ザ・サード〜蒼い瞳の少女〜 6点 2006年 全24話
監督:神谷純 シリーズ構成:大西信介 キャラクターデザイン:山岡信一
制作:XEBEC
http://www.kadokawa.co.jp/thethird/ ラノベ原作。(原作未読)
最終戦争で砂漠化し、戦争の影響で危険なバイオ生物や遺伝子操作された超人たちが
残る地球が舞台。人類は「ザ・サード」というエリート三つ目人間たち(美形)に
管理され、オアシスのように点在した都市で、細々と暮らしている。
そんな中、超人的な剣技とパワードスーツ使いの少女が、喋る戦車ボギーとともに、
砂漠で賞金稼ぎとして戦うアニメ。
絵はなかなか良いし、アクションでもよく動く。(崩れる回もあるが)
序盤で何度も作監を務めるキャラデザの山岡信一は、いまこういうアニメ絵が一番
上手いひとりかも、と思った。これで名前覚えたよ。この絵でヒロインの顔が
いろんなアングルや表情で描かれるのを見るのは、楽しかった。
話は、中篇「○○編」みたいなのが何本か入って全24話、というような構成で、
序盤が退屈だが、「○○編」のラストはそれぞれけっこう盛り上がる。
ラノベ原作のせいか説明ナレーションが多々入るが、これは
「演技やセリフで説明しなよ」と何度も思わされた。徐々にこなれては来るけど。
ヒロインは男っぽくてチビで体型ちんちくりんなので、あまり萌えないかも。
ファッションも、無地の白タンクトップ、ミリタリー柄のボトム、軍用ブーツ、指抜き
グローブ、とどめにバンダナと、それなんてアキバ男。視聴中ずっとなんとかして
あげたい思いでいっぱいでした。ただ、明るくてさばけてて、親近感の持てるキャラ。
相棒のAI戦車は渋い堅物で、心配性の、ヒロインの親代わりタイプ。
20話「死線を越えて」の同じAIの対戦車ヘリとの人間なしの一騎打ちは、
なかなか熱い。一見の価値あるCG戦闘シーンです。
他のキャラは、ロリや、ガチレズのセクシー姉ちゃん等。
地味だが、もうちょっと観られててもいいのに、と思うアニメ。