リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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>>741
刃は、口笛のような音を立てて男に振り下ろされ、その肩口からわき腹に
かけてするりと通り抜けた。
まるで、熱したナイフをバターに押し当てたかのようだった。

男の口が大きく開かれ、仲間への警告-絶叫を発しようとしている。
だが、二の太刀筋が男の喉笛を掻き切るに及んで、それも果たせなくなってしまった。

「少尉、表はもうだめだ、全員・・・・・・」
けたたましく叫びながら、2人の男が飛び込んでくる。
人影は、無言のまま跳躍し、2人に飛びかかった。
手前にいた太り肉の男、その首筋を一撃でなぎ払った刃は、同じ軌道で
もう一人の口元を切り刻む。

痛みのあまり後ずさったもう一人が、あわてて腰のホルスターに手を伸ばすが、
遅すぎた。
目にとまらないほどの速度で繰り出された白刃に喉笛をつき通され、入り口に倒れる。

すべてが片付いたことを確認した人影-はちまきは、刀を一振りして
菊一文字にこびりついた血をふるい落とし、つぶやいた。

「苦しまずに地獄にいけたんだ。感謝しろ」