あぼーん
この世界ではレナの宇宙人説も正解になるわけか。
「緑色の火星人が追い掛けてくる」
というハルヒの言葉を聞きグギャ
羽入は異世界人になるのか。
ハルヒ「なによその角?」
羽入「あぅあぅw異世界人なのですwww仲良くするのですw」
ハルヒ「ふうん。バケモノみたい。」
羽入「・・・・」
「うしおととら」読んでると、バケモノって言い方は悪い言葉には読めないんだよね。
読んでない人はどうなんでしょう?
綿流しから一夜明けた。
色々なことがありすぎたせいで一体何をどう考えればいいのかも分からず、しかしこんな時、自分の頭が
数ビットのCPUしか持たないことが幸いしたというべきか、布団の中であれこれ思索を駆け巡らせようと
試した途端、一瞬でフリーズしてシャットダウン、それから約7時間後にようやく再起動させて今、窓から
差し込む雛見沢の朝日を浴びている。
いつもどおりの笑顔で迎えに来たレナ、途中で待ち合わせている魅音と三人で学校に向かう。教室では
沙都子と梨花ちゃんが昨日の疲れを全く感じさせず、元気いっぱいで、トラップにかかる俺をからかう。
まるで綿流しの後の出来事が嘘だったかのような日常。いや、嘘だったのかもしれない。
放課後の部活を終えて帰ろうとすると、沙都子が声をかけてきた。
「今日はみなさんと一緒に帰らせてもらいますわ。ちょっと夕飯のお買い物がありましてよ」
「玉ねぎとお醤油と豆腐、あとブロッコリーと牛乳ですよ。買い忘れに気をつけるです」
「大丈夫ですわ。梨花じゃありませんもの」
「みー?ブロッコリーとカリフラワーを間違えないようになのですよー??」
「なっ……分かってましてよ!もう!心配ご無用ですわ!!」
「あははは。沙都子ちゃんの当番なのかな?それじゃあね、梨花ちゃん。また明日」
梨花ちゃんを背に四人で学校を後にする。
別れ際の会話で思ったんだが、梨花ちゃんと沙都子は一緒に住んでるのか?魅音と沙都子が話す横で、
レナにさりげなく聞いてみた。
「うん。沙都子ちゃんのお家も梨花ちゃんのお家も事情があってね、今は二人で暮らしてるんだよ」
小学生ぐらいの女の子が二人だけで暮らしてるなんて立派だなオイ。当たり前のように親元で暮らす
自分が、少しばかり情けなく思えてきた。
そのままレナと俺は話しながら歩く。
「そういや今日はどうする宝探し?2日ぶりに行くか?」
「うーん……今日は、やめとこうかな。実はね、今日お父さん職安行ってるの。離婚してからずっと
仕事してなかったんだけど、おととい、ちょっとあってね。もうリナさんにも会わないし、これからは
しっかりするって約束したの。だから今日はレナが早めに夕飯の支度して、お父さんが帰ってくるのを
待ってようかなって思って。ごめんね、せっかく誘ってくれたのに」
「いや、全然謝ることじゃない。むしろ喜ぶべきことだろ。そっか、よかったなレナ」
「うん!!」
帰り道の途中、惣菜屋などが並ぶ雛見沢のちょっとした商店街の手前まで来たところで、
「では、わたくしはこの辺で」
沙都子が言った。一人で大丈夫か?買い物に付き合おうかと提案してみたが、
「お気持ちは嬉しいですけど、おつかいぐらい一人できますわ」
と断られてしまった。そうだな、今までもそうしてきたんだろうしな。
「ばいばい、沙都子ちゃん」
「それじゃね沙都子。あー、バイトまであと2時間ぐらいかなぁ」
バイト?
