神風特攻隊は有効な戦法だった! パート2

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34特攻無効論
不十分な説明をすると説明不足をついて反論が出るから纏めて行くぞ!
結局負けたから無効と言うのでは無く
必要な戦術課題の達成に貢献していないから無効だと主張するのです
国家に献身した英霊に対してその行為が無意味とされるのは忍び難く
思う訳ですがそれで有功としたならば それこそ感情論です。
純軍事的に戦法が有効であるどうかを計るならば設定された目的を
達成するのに貢献しているかどうかが議論の対象になるでしょう。
敵により多くの損害を与える事によって最終的勝利を得る
という理論で損害交換比を語るのは消耗戦闘に関係しますが
この様な戦闘様式は潜在的戦闘力が充分にある国が行う事で
あって貧乏国が行えば必敗の戦法です。
35特攻無効論:2001/07/13(金) 00:27
防衛戦闘は敵の侵攻を挫折させる事に有ります。
特攻が行われた比島戦や沖縄戦は正に防衛戦闘です
極初期の特攻作戦はレイテ湾に突入する主力艦隊の突入支援であり
その為に敵空母の甲板を一時破壊して使用不能にして主力艦隊の
空襲被害を軽減し艦隊突入の暁には侵攻軍の攻撃力である
沿岸と輸送船に詰まっている物資を焼き払い敵の侵攻を頓挫させる事に
有りました。
特攻の目的は個々の戦果よりも突入する主力艦隊の被害を緩和できるかです。
部隊間の連絡の不備と特攻の戦果に執着するあまり本来の目的を喪失して
主力艦隊が攻撃した残敵に貴重な戦力を突入させる結果に終わっています。
本来の目的を踏まえれば主力艦隊到着以前に発見し突入が出来なければ
作戦を中止して艦隊直援を行った方が余程効果が有ったでしょう。
36特攻無効論:2001/07/13(金) 00:28
沖縄戦でも沖縄防衛32軍の方針が第9師団を引抜いた結果 攻撃力不十分
として水際殲滅の短期決戦から方針を転換して絶対防衛の遅延戦闘で
敵に出血を強いる事で敵の侵攻作戦の長期化を狙い侵攻を阻止するという
方針になったのならば当然 統帥部はそれに合せた作戦を立案する必要があります。
特攻というのは自軍の戦力をすり潰すのと引替に一時的に攻撃威力を上げる
戦法な訳ですからあっという間に戦力を使いきり後が無い短期決戦です。
沖縄防衛軍を充分に説得して侵攻した上陸軍に痛打を与えている間に
敵空母の航空攻撃力を封殺し戦艦の砲撃力を低下させ輸送船の予備戦力を
海の藻屑にする事で始めて特攻は有効に機能すると言えるでしょう。
作戦の成功か失敗かと言う結果論は別にして特攻という戦法が戦術目的を
達成する為に有効に機能するとしたら上記が前提条件になります。
沖縄防衛軍の説得に失敗して遅延戦闘になったとしたら特攻の戦果は
全く空しい戦果です、どれほどの空母を傷つけた所で修理されて復帰し
死体を山と築いても補充が送られてきます、補給線はそのまんまですから。
九州や台湾で主力が壊滅しないように気を遣いながらしぶとく生残り
小規模でもうざったい攻撃を絶え間無く実施した方が敵戦力の分散を
誘引し防衛戦闘に貢献した事でしょう。