もっと地方でもアニメを放送しろよヽ(`Д´)ノ 3
自分と数人の職員以外は誰もいない球場。
ユニホームを着ずにここにいることに違和感がある。
何度ここのマウンドに登っただろう。
真っ向勝負が身上であり、信条だった。
思い出しては消えていく試合たち。
ファンの歓声。
悔しさに眠れなかった夜。
怪我との戦いだった日々。
そして遂に戻らなかった球威―――
「ひとりで浸ってるのか?カッコイイなおい」
え?お前、何でこんなところに・・・?
「こんばんは」
お前も・・・怪我はどうしたんだよ?
「小林さん!」
・・・!
あの時、一生に1度の栄冠を争った奴ら。
川上「ピッチングは気合だって、小林さんから学んだつもりですから」
高橋「小林さんのフォークは今でも打てる気がしないですよ」
坪井「マウンドに立てよ!俺キャッチャーやるから!」
川上「あ、俺、打席に立ってみたいっす!」
高橋「え?お、俺は?」
坪井「審判でもやっとけ!」
お前ら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ありがとう。
小林幹英、現役生活8年。
238試合 19勝22敗29セーブ 337投球回 356奪三振 防御率3.90