>>19 中国は知らんが、インドでは女児の需要が急速に高まっているそうな
古くから大胆不敵な戦士たちの土地とされてきたインドのラジャスタン州。しかし、そのラジャスタン男性たちも、
くるりとカールした口髭と宝石の装飾が施された短剣だけでは、結婚相手を見つけることは難しい時代になっているようだ。
しかし、もし彼に幸運にも姉か妹がいたら、安心していい。ラジャスタン州では男性に対する女性の人口比が
落ちている。そのため、女の子の親たちは、相手の家族に自分の息子と結婚できる娘がいない場合、娘への求婚願いを断るよう促されている。
この共同結婚条約は、「アータ・サータ」もしくは「ダブル・カップル計画」と呼ばれている。こうした状況で、
伝統的に女子より男子のほうが喜ばれていたインドにおいて、若い女性の需要が上がっているようだ。
インドのいくつかの地域で、人口の男女バランスの歪みが著しくなっている。妊娠中の親たちが息子を望み、
違法の超音波技術検査によってそれを実現させてきた結果だ。
最近行われたインドとカナダの共同研究によれば、インドで、性別が女だと判明して堕胎されている胎児の数は、
一年あたり50万人にのぼる可能性があるそうだ。
報道によれば、女子の不在が村の力学を変えつつあるということだ。ラジャスタン州のボーキ村の村長プラランド・シン氏は言う。
「女の子が全くいないのです。もし家族にひとりでも娘がいれば、その父親はまるで王様のようです。彼は何でも要求できるのです」
彼の村の人口は3000人。過去2年間に、この交換システムのもとで結婚したのは、30家族だそうだ。
報道によれば、花嫁の父が花婿に資産を与える持参金の風習は、多くの地域で完全に姿を消したという。
いまはむしろ花婿の家族が、息子が花嫁を見つけるのに費用の負担を申し出る時代だそうだ。
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081144139620.html