プリッキュア〜!! Part2

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1メロン名無しさん
前スレが無くなってたので立てますた。
ここは、プリキュアのSS、雑談など何でもOKです
プリキュアを熱く語ってください。
2メロン名無しさん:2006/12/11(月) 19:32:46 ID:???0
2get!!
3メロン名無し三鳥:2006/12/12(火) 00:18:17 ID:???0
3取りー!!!
4メロン名無しさん:2006/12/12(火) 01:32:56 ID:fdkkMQu+0
さあ、SSはまだかなぁ?
5メロン名無しさん:2006/12/12(火) 06:53:20 ID:???O
本当は4スレ目だが… まあいいや、>>1乙!
6メロン名無しさん:2006/12/12(火) 16:48:27 ID:EYHT9HQ6O
即死回避
7プリキュアまる見えテレビ特捜部:2006/12/12(火) 18:23:57 ID:???0
ここは若葉台のとある中学校。
その日美墨なぎさは大好きなラクロスを楽しんでいた。
なぎさ「私たちはいつものようにクラブ活動を愉しんでいました。
   でも・・・まさかあんなことになるなんて」

なぎさがクロスを振りシュートを決めた!と、次の瞬間!!
何とメップルとミップルが顔を隠しておびえ始めたではないか!!
邪悪な気配がすると泣き叫ぶメップルとミップル、しかしほのかはいっこうに聞き入れない。

なぎさ「その時は私は、気のせいだろうと別に気にもしませんでした」

しかしミップル達の顔は見る見る青ざめていく。
事態の深刻さに気づいたなぎさはすぐさまプリキュアに変身した!

(実際の音声)
「デュアルオーロラウェイブ!
光の使者キュアブラック!光の使者キュアホワイト!二人はプリキュア!
闇の力の僕たちよ!とっととおウチに帰りなさい!」

なぎさ「とにかくマーブルスクリューを撃つ事が第一だと思いました。」

すぐさまひかりが到着。しかしそこで彼らが見たのは信じられない光景だった。
ひかり「ラクロスのゴールがザケンナーに変身していたんです。
     私たちは最悪の事態も覚悟していました」

すぐさま懸命な戦いが始まった。
それにしてもこのサーキュラス、ノリノリである。

と、ここでネタばらし。実はこの事件、なぎさ以外すべてが仕掛け人。
全ていたずらだったと知ったなぎさは笑いながら胸をなでおろすのだった。
8メロン名無しさん:2006/12/12(火) 21:24:14 ID:???O
「ほしい?」
「いらなーい」

「ねえ、ほしい?」
「いーらーなーい」

「ほしくないの?」
「だからいらないってば」

「ほしくないの?ほんとに?ほんとにほしくない?」
「だ・か・ら!ほんとにいらないってば!」

「ほしくないんだ… ほんとにいらないんだ… そうなんだ…(ショボーン」
「あ、いや… な、ならもらってあげても…いいよ?」



「ふふっ、あーげない♪」
「ほのかぁ〜…」
9メロン名無しさん:2006/12/13(水) 02:14:04 ID:???0
なぎさは本当遊ばれる子だね
10メロン名無しさん:2006/12/13(水) 15:23:04 ID:???0
全スレで、なぎさが白血病にかかってしまったSSを書いてた者です。
中々、顔を出せなくてすいません。
新しいスレが立ったみたいなので、ぼちぼち書いていこうと思います。
11メロン名無しさん:2006/12/13(水) 21:57:53 ID:???O
>>10
おっ!206氏かい?
もうあれは打ち切られちゃったのかと思ってたから嬉しいよ。
焦らずに頑張って!
12メロン名無しさん:2006/12/13(水) 22:04:39 ID:???O
あれ…206氏…?
210氏だったっけ?ごめん、忘れた(;´Д`)

そういえば戦闘機ネタの246氏はどうしたかなあ?
迫力ある描写がなかなか好きだったんだが。
話もいいとこで切れてたし、是非ともあちらにも復帰願いたいなあ
1310:2006/12/13(水) 22:48:58 ID:GrheCjPs0
>>11
>>12
いや、多分>>270だったと思います・・・・。
しかし、全スレで何処まで書いたか・・・記憶が定かでは無い・・・・。
どなたか、過去ログとかお持ち人、教えてください。
14メロン名無しさん:2006/12/14(木) 03:44:48 ID:???0
              / /           ヽ、
             /イ l{     |   \  \  ヽ
            ' l  ヽ   \ ___ >  ヽ ヽ l
            ハ lト、  ` ー‐__, -   \  Vlヘ l
           | ト-ゝ`_ ̄ ̄' ィfT下ヽ  l|  トl、 |
               l | 孑チk 、   ^ ゞ ' ´  | ハ|  l
             ヽV〈 Vゾ'’}        _ノ イ } /  >>1、スレ立てのMission完了、お疲れ様
               _)ハ    、       ` ̄  ノ| |
             フイヘ     `         /l l |
                 ヽ    =:ニ´      |l lハ、
                  _      /   ト ゝー
                  `T ‐、__/     l
                  厂`ー- 、_ / |
                   ノー-   _ 了⌒i
         ____,   --ヘ、 ̄       フ^Vハ-、_
      /        l   `ニー- 二7  l  \  \
     /         '    ` ─--、 /   lト、  ヽ  ヽ ー-、
      /         /         l    lハ丶  ヽ  l   l
     /          /             ヽ    l ヽ    V/     |
15メロン名無しさん:2006/12/16(土) 14:23:46 ID:???0
ほっしゅ。
16メロン名無しさん:2006/12/16(土) 18:39:19 ID:???O
盛り上がらんのう…誰か職人さん降臨してくださらんだろうか
17メロン名無しさん:2006/12/17(日) 01:15:49 ID:???0
207氏!待っていました!!!
「若葉台市民図書館」に過去ログありますよ。
18メロン名無しさん:2006/12/19(火) 13:38:58 ID:???O
保守
19メロン名無しさん:2006/12/21(木) 11:49:13 ID:???0
ブラック!ブラック!プリップリップリキュアー!
ブラック!ブラック!プリップリップリキュアー!
プリッキュアーブラック!
わたしは涙を流さない
プリッキュアー!
プリキュアだから、キュアブラックだから
プリッキュアー!
だけど分かるよ!萌える友情
ほのかと一緒に 悪を撃つ
必殺パワー!マーブルスクリュー!
悪いやつらをぶちのめす
レインボーストーム!嵐を呼ぶよ
私はブラック!プリキュアブラック


ほしゅしゅ
20メロン名無しさん:2006/12/23(土) 16:09:31 ID:???O
書き込みが無いな、この板の事宣伝してまわってくるかな。
21246 ◆Ed5pVPso76 :2006/12/23(土) 20:39:42 ID:???O
新スレ立ってたんですね。気付かなかったorz
前々スレで書いてた物は、後で読み返したらあまりの酷さに我ながら呆然…
ただ、一応自分としては完結させときたいので近い内に最初から再構築していくつもりです。
まあ冬季講習ありますのであまり進まないかも知れませんが(;´Д`)
22メロン名無しさん:2006/12/26(火) 11:54:39 ID:???0
アレは誰だ!?誰だ!?誰だ!?
アレは霧生姉妹 満と薫
裏切り者の名を受けて
全てを捨てて戦うふたり
薫の口癖 くだらない!
満の口癖 それって命令?
霧生薫幼女好き
霧生満はメロンパン
ダークフォ―ルの力 身に着けて
戦うヒロイン!霧生薫、霧生満

ほしゅこらしょ
23メロン名無しさん:2006/12/26(火) 19:48:28 ID:???0
・・・・・・
24メロン名無しさん:2006/12/29(金) 18:13:24 ID:ESGiegVM0
ほっしゅ
251/3:2006/12/30(土) 17:04:51 ID:???0
私にとって学校での時間は大好きでとても大切にしたい場所。
みんなは学校に行くのが憂鬱なんて言うけれど、わたしは勉強が大好き。
知らない事がまだまだ沢山あるんだもの。

それに…それに…えへん、こほん!なぎさと逢えるから。

「……それでね、エジプトのピラミッドは
もっともっと昔の古代人が造り上げたんじゃないかって、
つまりアトランチス文明は…って!な・ぎ・さ!聞いてるの?」

私が一生懸命になって面白いお話しをているのに
なぎさったらおっきな欠伸なんかして!

「ふぁああ〜あ…ゴメンほのか…ほのかのお話って難しくってサ…
よく聞いてなかった…」
「――もうッ!」わたしのお話がツマンナイなんてちょっと酷くない?

「なーぎーさ!オッハヨー!」
私たちふたりの後ろから大きな声。
「おはよー莉奈!」
「なぎさ、オハヨーオハヨーオッハヨー!!」「おはよー志穂!」
「今日の練習で紅白戦やらない?」「いいねー!やろう!」
「今日こそはなぎさのシュート絶対絶対絶〜対!止めてみせるんだから!」
「それでそれでそれで!昨日テレビでさー…」
――アハハうふふきゃはは…

なぎさ、…三人で肩なんか組んじゃって
歩いてゆく後姿をひとりぽっちで見送るわたし…
――やっぱりなぎさは体育系だからわたしと居るよりも
――久保田さんとか高清水さんと一緒に居るほうが愉しいのカナ…
262/3:2006/12/30(土) 17:06:13 ID:???0
――なーぎーさー!
「うひゃッ!」
後ろから駆け足でやって来た森岡唯。
彼女はなぎさの背中を軽く叩いてご挨拶

「あッ…唯〜!」そのまま駆け足でベローネ学院までの坂を駆け上っていってしまう唯
残されたなぎさは急に身体を捻ってなんだかもじもじ…

「どうしたの?」
「唯に…ヤラレタ…」「何を?」

「ブラのホック外されちゃったョ…」「ブ…ブラ…!?」
「そう!唯ったら背中叩く振りしていっつも私のブラのホック外していくんだよ!」
「ブラジャーの…ホック外されちゃったの!」
「そう!唯ったら!ほのか、ちよっと付けてくれない?」
「わ…わた…わたしが…!?」
「ほらほら〜!早く早く!」

――いつも手を繋いだりもしているけどブラのホックを付けるってなんだか
――ちょっと…ドキドキ?
「うふふ、また唯にヤラレタね?ほらッ!」って横から高清水さんが
なぎさの背中に手を回してひょいって付けちゃった!
「アハハ!なぎさってば隙がありすぎありすぎありすぎー!」
「もう!志穂までー」
――きゃっきゃ!うふふ…
――あうあう…わたしの中空に取り残されたこの両手はどこに持ってけばいいのよ!
273/3:2006/12/30(土) 17:07:53 ID:???0
そんな次の日…

「昨晩、練習した通りに、気楽に…気楽に…気楽に…なぎさ…」
私の目の前に見慣れたなぎさの後姿

今朝も眠そうにふらふらうつむき加減に歩いてる後姿

――気楽に!気楽によ!ほのか!ガンバ!
――森岡唯さんの真似して軽〜いキモチで背中叩いてちょっといたずらして
――うん!昨晩練習した通りに背中を触ってホックを外して、
――なぎさが振り向いたら両手ひろげてジャンガジャンガジャンガジャ〜ン…

「よしッ!なぐ…いやいやもごもご…なぎ…な・なぎさ!オッハヨー」
――むぎゅ!ぱょん、ほわほわもみもみ…

「いやァァアア!ほのか!朝から何するのよ!えっち!」
「…いやコレは違うの…あの…なぎさが振り向いたもんだから胸をむぎゅって
 ジャンガジャンガジャ〜ン…なんて…」
「分けわかんないッつーの!ほのか!朝っぱらから、
 いきなり人の胸揉んでジャンガジャンガってなんなのよ!」

――慣れないことするもんじゃないわね…でも…ちょっと得したかもって…
                               おしまい
28平穏な毎日1/1:2006/12/30(土) 17:23:21 ID:???0
ベローネ学院高等部に進学した私たち
さすがに中学とは違ってなかなか忙しい。
なぎさは高校のラクロス部に入部したけれど練習は厳しくって遅くまで

私も科学部とか生徒会とか忙しい毎日。
だから、今日みたいに放課後一緒になぎさとふたりで帰るなんて久しぶり!
特別なお話があるわけじゃないけれど、一緒に肩を並べて歩いてるだけで
とっても…幸せなキモチ…なぎさもそうなのかな?そうだったら…嬉しいな…

「あのね、ほのか、昨日、夕焼けが凄く綺麗に見える場所みつけたの」
なぎさがカバンを振り回しながら何てこと無いお話。でも…
「へえ!何処?いいなあ…私も行きたいなあ…」
もっともっとふたりっきりの時間が作りたいって思うのっておかしくないでしょ?

それなのに…
「それならバスに乗って三つ目のバス停下りて云々…」

なぎさったら…にぶいんだから…
「…バカッ!」
「バカッって何よ!いきなり!」
「…ばかばかばか!」
                        おしまい
29メロン名無しさん:2006/12/31(日) 02:16:56 ID:???O
>>25>>26>>27
>>28
GJ!!!!
30メロン名無しさん:2006/12/31(日) 16:59:37 ID:???O
ほのほのモエス(*´Д`)
やっぱぎこちない二人もいいなあ…
31姉妹ケンカ1/1:2006/12/31(日) 19:17:10 ID:???0
「メロンパン、薫は嫌いって言っていたじゃない?」
「嫌いとは言っていないわ」
「言ったわよ」
「特別好きなわけじゃないと言ったのよ」
「ソレなら私が貰っても良いじゃない」

「ダメよ、コレはみのりちゃんが「私に」ってくれたんだから」
「薫、…相変わらずの幼女好きね何時か捕まるわよ」

「明けても暮れてもメロンパンメロンパンメロォォンパァァアン!
満ってメロンパンキチ(ピ〜ッ!)イね」
「薫こそ口を開けばみのりちゃんが笑った、みのりちゃんが絵を描いた
みのりみのりみのりみのりみのり…!バカみたい!

