【すでに】地方で観られるアニメ13【厳冬】

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447メロン名無しさん
 指を剥がし終わると手の甲の皮を剥がし始めた。
「この筋肉が、こうなるとこうなるんだ」
 章一は、柄付き針で筋肉や腱をつついたり、引っかけたりしながら説明している。
「ほら、ここをつつくとこっちが動くだろ」
「い、いたいよー。もう、いやっやめてよー」
 眉子は、ポロポロ涙を流しながら、哀願する。
「ちゃんと兄さんの説明を聞いてなきゃダメじゃない」
 亜紀は眉子の頭をたたく。
「これは、どういう筋肉なの?答えなさい。眉ちゃん」
「そ、それは・・・」
 眉子は、痛みの中で章一の説明など聞いている余裕などない。
「これは、こうよ」
 亜紀は、そこを千枚通しで突き刺した。中指と薬指の筋肉が痙攣する。
「いたぁぁぁっ」
「ほら、中指と薬指は連動してるのよ。ちゃんと聞いてなきゃダメじゃない」
 眉子は惨たらしく皮を剥がされ弄ばれている手を見た。頭から血が下がっていくのが感じられる。もう、元通りにはならない手。
 このまま、少しづつ解体されていくのだろう。もう、止められないんだ。
 眉子は頬を平手で打たれた。
「ぼーっとしないで、ちゃんと見なさい」
 亜紀が髪を引っ張る。
「この、繊維が神経だ。指先は痛点が多いから痛感神経も多いんだ」
 章一はそう言うとピンセットで神経繊維をつまみ引っ張った。
「い、いあーーーーーっ、や、やめて、やめーーー!やぁぁぁぁっ」
 指が引きちぎられそうな激痛に眉子は悶えつづける。
「これもそうね」
 亜紀も神経繊維を見つけピンセットで引っ張る。
「や、やめてーーーーーっい、い、い・いたぁぁぁぁー」
「ふふふ、普通の拷問より効率よく痛みを感じさせれるみたいね」
 亜紀はピンセットをさらに激しく動かした。
「うぎぎぎ、うぎゃぁぁぁぁっ」
 眉子は、半死半生で叫ぶ。
 神経繊維が切れると、肉を千切ったり剥がしたりしながら、新しいものを探しいたぶりつづけた。数時間後には眉子の右手は肉が千切れ、骨がはずされ原型を止めていなかった。
「もう、この手は、役にたたないわね」
 手首からぼろ切れがぶら下がっているようだ。
 手首のベルトがはずされ、かわりに万力で手を挟まれた。
 万力を締め上げる。骨が砕かれ血が噴き出す。
 完全に潰れた右手は、手首から切断されビニール袋に入れられた。
 指がない左手も潰され同じ運命をたどった。