軍事学革命と日本の防衛  

このエントリーをはてなブックマークに追加
279(承前)
 数年前、企業向けに「意志決定支援システム」という仕組みが開発され
普及していきました。
 まさに、平凡なレベル、あるいはレベル以下の指揮官であっても、平均以上
の指揮を行うことができるリアルに必要な情報を末端にまで行き渡らせる
「情報血管」を張り巡らせようと言うのが「情報RMA」の本質であり、あらゆる
ガジェットは、それを実現するための「道具」でしかありません。
 また、それが実現できないのであれば、その軍隊の情報RMAは失敗したと
言っても過言ではないと思うのでありました。

  天才は天才なりに、凡才には秀才並の部隊指揮を約束する。

 戦闘が終わって何年も後の朝食の席では、およそどんなバカものでも軍事
的天才になることはできるでしょう。
 しかし、軍隊が欲しているのは、まさに「その状況のさなかに」「今」
目の前で起こりつつある出来事の本質を把握して、それに基づいて適切な判断
を下す事ができる人間なのであり、そのための情報RMAなのではないかと思い
ます。

※ 上にも書いたのですが、この文章はATさんに何かの他意があったり
 「それは違う」というような意見ではありませんです。
  単にATさんが書かれたような意見に代表される意見を以前からよく
 読んだり聞いたりすることがあって、そのたびに思っていたことを並べて
 みたものですので、そのあたりを勘案いただければ幸いです。

※ たぶん、しばらく帰ってはこられないと思いますが(^_^;、270さん69式さん
 81式さん、こんなもんでどないでっしゃろ?:-p