「みのりちゃん…ちっちゃくて甘い香りがしてとってもカワイイのよ!」
「それが気に食わないのよ!」
「どうしたって言うの?」

「あなたの妹は私!私なんだからね!みのりちゃんじゃないの!
だから私の事を大切にしてよ!ちゃんと見ていて欲しいの!」
「満…あなた…」
「――ッ!」

「ゴメンね…私…あなたのおねえさんなのに…」
「もう言い…忘れて…」

「ううん…満、さあこっちにいらっしゃい!」
「いやホント、もう忘れて!お願い!もう言わないで!」

「お姉ちゃんと呼んで良いのよ!」
「忘れろ!」

「さあ!満、たった一人の姉である私の胸の中に飛び込んでいらっしゃい!」
「もう忘れろって言ってるのよ〜!!!!!」

――あれェ?霧生姉妹が何か言い合いしてみたいダネ…
――姉妹喧嘩は猫も食わないなんてナー!
――それって夫婦喧嘩は犬も食わないってヤツの姉妹版?全然笑えないョ
                             おしまい
32メロン名無しさん:2006/12/31(日) 19:57:10 ID:???0
>>28
最後のほのかさんが可愛くっていじらしいなあ
33メロン名無しさん:2007/01/01(月) 19:32:17 ID:???0
確かに普段夫婦っぽいくラブラブなだけにこういう青春してる二人もヨイ
34藤村省吾の憂鬱1/1:2007/01/03(水) 03:38:28 ID:???0
――省吾、省吾!煮物作りすぎちゃったから、雪城さんの所へ持っていって…
…という訳で、
「こんばんわー、藤村です…ほのかー?…居ないの?」
引き戸を開けて声をかけた。それにしても大きな屋敷だ。
おばあちゃんと中学生の幼馴染ほのかの二人っきりで暮らすこの屋敷だが
二人とも几帳面な性格だから何時訪れても掃除が行き届いている
「こんばんわー!」
――トタトタトタ…廊下を小走りにやって来る足音。ほのかの様だ…
「ちょッ!ちょっと!ほのか!なんて格好してるんだよ!」
屋敷の奥から小走りでやってきた彼女はバスタオル一枚の湯上り姿!
なのに…「ああ、藤村クン、こんばんは」なんて涼しい顔
流石に目のやり場って奴に困った俺は目をそらしてそっぽ向いて
「あのなア…ほのか、もう子供じゃないんだからなんて格好で出て来るんだよ
 怪しい奴だったらどうするんだよ!」
「怪しいって、心配性ねぇ、旧いばっかりで何にも無いお屋敷よ、
忠太郎だってアレで結構頼りになるんだから!
それにお風呂の中でもあんなに大きな声で呼ばれたら
 藤村クンって判るわよ、あッ!その匂いは小母様の煮物ね!おいしそう!」
腕を伸ばしたほのかの身体からバスタオルが――ハラリ…と、はだけて…
「じ…じゃ…そう言うことで!また明日!」
慌てた俺は玄関を飛び出して暗い夜道を走り出た。

濡れた黒髪と赤く火照った肌…ちょっと前までまるっきり子供だったのにすっかり…
暗い夜道を歩きながら、先ほどのほのかの湯上り姿が目の前に浮かぶ…
あッ!しまった…肝心の煮物置いて来るの忘れてた!

再びほのかの家へと戻ってきた俺の耳に聞き覚えのある声…
――ほのかー宿題教えて〜!
美墨さんの声…
――きゃ〜!!なぎさー!今着替えるから見ないで!!!

ハハハ…俺…って一体…
                    おしまい
35いってきまーす!1/1:2007/01/03(水) 03:50:32 ID:???0
――…ほ…のか…ほのか…ほのか、お電話ですよ!
半分寝惚けたままのほのかがベッドから半分身体を起こして
「おばあちゃまが…わたしを起こそうとしていて、それで…電話…?
 私に…?今…何時…」
枕元の目覚まし時計に手を伸ばすと時計の針がヒゲの位置

「8時20分…」

ちょっと寝すぎたなア…なんてまだ寝惚けた頭でベッドの周りを眺めた
読みかけのブレキストン博士の科学書が昨晩眠りにつく寸前まで読み進めたページで
開かれたまま枕の傍に落ちていた
寝ぼけ眼をこすりながらノロノロと本を取り上げ栞を挿んで本棚に戻した
「それから…何するんだっけ?」腕を大きく伸ばして背伸びしながら考える

――ほのかー!お電話ですよ!美墨さんから…

「電話!なぎさ!電話からなぎさが!否!なぎさから電話!?」
慌てて飛び跳ねてバタバタと足音立て電話口に
――なぎさが電話をくれるなんて!なぎさとお話するなんて久しぶり!

春休みに入ってからというもの、ほのか自身も高校生活の準備が忙しかったし
なぎさも高校でも入部したラクロス部の練習やら新人歓迎会やら何やらで
ふたりともタイミングが合わずすっかりしばらくぶりと言う訳だ

「もしもし…なぎさ?」
――ちょっと緊張して声が裏返ってしまった「えへん…」
「どうしたの?こんな時間に」
――本当はすっごい嬉しくってドッキドキしちゃうけれど
――なんだかそんな気持ち知られたらなんだかちょっと…ねえ?
「今?何していたかって?朝ご飯食べて部屋の掃除しておばあちゃまのお手伝い…」
――寝坊していたなんて恥ずかしくって言えない!
「それよりどうしたの?何か用?」
――なあんて、用事なんか無くったってなぎさとお話出来るだけで嬉しいんだけどネ…
「うん?今日?今から?会えないかって?」
――コレってデートのお誘い!?
「うう〜ん…今日、今からかァ…」
――こう言う話には直ぐにとびついちゃ駄目!恋の駆け引きってヤツ?
「…え!今日の予定なんて何にも無いよ!大丈夫!大丈夫!直ぐ行く!何処?」
――何よ!なぎさったら、ちょっと私が引いたら"じゃあ中止にしようか?だなんて!

「さあ!急がなくっちゃ!」
髪を梳かしてお気に入りのワンピースに着替えて

                   いってきまーす!
                                 おしまい
36メロン名無しさん:2007/01/04(木) 02:31:09 ID:???0
>>34>>35 GJ!
バスタオルほのかさんの恥じらいの方向に笑った
37メロン名無しさん:2007/01/04(木) 10:27:32 ID:???O
ε=(゚∀゚*)
38同窓会1/1:2007/01/07(日) 02:15:06 ID:???0
今日はベローネ学院桃組の同窓会!
みんな高校生になったお友達と久しぶりに会えるって事で
とっても楽しみ
奈緒「ひかり〜!変わらないねえ!」
ひかり「そうですか?」
美羽「うんうん!全然かわらない!」

今日はベローネ学院桃組の同窓会!
皆社会人になったお友達と久しぶりに会えるって事で
とっても楽しみ
奈緒「ひかり〜!変わらないねえ!…」
ひかり「そうですか?」
美羽「うん…全然変わらない…」

今日はベローネ学院桃組の同窓会!
みんなおばあちゃんになったけど久しぶりに会えるって事で
とっても楽しみ
奈緒・美羽「ひ…ひかり…変わらないねえ…」
                おしまい
39メロン名無しさん:2007/01/07(日) 22:45:37 ID:???0
で、その後人間に逆恨みしたひかりたんの呪いで、人間に見つかった
光の園住人は魔女ガエルにされてしまうというわけですか?w
40メロン名無しさん:2007/01/13(土) 03:06:56 ID:???0
>>13
以前、(って言っても去年だけれども)読めたんだけど
今読めないなーと思ってたら閉鎖騒動のせい?
過去スレ全部どこか保存してないかい
41670 @:2007/01/13(土) 15:13:59 ID:???O
 
 
季節は風もすっかり冷たくなってきた頃。
 
放課後、咲は美術室の前にいた。
廊下には外からのすきま風が吹き込み、足元から冷えてくる。
それで、咲はときどきその場で足踏みをしては体を暖めるのだった。
 
 
しばらくすると、今まで静かだった美術室がざわつき始める。 
窓からヒョコっと中を覗いてみると、どうやら部活も終了に近づいているようで、片付けに取り掛かる部員がちやほや見受けられた。
そして、部屋を見渡して舞姿を見つけると、咲はその後ろ姿をじっと見つめた。
 
思えば今日はずっと―― 
 
登校時も・・・
「おはよう舞。一緒に学校行こう」
「咲?昨日言ったでしょ?私・・・先に行くわ」
 
昼休憩も・・・
「まーいっ!お弁当一緒に食べ・・・あれっ!?いない・・・」
 
そして、午後の体育の時間の前も・・・
「まーいっ!更衣室、一緒に行こう」
「ご、ごめん。今日は私見学するから・・・じゃあ・・・」 
――こうであった。
 
と、そうこうしているうちに部活は終わり、片付けを終えた部員達から楽しそうに話しながら部屋から出てきた。
一方、舞も水道がいっぱいになっていたので、外のを使おうとこちらにやってくる。
 
(よーし!!今度こそ)
 
「まーいっ!」
急に咲が影から飛び出し、舞を驚かせた。
「咲!?どうしたの??」
(あっ・・・・・)
と、舞は思い出したようになぜか咲から距離をとった。
 
42670 A:2007/01/13(土) 15:15:57 ID:???O
 
 
「一緒に帰ろうと思って待ってたんだ。ねっ?一緒に帰ろうよ??」
満面の笑みで迫る咲。
「咲?昨日言ったよね?今日はダメだって」
だが、舞も何か自分の考えがあるのか、それを貫こうと譲らない。
「どうしても・・・?」
「ええ、どうしても」
舞がきっぱりと断るので、咲は膨れっ面を見せて不満そうにする。
 
「じゃあ、あたし今日はもうここから動かないから。家にも帰らないもん」
そして、あぐらをかいてその場に座り込んでしまった。
「ちょっと咲?そんな所に座っちゃ汚いわよ」
だが、咲はプイッとそっぽをむく。
「ねぇ、咲?」
やはり、まったく聞く耳をもたない咲。
「・・・もう・・・・・私、洗い物してくるからもう行くわね。咲?とにかく今日はダメだから、いつまでもそんな所に座ってちゃダメよ」

そして、それだけ言い残し、返事のない咲をほったらかして舞は行ってしまう。
咲はそんな舞の後ろ姿を相変わらずの膨れっ面で眺めているのだった。
 
 
43670 B:2007/01/13(土) 15:18:49 ID:???O
 
 
それからしばらくして、舞は道具を洗い終えて再び美術室に戻る。
 
と、廊下では咲がまだ座り込んでいた。
 
(・・・もう・・・咲ったら)
 
廊下を歩く他の生徒達も何度か振り返り、その姿にクスクスと笑いながら歩いていく。
 
だが咲は、そんなことはお構いなしにそこに座り込み、舞の姿を確認すると大きく手を振った。
「まーいっ!」
「咲?みんなに笑われてるわよ・・・」
「いいの。あたし舞と一緒じゃないと帰らないから、もうここから動かないって決めたんだもん。だからね、舞?一緒に帰ろう?」
先程の膨れっ面はどこにいったのか、咲は再度満面の笑みを見せる。
 
そして、とうとうそのしつこさに根負けし、先に舞が折れた。
「もぅ・・・どうなっても知らないわよ」
「いいのいいの~」
そして、ようやく咲は満足して立ち上がると、パンパンと叩いてスカートの汚れをはらった。
「じゃあ帰る支度するからちょっと待っててね」
「うんっ!!」
半ばあきれ顔を見せ、舞は教室に戻っていった。
 
 
 
それから、二人は校舎から出て帰り道を歩き始める。
外はもうかなり薄暗くなり、風も一層冷たくなっていた。
その冷たい風が吹くたびに肩をすくめて身を丸くする二人。
 
「それでね、みのりったら・・・・・」
そして、しばらくたわいもない話をしながら歩いていると、咲はある違和感に気づいた。


44670 C:2007/01/13(土) 15:20:13 ID:???O
 
 
なんだか今日は舞が遠い気がする・・・
確かにいつもは見ているほうが恥ずかしくなるくらいぴったりと寄り添って歩く二人だが、今日はその間に人一人分くらいの隙間ができていた。
 
それで咲は次の一歩を大きく斜め前に出して体を舞のほうに寄せた。
 
(あれっ・・・!?)
 
だが、それと同時に舞も体を一歩寄せ、二人の間には再び人一人分の隙間ができる。
 
めげずにもう一度体を寄せる咲。
しかしながら、やはり先程と同じように同時に舞も体を動かした。
 
(ブー!!)
 
