1 :
Dr.X ◆RYJnY4VaGM :2005/09/21(水) 19:02:08
デザイン診療室のDr.Xです。
日頃デザインについての悩んでいませんか?
何が問題か。どうすれば解決できるのか。
診療いたします。
では次の患者さんどうぞ。
2 :
Dr.X ◆RYJnY4VaGM :2005/09/21(水) 19:03:01
3 :
引用:2005/09/21(水) 19:05:13
あ、ちなみに今日のことなんだが、妹に、
「子どものバレー部の応援旗のデザイン(手描き)をパソコンで綺麗に作り直して」
「この『燃』だけ一文字が書いてある奴の背景を青に変えて。文字は白抜きで」
って言われて、それはおかしいと指摘して口論になりましたが、
デザインできる人から見てどう思います?
4 :
Dr.X ◆RYJnY4VaGM :2005/09/21(水) 19:06:07
コンセプトがわからなければどうおかしいか言いようがな
い。その応援旗のコンセプトは何かね?君は何がどうおか
しいと思ったのかね?
応援=熱い=燃えるという連想から「燃」の字が選ばれた
とすると、背景には慣例的に「赤」が適当であり、「青地
に白」の寒色系ではおかしい、と考えたのか?
甘い!甘い!甘い!それは二流のデザイン思考だ!
1)クールに燃えろ!(心は熱く頭は冷静に)という高度
なメッセージを表したいのかもしれない。
2)実際には赤い炎より青い炎の方が温度が高いので、科
学的により正確な表現なのかもしれない。
3)単に青がチームカラーや学校のカラーであるかもしれ
ない。
青地に「燃」はありきたりでない知的な印象を与えるデザ
インの可能性は秘めている。少なくともこういう風に物事
を縦横斜めから眺めないと面白いデザインにはならない。
いずれにせよ、まずはコンセプトを説明してもらわなけれ
ば答えようがないなー。
5 :
引用:2005/09/21(水) 19:07:19
おばちゃん達(親達)が適当に書いたもので、
明確なコンセプトのない思いつきらしい。
「何でこの字なん?」「ん〜なんか燃えて欲しいからじゃない?」
「元絵は赤背景だけど?」「ユニフォームが青だから青がいいかも、だって」
「(元の色の)黒文字だと、(希望の)濃い青背景では見えないよ?」「じゃ、白で」
こんなん。あえてその三つから選ぶと3)と言うことになる。
青がおかしいと思ったのもほぼ指摘通りで、
実際作ってみると、色と文字の意味が乖離してかなり気持ち悪い。
この旗で応援されたら、心理的に不安になるんじゃないかと思う。
しかし、応援旗なんてのはわかりやすいのが一番だと思うが、
デザイナーの心理としてはパッと見の意味と色を乖離させてまで、
凝ったメッセージを伝えたくなる物なのか?
それを受け取る方もいちいちコンセプトを理解しないといけないのか?
それは中学生のバレー部員に伝えるメッセージとして適当なのか?
自分はごちゃごちゃした物をごっそり削ぎ落とした意匠が好きなので、
好みの問題かもしれんが。
6 :
Dr.X ◆RYJnY4VaGM :2005/09/21(水) 19:08:28
うむ、ではまずはコンセプトを固めるところから始めよう。
1)おばちゃん連中はなぜ子供のバレーの応援をするのか。
2)そもそも子供はなぜバレーをするのか?
話はここからだ。
1は応援して見た方が楽しい。応援した方が子供がやる気になる。子供が
勝つと嬉しいから。相手も応援してるから。・・・しかし、親が騒ぐこと
が本当に子供のためになるのだろうか。身内贔屓は醜い面もあるのではな
いだろうか。スポーツマンシップ、教育的効果はどうだろうか。
2は身心の育成のため。将来バレー選手になってお金を稼ぐため。競争し
て勝つ喜びを知るため。・・・しかし本当にそうだろうか。勝つことがそ
んなに大事だろうか。バレーはそんなに大事だろうか。
こういったことをまず詰めたい。答えてみてくれ。
> 好みの問題かもしれんが。
これが効果的なデザインの一番の敵だ!バカモン以後「好み」「好きだから」
は禁句な。「効果的だから」と言えることのみ検討する。
7 :
引用:2005/09/21(水) 19:09:39
1)親それぞれらしい。それぞれというかバラバラ。
「子どもの部活に何で親が出て行かなきゃならんのか、でも自分だけ出ないと子どもがいじめに…」
「バレーで特待生になって高校受験を楽に…そのためには親が協力を…」
「心身共に健康であれ、勉強だけじゃなくてスポーツも…」
「きゃー!○○ちゃんがんばってぇ〜!すてきよぉ〜!」
「なんであの子がレギュラーでうちの子が補欠なのよっ!許せない!こうなったら…」
応援旗だって「家計が苦しいのにまた金出せってか?」の意見もあるが、
多数決と言う「民主主義的な」w方法で決まったらしい。
2)学校の方針で生徒全員部活動が原則らしい。よって様々。
「何となくバレー部に…」
「バレーが好きだから」
「小学校の時からバレーボールやってたから、今さら違うスポーツで一からってのも」
「やさしそうな先輩に誘われて」
「将来Vリーグに」
「おかあさんがバレー部にしなさいって」
そもそも設問が「おばちゃん達」「子どもたち」に統一した意思があるという前提のようなので、
そこが間違いじゃないかという気がする。
応援旗のコンセプト?
