【文化】 “アニメは大人のものなのか…” アニメ離れする子供たち、盛り上がる深夜アニメ★5
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1176315559/ ・子供のテレビアニメ離れが加速している。視聴率は年々下降し、かつて多くの人気番組が
登場したゴールデンタイムからは「まんが日本昔ばなし」などアニメ番組の撤退が続く。
一方、深夜時間帯では大人向けに多様なジャンルのアニメが競合し、複雑に変化している。
「アニメはもう子供たちのファーストチョイスではないんですよ」。アニメに力を入れてきた
テレビ東京の大木広報・IR部長はため息まじりに語る。ビデオリサーチによると、2001年に
6・2%だったアニメ番組の年間平均視聴率(関東地区)は昨年3・6%に。
常に10%以上が期待できるのは「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」など数えるほどだ。
少子化に加え、塾や習い事でアニメの放送時間帯に自宅にいない子供も多く、ゲーム機の
普及が拍車を掛けた−と大木部長は分析する。象徴的なのが昨年秋のフジテレビの番組
改編。「ONE PIECE」が日曜朝に移るなどゴールデンタイムからアニメが消えた。
「ドラゴンボール」といった人気番組を生んだ同局だけにアニメ凋落を印象づけた。
「Dr.スランプアラレちゃん」など視聴率30%を超すヒット作が続いた1970年代後半から
80年代までの隆盛は、もはや過去のものだ。一方で盛り上がっているのが深夜帯アニメ。
美少女もの、ロボットものなど内容は多彩。現在、民放キー局は関東地区で週に
15以上を放送している。
視聴率が期待できない深夜帯でなぜアニメが増えるのか?「アニメージュ」の松下俊也
編集長は「テレビ局の狙いが視聴率から、番組をDVD化するなどした関連商品の
売り上げに移っているため」と説明する。DVDが一万枚売れれば採算が取れ、関連商品や
海外販売の展開も可能というわけだ。キー局幹部も「関連商品で確実にもうけられるから、
低視聴率でも気にならない」と明かす。
アニメは、もはや大人のものなのか?大木部長は「テレビアニメは愛や正義の大切さを
子供に伝えてきた。子供がコアなファンとなる作品を作り続けることは、テレビメディアの
責任だ」と話している。