リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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>>692
出迎えた女の一人娘は、北九州で中学校の国語教師を勤めていた。
幼い頃から聞き分けがよく、勉強も人並み以上にこなせて勝気な性格であった
娘は、少なくとも、大学に入学するまでは女とその夫の宝であり、誇りであった。

だが、娘にとっての両親は、単に疎ましいだけの存在に過ぎなかった。
幼い頃の読書課題で読んだ、反戦平和を訴える童話によっていきすぎともいえる理想主義を
第2の天性としてしまった娘にとって、平和を声高に主張しない彼らは臆病者であり、哀れな
愚か者であったのだ。
そのことを決定付けたのは、娘が高校を卒業する直前におきた、ほんの些細な出来事だった。