「そっ。親戚が経営するお店でね。ちょっくらヘルプに行くんだよ」
魅音がバイトか。怪しい店で怪しいバイトじゃないだろうな。
「ちっ、違うよ!普通のお店で普通のバイトだよ。ったく!」
魅音の家の近くに着くと、全く身に覚えの無いことを言い出した。
「そういえばキョンちゃん。こないだ言ってた漫画、貸してあげるからウチ寄ってきなよ?」
が、何やら意味ありげな視線を酌んで、
「あぁ、悪いな。そうさせてもらうわ」
とりあえず合わせておく。
「じゃあレナは行くね。ばいばい魅ぃちゃん、キョンくん」
「それじゃ、また明日」
レナがいなくなると、魅音は申し訳なさそうな顔をして、
「時間あるかな?昨日のことで少し話したいんだけど」
そう切り出すと、昨日誰も答えてくれなかった俺の疑問について、詳しく教えてくれた。
オヤシロさまの崇りとは、この村で毎年起こる連続怪死事件の通称らしい。
かつてこの地方には国が進めるダム建設計画があって、それが実行されると雛見沢村はダムの底に沈むことに
なるため、村は一丸となって計画の反対運動をしたそうだ。運動が激化していく中、一年目の惨劇が起こる。
昭和54年、ダム建設現場の監督が建設作業員6人と口論の末に殺害され、遺体はバラバラに。作業員5人は
逮捕されたが、主犯格の男は被害者の右腕を持って逃走し、そのまま行方不明になった。
翌年、北条沙都子の両親が県立自然公園内の展望台から転落死した。事故現場は台風の影響で柵が脆く
なっていて、これが壊れて転落したものとされている。父親の遺体は発見されたが、母親の遺体は発見されず、
行方不明となっている。
3年目は、古手神社の神主、つまり梨花ちゃんの父親が病死。その直後、妻が入水自殺した。鬼が淵沼の
ほとりで遺書と履物が発見されたが、遺体については見つかっていない。
そして去年、北条沙都子の叔母が麻薬常用者によって撲殺された。事件後、沙都子の兄の北条悟史が失踪する。
ちなみに、北条悟史と沙都子は、両親の転落事故があってから叔父夫婦に引き取られていたが、この夫婦から
虐待を受けていた。なお、叔父は愛人のいる興宮で別居している。
つまり、毎年一人が死んで、一人が行方不明になっている。これらの事件は全て、綿流しの日に起きた。
「昨日あんなことになったし、キョンちゃんは知っといてもいいかな、と思ってね。オヤシロさまってのは、
雛見沢の守り神みたいなもので、レナはね、オヤシロさまの話になると笑い事じゃ済まなくなるっていうか、
転校してきたときからずっとそうなんだよね」
確かに、昨日のレナは少しおかしかったな。
「これは、……絶対に内緒にしてよ? レナはオヤシロさまの崇りにあったことがあるんだって。正直言って
被害妄想か何かだと思うんだけど、とにかくレナの前でオヤシロさまの話はしないほうがいい気がするんだよね。
それに、沙都子や梨花ちゃんにとってもあまりいい思い出じゃなかったりするからさ……。あのハルヒって子は
嫌いなタイプじゃないんだけど、綿流しの後の話はちょっと洒落にならないことが多かったかな」
うちのハルヒが大変ご迷惑をおかけしまして、まことに申し訳ございません。なんて菓子折りの一つでも
持って謝りたい気持ちでいっぱいだね。俺が今ここで謝ると変な話になっちまうけどさ。
魅音と別れて家に帰ると、すぐさま着替えてチャリに乗る。ここ何日か忙しすぎだな、俺。
昨日、朝比奈さんと別れて帰宅すると、それを待っていたかのように電話が鳴り、予想通りというか、
SOS団員会議の連絡があった。本日もまた、エンジェルモートに向かう。
途中、ちょうどエンジェルモートに行くところだろう、長門が歩いてるのを見つけ、一緒に行こうと声をかけると、
無感情のままホンの少し顎を引いて同意を表してくれたので、自転車から降りて押しながら並んで歩く。
すると後ろの方から、どこかで聞いたことのある声に呼びかけられた。
「あら、デートかしらお二人さん?のん気なものねぇ」
振り向くとそこには、北高の制服を着た女が微笑んでいる。
朝倉涼子だ。
こいつがいることは古泉から聞かされていたものの、実際に見ると、殺されそうになった記憶がよみがえり、
うっすらと浮かんだ汗がゾッとした背筋をさらに冷やす。
「やだなぁ、二人してそんな怖い顔しないでよ。別に取って食おうってわけじゃないんだからさ」
何の用だ。
