もっと地方でもアニメを放送しろよヽ(`Д´)ノ 3

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170メロン名無しさん
16日目(8月4日)

 眉子は、敏江に後ろから二の腕を捕まえれ身動きがとれない。
「肘をぶつけたとき、電気が走ることあるだろ。あれをやってみよう。タイミングや打ち所が難しいぞ」
と言うと章一は木槌で眉子の肘を打った。
 コン。
「痛いっ」
「ここじゃないな」
 コン。
「あっ」
「ここも違う」
 コン。
「いた〜」
「なかなか当たらないな」
 そんなことをしていると眉子の腕が反射的に跳ね上がった。
「ここだ。ここだ。ビリッときただろう。眉ちゃん」
 コン。
「キャッ」
「お〜、来てる。来てる」
 章一は大喜びだ。
「私にもやらせて」と亜紀。
 章一は眉子の肘を指さし、打つ場所やら角度を説明している。
 コン。
 肘で起こった電気は悪寒を伴い、肩、首筋を駆け上がり眉子の唇まで震わせる。
「き、気持ち悪いっ」
 コン。
「やめて」
 コン。
「あ〜っ」
 眉子は悪寒に身体を震わせ涙む。
「それじゃあ俺はこっちをやるよ」
 章一は、もう片方の肘を打った。
「きゃーっ、やめて。もう、やめてください」
「やめてどうしてほしいのだ。また、昨日のようなハードなヤツいくか」
「う、ううっ」
 眉子は、すすり泣いてうつむいた。
「それじゃあ、連続でいってみよう」
 亜紀と章一は眉子の左右の肘を交互に木槌で打つ。
 「やめて、やめて。気が変になりそう」
 痛み自体は、今までの拷問に比べれば軽い方だが、神経が反射的に送ってくる悪寒は、我慢できるものではない。だが、眉子が苦しみを訴えれば訴えるほど、拷問は激しさを増し、時間も伸びるだけだ。