22日(日)「知ってるつもり!?」特攻の特集だ!

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この無茶苦茶な、作戦とも言えないような作戦に、当時の大西中将の航空隊の搭乗員は従った。従ったと言うより、それしか無いだろうと思っていた、と思う。自分達に技量では、米軍との戦いで戦果を上げるのは難しい。そしてその事は理解できる筈である。従って、ここでまともな戦いをして死ぬのと、特攻して戦果を上げて死ぬのとどちらを選ぶかと言えば、後者を選ぶのではないだろうか。この後の日本の唯一に武器は「特攻」であった。基本的に志願しての出撃と言われていて、それを疑問視する人も多い。しかし、当時は国の為に死ぬのが美徳とされていた。戦前の教育を受けた人のほとんどはそう言っている。皆がその考えだったのかは疑わしいが、そういった教育を受けていた人にとって特攻というのは助け船のようだったのではないだろうか。今の自分の技量ではとても国の為にならない。特攻であれば役に立てるかもしれない。そういった気持ちが大部分を占めていたように思う。従って、戦後から近年にかけて言われているような、何か無理やり志願しなければならないような状況になっていたとかは、あくまで戦後教育を受けてきた人が思う印象であって、当時の人が思っていた訳ではない、と思う。全員がそうであったとは思わないが。