プリッキュア〜!2

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556楽しい?1/3
―――キンコーン

「帰りましょう、薫」
「そうね、満」

終業の鐘が鳴り、帰ろうと席を立つ満と薫。とその時
「ねえ満!薫!」
と、咲がニコニコしながら話しかけてきた。

「明日皆でネズミーランドに行くんだけど、満と薫も来ない!?一緒に行こうよ!」
「…ネズミーランド?満、知ってる?」
「ここら辺じゃ一番人気のあるテーマパークらしいわ」
「へーそう…興味無いわ」
「そんな事言わないでさ?スッゴク楽しいんだから!ね、一緒に行こう!?」
「しつこいわね…」
と、ドアへと向かいかける薫だが、それを制するように満が口を開いた。

「いいわよ、行きましょ」
「ホントに!?嬉しいなー!じゃあ明日はコノ場所にコノ時間に集合ね!?」
「分かったわ」
そして喜ぶ咲の説明に相槌を打って、二人が「サヨウナラ」と教室を出る。

「満、何で…」
「だってプリキュアの事、もっと分かるかも知れないじゃない…」
557楽しい?2/3:2006/06/05(月) 23:45:31 ID:???0

―――そして翌日

「あんなに並んじゃって、バカみたい」
「マッタクよね。何が楽しいのかしら…」

アトラクションに並ぶ行列に蔑んだ視線を送る二人。しかしそんな二人を
「ホラ、満も薫もそんなトコに立ってないでコッチに来て並ぼうよ!」
と咲がグイッと引っ張り無理矢理行列に並ばせる。

「まったく、いつまで列に並ぶつもりなのかしら…」
「いい加減にして欲しいわ」
ブーブーと文句を言い合う満と薫。
しかし待てば順番は必ずやって来るモノ。
そしてとうとう―――ヒュー…スプラッッッシュ!!

―――
――


「面白かったね、咲!」
「うん!満も薫もドキドキして楽しかったでしょ!?」
「ま、まあそうね…」
「ちょっとだけね…」

「フフッ、満さんも薫さんも楽しかったみたいね!」
「うん!じゃあ、次あれに乗りに行こう!?」
558楽しい?3/3:2006/06/05(月) 23:47:17 ID:???0

「今日は本当に下らなかったわね」

いつもの様にひょうたん岩に立ち、月光を浴びながら満が呟く。

「そうね…」
同意する薫。だがその後で
「…でも満?」
と、満に静かに視線を向ける。

「何?」
「いつまでそのネズミの耳のカチューシャしてる気なの?」
「……薫こそ、そのマスコットのリストバンドずっと腕に着けたままじゃない」

「……」
「……」

「…まあ、中々だったわね」
「そうね、また行ってもいいかもね」
「…次に行くことがあったらいつかしらね?」
「……明日?」
「決まりね…」



―――そしてまた翌日

「すいません、その帽子下さい」
「私はこのポーチを…」
「お一つずつですね!?ありがとう御座いました!」
559メロン名無しさん:2006/06/05(月) 23:48:28 ID:???0
以上でおしまい

ネズミーランド楽しぃー!