「あなたたちに用なんか無いわ。ちょっと雛見沢に用事があった帰りよ。偶然見かけただけ」
長門の方にチラリと目を向けると、どこか緊張感が漂って見える。この朝倉ならためらうことなく人を殺して、
さらに完全犯罪に仕立てるだろう。一触即発の状況に備えて、無駄かもしれんが気構えだけでも持っておこう。
「だから大丈夫だってば。今はアナタに危害を加える気は全くないから」
今は、って何だよ。俺に危害を加える時期なんてものがあるなら、それがいつなのか是非教えてもらいたいね。
「……それに、あたしが何もしなくたって、アナタはこの世界で何度も殺されるんじゃないかしら?ふふふ。
じゃあね、お二人さん。デートのお邪魔してごめんなさいね」
平然とした顔で殺人の予言をして、朝倉涼子は去っていった。
エンジェルモートに入ると、窓際の席で既に古泉と朝比奈さんが待っていたので、俺たちもテーブルに着く。
古泉の野郎がごく僅かでも朝比奈さんと二人だけの時間を過ごしたと思うと、俺にとっては非常に面白くない状況の
はずなんだが、そう感じさせないのは何となく二人の空気が倦怠期のカップルのように冷めて見えたからかもしれない。
今日はデザート半額フェアなんてものをやっているようで、ゴージャスにデコレートされたケーキなど、見ただけで
胃が重くなりそうなデザート写真がメニューに並ぶ。そして甘党の設定でもあるのか、長門がそれを凝視している。
アイスティーとジャンボキャラメルチョコレートパフェを頼む……と、注文の品を確認をするウェイトレスに
見覚えがあることに気付く。
「あれ、喜緑さん?だよね? 奇遇ですね……」って言ってる自分で突っ込みたくなる。奇遇にも程があるだろ。
まぁ、北高もあるわけだし、何かの拍子に巻き込まれたとしてもおかしくはないかもしれんが、よりによって
こんな所でバイトまでしなくてもいいだろうに。
喜緑さんは困ったような笑顔を見せて厨房のほうに消えていった。
二人分のオーダーが済むと、古泉が毎度そうするように、俺も一応報告をした。
「来る途中たまたま長門と一緒になったんだが、そこで朝倉に会ったぜ。俺に何の恨みがあるのか知らんけど、
謎の脅しを残していきやがった。この世界で何度も殺されるとか何とかってな」
「それはどういう意味でしょう?」
知らねえし、知りたくもないね。
「朝倉涼子はループを肯定した」
長門が言葉を挟んだ。……なるほど。んで、俺はループするたび何者かに殺されるってわけか。
「そう。あなたはこの世界で何度も殺される」
うん、別に復唱する必要はないぞ長門。そこはループ無しで頼むわ。
「ハルヒの方はどんな感じだ?変わった様子はあるか?」
今日の本題は、ハルヒの言った『オヤシロさまの崇り』だろう。俺もさっき、魅音から聞いたところだ。
オヤシロさまの崇りってのが何なのか。
「涼宮さんは、その『オヤシロさまの崇り』について興味津々のようです。部室に何やら厚めのファイルを
持ってきましてね、中身は新聞記事のスクラップなどノートのようなものでした。そこにはオヤシロさまの崇りに
ついて詳しく書いてありまして、それを基に僕たちに色々と説明してくれましたよ。それで、今日あたり誰か
いなくなってもおかしくないから気をつけるようにと言われました。変わった事といえば、腕章に書いてある
文字ぐらいですかね。『団長』から『陰陽師』になってましたよ」
ほっとけ。それよりそんなファイルをあいつはどっから見つけてきたんだ。
「聞いてみたんですが、企業秘密だと言って教えてくれませんでした」
しかしなぁ、今度ばかりはイカンだろ。あいつはどうせゲーム感覚で考えてる。妙なファイルはさしずめ
取扱説明書ってところか。
だがな、人が死んでるんだ。自分の身近で起こらなければ現実感が沸かないのはもっともかもしれないが、
対岸の火事なら許されるなんて理屈は無い。それに、俺にとってはあながち対岸でもないんだ。
「どういうことです?」
犠牲者の中には、沙都子や梨花ちゃんの両親もいる。2年目は沙都子の親、3年目は梨花ちゃんの親だ。
「それは……驚きましたね。涼宮さんの説明では、2年目に死亡した夫婦は、1年目の発端となったダム計画の
誘致派の人間で村全体と敵対関係にあったこと、3年目に病死した神主さんはダム計画について日和見主義で
どちらかというと中立派だったことがクローズアップされてました」
……それこそどういうことだ?
