可変翼機について

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196名無し三等兵
航空ジャーナル1985年10月号がF-14特集。
後退角と抵抗急増マッハ数や、遷音速域における後退角と揚抗比、利用包絡線等が載っている。
可変翼案と固定翼案の比較では、
・翼面積 52.5m^2→69.2m^2 33%拡大
・制空ミッション時基本重量 2,230kg、約10%増大
・上昇性能、片発停止時の飛行性能に大きな隔たり

>>177
ストレーキの起源はドラケンのダブルデルタだ。原型初飛行は1955年。
発想、技術が無かったんじゃなくて、他国が気づいていなかっただけ。
スウェーデンという特殊事情に基づく色物扱いだったからな。
ドラケンという実物があり高性能・STOL性能を誇っていたのだから、
ダブルデルタ、ストレーキの効果の研究は技術者にとって義務に近い。
LWF計画のYF-16・YF-17が共にストレーキを備えていたこと、
原型初飛行1969年のコンコルドがOG翼を持っていたことを考えれば、
1960年代後半にはストレーキの効果は他国も気づいていたといっていいだろう。

ちなみにF-14の基となったVFX提案が1969年1月、LWF提案が1972年1月だ。