意地になった咲は口をとがらせて三度目を試みる。
もちろん結果は同じなのだが・・・
 
「ねぇ、舞~?何でそんなに離れて歩くわけ??」
「だって今日は私に近づいちゃダメって言ってるじゃない??」
「どうしてもダメなの?」
「どうしてもダメよ」
舞はあっさりと答える。
 
そしてその話はそれっきり、結局距離が開いたまま二人は歩き続け、舞の隣には相変わらずご機嫌ななめの咲がいた。
 
だが、しばらく歩いているうちに何か思いついたのか咲は足を止める。
 
「どうしたの??」
舞も立ち止まり振り返る。
と、その刹那に咲は舞の首からすっとマフラーを抜き取った。
「ちょ、ちょっと咲!?」
咲は舞の言葉を聞かずに背中を向けると、それに何か細工を施し始める。
 
そして、細工が完成するとあっさりとそれを返し、舞の首に巻いてやった。
 
「咲?これ・・・!?」
「ほら~、早く行くよ」
 
それから咲が前を歩き始めるので、いまいち意図が読めない細工に戸惑いながらも舞はその後を追った。
 
 
45670 終:2007/01/13(土) 15:24:13 ID:???O
再び先程と同じように並んで歩く二人。
だが、しばらく歩くと咲が何やらブツブツとつぶやき始めた。
それに気づき、舞は横目で様子を伺ってみる。
すると、咲は両肩を持ち、いかにもわざとらしく歯をガタガタさせて震えていた。
 
(もぅ・・・・・)
ようやく咲の作戦に気づき、舞は一つため息をつく。
 
「ねぇ咲??」
その言葉に、無言ですがるような目で見る咲。
「こっちくれば??」
「いいの?」
「そんなにされちゃ仕方ないじゃない・・・」
そう言って咲に近づくと、自分の首からマフラーを半分といて差し出す。
「そっちは嫌~!」
「でも、巻いちゃえば同じでしょ」
「でも嫌なの~!」
咲は文句をいいながらそれを返す。
「もぅ・・・咲?今日は少しわがままだよ。子供みたい・・・」
そして今度は、一度マフラーを全てといてから先程とは逆側を咲にわたす。
実は先程、咲は自分のマフラーを舞のマフラーに結びつけていたのだ。
 
一本に繋いだマフラーで繋がる二人。
舞のほうのマフラーを手にとった咲は、満足気にそれを頬にあてていた。
 
それからそれを巻き、今度はいつものようにピッタリとくっついて二人は歩きだす。
 
「ホントうつっちゃても知らないわよ?」
「いいのいいの~。舞の風邪ならもらいたいくらいだよ」
「全然良くないと思うけど・・・もぅ・・・咲ったら」
「あはは~」
顔を見合わせて笑う二人。
 
と、その時ふわりとマフラーが緩み、それは元の二本のマフラーに戻ってしまった。
 
「・・・あっ!!」
 
二人は思わず同時に声を出し、それからお互いの目を見る。
 
「どうしよう??」
「咲はどうしたいの?」
「そんなの決まってるじゃない~」
「ふふふ、今度はもっときつく結びましょ」
 
それから、二人はお互いのマフラーで再び結び目を作った。
堅くて強い結び目を・・・
 
今度は二人を繋ぐマフラーがほどけないように・・・
46670:2007/01/13(土) 15:26:44 ID:???O
タイトル忘れてました...orz
『むすびめ』です。
スレ復活してたので、少し前のSSですが投下してみましたー
47メロン名無しさん:2007/01/13(土) 22:41:02 ID:???0
ガンダーラガンダーラ
48メロン名無しさん:2007/01/13(土) 23:04:03 ID:???0
>>40
どっかにまとめサイトあったはず
49メロン名無しさん:2007/01/13(土) 23:28:10 ID:???0
若葉台市民図書館ね
50メロン名無しさん:2007/01/17(水) 16:28:51 ID:YAc+a6N+0
ほっしゅ
51カレコマ1/2:2007/01/19(金) 20:44:12 ID:???0
傾きかけた陽の光が差し込むサンクルミエール学園の図書室。
窓際で――そこは彼女の指定席――微笑みを浮かべてページをめくる少女

緩やかな曲線を描く緑にも見える美しい髪。
深く静かに、緑の色をたたえた瞳。
微笑みを浮かべる優しい頬。

――こまち…

彼女の名を、――秋元こまち――呼ぶその声に読書を遮られたが特段、不満は無い。
何度も読み返した本だ。内容は諳んじている程だ。
「かれん、何時の間に来ていたの?」

振り返ると本棚にもたれ、腕を組みこまちを睨んでいる彼女――水無月かれんである

蒼く光る髪、太いが美しい形の眉
鋭利な剃刀の様に薄く紅い唇
彼女の意志の強さを感じさせる高い鼻
難を言えば鋭く射るような瞳が見る者に近寄り難い印象を与えるという所か

コレまでに幾度もこまちはかれんに――貴女はもっと笑ったほうが良いのに――と、
注意するのだが――見ず知らずの他人に好かれたいとは思わないわ――と、
一向に人の目など気にせず改め様とはしない。
そんな彼女の頑なさを――子供っぽいわ――と、笑うこまちに
ますます眉を吊り上げ怒った顔をするという訳だ。
52カレコマ2/2:2007/01/19(金) 20:46:35 ID:???0
「さっきから何度も声をかけていたのに、こまちったら私の事を無視して!」
「ごめんなさい。」

かれんとの待ち合わせの手持ち無沙汰に
何度も読み返した本の活字をぼんやりと眺めているだけのつもりだったが、
いつの間にか没頭してしまっていた様だ。

――私にだけはストレートに感情をぶつけてくる――
そんなかれんに、謝りながらも自然と頬は緩んで微笑みを浮かべてしまう。

「もうッ!」
ぷぅッと赤く頬を膨らませ怒るかれんを

――可愛いな――と更にこまちの頬は緩む

幾ら怒った顔を見せてもちっとも応えない様子の彼女に
「私一人で怒って莫迦みたい、もういいわ許してあげる。」

サンクルミエール学園への通学にも
お抱えの運転手が運転するベンツの最上級車マイバッハでやって来る
かれんは家でも――お屋敷でも、と表現した方が正確だが――
眉を動かすだけで何でも思いのままに振舞える。
しかし、こまちの前では我侭一つ通用しない

――そんなこまちとの関係が気持ち良い。

「さあ、帰りましょう。」
「帰りましょう。」
                       おしまい
53メロン名無しさん:2007/01/20(土) 16:49:25 ID:???O
いいね!
おっとりこまちたん萌え
54メロン名無しさん:2007/01/28(日) 12:13:43 ID:???0
S☆S終わっちゃったなア…
55メロン名無しさん:2007/01/28(日) 15:59:53 ID:???0
なんかキレイにまとめちゃって感動モードですかって感じだったな…
やる気なくすわ
56メロン名無しさん:2007/01/28(日) 16:13:13 ID:zny1B2At0
やっぱ、最後だけにアクションシーン気合入りまくりだったな。
だったら、太極拳みたいなショボアクションじゃなくて
最初からちゃんとやっとけってのww
57メロン名無しさん:2007/01/28(日) 18:59:36 ID:???0
精霊の光だか力だかはどこいったんだろうな
58メロン名無しさん:2007/01/29(月) 05:41:33 ID:???0
>>56
まぁそれがプリキュアだし。
無印の最初から妥協してるんだからしょうがない。
59メロン名無しさん:2007/01/29(月) 16:01:13 ID:nMCGfdUa0
>>58
ええ?
でも、無印とMHはまだ比較的アクションシーンに力入れてたよ。
ドラゴンボールばりの、結構激しいシーンとかあったし。
SSからは明らかに、手抜きと言うか・・・何でこんなスローアクションに
なったんだ?って思ったよ。
60メロン名無しさん:2007/01/29(月) 18:24:01 ID:???0
ラストでいきなりこれまでのバトルスタイル捨てたのには笑った
61メロン名無しさん:2007/01/30(火) 05:50:42 ID:???O
冷めた人達だね。
62メロン名無しさん:2007/01/30(火) 13:52:53 ID:???0
あれは冷めるわ
63メロン名無しさん:2007/01/31(水) 00:12:22 ID:???0
冷え冷えでした。
64メロン名無しさん:2007/01/31(水) 01:12:54 ID:???0
星空の仲間達で絶好調ナリだそうです。
65メロン名無しさん:2007/01/31(水) 06:46:14 ID:???O
最終回で「絶好調なり!」を一度も言わなかった件について
66メロン名無しさん:2007/01/31(水) 12:05:07 ID:???0
あんなうそ臭い台詞言わせられるわけないだろ
67メロン名無しさん:2007/01/31(水) 16:17:46 ID:vXT5dO3R0
結構、地味な最終回だったよな・・・。
68メロン名無しさん:2007/01/31(水) 16:39:44 ID:???0
>>65
言ってただろ…常識的に考えて
舞と一緒に
69メロン名無しさん:2007/01/31(水) 16:44:45 ID:???O
だけどMHの最終回よりは綺麗にまとまってたな
70メロン名無しさん:2007/01/31(水) 22:57:45 ID:???O
せっかくのマターリスレも抗争に巻き込まれ荒廃していくのか…


こうなったらあの歌しかあるまい
71メロン名無しさん:2007/02/01(木) 09:55:23 ID:???0
だってやってられないジャン
72メロン名無しさん:2007/02/01(木) 20:43:59 ID:???O
おぼえていーますか
目と目があったーときーを

おぼえていーますか
手と手がふれあったとーき

それははじーめての 愛の旅立ちーでしーた

I love you so.
73メロン名無しさん:2007/02/01(木) 22:11:13 ID:???0
>>69
寧ろむりやりキレイに繕ってるのがすごく寒かった
74メロン名無しさん:2007/02/01(木) 22:28:06 ID:???0
あの適当な雰囲気エピローグじゃ子供すら誤魔化せん
それともあえてあんな風に無理矢理な終わらせかたをすることで5への切り替えを図ってるのか?
75緑の郷で1/3:2007/02/06(火) 01:50:21 ID:???0
――満、ドコへ行くの?
朝、休日だというのに着替えを済まして
出てゆこうとする満に薫が声をかけた。
「ドコって…薫には関係なでしょ!」
――バタンッ!
乱暴にドアを閉めると逃げるように出て行ってしまった。

――昨日の夜、叱ったからかしら…
晩御飯をあまり食べない満に――昼間メロンパンを10個も食べるからよ――
そう言って――メロンパン禁止令――を出した事をかなり怒っているらしい。

――ほら、やっぱり!

こっそりと満の後をつけて来た薫は
――やっぱりね――
いそいそと咲の家であるパン屋さん、
パンパカパンに入っていくのを確認してため息一つ。
――こうなったら満がメロンパンを買う所を現行犯で抑えてもう一度お説教しなきゃ!
そっとお店の中を覗いてみるとソコには…

――ちょっと!何で!?
パンパカパンの厨房で!厨房の中で!み・みの・みのりちゃんと
仲良さそうに一緒にパン作り!!??
76緑の郷で2/3:2007/02/06(火) 01:53:13 ID:???0
一体ドコをどう歩いたのか、何時の間にかひょうたん岩の上で
ぼんやりとしている自分の姿に気がついた

――満…メロンパンだけでなくみのりちゃんまで…
――私に内緒でみのりちゃんとあんなに仲良さそうに…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

怒りの炎がメラメラ燃え上がってきたものの…

――くすん…
頬を熱いモノが伝わってきた。
――世間知に長けた満の方がこの世界では上手くやっていけるのね…

不器用で笑顔を作ることが苦手な薫に比べ、早々とこの緑の郷での
生活に慣れた満は積極的に学校でも友達を作り、
咲や舞とも、他のクラスメート達とも愉しそうに学校生活を送っている
それに比べて…
――みのりちゃんだって愉しいお姉さんと一緒のほうがイイよね…

その日の夜遅くに帰ってきた満に声をかけることなく
ベッドで眠った振りをする薫であった
77緑の郷で3/3:2007/02/06(火) 01:55:06 ID:???0
――薫、これからパンパカパンまで付き合ってくれない?
放課後、満に腕を引っ張られて付き合わされたパンパカパン…

「何よ、またメロンパン買うの?勝手にすればいいじゃない!」
「メロンパン?そうじゃないわよ、勿論メロンパンは買うけれど、
 用事はそれだけじゃないの、みのりちゃん、薫を連れてきたわよ!」

――みのりちゃん?

とっとことお店の奥から笑顔と一緒に走ってやって来たみのりちゃん!
「わあい!薫お姉さん!」
ぎゅっ!っと薫の腰に思い切り抱きつかれて――あわあわ、み、みmのりちゃhん!
戸惑う薫の横顔を見て満が――ぷっ!――吹き出して

「みのりちゃん、薫お姉さんに渡したいものがあるんでしょう?」

――みのりちゃんが私に渡したいもの?

「うんっ!薫お姉さんに!バレンタインチョコ!満お姉さんにも
 お手伝いしてもらってみのり一生懸命作ったんだよ!」

――バレンタインチョコ!!私に!バレンタインチョコ!!

ヨカッタネ!薫!
                    おしまい

「はい、薫、私からもチョコあげる。メロンパンをチョコで包んで…」
「いらない」
ちょっぴりザンネンダネ!満!
78メロン名無しさん:2007/02/07(水) 01:21:32 ID:???0
5のOPが糞だった
79メロン名無しさん:2007/02/07(水) 17:53:14 ID:???0
♪ ワン!ツー!スリー!フォー! プリキュアーファーイブ!!
80メロン名無しさん:2007/02/07(水) 18:07:52 ID:???O
OP、曲はまあ許容範囲だが
後はもう…
81メロン名無しさん:2007/02/07(水) 19:32:22 ID:???0
EDがその上をいく酷さ
映像に関してはどっちも絶句
82メロン名無しさん:2007/02/07(水) 20:39:53 ID:???O
ねぇねぇなんでこのアニメおわらないの?人気あるの?
83メロン名無しさん:2007/02/08(木) 00:01:47 ID:???0
もうあんまりないよ
84サンク・ルミエールのバレンタイン1/7:2007/02/08(木) 14:17:56 ID:???0
――まっすぐ家までお願いします。
放課後、水無月かれんはお迎えのロールスロイスの本皮シートに
ゆったりと身を沈めると――ほっ…とため息をつく間もなく、
三年生に進級し、生徒会長でもある彼女には処理しなければならない事案が
山積みになっている事を思い出した。

各クラブとの予算折衝、今年一年間の行事の日程と内容…
決めなければなら無いことは沢山ある。休んでいる暇は無い。
鞄から書類を取り出すと気になる所をチェックする事に没頭していた。

「どうかなさったの?」
ふと顔をあげバックミラー越しに運転手に問いかける。

先ほどから車はちっとも前に進まない。

「申し訳ございません、お嬢様…本日は商店街が大変混雑しておりまして…」

分厚い窓から外を眺めると――成る程、何時もよりも混雑しているよう…
そんな商店街のあるお店にサンク・ルミエール学園の制服を着た
少女がふたり、入っていくのを見つけた。
85サンク・ルミエールのバレンタイン2/7:2007/02/08(木) 14:19:12 ID:???0
「停めて頂戴!」
――下校中に寄り道してはいけないと校則に定められているのに!

運転手が恭しくドアーを開くのももどかしく、車を降りると
急ぎ足で先ほどの店の様子を伺った。

――あの娘は…二年の夢原のぞみ、隣に居るのは夏木りんね!

