もっと地方でもアニメを放送しろよヽ(`Д´)ノ 3

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171メロン名無しさん
「疲れた。交代だ」
 章一と敏江が、亜紀と明美が交代する。
「ぎゃあっ!い、痛い」
「おい、おい敏江。そんなに強く打つと骨まで砕けちまうぞ」
 敏江も明美も、すぐに電気を走らせるコツを覚え、コンコンとリズムよく敲き始めた。
「や、や、やめてぇ〜」
 よほど辛いのだろう。眉子は半分白目を剥き、涎を垂らしながら呟くように言う。
「少し待て。やはりな」
 拷問を中断させ章一は眉子の目をのぞき込みながら言った。
「こいつは、拷問慣れしてきているな。そろそろ、使おうかと思っていたが、今が使い時だろう」
 章一はポケットからアンプルを取り出し薬を眉子に注射した。
「こいつは、訓練を受けたスパイなどを拷問するときに使う薬だ。人間の脳は苦痛や痛みが続くとオピオイドと呼ばれる麻薬物質を合成し、苦痛を和らげ、快感にすら変換するのだ。
マラソン選手のランナーズ・ハイという現象や、SMのマゾと呼ばれる奴らもその物質の助けを借りるわけだ。眉子も連日の拷問で、オピオイド合成能が高まってきているようだ」
「マゾになるですって、とんでもないわ。この娘には、苦痛以外味あわせたくないわ」と亜紀。
「この薬は、オピオイド拮抗薬といって、その働きを無効にする薬だ。こいつを注射されると苦痛に慣れるということが無くなる。いつも一撃目のような激しい痛みを感じるようになるのさ。マラソン選手に注射すれば、1キロも走らないうちに音を上げるという代物だ。
まあ、他にもいろいろな薬品が配合してあって、拷問用に特別に作られたヤツだから、現在考えられる最高の苦痛を味わうことになるんな」と章一。
「そんないい薬があるなら、最初から使えばいいのに」と亜紀。
「拷問に慣らす時間が必要だったんだ。拷問を受けたことのない女子高生にこの薬を使ったらすぐに心臓が止まって死んじまうか、発狂するからな。今の眉子なら1ヶ月程度ギリギリ保ちそうだ」と章一。
「しかも、興奮状態になるので、失神さえも出来ないようになる。地獄より辛いことになるぞ」
 眉子への拷問がまた再会された。眉子自信も拷問への慣れの様な物を感じていた。拷問を長時間受けていると、痛みが最初の時よりやわらいでくるような感覚だ。そのうち、意識が遠くなり失神してしまう。