「あの学校、大きな旗振り回してるわねぇ…」
「ウチもああいうの作った方がいいのかしら?」
「ウチも旗がないと、子どもが可哀相じゃない?」
って所が発端らしい。
議案が出れば大して検討せずに多数決にかける。
多数決で決まれば全員従わなくちゃならない。
そこから異を唱えると、子どもがいじめ被害に遭うから流されるしかない。
8 :
Dr.X ◆RYJnY4VaGM :2005/09/21(水) 19:45:22
まさにデザイン的課題だな。
親も子供も目的や意図がバラバラ。それをそのままデザインしても
誰の意志も反映しない、どうでもいいものが出来るだろう。そして
お金の無駄になるだろう。
戦いの旗とはそんなものじゃない!
皆の意志の象徴となるものでなければ、燃えるような闘争心など湧
かない。だから応援旗をデザインするとは、皆の意志を統一して、
目標とするコンセプトを共有する過程でもあるのだ。
「統一した意思があるという前提が間違い」なのではなく、統一し
た意思を旗のデザインを通して作るのだ。
旗を通して、親はなぜ自分は子供達を応援しているか折に触れ確認
するだろう。子供はなぜ自分たちは頑張るのか、確認するだろう。
旗がなびくのを見ることで、苦しいときも「もう一息頑張ろう!」
という気持ちになるだろう。それが本当の「応援」の旗じゃないか!?
そしてこの旗は後輩に代々に譲られていく。それは意志の伝承なの
だ。旗には未来永劫バレー部かくあるべしとの祈りが込められている
のだ。おろそかには作られまい。
9 :
Dr.X ◆RYJnY4VaGM :2005/09/21(水) 19:50:13
また多数決では決して良いデザインは生まれない。誰もいいとは思わ
ない、けど反対もない、どうでもいいデザインになるのが落ちだ。
悪しき多数決主義よ去れ!これは戦後の誤った教育のせいだな。民主
主義とは断じてそのようなものだけではない。「民主的に選ばれた代
表」が権力を与えられて責任をもって判断を行う。これも健全な民主
主義だ。
まずはおばさん連中の中から最終決定権を持つ旗デザイン委員を一人・
二人選ぶことだ。これは多数決で決められるだろ?w
10 :
ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2005/09/22(木) 00:12:10
楽しいかい?
11 :
ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2005/09/22(木) 05:43:46
残念ながら、一般の皆さんは料理や音楽ほど絵やデザにはまず興味自体がないのよ。
しかしそれは罪じゃない。自分が好きだからって相手にソレを強いるのは単なる傲慢。
気持ちは分かるがw
12 :
Dr.X ◆RYJnY4VaGM :2005/09/22(木) 07:32:15
じゃ、相談に来るなよ。w
>>9 旗デザインの最終決定権を持つおばさんが決まりました。
決定権の行使方法は、みんなの意見を聞いて、
なるべく多い意見に合わせるそうですorz
14 :
Dr.X ◆RYJnY4VaGM :2005/09/22(木) 19:47:28
それじゃだめじゃん。w
でもまぁ人を選んだのは良いことだ。前進、前進。
で最初の質問にもどるが、そのデザインが「おかしい」かど
うかは、「何が目的で、どういう効果を得たいか」に照らし
合わせて初めて言えるもの。今の状態ではおかしいかどうか
判断のしようがない。
どういうタイプの旗にするかという方面から考えることもで
きる。
1)「燃」というのは一種のスローガンだから、この手の旗
はきちんと考えないと難しい。本当に「燃」でいいのか。
2)意思統一が難しければ、学校の校章をそのまま使用する
という手もある。それで役割は全て果たす。
3)ユニフォームの学校名のデザインとユニフォームの色そ
のまま使用するのも良いかも。
4)やる気があればバレー部のシンボルマークを新たに作っ
て使用するという手もある。子供が作っても良。
でその旗を振るのは誰?親?控えの選手?
15 :
ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:
○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○
このレスをみたあなたは・・・3日から7日に ラッキーなことが起きるでしょう。
片思いの人と両思いになったり 成績や順位が上ったりetc...
でもこのレスをコピペして別々のスレに 5個貼り付けてください。
貼り付けなかったら今あなたが1番起きて ほしくないことが起きてしまうでしょう。
コピペするかしないかはあなた次第...
○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○