ふたりの少女はケーキ屋のショーケースを愉しそうに
――こっちの丸いの美味しそう!
――あそこのもカワイイ!あれやこれや賑やかに冷やかしている様子

「あなた達!こんな所で一体何をしているの!?」

かれんが大声で怒鳴り込むとお店中の他のお客さんまでびっくりして
かれんの方を何事かと振り返るがお構いなしに

「下校時の寄り道は厳禁のはずよ!」厳しくのぞみとりんに問い詰めた。
「あののあの…生徒会長さん…ちょっと…その…
もうすぐバレンタインなのでそのお買い物を…」

「バレンタイン?」
86サンク・ルミエールのバレンタイン3/7:2007/02/08(木) 14:20:48 ID:???0
――翌日の生徒会でかれんは早速、昨日の事を切り出した。

「サンク・ルミエール学園の生徒の中に学校帰りに寄り道をして行く
 生徒が見受けられます。これは重大な校則違反であり
 今後厳しく取り締まっていくべきです!
 それだけではありません、昨日私が捕まえた生徒は
 バレンタインチョコの買出しをしていたという事です。
 私、水無月かれんは生徒会長として、バレンタインディのチョコレートを
 学園への持込を禁止とさせて頂きます!意義ありませんね!」

                ―――告―――

 本年度より学園内への食べ物の持ち込みはお昼のお弁当以外一切厳禁とする
 2月14日は校門にて持ち物検査を厳しく実施する。
 違反者は学園からの退学措置とする。
                               以上
                        生徒会会長 水無月かれん
87サンク・ルミエールのバレンタイン4/7:2007/02/08(木) 14:22:26 ID:???0
「あちゃー…」

今回の厳しい措置の直接の戦犯、のぞみとりんは図書室で頭を抱えていた。

「よりによってお堅い生徒会長に見つかったのは不味かったわね…」
「どうする?」
「どうするどうするどうする?」

――本当に、かれんには困ったものね…

頭を抱えるふたりの背後から――図書委員の秋元こまち――が声をかけた。

「どうにかなりませんか…」

ふたりとも特別誰かに――チョコをあげたい!という訳ではなかったが、
ソコはソレ、恋に恋する夢見る乙女としては一年に一度のお祭り騒ぎに
何もしないなんてツマラナイ。

ソレに生徒達の中にはのぞみとりんの所為で!って
廊下を歩くふたりに対する目が厳しい気がする…

「どうにかなりませんか…秋元センパイ…」
「そうねぇ…かれんが一度決めたらちょっと無理かも」
「そんなあ!」

「私の家の和菓子屋でも今年はチョコレート大福を作って
 大々的に売り出そうとしていた所だから困るわね」
「チョコ大福?」
「うふふ…冗談。…でも私もかれんの強情には
 一度お灸をすえなきゃ!って考えていたの…」
88サンク・ルミエールのバレンタイン5/7:2007/02/08(木) 14:24:12 ID:???0
2月14日、バレンタインディ当日――

校門では生徒会が登校する生徒達一人一人を厳しくボディーチェック!
校門以外の壁をよじ登り学園へと侵入を図る生徒達もクラブの予算増額を餌に
動員された運動部員達の手により一人残らず捕らえられ、
憐れ彼女達の夢の詰まったチョコレートは一つ残らず没収されて行ったのでした。

「かれん、おはよう。」
腕を組んで怖い顔した水無月かれんに秋元こまちがのんびりした顔でご挨拶。

けれどかれんはこまちとの挨拶もそこそこに
「コラッ!あなたは夢原のぞみね?ちゃんと鞄の中もお見せなさい!」

「忙しそうだから私はもう行くわ、放課後は図書室で待ってるから。」

そう言うとこまちは教室へと歩いていった。
89サンク・ルミエールのバレンタイン6/7:2007/02/08(木) 14:25:44 ID:???0
「かれん、今日はご苦労様。」
「本当にご苦労様、よ!あれほど厳しく禁止だと通達してあるのに!」
きつく眉を寄せ頬を紅潮させまだまだ怒り収まらぬという表情。

「かれん、一生懸命なのは良い事だけれども、張り詰めていたらつまらないわよ。
少しだけ気持ちを緩めてみたら?」
「私は生徒会長なのよ、一旦甘い処置を下したらなし崩しにどんどん
 規律が緩んで言ってしまうわ!」

「うふふ、まあ良いわ。とにかく今日はお疲れ様。
熱いお茶でも飲んで、一息入れたら?」

こまちから渡された熱いマグカップに一口――ぐいっと…

「――!――これって!?」
かれんの喉に落ちる甘い飲み物、鼻に抜ける甘い香り、薄桃色の唇についた茶色い跡。

「美味しいでしょう?ホットチョコレート。」
「こまち!」

――生徒会長が騙まし討ちに会ったとは言え禁を犯してしまった!
「私、明日退学届けを提出…」

にっこりと微笑むとこまちが――くいっと
マグカップからホットチョコレートを飲み干した。
「困ったわね…あなたが退学届けを出すというなら私も同罪って事かしら?」

「…」
「かれん、外を見てごらんなさいよ。」

こまちに促されて図書室から外を眺めるとそこには…
90サンク・ルミエールのバレンタイン7/7:2007/02/08(木) 14:27:11 ID:???0
――!――

学園のベンチで、大きな樹の下で、
――センパイ…私と一緒にホットチョコレート飲んでください!
――私とホットチョコレート飲まない?
サンク・ルミエール学園の女生徒達が、あろう事か生徒会役員や運動部の生徒達までが
そこかしこでカップルが誕生して仲良く寄り添いホットチョコレートを飲む姿が!

「こ・ま・ち〜!!あなたの差し金?」
「私は皆から相談されたから、
生徒会の通達には"食べ物"は禁止って書いてあるけれど、
飲み物までは禁止していないわね?って言っただけよ。」

「…」

「ほら、温かい内に飲んで…!」

――く・くやしい…でも…美味しい

こうしてサンク・ルミエール学園では2月14日バレンタインディは
オンナノコ同士のカップルが仲良くホットチョコレートを飲むという
習慣が誕生したのでした
                       おしまい
91メロン名無しさん:2007/02/10(土) 18:35:10 ID:???0
く・くやしい…でも…萌ちゃう!
92メロン名無しさん:2007/02/10(土) 21:16:26 ID:???0
何気に力作だな
93メロン名無しさん:2007/02/10(土) 22:47:10 ID:???0
くやしい…でも感じちゃう
94メロン名無しさん:2007/02/11(日) 01:21:32 ID:???0
何だっけそれ
95メロン名無しさん:2007/02/11(日) 17:50:12 ID:???O
ひとりエッチかな
96メロン名無しさん:2007/02/12(月) 15:55:04 ID:pocdnQ8y0
age
97メロン名無しさん:2007/02/12(月) 22:29:33 ID:???0
どっかの同人ネタだったような。
98メロン名無しさん:2007/02/14(水) 16:11:16 ID:oMXqQ27B0
バレンタインあげ。
99水無月かれんの憂鬱1/5:2007/02/15(木) 13:40:37 ID:???0
――しまった!
水無月かれんはおもわず舌打ちをした。

かれんは学園に入学して以来その美貌と優雅な立ち居振る舞いから
サンク・ルミエール学園の薔薇と呼ばれ、女生徒達の憧れの的である。
彼女のリボンはサンク・ルミエール学園で最も美しい形とされ、
学園中の女生徒達が真似をするのだが彼女ほど美しい結び方にはならない。
そしてかれんの制服は皺一つ、勿論染みなどあろう筈も無い。
彼女が通り過ぎれば爽やかな涼風が吹くとも噂され、
失神する女生徒が居たとか居ないとか…

――まずい事になっちゃったな…

サンク・ルミエール学園の正門前で立ち竦む彼女に訝しげな表情を向けながらも
朝の挨拶を済ませると女生徒達はかれんの脇を
すり抜けるように正門へと向かっていった。

――よりによって今日が服装検査の日だったなんて…
正門の内側では教師達がスカートの丈を計り、
リボンが曲がっていないか、なんて所まで入念に調べていた。

「かれん、お早う」
かれんの親友、秋元こまちが何時もの様にのんびりとした声でかれんに朝の挨拶。
100水無月かれんの憂鬱2/5:2007/02/15(木) 13:41:48 ID:???0
「こまち、おはよ…もぅっ!こまちったら!相変わらずリボンが緩んでいるわよ」
そう言うと僅かに緩んだこまちのリボンを――きゅっ…っと締め直した。

「…かれんったら、私は少し余裕のある方が好きなのに。」
かれんにそう言いながらも目が笑っている。
「たとえ親友のこまちでも、校則は校則!よ、気をつけなさい。」
きつい目で叱るような顔をしている、かれんの目も笑っていた

「かれん、早く学校へ入りましょ?」
「ええ……」
曖昧な返事でそのまま動こうとしないかれんの態度に

こまちは「どうかしたの?校則違反でもしているのかしら?」からかう様な声。
無論、かれんが校則違反などする筈も無いのだが。
「バカね、生徒会長でもあるこの私が校則違反なんてしている筈がないでしょう?」
「うふふ、そんなにむきにならなくっても…」

「いいわ、行きましょう、ええ!行くわよ!服装チェックなんて怖くないわよ!」

こまちはズンズンと大股で歩くかれんを素早くチェックしてみたが
確かに違反している様な点は見つからなかった。

――おかしなかれん…彼女の後姿を眺めながらまた微笑むこまちであった。
101水無月かれんの憂鬱3/5:2007/02/15(木) 13:43:07 ID:???0
――今朝のかれんはやっぱり様子がヘンだったな…
休憩時間にそんな事を考えていたこまちに
「秋元さん、着替えないの?体育の授業始まってしまうわよ?」
クラスメートに促され、慌てて更衣室へと向かった。

更衣室ではクラスメートの大半は既に着替えを終え
早速グラウンドへ飛び出して行く者や
いつまでも友達とのお喋りに夢中になっている者もいてとても賑やかだ。

――かれんは…ドコかな…?
ロッカーを開きながらさりげなくかれんの姿を探してみると…
――かれんったら…どうしたのかしら?まだ着替えていないの?

こまちは着替えながら横目でかれんの様子を伺うが、
何時までたっても着替えようとしない
難しい顔をして腕を組んで天井を見上げるで無く視線を彷徨わせ
イライラした様子で座っていた。

「かれん、着替えないの?体育の授業始まってしまうわよ?」
先ほどクラスメートに同じ事を言われたな、なんて考えると可笑しくなってきた。

「何が可笑しいのよ、私はのんびり屋のこまちと違って着替えるの早いんだから!
 だから、私に構わずにさっさと先にグラウンドに行ってきなさいよ、
…私なら後で行くから…」
早口でそう告げると再び腕を組み、目を閉じ――もうこれ以上お話しません!なんて顔

「そう、じゃあ、私は先に行ってるね…」
そう言ってこまちは更衣室にかれんを残して出て行った
102水無月かれんの憂鬱4/5:2007/02/15(木) 13:44:18 ID:???0
――あー!私今日はお弁当パス!
お昼休みのお楽しみ、お弁当の時間になったのにクラスメート達の叫び声
その声に同調して――私も、我慢する…そんな返事も飛び交う教室

「皆は何を騒いでいるのかしら?」
かれんは一緒にお弁当を食べるため隣に座るこまちに尋ねた。

「うふふ、午後は身体測定があるでしょ?だからよ。
 少しでも体重を軽くしたい、そんな乙女心ではないかしら?」
お箸でご飯を口に運びながらこまちは答えた。

「身体測定って…!?今日だったかしら!?」
こまちも驚いてお箸からニンジンが落っこちる程かれんの反応は鋭かった。
かれんは眉を顰めサンドイッチを食べる手も止まり、またまた視線は宙を彷徨う。

「かれん、あなたはちっとも太ってなんかいないわ、
だから安心して沢山食べても平気よ」
お弁当箱の中に落っこちたニンジンを再びお箸で拾い上げ
かれんの口に運び「さあ、食べて食べて!」と薦めたが、
かれんは「違うのよ…体重の事ではなくって…」もぐもぐとニンジンを食べながら
なにやら他の事が気になる様子。
「体重の事ではなくって…何?」聞き返すこまちに何か言いかけたが、

――なんでもない…
103水無月かれんの憂鬱5/5:2007/02/15(木) 13:45:41 ID:???0
「かれん、ちょっと付き合って」
かれんの手を握るとこまちは廊下へと連れ出しどんどんと引っ張っていった。

「こまち、ちょっと待ってよ、ドコへ連れて行くの?…って更衣室?」
戸惑うかれんを更衣室に押し込み、パタン――とドアーを閉めると素早くカギをかけ
こまちは小さなポーチから白いハンカチを差し出した。

「かれん、コレ新品だから。」
有無を言わさずこまちから差し出されたハンカチを広げると…

「パ…パンティー!?」

「私、急にくるから何時も用意してあるのよ」
「こまち一体どうして…」
「知っているのかって?かれんの事なら何でも知っているわよ。
 学園の薔薇、水無月かれんがカワイイ花柄プリント下着を
履いてるなんて…ちょっと…ね!」

「コ・コレは違うの!ちょっと間違えて、あの、あわ、あ…」

「うふふ、かれん、カワイイ!」

「――って言うか、一体どうして知ってるのよ!」
                       おしまい
104森の熊さん 1/1:2007/02/15(木) 13:47:55 ID:???0
「ねえ、ほのか、森の熊さんって知ってる?」
「♪ある日、森の中、熊さんに出会った…って童謡の事?」
「そうそう、変だと思わない?」
「何が?」
「だって♪お嬢さん、お逃げなさい…って…なんで?
 熊さんは落としたイヤリングを追いかけて返してくれる程親切なんだよ?
 どうして"逃げろ!"なんて言うんだろう?」
「なぎさ、熊って雑食なのよ。」
「雑食?」
「そう、木の実も食べれば、お肉も食べちゃうの。」
「それって…もしかして!?」
「そう!熊さんはお嬢さんをお肉として食べてしまおうとしたのよ!」
「――怖ッ!」
「その抗い難い本能との葛藤して、お嬢さんを食べてしまう事に躊躇した…
 そして♪お嬢さん、お逃げなさい…と言う言葉になったのよ」
「成る程。」
「…なぎさ、私にも抗い難い本能があるのよ!なぎさ!逃げてッ!」