「つまり、被害者は皆ダム計画における『村の敵』、もしくはそれに準じた立場と位置づけることができる、
ということなんですよ。1年目は直接ダム建設に関わる人間、4年目は反対派の親族と、年々『村の敵』の
基準は緩やかに解釈されていってますが」
待て。それじゃまるで村ぐるみでの犯行みたいじゃないか。だいたい殺されただけじゃなく、自殺や事故も
あるんだぜ?なのに被害者が村の敵に位置するからってそんなの──
「ただの偶然でしょうか。それとも人の意志によるものでしょうか。あるいは、……本当の崇りなのか。
オヤシロさまの崇りの謎とは、その点に集約されます」
「警察……」
長門がポツリとこぼした。警察?
「あぁ、そうでしたね。先ほど言い忘れたんですが、涼宮さんが帰り際に警察の方につかまってました。
といっても逮捕ではなく、任意にお話を聞きたいだけみたいだそうですが」
警察がハルヒに何を聞くってんだ?あいつとうとう何かやらかしたのか。
「そういう訳ではないようです。校門のところで少し立ち話をしていくというので、僕たちは先に帰らされました。
たぶん明日、何の話か教えてくれるかと思います」
なら大した事じゃないのかもしれないけどな、大した事になる前にオヤシロさまの崇りからは手を引いた方が
いい気がするんだ。個人的直感というか、そういうものが警鐘を鳴らしてる。
「かもしれませんね。でもSOS団入団についてはどうするつもりです?」
「……そこなんだよな。昨日はSOS団の入団に話を持っていけたところはよかったんだが。まさかハルヒの
やつがこんな厄介な問題と結びつけてくるとは思わなかった」
俺は窓の外に視線を移して考え込もうとしたが、朝比奈さんの不機嫌そうな声色に引き止められた。
「別に平気なんじゃないですか、キョンくんがSOS団に戻れなくても。ループさえ終わらせられたら、
脱出できると思います」
えっと、朝比奈さんのご意見を否定するつもりは全く無いんですが、俺がSOS団に戻ってこなくても
いいなんて、そんな寂しいこと言わないでくださいよ。
涙腺がゆるみそうな俺をよそに、古泉がやわらかい口調で聞き返す。
「と、おっしゃいますと?」
「よく分かりませんけど!あたしはそう思いますよ」
朝比奈さんはそう言うと、それ以上の質問は受け付けないという顔で、そっぽを向いてしまった。
とりあえず、俺の方で調べるわけにはいかないんで、SOS団はハルヒが暴走しないように気を回しつつ、
もうしばらく様子を見ることにした。
一段落したところで「それじゃ、あたしは先に帰りますね。明日の準備もあるし」と、朝比奈さんは
ツンとしたまま席を立って行ってしまった。
朝比奈さんが去ると、古泉は爽やかさを残したまま困ったような顔で肩をすくめる。
「なにか彼女の機嫌を損ねるようなことを言いましたかね、僕は。どうも嫌われてしまったような気がします」
朝比奈さんがお前を恋愛的な意味で好きではないことは保証しよう。これから先もそのような感情を抱くなんて
間違っても無いこともな。だが、嫌われてるわけではないと思う。俺は朝比奈さんの無愛想な態度の理由として
思い当たることを説明した。昨日エンジェルモートで聞いた朝比奈さんの話を。
「なるほどそうでしたか。そんな話をしていたとは……僕たちは信頼されてないのですかね。少し寂しい気がします」
僕たち、の中に俺は入ってないぞ。俺にだけは話してくれたからな。と、まあそれはいいとしてだ。
信頼……というより、朝比奈さん自身の様子がおかしいように思えるね。
「有機生命体共生型情報生命素子が空気分子間を拡散的に伝達する方式によって朝比奈みくるに吸着している。
当該情報生命素子の活動により朝比奈みくるの思考が制御されている可能性がある」
どういうことだ?
