藤原はづきはカレン女学院に(・∀・)カエレ!!

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123Happy B&B(1/2)
PM 21:00 河原にて

河原に着いたはづき。そこでは既にはづきを待ち構えていた先客がいた。
「まさるくん……」
「藤原……こんな時間にこんなところに呼び出して」
「うん……まさるくんに渡したいものがあって」
そう言うと、はづきは後ろに隠しておいた包みをそっと矢田に見せた。
「あ……」
「こ、これ、まさるくんに……」
はづきから矢田に、その慎ましやかな包みが手渡された瞬間、二人の顔は見る見るうちに紅に染まってゆく。
「…………さ、さんきゅー藤原」
「…………どうしたしまして」

………………

しばらくの沈黙……少しして、矢田のほうの口が開いた。
「藤原……俺も渡したいものが……」
「……って」
「え?」
「……待ってまさるくん、その前に」
ふと矢田の言葉を止めたはづき。一呼吸置いて、再びはづきから言葉が告げられた。
「そ、その…………今まさるくんに渡したチョコを、その……、私に食べさせて欲しいの!」
124Happy B&B(2/2):03/02/14 20:59 ID:???
「!!!な、ななな藤原おおおまえ……」
はづきから衝撃の告白を受けて、柄にもなく慌てまくっている矢田。そこへさらにはづきの一言
「ダメ…………ですか?」
懇願するはづきの表情に逆らえるわけもなく、
  こくん
無言で頷く。そのまましどろもどろの手で包みを解いてチョコレートを取り出そうとする矢田。
ふとはづきの方へ目をやると……
「…………ぁ」
目をつむって真っ赤になりながら、それでも口を開けてチョコを懇願するはづきの姿があった。
「………………」
…………それを見た瞬間、矢田の中で何かが吹っ切れた気がした。
「藤原……」
矢田は小さく分けられたチョコを取り出すと、それを…………





「!!!」
次の瞬間、二人の影が重なるのであった。


                   Happy Birthday, Hazuki...