富野由悠季「映像の原則」

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3メロン名無しさん
読後感想は読んでないので分からんが、富野良幸という監督について語る。

初期の富野良幸監督は、既存のTVアニメ作法フレームを破壊する事で新機軸を
生み出し、それが人気を獲得する一因となった。
が、ある段階から、破壊する行為が"新しい、良い作品"を生み出す為の所為であった
ことを忘れ、破壊、それも自分の作品のルールを、という事が目的化していった。
結果、ともかく変えなきゃならんという自意識への強迫観念と、変えるという事事態の
マンネリ化、そもそもロボット物という枠から出ないことのマンネリ化、その深層心理下
にある自己を投影したような自意識過剰登場人物だらけのストーリーというマンネリ化、
そういう問題点を大きく孕むようになって、作家監督としては終わってしまった訳です。

尚、良幸の名前で通しているのは意図的なもので、良き監督であった往時を偲んで
のものです。

以上