「そういうこともあるんですか?だとしたら……」
「ある。昨日の時点で竜宮レナにも同傾向の思考阻害が確認された」
レナの様子も変だった。で、どういうことなんだ?
「おそらく私たち全員に同様の情報生命素子が伝達している。ただし生命体の態様によって活動状況が変化する上、
異常動作の傾向にも差がある。したがって、保有が認められても必ずしも異常動作をきたすとは限らず、また、
その傾向から保有の有無を判断することはできない」
最近、俺の質問はスルーされる傾向にあることは分かるんだが、長門の言ってることがイマイチ分からん。
「つまり、朝比奈さんの様子がおかしいのは、ウィルスのようなものが原因だというのです」
古泉が補足する。そんなことがありえるのか?レナもそうだってのか?
「そう」
人の機嫌とか、そういうものを変えちまうウィルスなんてどうにも信じられんが、長門が間違ったことを言うとは
思えない。だとしたら、朝比奈さんやレナだけじゃなくて梨花ちゃんも──何かに取り憑かれたようにハルヒを
諭したあの梨花ちゃんも、言葉通りそのウィルスに取り憑かれてたってのか?
団員会議を終えて家に帰り、夕食後にまったりしながら考える。オヤシロさまの崇りといい、妙なウィルスといい、
この村には何かあるんだ。その見えない何かに推理を巡らせようとしたところ、電話のベルがリビングに鳴り響く。
受話器を取ると、相手は梨花ちゃんだった。
『キョン、助けて欲しいのです。沙都子がまだ帰ってこないのです……』
そう言われて古泉の話を思い出す。ハルヒが「今日あたり誰かいなくなってもおかしくない」と言ってたって?
どういうことだよ、ハルヒ。
新作キター!
情報生命体路線か。
長門がみくーるに襲撃されて致命傷を負い、肉体の再構築を阻害されて死亡
部活メンバーもSOS団も全滅エンド
鉄平登場の予感!
てっぺいは死んでるぞ
このSS楽しむ為にハルヒ読もうと思うんだが、最低限何を押さえておくべき?
アニメは全話見てるから、いきなり消失読んでも大丈夫かな?
ひぐらしの方はアニメ・ゲームともに全部消化済み。
大丈夫じゃない
流石キョンだ。
ひぐらし円満解決の秘訣(誰かに相談して情報を得る)をしっかり実行してる。
朝比奈さんのみくーる化についてもちゃんと古泉たちに話してるし、そのおかげで原因も分かった。
これでキョンが疑心暗鬼に陥る可能性はぐっと減ったわけだ。
まあ、キョンだったら針入れられようが、拷問部屋連れて行かれようが、思考停止しちゃって逆襲とか考え付かないだろうけど・・・
場面場面にあった原作ひぐらしの音楽かけながら文読むと凄い盛り上がる
沙都子が帰ってこない話か・・・
原作でも読んでて辛くてかなわんのだわ・・・
>>846 憂鬱。
面白かったら以降発刊順にどうぞ。
原作序盤の圭一は、頭の回転が早すぎたり、困難に立ち向かう勇気があったのが
逆に殆ど全部裏目に出てたからな…
その点キョンはもうフリーズしてるし流され体質だから大丈夫w
ここと古畑スレが楽しみになっている俺ガイル。
854 :
メロン名無しさん:2006/10/26(木) 15:53:06 ID:J+3YOFLj0
更新してたのかww
一気に20レスぐらい伸びるのが難点だけど、話は聞いてて面白いww
圭一は一部の状況下においてはかなりのスペックを発揮するからなぁ
キョンはどんな状況下でも平凡
その代わりにキョンがルールXに囚われることは絶対になさそうだ
ハルヒは案外グギャる危険性があるんじゃないかと思ってみたり。
おおっぴらな反面、結構本音を言わなかったりもするし
(孤島でもキョン達が犯人だと推理したのに黙ってたのとか)
他のSOS団メンバーは隠し事だらけだし(圭一含む)
今更気づいたけどキョンは「」付きで台詞喋る時と
地の文のまま喋る時と両方あるんだな。
最初にネタ書いてた人はもう書いてないの?
