かつての子供向け戦争本について

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203式戦。
ガキの頃、夢中になって読んだ戦争本に「科学戦太平洋戦争」という
本がある。しかしこれは、日本軍のブッチぎり科学力を誇示するという
恐るべきプロパガンダ、というかブレインウオッシュ全開な本なのです。

見出しだけでも凄さが解ります。
太平洋の王者「翔鶴」・ 空の忍者「新司偵」・ 鉄獅子九七戦車の奮戦
あっぱれげたばきゼロ戦・空飛ぶ砲塔キ109・沈まぬ駆逐艦「雪風」
酸素魚雷・戦艦さいごの日・「最上」対「ヒューストン」・ゼロ戦対スピットファイア
マレー上空敵機なし・ミッドウエーの対決

日本の負け戦はミッドウエイのみ。だいたい「科学戦」を謳ってるのに「幸運艦」雪風
を扱うのはかなりどうかと思うぞ?