1升瓶が空になると2本目が注がれた。
「やーっ、もうやめて下さい。千切れちゃいます」
この拷問の意味は2つある。タバスコ注入による痛みであり、もう一つは、重りの役目だ。
1升注入されれば、約2kgの重りをつけられるに等しい。
「いやーっ、破裂するぅぅぅ」
眉子は処女を失って20日足らずの小娘である。子宮もまだ堅く、容量も少ない。2升も入らず音を上げた。
「兄さん、まだ大丈夫かしら」と亜紀が章一の方を振り向く。
「まだ、妊娠5ヶ月ってとこだな。4升は、入るだろ。子宮は丈夫に出来ているからな。破裂したらそれもいいじゃないか」
さらに1升注入される。小指の関節が外れ、指が不自然に伸びた。
「い、いたーっ!ゆるして、ゆ、指がぁぁぁぁ・・・・」
眉子は泣き叫ぶが、拷問者たちは、笑いながら注入をつづける。もう片方の指もはずれ、紫色に膨れ上がっている。
眉子の腹は臨月の妊婦のように膨れ上がり、子宮の内壁をタバスコの
炎が掻きむしっていた。
「もう、だめーっ!ゆ・指を・・・・指を切り落としてく・だ・さいー!」 眉子の苦しみは極限に達したようだ。
「ふふふふ、苦しい?痛い?切り落としたらそれで終わりじゃない。お
ばかさん」
さらにタバスコの注入がつづけられた。5升も入れると、眉子の腹の表面には蜘蛛の巣のように静脈が浮かび上がる。
「あぐぐぐ・・・・ううぅン」
眉子はもう言葉を失っているようだ。指の付け根はピアノ線に締め付けられ、ウインナーソーセージのつなぎ目のようにくびれている。
「まだ千切れないわねぇ。もう、子宮には入りそうもないわ」と亜紀。
「直腸と膀胱にならまだ少しは入るだろ」と章一が言うと早速、実行された。
「ん、んーっ、かっ、かっ」
普通なら、指の感覚は麻痺しているだろうが、眉子にはオピオイド拮抗薬が投与されているため、新鮮な苦痛に嘖まれつづけている。
脳全体を苦痛が支配し言葉が出ない状況だ。眉子の腹は無惨に膨れ上がり、今にも皮膚が破け内臓が飛び散るのではないかと思われるほどだ。セーラー服は、胸しか隠せない。セーラー服の下に膨れ上がった白い腹。
踊るように足を空中でばたつかせている。そんなことをしても苦しみが増すだけだ。意思とは逆に動かさずにいられないのは、限界以上の痛みによる痙攣のようなものだろう。