24日目(8月12日)
敏江が眉子を迎えに来た。どうやら許されたらしい。敏江は眉子の腕をねじりあげた。
「いたーいっ」
眉子は悲鳴を上げた。
「こいつ、こんど騙したら首を捻ってやるよ」
敏江は凄むと体操着に着替えるように命じた。
眉子はブルマーに体操着姿で四つ足で拷問室に入ってきた。
「あら、眉ちゃん。いつから犬になったの?あなた、人間でしょ!立って歩きなさいよ」
亜紀は、眉子を見下ろして言った。
「あ、足が痛くて、立てません」
眉子の足は重傷で、立つことも出来なかった。
「ダメよ。立ちなさい!弟がどうなってもいいの!」
眉子は、立ち上がろうと、足を踏ん張った。土踏まずが裂けるような激痛が走った。もう、額には脂汗がフツフツと浮かび上がってきた。
「眉ちゃん。念のため言っておくが警察に期待しても無駄だぞ。この前、刑視相姦に君の拷問ビデオを見せたらすごい気に入りようでね。
警察で使われている拷問薬が届いたんだ。君へのプレゼントだ。ブルマー姿の君が責められるのを見たいのだそうだ。君の太股の肉を食いたいともいってたな。
我々にとっては、一人の女子高生の生死などどうにでもなるのだよ」
と言いながら章一は、眉子の脹ら脛と太股に送られてきた薬を注射した。
とたんに眉子の足の筋肉が痙攣を起こし始めた。こむら返りが、両足と太股で同時に起こったのだ。
「くううう」
眉子は激烈な痛みに立っていられず、床に倒れた。
「警察で拷問に使う痙攣薬だ。危険なので心臓から遠いところにしか使えないがね」
と章一が説明する。
その間にも痙攣の発作はひどくなり、眉子の太股は小刻みに震えている。
「今日は、スーパーレシーブをマスターしてもらうわ。夕方までに完成させないと、大会に優勝できないわ」
亜紀がニヤニヤ笑いながらバレーボールを手にしている。
亜紀や敏江もブルマー姿だ。スポコンのノリである。
「眉ちゃん。10球つづけてレシーブできたら、許してあげるわ。出来るまでやるのよ」
眉子は、痛みで立つこともできないのだ。そこへスパイクが飛んだ。ボールが眉子の腹に当たる。
「どうしたの。そんなことでは、死んでもらうしかないわね。それでもいいの」
亜紀が脅すと眉子はよろよろと立ち上がった。そこへボールがぶち当たる。眉子はひっくり返った。