俺、携帯厨だから読み返すのが辛くて(^-^;
35氏のこと?
ほんとの意味で最初っつーと、1なんだよな。
今でもこのスレ見てるのか。
梨花ちゃんの話によると、沙都子がおつかいから帰ってこないので、心配になっていつも買い物
するような店や、近所の家などを訪ねて回ったが見つからなかったらしい。いくつかの惣菜屋では
沙都子を見かけたと言われたが、その後の足取りは分からなかった。自分が探してる間に神社に
帰っているかもしれないと戻ってみたものの、その期待は裏切られただけだった。一応、警察にも
言ってみたが、まだ事件というわけでもないし、とりあえず気をつけて巡回を行うという返事しか
もらえなかった。ということだそうだ。
もう夜9時を回っていて、沙都子と別れてから5時間は経っている。いくらなんでも買い物に
かかる時間じゃない。
『キョンのところにはいませんですか?』
「んー、家には来てないが、魅音やレナには連絡してみたか?」
『魅ぃは電話に出なかったです。レナはまだです』
「あぁ、魅音はバイトだったっけ。で、どうする?探しに行くなら手伝うぞ」
『それはありがたいのですが、もう探しても見つからないと思います』
「そんな、他に沙都子が行きそうなところは無いのか?」
『一つだけ……でも、そこにいるなら行方不明じゃないから……』
「そうなのか?ほんとに大丈夫なのか?」
『後でレナに電話して、もし探しに行くならまたキョンにも連絡するです。
み〜……、申し訳ないのです』
「気にするなよ」
『明日、学校が終わったら、もう一つの居そうなところに行ってみるです』
「分かった。俺も行くよ」
『ありがとうなのです』
そう言って電話を切った。
何だろう、非常によくないことが起きるんじゃないかという予感。
その日はもう家に電話はかかってこなかった。
次の日、学校へ続く道で、レナと魅音にも沙都子の話をする。あれからレナの家にも連絡が
あったようで、顔をあわせた時からずっと心配そうなままだ。魅音もまた、沙都子の身を案じて、
今日は部活中止で探しに行こうと言った。
教室に入ると、やはり沙都子の姿は見えない。梨花ちゃんは完全に気落ちした様子で一人席に
座っていて、俺も、トラップの無い教室を寂しく感じた。
授業が終わると、梨花ちゃんが周りに集まってきた俺たちに告げる。
「沙都子の……実家に行ってみるです。昨日あちこち探したので、いるとしたら、もうそこしか
ないと思います」
実家って、梨花ちゃんと暮らす前に住んでいたところ?
「うん。ずっと別居していた叔父さんが帰ってきて、連れ戻した可能性があるからね。でも……」
「また去年みたいなことになっちゃうのかな……」
確か叔父夫婦から虐待を受けていたと、昨日魅音が説明してたな。でも、そんなんだったら、
逆にこっちが連れ戻せばいいんじゃないか?
「法律とか、そういうのがあって、そう簡単にはいかないんだよね」
そうか。まぁ、とりあえず行ってみるしかないだろう。というわけで、俺たちは4人でそこに
向かうことにした。
沙都子の実家に着くと、ドキッとさせられる光景が待っていた。
立ち入り禁止の黄色いテープが家の周りを囲んで、警察官らしき人たちがうろつく。おい、
沙都子に何があったんだよ!?
