リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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>>729
「あんたからこの話を聞いたときは、さすがに驚いたよ」
サングラスはショートホープに火をつけ、深深と吸い込んだ。
そのまま、手にしていた100円ライターで中年男性の峰に火をつけてやる。
中年男性は、片手で拝むしぐさを示すと、真面目な表情になった。
「本音ベースで言ってほしいが、彼らの実力はどんなもんなんだ。情報を自衛隊
サンに流した以上、ウチとしてもしかるべき実績はあげてほしいからな」
「警察庁サンとしては、手の出し様がないからなあ・・・・。気になるのもわかる」
サングラスの口調は、まるではぐらかすかのようであった。
その回答を聞いて、幾分中年男性顔つきが硬くなったのを見て取ったサングラスは、
滑らかに続ける。
「2人の身上調査報告書は、そちらにも渡したはずだ。あれを読んでくれれば、そのへんは
わかると思うが?」
「読んださ。実に興味深い内容だったよ」
中年男性の口調は、普段官能小説しか読まないサラリーマンが、若手文学作家の
「衝撃の実験作」を読了した感想を述べているかのようだった。
「確かにすごいとは思うが。いかんせんたったの2人だからな」
サングラスはショートホープの灰を卓に置かれた空き缶の中に落とした。
「取引の邪魔をするだけなら、あれでも十分なくらいだ」