にこなしたが、3度目の出演からは次第に齟齬が出てきたという。
「女性に興味がない」と言い切る市原クンが語った。
「柳沢(伯夫)大臣の『女性は産む機械』発言などで、ディレクターから事前の電話で『女性にモテないのを前面に出して』
『女性は女神みたいな存在だと言って』と指示され、注文がウルサいなと思った。なんか違う気もしたけど、見た目のせいか、
インタビュー直前には『不健全な人間の代表として言って』とも頼まれた。僕の『女性はハンバーガー製造マシーンじゃない!』
というコメントにはNGを出されましたが……」
テレビを見ない市原クンはアイドルへの関心もゼロ。それでも元「モー娘。」の加護亜依が男と旅館に泊まり、
喫煙したとの報道についてもコメントを求められた。
「喫煙報道のことは知らず、ディレクターに『アイドルは詳しくない』と言っても『それでもいいから』と言うので、
わざわざネットで調べて『加護ちゃん』という呼び名や相手の男のことを知った。収録前に『若い人が吸うのは良くないと強調して』
と頼まれ、さらに収録中にディレクターから『ファンの間では“あいぼん”と呼ばれてるから、加護ちゃんじゃなく“あいぼん”と言って』
と言われた。僕も親切のつもりで合わせました」
番組での紹介時の「アイドルに詳しいこの人」というテロップは、間違っていたのだろうか……。
市原クンは亜細亜大学卒業後、芸人を目指そうと専門学校の芸能学部の門をたたくも「お笑いコース」がつぶれ、
鞍替えした「声優コース」はアニメ嫌いにさいなまれて長続きせず、4月からライターなどの養成コースに通い始めたという。
>>300の続き
「家族や同級生にはまだバレてないけど、一般に顔が知れて『TBSの回し者』と思われるのは悔しい。4月2日にディレクターから
電話で『ネットで(ヤラセだと)騒がれてる。申し訳ない』と言われ、4月12日にはTBSコンプライアンス室のオジサン2人と会い、
今回の件で謝られました。(ディレクターからの)指示や誘導があったのは事実で、僕自身は『ヤラセ』だったと思っています」
一方、スポーツジムでバイトしながらお笑い芸人として活動する穂積クンの場合、テレビ出演は自分を売り出す絶好の機会だった。
こう興奮気味に振り返る。
「任天堂(ゲーム機)Wiiの発売前日に秋葉原で列に並んだ時から、何とかテレビに映ろうとアピールしました。
レジまで来ちゃって『ダメか』と諦めてたら、外でサンジャポのスタッフに呼び止められた。超ウレシかったッスよ。
インタビュー後にスタッフに連絡先を聞かれ、所属事務所の名前も教えたら『所属してるんだ』と残念がられました」
その後、穂積クンが番組のスタッフに対し、自分の夢を熱く語っていたのは、想像に難くない。
「2度目の出演を頼まれた時の電話でボクの苦労話を聞いてもらい、有名になりたいって伝えたら、ディレクターは
『いっしょにやろう。協力しますよ』と言ってくれた。『いずれはレギュラーに』とも言ってくれて、夢みたいな話でした」
●パンツに隠したシャアのネタ帳
アニメ全般に傾倒し、なかでもガンダムシリーズに特別の思い入れを持つ穂積クンは、「サンジャポ」の初出演後に計4回の
出演依頼を受けた。事前に教えられるインタビューのテーマについてネットで調べ、プール監視員の仕事をしながらネタを考え、
TBSの収録に備えたという。
「プリントした(ニュースサイトの)ページを水着の中に入れ、アイデアが思いつくと書き込む。『華麗なる一族』の万俵鉄平と
大介をシャアとアムロに置き換えたり、セイラ(シャアの妹)のマネで『(柳沢大臣発言に対して)与党も野党もやめて!』と言ったり、
いくつかネタを用意してディレクターにあらかじめ見せる。すると、これは良くないとか、この言葉はマニアック過ぎるとか収録前に
言ってくれる。何が面白いかをよく分かってて、芸人の僕も勉強になりました」
だが、穂積クンのコメントが番組で使われなかったこともあり、市原クンに対しては強い「ライバル意識」を持っていたのだとか。
「ウィンドウズ・ビスタの放送時に(市原クンを見て)『うわ、負けた!』って思いましたよ。絵に描いたようなオタクですもんね。
実際に会ってみて、ぜんぜん汚れてなくて、ホント面白い方ですね。無垢な人で、萎縮せずにこのままイッてもらいたいです」
TBS広報部はこれまでの本誌の取材に対し、「街行く人」という表現が不適切だったことは認めたものの、「やらせ」や「仕込み」に
当たる行動はなかったなどと主張してきた。
一方、コメントの内容を指示・誘導されたという市原クンの証言に対しては、
「担当ディレクターは『発言を指定したことはない』と言っている」(広報部)
と答えている。また、芸人として売り出したい穂積クンの証言に対しても、
「芸能事務所に所属していることを承知で出演させたということはありません」(同)
と言い切った。
バラエティーを自任する「サンジャポ」にとって、2人の出演者の証言を「ウソ」扱いしてまで守りたいものがあるのか−−。
(本誌・杉村健、藤田知也)
■「街頭インタビュー」出演歴
放送内容 放送日 市原クン 穂積クン
Wii発売 12/ 3 − 28秒
メイド狩り 12/10 7秒 37秒
ウィンドウズ・ビスタ発売 2/ 4 25秒 収録のみ
柳沢大臣の発言 2/11 16秒 収録のみ
加護ちゃん解雇 4/ 1 7秒 5秒
【写真説明】「これも自分を売り込むチャンス」と語る穂積クン(右)と、「また誘われればテレビには出たい」と言う市原クン。
2人の共通項は「女性経験がないこと」だという
誌面画像
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up186397.jpg