いつからアニメは変わってしまったのか語るスレ

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145メロン名無しさん
>>143
最初はOVAと言えば単発が普通だったのに(まぁ最初のOVAはシリーズものだったがな)
90年代初頭には既にシリーズ物が当り前になっていた。
ただ、かっちりチーム組んでTV局の締め切りに追われて作るTVシリーズと違って
ついつい遅れがちになるんだわ。
全7話をリリースするのに6年がかりなんて作品もあったくらいで、
さすがにこれでは売れ行きも不味い。なにせ高校生が社会人になってしまうくらいで
継続して買ってもらえるかはなはだ不安である。
そこにWOWOWノンスク枠やら地上波深夜枠が登場し、そこで流すアニメの企画として
かつてならOVAシリーズでの展開を考えたであろう企画が持ち込まれた。
これなら放送の締め切りがあるからチームを組んで回せるし、
同時にDVDソフトの宣伝枠も確保できるというもんだ。
てなわけでシリーズものOVAはあんまり出なくなった。
それでも出るのはTVシリーズの続編(ひどい時にはTVシリーズの尻拭いだったり)や
CSが噛んだシリーズ(CSで「先行放送」の名で定期的に放送される。
深夜枠と同じ手法だな結果的には)ばかりである。
結果、単発OVAというものはほぼ絶滅、どうしてもというなら無理に背伸びして
劇場版ということになってしまう(OVAならせいぜい数千万の金が動くだけだが
劇場版となると億単位の金が動く事になる。が、結局の売上はそう変わるものでもなかろう)。

まあ、本来OVAの存在意義の一つだった「TV放送とは一線を隔す作画クオリティ」は
80年代半ばには既に崩壊してたしなぁ。