――?――
ちょッほ・ほのか!いやッや・やめ…アッ…アッー!…

                         ――くすん…

「だから逃げてって言ったのに…」
                  おしまい
105メロン名無しさん:2007/02/15(木) 18:01:04 ID:???0
ほのかさん逃がす気ないんでしょw
106帰り道 1/2:2007/02/17(土) 22:41:28 ID:???0
――うふふ…
「なあに?急に笑いだしたりして。」
放課後のサンク・ルミエール学園の校門までの長い長い道のりを歩きながら
水無月かれんは傍らの秋元こまちが不意に笑い出したことを咎めた。
「うふふ、なんでもないの。只ちょっと可笑しくって。」
「何かあったの?」
「それがね…」

――気がついたら辺りは真っ暗、坂道で転んで膝すりむいて
――痛くて泣いている私に「痛いの痛いの飛んでいけッ」ってしてくれたの。
――不思議なんだけど、その時本当に痛みが消えたんです。

――気がつけば辺りは真っ暗、物陰から急に鳥が飛び出してきて
――怖くて泣いている私に「怖いの怖いの飛んでけ〜」ってしてくれたんです。
――不思議なんだけど、その時怖いって気持ちが消えたんです。

「…ですって、あのふたり。」

「また、あのふたりの話?」
最近こまちは何を気に入ったのか二年生の夢原のぞみと夏木りんの話ばかりする。
「仲が良いのね、カワイイでしょ…――ッ!」「危ないッ!」
僅かに捲れあがった石畳に足を取られたこまちが
「――こてん!…――痛タタッ!」――転んでしまった。

「大丈夫??まって、あそこのベンチで休みましょう。」
こまちの肩を支えベンチに座らせたかれんは
近くの水飲み場でハンカチを冷やし足首を冷やし、
鞄から絆創膏を取り出して擦り剥いた膝小僧に貼りてきぱきと処置をした。
107帰り道 2/2:2007/02/17(土) 22:43:16 ID:???0
「痛くない?」

「うん……ちょっと足首を捻ったみたい」
「大変!保健の先生呼んでこなきゃ!」慌てて駆け出そうとするかれんの袖を引っ張り
「ちょっと休んでいれば平気よ…それよりそばに居て欲しい。」
こまちの碧の眼で見詰められてかれんは「こまちがそう言うのなら…」
言いながらベンチに座った。

「なんだか久しぶりね、こうしてふたりっきりなのも。」
「そうかしら?」
「そうよ、生徒会の仕事が忙しいからっていつもも私の事を一人にして」

「こまちだって最近二年生の子達と仲が良いみたいじゃない?」
「――うふふ…」

「寒くない?」
「平気よ」

「こまち、眠っちゃったの?」
陽が落ち周囲の森は薄暗く影を集め、街路灯の灯りがベンチのふたりを包み始めた。

肩にもたれ掛かり静かな寝息をたてるこまちの寝顔を眺めながら
「相変わらずのん気なんだから……」

傷めた足首に手を当ててかれんは小声で
「痛いの痛いの…飛んでけー…なあんてね…」

――うふふ……
「あー!こまち、寝たふり?」
                         おしまい
108メロン名無しさん:2007/02/18(日) 22:09:17 ID:???0
age
109メロン名無しさん:2007/02/19(月) 14:31:37 ID:???0
死ね
110メロン名無しさん:2007/02/20(火) 13:24:37 ID:???0
いいね
このふたりにちゅうもくしてるお^^
111メロン名無しさん:2007/02/21(水) 00:08:13 ID:???0
お^^
112メロン名無しさん:2007/02/23(金) 23:20:41 ID:???O
かれん「好き」
こまち「改名しなさい」
113メロン名無しさん:2007/02/24(土) 00:44:21 ID:???0
死ねよ
114メロン名無しさん:2007/02/24(土) 00:45:26 ID:???O
207氏、246氏書かないの?
115207:2007/02/25(日) 13:43:45 ID:723q9ApD0
>>114
いますよ。
でも、何だか以前の白血病をネタにしたSSは
何だか鬱な気分になってしまって・・・・。
元カンニングの、相方の方が白血病で亡くなったのを
ニュースで知った時、マジで白血病と言う病が
難病なんだと知ってから、これをネタにSSを書いてしまった事に
現実に、この難病で苦しんでる人の気持ちを考えなかった自分が
恥ずかしく思えてきた・・・・。
だから、あれから全く書いてないですし、恐らくこれからも
書けなくなりました・・・・。
その代わり、別のSSを書こうと思ってます。
今度は、アクションモノで行こうと思ってます。
116246 ◆Ed5pVPso76 :2007/02/25(日) 20:38:56 ID:???O
私の方は完全なるドン詰まりです(ノ∀`)
戦闘機でどうやってマーブルスクリューすんのよ…
脳内にビジュアルは浮かんでもとても文章にはできないよ…orz

つーわけで、前SSの設定をある程度引き継ぎつつ、とあるロボットアニメと絡めた新SSを既に製作しております
ネタ通じる人がいるかどうか不安ですが、完成したら投下しますんでその時はよろしくお願いします
117プリキュアの資格1/1:2007/02/25(日) 22:06:20 ID:???0
夢原のぞみと夏木りん、春日野うららに秋元こまちそして水無月かれん
五人が揃ったという事で親睦会でもやらない!?という訳で…

「プリキュア5!五人が揃ったという事でリーダーから乾杯の音頭をお願いします」
さすがは体育会系の夏木りん、仕切りが上手。
「…こほん!それでは…」
立ち上がりかけた水無月かれんの声を掻き消すように
夢原のぞみが大きな掛け声で「みんなでガンバロー!OH!」

「かんぱ〜い!」
「よろしくお願いします…」
「うふふ、乾杯!あら、かれん…立ち上がってどうかしたの?」
「……いいえ…何でも…ないの…」頬を紅くそめて座りなおしたかれんは
あらためて小声で「……乾杯……」

プリキュアの資格、リーダーの資格を己に問う水無月かれんであった…。

                              おしまい

207氏!246氏!まってますよン♪
118メロン名無しさん:2007/02/26(月) 00:01:39 ID:???0
死ね
119207 ◆GmgU93SCyE :2007/02/26(月) 14:14:28 ID:???0
>>246
そうですか・・・やはり構想に詰まってますか・・・。
結構、順調に書いてても急に辻褄を合わせたり
するのに悩んでしまうんですよね。自分もそうだったりしますが。
でも、246さんのSSは前スレから読ませて頂いてるので、自分も
楽しみだし、心強いっす。

>>117
かれんさん・・カワイソス・・・。
自分の次回作は、アクションモノですが、
結構元ネタが、複数あったりします。
取りあえず、頑張って書いていこうかなと思っとります、はい。
120メロン名無しさん:2007/03/01(木) 21:38:31 ID:???O
wktk
121お弁当 1/1:2007/03/04(日) 12:02:55 ID:???0
――ジリリリリ…
何処か遠い世界から聞こえるベルの音、
――…こまち…こまち…
私を呼ぶのは誰?
瞼に突き刺さる光の束
温かな布団の園から連れ去られる私は――眠り姫…

「こ・ま・ち!!いい加減起きなさい!!」

乱暴に布団を剥がされた所で漸く私は眠りの世界から現実の世界へと帰還した

――なんてポエムな事かんがえてる場合じゃなかった!」
昨晩は自分でも驚くくらいアイディアが次から次へ浮かび
  お気に入りの万年筆が原稿用紙を奔って絶好調!
  お陰で原稿用紙の山を築き上げ、心地よい疲労感、
そして達成感を得る事には成功したものの、
朝寝坊でお母さんに叱られるという恥ずかしいオマケ付――という事だ。

「バスに乗り遅れるわよ!急いで朝ごはん食べなさい」
和菓子屋の母はまだ朝の暗い内から起き出して、仕込みを済ませると
私たち家族の朝ご飯の準備までして―のんびり屋―と言われる私とは
確かに大違いかもしれない

――お母さ〜ん、リボンが巧く結べなーい!綺麗に結んで!
毎朝の事だけれども、私はどうしてもリボンが上手に結べない。
右が大きくなったり、左に傾いたり、キツク結んで息が出来なったり

「仕方ないわねえ…」
顔を寄せ真剣な目でリボンを結ぶお母さんから甘い餡子の香り。
――ありがとう――そう言う私には目もくれずさっさと台所へ帰る後姿…
が、両手で余る大きな重箱を重そうに抱えて直ぐに引き返してきた
「お母さん、またお弁当多く作りすぎちゃった…
 水無月さんに分けてあげなさいね」

――両親と離れ離れに暮らす私の親友、幼馴染、水無月かれんの事を気遣って
毎朝、ワザと大目にお弁当を作っていること位は私だって知っているんだからね
                        おしまい
122メロン名無しさん:2007/03/04(日) 13:53:03 ID:???O
GJ!
小町カワユス
123メロン名無しさん:2007/03/04(日) 21:07:54 ID:???0
あああああ
124女子高等部女子寮1/4:2007/03/05(月) 05:37:04 ID:???0
――な・ぎ・さ〜!!――
昨晩、遅くまで起きていたせいで
焼きたてパンを熱い紅茶で機械的に胃に流し込んでも眠気は去らず
そのまま寝惚けた頭のままで通学路、雪城ほのかの声で立ち止まる
「どうしたの?」

「なぎさ!忘れ物!」
駆け足でやってきた雪城ほのかが息を切らしたまま定期入れを差し出す
「あッ!ゴメンゴメン!」どうやら改札で忘れたようだ
「もう!なぎさったら寝惚けちゃってるんだから!
高校生なんだからシッカリしないと…」

「判ってるわよ…そんなにポンポン朝から文句ばっかり言わないでよ…」
そう言い返したものの、最近のほのかはとても元気だ
新生活、高校の新しいクラス、気難しい性格のほのかは
巧くやっていけるか心配だったが杞憂だったようだ

――?――
定期入れを渡したのにまだ何か言いたそうな顔をしているので
「まだ何かあるの?」
「ネクタイ!だらしないなあ!」
そう言うとほのかは私の曲がったネクタイをいったんほどくと締めなおしてくれた
黒髪からふわりとしたシャンプーの香りに鼻をくすぐられる
「ハイッ!出来た!」ポンっと私の肩を叩くと「じゃあね!また放課後ね!」
クルリと身を翻すと私を置いてサッサと坂を駆け足で走っていった
「まったく…ほのかってば…同い年の癖にお母さんみたいに面倒見たがるんだから!」
125女子高等部女子寮2/4:2007/03/05(月) 05:37:52 ID:???0
「ヒューヒューヒュー!なぎさ!朝から熱々〜!」
下世話な声に振り返ると其処には同じクラスの
久保田志穂と高清水莉奈達クラスメイトのニヤニヤ顔
「――え?――」
「なぎさと雪城さん、高校生になっても相変わらずのバカップルぶりね!」
「ば?バッカップル!?違うよわ!そんなんじゃないの!」

「良いなあ…あんなにカワイイ彼女が居て!」
――だから違うっての!!でも…
――ほのかって可愛い…かな?

なんて事のあった日の晩御飯、ベローネ学院高等部女子寮の食堂で

――うん…可愛いほうだな…いや!かなり可愛いんじゃないかナ?
テーブルの向かい側でご飯を食べるほのかを私はあらためて見直す
――××…?…なぎさ!
「え、え?何?」
「もう!さっきからお箸からぽろぽろご飯こぼしてるよ!」
「あ、ゴメン…」
「なぎさ…大丈夫?朝からなんだかヘンだよ…」
クリッと小首をかしげて私を見つめるほのかの顔…可愛い…!

「何でもないわよ!」慌ててご飯を口にかき込む様にして食べると
「ゴチソーサマ!」
これ以上この場にいたらおかしくなりそう!
126女子高等部女子寮3/4:2007/03/05(月) 05:39:24 ID:???0
寮の個室に戻って一人になっても頭に浮かぶのは…ほのかの顔…
ほのか…何時の間にあんなに可愛くなったんだろう?

