ゴーストハント19話についてありのままを語るスレ

このエントリーをはてなブックマークに追加
704メロン名無しさん
日本人が中国でひどいことをしたのは事実だけど・・・

>一ニ月一九日 日曜日
>そのあとキャンパスの裏手まできたとき、教職員宿舎へ行くようにと、取り乱したような声で言われた。
>その二階に日本兵が上がって行った、という。教職員宿舎二階の五三八号室に行ってみると、
>その入り口に一人の兵士が立ち、そして、室内ではもう一人の兵士が不運な少女をすでに強姦している最中だった。
> 日本大使館に書いてもらった一筆を見せたことと、わたしが駆けつけたことで、二人は慌てて逃げ出した。
>卑劣な所業に及んでいるその二人を打ちのめす力がわたしにあればよいのだがと、激怒のあまりそう思った。
>日本の女性がこのようなぞっとする話を知ったなら、どんなに恥ずかしい思いをすることだろう。(P68)

>一二月ニ一日 火曜日
>朝食のあと、例の二五人の警備兵が昨夜危害を及ぼした(女性二人が強姦された)件について事情を聴取した。
>しかし、こうしたことには慎重に、しかも臨機応変に対処する必要がある。そうしないと兵士の恨みを買うことになり、
>そのほうが当面している災難にもまして始末が悪いかもしれない。(P71)

>ニ月八日 火曜日
>一〇時に使用人の一人がやってきて、南山に兵士がいる、と言った。大急ぎでゴム靴を履き、上着を着て駆け出した。
>イーヴァのバンガローの裏手に兵士が若い女性といっしょにいるところを見つけた。彼の正体を知ろうとしたが失敗した。
>そこで、退去するよう命じると、彼は腹立たしそうにわたしを 睨みつけたが、そのまま立ち去った。
> のちにその女性が話してくれたところによれば、彼女は四人の女性といっしょに南の境界に近い池で衣服を洗濯していたそうだ。
>四人は逃げ出したのだが、 彼女は捕まってしまった。兵士が彼女に銃剣を突き付け、服を引き裂こうとしたので、
>彼女はしぶしぶ服のボタンをはずした。というわけで、わたしが姿をあらわしたとき、
>彼女はボタンをはずしている最中だったのだ。
>はじめはカッとして、彼の銃剣を引ったくり―その好機はあった― 、そのとき集まっていた使用人たちに、
>兵士を捕まえるのを手伝ってくれと頼みたいほどだった。しかし、それは分別あることではないと思い、
>やむなく彼が塀をよじ登って退散するのにまかせた。 (P159)
705メロン名無しさん:2007/03/25(日) 16:16:16 ID:???0
>一二月一七日
>夕食をとり終わったあとで中央棟の少年がやってきて、キャンパスに兵士が大勢いて、
>寄宿舎の方へ向かっていることを知らせてくれた。
>二人の兵士が中央棟のドアを引っ張り、ドアを開けるようしきりに要求しているところに出くわした。
>鍵を持っていない、と言うと、一人が「ここに中国兵がいる。敵兵だ」と言うので、わたしは、「中国兵はいない」と言った。
>いっしょにいた李さんも閉じ答えをした。
>その兵士はわたしの頬を平手で打ち、李さんの頬をしたたかに殴ってから、ドアを開けるよう強く要求した。
>わたしは脇のドアを指さし、二人を中に入れた。
>たぶん中国兵を捜していたのだろう、彼らは一階も二階も入念に調べていた。
>外に出ると、別の兵士二人が、学院の使用人三人を縛り上げて連れてきた。「中国兵だ」と言ったので、
>わたしは、「兵士ではない。苦力と庭師です」と言った。事実、そうだったからだ。
>日本兵は三人を正門のところへ連行したので、わたしもついて行った。正門まできてみると、
>大勢の中国人が道端に脆いていた。そのなかには、フランシス陳さん、夏さん、
>それに学院の使用人何人かがいた。そこには隊長の軍曹とその部下数名がいた。
>まもなく程先生とメリー・トゥワイネンが兵士に連れられてやってきた。学院の責任者はだれか、と言ったので、
>わたしが名乗り出ると、彼らはわたしに、中国人の身分について一人ずつ説明するよう求めた。
>運の悪いことに、臨時の補助要員として最近新たに雇い入れた使用人が何人かいて、
>そのなかの一人が兵士のように見えた。彼は道路の片側に荒っぽく引き立てられ、念入りに取り調べられた。
> 使用人の身分についてわたしが説明していたとき、わたしを助けようとして陳さんが声を張り上げた。
>気の毒なことに、そのために陳さんはしたたかにビンタをくらわされたうえ、
>道路の反対側に手荒く連れて行かれ、脆かされた。
>こうした事態の進行のなかで助けを求めて懸命に祈っていると、フィッチ、スマイス、ミルズの乗った車が到着した。
>その晩はミルズがキャンパスに泊まってくれることになっていた。日本兵は彼ら三人を中に入れて一列に並ばせ、
>帽子を脱がせたうえで、ピストルを所持していないかどうか取り調べた。
>フィッチが軍曹と少しばかりフランス語をしゃべれたことが幸いした。軍曹と彼の部下たちは何度も相談したのち、
>すべての外国人、程先生、メリーの退去を一度は強く求めたが、
>わたしが、ここはわたしの家だから、出て行くわけにはいかないと言ったところ、やっと考えを変えてくれた。
>そのあと彼らは外国人男性を車で立ち去らせた。あとに残ったわたしたちがその場で立ったり脆いたりしていると、
>泣きわめく声が聞こえ、通用門から出て行く中国人たちの姿が見えた。大勢の男性を雑役夫として連行していくのだろうと思った。
> 
>あとになってわたしたちは、それが彼らの策略であったことに気づいた。
>責任ある立場の人聞を正門のところに拘束したうえで、審問を装って兵士三、四人が中国兵狩りをしている間に、
>ほかの兵士が建物に侵入して女性を物色していたのだ。日本兵が一二人の女性を選んで、
>通用門から連れ出したことをあとで知った。 (P62-64)