神風特攻隊は有効な戦法だった! パート2

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101海の人
 「有効」「無効」って戦争している以上は、「当たった・当たらない」だけ
ではなくて「どの局面」で「何に当たって」「戦局にどう影響を与えたか」では
ないのですか?

 仮想戦記の話をしているのならともかく「カミカゼも通常攻撃も生還できない
ことでは同じ、それならカミカゼの方が最終誘導できて命中率も気持ち高いから
もしかして『食えるかも知れないから』カミカゼは有効」というのは、
「もしかしてxxが実用化されていたら勝っていたかも」と同じ単なる牽強付会
なのではないかと思うのですが。

 当時の戦局から判断すれば、そもそも帝国陸海軍の航空機による攻撃という
もの自体が用兵思想、大本営の方針、敵情などによって、ほとんど戦果を挙げる
ことはかなわなかったわけで、それでもなお航空機による攻撃にこだわるのは
出来もしない敵撃破を夢見て203高地にあたら兵力をすりつぶした乃木司令部と
おなじ愚行なのではありませんか?
 また作戦・戦術からは外れてしまいますが、戦争後、日本という国の思想的
情緒的、社会的基盤となるべき層を積極的に殺すことが、戦争遂行上も有効
なのでしょうか?

 カミカゼで一体何隻、艦種は何が沈んだのですか?
 カミカゼで戦闘の帰趨が変わったのですか?

 戦争遂行上の「有効・無効」論をするのであれば、まずこれが必要なのでは
ないかと思います。

 海の人は、「泣ける話」スレッドで桜花の戦果を紹介して頂いて、それまで
もあまり意味のあることとは思っていませんでしたが、あまりのひどさに積極
的な無効論に変わりました。
 実際に攻撃に赴かれた方には本当に申し訳ないとは思うんですが、あれは
単なる大本営の気休めです。
 それ以上でもそれ以下でもありませんし、そもそも戦闘行為ですらありません。
 自分たちがハラキリしなくてはいけない連中が、他人をハラキリさせて満足
していただけです。