――コン…コン…なぎさ…
ほのかの事を考えていたらほのかがドアーをノックしてきた

私は慌てて取り繕う様に、落ち着いた声で
「ほのか?どうかした?」
「入ってもいい?」
「そりゃあ…構わないけど…何か用?」
「辞書を貸してもらおうと思って…」
「良いよ!勝手に使って!」
そう言うと私は極力自然に振舞おうとベッドに寝転び壁を向いた
背中で感じるほのか気配、私の本棚から辞書を探す様子

「ねえ、何処?」
「端っこだよ!右端!みぎ…は…じぃぃぃ!!!!」
振り返った私の目に飛び込んできたのはお風呂上りでバスタオル一枚のほのかの姿!
127女子高等部女子寮4/4:2007/03/05(月) 05:40:38 ID:???0
「ほ・ほ・ほ・ほのかァ!?あ、ああ、あんた!な・な・な・何て、格好してるの!?」
「え?何で?」
「――ナンで…って…ほのか!子供じゃないんだから!
そんな格好でうろつかないでよ!」
私は精一杯平静を装い、礼儀作法に厳しいオトナの高校生を演じてみせた

「うふふ…なぎさったら私の姿を見てドキドキしちゃってるの?」
「バ・ババ・バ・馬鹿!そんなんじゃないわよ!」
「だったら良いじゃない?ヘンななぎさ!オンナノコ同士なのに!…」

「そういう事じゃなくって!年頃のオンナノコがそんな格好で
うろつくなって言ってるのよ!大体女の子の裸なんか見たってどうもしないわよ!」
「ふーん…私の裸なんか見てもどうもしないんだァ?」
悪戯っぽい目で私を見つめるほのかの目が妖しく光った
「そ・れ・な・ら!コレならどう?」
そう言うとほのかはバスタオルに手をかけると
勢いよく脱ぎ捨てた!
「止めなさいって!□○×△※○××!…アレ?」
私の目の前にはノースリーブのタンクトップにホットパンツのほのか…

――ぷッち〜んッ!!…
「アハハ!なぎさったら、ビックリした?…アレ?なぎさ?
 …ちょっ…だ…駄目…」
「ほのかアアアア!!!!」
                              おしまい
                        ほのかの貞操も
128メロン名無しさん:2007/03/05(月) 13:18:36 ID:???O
>>121
こまちの生活感が溢れ出てていいね
読んでるだけでのんびりしそう
129メロン名無しさん:2007/03/05(月) 14:32:58 ID:???O
女子高等部〜
なんか可愛いお話・・・いいね。
最後の一行は・・・
130メロン名無しさん:2007/03/09(金) 17:22:27 ID:???0
ほしゅ
1311/4:2007/03/10(土) 12:02:55 ID:???0
「ほのかちゃん、付き合って!?」
「好きです、雪城さん!」
「一緒に両国に行きたいでごわす」
「ほのかさん―――」
「雪城ちゃん―――」
「―――!!」


と言う訳で、高校生になってもほのかはやっぱりモテモテ。
いや、むしろ中学時代よりもモテモテで、それはやっぱり『女子高生』になったから…かも。
けれどこんなにモテモテなのに、返事はいつも決まって「ゴメンなさい」なのだ。
でも、それにも関わらず

―――ドサリ

下駄箱を開けると、相変わらずラブレターが落ちてきて、思わずハァとため息が出る。
「もう困ったなぁ。一体どうすればいいのかしら…」
気持ちは嬉しいんだけど、今は男の子と付き合おうとは思わ無いのよね…
と、そんな事を思いながらラブレターを拾って、もう一度「フゥ…」と息を吐く。
だけどその時
―――ん?付き合う?…そうだ!
「ウン、付き合えば良いのよ!それにそうすれば……ウフフッ!」

名案が、ピコン!と閃いた。
1322/4:2007/03/10(土) 12:04:18 ID:???0

「あたしとほのかがデート!?」
「うん!」

と言う訳で、これが名案です。

「私が誰かとデートしてるって事になったら、きっと告白も減ると思うのよね。だから、ね?お願いなぎさ!」
「そういう事ならいいケド…でも」
納得したけれども、まだ少し不満そうにほのかを見る。
「だからって、何であたしが男の子に変装しなきゃいけないの?」
「だって、女の子同士でデートしたって意味無いでしょ?それともなぎさは、私が本当に男の子とした方が良いと思うの?」
「う…よくない」
「でしょ!」
ニッコリとほのかが微笑む。
「じゃあ、ちょっと練習しましょうか?」
そして、なぎさの傍にトンと軽やかに近寄ると
「まずは並んで歩く練習!」
と、腕を絡ませた。

「どう?」
「何か、ちょっと照れくさいね…」
「ウフフ。でも、こうした方がもっと恋人同士に見えるかしら?」
クスリと笑って、なぎさの肩にチョンと頭を乗せる。
長い髪がフワリと風に揺れ、爽やかな香りが、ドキッと心を高鳴らせる。
1333/4:2007/03/10(土) 12:05:41 ID:???0
―――ああ、やっぱりほのかってカワイイなぁ
髪はサラサラでイイ匂いだし、体もいかにもオンナノコって感じで柔らかいし、それにムネだって意外と…
……って、あたしってば何考えてんのよ!?

「どしたの?」
「―――!?何でもナイ!!」
何でもない何でもない。まったくもって何でもないのだ。
「そう…じゃあ次は、私を抱きしめて?」
「な、抱きしめる!?」
だけど何でもないはずなのに、妙に声がうわずっているのは何故だろう?
「そうよ。恋人だもん当然でしょ?だからホラ、あそこに男子部の子がいると思って、早く私を抱きしめて!」
「う、うん…」
妙な説得力にゴクリと唾を飲み込んで、それから深呼吸して―――ムギュウッ!
「…んっ!なぎさ、もうちょっと優しくして…」
「ゴ、ゴメン!…こう?」
少し力を緩めて、ギュッ
「…うん」
そして、そんななぎさの胸の中で、ほのかがウットリと瞳を閉じる。

―――あぁん、もう幸せ!次はなに練習しようかしら!?


なんか、目的ずれてません?
1344/4:2007/03/10(土) 12:07:05 ID:???0

で、数日後
結果はどうなったかと言うと―――


「雪城さんと美墨さんて付き合ってるらしいよ!?」
「えーマジで!?」
「俺、二人が抱き合ってるとこ見ちゃったもん」
なんてコトになっちゃいまして

「うーん。変装がバレちゃってたのね。まあ告白も減ったし、結果オーライね!」
と、パチンと手を合わせて、なぎさの腕にキュッと抱きつく。
「それじゃあ、こうなっちゃったら二人でデートに行きましょうか!?」
「あ、ありえない…!」

―――なーんてね。ちゃんとそれも予想通りなんだから、フフ♪
135メロン名無しさん:2007/03/10(土) 12:08:15 ID:???0
以上でおしまい。

今更ながら新スレ出来てたんだ
ちっとも気付かなかった…
136メロン名無しさん:2007/03/10(土) 12:10:56 ID:???0
真っ昼間からGJ!
なぎさが女子から言い寄られる編も期待してるよ!
137メロン名無しさん:2007/03/10(土) 20:12:44 ID:???O
(*゚∀゚)=3
138メロン名無しさん:2007/03/10(土) 22:30:48 ID:???0
本編で一遍こういう話をネタっぽくやって欲しかったな
ほのかさんの計画通りっぷりとなぎさの乙女心が良い良い
139メロン名無しさん:2007/03/11(日) 08:06:35 ID:???0
(*゚∀゚)=3ムハー
140青い蝶 1/6:2007/03/13(火) 15:01:43 ID:???0
「放課後ドコ行く?何をする?」
学校からの帰り道、勿論寄り道なんて絶対禁止!なサンク・ルミエール学園だけど、
先生の目の届かない所で羽を伸ばしてお喋りしたり買い物したり…
そして夢原のぞみと夏木りん、仲良しコンビの行く先は…

「ねえねえねえ!りんちゃん!見てみて見て!」
学校帰りの二人の寄り道は大きなデパートでウィンドウショッピング
可愛い洋服見たり、きれいなアクセサリーに憧れたり、値札を見てびっくりしたり

そんなふたりが最後に訪れたのが、下着売り場。
「のぞみ〜!あんたにそんなアダルトな下着なんか似合わないよ!
 こっちの三枚千円のクマさんプリントで十分!」
「ひっどい!りんちゃんってば! 私だってシルクの下着なんか着ちゃうと
ドッキドキのナイスバデーなんだから!」
「ナイスバデーねえ…」
のぞみのお相手は程々に、りんはスポーツブラを一生懸命選んでいた。
「う〜ん…こっちの白にするか…大胆に赤いライン入りにするか…」
「りんちゃんは、いっっっつも!ソレだよね、たまには気分を変えて
乙女なフリル付きなんてどーお?」
「あ・た・し・は!今日も明日も明後日もサッカーテニスにソフトにラクロス
 運動部のスーパー助っ人夏木りんちゃんなんだから、
体を動かし易くてぴったりフィットのスポーツブラって決めてるの!」
「つまんないの〜!」口を尖らせぶーぶー言ってるのぞみの背後から

――コラ!寄り道したら駄目でしょ
141青い蝶 2/6:2007/03/13(火) 15:03:05 ID:???0
「ハ、ハイッ!済みませんって…こまち先輩!脅かさないでくださいよ〜!」
声の主は秋元こまち、のぞみ達より一個上の三年生。

「秋元先輩、見逃してくれますよね?」両手を合わせておどけて謝るりんの背後から
「見過ごせないわね。」ぴしゃりと氷の様な声。

「水無月先輩!」
声の主は水無月かれん、こまちと同学年で生徒会会長、お堅い性格でちょっと怖い先輩。

「水無月先輩こそ寄り道してるんじゃ…」訳では無いのは服を見ればわかる。
「私とこまちは一度家に帰ってから着替えてお買い物に来ているの、
 伝統と歴史のあるサンク・ルミエール学園の制服を着たまま大騒ぎして
 お店にご迷惑をかけるような真似はしないで欲しいわね。」
「それはドーモすみませんでした、うるさくって迷惑な下級生で!」

腕を組んでそっぽ向いたりんは水無月かれんとはなんでだか、
どこかソリが合わないのか遭えばお互いにとげとげとした会話になってしまう。

りんに言わせれば――生徒会長って頭が固くって面白く無い!
かれんから見れば――いい加減でガサツ!
って事らしい水と油…ではなくって水と火の真逆な関係。

「まぁまぁ、りんちゃん!」「かれんもそれ位にしたら?」
そこでのぞみとこまちがふたりをなだめて丸く収める役割という事だ。

「今日はこれ位にしておくわ。けれども明日生徒会室に必ず来る事、判ったわね?」
142青い蝶 3/6:2007/03/13(火) 15:04:00 ID:???0
「ところでこまち先輩と水無月先輩は何を買いにいらしたんですか?」

「うふふ、それがね可笑しいのよ、かれんったら…」
楽しそうに言いかけたこまちの口を慌ててかれんが押さえたが、

「いいじゃない、ふたりにも選んでもらいましょうよ。」
「選ぶって何をですか?」
「下着を買いにきたのよ、かれんったら今までずっと執事の坂本さんが
買ってきた下着をはいていたんですって!」
「こまちぃー…」

顔を真っ赤にして俯く生徒会長なんてレアな光景だななんて考えよりも
さすがに大金持ちは違うな…買い物全部執事さんがやってくれるなんて、
でも確かにちょっと中学三年生にもなって下着はやばいでしょ!って言うか
執事の坂本さんも乙女の秘密の花園下着売り場に今まで買いに来てたんだナ…
のぞみとりんは思わず顔を見合わせ笑っていいのか感心していいのか…
143青い蝶 4/6:2007/03/13(火) 15:06:05 ID:???0
「ねえ、かれん、これなんてどうかしら?きっと似合うと思うんだけど…」
こまちが手にしたのは三枚千円のクマさんプリント。

「こ・ま・ち!真面目に相談に乗ってくれないのなら私、帰るわよ!」
「うふふ、冗談、のぞみさんにりんさんはどれが良いと思う?」

「そうですねえ…」
生徒会長…大金持ち…生真面目…そんな水無月かれんに似合う下着ってどんなの?
って急に聞かれても…またまた顔を見合わせるのぞみとりん。

「それじゃあコレなんかどうかしら?学園のオンナノコは皆コレよ。」

「紐?ひもじゃない!?ナ・ナニ?何ナノ?コレ!?」
こまちの差し出した下着を広げて腰に当ててみたかれんの叫び声。
それは細―い紐の超!超!Tバック!

「うわッ!やっらし〜!」
服の上から当てているだけとはいえ、
紐にしか見えない超Tバック超Tフロントの下着姿のかれんをついつい想像して
思わず顔を赤くしたのはのぞみとりんだった。

「みんなはいているのよね、流行っているのよ!ね!?」
「本当に?」

本当にこんなスゴイ下着を身に付けてるなんて信じられないって顔のかれんが
のぞみとりんに問い詰める。
「のぞみさん、りんさん!?ホ・ン・ト!よ・ね!?」
こまちの妙な迫力に押されて思わずふたりとも

「はいてます。」
「私も愛用しております。」 思わずそう答えてしまうのでした。
144青い蝶 5/6:2007/03/13(火) 15:07:48 ID:???0
「それにしても…」三対一の圧倒的多数でTバックTフロントが良いと薦められたものの
どうしても!?かれんには「下着?これが下着?っていうか紐?」にしか見えない。

「これじゃあ…はみ出ちゃぅ…こほん…その…あの…風邪をひかないかしら?」
「そうね、かれんにはまだちょっと早いかも?
 それじゃあコレにしましょう、ほら!かれんにぴったり!蝶のモチーフ!」

差し出した下着はラメの入った青い蝶を紐で結ぶ―通称バタフライ。
こまちがサッと隠した煽り文句には
――セクシーなナイトライフを演出して悩殺…云々

「コ・コレ!?」

「かれんったら文句ばっかり!せっかくお買い物に付き合っているのに!」
「……だってなんだか初めての事で…スゴイんですもの…」
今にも泣き出しそうなかれんをさらに追い詰めるように

「こっちの蝶か紐か?どっちかを選ぶのよ!」
何時の間にか二者択一の選択を迫るこまち

「………………ちょうちょ…にします…。」

比較的に面積の大きい方を選んだ水無月かれんであった。
145青い蝶 6/6:2007/03/13(火) 15:09:14 ID:???0
翌朝――サンク・ルミエール学園の校門前で爽やかな朝の挨拶がこだまする中
一台のベントレー・アルナージュ・プレミアムリムジンがしずしずと停車した。
いわずと知れたサンク・ルミエール学園の薔薇の華、水無月かれんの登校風景である。

水無月かれん様がご登校なさると気がついた生徒達は熱い視線で
今か今かと高級車から憧れのマト、かれん様が降りてくるのを待ち構えていた。
そんな生徒達の中に昨日のふたり、のぞみとりんも居た。

――カチャッ…軽快な音と供に後部座席のドアーが開かれると
サッと麗しの水無月かれん様が降りて…来なかった。

――どうしたのか?と覗き込もうとしたのぞみとりんに
「下から覗いちゃダメッ!!」車内からかれんの声が飛んだ。
「…ホント…に…ダメなんだから…」

水無月かれんはゆっくりと脚を揃えて慎重に車から降りると
内股でちょこちょこと、カバンでお尻を押さえてうつむいて歩く、
そんなかれんの姿は何時もの麗しのかれん様とは大違い。

―お体の具合でも悪いのかしら?
訝しげな顔でそれでも挨拶をする生徒達に返事もそぞろ。

「ねえねえねえ、りんちゃん、もしかして水無月先輩って昨日のパンツ…」

――その時、春風がサンク・ルミエール学園を吹き抜けていった!

                        ――青い蝶がちらり、と空を駆けていきました。
                                                   おしまい
146メロン名無しさん:2007/03/14(水) 13:54:22 ID:???0
キモーイ
147メロン名無しさん:2007/03/14(水) 18:59:03 ID:???0
(*゚∀゚)=3 GJ!
148メロン名無しさん:2007/03/15(木) 08:02:43 ID:???0
GJ!! あんまりエロすぎなくていい
149メロン名無しさん:2007/03/15(木) 22:24:58 ID:???O
(*´∀`)Ъ GJ!!

