ヨーロッパの剣は…

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 1524年、セジア川沿いで生起した一連の戦闘で、スペインの銃兵は従来とは
全く違う戦術行動をとった

 セジアでのフランス軍は、ミラノの攻囲戦が失敗して組織的な後退を行っていた
 スペインのペスカラ侯とジョヴァンニ・デ・メディチは追撃部隊を率いて
フランス軍を追跡した
 この部隊には、後の龍騎兵のように騎乗したアルケブス兵とマスケット兵が
含まれていた
 フランス軍は側面と背面から繰り返される射撃に対応できなかった
 皇帝軍はフランス軍の反撃を受けても応戦することなく後退し、
フランス軍の経路に沿った別の場所に移動し、そこで隊列を組み直した
 フランスは高名な騎士を含む多数の死者を出したが、規律を維持することにより
後退を敗走に変えることなく、何とか壊滅的な打撃だけは免れることができた

 このアルケブスを攻撃的に使用し、また野戦築城に一切頼らない戦術は
野戦での銃兵戦術の新たな段階を示すことになった


そんだけ