梨花ちゃんが小走りで近寄って、テープに書かれた文字を無視してくぐり抜ける。
「あっ、コラっ!!」
警察官らしき人に制止されると、珍しく声を張り上げた。
「何だこれは!どういうことなのだ!!」
すると、一人の体格のいい刑事と思われるおじさんが梨花ちゃんのそばに来た。
「おやおや、どうなされました〜?」
「大石!!これは何だ!」
「あれ、古手さんじゃないですか。ダメですよぉ、勝手に入ってきちゃ。大したことじゃあ
ありませんよ。興宮のチンピラが一人殺されましてねぇ。それがこの近くで死体が見つかった
ものですから、そいつの実家に手掛かりが残ってないか調べてるんです」
「殺された?叔父が?じゃあ沙都子はどこにいるんだ!!!」
「沙都子とは北条沙都子さんのことですか?彼女がどうかしたんですか?」
普段からは想像もつかない梨花ちゃんの興奮ぶりに、しばし呆気にとられてしまったが、
やがて梨花ちゃんは落ち着きを取り戻して刑事に伝えた。
「……沙都子が、昨日から帰ってこないのです。ここに居なければ、もうどこにいるのか……」
「失踪なされたということですか?んんん、ここは北条沙都子さんの実家でもありますからねぇ、
なるほど。ではこちらの方で捜査しておきましょう。お〜い熊ちゃん、興宮署に連絡入れといて!」
「叔父は何故殺されたのですか?」
「んー、ちょっとまだ分からないんですがねぇ、興宮で同居していたと思われる間宮リナという
女の足取りが途絶えてまして。どうもその女が園崎さんとこの組と、何やらいざこざがあった
らしいとのことなんです。ま、その関連でしょうか。ねぇ、園崎さん?」
刑事が魅音の方に視線を移すが、魅音は表情一つ変えずに無言で刑事を見ていた。
「どうした、レナ?」
レナが遠くを眺めるような顔のまま固定されていたので、ふとたずねる。
「……え?……あ、うん。何でもないかな。……かな」
どうしちまったんだみんな。ここでも俺一人、周囲の事情と状況についていけずに、
取り残されてる感じだが、もはやそれにも慣れてきた。
ただ一つだけ分かるのは、結果的に、今年も一人が死んで一人がいなくなったという事実が、
残酷にも突きつけられたというわけだ。
TIPSを入手しました
≪北高文芸部室にて≫
「あれ?みくるちゃんは?」
「……まだ来てませんが」
「そう、珍しいわね。詩音も昨日から来てないのよね」
「ところで涼宮さん、昨日は大丈夫でした?」
「昨日?」
「ええ。警察の方がお見えになってましたが」
「あー……ああ、あぁ。ん、大丈夫ダイジョーブ。何かちょっと、人探しとか、そんなの」
「そうでしたか。突然警察が来たものですからビックリしましたよ」
「ごめんごめん。ところで圭一、あれから魅音とはどーなのよ?」
「どうって?」
「電話番号ぐらい聞いたんでしょ?デートの約束ぐらいした」
「ん?電話番号は聞いたけど、デートの約束は……というか、まだかけてないしなぁ」
「ちょっと!何やってんのよ!!ダメよ、早く誘ってあげなきゃ!!」
「えぇ!?そう……か!?」
「そうよ。あたし思うの。魅音てすっごく奥手なんじゃないかしら」
「いやー、結構アグレッシブに見えたぞ?」
「ちっちっち。わかってないなぁ。それはあくまで遊んでる時の魅音でしょ??
