新聞雑誌でアニメ・オタク特集が載ったら集まるスレ3

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244メロン名無しさん
朝日新聞 2007年1月8日(月)朝刊1面
(ロストジェネレーション 25〜35歳:7) 難婚世代 年収・趣味、合わないなら1人で

(前略)
 男性 31歳
 横浜市 契約社員
 <理想の結婚相手>
 趣味を認めてくれる人。それが最大の条件。
 自宅アパートのコタツに座れば、手が届く距離に、何体ものフィギュア(人形)が並ぶ。枕元には300冊の同人誌や漫画が積み上がる。
 この運送会社の契約社員は、「アキバ系オタク」を自認する。眼鏡をかけたキャラクター「メガネっ娘」のブログや同人誌までつくる
趣味の充実ぶりと裏腹に、実生活は厳しい。夜勤仕事の契約は半年更新で、月収は手取15万円を切る。
 大学院で研究職を目指したが、2年前に断念した。オタク度が加速したのはその頃からだ。
 両親は、息子の秋葉原通いを知らない。アパートの家賃6万円は、いまも親が払っている。
 父は昨年、定年退職した。母からは「早くちゃんとした就職をして」と頻繁に電話がかかる。
 年金生活になる親に、いつまで頼れるのか。
 先の見えない不安を忘れられるのは、「オタク文化の聖地」アキバがあるから。月4度は通い、メード喫茶に1日に2、3回足を運ぶ。
 学生時代は彼女もいた。結婚はしたいが、それほど強い願望はない。
 「生身の人間はゲームと違って思い通りにならない。専業主夫になっても構わないけど、趣味は一切ダメと言われたら結婚はあきらめます」
 40年後の自分。ヘルパー全員がメード服を着た老人ホームで、介護されている様子が目に浮かぶ。
 家族と一緒にいる自分の姿は、想像できない。
 雇用者の4人に1人が非正社員という世代。男女の思い描く未来の姿が、まじわらない。 (中村真理子、清川卓史)

【写真】自室にあふれるフィギュア。「この居心地良さを失ってまで女性とつきあいたいとは思わない」=横浜市で、戸村登撮影

紙面画像 http://ranobe.sakuratan.com/up/src/up164122.jpg
写真部拡大(カラー) http://ranobe.sakuratan.com/up/src/up164124.jpg