リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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544自営業先生ごめんなさい
「おまえの目はスパイの目だ、そうだ貴様は朝鮮の」
嗜虐的な興奮に酔っ払ったあまり、何を言ってるのかわからない幕僚の
オクターブが2つほど跳ね上がったときだった。
「すまんが、三佐。自分の部下が何か?」
二等陸佐は、幕僚の肩を親しげにたたきながらいった。
「何だき・・・・・・し、失礼しました!」
今にも発火点を踏み越えそうだった幕僚は、二等陸佐の顔と階級章を順番に見比べ、絶句した。
「まあ、今はまさしく非常時だからな。部下のしつけがたりなかったよ。すまないね」
そういいながらも、肩にこめた力は緩む気配がない。
鎖骨のあたりに嫌な痛みを覚え始めた幕僚は、あわてて手を振った。
「い、いえ、もうすんだ話ですから・・・・・!ぎ!」
「そうか、それはそれは。じゃ失礼するよ」
二等陸佐は、手を離した。と同時に幕僚は肩を押さえてうずくまる。
鎖骨を折られた痛みのあまり、声も出ないようだ。

廊下を曲がったところで、やおら二等陸佐は振り返った。
同じ動作で三等陸曹の頬にきれいなフックを決める。
ひき潰されたガマガエルのような声を出してふっとんだ三等陸曹に、
冷たく言い放った。
「余計な手間かけさせおって。無知と貧困は人類の罪悪だ」

畜生、いつか殺してやる。
三等陸曹は、生涯3,500回目になる誓いをまたたてた。