関係無いけど、のぞみってアスペルガー症候群っぽいよね
150メロン名無しさん:2007/03/16(金) 00:19:32 ID:???0
(*´∀`)Ъ GJ!!

関係無いけど、のぞみってアスペルガー症候群っぽいよね


151メロン名無しさん:2007/03/16(金) 22:02:15 ID:???0
(*´∀`)Ъ GJ!!

関係無いけど、のぞみってアスペルガー症候群っぽいよね

152メロン名無しさん:2007/03/16(金) 22:35:32 ID:???0
(*´∀`)Ъ GJ!!

関係無いけど、のぞみってアスペルガー症候群っぽいよね
153メロン名無しさん:2007/03/16(金) 23:46:03 ID:C3LtB0ohO
何コレ
154メロン名無しさん:2007/03/17(土) 21:03:41 ID:???0
ピッチピュア〜!!


今の時代、白黒といえばセイントオクトーバーですよ。
白黒が消えたのはセイントオクトーバーに負けたから。
155メロン名無しさん:2007/03/17(土) 22:50:21 ID:???0
(*´∀`)Ъ GJ!!

関係無いけど、のぞみってアスペルガー症候群っぽいよね



156メロン名無しさん:2007/03/17(土) 23:48:35 ID:???0
いい加減そのネタで引っ張るのはつまらんぜ?
157メロン名無しさん:2007/03/18(日) 01:35:21 ID:???0
(*´∀`)Ъ GJ!!

関係無いけど、のぞみってアスペルガー症候群っぽいよね




158メロン名無しさん:2007/03/18(日) 20:43:38 ID:???O
関係ないけど、こいつってアスペルガー症候群っぽいよね
159メロン名無しさん:2007/03/18(日) 21:58:31 ID:???0
(*´∀`)Ъ GJ!!

関係無いけど、のぞみってアスペルガー症候群っぽいよね
160メロン名無しさん:2007/03/18(日) 22:32:56 ID:???O
もうやめてくれよ
161メロン名無しさん:2007/03/19(月) 21:38:34 ID:???0
自演?
162メロン名無しさん:2007/03/20(火) 14:49:00 ID:???0
(*´∀`)Ъ GJ!!

関係無いけど、のぞみってアスペルガー症候群っぽいよね
163メロン名無しさん:2007/03/22(木) 21:28:33 ID:???0
(*´∀`)Ъ GJ!!

関係無いけど、のぞみってアスペルガー症候群っぽいよね

164独白1/2:2007/03/22(木) 23:03:16 ID:???0

―――ジャーッ……

「ふぅ…」
熱いシャワーのお湯が幾つもの玉となって、肌の上を滑り落ちて行く。
そしてそれと一緒に、私の緊張も溶けて行くような気がする。

緊張って?それは、これからやって来る瞬間に対するこのドキドキ。
これから私は愛しい彼に抱かれてオンナになるの。
ずっと待ち望んでいたし、とっくのとうに覚悟も出来ていたのに、こんなにも緊張するなんて思わなかった。

彼とは完全に一目惚れ。初めて会った瞬間から、もうゾッコン。
爽やかな笑顔、素敵な声、それに何といっても私の事を一途に思ってくれるその優しさ――
会えば会う程に、知れば知る程に彼のトリコになっていっちゃった。
だからね、確かにドキドキしてるけど、それは緊張だけじゃなくてとっても嬉しかったりもするんだ。

―――キュッ

「ふぅ…」
と、そんな事を考えながらシャワーの栓を締めて、最後にもう一度深呼吸して覚悟完了。
濡れた素肌にタオルを巻いて、私は今、彼の下へとこの扉を開ける。


「こっちにおいで…?」
部屋に入ると彼が優しく手招きしてくれた。
それに導かれるようにベッドへと近付き、彼の隣に腰を下ろす。
「ちょっと怖いかも…」
「大丈夫。さあ、力を抜いて…」
「うん…」
その声にコクッと頷いて、そしてそっと目を閉じる。
逞しい彼の胸、一杯の幸福感が私を包み込む。
とその時、頭の中に一人の顔が浮かんできた。

―――フフ、お先にゴメンね。ほのか…

165独白2/2:2007/03/22(木) 23:04:51 ID:???0

―――ゴチンッ!

「のわっ!?」
「コラッ、メップル!あんた人のベッドで何やってるのよ!?」
涙目で振り返ると、握りコブシそのままでなぎさが立っていた。

「な、なぎさ!?いつの間に帰ってきたメポ!?」
「いつの間に!?じゃないわよ。ちゃんと『ただいま』って言いました!」
トボケた言葉のメップルに、なぎさが呆れたような顔で反論する。
と、そんな彼女の後ろから、別の黒髪がフワリ――
「ミップルまで一緒になって、もぅ…」
「ほのか!?まさか、ほのかも見てたミポ!?」
「うん。なんかいい雰囲気で中々声をかけ難くて…」
少し顔を赤くしながらほのかが答える。
ちゅーことで今更だけど、さっきの独白はミップルだったんですね。あはは

「ったくもう。あんた達って目を離すと直ぐにコレなんだから、マッタク…」
「だってもう我慢できないメポ!せっかくミップルと一つ屋根の下に暮らせるようになったのに、
いっつも邪魔ばっかり入って……クゥッ!メポ!」
「ちょっとメップル、何も泣かなくたっていいじゃない」
「フンッ!…そう言えばなぎさ、そんな事言ってるけどメップルは知ってるメポ」
「な、何をよ…?」
と、ちょっとドッキリ。
―――まさか?いや、でも…

「なぎさとほのかだって、メップル達が寝た後に―――」
「うわあっ!うわわわわっ!!」
「きゃー!?きゃあきゃあきゃあ!!」
これ以上は言わないで!とばかりに、顔を真っ赤にしながら二人が両手をブンブン。
ちゃんとね、知ってるんですよ。だって一つ屋根の下だもん。

と言う訳で、今日の騒動は痛み分け……

「二人で―――」
「この、まだ言うか!おりゃネルプ、そんでもってシカルプ!ははん、夢の中で叱って貰いなさい♪」
166メロン名無しさん:2007/03/22(木) 23:06:01 ID:???0
以上でおしまい。
語尾のミポは?っていう突っ込みの受け付は終了しました


ところで関係ないけど、のぞみって俺の嫁だよね
167メロン名無しさん:2007/03/23(金) 12:35:59 ID:???O
(*´∀`)Ъ GJ!!


関係無いけど、のぞみはみんなの友達です
168メロン名無しさん:2007/03/24(土) 02:16:33 ID:???0
のぞみうざい
169メロン名無しさん:2007/03/24(土) 13:23:01 ID:???O
のぞみとかどうでもいいから去れ
170メロン名無しさん:2007/03/24(土) 20:10:31 ID:???0
自演乙。
171水無月かれんの初恋1/3:2007/03/25(日) 13:55:13 ID:???0
――ナッツ…
間接照明の薄明かりの中、水無月かれんは一人ベッドの中で呟いた

物心ついてから今日まで、乙女の花園サンク・ルミエール学園育ちで、
男性と言えば水無月家に古くから仕える執事の坂本さん以外知らない
かれんにとって、ナッツのワイルドで陰の在るその風貌は
新鮮な魅力に溢れていた
大きな柱時計が十二時を告げ、明日がやって来ても
ナッツの姿が瞼に浮かび、低く落ち着いた声が想い出される

――ナッツ…
使われなくなった古い家とは言え同じ水無月家の敷地内
若い異性が近くに居る…そう考えただけでなんだか…ドキドキする

――趣味も良いのよね…
ナッツが始めると言うアクセサリーショップ
アンティークのブレスレット、ネックレス、イヤリング、指輪、香水の瓶…
ガラスケースに収まった数々の品…
その品のどれもがかれん好みの落ち着いた風合の在るよい品物だった

――これってもしかして初恋…
慌てて生まれて始めて頭に浮かんだ言葉をかき消す
172水無月かれんの初恋2/3:2007/03/25(日) 13:58:24 ID:???0
――ナッツ…なのよ…ね…
生徒会室での最初の出会い、愛らしいぬいぐるみの様な彼の姿を思い出した
ナッツとナッツ、どうしても二つの姿は巧く結びつかない
――ふぅ…大きくため息をつき、羽毛布団を跳ね上げ立ち上がった
春近し、しかし窓を叩く風は冷たく、急いでガウンを羽織ると厨房へと向かう
――何か温かい物でも飲んで落ち着かなきゃ…

執事の坂本さんが使う事務机のある部屋から廊下に洩れる光
――坂本さんったら、まだ起きているのかしら?
そっと扉を開き部屋の中を窺うと
執事の坂本さんが額に指を当て古い帳簿を開き難しい顔をしていた
「坂本さん、どうかなさったの?」
「ああっ!これはかれんお嬢様、起してしまいましたか」
かれんの声に驚いて慌てて帳簿を閉じると他の書類の影に隠した

「いえ、良いの…ちょっと温かい飲み物でも頂こうと思っただけだから
 それよりもどうかなさったの?難しい顔をしてこんな夜更けまで…」
素早く手を伸ばし机の上から書類で埋もれた帳簿を拾い上げさっと目を走らせた
「これは一体…?」
173水無月かれんの初恋3/3:2007/03/25(日) 14:01:29 ID:???0
坂本さんは観念したのか胸ポケットからハンカチを取り出し額の汗を拭くと
「お嬢様!申し訳ございません」
親子、いや孫ほど歳の離れたかれんに向かって深々と頭を下げた

「ち…ちょっと!やめてください坂本さん、本当に何があったの?」
いつ何時も冷静で落ち着きはらった執事の坂本さんの思いがけない行動に
かれんの方が慌ててしまった

「お嬢様、申し訳ございません、実は水無月家の家財を確認していたのですが…
 どうやら、泥棒に入られてしまったようで…
水無月家代々に伝わる貴重な品々が根こそぎ…」
「水無月家代々伝わる貴重な品々?」
財産管理一切を坂本さんにまかせっきりのかれんには何の事かさっぱり解らない

「つまり、かれん様も大事になさっていた
アンティークのブレスレットやネックレス、イヤリングに指輪それに香水の瓶…」
――嗚呼!成る程!
――どうりで趣味が合うわけだ…って!うあああおおお!!ナッツ!!!
                              おしまい
174メロン名無しさん:2007/03/25(日) 17:28:35 ID:???0
(*´∀`)Ъ GJ!!

関係無いけど、のぞみってアスペルガー症候群っぽいよね




175メロン名無しさん:2007/03/25(日) 18:33:18 ID:???O
今回もしっとりした作品の投下、ありがとうございます。しっとりと和ませて頂きました。
毎度かれんが大人っぽくて素敵です。坂本さんとのやりとりが似合いますね。

次回作も楽しみにしています。





(*´∀`)Ъ
176メロン名無しさん:2007/03/26(月) 03:57:43 ID:???0
またこいつかよ
177メロン名無しさん:2007/03/26(月) 21:38:33 ID:???0
(*´∀`)Ъ GJ!!

関係無いけど、のぞみってアスペルガー症候群っぽいよね







178メロン名無しさん:2007/03/26(月) 22:30:58 ID:???O
削除出来ないの?
179メロン名無しさん:2007/03/27(火) 00:47:14 ID:???0
は?
180メロン名無しさん:2007/03/27(火) 14:12:24 ID:1/Ey8upF0
そろそろアク禁対象にする?
181メロン名無しさん:2007/03/27(火) 14:35:42 ID:???0
この程度でアク禁て
182メロン名無しさん:2007/03/27(火) 19:01:23 ID:???O
NG登録しとけばいいだけじゃないの
183メロン名無しさん:2007/03/27(火) 23:07:25 ID:???0
ほっといて40ぐらい溜まったらアク禁なるからそれまで我慢しろ
184メロン名無しさん:2007/03/29(木) 11:04:35 ID:???O
みんなピリピリしてて怖いよ……
たった一人の為にこんな雰囲気になってしまうなんて……
185メロン名無しさん:2007/03/29(木) 13:49:06 ID:???O
お前とか…
186メロン名無しさん:2007/04/05(木) 14:02:38 ID:???0
ほっしゅ
187メロン名無しさん:2007/04/07(土) 14:33:01 ID:8vj2NWyc0
ほっしゅ
188メロン名無しさん:2007/04/10(火) 08:09:06 ID:AWJQUO9/O
ほっしゅ
189メロン名無しさん:2007/04/11(水) 08:35:06 ID:???0
キュアレッドきもい…
190メロン名無しさん:2007/04/12(木) 22:18:26 ID:???0
191メロン名無しさん:2007/04/14(土) 17:56:00 ID:???O
キュアルージュのこと?
192メロン名無しさん:2007/04/18(水) 17:37:57 ID:???0
キュアキュアが不足してきた…
193メロン名無しさん:2007/04/18(水) 17:38:51 ID:???O
統合軍ネタの人はどーした?
194メロン名無しさん:2007/04/22(日) 21:07:41 ID:???0
日曜の朝にプリキュアってすっごく面白いアニメやってるんだよっ!って皆に言いたい
195メロン名無しさん:2007/04/22(日) 23:25:41 ID:???0
死ね
196メロン名無しさん:2007/04/23(月) 13:05:57 ID:???0
うらら「みんな〜!楽しい動物のお友達をみんなで呼ぼう!せ〜の…!」

――と、そこにナイトメアの刺客、ギリンマとコワイナーが!

ギリンマ「ククク…今日こそドリームコレットを頂くぜ!
     殺ってしまえ!コワイナー……――ドゴンッッ!!!」
コワイナーを一撃で吹き飛ばす強烈なパンチ!

「うららちゃんの初ステージの邪魔すんじゃねえッ」
金色のロン毛をなびかせたマッチョなおじさん…サーキュラス!?

