練習用スレッド@アニメサロン板 5

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霧乃:はーい。
NA:霧乃の部屋の呼び鈴が鳴った。
彼女がモニターで確認すると、ドアの前には結と有希が来ていた。
ドアを開けてみる。
霧乃:結先生に長門さん・・・一体何ですか?
結:面白い物を見せてあげるから、いらっしゃい。
霧乃:えっ?それって一体・・・。
結:来てのお楽しみに♪
NA:二人に案内され新しく造られた大広間の一室に来ると、
一台の高級そうなグランドピアノが置かれていた。
辺りは木の薫りが漂っていた。
団長ハルヒ、キョンや古泉、千紗なども来ていた。
霧乃:このピアノは一体・・・。
ハルヒ:あ、来た来た!
きりのん実はね、SOS団名義でグランドピアノを買ったの。
霧乃:・・・随分高そうですけど、幾らしたんですか?
ハルヒ:それはナ・イ・ショ♪
NA:実は数百万円もするY社のピアノだった。
ハルヒにとっては仲間のためであれば
これくらいの金はすぐに工面出来るし、かつ使うのにためらいはなかった。
霧乃:でも、団長はどうしてコレを買おうと思ったんですか?
ハルヒ:きりのんの弾くピアノは皆を癒し魔を退ける不思議な力があるの。
最高の機材と名手が組めば「鬼に金棒」じゃない?
霧乃:(泣きそうな顔で)そんな・・・わざわざ私の為に?
千紗:ここは泣く所じゃないよ、きりのん。
ハルヒ:きりのんの為でもあり、SOS団皆の為よ。
早朝・深夜以外はアンタの好きに使っていいからね。
霧乃:(頭を下げながら)ありがとうございます、団長!
NA:早速一曲弾く霧乃・皆から喝采が挙がる。
霧乃:凄い!私が今まで弾いたピアノの中でも一番良い音がします!
192/2:2007/01/13(土) 10:35:21 ID:???0
結:で、話はまだ続きがあるんですよ。
霧乃:へっ?
有希:これが我々から貴女へのプレゼントだ。
NA:有希が差したのは黒いボディのデジタルピアノ(以下デジピ)だった。
こちらもY社の20数万するプロ用のものだ。
ピアノ系だけじゃなく、他のサウンドも沢山入っている。
有希:私が貸してあるキーボードでは、ピアノ用としては鍵盤が軽すぎる。
さっきのピアノが使えない時は、これを弾いて欲しい。
結:このデジピを載せてあるスタンドは、こんな事ができるんですよ。
NA:結はリモコン一つでスタンドをハードケースに変形させてデジピをしまわせて
運搬させたり、デジピの清掃をさせたりしていた。
霧乃:す、すごーい!
有希:そのスタンドは結先生が発明したのだ。
NA:こちらでも一曲弾く霧乃。
キョン:上手い人が弾くと代用品でも様になるモンだな・・・。
霧乃:こっちも凄い!
じゃあ、長門さんに貸してもらったキーボード、お返ししなきゃね・・・。
有希:その必要はない。両方とも貴女の物だ。
NA:因みに、有希が霧乃に貸したキーボードはC社の4万円台の物だった。
霧乃:そ、そんな・・・ありがとう。どっちも大事に使うね。
古泉:そのデジピの上に長門さんが貸したのを載せれば
バンドキーボーディストの出来上がりだね!
ハルヒ:ソレ良いわねぇ!!!
NA:こうして、ハルヒ達は霧乃を囲んでピアノの話で暫く盛り上がったのであった。