じゃあ聞くけど、あんた綿流しで魅音とどれぐらい話した?」
「う〜〜ん、言われてみればあんま話してねーな」
「でしょ!?シャイなのよ、あの子は!だからホントはもっと圭一と話したいと
思ってんのに、恥ずかしいからついつい遊びの方を盛り上げちゃうのよね」
「鋭いですね、涼宮さん。僕もさりげなく園崎魅音さんの様子をうかがってましたが、
時々圭一さんの方を見てましたよ。それで目が合ったりするとすごく嬉しそうにして」
「でしょでしょ!!!??そんな奥手な魅音がよ?圭一を綿流しに誘ったなんて、
すっごい勇気を出したと思うのよね」
「そうなのか?」
「そうなのよ。だから今度は、圭一がその思いに応えるべきよ!!」
「そっかぁ……じゃあ何か誘ったりした方がいいのか?」
「もちろん。今日にでも電話してあげなさい!きっと魅音は喜ぶわ」
「どうしたものですかね」
「……」
「休むこともあるでしょうけど、昨日言ってましたよね。明日の準備があるって」
「異常動作が始まっている可能性は高い」
「探した方がよさそうですが、どこに行ってるのか見当もつきません」
「……」
「とりあえず、二手に分かれて探しますか。僕は興宮近辺をあたってみます。
長門さんには雛見沢の方をお願いしていいですか?」
「わかった……彼にも、連絡が取れたら伝えておいて欲しい」
「ええ、そうします。では、後ほど」
≪標的≫
「朝比奈みくるが動き出しましたね」
「う〜ん。これはちょっとマズイかも。今ループさせるわけにはいかないのよね。
止めてちょうだい」
「はい。抵抗されたり、邪魔が入ったらどうしましょう?」
「あ、殺しちゃって」
「分かりました。涼宮ハルヒの方はどうですか?」
「いま一つ反応悪いかなぁ。刺激が足りないのかしら」
「あのスクラップ帳は効果あるんじゃないんですか?」
「そのはずなんだけど……ま、既定事項なんて殆ど存在しない世界だし、
不確定要素もあるでしょ」
「でも、あと3日ですよね」
「そうね。それまでに変化が無かったら、何とかするわ」
≪竜宮レナの動揺≫
鉄という男が沙都子ちゃんの叔父さんだったなんて驚きだ。
いや、それより問題は何故オヤシロさまは鉄という男だけ鬼隠しにあわせて
くださらなかったのか。私は間違ったことをしたんだろうか。
どうしよう。あの時、なんで死体を抹消しなかったのか……。
きっと、リナを殺すことは正しかったけど、鉄という男を殺すことは
何かが間違っていたんだ。だから鬼隠しの対象にはならなかった。
ごめんなさいオヤシロさま。ごめんなさいごめんなさい。
……落ち着け。死体が見つかった以上、これからどうするかを考えるべきだ。
幸い、警察はトラブルに巻き込まれたと思ってる。下手に工作はしないほうが
いいかもしれない。
それでも、積極的なものではなくても、何かしらの手を打っておこうか。
何ができる!?冷静になれ。考えるんだ
アリバイ……遺留品……、現場に戻るのはよくない。墓穴を掘りかねない。
それこそ愚の骨頂。もっと、こう、私との結びつきを完全に否定できるもの。
だめだ、思いつかない。どうしよう、どうしたらいい……?
こんな深夜に
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更新きたああああああ
空気に馴染めてないことも話の主導権握られっ放しなのも全て淡々と事実として受けとめてるあたり流石キョンだな
鉄平死んどるのに沙都子失踪したのはもしやみくーるたんが暗躍したか…?
長門アボソフラグキターーーーー(゚∀゚)ーーーーー!!っぽいし
いいように追い込まれつつあるレナ萌え
≪標的≫の二人はハルヒキャラ?
ハルヒはアニメしか見てないからわからん。
あぼーん
朝倉と喜緑さんだろうか
沙都子は何処に!?
読めない展開に続きが楽しみです♪
キョンが発症するのは考えられないが
一度発症すると、罪編のレナ並に淡々と手際よくやりそうな気がする
ハルヒ「この中に、オヤシロ様の生まれ変わり、L4発症者、固有結界保持者、時報がいたらあたしのところに来なさい。以上。」
「みー呼んだですかー?」
「なんでございますの?」
「メイド・イン・ヘヴン!」
「やあ、僕は富竹、フリーの機関車さ」
あぼーん
875 :
メロン名無しさん:2006/10/28(土) 15:40:10 ID:Po8JbQEjO
更新オツです。
ちょっと保守しますよ
あぼーん