リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

このエントリーをはてなブックマークに追加
739245
>>738
ジグザグに走っているおかげで、かろうじて魔弾の顎からは逃れられた。
ドライブインのガラスドアを、そのままぶち破りそうな勢いで押し開け、
中に転がり込む。

先に無線で報告すべきか、それともAKをひっつかんで撃ちかえすか。

男が軍で受けてきた訓練と教育による知識は、こういう場合状況の報告を
優先すべきだと叫んでいたが、魔弾の射手に対する原初的な恐怖、肉食獣に
襲われる獲物として人類が生きていかざるをえなかった太古に刷り込まれた
根源的な感情が、理性を圧倒した。

テーブルの上にある無線機に背を向け、カウンターに立てかけてあったAKに飛びつく。
そのとき、カウンターの奥から人影があらわれた。