軍事学革命と日本の防衛  

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173魚花 うるふ
>>165の270氏
話の腰を折るようで大変恐縮なのですが、敵国の海軍力によって
国家の存立を脅かされるに至ったのが、先の大戦でのわが国で
あることは、270氏には無論のこと軍事板の諸兄にとっても
明白である事は間違いないと思うのですが。

アメリカ海軍の攻撃による、日本の海上交通の崩壊は日本の経戦
能力の破壊どころか、国民が生存してゆくための必要食料の確保
さえ不可能にしてしまった訳です。

これは、アメリカ陸軍が想定していた、日本本土での勝利によって
日本に屈服を強いるという戦略ではなく、オレンジプランでアメリカ
海軍が想定していた、海上封鎖によって日本を屈服させる戦略が
有効且つ損害が少ないことを証明したわけです。

日本の国防における海上交通の重要性は、大戦時以上の物となって
います。そして、大陸国家ではない日本は、この呪縛から永遠
に逃れられないような気がするのですが。

軍事革命な話にサッパリついてゆけないので、揚げ足取りなカキコ
ばかりになってしまいます。

(蛇足ながら、170氏のご意見が非常に示唆的と思われます。ペロポ
ネソス戦争で、アテネは陸上から攻囲を受けましたが、アテネと
ピレウスを結ぶ城壁によってその攻囲に対抗できたので、アテネの
艦隊はピレウスから出撃してスパルタの同盟市を荒らしまわる事が
出来、食料も輸入する事が可能でした。アイゴスポタモイでの敗北が
アテネの敗北につながったのは、正しく170氏のご指摘の通りかと)