【すでに】地方で観られるアニメ13【厳冬】

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438メロン名無しさん
30日目(8月18日)

 眉子は、食事と洗浄を終え拷問室に連れてこられた。
 無くなった小指が痛んだ。
 亜紀が眉子の左手の親指をつかみ言った。
「今日は、この指をとっちゃいましょうね」
 眉子は、涙にむせびながら言った。
「これ以上は、許してください。家へ帰れなくなっちゃいます・・・」
「なんてバカな娘なの。五体満足で家に帰れると思っていたの!あなたは、ここで永遠に嬲り続けられるのよ!」
「そ、そんな!約束が違います!」
「違わないでしょう。あなたが、生きていれば帰してやるわよ。たとえ、手足が千切れていようが帰してあげるわ。せいぜい、死なないようにがんばるのね。
あなたが、途中で、死んだり、狂ったりしたら、家族が皆殺しにされることを忘れないようにね」
 眉子の股間から小便がほとばしった。
 眉子の目は放心したように空中を見つめている。
「あらあら、もう失禁してるわ。正気に戻してあげる」
 亜紀は、眉子の指の関節をプレイヤーで挟みつけた。
「ぎゃああああっ!い、いたっ!」
「正気にもどった?眉ちゃん!今日も1日、拷問してあげるわ!」
 眉子の親指は、捻りあげられ、関節が外れあらぬ方向へ曲がった。
「いたいっ、いたいよぉ!エッエッ」
 眉子は、左手をおさえ泣いている。
「さあ、こんどは、自分で指の骨を砕きなさい」
 亜紀はそういうとハンマーを眉子のわたし、机の上にあるアイビル(金床)を指さした。
「ここに指を乗せて、それで叩いて砕くのよ。出来る?眉ちゃん」
「あーっ、ゆ、ゆるして〜っ!」
 亜紀は、眉子の頬を平手打ちし、眉毛をつり上げ怒った。
「あなた!指と弟のどちらが大事なの!」
 眉子は、唇を噛んで眉をしかめ上目づかいで亜紀を見つめた。
「いい顔よ。笑顔も泣き顔も好いけど、そのすがるような目つきが一番ね」
 ゆるしてと哀願したくてもできない眉子の気持ちを推し量ったように言った。
「さあ、まず、薬指を砕きなさい」
 眉子は薬指をアイビルの上に上げハンマーを振り下ろす。
「くうっ!」
 眉子の細腕では、骨を砕くことは出来ない。ただ、痛いだけである。
「さあ、続けなさい。指の骨を粉々に砕くまで打ち続けるのよ」
 眉子には、言われたとおりにするしかなかった。
 激しい痛みのあまり体が硬直し動けなくなっても容赦無い言葉が飛ぶ。
「休んでいる暇は無いのよ!日が暮れてしまうわ!今日中に指を4本、落とすのだからね!」
「そんなぁ!お願い!もう切り取ってー!」
「切り取ったらそれで終わりでしょう。ボロボロになるまで痛めつけてから引き抜いて上げる」
 眉子は、痛みと戦いながら、指を打ち続けた。
 やがて、指が紫色に腫れ上がった。
「まだ、骨が砕けてないようね。眉ちゃんの力じゃ無理なのかしら。しかたがないから万力で砕いて上げましょう。じゃあ、第1関節から」
 眉子の薬指は、万力によりじわりじわりと圧迫された。
 骨が砕け血が噴き出してもさらに締め上げた。