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音夢
アメリカからのさくらの手紙を破り捨てたりするほど嫉妬深いのも含め
思考が一番子供っぽい=思いが純粋(一番黒いとも言われている部分)
音夢自身が病弱なのもその所為
なぜなら、音夢が弱っているとは純一が優しいので
それを音夢自身が病弱であることを無意識のうちに願っている。
これは純一が他の娘(特にさくら)になびいているときに強く働く
音夢シナリオで音夢自身がドラマティックな恋愛を望んでいた所為で
死に掛けたが、一番の願いは「純一と一緒にいること」だったので
死ぬまでには至らなかった。
サクラが枯れた後、体調が戻るまで夏一杯までかかったようだが
さくらが「願いをかなえるサクラの花びら」を残したが、
病院で知り合った重病の女の子のためにこれを使ってしまう。
さくらが「すぐにでも学園に復帰できたのに」と残念がると
「私が弱ってる時は、兄さん優しいから♪」などと切り返し
さくらをあきれさせた。
ちなみに、この時手紙を破り捨てていた事を白状したが
さくらは気にも留めていなかった様子。
音夢自身が気に病んでいるので、再会したときに埋め合わせをすると約束をかわす。
音夢自身はもともと純一の遠い親戚にあたる。
さくら
金髪や青い瞳など、その外見の所為でよくいじめられていた。
(田端もいじめっ子の一人)
それが初音島の魔法のサクラの発端。
しかし、これにはバグがあってさくらのほんのちょっとした悪い感情
(自分のバカにした相手を悪く思う)さえも現実となって現れてしまう。
この影響でさくらは悪い方に考えないように思考が変わっていく
(考え方が大人になっていく。)
そして、さくら自身、自分が無意識に人を傷つけていることに心を痛め初音島を離れる。
だが、純一にだけは「芳乃さくら」を覚えていて欲しい。
その願いから自分を同じ名前を持つサクラの花が咲き続けるようになった。
夢が現実のものとなりやすい初音島では
自身の努力なのか魔法の力なのか、非常に分かりづらい。
願いが実現しやすいさくらにとっては努力の結果で得たものが
自分の力によるものなのか、魔法によるものなのか、分からなかった。
だから、「何も願わないこと」が願いだった。
しかし、やはり自分の力と魔法の力の区別がつかないさくらは
自身の存在さえも魔法が生み出したものではないかと考えるようになった。
だから、初音島の魔法を解くために帰って来た。
しかし、すぐにサクラを枯らさなかった。
なぜならサクラを枯らしたら、
さくら自身の存在が消滅してしまうのではないかと考えていたから。