なぎさ・ほのか「相変わらずの金髪炉利っ子好きねェ…」
197メロン名無しさん:2007/04/28(土) 02:10:57 ID:???0
電車から下りる私の隣にやってきて
腕を組んでベローネ学院までの長い長い坂道を歩いて行く

朝陽が気持ちの良い長い長い坂道
私たちふたりが並んで歩いて行くのを見て
学院の生徒達がなにやら耳打ちをしている

――ほのかは気にならないのかな?

他人が何か勝手な想像を巡らしている事に…
まあ、確かにどうでも良い事だ、他人が何を考えていようと
けれども、ただ一つ困ったことがある

それは…ほのかの…柔らかい胸が私の腕に当たる事だ
オンナノコ同士、何が気になるの?と問われればソレまでだけれども…

――ほのかは気にならないのかな?

おもいきって聞いてみようと振り返ると

意外なほど近くにほのかの顔。
慌てて正面を向きなおし、問いかけた言葉を飲み込む。

――ねえ、ほのか…私の事…好き?
                       おしまい
198メロン名無しさん:2007/04/28(土) 17:45:35 ID:???O
(*゚∀゚)b
199メロン名無しさん:2007/05/03(木) 21:23:59 ID:???0
(∩´∀`)∩ワーイ
200メロン名無しさん:2007/05/06(日) 13:39:18 ID:???0
――お互い経費の事では苦労するねえ…
「あんたは!」

サンクルミエール学園の遊歩道を歩く五人の前にナイトメアの刺客
ブンビーが現れた!

「今回は使えない部下の変わりにコイツに経費をつぎ込んだのだよ!」
ブンビーは不気味な仮面を取り出すと不適な笑みを浮かべた

――?――
「別に何時もと変わりが無いような……」

「この辺のツヤとか!ったくコレだから素人は困る!
 その身をもってコイツの恐ろしさを味わうがイイ!」

ブンビーがコワイナーを憑依させようと不気味な仮面を放り投げ…

――のぞみがナイスキャッチ!

「あ……!」
「……え?」

「つまり…お互い…お金には苦労するねえ…
 ソレは職人が丹精込めて作った良いものだから、
売れば良い金額になる部費の足しにしてくれたまえ!
それでは今日はこの辺で…アディオス!」

きびすを返し去ってゆくブンビー

「ブンビーさんって…カッコいい!」
おしまい
201メロン名無しさん:2007/05/06(日) 13:58:34 ID:???0
ブンビーさんGJ!w
202メロン名無しさん:2007/05/06(日) 22:37:17 ID:???O
ちょっとワロタ
203メロン名無しさん:2007/05/07(月) 11:08:04 ID:???0
誰に売るんだYO
204メロン名無しさん:2007/05/07(月) 12:13:51 ID:???0
うんこ
205こまち加入の真実:2007/05/07(月) 12:45:55 ID:???0
先日、プリキュアメンバー増員の件でサンクルミエール学園に行った時、
図書室で紹介された図書委員が辛党だった。

かれん「彼女は何でもうんざりするくらいタバスコをかけるのよ」とか。

だから、パルミエ王国から持ってきたハバネロジュースをプレゼントした。  

「こまち(本名)、お土産のジュースだココ。あげるココ。」  

美味しそうなパッケージね。ありがとう。←プスっと開ける。
ゴクッ ジュースね。チュ―ッ ゴクゴク ふーん。
それで、聞きたいことがあるんですけれど、このドリームコレットの、
ふ ふ、フォ━━(━(━(-( ( (゚ロ゚;) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
えー何コレ?マジ美味しいわ?いやすごいわ!!ゴクッゴクッゴクッ
どこで売ってるの?おタカさんの店?アジアンマーケット?
ない?知らない?ゴクッゴクッゴクッ
うっわーいいわこれ! ゴクッゴクッゴクッ
おおぉぉ!燃える!燃える! ゴクッゴクッゴクッ
あーダメ!あーダメ!神様!信じられない! ゴクッゴクッゴクッ

(ここらへんでプリキュアのメンバーが異常を察して集まってくる)

ノー!ノー!絶対あげないわよ(誰もくれと言ってない)ゴクッゴクッゴクッ…アハァーーー!  
すばらしいわ。あなたの部屋にあるジュースを全部売ってくれないかしら?

「それはパルミエ王国で買ったんだから、(パルミエ王国は)もうないよ。」

( ゜д゜ ) ←本当にこんな顔した


パルミエ王国復興してからもメールでハバネロジュース頼まれた。箱単位で。
206メロン名無しさん:2007/05/07(月) 13:11:18 ID:???0
ハバネロか懐かしいな
207メロン名無しさん:2007/05/07(月) 21:16:22 ID:???O
>>205
久々にそのコピペ改変見たわw
208メロン名無しさん:2007/05/08(火) 10:35:09 ID:???0
(*´∀`)Ъ GJ!!

関係無いけど、のぞみってアスペルガー症候群っぽいよね
209メロン名無しさん:2007/05/11(金) 09:25:46 ID:???O
>205
こまち人変わりすぎワロタ
210メロン名無しさん:2007/05/17(木) 20:55:51 ID:???0
妹属性も獲得したこまち最強説
211メロン名無しさん:2007/05/21(月) 10:51:36 ID:???0
「緑の部屋」

私はサンクルミエール学園に進学が決まり、
一人暮らしする事になりました。
とあるマンションで生活を始めているうちに、
ある日部屋に小さな穴があいているのに気づきました。
その穴は隣の部屋に続いていて、何だろうと覗き込みました。

すると、穴の向こうは緑色でした。
隣の部屋は緑色の壁紙なのかな、と思いつつ次の日も、次の日も
私は小さな穴をのぞいていました。
いつ見ても緑色なので、隣の部屋が気になった大学生は
マンションの大家さんに聞いてみることにしました。
「私の隣の部屋にはどういう人が住んでいるんですか?」
すると大家さんは答えました。

「あなたの隣の部屋にはプリキュアの秋元こまちが住んでいますよ。」

 驚いた私は、慌てて隣の部屋を訪ねた。
 すると、私の部屋に繋がっているであろう穴に顔を近づけて、熱心に見ている、
綺麗な緑色の髪の女の子がいた。
「あ……す、すいません……い、いけないことだと知りながら……
その、わたくし、あなたのことが気になって……それで……」
羞恥で顔を真っ赤にしながら、その子は言った。
「ひ……一目見たときから、お慕いしておりました……
その、わたくしと……お付き合いしていただけませんか……?」
告白されてしまった。

 彼女の目が緑色なのは、家系だからでお姉さんも同じだそうです。
 なら仕方ないよねー。
212メロン名無しさん:2007/05/21(月) 11:16:13 ID:???0
日曜日、ナイトメア本社での職務怠慢で追求された
3名の幹部(ブンビー・ギリンマ・アラクネア)の裁判が行われたが、
デスパライア様が「ドリームコレット」というものが何か
良く分かっていなかったため、会議にならないというハプニングが起きた。

会議でプリキュア5との戦闘を見たカワリーノ秘書室長が証言していたところ、
デスパライア様は突然こんな事を言い出したという。

「いや、問題は私がその言葉の意味を知らないということ。
ドリームコレットというものが何か私には全く分からないの」

このためブンビー部長がドリームコレット、プリキュアとは何かについて
説明を行ったにもかかわらず、
「まだ私にはその概念がよく分からないんですけど」とデスパライア様。

凡ての願いを叶えると言われているドリームコレットには、
ピンキーが捕獲されており、この事実が今回の作戦の争点となっている。

日曜日の会議はこれで終了してしまったため、
木曜日にはプリキュアの専門家が会議でドリームコレット、
ピンキーについての説明を行うことになっている。
しかしデスパライア様はカワリーノ秘書室長に
「申し訳ないんですけど、専門家さんにはなるべくシンプルに
一番ベーシックな所から説明してくれるよう頼んでくれないかしら?」と
話したそうだ。
213メロン名無しさん:2007/05/23(水) 01:40:15 ID:CCVb4nfH0
(YP5、16話の続きで…。)
のぞみ達、ココ・ナッツも帰路についたのだが、坂本爺やのお迎えもまだのため、
一人残ったかれんさん。
こまちと並んで縁側に腰掛け、今日1日の目まぐるしい出来事を回想するかの
ようにぼんやりと夕日を眺めつつ…。

「こまちが元気になって、ほんとによかった。
  ・・・でも、ごめんね、なにか私、あんまり力になれなくて…。」

「ううん、なに言ってるの、かれん? 
  昨日、かれんが慰めてくれて、とても嬉しかった…。
  かれんはいつでも私を見守ってくれてる。・・・プリキュアになったときでも…。」

「うん…」
――少しはにかみながら頷くかれん。

「あ、でもさっき、あの茂みからいきなり現れたのは、ちょっとびっくりした、かな?」
――こまちは微笑みながら、つい先ほどの光景、目の前の庭の茂みを指差した。

「あ、あ、あ、あれは、ナッツがあまりにも心配だったから!
  だ、だって、ナッツはあの調子じゃ、何を言い出すかわからないでしょ?
  だから、つい、隠れて、あの、・・・」
――思わずしどろもどろで、真っ赤になるかれん。

「うふふ…。」
――そんなかれんに優しく微笑みかけるこまち。

「かれん・・・、ほんとにありがとう」
 かれんに向き直り、じっと見つめるこまち。
「こまち・・・」

――見つめる目と目。
――心なしかこまちの瞳が潤み、思わずかれんの頬も染まり、近づく二人の顔…。

(―ぐぅ…!)
「エ!?」
「ご、ごめんなさい!ほっとしたら、なんか急にお腹がすいてきちゃって…」
「もぅ、こまちったら、こんな時に〜!」(あともうちょっとで、ゴニョゴニョ…)

「だって、昨日からほんとに落ち込んじゃって、ほとんど何も食べてないんだもの…」
「そ、そうだったの?」

ぱっと笑顔になるこまち。
「ねぇ、かれん?まだ時間は大丈夫かしら?
  よかったら一緒にお茶にしない?あまーい羊羹、食べたくなっちゃった!」
「えぇ、モチロン!」
                                      おわり
214メロン名無しさん:2007/05/23(水) 01:44:53 ID:oxhs2FGe0
なんだこのキモイ妄想スレは
215メロン名無しさん:2007/05/23(水) 08:30:03 ID:???0
SSのコミックス第2巻まだかよ・・・。
216メロン名無しさん:2007/05/23(水) 10:39:03 ID:???O
ふたりはプリケツ
217メロン名無しさん:2007/05/23(水) 11:22:05 ID:???0
>>213
うんこ量産
218メロン名無しさん:2007/05/23(水) 17:24:27 ID:???O
>>211
ホラーな話だな
でもこまちたんに監視されたい
219メロン名無しさん:2007/05/23(水) 20:32:07 ID:???0
秋元まどかは神だと思っている。
正月休みに両親とサンク・ルミエール市の秋元さんの実家(和菓子屋)に
食べに行った時の話。
両親と3人でテーブルを囲んで食事をしているといきなり秋元まどかさんが
玄関から入ってきた。和菓子屋に似合わないアメリカンないでたちで。
まどかさんが「私いつもの〜」と言って二階へ上がろうとすると、
店内にいた中学生集団が「まどかさん!」「まどかさんかっけー!」などと
騒ぎ出し、まどかさんが戻ってきてくれて即席サイン会になった。
店内に13,4人ほど居合わせた客全員に店内にあった色紙を使い
サインをしてくれた。
中学生達がまどかさんの母校サンク・ルミエール学園の生徒だとわかったまどかさんは
いい笑顔で会話を交わしていた。
そしてまどかさんは「またね〜」と二階に上がっていき、店内は静かになった。
私と両親はまどかさんの気さくさとかっこよさに興奮しつつ
食事を終え、会計を済ませようとレジに向かうと、店員さん(まどか妹)が
階段の上を指差しながら
「今日のお客さんの分は出してくれましたから。また来てくださいね」と。
あれには本当にびっくりした。
220メロン名無しさん:2007/05/24(木) 00:27:51 ID:???0
死ね
221メロン名無しさん:2007/05/24(木) 03:34:27 ID:???0
>>213
うひっ!年長組はイイねぇ〜!
222メロン名無しさん:2007/05/24(木) 04:00:41 ID:???0
食便
223メロン名無しさん:2007/06/01(金) 06:22:19 ID:???O
保守
224メロン名無しさん:2007/06/01(金) 15:17:16 ID:???0
死ね糞
225メロン名無しさん:2007/06/08(金) 17:19:15 ID:???0
hosyu
226メロン名無しさん:2007/06/16(土) 17:45:05 ID:???0
キュア分が不足してきた
227メロン名無しさん:2007/06/16(土) 20:00:13 ID:dr++WnPvO
そして誰も居なくなった
228メロン名無しさん:2007/06/16(土) 20:27:47 ID:???0
sine
229メロン名無しさん:2007/06/16(土) 20:33:10 ID:???0
cosine
230メロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:46:30 ID:???O
今ここに投下するのは無謀だろうか
231メロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:11:16 ID:???0
いんじゃない?
232メロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:26:37 ID:???0
うんこコイル
233メロン名無しさん:2007/06/27(水) 01:30:26 ID:???0
期待の保守
234メロン名無しさん:2007/06/27(水) 02:32:41 ID:???0
>>213
こまちが笑顔を取り戻せて良かったあ( ´∀`)
235メロン名無しさん:2007/07/04(水) 15:51:37 ID:???O
某ユリキュアスレが容量オーバーで書き込めない。
あの話の続きはここで書いていいのだろうか?
あのスレの職人さん達は、ここを知っているのかな?
236メロン名無しさん:2007/07/04(水) 21:30:50 ID:???O
237メロン名無しさん:2007/07/04(水) 23:51:06 ID:???0
死ね糞
238メロン名無しさん:2007/07/05(木) 06:54:36 ID:???O
この粘着荒らしは何なんだろう…そんなにこのスレが気に入らないのか?
239メロン名無しさん
前スレが容量オーバーになったので立ててみた。
アニキャラ総合スレ。
前スレの話の続きはここで書いてほしい。
http://c-docomo6.2ch.net/test/-/anichara/1183846671/i#b
前スレの住民もここにいると思ったので。
色々スレ違いでスマンかった。